それってハクじゃないですか?

昨今の自作シールでよく目にするのは、いわゆる「箔押し」を施したシール。
(買わないでツイッターで見かけるだけですけど)

私は全然詳しくないのですけど、「箔」とは薄い金属風のシートで、
それをシールの上に乗せて型に沿ってプレスするイメージなんですけど
合ってますかねこれ?

旧ビックリマンでいうと、アンドロココのロゴ部分とか
BZHの曼聖羅リングの模様なんかが典型例かなと。
あんな感じで、部分的にメタリックな状態に仕上げる技術ですかね。

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神羅万象シリーズでも箔押しレアがカートンに1~2枚の割合で封入されたり、
通常のキラキラに一段価値を上乗せするような印象を受けますね。

そういえば何年か前に全国各地で開かれたビックリマン原画展の会場で、
金やホロの箔で作られたアートボードが受注生産販売されたことがありました。

当時の私はグッズ集めにも執心してたもので、
この手のものもしっかり手を出しておりました。

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まあ、悪いものじゃないんですけど、別に無くてもよかったかな...。

こちらは商品に同封されていた手紙。

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「同じものが二つと存在いたしません」と書かれてますけど、
絵柄がシンプルだからそんな明確な違いはそもそも無いのでは?(笑)
1枚15000円の価値があるのかどうかは何とも言えないところです。
(今なら絶対買わないな...)

一方こちらは神羅万象のカードダス

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元がカードなのにさらにトレカにしてどうすんだという声はさておき、
レアリティによっては名前やパラメータ等に箔押しがされています。

特に、2弾には2種類のシークレットが存在するのですけどこれが曲者でして...。

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キャラ名・紋章の部分とパラメータの部分で別色の箔を使っており
箔の色は確認できるだけで赤・橙・黄・青・緑・紫なので、計36通りの組み合わせ...。
濃い青と薄い青があるような気もするし、赤と紫の中間もあるように見えるので
実際にはもっとバリエーション多いのかも。

このカードダス全然売れてなくて、捨て値で売られてたのを何箱も買ったのですけど
まあ揃わない揃わない
納得いくところまで揃えたという人はいたのでしょうか。

それにしても、何のためにこんな複雑な仕様にしたのだろう...?

シルエッシュと共に消えた姫

25弾パート2は、当初ギャルジャーやオリンが再登場すると予告されていましたが
実際にはどこの馬の骨とも知れないポッと出のヘッドが出現して、
大いに落胆させられたものでした。

25弾パート1では、シール裏にシルエッシュに乗る12キャラが描かれており、
その面々がそのままパワーアップすると考えていた人が多かったと思われます。

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ヤマト、牛若、ダンジャック、フッド、ピーター、一本釣、
オリン、オズ、コッキー、超光子、聖宝ポップル、ジュリエイト

この12人のうち、再登場したのはヤマトJ、オズ、コッキーら6人だけ。
牛若らは26弾でパンゲアクターとして登場しましたが、オリンは出ずじまいでした。

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「お姫様のようになるらしい」とまで言及されていたオリンが何故出なかったのか。

印刷までされたが廃棄されたという話が当時の写真週刊誌に載った...なんて
噂されたこともありましたが、今に至るまでそれを裏付ける情報は見つかっていないので
週刊誌の話はデマだと思われるものの、直前まで「出る」と言われていた話が
どこでひっくり返ったのかが非常に気になるところです。

25弾パート1の発売当時、「ビックリサマーパック」というセット売り商品が
スーパー等の店頭で展開されました。(参考
私が個人的に25弾を最初に手にしたのはこのサマーパックとしてだったのですが、
この中にはチョコ10個のほかに紙製の下敷きのようなシートが封入されていました。
注目すべきは、このシートには25弾パート2ヘッドの線画も掲載されており、
この時点でもう聖かもごんらが発売されることは決まっていたということです。

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シールの新弾の作成は、なんだかんだで1~2か月程度はかかるでしょうが、
反後博士がコロコロ誌面等で25弾パート2予告発言をしていたころには
もうオリン姫じゃなくうりこ姫になることはわかっていたんじゃないでしょうか??

そんなことはなく、本当にインタビュー時点ではオリンを出すつもりだったなら、
相当慌てて差し替えるような事態になっていたんじゃないかと...。
マルコ編を打ち切って26弾から新シリーズを始めるという大ナタを振るうには、
25弾パート2時点で牛若やオリンを出すのは都合が悪かったんでしょうか?
オズやヤマトJのアクア層での姿を見る限り、同じようにオリンや牛若らを出しても
別に不都合は無さそうに思えますけどね。

それに、王三年寝太やスーパーカムイがマルコ編を締めくくったわけでもなく、
むしろ混迷を深めただけなので、やっつけキャラにしてもひど過ぎる展開です。
新キャラを一から作る時間が無くて、以前作った没キャラを引っ張り出したと
言われたほうがしっくりきますよね。

かつて私がグリーンハウス本社を訪問した際、このあたりのいきさつを質問したのですが
米澤さん兵藤さんは全く覚えてないと仰ってました。
http://kyutabm.sakura.ne.jp/blog/2007/10/post-658.html
私が想像したようなドタバタ劇があったなら、何かしら印象に残っていそうなんですけどね。

結局、オリン姫のシール化は超元祖31弾完全編まで持ち越されることになりましたが、
いつかこの話の真相が明らかになる日は来るのでしょうか?!

ヒールVSベビーフェイスシール?

80年代のおまけシール黎明期、世の中はプロレスブーム
馬場・猪木が活躍し、テレビでもゴールデンタイムにプロレス中継があった時代。
そのせいか、ビックリマンでもプロレスを意識したキャラが頻出した時期がありました。

ゴッドマングース、ミスター助っ人、妖怪スネーク魔人の3すくみはもとより
お邪魔王のメイクはウォリアーズっぽいですし
十字架天使の衣装も女子プロ由来と思われます。
ニンニク満助はキン肉マンからですが、キン肉マン自体がプロレス漫画ですし。

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2弾でも、タコイカ天女とダンプ魔重がモロに女子プロモチーフですね。

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...と書いたところで、3弾以降何故かプロレス関連のキャラはぷっつり居なくなります。
プロレスに偏りすぎだというクレームでも来たんでしょうか?
(単にネタ切れかもしれませんけど)

その後、他社からプロレスモチーフのおまけシール商品が発売されて人気を博すのですが
それはまた別のお話...。

消えかける蔵!王

10弾で登場した遊撃神1/3の3人は11弾で有限時増力神童として再登場しました。
その後、19弾ではロックンとイージーの二人だけが再々登場してましたが、
残るチャックンは18弾で「鉛岩王」として先行登場していたとされています。

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「レッドロックキング」ならチャックンよりロックンのほうが適任な気もしますが、
ともあれ3人組はちゃんと3人とも前線で頑張っていたというお話。

ところで、同じく11弾で登場した次界必達天使のうち
アローエンジェルと聖金太魁は19弾で再登場しましたが、
残る橋かける蔵王は登場しませんでした...。

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奇しくも11弾で同じすくみだったチャックンと揃ってラインナップ落ちと思われましたが、
実はチャックンがいたというなら蔵王だってどこかでこっそり再登場していたのでは?!

ということで18弾の天使の面々を見てみますと、候補は以下の5人の王
角シン王、鉛岩王(済)、ウォー王、ショウシャン王、ボス王

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ショウシャン王はレディース聖ボットということで、まあ無いでしょう。
ボス王は裏書で金太魁に触れているのが気になりますが、単に相撲つながりと判断し除外。
残る二人も、どう贔屓目に見ても橋かける蔵王と同一とみなすには無理があります。
そもそも橋かける蔵王のクセの強い見た目をごまかすのは難しいですね...。

メタ的に考えると、本来は必達天使&増力神童のコンビが3組とも再登場する予定だったが
枠を占有しすぎるとか他のキャラをねじ込む必要が出たとかで、枠が減らされたのでは?
ぶっちゃけ鉛岩王=チャックンは強引な後付けではないかと。
(ドン桃太や一寸アタックが必要な面々だったかどうかは議論の余地がありますが)

まあ、聖魔和合の節目の弾なので人気天使を再登場させようという発想が先にあって、
十字架と金太はすんなり選ばれたのでしょうが、蔵王はそこから漏れたのでしょう。
ロックとイージーは11弾の腐れ縁での抜擢だとしたら一応納得できるかと。

まあ、超元祖31弾完全編では十字架・金太と並んで再登場が叶ったので
それで良しとしましょうかね(何が??)

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そういえば、34弾で水かける蔵!王のリブートキャラが登場していましたが...


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...ちょっとだけウォー王に似てるような?!

隠された卵を探して

そういえばこの時期はイースター(復活祭)でしたっけ。
ハロウィンほど定着してないですけど、ちらほら目にする機会は増えてますね。
詳しくはわからなくても何となくお祭り騒ぎのキッカケというだけで
商機に繋げたいいろんな層の思惑があるのではと思ったりします。

復活祭と言えばキリストが磔刑に処されてから三日目に蘇ったことを祝うものですが、
イースターエッグと呼ばれるカラフルな卵(あるいはそれを模したお菓子)のほうが
イベントのメインという感じもしますね。

さてBMで復活と言えば、真っ先に思い浮かぶのがアンドロココでしょうね。
私もかつてロココ=キリストという説を何度か書きました。

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それらを含めてざっと書き出してみますと...。

・アイソーン帯(額のイバラ)
・プロスパラ如意(プロスフォラ=聖体とされるパン)
・警聖星(知らせる星)
・四尾ラッシュ(キリストは鞭で39回打たれたという)
・聖架輪(風車はイエス降誕のモチーフの一つ)
・消滅してから復活まで3弾(13弾⇒16弾)→3日
・15弾天使の持つ「聖枝」(復活祭の一週間前は「聖枝祭」とされる)
・そもそも十字架モチーフの武具
・そもそも聖神子(神の子)
・そもそもフェニックス(復活・再生の象徴)
・若神子を次界へ導く存在(弟子を集めて楽園へ導く存在)
・曼聖羅(異教徒)との戦い
・聖マリアと深い縁(サタンマリア⇒サンタマリア)
・アンドロとはギリシャ語で人間・男性のこと。キリスト教の三位一体に通じる?
・次界案内古師(星を頼りに王のもとへ導く東方三博士)
・聖箔シェル・次創聖衣錦・騎蹄ストーン(東方三博士の卵&くるむ布、馬小屋)
・巨方舟(ノアの箱舟...聖書つながり?)
・復活後、昇天

とまあ、枚挙にいとまがないぐらいです。
どの時点からこの構想があったのかはわかりませんが、
かなり明確に意識して設定されていることは確かですね。
もっとも、知らなくても本編には何の関係も無いお遊び要素なので
ゲームやプログラム業界で言うところの「イースターエッグ」に近いかも(笑)

そういう意味では、35弾の聖凰ベンヌダルクがカラフルな卵を手にしていることも
非常に意味深な設定なのですが、果たしてどんな意図が隠されているのでしょうか?

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Imagine Wit

かつて「新まじゃりんこシール」の一枚にこんなのがありました。

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いやー、攻めてますねえ。
大らかな時代だったんですねえ。

ところで悪魔VS天使シールでもこんなキャラがいました。

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21弾天使「イマジウィッ統」

誤情報に踊らされて戦況を悪化させるダメな天使なのですが、
こいつの裏書には...

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「穴に入(はい)る人等(ひとら)がねえ」

攻めてますねえ~。

黒船襲来?

黒天魔界の魔王子としてドラキュロスが誕生した際、
破断層から魔漆黒船が飛来してドラキュロスをエズフィトへ誘いました。

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エズフィトは以前は緑豊かな王国だったのが、今は衰退し
当主の魔妃クレオクスが新たな王を探していたとされています。

エズフィトはアクア層の源流に位置するとされていますが、
その発祥や正確な場所はあまり語られていません。

ですが...。

破断層って、時空のトンネルみたいな場所ですよね。
アクア層も同じく、時空を超越するエリアだと言われています。
エズフィトって、実は全く異なる時代から来てたんじゃないでしょうか?

エズフィトはその名の通りエジプトが元ネタだけあって
見た目だけで関連しそうなキャラはちらほらいるのですが、
ひかり伝で最初にエズフィト関連が疑われたのは天助篝びな
つまりこの時代に既にエズフィトが存在していた可能性がありました。
(誰がいつ建国したかはさっぱりですけど)

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そののち、ひかり伝聖魔暦では聖幻マミーやパピル守といったエジプト的キャラが頻出し、
ひかり伝聖魔十戒ではクロノズーの化身らしきクロノファラ王が登場したりしました。
エズフィトとの関連は明確にされていませんが強く影響していることは確かなので、
もしかしたらこのころがエズフィトの繁栄のピークだったのかもしれません。

で、クロノファラ王がアネナディアに敗れたとか何とかでエズフィトも衰退し、
その後ひかり源層紀の時代から破断層を経由して
一気にマルコVSブラックゼウスの時代へ手を伸ばしたということは無いでしょうか?

話は飛びますが、ひかり伝の時代に既に存在していた「魔性般若パワー」
魔妃ネロクイーンにより凍結状態から解放され、意志を持つようになり
自らネロの名を名乗るようになったと言われています。

エズフィトがこの流れをくんで魔性般若パワーを太陽のように崇める世界だったなら、
般若パワーの後継者を求めて時代を飛び越え、ドラキュロスに巡り合った可能性も??
魔漆黒船の元ネタ、クフ王の「太陽の船」は王の魂が現世に戻ってくるためのものだそうで
エズフィトからすれば王の魂=般若パワーを取り戻したという形かもしれません。
そもそも魔漆黒船の船首に魔肖ネロ像がくっついているのも、
エズフィトにネロ信仰があった証かも...。

ネロクイーンもクレオクスも「魔妃」なのは偶然なのか、それとも???

クイズ!ヘクサゴンII

そういえば、22弾パート2ヘッドのベイギャルズギャルジャーの変身について。

プリズムが緑から赤というのはヘラクライスト同様パワーアップ感の演出でしょうけど、
注目すべきは名前のアルファベットを囲む枠の形

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〇から六角形へ。

これは何を意味しているでしょう?

正解はみんなで考えてね!

ヒント...ギャルジャーの角には悪魔の因子が詰まっているとかヨ?!

クイズ!ヘクサゴン

聖霊牛若の源片録(ルーツパーツメモリー/老天使像)の教えによると、
かつてない強敵である創聖巡師に対抗するには
「一六角星包囲型(いつヘクサゴンスターサラウンドモデル)」という
神帝6人が一人の巡師を取り囲む陣形で戦えばよいそうです。

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ここでクイズ。

六角星とはいかにも悪魔っぽい形ですが、その理由は何でしょう?

元来、6は天使にとって不吉な数字です。

6聖球はサタンマリアに奪われてしまうし
6聖卵はブラックゼウスを出現させてしまうし
6魔極からは魔肖ネロが生まれてしまうし
7神帝は無縁ゾーンで一人減って6人になってしまうし
パンゲラクシーは6つに分裂してしまうし
いいことはほとんどありません。(個人の感想です)

そもそも悪魔ヘッドの頭上に浮かぶ無限魔念星の形が六芒星ですから
六角星は悪魔の象徴ともいえる形ですよね。
それをあえて天使の陣形に取り入れる意味とは何なのか。

おそらくは、曼聖羅との戦いは天使単独では勝てない。
悪魔の力も含めてようやく太刀打ちできる、ということで
六芒星の陣形を取ることで疑似的に悪魔要素を取り入れたのではないかと。

かつて聖神ナディアは、曼聖羅に対抗するために天使と悪魔を争わせたわけですが
一方で曼聖羅は天使・悪魔が敵対せず一丸となっている世界。
創聖巡師の聖被膜変化は天使・悪魔両方の力の表れとも言えますし、
彼らの頭上の羅環は聖魔両方のシンボルを合わせたようなデザインです。
よって、これに対抗するにはこちらも聖魔両方の力を合わせる必要があり、
仮に天使だけで戦う場合でも悪魔の陣形を取ることで力を得られるのというのが
例の陣形なのではないでしょうか。

となると、この陣形にアリババが含まれないのは
聖魔のバランスを取るために悪魔寄りの天使が居ては困るってことだったりして??

ネタに魔重レス

例えば縁縄如天と静女天が姉妹というのは公式に言及されています。
あるいはチャックン神童と鉛岩王が同一人物というのも
「31の謎解明」で明らかになってます。
このように、実は隠されていた関係という事例はたまにありますけど
(後付け臭いのもありますが)
私が以前から気になっていて公式では語られていないものに、
この2キャラの関係がありまして...。

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ダンプ魔重と魔重低音。

顔のパーツの類似もさることながら、名前の「魔重」も同一ですし
まるで無関係とは思えません。
しかし私の知る限り、同一人物とも兄弟姉妹とも言われたことはないはず。

そもそも魔重とは何なのか不明なんですけど、
元ネタのダンプ松本の体が大きくて重たいことや、
裏書きにもある「魔重だぜ=マジだぜ」が由来でしょうか?
そこにきて7弾で「重低音」の悪魔として魔重低音のデザインを決めるにあたり、
魔重つながりで共通点を持たせようと考えたのかもしれません。

しかし魔重低音の裏書きでは全く関連性が示されてないので、
もしや反後博士も知らないままグリーンハウスの遊び心で作られた可能性もあったりして?

転生するためのスライムだった件?

15弾の5神帝はスピルーツという、スライムなのか何なのか形容しがたい
動物をかたどった物質を持っていますよね。
ヤマト爆神の頭上の積星が分裂したものとか言われているアレです。
Spirit(魂)+Roots(根源)とは何とも意味深な名称です。

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次界第2域「智道」の巨孔に飛び込んだ5神帝は、無防備聖体となり
「聖幼時体験が浮かぶ」とか「幼聖体の己を見る」といった体験をしたそうです。
今にして考えると、これってルーツ伝に登場した「天霊牛若」などのことかもしれません。
彼らがグレートサラオで誕生してから天聖界8聖源で若神子として再誕するまでの記憶が
巨孔の中でスピルーツを通じて流れ込んできた...とかでしょうか。

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そんなストーリー的なところは今回はさておきまして...。

スピルーツにはそれぞれ名前が付けられていまして

聖霊牛若はヘビをかたどった「自安(じゃん)」
聖遊男ジャックは鳥をかたどった「ギャル」
聖幻ピーターはイカ?をかたどった「ウニフ」
聖豊フッドはウサギをかたどった「ウビット」
聖界一本釣はトビウオをかたどった「ギョンボウ2(ツー)」

で、この名前の元ネタを調べてみようというのが今回のテーマです。

自安(じゃん)は蛇(じゃ)から。
ギャルは英語でカモメを意味する「gull」から。
ウビットは「卯+ラビット」から。
ギョンボウ2は魚(ぎょ)+「ぼう(魚の意味)」。マンボウの語源は丸い魚という説があるとか。

で、残ったウニフが曲者なんですけどね...。
そもそもこれ、イカなのかアシカなのかプラナリアなのかという有様。
シール裏では「超速泳スピルーツ」とあるため、海獣系や微生物系ではなさそうなのですが
イカだとしても「ウニフ」とのつながりが全然見えてきません。

ここで発想を転換して、こんな説を考えてみました。
イカは漢字で書くと「烏賊」
「烏賊」の「烏」は「ウ」と読みます。
「烏賊」の「賊」は盗賊の「賊」で、英語では「thief(シーフ)」
これをくっつけると「ウーフ」ですが、当時の裏書作成はタンゴ博士の手書きなので
伸ばし棒がかすれて「ウニフ」と誤読されてしまった

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(参考資料:かつての公式HPから引用)

...なんてこと、ありますかねえ(笑)

ところで、牛若の「自安」の漢字は「自安我楽(じゃんがら)」からでしょう。
長崎県に伝わる民族舞踊だそうで、「じゃん」の音から連想したと考えられます。

ちなみにじゃんがらを並べ替えると「がらんじゃ」となり、
「錬金ガラン胴」やひかり伝初期にたびたび登場した「ガラン蛇ズー」ともつながります。
ガラン蛇が何なのかは実際不明なのですが(単純にガラガラヘビなのかなあ)、
蛇つながりで他にも何か関連あるとしたら面白いですね。

飛び越えるのは種族の壁か

デカネロンの翼は「突然変異翼(ミュテーションウィング)」と呼ばれていて、
「ネブラ環象での新魔命に耐えるべく突出したウイング(?)」と説明されています。

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次動ネブラの環境に適応するため翼が生えた、ということと考えられますが
翼が生えるぐらいこの世界じゃそんなに珍しくないことのように思えるので、
それだけで「突然変異」と言うには大げさな気がします。
とは言え、わざわざシール裏でも言及されるほど重要なパーツだとすると、
何が突然変異と言わしめる理由なのかが気になるところですが...。

それはずばり翼の形状
通常、悪魔の翼はコウモリ型ですけど、デカネロンの翼はまるで天使のよう
デカネロンは全体的に鳥を基調にしたデザインなので見過ごされがちですけど、
よくよく考えてみればこれは異様です。

では何のためにそんな翼を得たのかというと、それこそ「新魔命」遂行のためでしょう。

デカネロンの存在理由は、表向きは天魔界のためワンダーマリアのためでしたが、
その裏で自らの子孫を育成して次の世代に託すという魔命を負っていました。
そのあたりは23弾の「Back To The 魔源歴」シリーズで語られたところですが、
ネロの次系子たるフィニッシャー王は何故か天使として誕生しました。

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おそらくは更なる力を得るため、あえて天使の要素を取り込もうとしたのでしょう。
天使と悪魔の力から強大な力を持つ存在が生まれることは「次代」が証明しています。

ちなみに、ネロン魔球のシールでは袋の中で育つフィニッシャー王が描かれていますが
この時既に彼の背には天使の象徴ともいえる翼が生えています。
一方で同時に描かれているデカネロンには翼が確認できません。
(もともと小さいから見えないだけかもしれないのですが...)

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突然変異翼のパワーでフィニッシャー王を天使化させたのかもしれません。

フィニッシャー王はシャー王の姿を経て、次代サイキュロスとして転生。
更にダークマターの手によりドラキュロスへと変貌を遂げるわけですが、
そこに至る伏線がデカネロン登場時からすでに張られていたのは驚きですね。

たいそうのおにいさん・おねえさん

パンゲ6大層のヘッドの個人名は、登場時シール名としては表記されず
シール裏だったり再登場時だったり、あるいは別媒体の情報で明らかになりました。

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この理由として、パンゲ編開幕にあたり大層名を個人名より強調したかったとも思われますが
私は単純に、シールデザインの発注の時点で個人名が思いつかなかったため、
つまり商品作成スケジュールの都合ではないかという説を提唱してみます。
名前のロゴ部分もデザインの一部なので発注してから完成まで時間がかかる一方、
裏面テキストはデザインが上がってきてから考えても間に合うんじゃないかな、と。
(個人の感想です)

そんなわけでキャラの命名を後回しにするほど余裕が無い状態だったなら、
ネーミング自体も凝ったものではなかったり、その場の思いつきかもしれませんが
今回のテーマは6大層ヘッドの個人名の由来についての考察になります。

まずは火の大層のドス・オックス兄弟について。
単純にドス=長刀、オックス=斧(アックス)ではないかと思うものの
デザイン的にはドスが斧、オックスが剣なんですよね。
あえて捻ってみたのか単純に取り違えたのか、そもそも武器と関係無い名前なのか...。

森の大層のウォー太とピュー太は、ウォー太が水、ピュー太が風の感じを受けるので
森は水と風で出来ているというニュアンスを込めたものと考えられます。

風の大層の師弟・シスとフィード風の精霊シルフィードでしょうか?
シスだけなら判断が難しいところですが、フィードの存在が加わることで
シルフィード説が強まった感があります。(個人の感想です)

水の大層のハムラビとタートルに関して、
ハムラビというと「目には目を」のハムラビ法典を連想しますけど
実はハムスター&ラビットだったりしないでしょうか?
水車のような体がハムスターが遊ぶくるくる回るアレに見えたとか(笑)
ハムスターもウサギも俗に水を飲まないと言われがちなのも関係するかも?
あるいは何の脈絡もありませんが「ウサギと亀」だったりするかもしれません。

金の大層のゴーディ・ラシア姉妹はよくわからないところです。
ゴーディはゴールドに語感が近いほか、gaudyは派手・けばけばしいという意味があります。
一方ラシアのほうはもっとわからないんですよね...。
金に対して銀という感じでも無いですし
貴金属に対して卑金属だったら体が錆びる設定ともつながるのですが、
いかんせんこの謎は未解明...。

土の大層のアンセス・フィアン親子もわかりませんね。
Ancestor(祖先)が真っ先に思い浮かぶところですが、
フィアンの裏書に「聖なる歌声」とあるので「アンセム(聖歌)」説も捨てがたいところ。
そのフィアンの方もケルト神話のフィン・マックール等々考えられますけど
そんなところからネタ引っ張ってくるかなあというのが正直なところ。
まだまだ考察の余地が残ってそうです。

...調べてみたら20年前にも似たネタ書いてました
あの頃よりはずっと考察は進んだ感じですが、そのうち進展しますかね?

調和と平和でハーモピース

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聖魔和合の後に訪れた平和な時代を「和成紀」と言いますけど、
この設定が登場した19弾が発売されたのは1989年春頃

1989年は平成元年
ちょうど世の中が平成フィーバーに沸いていた頃ですかね。

昭和のと平成の和成紀なんじゃね?


ということは、平成と令和をまたいだ33弾以降の物語は
「成和紀」の話...だったりして。

紫名不詳

ヘッドシールのロゴの色には一定のパターンがありますけど、
紫色ってなかなか見かけないと思いません?

ざっと見渡してもサタンマリア(増力前)で使われたのち、
次に登場したのは28弾の影カンブディアスラシアメタメンデルの2枚のみ。
それ以降も紫ロゴのヘッドは登場していません。

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サタンマリアの場合は、シルクスクリーン印刷で使用可能な色数の制限があり
悪魔ヘッドらしい色を選んだ結果なのかなと想像しますけど、
(髪の毛や衣装と同じで紫が多すぎな気もしますけど)
それからずっと使われていなかったのに、何故28弾で唐突に復活したのでしょうか。

ロゴに使われる色をざっと上げると
オレンジピンク(マゼンタ)水色
がずっと使われ続けていまして、
26弾パート2で唐突にライトグリーン?(シアン?)が追加。
(水のウォープレ、土のロックサンヌ)

この色はその後も影エウリピデボンやバロン・牛若や魔導モーゼットなど
継続的に使われてレギュラー入りを果たした感があったのに対し、
紫は28弾パート2で登場したっきりで定着しませんでした。

そもそも名前のロゴには明るい色合いの目立つ色が使われがちと考えると、
紫は積極的に使いたくなる色ではないのかもしれません。
ラシアの悲壮感を演出するには適していても、そんな場面はそうそう無く
それっきり忘れ去られたのかも。

そういえば、紫色といえば18弾の聖Vヤマトがいましたけど、
半身を覆うパートカラーとロゴのVの色は明らかに違う色。

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復刻版ではちゃんと同じ紫色なのに、オリジナルだけくすんだ変な色
他の神帝たちはロゴとキャラの色は一致してるのに...。

...なぜ??

ふりかけ界とカレー界

私は缶バッジ以外のアニメ系グッズには無頓着なんですけど、
昔、こんなものをオークションで入手したことがありましてね。

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いわゆる写真用のアルバムなんですけど、右下にご注目。

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丸美屋食品工業(株)

となると、勘のいい人はこれが何なのか想像つくかもしれませんが。


中にはまずこんな紙が貼られてまして。

20230320_193938.jpg

次のページはこれ。
何故かNo.1~17までしか記載が無いんですけどね。

20230320_193952.jpg

そしてこんな感じになってます。

20230320_194000.jpg

20230320_194025.jpg

セル画っぽい透明のカード
さらには立体シール
当時、ビックリマンのふりかけやカレーのおまけに入っていたやつですね。

それぞれ50種類、きれいに収納されております。

たぶん丸美屋の営業マンが商品説明用に作ったものとかですかね?

惜しむらくは、私このシリーズを全く集めていないので、
これがいわゆるサンプルなのか本仕様なのかを見定めるすべがありません。
まあ、きっと一般流通したものと特に変わらないんだろうと思いますが、
わからないままのほうがロマンがありますかねえ(笑)

BM界の「おぱん●ゅうさぎ」

今回は第4弾の天使「キングラビット」について語ってみます。
正直、このタイトルを言いたかっただけの記事なのですが、
せっかくなので無から有をひねり出してみようかと。
いつも以上に中身のない記事ですがご容赦ください。

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御存知、「カチカチ山」をモチーフにした3すくみで
悪魔は「たぬ鬼」というシンプル極まりないネーミング。
お守りは「舟助」という名前の割にはハニワ感の強い泥舟。
余談ながら第8弾の「助舟(たすけぶね)」とよく似た名前ですが
特に関係は無い単なる偶然の一致かと思われます。

話が脱線しましたが、キングラビットは何故かパンイチのウサギで
裸の王様モチーフも若干入ってるのかなと思ったり思わなかったり。
アイテムをいろいろ持っていると言っても素体は単なるウサギであり、
捻りのない名前ともどもBMらしさの薄いキャラと言えるでしょうか。

裏面では「ハムラビット法典説法」を使うと書かれていることから
某水の大層ヘッドとの関連がウワサされたりされなかったり。

「ハンディ吸火砲で魔炎消火」と言いつつ右手にはライター
反対の手には「ねりからし」と書かれたチューブで、
どっちにしろ「ハンディ吸火砲」とは言い難い形状をしております。
魔炎を消す力があるならサタンマリアといい戦いが出来そうですが、
そんな設定が活かされることは全く無く、ストーリーに絡むことも無し。

むしろ火をつける側だからか、「天使が悪魔になっちゃった」では
「炎魔ラビット」となってライターが強火に加工されてました。
モチーフ的にはこっちのほうが正解だったかもしれません。

enmarabbit.jpg

そういえば今年はウサギ年ですし、ちょうどよかったですね!
以上、キングラビットについて語ってみた、でした!疲れた!

アイス・スナック版シール考察

公正取引委員会の勧告を受けてのシール材質の変更は、
チョコは17弾からでしたがアイス/スナックは5弾からでした。
しかし当時、大多数の方は「アイス版の仕様が変わったのは6弾から」と認識していたはず。
コロコロ本誌でアイス版サタンマリアが紹介されても、実際には入手できなかったため
本当にそんなのがあるのかと思っていた少年少女が多かったと思われます。

そもそもビックリマンアイスは全国同時展開されたわけではありません。

ice_info_coro98701.jpg
<コロコロ1987年1月号より>

ice_info_daitokushu.jpg
<コロコロ増刊ビックリマン超特集2より>

ice_info_coro98704.jpg
<コロコロ1987年4月号より>

コロコロ1987年1月号で発売の第一報が報じられた際には東京・大阪・名古屋地区のみで、
3ヶ月後の4月号でアイスが第2弾に切り替わったニュースが掲載された際にも
北陸が追加されたぐらいで、近畿より西や東北以北はまだ発売されていませんでした。
(東北・北陸はスナックが発売されていた影響もあったようですが)

そのため、いわゆる後発地域では弾の進みが遅かったわけで、
例えば東京でアイス4弾が出た時期でも九州ではまだ3弾ということが普通だったわけです。
余談ですが、この格差を解消しようとある地域で5弾をすっ飛ばして6弾に変更したら
若神子ファンから抗議の手紙が来た、なんてことを反後博士がどこかで語ってましたね。

チョコ17弾が販売された頃、先行地域のアイスはもう6弾発売のタイミングだったため、
アイス5弾はチョコ版と同じ材質のままで、6弾からアイス版独自のシールになりましたが、
後発地域ではそれが5弾から導入されたわけというわけです。

事実、北海道や九州ではアイス版の5弾シールが当たり前のように出回っていて、
20年以上前にそっちの方とトレードした際にはレート感覚の違いに驚いたものでした。

ところで、アイス12弾は他の弾と比べて流通数が少なくレアとされていますが、
これは何故なんでしょうね?

アイス版は12弾からヘッドにプリズム素材が復活していますので、
同じくプリズムシール復活となったチョコ版22弾と同じ時期の発売でした。
具体的には1989年11月~12月頃の話です。

寒い時期にはアイスの売り上げは落ちると思われますので、
そもそも生産数が多くない、ということが考えられます。
ですがその理屈だと12弾以外でも冬に出たアイスのシールは希少になるはず...。

そこで一つの仮説を立ててみます。

チョコ22弾でのプリズムシール復活は、17弾以降で低迷していた売上回復の切り札として
OVAキャンペーンを打ったりテレビCMを作ったりするほどにアピールされました。
おそらくその効果を見込んで22弾の生産量も多かったのではと想像されますが、
そのあおりを受けてアイス版12弾シールの生産は控えめになったのではないでしょうか。
足りなくなるのであれば11弾までと同じ素材を使ってもよさそうですが、
取り扱う素材の数が増えると管理等の面でコストがかさんだりしそうですし。
(だとするとアイス版12弾以降のお守りがKinPMと同じ素材なのは説明付かないけど)

また、12弾まではヘッドの枚数が12枚(3キャラ×4ポーズ)でしたが
13弾以降でチョコ版と同じ種類しか作成されなくなったのは、
プリズムシールの印刷枚数を抑える目的があったのかもしれません。
だとしたら、造魔棒がドラゴットに変形するシーン洗脳前のダークヘラ
ムガルの怪奇⇒聖梵変化などのアイス版独自形態が描かれる機会が失われたわけで、
それはそれで残念な流れと言えますね。

ちなみに12弾と並んでレア度の高い15弾については、
単純に打ち切りの弾で生産数が少なかっただけだと思われます。

元祖・天使が悪魔になっちゃった

13弾に登場した再生魔鬼は、10弾の悪根魔の3体が天使の因子をコピーして
変身再登場した姿です。

成りキングの理力を得た再魔リッチャー
ゴッドマングースの理力を得た再魔ファイター
あっ晴れ天子の理力を得た再魔ブレーカー

b13022.jpgb13025.jpgb13028.jpg

元の天使がなんとも間の抜けた顔だったのに対し、
悪魔としてリブートした彼らの姿は雄々しさすら感じさせます。
単にグリーンハウスの画力が上がったのもあるんでしょうけど。

ところでこの3体のうち、リッチャーはrich(金持ち)から。
ファイターはそのままfighter(戦士)と思われますけど、
ブレーカーって何じゃらほい?

ブレーカー(breaker)というと、普通は電気を使い過ぎた際に
安全のため通電を遮断するアレを思い浮かべますけど
あっ晴れ天子にも再魔ブレーカーの3すくみにもそんな要素は見られません。

すくみマークはホイッスル。
お守り「シンドンネン」は白線を引く係で
天使「救聖ルーラルー」は相撲の行司のような姿なので、
この3すくみは「境界の判定」がテーマと考えられます。

そうなると再魔ブレーカーは「境界を破る」というのがモチーフと思われますが、
もしかしたら「無礼講」と引っかけているとは考えられないでしょうか?
ちなみにシンドンネンの「シン」は「審」かもしれませんね。
ルーラルーは「rule+er」でしょう、たぶん。

ところであっ晴れ天子の魔再現が何故こんなテーマになったのか...。

元々はお天気の3すくみで、カラッと晴天というイメージのキャラでしたが
光が射す力を闇が侵食する力に転換し、
そこから境界を破るイメージに置き換わったというところでしょうか。

それよりは「あっ晴れじゃ~無礼講じゃ~」と叫ぶほうがイメージ近いかも(笑)

豪華絢爛!ガチホロ祭り

先日開催されたシールイベント「さん家祭り」では、
過去に例がないほど多数の自作ホログラムシールが作成・販売されたそうで
twitterのタイムラインにもギラギラと目が痛くなるような画像が並んでました。

ホログラムを作成するのは桁違いにコストが高くつくため、
個人で作成するなんて夢のまた夢...と思われてましたが...
いやはやすごい時代になったものです。

ところで、せっかくなので私も手持ちのホログラムシールを紹介してみたいと思います。

bz_samplecard.jpg

1発目からシールじゃなくてカードですがご容赦を(笑)

まだホログラムそのものが珍しかった当時、混乱を避けるために
問屋などに配布されたものと言われているブラックゼウスのサンプルカードです。
(少数は学年誌などで抽プレもあった様子)
紙の台紙にシールを貼り付けたものなので、ホロセレクなどで偽造されやすい印象です...。

お次は一回りサイズが大きいもの

big_bz.jpg

big_rococo.jpg

big_noa.jpg

big_maria.jpg

左側は比較用の通常サイズ(48ミリ)。
右側のはそれより大きく、約56ミリ前後。
ハサミで切り取られたように見えるものもあり、元はでっかいシートだったと想像されます。

ホログラムはいわば窓からその奥を覗き込むようなものなので、
窓自体が大きいと奥の景色もまた広々と感じられますね。

ちなみに裏面はこんな感じ。

big_bz_x.jpg

big_rococo_x.jpg

big_noa_x.jpg

big_maria_x.jpg

ブラックゼウスだけは裏印刷が無いので試作版か何かなのかも?
他はアンカットシートから大きく切り出しただけの代物みたいですけど、
余白があるとサイズの違いがよくわかります。

このタイプのもので私が持っているのはこの4点だけですが、ある時期にヤフオクで
何度か出品されていた記憶もあるので、持ってる人は案外多いかも?

お次は4倍大の96ミリホログラム!

big_yamato.jpg

いや、これもアンカットシートからの切り出し品やないかーい!

と思われそうですが、裏面無地なのでこれも何かのサンプルの可能性が微レ存。

big_yamato_x.jpg

袋は保護のため入れているだけで、何かの未開封状態とかではありません。

続いては2000からこのシールを。

big_2000zeus.jpg

ゼウス様~!

ということでこちらはいわゆる「白ホロ」と呼ばれていたほうのスーパーゼウスです。
シールではなくフィルム状なので...。

big_2000zeus_x.jpg

裏側はこんな感じ。
他のホロシールも剥がして接着面を見てみればこうなってると思います。

これとは別に、こんなのもあります。

big_2000zeus_bk_clear.jpg

全然見えないので黒い台紙に乗っけると...。

big_2000zeus_bk.jpg

あーら不思議、「黒ホロ」ゼウスの出来上がり。

実際の黒ホロがどういう作りなのかは知りませんが、当たらずとも遠からずではないかと。
ベースの色を変えることでカラーホログラムの色を変えられると聞いたことはあります。

big_2000demian.jpg

なので?このデミアンはピンクホロではなく通常の銀ホロ。
一度に聖魔両変化が見えるのはなかなか乙なものです。

あと、他に何か珍しげなものを探してみますと...。

big_bikkuriko.jpg

ビックリコ!
通常版より若干フチ広めですが、3つまとめて印刷してたんですかね?

big_yupiteru.jpg

超元祖32弾のユピテルヘッド!
当時公式HPで、3つの技術を結集したとか書かれてましたっけ。
こちらもブルーホロではなく銀ホロのフィルムです。

最後はまた2000に戻って、スーパーゼウスの大きいシート

role_2000zeus.jpg

role_2000zeus_zoom.jpg

近くに寄らないと何がなんだかという感じですけど、さすがに壮観です。
何でこんなのが出回ったのかはわかりませんが、イベント景品でホロW仏KINGのアンカット
出されたこともあったので、価値を知る当時の誰かが意図的にごにょごにょ?

---------------

以上、タマ切れ!

今も昔も、シール好きを魅了してやまないホログラムシール
皆様の目の保養になりましたら幸いです。

Little Triplets Stars

異聖メディアのウワサ欄には

「無次元が消滅し始めた時微粒体が久遠へ飛ぶ」

と書かれています。

iseimedia_x.jpg

裏面イラストでも星のような何かが飛び出しているのが見て取れますね。

これが何なのかというのは、本文でも書かれていますが
若童鬼(創聖童鬼)の3人というのは自明でしょう。
コロコロ等の媒体でもそのことが語られていましたし、
後の18弾で増力して天魔界の内紛や聖魔最終戦でもちょっかい出してきました。

mighty_kiri.jpgmighty_nyo_.jpgmighty_shura.jpg

せっかくヘッド化したのに激しくダサいとか
魔紀元神器の特色が全く反映されてないとか
聖ボット群に接触して何がしたかったのかとか
いろいろツッコミどころだらけな3人衆なのですが、
今回注目したいのはそもそも「微粒体」という表現について。

曼聖羅本体や巨体を誇る創聖巡師に比べたらサイズ感が小さいのは当然ですけど、
わざわざ微粒体と表記するほどのことかと疑問に思いませんか?

この謎を解明してくれたのは、あの「聖魔ジャバラップ」で明かされた図解情報でした。

jabarap_f3.jpg

それぞれの一段目のアイテムは全て
無次元境(第2曼聖羅)の異変に際し、聖体を包み縮小する
という共通の特性を持っていることが記述されています。

すなわち、微粒体というのは本当に体が小さくなった状態を指していたのです。
おそらく今後のスパイ活動を円滑に進めるためと推測されますが、
3人は曼聖羅離脱時に小さくなって久遠エリアへ向かったと考えられますね。

16弾当時、反後博士がそこまで考えて創聖童鬼の図解設定を作成したのに、
コロコロでもボンボンでも公開されず、今頃ようやく明らかになろうとは...。

ちっちゃいことでも無視できませんね!

火中の栗を拾う鶴?

突然ですが、吉福NANが左手に持っているこれ、何なのかわかります?

kitifuku_nan.jpg

kitifuku_nan_item.jpg

まるで栗が燃えているような不思議な物体です。

これは実は「宝珠」「如意宝珠」と呼ばれる仏教的なアイテムで、
願いを叶えてくれるありがたい代物だそうな。
地蔵菩薩や虚空蔵菩薩などが手にしていることもある由緒正しい物体なのですが、
七福神には特に何の関連も無さそうです。

houju.jpg

(画像は東京国立博物館所蔵金銅火焔宝珠形舎利容器

ちなみに、この人も似たものを持ってます。

genkaioh.jpg

まあ、とりあえずなんか仏具でも持たせとけ的な意味合いなんでしょうね。

What's AMC?

2015年発売の別冊宝島「ビックリマンシール大全集」には、「聖核伝命ノ書」と題された
キャラクターの設定画を公開するコーナーが掲載されてました。

zukaibook.jpg

キャラのイラストの各パーツに手書きのメッセージが付けられており、
紙の端には「コロコロ柏原殿」「小五川田殿」「小学三年生松井どの」
など、この資料をFAX等で送った相手と思われる名前が記されています。

ここに記された設定情報が、コロコロコミック等の雑誌に掲載される際、
多少平易な文章に置き換えられたりして掲載されたんでしょうね。
そういう意味ではこの手書き文書はまさに「原典」ともいうべきもので、
いまだ公開されていない資料にも陽の目を見させてほしいものです。

実際、この記事には「今回紹介したのはほんの一部」「再公開の機会はきっとあるはず」
とも書かれていましたが、その後「聖魔ジャバラップ」で創聖童鬼が公開された以外は
今もって展開される様子は無いですね...。

zukaibook_maruhi.jpg

ところでこのページ。
マル秘マークで隠されている中にジャーニ・ヤマトの設定画が見えますが
そこには「AMC渋谷どの」と書かれているように見えます。
(その下には「コロコロ100% くぼうちどの」と書いて消されてるようですけど)

zukaibook_amc.jpg

AMCって、どこ?


これまでの流れからして、送り先はヘッドの図解を必要とする相手でしょうから
雑誌社もしくはアニメ製作会社などと思われますけど、
26弾の頃は学年誌は全てビックリマンから撤退してますしアニメも終わってますし、
かろうじてシール情報を扱っていたのはコロコロやてれびくん、月刊OUTぐらい
AMCと略されるところは無さそうなんですよね...。

ひとまず「AMC」「渋谷」を頼りにいろいろググってみたところ、
とあるドラマCD?の演出担当に気になる名前を発見。

youmanofuuin.jpg

1990年なら時代は合うものの、ビックリマンとの関連が見えないなあ。

...って、あれ?

youmanofuuin2.jpg

「高野富士雄」

同じAMCの方のようですけど、どっかで見た名前...。


これか!!

gamebook_1-7.jpg

gamebook_takano.jpg

ゲーミングストーリーブックの著者としてファンには知られる方です。
それっきり他で見かけないので、謎の人物としても認知されているのですが...。

ということは、AMCってアミューズメントクラブ・プロダクツの略ですかね。

google_amc.jpg

でもゲーミングブックは1989年の7巻「次動ネブラ大戦争!」で終わってるので、
ジャーニ・ヤマトの設定を使う場面は無さそうなんですよね。
うーん、ここまできて迷宮入り??

いや、ちょっと待ってください。

26弾頃でもまだビックリマン情報を扱っている媒体が他にもありました。

「ビックリマンエキサイティングテレホン」です!

extel_info.jpg

ドラマ仕立ての物語とシールの最新情報を3分間の電話で毎週提供するこのコンテンツ、
1988年6月15日に開始して以降、連綿と1991年3月ごろまで続けられました。
パンゲでバンプピーターとエンパイア一本釣が戦うあたりまで描かれていましたので、
ジャーニ・ヤマトのパーツ設定を反映した内容があっても不思議ではありません。
...ていうか、実際にそういう回があったようです。(⇒参考:http://jidounebura.web.fc2.com/eki/52.htm

また高野氏といえば、ドラマCD「新たなる出発(たびだち)」にて
エグゼクティブプロデューサー兼作曲担当として名を連ねております。
よく見れば「Presented by AMUSEMENT CLUB PRODUCTS」って書いてますね。

bm_drama_cd_inner.jpg
ドラマCDのブックレットより

思えば、ゲームブックの帯にエキサイティングテレホンの案内が書かれていたり、
テレホンで何度も「新たなる出発(たびだち)」の宣伝が流れたりしたのも、
エキサイティングテレホンがAMCで手掛けられていたとしたら納得です。

gamebook_obi.jpg
ゲーミングストーリーブック1巻の裏

考えてみれば、どちらもシールをベースに独自の脚本を作ってドラマにする点
ほぼ同じような仕事ですね。

ということで、思わぬところから大きな疑問が(たぶん)解消されたのでした。

ところで、AMCの渋谷さんは今でも日本コロムビアでご活躍中のようなのですけど、
高野さんの足取りはというと、2004年に音楽出版社を立ち上げ、
2013年にはレーベルを分社化したりと音楽業界で活躍中...

といった話がヒットしましたが、同一人物かどうか確証がないのでこの辺で。

それにしても、、

takano_works.jpg

見事にこの時期にだけゲームブック執筆活動
どういう方なのだろうか...?

聖核殿の13人

まあ、出オチなネタなんですけど。

20弾ヘッド・カーネルダース12人の裏面には
謎の聖神(超聖神)を中心にした13人の様子が描かれています。

karnel13.jpg

これのモチーフはご存知、ダヴィンチの「最後の晩餐」

lastsupper.jpg

カーネルダースの中に裏切者が一人いる、という話題が
当時のコロコロなどで記事にされたのを覚えている人も多いのでは?

corocoro_karnel13.jpg
コロコロコミック1989年7月号より

sho4_karnel13.jpg
小学四年生1989年6月号より

のちに、「最後の晩餐」で、イエスを裏切ったイスカリオテのユダの位置に該当する
辰統一世が裏切者だと明かされましたが、
コロコロ、まして学年誌の読者にはいささか難易度が高すぎたのでは...。
(単純に腹に悪魔がいるからという理由でも正解だったのかな)

ところで、せっかくなので残りのメンバーはどの使徒に該当するのか
検証してみましょう。
「最後の晩餐」のメンバーは、wikipediaに記載されている説を参照します。

アウグス子's...バルトロマイ
ダリ丑...小ヤコブ(アルファイの子のヤコブ)
アン寅ネット...アンデレ
卯帝...ペトロ
パ巳ロ...ヨハネ
午ノフ王...大ヤコブ(ゼベダイの子のヤコブ)
コンスタン未...トマス
申る伯...フィリポ
ペルセ酉主...マタイ
戌ドリヒ大王...タダイ
ムガール亥...シモン

えーと、だから何?という結果になってしまいました。
カーネルダースのキャラ設定と何かしら関連するエピソードを期待したのですが、
特に何も見いだせず...。

そうそう、小学三年生1989年8月号にはこんな記事が載ってました。

shou3tatto.jpg

shou3tatto_end.jpg

な、なんやてー?!!

いき○のがかりのボーカルではなく

「聖恵(せいえ)」とは聖なる知恵のこと。

そのまんまなのですが、単なる知恵というよりは
「古来より伝わるありがたい教え」とされているものを指し、
物語中では第10弾の悪球エリアの戦いにおいて
聖撃天使(攻大帝など)が悪根魔(バクテ裏闇など)に太刀打ちすべく
ヘブンシティの聖シェル神から教わったものが「聖恵」として知られています。
他にも同源士レッド頭巾の聖恵シールドなんかもありますね。

悪根魔は再生魔鬼とも呼ばれる強力な悪魔で、
聖撃天使が苦戦しているというのが物語の背景だったのですけど
それに対して授けられた古来より伝わるありがたい教えとは...

seie_battle.jpg

seie.jpg

...いや、具体的すぎるっ!

個人名まで出してピンポイントにアドバイスできるってどういうこと??
古来よりの教えじゃないの??

まあ、語り部である聖シェル神が意訳したものと解釈しましょうか...。
そもそもこんな教えを誰が残したのかも謎ですけど。
(この世界、そういう予言めいた話が結構ある...シアントラス?)
早い話が「相性が悪いから相手を変えろ」というのがこの教えの要点。

本来の3すくみでは、バクテ裏闇と攻大帝は雑菌と抗体という関係がありますが、
攻大帝が快大帝と交代することで雑菌と紫外線殺菌という関係に変わりました。
同様に、コケ裏闇と動大帝の「転がる石に苔むさず」の関係は
動大帝が攻大帝と代わってコケを火炎放射で焼き払う関係に。
イバ裏闇と快大帝のトゲと癒しの関係(?)は、
快大帝が動大帝にタッチして素早い動きでイバラの動きを封じる効果を発揮。

...正直、後の2組はやや強引な気もしますけど
なかなか理にかなった交代劇に感動したものでした。
これだけやっても再生魔鬼は後の弾に再登場してしまうんですけどね。

ちなみにハブられた感のあるお守りですけど、
彼らのセリフは悪魔の頭文字になっていることに気づいてました?

b10022.jpgb10025.jpgb10028.jpg
VSクテ裏闇⇒「~っと」とか。

そういやデビリン族には「魔恵」なんてものがあったそうですけど
そっちは何だったんでしょうね?

受け継がれる宿命

12月23日は、3年前までは祝日でした。
なんで「上皇誕生日」として残さなかったのかな(笑)

そういえばビックリマンの世界に、権力者が引退・隠居するという話
トンと出てきませんね。
(竹村よしひこ版の漫画ではゼウスが引退するとか騒ぐ回があったような)

聖神ナディアは魔紀元前からずっと源層界のトップで居続けていて、
35弾ですらわざわざ出張ってきて聖神パシーを打ってくるぐらいです。
そもそも「次神子」って聖神の後継ぎという意味かと思ってましたが、
そんなこと言ってるうちに後継ぎのほうがヨボヨボで倒れてしまいそう。

ここで発想を転換してみましょう。

次神子とは聖神の後継者ではなく、次の世界の統治者なのではないか?

古代源層界、謎の聖神(超聖神)は「源層界」の統治者としてナディアを選び、
ナディアは「表層界」の統治者として両ゼウスを送り出した。

ではその先。

両ゼウスが「次界」の統治者として、聖フェニックス/マリアを送り出したとしたら?

古いリーダーに指名された次のリーダーが新世界を切り拓くという使命。
それが聖神⇒次神子⇒聖神子に受け継がれた宿命だったりするのかも。

ではその次を担う次王帝マルコが新河系を統治したのち、
物語はどこへ向かうはずだったのでしょうか?
(ユピテルヘッドがマルコ・オリンの子だったらそれなりに繋がったのですけど...)

セントジュエル大増殖!?

カーネルダースとカーネルダークがマルコの不思議光を浴びて
融合・変身した「新聖族」
元々威厳が薄く雑な印象だった連中が何故かサ●リオ的なフォルムになり、
こいつらが一体何の役に立つのかとガッカリしたのを覚えています。
少なくとも、彼らがエズフィトのひな壇部隊やアクア層の古魔魚族らと
渡り合っているイメージが全く湧きません。
そこそこ頭身のある人型だったらさぞ人気が出たでしょうに...。
(って前にも同じこと書いてました)

それはともかく、彼らは合体後にそれぞれの宝石にちなんだ名前になりました。

アウグス子's+猫ライ一世⇒ダイヤ貴帝(ダイヤモンド)
ダリ丑+ミ蛙帝⇒エネロルド王(エメラルド)
などなど。

しかし...
申る伯+蟹大帝⇒トルコン士(トルコ石)
ってお前らラピスラズリだったはずでは?!

どちらも12月の誕生石ではあるのですが、石としては全く別物。
この変更に何か意図があったのでしょうか...?

ちなみに2021年12月20日、全国宝石卸商協同組合により
63年ぶりに日本の誕生石の見直しが行われ、10の石が追加になったそうです。
https://maidonanews.jp/article/14368447

中でも、超元祖で「大統一聖石」とされたアレキサンドライト
正式に6月の誕生石にラインナップ。
うーん、なんとなく格落ちした感じを受けるのは我々だけですかね?(笑)

ダイジョーV

久遠エリアでの最終決戦にて登場したデビリン3アグリ種
「スネベ魔V(バトル)」「デバメ魔V(ビジター)」は、
それぞれデビリン族・デビリン族増長型の3人ずつが合体したキャラです。

sunebema_v.jpgdebamema_v.jpg

名前も「スネベ」「デバメ」は合体前の頭の1文字をつなげた単純なものですが、
では「V」は一体どこから来ているのでしょうか。

そもそも、ビジターはともかくバトルはVではありません
いくら何でもそんな初歩的なミスをするとは思えないのですが、
Vで始まってバトルと読む英単語を見つけることはできませんでした。
(英語以外であるのかもしれませんが、さすがに音から探すのは苦しい...)

そんな中、興味深いものを見つけました。

それが1983年のアメリカのテレビドラマ「V」です。

宇宙人の襲来を描いたSF作品だそうですが、
全5話構成の1話目が「(I) ビジター・宇宙からの訪問者」ということから
「V」に来訪者(Visitor)の意味を強く持たせていることがうかがえます。

さらにこの続編にあたる作品が「V: The Final Battle」だそうで、
ちょっと強引ですけど「V」と書いて「バトル」と読ませる根拠になりませんかね?

日本でも1987年にビデオが発売になっているそうなので、
反後博士がここから着想を得ていたとしても不思議ではないかも。
(19弾シールの発売は1989年)

ライバルの聖ウォーマントリニティが「澄華蝶」「胞露実」という
名前の一文字を単に寄せ集めたものなので、デビリンのほうも
「デバメ」「スネベ」だけでもよさそうなものですけど、
それだけじゃさすがに物足りないと思ったのでしょうかね...?

あんたがたどこさ?

18弾悪魔「ちょんカケ」を覚えていますか?

chonkake.jpg

虹層球あたりの戦いで頭数合わせ的に登場した一般悪魔ですが、
これの元ネタに気づいている人はどのぐらいいるでしょうか。

九州は熊本の伝承遊びの一つに「ちょんかけゴマ」というのがあるそうで、
紐を使って空中で操るダイナミックなコマ遊びなのだとか。

(画像は「肥後ちょんかけごま保存会」より)

反後博士は熊本出身だそうなので、さもありなんといったところでしょうか。

また、2弾天使「すやすや天女」のシールには
「おろろんぱぁ~」という特徴的なセリフが書かれていますが、
熊本の方言で子供を寝かしつける際の決まり文句として
「オロロンバイ」という表現があるそうです。
そんなところにも地域性があらわれるものなんですね。

そういえば...。

20211129_235215.jpg

熊本県 反野三郎君

これ絶対反後博士の偽名でしょ!

鬼色満面

「天使が悪魔になっちゃったビックリマン」のデザイン使いまわしっぷりは
いくらなんでも手抜きしすぎだろ...とツッコミ入れるまでがワンセットなぐらい
徹底したダサさがむしろ売りだったのかもしれませんが、それはさておき。

悪魔化で安直に肌の色が青とか緑とかにされるケースが多いですが、
実際に肌の色が肌色(ペールオレンジ)でない人型悪魔キャラは実は少なくて、
スーパーデビル、サタンマリア(増力前)、ワンダーマリア、ダークヘラ、、、
ぐらいなんですよね。

後半になればポツポツ登場しますけど、
ブラックゼウス、魔肖ネロ、ノアフォーム、魔魂プタゴラトンなどは肌色または白。
悪魔だからといっておかしな顔色をしている必然性は無いんですけどね。

まあホラー映画のゾンビのように、青白い顔をしたほうが変化がわかりやすいですし
赤鬼・青鬼みたいに人外の雰囲気を持たせる効果もありそうです。

そういや2000に登場した聖魔戦使デミアンは天使と悪魔の姿を兼ね備えていましたが、
悪魔の姿はしっかり青い肌をしていましたっけ。
彼の血統にはバカラもダンディーラーもゲンカクも含めて青肌キャラはいなかったのですが、
もしかして天使の因子が悪魔の力を帯びると変色するとかいう裏設定でもあるんでしょうか?

八天使伝説

以前旧ビックリマンに「仙人」と名の付くキャラは5人だけというネタをやりましたが、
では名前に「天使」とつくキャラが何人いるかわかる方いるでしょうか?
「天使」と書いて「エンジェル」と読むキャラも含めます。
結構多いような印象だと思いますが、果たして...。


ってタイトルでネタバレしてますが、正解は8人
全31弾の中でわずか8枚しか存在しないのですよ、ええ。
今回はその8キャラを順番に紹介しようというネタです。

まず1人目はご存じ「十字架天使」

jujikatenshi.jpg

ビックリマンで「天使」「エンジェル」と言えばこのキャラを連想する人も多いかと。
そういう意味では、他のキャラに「天使」と付けづらくしている一因かもしれません。

2人目は第2弾キャラ「コア楽天使」

koarakutenshi.jpg

近年の35弾では「コリャ楽天使」という残念リブートされてしまいましたが、
同じロッテの「コアラのマーチ」との(一方的な)コラボキャラと言えるでしょうか。

3人目はかなり飛んで14弾「ストライク天使」

strikeangel.jpg

言うまでもなく十字架天使の増力形態なわけですが、ネーミング的には
もはや「十字架」よりも「天使」が主体となってますね。
(そのくせ次は「クロススター」なわけですけど)
読み方は「ストライクエンジェル」ですが、文字数が長くなるから漢字なのでしょうか?

4人目は同じく14弾から「ツルツル天使」

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どちらかと言えば仙人寄りのビジュアルですが、何を考えてか天使を名乗ってます。
そもそもぶんぶく茶釜の3すくみで、悪魔=茶釜、お守り=綱渡りだからって
天使=坊主という扱いの低さもどうかと思うところ。

5人目は18弾「メリー天使」

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これまた天使と書いてエンジェルと読ませるパターン。
プッシュ/フェロー天使の名前は聖源と関連ある英語(幻⇒ファントム、界⇒ワールドなど)
なのですが、「遊⇒メリー」というのは少々強引な気がしなくもないような。

6人目はグッと先に進んで、24弾「天使シーマザー」

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海母精やくじら大帝の縁者かと思いきやそんな話は特になく、
特に話題にできることも無い、いわゆるモブキャラです。
(「シー」「マザー」って「海」「母」そのまんまなのに)
まあ後半弾3すくみの扱いはそんなもんでしょう。

そして7人目は25弾「でかぶ天使」

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何でこれが「天使」かと言われても、悪魔VS天使の天使シールだからとしか言いようがない、
ただそれだけであろうと思われる一天使です。
ちなみにモチーフはロシア民話の「おおきなかぶ」ではなく
グリム童話の「蕪」という作品です念のため。

ラストを飾る8人目の天使は26弾「きき耳天使」

kikimimiangel.jpg

これまた特に「天使」と名乗る必然性のないキャラですが(どんな必然性だ)
裏書に「根掘り葉掘りききかじり公開しますの」という十字架天使っぽい口調がポイント。
ついでに3すくみは「ヒソヒソ悪魔」と、こちらも希少な「悪魔」を名乗るキャラだったり。
(「悪魔」とつくキャラは4人だけ)

ということで、以上8名が旧ビックリマンにおける「天使」です。

え?2弾の「あっ晴れ天使」を忘れてるって?

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こいつは扱いが難しいのですが、裏面では「あっ晴れ天になっているんですよねー。
(ご丁寧に「ビックリマン伝説2」でもこのまんま)

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姿かたちも天使というよりは天子寄りですし、
ビックリマン公式HPの図鑑でも「天使」ではヒットしないので
個人的にはこいつは「天子」扱いとしたいところです。

ちなみに「天子」には他に、
桃太郎天子、牛若天子、天子ダンジャック、クリスタル天子、快晴天子の5名が存在します。
ってこっちのほうが少なかったのかよ!

謎の超ヘッドのファーストインパクト

創聖巡師・聖梵ミロクの登場は、それまで西洋神話ベースだったビックリマン世界に
アジア圏(仏教圏)の世界観を持ち込んだという意味で大きなターニングポイントでした。
(3すくみではちらほらいますけど)
その後の羅因子キャラはいつのまにかそういう要素が希薄になったようにも見えますが、
ある意味ミロクは「東洋版スーパーゼウス」の位置づけだったのではないでしょうか?

スーパーゼウスは、言うまでも無くギリシャ神話の最高神ゼウスがモチーフだけあって
西洋神話側でのトップに位置するキャラクターと言えます。
これに対し弥勒菩薩がモチーフの聖梵ミロクもまた、東洋神話側のトップと言えるでしょう。
ミロクの手のひらの「謎の刻星」もまたスーパーゼウスとの類似性を象徴しています。

次界ロード上空に飛来した「第三勢力」のトップバッターとして、
ヘッド第1弾・スーパーゼウスに相当する超ヘッド第1弾・聖梵ミロクを登場させたのでは?

その後、ミロクは異聖神配下の一人にすぎないとして設定が矮小化された印象もありますが、
少なくとも登場時の初期設定ではそういうメタ的な役割があったような気がします。

ところでミロクの「謎の刻星」については、
「両手に刻まれた星。大聖動の標的を意味するのか?」と説明されています。
星が意味するものは、ひとつはスーパーゼウスとするともう一つはブラックゼウス。

聖神が次神子を創出するのは超源歴に一度。
創聖巡師が飛来する周期も超源歴に一度。

両ゼウス、つまりは聖神配下の聖魔両軍がターゲットだということを、
この時点で示唆していたんでしょうかね?

シークレット論

子供服ブランド「BREEZE」がビックリマンとコラボした商品にて、
封入されているシールのシークレットが鬼のように低確率だと話題になってました。

子供向けパンツやマスクを大人が大量に買いまくる是非はこの際あえてスルーするとして、
あまりの出にくさ(とシールの状態の悪さ)により結構な悪評を目にしたものです。

メーカーの論理としては「所詮はオマケだから」で済ませたいところでしょうけど、
そこら辺の匙加減を間違えると強烈なクレームを叩きつけられることは
多少なれども意識しておかなければならない問題でしょうね。

ところで今回「シークレット」とされたシールは、ブラックゼウスの素材違いだそうで
イラストや裏面は通常のものと変わらないものだとか。
キャラコンプには不要なので、出なければ出ないでそこまで必死になることもないでしょう。
...と割り切れる人ばかりならいいのですが、熱心なコレクターは
自分たちでバージョン違いを定義してしまうぐらいですし、
そもそも「全9種」と言われたら9種揃えることがゴールですよね。

一般的にシークレットと言われるものにもいろいろありますけど、大きく分けると
1.パッケージ等に描かれていないだけで封入確率などは均一なもの
2.他のラインナップに比べて封入率が低く設定されているもの
のどちらかというパターンではないでしょうか。

前者は例えば「天使が悪魔になっちゃったビックリマン」でのブラックロココIIなどで、
これだけが他より極端に出にくいということはないですよね。
他にも神羅万象チョコの箔押しレアみたいな、手に入りにくいし公開もされていないという
複合的なパターンもあります。

どちらもメーカー側の目的は販売促進でしょうが、
1の場合は単にキャラの情報を伏せることでじらされるだけなのに対し、
2の場合は手に入れるまでの道のりが格段に長くなるということで
ゲットできた人とそうでない人の格差が大きく、単価や確率次第で不満度が膨れ上がります。

ただ、これもシークレットアイテム単体の特別性による影響も大きくて、
例えば描き下ろしデザインと使いまわしデザインとでは入手意欲は大きく違うはずです。
2020年にサッカーの試合でもらえたケンゴロココ18種は間違い探し的な背景違いなので、
コンプを目指す一部のコレクター以外にはどれが当たっても特に気にしなかったでしょう。

そういう意味では今回のBREEZEブラゼも、ぶっちゃけ「これがシークレット?」と首をかしげるチープな相違であり、
そもそも今回の企画自体が使いまわされ過ぎでサイズが大きいだけのシールなので、
レアリティの問題以外では非常に話題性に乏しい企画と言っても過言ではないでしょう。
そういう意味では、封入率の問題を除いては、シークレットの導入はまあ成功と言えるかも?

ただ、「全9種集めよう!」と煽っていながら、思いつきや直感で封入率を設定していたなら
さすがに仕事が雑すぎると言われても仕方ないんじゃないですかね...?
シールが折れたり剥がれたりしやすいという安直な封入方法も含めて、
そのあたり全然考えてなかったように思えてしまいます。

本来は経験豊富なコラボ元がそのあたりもアドバイスするべきと思いますが、
今の大本営は権利関係以外は丸投げしてそうな印象ですね...。

54文字の物語

ビックリマンの裏面テキストと言えば、通常は18×3=54文字ですが
18弾ヘッドのメイドンから突発的に定形外なスタイルが登場するようになりました。

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14×3=42文字しかなく、その分フォントは通常より大きめ。
おそらくは、青年形態の虹神帝と比べて幼い印象を与える目的があったと考えられます。

しかしながら、何故だか続く18弾パート2のヘッドでも14×3を踏襲。
博士は文字数が少ないと考える量が減って楽だと考えたのか、
それとも文字が大きいと見やすいという反響でもあったのでしょうか?

と思いきや、次の19弾ではまた18×3に逆戻り。
元に戻って一安心...かと思ったら、20弾パート2でまたまた型破りなことをやりました。

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カーネルダークは、メインテキストが20文字しかありません!
いや、20文字というとその前のカーネルダースのウワサ欄の文字数と同じ。
むしろメインテキストが無くてウワサ欄しか存在しないと言えるでしょう。

裏面合体イラストをはっきり見せるための工夫なのかもしれませんが、
さすがにこれはやり過ぎではなかったかと...。

ですがこの趣向は21弾パート2の新ピアマルコ(K in PMなど)でも用いられました。
シール枚数が多いと文章を考えるのが大変なのはわからなくもないですけど、
裏面から得られる情報があからさまに削られるのは当時から苦々しく感じてましたね...。

その後、22弾では合体イラストを使いながらもテキストは18×3に戻りました。

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最初からこの形式でよかったと思うのですが、そこに至るまで紆余曲折あった感じですかね。

以後、たまに変則的な文字数になっても基本的には18×3が用いられました。
3すくみの文字数とも統一できてますし、やっぱりこの文字数がしっくりきますね。

裏ビックリマンならぬビックリマン裏

『全能の神ゼウスは、すべての悪魔をねじ
 ふせるオールマイティの切り札なのだ!!』

こちらは今さら説明不要と思いますが、
第1弾ヘッド・スーパーゼウスの裏面メインテキストです。

ところで話は変わりますが、悪魔VS天使が始まった当初のビックリマンシールは
ロッテが提唱していた「シール遊び」の道具だったことを覚えてますか?
悪魔シールを貼り付けられたら、お守りシールを上から貼って悪魔に反撃。
しかしお守りシールは透明なため悪魔を完全に封印することはできず、
不透明な天使シールを貼ることでようやく悪魔を撃退できる、という遊び方です。
いわゆる「はられたらはり返せ」ですね。

このルールは、わざわざ全ての3すくみシールの最下段に明記されていました。

悪魔シール:
★悪魔シールでいたずらされたら、天使
 やお守りシールでハリ返そう!

お守りシール:
★お守りシールで悪魔シールに反撃ダ!
 天使シールでとどめをさそう!!

天使シール:
★天使シールで、お守りシールを助けて
 悪魔シールにとどめをさそう!!

これらの文面は17弾以降で変更もされましたが基本的には同じ内容で、
誰もシールを貼って遊んでないであろう31弾まで律儀に踏襲されました。

このシール貼り遊びですが、原則的には「同じ3すくみに属するシールが条件」でして
鬼ガシ魔を貼られた場合に応戦可能なのはきびだんご三助か桃太郎天子のみ。
ここがシール遊びのゲーム性を高めている一要素ではあるのですが、
じゃあマークが同じシールが無いと打つ手がないのか...というとそうではなく、
トランプのジョーカーのようにどの悪魔に対しても有効なシールが存在したのでした。

それこそが「オールマイティの切り札」であるスーパーゼウスシール、というわけです。

さて、前置きが長くなりましたがここからが本題

3すくみシールにはシール貼り遊びのルールが必ず書かれていたわけですが、
ヘッドシール下段には「〇〇界のウワサ」のみで、遊び方については触れられてません。

...いや、本当にそうでしょうか?

そうです。

『全能の神ゼウスは、すべての悪魔をねじ
 ふせるオールマイティの切り札なのだ!!』

これこそが、シール貼り遊びにおけるヘッドシールの役割を説明したものなのです!

当時ヘッドシールという言い方も存在せず、他のシールとは一線を画す特殊なシールとして
「全能の神ゼウス(のシール)は...」という書き方になっているだけで、
2行にわたってシールの遊び方を説明している点では3すくみのそれらと同じなんですね。

もちろん、この文章がシールの中央に堂々と記載されていることからして
キャラクターとしてのスーパーゼウスの説明も兼ねていることは言うまでもありませんが、
シール遊びでも物語的位置づけでも最強であることを同時に示していたわけですね。

マジマジ、マジーフ

15弾の悪魔は智道の悪魔らしくルネッサンス期の発明・発見がモチーフかも?
という話を15年前にこのブログで書いたことがあったのですが、

その際に一人だけ詳細不明だったのが「魔G封」でした。

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おもりが落下するような3すくみマークで、相対するお守りは「豊子ムジューゲン」。
そのため重力に関係することは間違いなさそうなのですが、
それと「魔G封」という名前が結びつきそうで結びつかず頭を悩ませてました。

重力と言えば、物理の授業で習ったことのある人も多いかと思いますが
物体が高い位置にあるとそれだけで「位置エネルギー」を持つ状態となり、
それが重力により落下すると「運動エネルギー」に変換されます。
いわゆる「力学的エネルギー保存の法則」というやつですが、
位置エネルギー[U]は、物体の質量[m]と重力加速度[g]と高さ[h]の積として算出されます。

すなわち
U=mgh
です。

mgh

Ma G Hu

ま じー ふ

と読めるような、読めないような...?!

華族制度の崩壊

先日、バロン・牛若の「バロン」はインドネシアの聖獣の名前ではという話を書きましたが、
今回は(男爵という意味での)バロンとよく対比される「デューク」について考えてみます。

「デューク」というと日本では明治時代の華族制度の第一位「公爵」であり、
バロンが第五位の男爵だとして、その身分差をネタにされたことも多かったようです。

しかし「バロン」が男爵でないなら「デューク」は何なのかという話ですが、
ここで一つの説を提唱してみようと思います。

28弾パート2の12種のヘッドシールはすべてダブルシールになっており、
2枚目の絵柄を12枚合体させるとデューク・アリババになるというのは周知のとおり。
つまり、28弾パート2においてデューク・アリババは13番目のヘッドとも言えるわけですね。

13といえばゴルゴ13。
ゴルゴ13といえばデューク東郷...。

気のせいか、他のアリババに比べて眉も太いような??

照らず光らず

ある意味でアリババ以上に不幸なポジションと言われがちなのが、
次界若神子の一人とされながらも常に選外な照光子

聖光源の若神子とされているのに、ひかり伝での「光」の因子は
何故かピーター(聖星ピエトロ)の系に持っていかれていて
しかもピーターが「幻」に転じた理由も含めて経緯が明かされていません。
(ルーツ伝でいきなり天幻ピーターが出現)

照光自身のルーツらしき存在といえば、「ひかり伝聖魔暦」に登場した
照光守鬼というお守りだか悪魔だかわからない謎のキャラ。(一応は「新守」)

shokoshuki.png

本来ならこいつとピエトロとの間に何かイベントがあったのではと想像されますけど
そこらへんがほったらかしなのが反後スキームの理解不能なところです。

そして超元祖32弾で双子星相伝決戦の審判を下した「光太子」でしたが、
34弾でユピテルヘッドがブラックゼウスだと見抜けなかったことにされてしまい
せっかく上がった株が20年越しに大暴落の危機...。

神帝にならずにヘッドロココらの行く手を天聖界から照らしていたころは、
役割は違えど次界を目指す使命を果たし続けている印象がありましたけど
ルーツと因子に縛られた7神帝の絆がドラマチックに描かれるたびに
照光のハブられっぷりが色濃くなってしまうというのは皮肉なものです。

なんか35弾にもちらっと姿があるようですが、今度はどうなるんですかねえ...?

そもそも何で男爵やねんという話

バロン・牛若「バロン」は、デュークやエンパイアがいるせいか
無条件に「男爵(baron)」だと思っていませんか?

まあ、かく言う私も以前はそう思って疑わなかったのですが...。

おそらくはバリ島の伝承にある聖獣「バロン(Barong)」のことかと。
獅子舞みたいな風貌ですが、金色に飾り付けられていることが多いようで
そこから「金の大層」と関連付けられたのではと考えられます。

barong.jpg

同様にパン・ダンジャック「パン」の由来は、
ギリシャ神話にも登場する牧羊神パーン(パン)でしょうね。
「森の大層」の雰囲気とマッチした組み合わせでわかりやすいです。

そうなると、ビッグ・ヤマト「ビッグ」が何なのか...。
風に関連しそうな聖獣・精霊・神で「ビッグ」が付くものといっても、
そもそも「ビッグフット」ぐらいしか見当たらないのですが、、まさか??

インド神話の風の神「ヴァーユ」がギリギリ語感が近いかなあというレベルですが、
真実はいずこに??

助太刀モンキーの謎

18弾お守り・ソルジャン類は神帝と次界の同源名のエリアで戦ったキャラが選ばれてます。
魔幻クレーター:ピーターと闘将ケン(幻子ジャリケン)
魔遊クレーター:男ジャックと守兵ガリオ(遊子ガリオレイ)
魔霊クレーター:牛若と斥候プソン(霊子シナプソン)
次動ネブラ:ヤマトと武闘カルマン(エレカブトサル)
など。

ですがこの法則に当てはまらないのが、クードン(GOKUDON)

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アリババは次界では戦っていないから該当キャラがいないのは仕方ないのですけど、
そうなると何故にソルジャンキーでもないGOKUDONが選ばれたのでしょうか...?

その秘密は、実はなんと...。

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オッス、オラ59!(爆)

続・赤頭巾爺ちゃんに気を付けて

お守りヘッドの一角でありながら何かとグレーな雰囲気を醸す古聖長ヘブダヤ

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まあ愛然かぐやも聖邪の二面性を持つとか言われているので
お守りという存在自体がそういうものかもしれませんけど、それはさておき...。

ヘブダヤと何かと近しい関係にあるのが悪魔ヘッド・ダビデブ
元ネタ的には、「ダビデ」ユダヤ人の国「ヘブライ王国」の王で、しかもハープの名手だそうで
まるで同じルーツから分岐したかのような類似性です。

ルーツと言えば「ひかり伝聖魔暦」に登場した各ルーツキャラ
「聖育ヘブダユ」「魔育ダビデズー」は同じすくみに属しているなど、とても無関係とは思えません。

hebudayu.pngdabidezu.png

以前にもヘブダヤが異聖とつながりがあるのではというネタを書きましたが、
そもそもあの赤頭巾も何かを隠している感じがしませんか?

頭部をすっぽり覆う頭巾。
色の違いこそあれど、偽神スーパーデビルの「魔衣」と似てませんかね?

プッシュとフェローの命運は

またまた月刊OUT 1990年10月号掲載、「ビックリマンなぜなにBOX」より。

Q:18弾のフェロー天使とプッシュ天使の役割とその違いを教えてください。

A:プッシュ天使は加速し、より能動的にさせるパワーを持ち、フェロー天使は増力パワーを持ち、どちらかというと援護的役割を持っています。だからプッシュ天使のパワーはロココへ、フェロー天使のパワーはマリアへ届いたわけです。

PUSHはわかりやすいですね。後押しという意味合いでしょう。
一方FELLOWは仲間・同僚という意味ですが、「援護的役割」とはなんか違うような...。
悪魔であるマリアを仲間に招き入れるための手助けという意味なら間違ってないものの、
そういうことが言いたかったのかは疑問が残ります。
フェローでなくフォローならまだわかるのですが...。

少なくともこのQ&Aの文面だけでは、どっちも大して違いが読み取れないような?

このプッシュ天使・フェロー天使は7神帝の武器を預かってケースに保護したのち、
神帝と同じく虹層球に突入したことは半身がパートカラーに染まっていることから自明です。

特にファントム王の裏面には
「(ピーターと)共に前進燃え尽く」
とあり、神帝と運命を共にしたことが示唆されているのですが、
当時の学年誌のシール紹介記事によると

20210328_184156.jpg

「一しょにきえてしまった。」

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「共に死ぬ」

直球すぎる...。

Beautiful Name

キャラクターの名前の元ネタ探しというのは、
まだ見ぬお宝を発掘するようで楽しい作業ではあるのですけど
正直言って結構大変な労力を伴うものです。

例えば25弾の3すくみの元ネタ調査では、大きな図書館をいくつも回って
世界の童話や絵本の資料を片っ端から探し回ったものです。
おかげで12種類の3すくみのうち大半は特定できましたが、
それでもまだ「正直金」など一部の元ネタは不明だったりします。

これらはマイナー童話関連ということがわかっているだけまだいいのですが、
中には「帯衝刻」「ベカンジン」など、どこからどうしてこの名前になったのか
まるで手がかりがつかめないものも数あります。
帯衝刻の場合は、昼寝モチーフからオランダ語の「休日」にあたる「Zondag(ゾンターク)」
韓国語で「成績」の意味がある「성적(ソンジョック)」など、
音や意味をもとにいろんな国の言語を調べたりもしました。

ただこれらに言えることは、反後博士がなぜその名前にしたかという背景が見えないと
単に似た音の言葉を見つけただけでは意味が無いということです。

これも一例ですが、ベリー・オズの元ネタは音楽家ベルリオーズではと言われていますが、
なんで唐突に音楽家が出てくるのかという意味付けが不明です。
音楽家つながりでコッキーがジョアッキーノ・コッキ、プッチーがプッチーニという説もありますが
強引なこじつけという感じがしてなりません。
そういう部分でも納得のいく解答が見つけれれればいいのですけど...。

そうやって調べた数々の元ネタ情報をいつかはまとめて世に出したい思いもあるのですが、
なかなかそこまで至らないというか、そもそもモチベーションも下がっているので
このまま闇に葬られる可能性もありますかねえ...。
そうなる前に、こういう機会にブログのネタとしてでも紹介できればいいのですけど。

道を切り開く12の輝き

旧約聖書の「出エジプト記」には、ユダヤ教の大祭司であるモーセの兄アロンが
主からの啓示により身に着ける胸当てに12個の宝石を飾る記述があるそうです。
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参考記事および画像引用元

これがいわゆる誕生石の起源とも言われているそうですが、
言わずもがな、アレキサンマルコのあのパーツの元ネタですね。

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片や海を渡ってエジプトから脱出するモーセ。
片や海を渡ってエズフィトへ向かうマルコ。

方向が真逆ですが、属性の反転は反後ビックリマンの十八番なので特に驚きはありません。

この聖石胸(ジュエルチェスト)は12個のセントジュエルが結実したものとされていますが、
何故か唐突に武層動伝の天使「超輝ヒノディア」がこれを所持していて驚いたものでした。

hinodia.jpg

公式サイトにて「マルコでスサノ彷彿(ほうふつ)」と記述されたこのキャラは
何故かスーパーゼウス外伝では「天輝ヒノディヲ」として若きスーパーゼウスと修行したとされています。

hinodiwo.png

「聖々流転の先長く蛇動剣と聖石輝き増し天のお導きで一方は次代へ一方は蛇の道へ!!」
と裏書にあるように、彼の聖石胸が時空を超えてマルコに受け継がれたと考えられますが、
セントジュエル自体はカーネルダース+ダークが融合するまで現出しなかったようなので
直接的に受け継がれたのは宝石をはめる土台だけかもしれませんが...。

そういえば30弾ヘッド「魚聖臣」の裏書にこんな一文があります。

「聖石の固(かたま)りの上に二なる超輝光交わり連神子」

「聖石の固り」とは時期的に聖石烈隊あたりが思い浮かぶところですが、
これって実はセントジュエルのことだったりしないですかね?

またスサノオロ士の裏書には「聖塔の光とアトランチン中核よりの光がクロスした聖点に
魔柔を下した八聖が到着せし時超輝光発しスサノオ誕生?!」とあります。

思えばパンゲ編開幕時に開通した「日出づルート」はマルコロナ光獣が発したものでした。
巨大レンズと化したセントジュエルが実はそのままパンゲラクシーに到達して
アトランチン中核に落っこちてたりしないですかね?

でもって聖魔究極戦において聖塔が出現した際に、「中核よりの光」として聖石誕生光を発し
時空を超えて超輝ヒノディア(ヒノディヲ)が召喚され、八聖オロチと融合してスサノオロ士になったとか...。

まあ、ぶっちゃけ後付けもいいとこですけど
オロチからオロ士への変容が急激すぎたことに一応の理由をつけたと考えれば、
それなりに伏線回収っぽく見えるのはさすがというか何というか(笑)

そもそもポッと出てきたヒノディア/ヒノディヲにそんな重役を持たせるのが
ビックリマンらしいと言えなくもないのですが、果たして...?

火除けとはそもそも何なのか

「日除け」はあっても「火除け」という言葉は無いような。

さて、第1弾の天使「火除け如来」のヘルメットには
「66」という数字が描かれています。
これはいったいどういう意味なのでしょうか?

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と言っても知ってる人は知っていると思いますが、
このデザインはアメリカの国道66号線、いわゆる「ルート66」の標識であり、
かつて映画や音楽で多く描かれたアメリカのポップカルチャーのシンボルとされるものです。

route66.jpg

おそらくは米澤さんの趣味が関係していると思われるのですが、
ルート66はバッジやエンブレムとしても使われているようなので
さほど深い意味もなくカッコイイから火除け如来にもつけてみた...
ってとこじゃないでしょうか?
「フィリップス66」というガソリンスタンドのロゴにも用いられているそうですが、
火を消す人が火を燃え上がらせてどうするという気もするので、そっちは狙ってないかな。

ちなみに、そのお守りである「火消し助六」の胸にある「ST」のマーク

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これは単純に玩具安全基準のマークですね。
いいボケしてます(笑)

st_title0.gif

ドン〇太

こっちではなく...

donshota.jpg

今回はこっちです。

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19弾天使「ドン桃太」

記念すべき通し番号No.1シールということで優遇されている感のある桃太郎天子ですが、
15弾で「桃太郎同源士」として再登場したのち、19弾でこの姿に。
「ドン」は単なる祭囃子なのかちょっとわからないのですけど、
ドン正太と共通の元ネタとかあるんでしょうかね...。
(ドン正太には「正太の初もうで」という昔話のモチーフがありますけど)

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同源士のこの姿は、すくみ悪魔(悪SA脳)に対立する要素も不明です。
「前頭葉」とかの「葉」からのイメージなのでしょうか?
何にしてもこの姿は珍妙すぎたので、最後に仕切り直してもらってよかったですね。

異聖流転

月刊OUT1989年12月号掲載、「ビックリマンなぜなにBOX」という質問コーナーより。

Q:曼聖羅は閏源歴に滅びさったはずなのにメディアたちは今、どこに住んでいるのでしょうか?

A:なかなかよい質問だね。確かに曼聖羅はすでに滅び去っています。
そのため、第二曼聖羅を次界に作ろうとしている。と、いうのが旧シールストーリー。
では、現在、異聖神メディアたちはどこにいるのか?
実は第4の創聖巡師、聖梵インダストの顔の部分には曼聖羅に関するすべての情報がインプットされているんだ。
曼聖羅の情報をインプットした何億という数のインダストが集結して、
疑似曼聖羅ともいうべき形を形成しており異聖神メディアたちは、そこを拠点としているんだ。
もし、創聖巡師(ミロク、ムガル、インカ)が、その第二曼聖羅に適した世界を見つけた時、
聖梵インダストは大挙してその地に飛来、顔の部分の情報をインプットし、体の部分は資源となっていくんだよ。
(つまり、インダストの顔を植物の種に例えると、その体は養分を含んだ土にあたるわけなんですね)
ちなみにその聖地の範囲はメディアの背中にある8本の矢によって決められるそうです。

コロコロコミック1989年7月号「全国ビックリマン通信」より

Q:メディアなどの異聖軍団が住む"曼聖羅"という世界は、一体どこにあるのですか。タンゴ博士、教えてください。

A:もともとあった曼聖羅は、寿命がきたために滅んでしまったんだ。
そこで次界に移住しようとしたが、ロココたちの活躍によって失敗してしまった。
今は第2曼聖羅という仮の世界に住み、空間を漂っているが、いつかは安住の地をと願っている。
源層界への攻撃もそのためなのかも。

だそうです。

インダストの集合体の中で生活しているっていうのはなかなかグロい絵面ですが、
だからこそシールストーリーではメディアは未だに新天地を探し続けているという立場なんでしょうか。
ナディアと和解したとしても安住の地は見つかっていない(という設定)なんですかね。

とはいえ、あれだけいろいろな層域が次々に登場する世界なのに
曼聖羅ひとつ設営できる場所が見つけられないというのはどういうことなんですかね?
何なら次界の一部を提供して住まわせてあげてもよさそうに思ってしまいます。
広いのか狭いのかさっぱりわかりません。

初代曼聖羅に閏源歴が訪れて滅びたのは、例のエイム伝播に「聖流絶えし醜土」とあるように
あの花の部分の寿命とかではなく水源が枯れて住めなくなったとかいうことなんでしょう。
聖水が豊かな土地となると、確かに天蓋瀑布直下の無次元なら最適だったでしょうね。
ハムラビの祖先である聖常キッソスが司る水というのも曼聖羅との因縁を思わせます。
そもそもキッソスは天聖界系のヘッドじゃないですし、何なら羅因子持ちだったりして?

ともかく聖水の地を求めて漂っている疑似曼聖羅ですが、その間の聖水の供給は大丈夫なんですかね?

アラビアンな3すくみの秘密

中東の国・イエメンをご存知でしょうか?
アラビア半島の南部にある共和国で、1990年5月にそれまでの南北イエメンが合併し
今の国家が成立したそうです。

首都はサヌア(サナア)
その北西約50キロのところには、断崖によって上下に分断された
双子都市シバームコーカバンが存在するとか。

yemen.png

はい、そんなわけで20弾の3すくみ
「シバム」「コカバン」「クィーンサヌア」の元ネタは
中東イエメンの都市名でした、というお話です。
オパザードはイエメン(がモチーフ)だったのですね~。

って、おおよそ子供向けではないですね。
「Oルガン」「Pアンノ」「Lクトン公」ぐらい直球ならともかく
イエメンの地理を知ってる当時の子供がどれぐらいいただろうかと。
まあ元ネタをわからせるつもりのなさそうなキャラは他にも無数にありますが、
大人になってからも理解できないものが多いのはいかがなものでしょうか(笑)

それはともかく、20弾シールが登場したのは1989年のことなので
イエメンはまだ合併前ですがちょうど中東情勢が話題になってた時期なんですかね。

しかしこのネタで作画しろと言われたGHは大変だったでしょうね。

次界戦線異状あり!?

常に天使シールは悪魔シールに勝つのが当たり前だった時代、
天使を打ち破った悪魔として一躍注目されたのが11弾のゴードン師でした。

瞬動師、竜眼師、怪虎師の3名。
名前に「魔」「鬼」というのが付かないのも特異性を感じさせましたが、
見た目にも凶暴そうでインパクトあったのを覚えています。

対する天使側の聖刺客神の3名も、ごっつい武装してて決して弱そうには見えないのですが
コロコロに掲載された情報ではゴードン師が勝ったと書かれていて驚きました。
続く12弾で、神光子の裏書に「初のゴードンの力突破」と書かれていたことで
前の弾で聖刺客神が敗れたことがシール上でも確定したのが皮肉なものでした。

ところで瞬動師がチーター、怪虎師がトラの姿をしているのは
第二次大戦中のドイツ戦車「ゲパルト」「ティーガー」から由来していると思われます。
対する聖刺客神も「キャノン(大砲)」「パットン(アメリカの戦車)」「キング」(キングティーガー)
戦車マニア的な言葉が並んでいるのが興味深いところではあるのですが
12弾のゴードン師IIの3名は、そういう縛りがあっさり解けていて
偏光師がカメレオン、奇巧師がマンドリル、好戦魔がイグアナ?というように
グループ共通のモチーフから逸脱してただの動物集団になってしまったのが残念でした。

ちなみにゴードン師の「ゴードン」が何なのかというのは...。
軍人の名前とかそれっぽい候補はあるものの、確証は無いので不明なままです。
首領の魔スターPもそうですが、シンプルゆえ何が元ネタかが絞りにくいのは
考察派としては歯がゆいものです。

エイム伝播が教えてくれること

14弾ヘッド「怪奇ミロク・インカ」のシールは一枚のシールのオモテと裏に
それぞれミロクとインカが張られているという過去に例のないシールでした。
では裏書はどこにあるかというと、インカ側をはがした台紙面に記載されています。

x_mystery_miroku_inka.jpg

当たり前ですが内容はミロク・インカ共通。
そこにはそれまで長らく謎とされていた曼聖羅の意志(エイム)が刻まれており
武装形態となった二人の創聖巡師の目的が次界簒奪であることを示すものでした。

ここでもこれまでのシールにはなかった工夫があります。

一つはイラスト部分が文字情報であること

と言ってもフォントも違うし縦書きだし、どちらかといえば
「巻物か石板などに刻まれた文字」という雰囲気を演出しているので
ある意味でイラストに近いものと言えるかもしれません。

もう一つが、この部分だけ赤インクで印刷されているということ

17弾以降では裏面は二色印刷が基本になったので忘れられがちですが、
最初に二色印刷を使ったのはミロク・インカのシール裏でした。
印刷コストをアップしてでもインパクトを与えたかったのでしょう。

ちなみに、アイス版では怪奇ミロク・インカは個別のプリズムシールになりましたが
裏面の二色印刷はそのまま引き継がれています。

こういうところこそ「お客様をビックリさせる」という
商品コンセプトに沿った施策なんですよね...。

ダイヤモンドは愉快

19弾の次代シール新時代の主役がズラリそろい踏みといった印象ですけど
そんな中で異彩を放つのがダイヤグレー公、トランプン、超ダイ石獣の3すくみ的トリオ。
本来なら天使・お守り・悪魔として並んでそうな顔ぶれですけど
枠の都合かアニメの余波か、仲良く次代としてラインナップされております。

この3体はハートタンク第1のエリア・ダイヤメーションの住人という設定ですが、
それゆえ「ダイヤ」と「オートメーション」に由来したデザインになっているようです。
ただ、ダイヤと言っても宝石としてのダイヤモンドをそのまま使うわけではなく...。

ダイヤグレー公:ダイヤグレース(ダイヤモンドペーストを使った研磨剤の商品名)
トランプン:トランプのダイヤのマーク
超ダイ石獣:スーパーダイヤストーン(砥石の商品名)

という、ホームセンターで見かけそうなアイテムが元ネタのようでした。

アニメでの出番が早いためか、本来ならほかのハートタンクキャラ同様に
20弾で登場してもおかしくないのが、無理やり19弾にねじ込まれた感のあるこの3体。

20弾でホーサフィンらが入ったのもイレギュラー感ありましたけど、
やはり新ビックリマン開始当初は相当バタバタしてたみたいですね。

ソロモン王の秘密?

唐突ですが「ソロモン王」といえば、古代イスラエルの王・ダビデの子にして
エルサレム神殿を建造したといわれる歴史上の知者。
そのソロモン王は、先日火災に見舞われたノートルダム大聖堂にて
数多く並ぶ彫像の一つにもなっていたのですが...。

soromon.jpg

右手に杖。
左手に二冊の書物

なるほど、あのヘッドのモチーフはこの方でしたか。


そんなわけで今回は野聖エルサMについて。

名前のモチーフは「野生のエルザ」というイギリスのノンフィクション作品で、
エルザとはライオンの名前です。
といっても反後博士的にはイスラエルの聖地「エルサレム」ありきで、
野生のエルザおよびライオンのイメージはダジャレ的な副産物と思われます。

苦戦する聖戦士軍団に「知恵」を授ける役目を担う助っ人として
預言者とも魔術師ともされるソロモン王はうってつけのモチーフかと。
旧約聖書ではソロモン王が72の悪魔を封印したという話もありますし、
超魔獣(=魔スタリオス)の左腕を封じた杖を持つことにも通じますかね。

ということで、「野聖エルサMはエルサレムが由来」とだけ言われても
「なんで?」としか思えないでしょうけど、こうしてネタを深掘りしていくと
思いもよらない発見があって面白いなあというお話でした。

エルサMに限りませんが、宗教っぽく感じる部分を巧妙に隠している気がするのは私だけ...?

100日後に聖弾流を浴びるワニ

魔洗礼を受けたからといって、何故にワニになるんでしょう??

ぶっちゃけ意味が分かりません。
もともとアリババの中にワニ因子が眠っていたとかいうならともかく、
あるのはせいぜいウマ因子のはず。
そうすると、魔洗礼の際に与えられたと考えるのが筋でしょう。

魔洗礼の実行犯はファンならご存知、エウリピデボンとオルドトス
この二人...というか創聖使は全員、人外のモンスター的な姿をしています。

創聖使の名前は古生代の区分名に由来していますが(カンブディアス⇒カンブリア紀など)
古生代の次の中生代は恐竜が栄える時代とされています。
そういえば中生代は「三畳紀」「白亜紀」「ジュラ紀」に分かれていますけど
だからこそ始祖ジュラは創聖使の元メンバーだとか後継者だとかの説がありますね。
(言ってるのは私だけかもしれませんけど)

もし始祖ジュラが元はワニじゃなかったのが魔洗礼を受けてあの姿になったとすると、
悪魔の始祖とされる存在は人為的に生み出されたことになりますね。
ま、それは今回のテーマから外れるので置いておいて...。

古生代の創聖使が魔洗礼によって次の時代の覇者「恐竜」を創造しようとしているとしたら
なかなか面白い話じゃないでしょうか?
そういえば「白亜紀」の字面は、白い故に黒に染まりやすいと言われたアリババに
関連付けられそうな気もします。さすがにこじ付けの度が過ぎますが。

で、そのワニ...もとい恐竜因子は聖弾流によって浄化されてしまうわけですけど、
獣の道に落ちた者を救済する仏陀の導き...みたいなモチーフなんですかね?

ぜんぜん救済されてませんけどね...。

衝撃の原色おばさん

ホログラムシールとして登場したキャラの配色について、
チョコが発売された当初は公式なカラー資料が提示されておらず
コロコロやボンボンなどは線画に独自の着色をしたようなイラストを掲載してました。

アニメでも制作側が独自に色を配置したようでしたが、のちにアイス版シールが登場した際は
シールとアニメとで全く色合いが異なることに驚いたものです。
アニメに慣れ親しんでいた私などは、肌が肌色のブラックゼウス
顔が白くない魔肖ネロ紫服じゃないワンダーマリアに強い違和感を覚えました。
既にアニメで決めた色があるんだからそれに準拠すればいいのに...とも思いましたけど
GHとしては「どこの誰が決めたかわからん配色なぞ知ったことか」てなところでしょうか?

そもそもGHがホログラムキャラをデザインした際は、ホロシールが見栄えするように
どの部分とどの部分が同じ光り方(色合い)になるかは指示していたと聞きましたけど、
キャラとして具体的にどんな色にするかは発注外で決めてなかったんでしょうね。

ところで、私がアイス版シールの色合いに特に違和感を感じたのが聖神ナディア

ice_nadia.jpg
アニメでも元々そんなにはっきりとは描かれていなかったものの、
まさかあんなに原色がキツいカラーリングとは驚きました...。
おごそかな雰囲気に似つかわしくない赤・青・黄色、そしてピンク

今にしてみれば、超聖神ディアナもクロノズーも「原色」モチーフのキャラなので
それと何かしら関連づけられそうな気もしますが、当時から構想はあったのでしょうか?

ナディアのデザイン自体、神々しさからかけ離れた脱力感のある風体ではあるのですが、
それに変な色合いがプラスされて更に奇妙奇天烈なキャラクターのように感じてしまいます。
しかしそれがゆえに、あの魑魅魍魎が跳梁跋扈するクセの強い世界でも
一層の存在感を放っていると言えるかもしれませんね。

現に、聖魔化生伝の超聖士ヒッグズーは色合いが地味すぎて埋没してしまいましたからね...。

higgzoo.jpg

一世一代のまじゃりんこヘッド

ヒンドゥー教における神・シヴァとその妻パールヴァティーが合体した
アルダナーリーシュヴァラと呼ばれる形態があるそうです。

どんな姿かというと、右半身がシヴァ神で左半身がパールヴァティー
まるで漫画か何かのように正中線を軸に半々がくっついた姿と言われています。

そんなわけでご想像のことかと思いますが、今回のテーマはこの人。

Fuzzy M.R

fuzzy_m_r.jpg

天使と悪魔の最強ヘッドが融合した姿とされていますが、
これまた何の因果か右と左でがっちゃんこ
右側(向かって左側)が「シヴァ」というのは同じですけど性別は逆ですね。

とは言え左右半々なのは頭部のみで首から下はいまいち判然としませんが、
デザインの下地にアルダナーリーシュヴァラがあるのは間違いないでしょう。
これをやりたかったからこそ、マリアに「シヴァ」とつけた可能性すらありますね。

ところで「Fuzzy」というのは、1990年に新語・流行語大賞にもなった言葉で
あいまいさ・柔軟性の意味があり、AIに人間の持つあいまいな感覚を持たせようとした
「ファジー理論」「ファジー制御」なんてものが話題になった時期でした。
(ちなみに19弾の発売は1989年なので時代を先取りしております)

では、それとFuzzy M.Rに何の関連があるのでしょうか?
「博士、ファジーって言いたかっただけじゃね?」という気もしますが
きっと「天使と悪魔」という二極的な対立構造をAIの0か1かの世界と重ねて、
「聖魔の境が溶け」という裏書の一文にファジーの意味を乗せたのでしょうね。

天使は天使、悪魔は悪魔。
けどそこから両方の境がファジーに混ざり合った新たな存在が生まれる。
それを体現しているのが、境界が明確な融合体であるM.Rと、
境界が見えないMR.(ミスター)との違いなんですかね。

人気者はつらいよ

2019年に公式サイトで行われた天使ヘッド・悪魔ヘッド限定の投票企画がありましたね。

天使のトップ3はヘッドロココ、ヘッドロココ、ヤマト爆神。
悪魔のトップ3はブラックゼウス、ワンダーマリア、魔肖ネロ。

まあまあ妥当なところかとは思いますが、スーパーデビルがトップ10にも入らなかったり
ユピテル、スサノオ、明星魔といった一般知名度の低いキャラがランクインしたりと
なかなか興味深い結果になってましたね。

トップ10は新規描き下ろしになるということで期待したファンも多かったかと思いますが、
まさかあんなスチャラカなデザインにされようとは...。
ヘッドにはカッコよさを追求してほしいのに、変な遊び要素は入れないでほしいものです。

また、今回は「天使ヘッド」「悪魔ヘッド」に焦点を絞ったことで
それ以外の勢力...つまりは「お守り」「源層界」「曼聖羅」「次代」が軒並み対象外でした。
いわゆるマルコ編のキャラがごっそりいないのはさすがにどうかと思いますが、
スペシャルセレクションなど過去の復刻作との差別化だったんでしょうかね...。

ところで、こういう投票企画で同一キャラを別の枠にカウントするのってどう思います?
具体的には、ヘッドロココ・ヤマト爆神・ヘラクライストが
増力前後で2キャラ扱いになっていて、他のキャラを押しのけている格好です。
せめて同じ名前は1枠扱いのほうがよくないですかね?
サタンマリアとワンダーマリアはまだ許容範囲かと思うのですけど...。
(シヴァマリアも入れれば3枠ですが、さすがに別枠でしょうね)

ロココ、ヤマト、ヘラクで3枠空けば、次点の聖フェニックス・♂スサノオ・八聖オロチが
描き下ろし対象になっていたと考えるとなかなか気になるところです。
むしろ変な描き下ろしにされなくてよかったかもしれませんが(笑)

限界突破×Pアクター

(昨日の記事の続きです)

じゃあメイドンは何なのかというと...、
彼女らが持っていたのは「若神子の武器」「聖源名」

そういえば聖源名って、理球にも書かれてましたよね。
聖球と違い、理球は神帝が自ら生み出したものなので、神帝の分身みたいなものと言えるかも。
言い方を変えると、理球とは神帝が消える前に残した卵のようなものかと...。

そう考えると、メイドンは「理球から産まれたもの」だったりしないでしょうか??

思えば、メイドンになった5神帝はいずれも智道の巨孔で無防備聖体に変化したり、
聖幼時体験を見たりと己のルーツをトレースするような経験をしていました。
こうして抽出された要素が結実したものが理球だったり、メイドンだったりしないですかね?
(逆にこの経験が無いヤマト・アリババはメイドンを誕生させる素養に欠けていた?)

理球がさらなる増力のために一度肉体を捨てて生まれ変わるためのシステムだとしたら、
そうして生み出された新たな肉体がメイドンなのではないかと...。

「無限小リング」なんてものを浮かべてヘッドとして誕生したその流れもまた、
レベルMaxのSレアキャラが限界突破してレベル1のSSレアになるようなものかと(笑)
聖神様もおったまげです。

虹層球の時点で、因子も記憶も失わずにパンゲアクター的な姿になれればベストでしょうけど
そうならなかったのは虹層球突破の代償か、はたまたグレートサラオの意思??
(と、お茶を濁す...)

吾輩は少聖である

18弾ヘッド・メイドンの5人についてちょっと思ったのですけど、
数ある若神子ルーツのキャラのうち、彼女らだけ「名前」が無いんですよね。

普通は「ヤマト〇〇」とか「××牛若」みたいにキャラ固有の名前が付きます。
ひかり伝では「スサノ」「若」のように変化はありましたが名前が無いわけではなく。
けどメイドンだけ「幻使」「霊使」のように、肩書や二つ名っぽいものしかありません。
これ、何故なんでしょうね?

7神帝は虹層球突入時に理球とともに聖体が昇華してしまったわけですけど、
因子や記憶が消えたとは書かれてません。

聖体というから解き放たれた因子と記憶は幾源期を経て、
片や因子は大ポリニアに流れ着き黒十字架の中に眠っていたとされ、
片や記憶はダファドルームでアーチ天使レリーフが保持していたと考えられてます。

メイドンの生まれ変わりとされるベイギャルズは、大ポリニアでルーツ原子に吸収されて
ギャルジャーとなり「牛若」「ダンジャック」などの本来の名前を獲得しました。
この時点ではまだ記憶は受け継いでいないので、名前は因子と紐づいていると考えられます。
(原子やら因子やら混在してますが、便宜上ここでは同じものと考えてます)

そう考えると、メイドン達は若神子因子を持っていないがゆえに
「名前」を受け継いでいないと考えられないでしょうか?
まあ、肉体は魂の乗り物...みたいな考え方だと、魂が別の場所にあるのに
同じ名前のキャラがいたら面倒くさいですよね。

とはいえこの時点で「ミネルンバ」みたいな固有名を名乗ってもよかったと思いますが、
そう考えると彼女らは平和な時代において理力を後世に残すための
テンポラリな存在なのかなあとも思ったり。

考えすぎですかね?

ビックリマンの夜明けぜよ!

今日は令和3年の元日です。
実際はそうではありませんが、そういうこととして進めます(笑)

さて、元日といえば初日の出ですよね。
日の出と言えばビックリマン的にはヤマト神帝の「日出剣」

しかし何でこの剣の名が日出剣なんでしょう?

yamatojintei.jpg

他の神帝が持つ剣は若神子・アーチ天使それぞれの属性に関連したものが多く、
神帝ピーターの「星氷剣」、神帝男ジャックの「遊晶剣」などが代表的ですけど
ヤマトが"日の出"というところに神帝隊の1番手としての意味付けがあるように思えますね。

ヤマト王子は言わずもがなの「ヤマトタケルノミコト」がモチーフで、
ヤマタノオロチ退治のスサノオノミコトと取り違えられたのではという説もありましたが
ともあれ日本神話という大きな枠組みでキャラメイクされたと言っていいでしょう。

日の出というのは、かの聖徳太子が中国の皇帝にあてた手紙の一文
「日出処の天子 書を日没する処の天子に致す」にもある通り日本そのものを意味していて、
日の出の「始まり」「輝かしい未来」のイメージをヤマト神帝に重ねたと思われます。

ちなみにこの言葉は、野聖エルサMの聖典に記載されていた一文
「日出づるところの剣を持つ天使が先頭に立って次界へ入るべし」
の元ネタですが、DSのビックリマン大事典における「解明!?33の謎」にて
「常に新たなる域に聖戦士として現れるのがヤマト王子の次系子なのです」
と語られているように、ヤマトはいわば新世界への切り込み隊長的存在とされています。

そういう意味では、アクア層からパンゲラクシーへ通じた光の道「日出づルート」を通って
ヤマトJたちが運ばれたのも同様の意味合いだったのでしょうか。

ところで日の出と言って連想されるもう一人のキャラとしては、
「武層動伝」に登場した「超輝ヒノディア」を忘れるわけにはいきません。

hinodia.jpg

聖神に連なる「ディア因子」を持つ可能性があり、
スサノオともアレキサンマルコとも関連の深そうなこのキャラについては...。

長くなったので、あとでじっくり考察することにしましょうかね。

官女バクトの重大任務!?

3月3日のひな祭りはとっくに過ぎ去りましたけど、
今回は24弾のエズフィトひな壇ヘッドのネーミングについてのネタです。

ネイロスはナイル川クレオクスはクレオパトラ+スフィンクス...で
五人囃のアメン・オシリス・ゲブ・トト・ラー
エジプトの神々の名前そのまんまだというのはよく知られた話だと思いますけど、
では三人官女右大臣・左大臣の名前はどこから来ているか、
考えてみたことはありますか?

以下、私が調べた結果をまとめたものです。

官女バクト:古代エジプトの死生観より、「バー」(魂)+「アクト」(肉体)
官女メフ:「タ・メフ」はエジプト北部(下エジプト)を意味する言葉
官女ケムト:「ケメト」は「黒い土」の意味で、エジプトを指す言葉
右大臣タメリ:「タァ・メリ」は「鍬(すき)の国」の意味で、エジプトを指す言葉
左大臣シェマウ:「タ・シェマウ」はエジプト南部(上エジプト)を意味する言葉

このように、彼らの名前は古代エジプトにまつわる様々な用語から来ているのですが
バクト以外の4人は古代エジプト王国そのものを示す言葉が由来なのは面白いですね。

逆にバクトだけ何故か魂と肉体を表す言葉からきているのですが、
バクトのシール裏では

「秘薬オリーブ貯えおいて新王の光輝を永遠の物としましょうゾ」

とあり、王が死してもミイラ化して復活することを示唆するように読み取れるような?
妙に重要な役割を与えられているように見えます。

一方で他の4人に関しては特定の役割を考えていなかったのか、
エジプトを指す言葉を適当に割り振られたようにも...。

どこで差が付いたのでしょうか?

牛に惹かれて魔王子参り

サイキュロスがドラキュロスに増力したとき、
謎の牛の冠をかぶり、両手にたいまつを掲げてたのを覚えてますか?
dracuros_ushi.jpg

まるで黒魔術の儀式を思わせる風貌ですけど、このあと自分自身に炎を放ち
そこから新たな身体が生まれるという何とも奇妙な手法でした。

炎の中から再生というのはむしろロココの系譜に合ってる気もしますが、
大ポリニア魔術の一環なのか、なんともオカルト感の強い増力方法ですよね。

そういえば通説では、ドラキュロスへの増力にはベイギャルズから奪われた
神帝のパワーが使われたと言われてますけど、
シール上ではそういう記述は特にありませんよね。
神帝のパワーはどのタイミングで注入されたのでしょうか?

唯一関係ありそうだと思ったのは、「ネロン魔球」の一枚に

たとえこの身は崩れても魔性般若のパワー
は不滅なり!燃えろヨ燃えろヨ魔心に点せ
ば源祖が集結?魔偶の妃に転生

という文面があるのですが、この「魔心に点せば源祖が集結」のところ。

源祖とはあの魔動源祖球に宿るパワーなのでしょうか?
となると、デカネロンの場合は次動ネブラ地中の魔動源祖球の力が集結しましたが
ドラキュロスの場合は大ポリニア地中の5神帝因子に関する源祖パワーが??

サイキュロスの手に渡された2つのたいまつの一方は魔偶ファイヤー。
なのでこの炎を魔身に灯すことで5神帝の源祖パワーを集結させて、
魔王子の肉体を生み出したという流れなのかもしれません。
デカネロンも源祖球パワーで肉体を生み出して復活したようですし、
ドラキュロスも同じような理屈で生まれかわったんでしょうかね。

ところで、黒魔術的なドラキュロスの増力に対して
ライバルとされるサン・マルコの増力はというと...。

創陽陰パワーボールの融合により受精卵レベルから肉体を作り直すというもので、
さらには核融合反応とも関連付けて、太陽の創出ともリンクしました。

まさに物質的というか物理的というか、まるで対照的な増力方針だなーと思いました。まる。

迷い域オーバーラン

本当の名前ではないのに呼びやすい別称が定着するというのはよくある話で、
厩戸皇子が未だに聖徳太子と呼ばれたり、「母さん助けて詐欺」より「オレオレ詐欺」だったり。

ところでそんな「母さん(を)助けて」な場面が発生したのは「悪球エリア」
無縁ゾーンと次界門の間に位置し、魔胎伝ノアが古くから棲んでいる小さなエリアです。
アニメでも「悪球エリアの母」というそのまんまな回があったりしました。

このエリア名はその名の通り"悪球を生むエリアだから悪球エリア"という
ビックリマン世界でも屈指のひねりの無さを誇るエリア名なのですが、
このエリアにもう一つの別名があることはご存知でしょうか?

その名は「迷域(まよいエリア)」

限界王とムゲン鬼のシール裏にも記載されている由緒正しき(?)地名なのですが
どういう訳かこの名で呼ばれることはほとんどありません。

しかし当時のコロコロコミック特集ページを見ると、ちらほらと「迷域」の名が。
あの頃はまさしく迷域ともよばれる世界だったのですよ!

なのにいつしか悪球エリアとしか呼ばれなくなり、今やすっかり死語の世界。
ノアが再登場でもしてれば話は変わってきたかも??

タンゴ読みのタンゴ知らず

公式サイトで春に実施予定と言われていた「ビックリマン検定」ですが、
前倒しで公開が早まりましたね。
http://bikkuri-man.mediagalaxy.ne.jp/bmtest/index.html

難易度別に3段階用意されるようで、今回のは初級編。
全10問で、成績に応じて「表彰状」の画像がダウンロードできるとか。

スーパーゼウスって「表層界代表」だっけ...?

ところで、早速チャレンジしてみて全問正解できたのはいいのですが、
いくらなんでもこれは無いという酷い誤植、いや認識違いがありました。

以下、ネタバレになりますのでご注意を。


Q6.アリババ神帝を捕らえるために第11弾シールの悪魔たちが仕掛けた罠とは?
 魔性壁
 渦魔き
 重合渦
 デビルトルネード


おいおい、悪混鬼は11弾じゃないでしょー。
ゴーストアリババの弾と混ざってません?

...と、つっこむのも野暮な凡ミスだろうと思ったのですが...。


解説:
悪混鬼とよばれる魔落鬼・暗雲鬼・切界鬼の3悪魔が作り上げた罠。

...あのー。

申し訳ないんですけど、作り手が初級編レベルの内容すら正しく認識できてないのは
この手の知識系コンテンツでは致命的じゃないっすか?
なんでこの3悪魔??

少なくとも、公式なのに誤った情報を提供するのは勘弁願いたいです。

※1/26修正されました。

事件は会議室では起こらない

2015年1月9日付の「日本食料新聞」に、
ロッテマーケティング統括部ノベルティ企画室の本原正明氏に対する
インタビュー記事が掲載されておりました。

https://news.nissyoku.co.jp/news/aoyagi20141222024444976?utm_source=ise&utm_medium=ise

honbara20150109.jpg

2014年は「コアユーザーの顧客満足の向上と
若年層を中心にした新たなファンの獲得に成功」
したそうです。

また氏によると、「ビックリマンの本来的価値は、人を驚かせること」で、
「様々な角度から次の展開が読めないような仕掛けを14年は行い成功」
したとのこと。
確かにマリーンズとのコラボなどは想定外でしたね...。

記事では、年末年始の特別仕様商品の発売趣旨についても触れられておりました。

発売時期については...
 年末年始に商品を投入することで、15年につなげるという考え。
コンセプトは...
 クリスマスに向け"オトナのクリスマスプレゼント"と
 正月イベントに向けた"開運"をキーワードにした。

やろうとした趣旨はそんなに間違ってはいないと思うんですけどね...。

マリーンズゼウスについても、本来は抽プレとしての意味合いが大きかったようで
「レア感が満載のセット商品に仕上げました」と語られてました。

「福袋セット」が転売ヤーにごっそり持って行かれたことによる
コアユーザーの「顧客不満足」については考えられてなかったんでしょうね。
そもそもの問題は、マリーンズゼウスのレア度を上げ過ぎたせいだと思いますが。

「15年以降も"驚き"のあるコラボ商品を仕掛ける」とか
「ビックリマン独特の世界観を伝えていく」という話も書かれていましたが、
方向性はよくても、中身が購入者の期待にマッチしてくるかどうか...。
そもそもビックリマンの世界観をどこまで理解できているのかも、
下田研究員氏含めて正直疑わしいところです。

そういえば去年3月14日の日本食料新聞では、「神ビックリマン」でのカード市場への参入について
熱く語っていた本原氏でしたが、今回の記事ではまったく触れられていませんでした。

新聞記事とはいえ基本的に「宣伝」だから負の面は語らないのでしょうけど、
もろ手を挙げて「成功」といえる1年なんでしたっけ?

原画のチカラ

今年一番ファンを喜ばせたイベントの一つが、
「ビックリマン原画大全」の発売と、その発売に合わせて
東京と大阪で開催された「ビックリマン原画展」ですよねー。

8月21日~31日まで渋谷パルコで、9月13日~23日まで心斎橋BIGSTEPで、
グリーンハウスの原画イラストを大公開!というファン待望のイベントでした。

中でも素晴らしかったのが、グリーンハウスのお二方による初のサイン会!
原画自体を拝見する機会は過去にもわずかにありましたが、
サイン会というのは初めてのことでしたよね。
私も渋谷の回に参加させていただきました。
個人的には、お二方とお会いしたのは7年ぶりのことなのですが、
にこやかにご応対いただき嬉しかったです。

さて原画展の様子は今更語るようなことも無いのですが、
唯一疑問を呈したいのが、会場でのみ販売されたガチャでして...。

あのシークレットの封入率の低さは何だったのでしょうか...。

数千円分回しましたが、かすりもしませんでした。
今どきのシークレットって、封入率は他と変わらないものも多いですが
まさかこんなに出にくく設定されていようとは。
ここだけ残念至極です。
(ってまたシークレットの話かよっ)

東京・大阪の後はぱったりと続報も無くなってしまいましたが、
この感動はぜひ他の地域の方々にも体験していただきたいですねー。

野球狂の30周年

何と言っても今年のビックリマンの中心的な動きのひとつだと思いますが、
2月に始まった「ビックリマン総選挙」
その結果を受けて発売に至った「ビックリマンオールスターチョコ」ですね。

実に今更な話ですけど、
これほど公式スタッフとの温度差を感じる企画も珍しかったです。

まず「ファンが選ぶ総選挙!」と銘打っていながら、投票対象が既に固定。
確かに全キャラ対象の投票企画は2009年に「聖核伝」の前に実施済みなので
同じことをやっても盛り上がらないというのはわかるのですが...。

投票対象が2009年の時の上位キャラから選ぶ、とかならわかるのですが、
箱を開けてみると何とも首をかしげるキャラが多数...。

ロココ系が偏ったり、突然アシャーダルマンが混じってきたり。
これまで未復刻なダークマターやプッチーが選ばれたことや、
GH枠の別ポーズキャラなどはこの企画の良かったところだと思います。
しかしそれらを差し引いても余りある悪印象なのが...

なぜ野球と絡める必要があったのか

...ですよね?

悪魔VS天使30周年と野球と、何の関係があるというのか。
もっと言うと、この一年異常なほどプッシュされた里崎選手推しの怪
野球に関心のないコレクターの立場からすれば、
何を余計なことやっとんじゃ!としか思えないのですけどね...。

里崎選手推しの謎は「ビックリマンデー」やその他の「監修」名目の数々に至って、
何一つプラスに感じられないあれこれがどうにも不可解な一年でした。

ともあれ、買ったもののいまだにほとんど開封してないので
実は描きおろしキャラの半分も見れてないのですけれど、
もうちょっとやり様は無かったのか?と感じる企画でした。

餅は餅屋の餅語り

イラストレーターの中村佑介氏によるグリーンハウス評とでもいいますか、
デザイン力の凄さをわかりやすく説明されたツイッター記事が話題になってます。

http://togetter.com/li/619785

ビックリマンが当時あれだけ支持されたのも、
反後博士の人間離れした発想力もさることながら
米澤・兵藤両氏の確かな技術に裏打ちされたデフォルメ力による部分が大きいですね。
こうして同じ「絵」の世界で活動されている方の視点からの解説を読むと、
改めて物凄いレベルの仕事をされてたんだなあと気づかされますね。

スーパーゼウスとヘッドロココの頭・体のサイズが同じというのは確かに衝撃です。
でもスーパーデビルと比べると明らかに比率はオカシイですけどね(笑)

絵の仕事に関わっていて、ビックリマンのイラストに影響された人って
もっと多いと思うんですけど、なんでここまで表だって評価されてないんでしょうね。
グリーンハウスの名前が大きく取り上げられるようになってきたのも
本当にここ数年の話ですし...。

どこかの会社が、ビックリマンに影響を受けたイラストレーターや漫画家などを集めて
コンピレーション絵画展とか企画してくれないかなー。
それをシール化してくれなんてことは言いませんから(笑)

ビックリマンの日?

11月18日は雪見だいふくの日だそうです。

1981年、ロッテが同商品のPRのために制定したとか。
由来は『11月で「いい」と、パッケージのふたを開けて縦に見たときに18に見えるため』だそうです。
その割には、某ポッキー&プリッツの日みたいな啓蒙活動は特に無いみたいですが...。

ビックリマンの日というのはまだ無いようですが、
あえて制定するならいつが妥当でしょう?

シールやチョコの形は正方形なので、数字のゴロ合わせには不向きです。

旧シールの総種類数1440枚にちなむと...14月40日というハチャメチャな日付に。

1985年当時の発売日がわかればその日が一番いいのかもしれませんが、
8月ごろらしいという話しかわからないので無理っぽいです。

そうなると、反後博士の誕生日(9月3日)とかですかねえ...。

まあ、記念日の制定なんて誰も望んでないと思いますけどね。

内外バランスの悪偏重

以前から感じていたことではあるのですが、
世間的に「ビックリマン」の「ビックリマンらしさ」って
今やすっかり
 『グリーンハウスの画力』 > 『反後博士の構成力』
ではないですかね。

本来ビックリマンの魅力は、
「奇想天外な物語」と「面白カッコいいキャラクター」
という二大要素による相乗効果だと思うのですが、
物語の方向性がマニアックな方面に偏りすぎてきたことと、
グリーンハウスによる他業界での「ビックリマン風キャラ」の量産により
両者のパワーバランスが大きく偏ってきていると思われるのです。

事実、反後博士のみの「ひかり伝」は大ヒットとはならず、
逆にグリーンハウスがデザインに携わった異種商品が大きく話題になってます。

昨今のビックリマンシールでも裏面に「GH」の記載が付くようになりました。
80年代当時は単なる一デザイン請負会社だったものが、
発売元と対等のポジションに登りつめたと言えるのかもしれません。

とは言え、グリーンハウスであれば何でも売れるのかというとそうでもなく、
シールの背景に練りこまれた設定や魅力が透けて見えないようだと
面白みも半減してしまうというのは、多くの方が感じているのではないでしょうか。

大和神伝、境外滅伝、ももクロマン、スーパーP3シールなど
引く手あまたの人気で、おまけシールはグリーンハウスの独壇場となりつつあります。
ですが本家を超えるクオリティにはさすがに及ばないとも感じてます。

博士のプロットは未だ至極難解ですが、
博士の代わりが務まる人は存在しないでしょう。

かつてのようにイラストと設定とががっぷり四つで組み合っていけるよう、
両者を取り持つスキルのある人がBMプロジェクトにいてくれたらいいのですが...。
...両方とも既に地位も実績もあるプライドの高い人たちですから、
そこに口を挟んでいくのは厳しいだろうなー。

しゃぶられたらしゃぶり返せ

第8弾のお守り・おしゃぶり小助の顔って、
私はてっきり哺乳瓶の乳首の部分を上から見たデザインかと思ってました。
ちょうど中央の赤い部分が吸い口みたいな。

けど伝説版のシールを見て、
中央の周辺に背景が透けている箇所があることに気づきました。

この顔...。
ドーナツ状のパーツの中央に赤い玉がくっついている形状だったのですね...。

いやいや、最初からどう見てもそうだろうという意見もあるでしょうが、
私は今の今まで全くそういう風には見えてなかったので衝撃でした。
顔のど真ん中に穴が開いてるなんて、生理的にコワイ形状じゃないですか...。
顔の厚みもかなり謎です。

てゆーか、おしゃぶり小助って
全然おしゃぶりな要素無いですね。

まちがいさがしLv.8

伝説6記念というわけでもないですが、旧8弾の話。

旧8弾の3すくみのうち、No.85とNo.86の6枚について
うっかり裏面イラストの悪魔が間違って描かれたことから、
販売途中で修正版と入れ替えられたことは有名な話です。

以前グリーンハウス本社を訪問させていただいた際、
裏面イラストの原稿がファイリングされた資料を見せていただいたのですが、
No.85とNo.86は間違った原稿の上にそれぞれ蜃鬼ROと逃水鬼のコピーが貼られてて、
こんなアナログな方法で直したんだーと驚いたのを思い出しました。
(当時写真を撮らせてもらうのを忘れたのが悔やまれます^^;)

さて、こうして8弾の3すくみの一部が修正されたわけですが、
どういうわけか他にも「修正」というか、変更が加えられたシールがあるようです。

ついでにコレも手直ししちゃえ!というノリだったのかどうかわかりませんけど、
私が手持ちのシールを眺めて見つけたのはこちらの2種。

ポンプ大帝は「瞬間聖迫力∞6」が「瞬間聖道力∞6」に、
聖母マンマは「聖天界は?」が「天聖界は?」に
それぞれ変更されています。

いや、厳密にはどちらが修正前でどちらが修正後かというのは微妙です。
「聖天界」→「天聖界」は当時整備されつつあった専門用語の統一でしょうが、
ポンプ大帝の変更は何の意図があったのかはよくわかりません。
とりあえず、アイス版・伝説版での記述が正しい記述(=チョコ版修正後)との判断です。
※11/10追記:伝説版でも聖母マンマは「聖天界」でした。ありゃま。

チョコ版の天使・お守りは悪魔に比べて出荷数が少ない上、
蜃鬼ROなどの修正前後を比べると修正前のほうが出回りが少ないので、
他にも修正されたことに気づいていないシールがありそうです。

手持ちのチョコ版シールをアイス版や伝説版と比較して、
「おや?」と思ったものがあれば教えてくださいね。

実際のところ、探せば他の弾にもあるのでは...と戦々恐々(笑)

コラボタオルが夢の跡

既に夏は過ぎ去り、冬の訪れも近い今日この頃ですが
ようやくマリーンズコラボタオル全6種をコンプしました!

と言っても、当初から遠方のタオルは某氏に代理購入をお願いしていたので
手元に無かっただけで既にコンプはしていたのですけど
先日ようやく受け取りと支払い(代金+交通費一部負担分込み)を済ませて
無事入手と相成りました次第です。

ときに、このコラボタオル。
ライバルチームをザコ悪魔に仕立て上げるという点で
攻撃的で洒落た企画ではあると思いましたけど、
現物を手にしてみると...やっぱりザコ悪魔はザコ悪魔というか、
どうせならもっとカッコいい系のキャラのそろい踏みを見たかったですね。

ヤマト以外の若神子にもマリーンズユニフォームを着せて
ゼウスの代わりに登場させるとか...。
なにせザコ悪魔じゃどうしてもカッコよさに難ありですから(^^;

だからと言って、来年またこの企画やられたらたまりませんけど!(爆)

モバゲー2か月後の雑感

そういや伝説4のシール裏面にあるQRコードは
今月末が使用期限になってます。
SNSプレイヤーの方でまだ読み取りしてない人はお急ぎを。
モバゲ―のほうは10月末までに対応...と書かれてましたけど、
今のところそのような動きはまだ無いようですが...。

ところでそのモバゲ―の方のゲームですけど、
個人的にはGREE/mixiのゲームよりずっとイマイチです。

GREE/mixiのほうはシステムが複雑になりすぎて初心者殺しな仕様ですが、
モバゲ―のほうはシンプルなのはいいのですけど、
ビックリマンの良さを活かしきれてないのが残念至極です。
イベントごとに特効キャラが新たに投入されるのですけど、
何でこのキャラが?という脈絡のない人選ばかりですし、
一回のイベント期間で2度も3度もガチャ追加があって
重課金プレイヤーが飽きないためだけの露骨な姿勢が非常に不愉快です。

そのイベントというのも、マップを歩いて悪魔を探し、
悪魔を網で捕まえてメダルに換金するというようなシロモノ。
あるいは途中で登場するボスをひたすら叩くだけのありきたりなレイドバトル...。
今度リアルタイムバトルも導入するみたいですけど、
プレイヤーのモチベーションアップにつながるでしょうか?

なんか、先日半年で終わった「神羅万象エターナル」と被るんですよね。
もっとビックリマンの良さを活かせないと、
生き残っていくのは難しいんじゃないかと思っちゃいます。

肉球カップル?

SNSアプリのイベントで、「打倒!B★Z★H」というのがありました。

異聖メディアと創聖使によって復活したブラックゼウスの脅威に対し、
ピア・マルコが次代バンたちと協力してパワーアップするというイベントです。

まあ、ストーリー的には大して目新しい話でもないのですけど、
唯一このイベント中で気になったのがこの一コマ。

エリースターの父親はお守りだったそうです。
少なくともこのアプリの中では。

そう、このアプリの中では...。

源層界まで追っかけ大冒険を敢行した、あのお守りなのでしょうか??

来年の干支の話

カーネルダースは登場時、聖神ナディア直属のえらーいヘッドであり、
個人個人がFuzzyM.Rと同格のパワーを持つ...なんていう破格の扱いでした。

そんな触れ込みのわりには、どうにもビジュアルに難ありというか、
某HxHしかり干支モチーフってどうしてこうも頭数合わせ的ポジションに落ちてしまうのか、
なんとも微妙すぎるヘッドと成り下がったのは周知の事実かと。

そんな中でも特に、個人的に「なんだよコイツ...」的な印象を受けたのが

午ノフ王。

他の連中も大概ですが、彼のこの姿は何でしょうか。
競馬ファンのおっさん同然の革ジャケット。
足の間にはチェスのナイトをイメージしたと思われる台座。
(尻から生えているとしたら邪魔すぎる)

馬=競馬という発想はさすがは競馬好きな米澤さんですけど、
冒頭に書いたようなプロフィールのヘッドキャラなのですから
もう少し神秘性とか威厳とかを感じさせるデザインであってほしかった...。

それもさることながら、「午ノフ王」で検索しようと
キーボードで打ち込んでたら...

いや、単なる偶然ですけど...ぐむむ...。

あったっまーのてっぺんに~

伝説6のシールを見て気づいたのですが、
ネロ魔身の崩壊前と崩壊後とで無限魔念星の描かれ方が若干違ってます。

崩壊前のほうは、真ん中の穴からネロの頭部の輪郭が見えてますが、
崩壊後のほうだと頭部の輪郭は見えていません。

ではオリジナルだとどうだったかというと...。

どうやら、オリジナルのほうは線が太くてわかりづらいだけで、
当時から崩壊前のほうだけ頭部の輪郭が見えるデザインだったようです。

崩壊後のほうは崩壊前と比べて、耳部の厚みや眼窩の出っ張った部分の太さが大きいので
崩壊するにつれて頭部が膨張し、魔念星の穴より大きくなったのかもしれません。

なーんて、どうでもいいですね!

30年ひとむかし

そういや先日ももクロマンチョコ発売に関連しての製作側インタビュー記事にて、
『「悪魔VS天使」の企画が始まってから、来年がちょうど30年目なんです。』
と書かれてて、私もそうだそうだと見過ごしてたのですが...。

悪魔VS天使シリーズのスタートって、1985年ですよね。
てことは、30周年は2015年じゃん!

「企画が始まってから」とあるので、商品の発売の1年前に企画が動き出していたと
解釈するのかなとも思いましたが、悪魔VS天使のひとつ前の「ギャグポスターシール」が
やはり1985年発売なので、悪魔VS天使の企画もまた1985年だと考えられます。

よく確認せずにそうなんですよねーなんて書いた私も大概ヌケてますけど、
はてさて、どこでどう勘違いされたんでしょう?
まさか本当に、2014年に向けて30周年企画を進めてたりして?

それにしても、同じく悪魔VS天使シリーズの20周年記念として登場したのが
かの「20thアニバーサリー」であり、21周年が「ひかり伝」でしたよね。
まさかここまで引っ張ってなお完結しないとは、誰が想像できたでしょうか!?

モバックリマン開始

いつ開始するのかと注目されていた、モバゲ―版のビックリマンアプリが
9/12から配信開始されました。

だいたいどんなものかチェックしたいという方は、
他のサイトのレビュー等でご確認ください。(こことか

こちらは現在GREE/mixiで配信中のアプリとは運営会社が異なるものの、
大元は同じ日本一ソフトウェア。
そもそもSNSゲームなんてどれも似たフォーマットをベースにしてるので
どんなゲームをやっても基本は同じなんですけどね。

・時間で溜まるエネルギーを消費してシナリオを進める。
・ガチャを回してカードやキャラをゲットする。
・カードやキャラを掛け合わせて強化・限界突破させる。
・他のユーザーと協力する要素がある。
・課金すれば何かと有利になる。

という感じで、このゲームもご多分に漏れずこの形式です。

ドリコム版との細かい違いでは、キャラ固有の技が最初から用意されているところとか、
お宝さがしのトレハンモードがあるとか、違いはいろいろありますが、
シールの3すくみ属性が知・技・力(ここは天・守・悪でいいじゃん)だったり、
いきなりグレードがUR>SSR>SR>R>HN>Nと6段階もあったり、
ちょっとコレ違うのでは...と思うところがちらほら。
ちなみに登場するキャラは今のところ8弾ぐらいまで約300種。

あとやたらアニメーションエフェクトが多用されたりしますが、
スペックの乏しい携帯・スマホではかなりきついのではないでしょうか。

ドリコム版に慣れた人にはある意味で新鮮に見えるかもしれませんが、
見た目が小奇麗になっただけの焼き直し版ではユーザー大移動は難しいかと。

今後どんなイベントを仕掛けてくるのかが焦点でしょうか。

聖魔和合異聞~ドリコムの場合~

GREE/mixiのソーシャルアプリでは、アニメや漫画とはまた違ったストーリーが
独自の解釈の上でたびたび描かれています。
中でも他のメディアでほとんど描写される機会がなかったパンゲ編では、
先日も「聖魔究極戦~炎の章~」として、火の大層でギリテス・モーゼット両陣営による
激しい戦いが描かれました。

一方で、ゲーム中の時間軸はイベントごとに行きつ戻りつバラバラなのですが
今回行われたイベント「聖魔和合伝」では、聖フラダイスを大洪水が襲うところから
ロココ・マリアによる聖魔和合までの一連の流れがテーマとなりました。
そこでは、従来のアニメや漫画とはまた違った解釈を軸に再構成された
胸熱な物語がありました。
(詰め込みすぎな感もありますが...)

内容には賛否あるとは思いますが、このまま埋もれていくには惜しいと思ったので
少し紹介してみたいと思います。

ちなみに、ツッコミがありそうなところに★印をつけました。
あとでまとめて解説というか、記述しています。

さて、時代は天蓋瀑布で魔スタリオスとフュジョンキッドスが誕生した頃。
キッソスを失って暴走した天蓋瀑布の聖流が聖フラダイスを襲う直前です。

ゲーム画面では、キャラのセリフはどんどん上書き表示されていくので
会話の流れが「下が先」の場合も多々あります。

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ヤマト爆神はフレックス仙人から神具「割魔聖光剣」を受け取り
聖Vヤマトへと神化を遂げる。(★1)
同様に他の神帝たちもレインボー神化を達成。

ちょうど大洪水が聖フラダイスを襲うが、
カーンが事前に用意していた巨方舟で難を逃れる。(★2)

時を同じくして、ワンダーマリアの6聖球が失われる。
デビル曰く、レインボー神化した神帝の方が支配力が強いため
そちらに吸収されたとのこと。(★3)

神帝が増力したときに悪魔同士戦っている場合ではないと叫ぶマリアだが、
デビルは聞く耳を持たずマリアを幽閉する(と思われる)(★4)

大洪水後、ロココたちはカーンの指令に従いレインボールを目指すが、
そのさなかに曼聖羅の創聖童鬼3人の襲撃を受ける。(★5)

からくも曼聖羅を退けたロココ一行だが、
バリア状の高エネルギー体であるレインボールを突破できずにいた。
そこで神帝隊は神具に理力を込め、アーチロードを作成して
それをレインボール表層にぶつけることで突破口を作ることを提案。(★6)
ロココの制止を振り切り、巨方舟を久遠域に送り届けるのであった。

その頃マリアのもとに、同じく満身創痍なプタゴラトンが現れた。
プタゴラトンは、ノアが目指したという聖魔和合の話を語る。
ノアは自分の娘に聖魔和合の願いを託したが、
デビルによって「娘」は一人にされてしまったこと。
それでもプタゴラトンはマリアを見捨てられなかったという。(★7)
プタゴラトンは己の命を捨ててマリアを解放する。

久遠域にて、神帝隊の生まれ変わり、メイドン天使が出現。

メイドンの助けでラファエロココに神化したロココは、
フュジョンキッドス、魔スタリオス、創聖童鬼らを退け、
とうとう最深部でスーパーデビルと戦い、これを打ち倒す。(★8)

しかし、戦いの果てにあまりに多くの犠牲を払ったことに、ロココは苦悩する。
こんなものが自分の目指した平和なのかと。

さらに、スーパーゼウスからの通信により、
デビルが消えたことで天魔界が崩壊し始めたことを聞く。

「これで悪魔がいなくなり、世界は平和になる」
そんなゼウスの言葉をさえぎり、悪魔をも救うため
ロココは天使であることを捨てて天魔界へ向かう。

天魔界で全理力を放出するも及ばず、意識を失いかけたロココの前に
倒したはずのスーパーデビルが現れた。
ここまですべてがデビルの計算だったという。

いよいよ最後というときに、ワンダーマリアが助けに現れた。

天魔界を救うために命を投げ出すロココの信念に同調したマリアは、
自分の心のままに、ともに戦うことを決意。
そのとき神帝隊のアイテムが出現し、シヴァマリアに変身した。(★9)

こうしてロココとマリアの力でスーパーデビルを討ち取った。
さらには天魔界を崩壊から救うため、真の聖魔和合を果たす。
それは二人が力を合わせて天使・悪魔を超えた存在になることだった。

そして時は流れ、平和な世界を託された次代たちの物語が始まる―。


というのが、大まかな流れでした。
OVAの恋愛感情を持たせた展開とは異なり、種族を越えて互いの信念に基づく理解が
聖魔和合の根底にあるという設定は、なかなか味わい深かったと思います。

ただ、もともとボリュームの多い物語をかなり端折ったので
流れが読み取りにくい箇所もあるかと思います...。
それでも雰囲気ぐらいは伝わったでしょうか?

さてツッコミどころについてですが...。

★1:神具を受け取ってレインボー神帝に神化
 シール設定では逆ですが、フレックス仙人たちからアイテムをもらうことで変身。
 同時にこのとき、ヤマトらは自分たちの宿命を悟っています。

★2:巨方舟はカーンが事前に用意していた
 カーンは大洪水を予見していたわけですが、作中ではポセイドスに悲面の呪いをかけたのも
 魔紀元神器をポセイドスに与えたのもスーパーデビルということになってます。
 (神器はどさくさにまぎれて幻神のものをすり替えたそうな)
 つまり大洪水はデビルが意図的に起こしたという設定です。
 さらにはカーンもそれを(預言書で?)知っており、神帝隊がカーンに不信感を感じる場面もありました。

★3:6聖球は神帝突入前に消失している
 これもシール設定とは逆の展開です。
 神帝がパワーアップしたことで、聖球のパワーが自動的に
 あるべきもとに還ったということらしいです。

★4:デビルの野望とは?
 「あとわずかだ!世界の謎を解き、新河系!エズフィト!大魔テーション!
 その全てを...ワタシは手に入れる!!」
 この時代のデビルが未来のことを知っている理由は??
 ゲーム中ではイベントによって時代設定がまちまちですが、どこまで影響しているのやら。
 そしてマリアは、ノアの直系で悪魔というより源層界に近い存在だからこそ
 手元に置いていたという発言もあり。

★5:曼聖羅の目的は?
 創聖童鬼たちは、レインボールが天蓋瀑布に隠されていたことを知らなかったようで、
 ずっと探していたと思われる描写があります。
 一方で、以前アリババが曼聖羅のために戦っていたような記述も?ゴースト時代?

★6:アーチロードとは
 作中ではレインボールが溶けてアーチロード化、ではなく
 神帝がアーチロードを作り出してレインボール表層部に激突させるという展開です。
 このとき、神帝たちの理力で作られたアーチロードは神帝自身も同然であるため、
 結果としてレインボール突破=神帝たちの消失へとつながります。

★7:ノアが目指した聖魔和合とは
 プタゴラトンは聖魔和合を研究していた、というSBM設定が踏襲されています。
 ノアは天使と悪魔の協調のため、聖と魔の娘を生み出すはずだったが
 デビルによって片方が失われたという展開。
 シール設定における卑弥太夫の存在が転用されています。
 同時にプタゴラトンがマリアの父親であるかのような内容となっています。

★8:久遠域決戦!
 作中では久遠域を進む途中で次々とボスキャラが登場します。
 特にフュジョンキッドス・リオコーン・マリアショウ・ダビデブ・スーパーデビルが
 ここでしか戦えない特殊なボスという扱いでした。

★9:シヴァマリア誕生
 このときマリアの意識の中で、卑弥太夫と思われる影が語りかける場面があります。
 卑弥太夫が封印されていたのは、マリアの中に...だったのでしょうか?
 ※ちなみに卑弥太夫は、別イベントでは頭が固く世間知らずなマリアを翻弄する陽気な姉キャラです。

とまあ、ボリュームたっぷりの内容でした。
...うーん、読み返してみてやっぱりわかりづらいなあ...。
下手に自分の解釈や感想が入らないようにと思って簡素にしてみたのですが、
まとめが下手で申し訳ないです。

これらはゲーム中であまりプレイしなくても自動的に見れるムービーがほとんどですが、
イベントが終了したら3,4日程度で見れなくなってしまいます。

私、少なくともこのあたりのシナリオだけは高く評価してますので、
何らかの形でいつでも自由に見れるようにしてもらえませんかねー?

聖藍アリババの話

最初に断っておきますが、この手の思い違いをしている人は少なくないと思います。
私もその当時、最初はそう思ったこともあったので。
なので他人の間違いをあげつらうような意図はありません。

先日、WEB拍手からこのようなコメントをいただきました。

『今私が気になってるのは、今更ながら何故聖Iアリババだけ色が漢字なの?
って事なんですが・・・。』

一瞬、質問の意味が理解できなかったのですけれど、
この方は「I=アイ=藍色」と思ってたんですね。

結論から言うと、IはIndigo(藍・青藍色)の頭文字なので
他の6人と同じく、色のイニシャルになってます。
他の色に比べて日本ではマイナーですけどね。
同じ弾の天使「聖ホープ」の裏面も参照ください。

ヤマトがVというのは勝利のVictoryを連想させますし、
アリババも「哀」という漢字に置き換えると雰囲気が合ってます。
ピーターのRはなんか優雅な響きですし、
牛若のYはアルファベットなのにどこか異質な印象だったり...。
他の面々もなんとなくアルファベット自体のイメージと近い...かも?
そういうふうに考えてみるのも面白いですね。

※ちなみに、以前にも似たようなネタ書いてました。
2001/5/18

お宝ラーニングのレポートング

9月4日放送のテレビ朝日系深夜番組「キス濱ラーニング2」という番組で
ビックリマンシールが扱われたとの情報をいただきました。
(情報提供ありがとうございました!)

そこでネットを探して動画を見つけたので、軽くレポートをば。

番組のコンセプトとしては、Kis-My-Ft2のメンバーとよゐこ濱口が
毎回いろんな芸人と対決を通してお勉強するというものです。
今回は千鳥の2人とのプレミアお宝グッズ2択クイズで、
商品は雑誌・チョロQ・ドールなど様々あり
その一種としてビックリマンシールがノミネートされたという流れです。


オリジナルと伝説版とが混ざっているのが何とも適当な感じ。

さて番組中でビックリマンは2回登場したのですけど、
1回目に登場したのは聖フェニックスのシール2種。
その違いはというと...。


早い話が色抜けエラー(右)と通常版(左)。

で、結果はご覧のとおり。

当然ながらエラー版の方がはるかに高額でした。
通常版でも1000円の値が付いてるんですね。
こういうプレミア鑑定モノでエラー品が出てくるのは珍しいかも。

で番組後半に再度ビックリマンが登場したのですが、
今度はこちらの2種。

スーパーゼウスと魔肖ネロ。
これ、ゼウスがビニールコートだとか福袋版だとかいうことも、
ネロがホロセレだということもなく、
純粋にどちらもチョコ版の通常品(状態もそこそこ)として判断するようです。

となると、当然結果は...。

こうなりました。
ゼウスが高く、ネロが安く感じるのは状態の良し悪しのせいですかね...。

たまにテレビでビックリマンを見かけると面白いですね。
しかしキスマイはともかく千鳥はBM世代じゃないんかいな...?

そう、ビックリマンならね。

ビックリマンのiPhoneケースが販売になりました。

正式には「iPhone5」のケースですね。
当初6月下旬発売予定と言われてましたので、やっとこさという感じです。

で、ラインナップは毎度おなじみ天使ヘッド3人衆。

iphone_case.jpg

ただ1個2500円もするのが...。
(別にビックリマンに限らずiPhoneケースはどれもいい値段するようですが)

おいそれと開封するのも躊躇われるので、中身や仕様については
他の人のレビューとかで確認してください(--;
プリズム仕様のケースのほか、保護フィルムにもキャラが印刷されているそうですよ。

好評だったら、今度は悪魔ヘッドのバージョンも出たりするんでしょうか?

あいにく私はiPhone使いではないので、全く不要なのですけどね...。
こういうモノこそ、「納得はできないけど手を出さずにいられない」という
コレクターの悲しい性(さが)の一例ですねえ。ふぅ。

ゼウス様、人気アプリに出張中

「スーパーゼウス」で検索をかけると、
何故か時々「パズドラ」関連のページがヒットします。

どうやら「ゼウス」というキャラがいて、
こいつを覚醒させたりレベルMAXにしたりしたもの(?)を
プレイヤーの間で勝手に「スーパーゼウス」と呼んでいる模様。
(明確な定義は無いようで、人によってまちまち)

ただ、見た目もなんとなくスーパーゼウスっぽいので
それも含めての俗称なのかもと思ったり。

puzdra_zeus.jpg
puzdra_zeus2.jpg

おー。かっこいいぢゃん。
こういうシールもアリかもしれないですねー。
いや、やらなくていいですけどね。

さいたまさいたま!( ゚∀゚ )/

行ってきました西武ドーム!

seibudome_201307.JPG

この金・土・日の3日間、西武ドームで開催される西武VSロッテ戦にて
ビックリマンとマリーンズの限定コラボタオルが登場!
ということで、まさか初日で売り切れるようなことは無いだろうと思いつつも
何かあってからでは遅いというのと、今後の動向を先読みする上での情報収集もかねて
初日の販売開始時を狙って西武ドームに行ってきました。

...同じことを考える人はやはりいるんだなあ、と思ったのはさておき。

販売されるビジターストアの様子はこんな感じ。

seibudome_shop.JPG

ざっと見た感じ、店内では他のグッズと比べても一番豊富に積まれていたような。
初日の最初の一時間ほどしか見てませんが、もしかしたら最終日まで残る可能性あるかも??

しかし本当、誰が得する企画なんだろう...。
今後の他球場展開を見据えて交換用に余分に買ったものの、
具体的にどうしたものかと思案中です。
引き続き、他球団の地元にお住まいのコレクターさんからのご連絡をお待ちしております。

さてさて、購入したブツはこちら。
※結局タオル以外にビックリマン関連のアイテムはありませんでした。

colabotowel_seibu.JPG

相手球団側をメインにしたためか、スーパーゼウスが隠れているのが残念なところです。
ちなみになぜシシ魔イかというと、おそらくは「ライオンズ=獅子」なんでしょうね。
バックにあるのは草加せんべいでしょうか?

そう考えると、今後「戦士(ファイターズ)」「鷹(ホークス)」「鷲(イーグルス)」「青波(ブルーウェーブ)」
に関連する悪魔がピックアップされると予想されますけど、
つなみ狂蔵以外ぱっと思い浮かびませんね...。
他に鳥系だとガブリッチ王族ぐらい?魔ダックやもの魔ねは鷹・鷲って感じじゃないですしね。
<追記> オリックスはバファローズなので、青波じゃないですね、失礼しました。


ところで、タオルの入っていたパッケージにこんな記載が。

colabotowel_seibu_parts.jpg

小さなパーツ?
シールは入ってませんでしたけど?(爆)

スーパーマリーンVSパシフィック5悪魔

今年の夏、千葉ロッテマリーンズの限定グッズとして
ビックリマンとコラボした商品が登場するそうです。

『ビジター限定ビックリマンコラボタオル埼玉バージョン』

ph_goods01.jpg

http://www.marines.co.jp/news/detail/11641.html

ビジター限定ということで、千葉ロッテ以外のパ・リーグ5球団の本拠地だけで販売するアイテムのようで、
過去にも同様の企画が「コアラのマーチ」「BLACKBLACK」とのコラボとして実施されていたそうです。

今回明らかになったのは、今週の金・土・日に埼玉の西武ドームにて
「埼玉バージョン」が販売されることだけですが、
過去の例に倣うと札幌(日ハム)・宮城(東北楽天)・神戸(オリックス)・福岡(ソフトバンク)でも
それぞれの限定バージョンが登場することは間違いないでしょう。

...って、シールじゃないだけマシだと思うべきなんですかね...。
いきなりコンプ前提で計画を考えるのはある種の職業病みたいなものかと思いますが(笑)、
さすがに関東以外の球場までは行けないので、代理購入もしくはタオル同士の交換に
応じてもらえる人を探すのが得策かもしれませんね...。

研究員ツイートによれば販売数もかなり少ないようですが、
BMグッズコレクターとしてはどうにかゲットしておきたいところです。
札幌・宮城・神戸・福岡の近くにお住いの方からの代購・トレード予約のご連絡をお待ちしております。
(最終的にはオークション頼みになりそうだなあ...)

...それにしても、なんて企画を立てやがる(爆)

去る神羅と来るBM

神羅万象の携帯向けSNSゲーム「神羅万象エターナル」が
9月2日をもってサービスを終了するそうです。

shinra-e_final.jpg

エターナルという名前に反し、昨年11月に開始してから1年持ちませんでした。
「神羅万象エターナルコインチョコ」なんていう関連商品も出しましたけど、
価格の高さ・中身のしょぼさ等で全く売れてませんでしたね。

このゲーム、開始早々に大きなバグでイベント用レアカードをばらまいてしまい
それらを強引に回収したためいきなりユーザー離れを起こしました。
その後も基本的なバグが多かった上、イベントはレイドバトル・マラソン・バトコロの3種のみ。
登場するカードキャラもどうやって選んだのか全く意味不明な基準で、
神羅の世界観をろくに活かすこともできてませんでした。
ストーリーのほうも先日1か月ぶりに更新されましたけど、なんだか打ち切りっぽい感じです。

このゲームに関しては本当に運営が無理解すぎ&お粗末すぎでした。

ところで、去る者あれば来る者もあるということか、
モバゲーでビックリマンの新ゲームが登場するそうです。

『ビックリマン・コレクターズバトル』
mobage_bm_pre.jpg

こちら現在、事前登録受付中だそうで、登録するとSR十字架天使がもらえるそうな。
そのうちTVCMでも流れたりするかもしれませんね。

てゆーか、こちらはドリコムではなくアクセルマークという会社が作成するようですけど
ドリコム側のユーザー離れが起きるのか何も変わらないのか、注目かと。

...どっちも頑張ろうという人は大変だろうなあ。

大層な課金録~運営の彷徨~

GREE/mixiのゲームは、先日パンゲ編新作「大層回顧録~三聖の彷徨~」が展開されました。
これまで一本釣・ピーター・フッドがそれぞれ主役の立場で進んできましたが、
残り3人のパンゲアクターについて今回まとめてフォローされた形です。
ぶっちゃけ、普通に懐かしさでプレイしてるユーザーにとっては
物語はおろか登場する3すくみシールすらほぼ初見なんじゃないかと思うのですが、
聖魔究極戦に突き進んでいく「ぐう熱」な物語はいよいよ次回30弾に入る模様です。

さて、そんな中いわゆる「キラブラゼ問題」というのが起こっています。
端的に言うと、たっぷり課金したのに相応な報酬が得られなかったことに対して
一部の重課金プレイヤーたちが不満を爆発させ、無課金化で抵抗しようとしている問題...です。
(発起人の人は、報酬のランクそのものよりも運営の不誠実な対応に怒っているようですが)

この問題、当初から私としてはなんかしっくりこない部分がありまして。

そもそもは、運営が報酬一覧のページへのリンクを張り間違えて(あるいは故意で?)
複数あるランダムゲット報酬のうち、最高ランクのアイテムしかユーザーに提示していなかったことが発端。
多くの重課金プレイヤーは、最高ランクのアイテム(ホロブラゼSSR)を目指して課金を重ねたのに、
提示していない最低ランクのアイテム(キラブラゼ)が出るのは詐欺行為だ!と訴えているわけです。

ですが、そんなユーザー泣かせな仕様は今に始まったことじゃなく、
これまでも頑張ってもなかなか目当てのものがゲットできくて苦汁を飲まされてきたわけですが、
それでも今回ほどのムーブメントには至っていませんでした。

そこで思ったのですが、重課金プレイヤーの方々はこれまでは
課金によって最終的には目当てのものをゲットしてきたんですよね。
そこには「課金の負担」と「充足感」のバランスがとれていたのでしょう。
だから多少の不満があったとしてもそれが気にならなかったんでしょうね。

それが今回はこのバランスが崩れてしまったため、
言い方は悪いですが"今頃"運営の凶悪さに気づいてしまったのかな、と。
で、影響力の大きい面々が声を上げだしたので騒ぎになってきたんですかね。

もっとも、これをいかに気づかせずに課金させるかが運営の腕の見せ所なんでしょうが。

アプリの行く末を左右するのはまさに課金ユーザー様なので、
彼らの機嫌を損ねるのはまさに死活問題のはず。
だからこそ無課金プレイヤーの訴えは二の次にして、
重課金プレイヤーが適度に「手ごたえ」を感じられるようにイベントの難度を調整したり、
やることが無くなって課金が止まらないようにイベント用アイテムを出し続けたり、
ともかく課金プレイヤーが楽しめることを第一に運営されてきたように思うんですけどね。

まあそのせいで、今からアプリを始めるようなプレイヤーでも
イベント前に箱ガシャを何度か空にすればトップ50に入れるようなシステムになっちゃいました。
逆にこれまでせっせと黒枠源層コアやSSRホロを集めてきた重課金プレイヤーも、
新規実装の増力効果覚醒であっさり初心者デッキに負かされたりもするみたいですけど。
そんなこんなで、相当うっぷんが溜まっているプレイヤーが多いのか
イベント参加人数は目に見えて減ってるみたいですし、
運営はイベント薬の安売りキャンペーンを毎日のように展開したり必死な模様。

なんか、本当にアプリでもパンゲ編が未完になっちゃったりして??

∽∽∽

先日のまんだらけシールの続報として、
企画名と販売形態が発表されたようです。

...うーん、今はあまりコメントしないほうがいいかな。
1箱18個入りで18種+αってことは、一部のシールに
数箱に1枚ぐらいのバージョン違いがあったりするんだろうなあ。

さてそんなことはさておき、この話題にちょっと関連して
上海鑑定団の担当さんがブログで興味深いコメントをされていました。

因みに最近のGHではおなじみのS字模様ですが
僕としてはS字模様がある絵は手抜きとは言いませんがそんな感じと捉えてますw
前半弾全然無いですよね?
後半はいっぱい使ってる。
S字っていうのは最も優れたデザインスタイルなんで、どこにでもぶっ込めるんです。
で、ぶっ込んでますw
だからS字が無いキャラは=本気って解釈で僕の中では評価が高いです。
零魔王の時はS字は使わないで下さいとお願いしました。
僕も本気だったんで。
でもひとつも満足いく物が出来なかった。
ほんと申し訳ないです。

これは確かに常々思っていたところで、
グリーンハウスのデザインって如実にやる気の有無が見えますけど
「とりあえずビックリマン感を入れる」という程度の仕事だと
S字・逆S字のパターンのほかに翼型の飾り・サンダル・仁王立ちで片手を突き出す、など
お決まりの安易なデザインパターンがちらほら。
大和神伝なんかでもこのパターンが多用されています。
グリーンハウス風の自作シールでもやはりよく見かけますね。

まあ実際ビックリマンの世界観がそういう世界だから
似たような方向に向くのは当然なのかもしれませんけど。

旧作では終盤弾の3すくみが特にひどかったですね。
このあたりは反後博士も投げやりだったのかもしれません。
本当、いい商品を作ろうという気概がまるで見えません...。

hachimoku.jpg
↑これなんかがその最たるものかと。

それを考えると、武層動伝なんかの詰め込み過ぎデザインのほうが
まだマシな方なのかなあ...?
そんなことないよねー?

ロースト戦記

「ビックリマンチョコをオーブンで焼くとうまくなる」というネット記事が話題だそうです。
http://rocketnews24.com/2013/06/10/338503/

この話自体はずいぶん昔からたまに聞く話で、
有り余るチョコをどうにか食すべく奮戦した先人の苦労がしのばれる...
というと大げさですが、まあそんな話題です。

でも言ってしまうと何なのですが、
これもおいしく食べられるのは最初の数個だけ。

どんなものでも数食えば飽きる。
当たり前ですけどね。

別に焼かなくても久しぶりに食べるチョコはそれなりにおいしいですし、
いくら工夫しても一度に10個とかはそうそう食べれたもんじゃないです。
まあ、朝食のトーストの代わりに食べる感じがちょうどいいかもしれませんね。

ところで上記の記事の中で、
『昔より「ナッツ感」が減っている』
と書かれてましたが、今のチョコにはナッツ入ってませんから(笑)

1440のつぶやき

だいぶ前にリクエストいただいていたネタです。

ビックリマンの3すくみキャラは、何かしらセリフを呟いたり、
効果音が書かれたりしていることがあります。
桃太郎天子の「パラパラ...」や、きびだんご三助の「ピーコピーコ」、
お救い観音の「ホホホ...」、お助けさんの「ナンマンダ~」などですね。

初期は普通のセリフばかりでしたが、途中からキャラの特徴にあったダジャレや
意味不明な擬音が増えていったのも一種の見どころだったりします。
水墨法師の「てんせ~いっ!」は画竜点睛から来てるでしょうし、
空魔の「Kitty~」はキティ台風が元ネタですね。

これらは基本的にひらがな・カタカナ・英語だけなのですが、
ごく一部に例外があったことに気づいてましたか?

それは第2弾の「甲伊賀流助」。
kouigaryusuke.jpg

彼だけ「殺気!!」と、漢字交じりのセリフをしゃべっているのです。
まだ初期だったので、セリフの統一性がまだ確立してなかったのかも?

ところで、キャラのつぶやきはシールのオモテとウラにそれぞれあって、
オモテとウラで違うセリフが書かれていることも珍しくありません。
(第1弾なんかは全員違うつぶやきになってます)
そんな裏面のつぶやきにも漢字はあるのかと調べてみると...。

第1弾「成りキング」が「フーフ歩ッ!」、
そしてなんと31弾「聖白王星」が「勝ち~っ」と叫んでいました。

nariking_x.jpg

st_hakuosei_x.jpg

しかし、数多い3すくみキャラの中でもこの2人だけ。
特に聖白王星は何故このタイミングで長年の不文律を破ったのか...。
最後だから真面目にセリフを考えるのが面倒になったんでしょうか?

「赤いヘラクライスト」

増力後パワーバランス良のヘラクライスト、いわゆる赤ヘラクは
肌の色が肌色というよりはピンクっぽく見えるのが特徴です。

これは白い肌に赤プリズムの下地の色が透けているという説が一般的ですけど、
そもそもよく考えてみると...。

パワーアップ前のヘラクライストは、これでもかというぐらい赤い肌です。

なので、パワーアップしても赤っぽいのはむしろ当然。
バランス不均衡の緑ヘラク状態で顔面蒼白になった名残なのでしょう。
もっとバランスが良くなると真っ赤っかになるんじゃないですかね?

まあ冗談はさておき、なんで増力前ヘラクは赤い肌だったんですかね。

これが単なる肌色だと本当にビックリマン的な個性が薄いただのコスプレ兄さんなのですが、
赤いことで普通以上にパワフルなイメージになっているのは事実かと。

ところでヘラクライストの語源はヘラクレス+クライストですけど、
カブトムシ要素や12の試練というヘラクレス要素に対し、
クライスト(キリスト)要素はあんまり無いですよね...。
ブラックゼウスを打ち倒す救世主の要素はあるかもしれませんけど。

ではもう一つの語源である古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスはどうでしょう。
彼は「万物は流転する」という言葉で知られていますけど、
世界の根源(アルケー)は火であると考えていたそうで、それが関係するかも。
すなわちヘラクライストの肌の色は、火の色なのではないかという考えです。

実際どこまで考えてデザインされたのかわかりませんけどね。

セントジュエルの形跡をさがせ!

聖石烈隊は「聖石」というぐらいですから、
セントジュエルと何か関係があるのでは?

登場時にそう考えた人は少なくなかったかと思います。

でも、どう考えても聖石烈隊とアレキサンマルコには
接点が見つからないんですよね。
「烈」の字から新河烈士団とのつながりを模索したりもしましたが
何ら有力なつながりは見つからず。
聖石烈隊エイドンが何故か聖静と同じポーズということぐらいで、
これ以上追及してもおそらく何も見つからないでしょう。

石魔戦隊もそうですが、彼らは何故か骨の姿をしています。
なのでここでの「石」は「化石」の意味なんでしょうね。

聖石烈隊も石魔戦隊も、ギリテス・モーゼットにいつから仕えているのか
どこから登場したのかが記述されていません。
ギリテスは源層界、モーゼットはエズフィトからやってきたと思われますが、
各部隊も同じくその地からやってきたのか、あるいはパンゲで生み出されたのか?
姿かたちが似ているので、元々パンゲに眠っていた化石を
ギリテス・モーゼットがそれぞれよみがえらせて部下にしたのかも。

そこにネロ系っぽいピエロ模様が混じっているのも奇妙な点ですが、
マッドーチェの異層空口がエズフィトに通じていたように
何かしら因縁が隠されているのではと思われますが、
これまた明白な事実の立証までには至らず。
マッドーチェに眠っていた土層大鬼族も、何故かネロ因子の影響がありました。

ネロ因子の影響...。
Wレンソイスの砂漠がマッドーチェに受け継がれたりしたのかなあ?

こいつは一本取られたな?

勝手に伝説5ステマ企画。

マグロの一本釣りなどでは、いわゆる「かえし」のない針を使うそうです。
「かえし」とはフックの先の折り返して尖っている部分で、
これが無いことで釣り上げて後方に放り投げた際にすぐに針が抜けるんだとか。

なので、一本釣帝の武器「聖フック」は一本釣りに向いていないようです。

正史ひっぐスピン

かのビックリマン研究員氏の最近のツィッター発言によると、
アニメだけでなくコロコロ記事なども含めた「シール以外の媒体で語られた設定」は
いわゆる「正史」に含まれない…そうです。
ファンがそれらをない交ぜに語るのがどうにも気に入らないご様子でした。
…研究員氏の該当つぶやきは程なく削除されて今では確認できないのですけど、
せっかくなのでちょっとこの話題に乗っかってみようかと。

そもそも「正史」なんてものがあるのかどうか、ですが。

少なくとも、「ビックリマンシールの正史」を「狭義の正史」と定義するのならば、
原作者である反後博士が創造した設定のみが有効で、
そこから第三者が派生させた設定を無効とする考え方はアリでしょう。
該当するのはシールの裏書、過去の反後博士インタビュー、Q&Aなどでしょうか。
コロコロ記事でも図解記事などは含まれそうですが、
誤解を恐れずに言うならば「タンゴ原理主義」とも言うべき考え方ですかね。

しかしながら、これも既に広く知られた話ですが、
当時のコロコロの初代担当編集である柏原氏が反後博士の言葉をくみ取り、
さらに独自の解釈や設定を追加して、子供受けするわかりやすい物語に仕立て上げました。
このあたりのいきさつは「定本コロコロ爆伝!!」に詳しいところです。
(参照:http://kyutabm.sakura.ne.jp/blog/2009/06/090603.html

何が言いたいかというと、ビックリマンは反後博士一人で完成させたものではなく、
多種多様な媒体がお互いに刺激し合って相乗効果をもたらしたものであること。
よって他メディアでの独自設定を否定することは、この流れに反するものと考えます。

もっとも、出自がわからないまま十把一絡げに「公式設定だ」と判ずるのは私もどうかと思うので、
「アニメの設定ではこうだけどシールの裏書では…」と区別して語るのがベター。
でもそんな細かいことを意識するのもほどほどにしないと、息苦しいだけですよね。
BM2000での「冨岡宇宙層理論」みたいに、あれもこれも独立した宇宙だとするのも
個人的には「え~?」と思わなくないところですけど、
それらすべてを許容するでっかさもまたビックリマンの魅力だと思うんですけどね。

結論としては、「正史」なんて言葉を語ることはナンセンス。
でも物語を管理する側からすれば重要な線引きだと思うので
研究員氏が各設定の出自を理解いただいているのはむしろ好印象です。
でもファンにまでそれを求めることはご容赦いただきたい、というのが私のスタンスです。

なので、天界山脈はあっていいんです。

3D時代の先駆者

第2弾の天使に「立体影像仏」というのがいますね。

ところで皆さんは、「立体像仏」ではなく「立体像仏」だということを意識したことはありますか?

映像と影像の違いは何かというと、辞書によれば
「映像」…映画やテレビに映し出された画像。イメージ。
「影像」…絵画などにあらわされた神仏や人の姿。
とされています。

元ネタの意味からすれば、立体影像仏も「立体映像仏」のほうが合ってる気がしますが、
シールイラストである以上「影像」でも間違いではないところ。
まして「仏」ですから、あえて「影像」としたという解釈も成り立ちそうです。

まあ、単なる誤植・誤記である可能性も無くはないかもしれませんが…。

DVDBOX「ヘッドロココの章」初回特典について

先日コメント欄でリクエストいただいた件です。

2005年に発売されたアニメ・ビックリマンのDVDBOX「ヘッドロココの章」は、
のちに再販されたcompact版とは初回特典と箱包装のみが異なるものでした。

初回特典は小冊子が2冊。

左が「解説書」
右が「特選シールカタログ」

このうちシールカタログのほうは、アニメに登場したキャラに限定して
本家シールの画像を紹介するという趣旨のものです。

旧アニメ全般に登場した主なレギュラーキャラはほぼ網羅されてますが、
中にはこんなものも。

なぜか後半のページでは、アニメではほとんど出番の無かったはずの
ポセイドス6形態やラファエロココ、さらに虹神帝やFuzzyM.Rなんかも登場してたり。

まあ、いずれにせよ資料的な話はそんなに多くないので割愛します。

もう一方の解説書のほうは、アニメ的な話題は盛りだくさんな内容です。

まずはオーソドックスに「キャラクター紹介」があったり。

と言っても、魔化子との戦いで幼児化したフェニックスらの姿など
アニメならではの設定画もちらちらあったり。

こちらは「舞台設定攻略チャート」とされるページで、
源層界・天聖界・天魔界・無煙ゾーン・ヘブンシティなどが軽く紹介。

しかしこの冊子の目玉となると、ロココ役の高戸靖弘氏と
チーフディレクターの貝澤幸男氏のインタビュー記事でしょうね。


※クリックで拡大

高戸さんのお話で個人的に印象的なのは、
・聖フェニックスのオーディションでは唯一の男性候補だったこと
・ヘッドロココへの変身に際して、再度オーディションを受け直すことになったこと
・後半では気持ちが入りすぎて、本当にサタンマリアを好きになってしまったこと
といったエピソードです。
初めての役ということもあり、常に全力で挑んだことや、作品に対する思い入れの深さなどが
切々と語られていました。


※クリックで拡大

続いて貝澤さんのお話で興味深かったのは、
・シールの世界観をつかむため反後氏に話を聞いたが、謎は増すばかりだったこと
・ヤマト王子を主人公にした経緯は、スタッフ会議で候補を模索し、
 最終的に全員一致で決まったということ
・お気に入りのエピソードは「52話・天使になりたい」
・企画時、スポンサーの関係でヤマト王子の黒猫マークには悩まされたこと
だそうです。

うーん、やはり断片だとうまく伝わらない気がします。
どこかで全文掲載とかされてればいいんですけどね…。

この冊子、あとはアニメ関連のグッズ紹介や放送リストが掲載されてます。

ところで新ビックリマンの「ピア・マルコの章」にも同様の解説書が付属してましたが、やはり旧シリーズの最初のほうが需要も人気も全然違ったんでしょうね。
再版でcompact版が出たのは結局これだけでしたし。
初回特典と銘打っているので仕方ない部分もあるのでしょうけど、
この小冊子が全てのファンに行きわたらないのはもったいないなあと思うところです。

アプりアプられ2周年

ビックリマンのアプリが先日2周年を迎えたそうです。

シールキャラは1440(+20thのホロキャラプリズム化数種+ホロセレ新規数種)しかないのに、
よくまあこんなに長続きしたものだと思います。
運営方針やバグの多さについてはユーザーから頻繁に叩かれているようですけど、
やはりビックリマンファンというのは根強いというか打たれ強いというか、
何だかんだで見放さないしつこいファンが多い…ということもあるのかと(笑)

私が気になったのはこちらのドリコム公式サイトのブログ記事。

http://www.drecom.co.jp/news/2013/04/2-1.php

このメダル、普通のメダルチョコ…ですよね?
実はゼウスレリーフの特注品では?と、ふと思ってしまいました(笑)

アプリのほうは、一部のストーリーファン待望のパンゲ編イベント第3弾
「大層暗黒記~重雷鳴の使命~」が開催中。
バンパイアフッドの視点で、火・森・風の大層を暗域化してまわる展開です。
やっとモーゼットが姿を見せ始めたところなので、
次あたりでデュークが本格始動する感じでしょうか。
(今シリーズより先にデューク覚醒を扱ったイベントやっちゃってますけどね)

そうは言っても、ゲームシステム的にはどうにも行き詰まり感を感じるところですけど。
なんとか延命しようと手を加えるたびに、複雑化して初心者お断り要素が強くなって、
枯れ果てる前に課金者から絞れるだけ絞る流れになるのではないかと。

ここでもパンゲ編未完にだけはならないといいんですけどね…。

ジグ層動伝

ビックリマンのミニジグソーパズルの第2弾が登場しました。

今回もヘッドシールっぽくプリズム加工されたパズルになっていて、
1ボックス12個入り(全10種+シークレット1種)だそうです。
でもって今回も箱で買うと未裁断パズル1種が同梱されてました。
(これも全種類分あるんでしょうね…)

単価が高いので、欲しいものが出ないからと簡単に買い足せるものでもなく、
結局前回のも今回のも1つも開封しないまま手元に置いてあります。
シークレットは何なのかというのも大した関心事ではないですし、
とりあえず入手だけして一安心という妙な感覚です。
せめて1個200円以下ならなぁ…。

ちなみに公開されているラインナップは、
ヘラク(通常)・ヘラク(増力赤)・魔肖ネロ・ネロ魔身(通常)・ネロ魔身(崩壊)・
ヘッドロココ・ノアフォーム・ワンダーマリア・ゴーストアリババ・魔スターP
の10種類。
まあ無難な顔ぶれですかね。
さすがに第3弾は出ない気がします。

いっそホログラムでジグソーパズルってのも面白いですかね?
裁断面からぐずぐず劣化したりしそうですが(^^;

1枚500円のプリズムファイル

26日よりタイトーの「ビックリマンでビックリキャンペーン」が始まりました。

ただ、対象のプライズはビックリマン伝説3の「ねんりん缶」「パイプBOX」がメインのようで
他のグッズは私が見かけた限りだと扱っていないようでした。
キャンペーンの告知ページには「伝説4」のパイプBOXらしき図柄もあったのに…。

さてももらえるクリアファイルなのですが、
プリズム加工してあって結構カッコいいシロモノです。

ヘッドロココは福袋版仕様なのに、ブラックゼウスは伝説復刻版仕様。
そんな不整合を気にしてる人はあまりいないでしょうけど。

でもまあ、やっぱりキャストはいつもの初期弾ヘッドの面々なんですね。
あえて中~後半のキャラを持ってくる意味も無いからこれはこれでいいのですが、
つくづくビックリマン人気って最初の1~2年がピークだったんだなと思い知らされます。

それでも若神子とかワッPズとかならまだイケるんじゃ?
キャンペーン2弾のデザインはこれでどうっすか?(笑)

人の流れは絶えずして元の人にあらず

ビックリマン関連の情報をサーチするため
ちょくちょくGoogle検索を活用しているのですが、
たまに過去に放送されたテレビ番組が今頃ヒットしたりして焦ります。

ところで、検索キーワードにするのは「ビックリマン」という単語だけではありません。
雑誌・テレビのインタビューなどで登場したロッテの担当者さんなどもチェックしてたりします。

そんな中、ちょっと気になることを発見しました。

「ビックリマンチョコ」は、株式会社ロッテの「商品開発部ノベルティ企画室」が管轄と言われています。
これはかの反後博士がここの「室長」を務められていたことからも明らかなのですが、
ここ数年ビックリマンの宣伝活動は「ノベルティ企画室 主査」の「大野さん」が担当されてました。
それより前は同じく「天野さん」が担当されていたのを記憶している方も多いかと。

ところが検索して見つけた最新のとある記事によると…。
大野さんは現在は商品企画部でも別の部署(新製品を担当?)に異動されていて、
ノベルティ企画室での同様のポジションには別の方のお名前が。

商品の方針は企画担当者の考えに左右される部分が大きいと思われるので、
担当者が変わったことで今後のビックリマンの方向性も変わってくるカモ??

…てゆーか、これって個人情報??
問題でしたら削除しますのでご連絡くださいまし。

シールファイルじゃないよ

なんかいつの間にか、ゲーセンプライズ品が既にいくつも出回っているようです。

ビックリマン伝説3の「パイプBOX」やら「ねんりん缶」やら、
あと「ヘッドストラップ」も1月には店頭に出ていたようです。
むむむ…。

そんな中、3月26日よりタイトーのアミューズメント施設にて
ビックリマンのクリアファイルがもらえるキャンペーンが始まるそうです。
(情報提供ありがとうございます!)

『ビックリマンでビックリキャンペーン』

全国74店舗で合計1万名を対象に、
指定のクレーンゲーム機にスタッフ立ち会いのもとで500円投入すると1枚もらえるそうな。
クリアファイルの絵柄は天使バージョンと悪魔バージョンで2通りあるので、
揃えるには少なくとも1000円の投資が必要ってことですね(--;
※対象店舗は公式サイトで確認できるゾ!

でもまあ、対象のゲーム機はたぶん上記含む各種のビックリマンプライズでしょうから
それを狙うつもりなら一石二鳥…なんでしょうか??
以前紹介した新アイテムもお目見えするかも?

でもクレーンゲームは苦手なんだよなー…むむむむ…。

CMレボリューション

テレビ東京系「ヒットの秘密」という番組の3月17日のテーマは
「売れに売れた商品CM特集」だったそうで、
その中でビックリマンチョコのCMも取り上げられたようです。

今回も見逃してましたので、残念ながら番組の中身は紹介できませんが
情報によれば1985年と1986年のCMが流れたそうです。

ということは第1弾発売時の「引き出しからお邪魔王出現」のパターンと
第3弾発売時の「紐でつりさげられた無数のシールがくるくる」のパターンですかね。
大ヒットを飛ばした以降はあえてCMを放送する必要が無くなったのか
(むしろ品薄で逆にCMを控えたいぐらいだったかも)
22弾でプリズムが復活した時までずっとCMは放送されなかったと記憶しています。

その後は25弾でのテレホンカードキャンペーンとか、
スーパービックリマンのCMとかでたまに製作されたぐらいですかね。
シンクロXのCMも作られたんでしたっけ。
まじゃりんこの頃はちょくちょくCMが流れてたような記憶もおぼろげにあるのですが。

ところで、最近もビックリマンのCMは作られませんね。
予算の関係かもしれませんけど、ターゲット層とされている「30歳前後の男性」は
基本的にお菓子売り場にあまり足を運ばないと思われるので、
テレビCMで商品の存在をアピールすることはかなり効果的だと思うんですけどね。

例えばこんなCMはどうでしょう?

♪ぱっぱぱ~(ラッパの音)

な、なんとあのビックリマンが!
豪華なエンボスメタルシールになって!
お菓子売り場に帰ってきたゾ~!

今度は聖ボット・ヘラクライストが登場だ!
君は3色のヘラクライストを集められるかな?!

(ここでヘラクのシールがアップになって)
『ブラックゼウス、表へ出ろ!』(声:銀河万丈)

ビックリ界のウワサ!
謎の「ストーリーシール」も入っているとか?!

集めたシールでケータイ・スマホのゲームに参戦だ!

『ロッテ・ビックリマン伝説5チョコ』 新発売!

新作『ビックリマン武層動伝』もあるよ!

---

あえて子供向け商品の形式で書いてみましたが、どんなもんでしょ?
書いてみて思いましたが、最近こういう内容連呼型のCMってあんまり見ませんね(笑)

プレミアの見分け方・作り方

テレビ朝日系の番組「雑学家族」の3月9日放送分は「プレミア」がテーマだったそうで、
その中でビックリマンシールのプレミアが紹介されたとか。
(あいにく見てなかったので、ネットで集めた情報を頼りに書いてます)

> ビックリマンシールの同じようなプレミアシールで、値段が違う理由は何?というクイズが出題された。
> 正解はキラキラした部分の形が違うという答えだった。

ということで、聖フェニックスの扇プリズム(逆扇)、四角プリズムの違いが取り上げられたようです。
確かに、福袋版とかと違って普通に集めてた人が偶然持ってる可能性の高い部類ですもんね。
番組を見て押し入れや引き出しをあさり、翌日ショップに持ち込んだ人も多かったかも?

最近のシールはこういう細かい違いが生まれにくいですね。
エンボスメタルや四角プリズムには印刷の向きによる違いが無いですし、
一部のホロプリズムに右流れ・左流れなんて細かすぎる違いがあったりする程度。
作り手側も製造上の手違いで変なエラーシールが作られないように配慮してるのかもしれませんが、
(2000の11弾のクロスヘル天使なんかがその最たるものだったかも)
逆に意図的にちょっとした違いのあるシールを混ぜてみたら、
細かい違いを気にするコレクター諸氏が大量購入してくれたりして??

それこそビックリマン伝説で、後発地域だけ台紙の色を少し薄くする程度でも
マニアは見逃せないですからね…。
って、そういうところに目が行くようなスタッフは居なさそうですけどね。

そのうちどっかで動画見れたりしないかなぁ。

土層魔伝来に関する推論

3月3日はひな祭り。
ビックリマンでひな祭りというとどうしてもエズフィト12ヘッドが想起されるので
それに関連してネイロスにまつわる考察ネタを。

ドラキュロスの魂が内裏ネイロスの器に入ったかどうかについては、
DSのゲーム内で反後博士が明確に回答しているのでここまでは確定事項です。
その次段階、ネイロスの影が浮上するのは28弾パンゲ編にて
「フィアン・マッドーチェ」に見て取ることができます。

『異層空口へ出たフィアンは自分の体に異なる魔性が住み始めたのを感じた??ネイロスか?』

とシール裏に書かれている通り、フィアンがドリル船でつなげたトンネルの先で
ネイロスと遭遇し、その肉体を乗っ取られたように読み取ることができますよね。
ただしこの時点では、フィアンにはまだ自我があるようで
ネイロスと共存している(乗っ取られているわけではない?)とも考えられます。
もっともフィアンの意思で住まわせたわけではないようなので、
いずれは支配される流れなのかもしれませんけど。

重要なのは、その相手が「ネイロス」ではないかと「フィアンが」考えていることです。
フィアンはネイロスのことを知っていた?いつ、どうやって??

そもそもフィアンは何故異層を目指したのでしょうか。
土の大層にはロックサンヌのようにネロの影響を受けたと思われる者がいますが、
その影響はいつどのように伝わったものなのでしょう?

パンゲは基本的に外の世界とは隔絶された世界であるように思われてますが、
アンセスはドリル船で穴を掘り続ければ別世界に出られることを知っていました。
またアンセス裏書には「崩れゆくエズからの継因を掴み大動乱を起こす」とあります。
どういうわけか、エズフィトが崩壊目前であることをこの時点で知っていたわけです。

ネロ因子の影響が濃い「土のロックサンヌ」の裏書によると
「我の系の源がフィアンの乗るドリル船で不思議な調を伝えだす??」
とあり、シール裏イラストではドリル船の先端に魔肖ネロの像が付いていることが見て取れます。
ロックサンヌの「系の源」はこの像のことではないでしょうか。
そしてこの像が奏でる「不思議な調」とは、まさにネロとの交信だったのでは??

ここで思い出されるのが、魔肖ネロの耳の部分。
「バットイヤラップ」と呼ばれるこの器官は
「魔光年先の出来事もキャッチし、謎の交信波を出し続ける。」
と解説されています。
当時はワンダーマリアとの交信に使用していたと考えられていましたが、
今にしてみればスーパーデビルがそんなことを放置しているとは思えません。
通信を傍受するための装置を用意するぐらいしてそうなものです。
むしろそうしていたからこそ、次界での派閥争いを有利に進めることができたとも考えられます。

はい、何が言いたいかといいますと
マッドーチェに存在した例の魔肖ネロ像こそ、その通信傍受装置だったのではないかと。
そしてスーパーデビルがシヴァマリアに敗れて念粒肢が非層を漂った際に
この装置がマッドーチェに流れ着いたということも考えられなくはないかと。
そんでもって、ネイロスの動向を伝える装置として稼働していたのではないか…というのが結論です。
ついでにネイロスの居場所へ導くガイド装置としても使えたのかもしれません。

さらに単なる通信傍受装置ではなく、ネロ因子の一部とかを包含したある種のルーツパーツだったら
そこからネロっぽい悪魔が誕生しても不思議はないかも?

アンセスはネイロスを救いに向かわせたのか、あるいはエズフィトの魔考器財を手にしようとしたのか。
エズフィト崩壊を前に動き出した目的は、おそらくはパンゲ制覇のためとは思うものの
フィアンの行く末もろとも今となっては謎のままです。

まあ、長々と書いてはみましたが…飛躍しすぎですし確証が何もないですし
ひかり伝の時代にネロルーツが何かやらかしただけかもしれませんし、
まともに受け取らないようにお願いしますね(笑)

火の哲学者を探せ

ビックリマンのネーミングの基本は「まじゃりんこ方式」とでも言いますか、
二つの言葉を組み合わせる場合が結構あります。

聖常キッソス=エターナル+ナルキッソス
ゴモランジェロ=ゴモラ+ミケランジェロ
ヘブダヤ=ヘブライ+ユダヤ

みたいな。

この法則は、同一テーマのもとでグループ全体に適用される場合もあります。

カーネルダースだと、干支+世界史の人名とか、
創聖使だと、古代の時代名+世界史の人名とか。
基本的に人名と他の何かとの合体が多いですかね。
もちろん例外もありますけど。(ペルセ酉主とか)

そんな中、以前から気になっていたのがパンゲ6大層の名前。
それぞれ風・火・水・土・森・金の各属性にちなんでいるのは当然ですが、
それと別の何かを合体させた名前なのでは?と思いまして。

具体的には、
シーゲル=シー(海)+ヘーゲル(人名)
マッドーチェ=マッド(泥)+ニーチェ(人名)
メタメンデル=メタル(金属)+ゲーデル(人名)
ウィンディ=ウィンド(風)+ガンディ(人名)
フォリスト=フォレスト(森)+キリスト(人名)

と来たところで、ファイアークで行き詰りました。

ここまで人名部分も思想家・哲学者でほぼ統一できていたのですが
ファイアークだけは未だ答えが見えず…。
(個人的に強引だと思うところもありますけど。「メンデル」だと哲学者じゃないし)

まあ、これだけファイア(火)+アーク(聖櫃/方舟)ということもありえますけど、
どうせなら同一テーマでぴったり収まってほしいんですよねー。

もっとも、本当に哲学者つながりかどうかも含めて
真相は反後博士のみぞ知るところですけどね。

アンカット2get

ロッテオンラインで注文したアンカットシート第2弾が届きました。

前回同様、ちょっとした絵画ぐらいのサイズです。
(…ちょっとした絵画って何だろう?)

段ボールの梱包を外すと、中からプチプチにくるまれた
アンカットシートが現れました。
伝説3のチョコ1個付ということですが、
プチプチの外側にぺたりと両面シールでくっついてました。
前回はこれがアンカット額縁のアクリル面に直付けだったのですが
ちゃんと改善されていたのは好印象ですね。

シートはやっぱり疑似角プリズム。
裏面は白台紙。
ここも前回と同じです。
まあ、今更ここに何かを期待するのも野暮ってもんですかね。

キャラの配置は、老天使や若神子を一か所に並べたり
悪魔を下方に寄せたりと、それなりに考えてはいるようです。
この面子だと中央はやっぱり聖戦衣化フェニックスになるんですかね…。
これのサタンマリアバージョンが同時発売!とかじゃなくてよかったですけど、
何というか、ヘッドロココなどに比べるとキャラ的に見劣りしてしまうので
「お前が主役かよ!」と役不足に感じてしまうのも事実。
こういう限定アイテムに登場しても遜色ないキャラって限られてますよね。
パワーアップ途上のキャラはどうしてもその点で弱いかと。

さてさて、今後アンカット第3弾は登場するでしょうか?
出るとすれば6弾+7弾でブラックゼウスVSヘラクライストとなると想像されますが、
中央に配置されるのはやっぱり赤ヘラクになるんですかね。
4倍サイズの赤ヘラクには何かと苦い思い出がある人も少なくないと思いますが(笑)
…聖梵インダストとの一騎打ちで、ね…。

と言っても、赤ヘラクが中央で周囲に通常ヘラク・緑ヘラク・ジュラ・BZが並べば
キャラの重複も無くてすっきりまとまるんですよね。

伝説5の発売後に登場する可能性は非常に高いと思われますヨ。

パンゲ@SNS

GREE・mixiのソーシャルゲーの「ビックリマン」にて
パンゲ編の独自解釈(?)なストーリーが展開されていると話題です。

パンゲはアニメにも漫画にもなっておらず、
エキサイティングテレフォンや牛若メインのCDドラマで
その一部が描かれただけという状況ですので、
ファンが注目するのも必然かもしれません。

基本的に、ゲーム内では普通は「冒険」として
「コレクター」が主人公になり、旧ビックリマンの物語に大体沿った流で
決められた一本道の物語を進めていく形式なのですが、
そちらはちょこちょこっとしたテキストが書かれるだけな上に
まだ次界編の途中までしか用意されていない状況。

それとは別に、定期的に期間限定の「イベント」が開催されるのですが、
通常の冒険とは異なるゲーム内容で、下記のバリエーションがあるとか。

・特別なステージをひたすら進んで最深部を目指すイベント(課金塔系)
・他のユーザーと協力してボスを倒しまくるイベント(聖魔討伐系)
・複数の逃げるボスを追い詰めて攻略していくイベント(ナンパ系)
・ユーザー同士が育てたパーティをぶつけ合うイベント(大武闘会、BBC)

これらがシナリオやキャラなど、上っ面を入れ替えながら順繰りで開催されてます。

で、パンゲ編の話はこのうち聖魔討伐系として行われたイベント
「大層立志伝~エンパイアの軌跡~」と「大層堕天録~暗黒炎の侵攻~」。
前者は一本釣がエンパイアの力に目覚め、火・森・風の大層を聖域化して回る話で、
後者は火の兄弟の手でバンプ化したピーターが水・金・土の大層を炎域化していく話。
物語としてはつながっていて、一本釣の強大な力を目にした各大層主が
他のパンゲアクターの力を利用しようと思索を巡らせる様子などが描写され、
紙芝居的なムービーですが、メディサやラシアやサンドラなどのセリフ回しや演出は
このままアニメ化してほしいと思うほど?
おそらくこの先も、アトランチンの秘宝を巡る戦い、そして聖魔究極戦までも
描かれるのではないかと思われます。

と言っても、イベントの舞台や設定はその都度さまざまで、
次界戦中のスーパーデビルが過去の天聖界に飛んで歴史を変えようとしたり…
スーパーゼウスが古今東西の人気キャラを集めて鬼ごっこ大会を開催したり…
シャーマンカーンが新通貨「カーン」を流通させようと黒い顔を覗かせたり…
アンドロココと神帝隊が幻の曼聖羅軍と対決(実は超聖神が黒幕?)したり…

シリアス系からギャグ系まで、毎回2週間ほど開催されるのが基本のため、
パンゲ編の続きが描かれるのは早くても2か月近く先になるのではないかと思われます。

課金誘導のシステム改悪やバグの多さなど、運営への不満は常時溢れかえっているようですが、
このシナリオの面白さだけは最大限に評価できるんじゃないかと思う今日この頃です。

和合思想

「悪和合球」という言葉が旧4弾の時点で既に登場していたというのは
改めて考えるとかなり興味深いことだと思います。

「和合」とは仲良くすることや調和することといった意味の単語ですが、
とすると登場当初からサタンマリアの存在意義は
「天使と悪魔を仲良くさせるために登場した悪魔」だったのでしょうか。

当時の子供らは「悪和合球」という言葉を特に疑問に感じることもなく、
その他多くの難解な造語のひとつとして無条件に受け入れていたのかもしれません。
実際、19弾で聖魔和合が達成されるまで、マリアが「和合」の立役者になるとは
想像できていなかった人が大半じゃないかと思います。

でも「和合」の意味をきちんと把握できていたら、
この展開は最初から予定されていたストーリーだと思えます。
サタンマリア頭部の「和合ボール」が聖気ガードのアイテムというのも、
ともすれば天使側に変化してしまいかねないことを意味していたのかも。

ノアがマリアを誕生させた目的が、天魔界の次界創造のためでなく
聖魔和合を達成させるためだったからこそ、「悪和合球」を産んだのでしょうか。

しかしそうなると、つくづく「卑弥太夫」の設定がひっかかるなあ…。

第4素材を求めて

ビックリマンシールの素材って、この30年ほど進化してないですよね。

いや、細かい部分で変化しているところは当然あると思うのですけど、
私が言いたいのは「プリズム」「エンボス」「ホログラム」という
ヘッド3大素材に匹敵するような新しい素材がついぞ登場していないということです。

例えばホログラムはブラックゼウス登場まで世の中でほとんど使われてなく、
ましてチョコのおまけシールなんて当時は前代未聞だったと聞きます。
ホログラム自体は超元祖の当たりシール「トゥルーイマージュ」のように
技術的な進化はしましたが、それもホログラムという枠内でのこと。
プリズムはコストダウンの方向で進化して今や世の中に溢れかえっていますが、
それゆえチープなイメージがついてしまい、目新しさを失った感もあります。

昔ほどチャレンジ精神にあふれる商品づくりができない状況かもしれませんけど、
せめて当たりシールとかで何か「ビックリ」させるシールが登場しないものでしょうか?

…といったところで、まずイメージが湧かないんですけどね。
キラキラ光る、七色に変化する、傾けば動く、といった要素の延長上ではなく
まったく新規に何かをもたらす技術って…どんなのがあるでしょうね。
発光する、温度で変化する、というところは既にありますし、
音・匂い・味という視覚以外の路線もなんかイマイチです。
浮き出てアニメーションするというのは、近年はARで仮想的に実現してますけど
実際に肉眼でも浮き上がって見えるような技術はまだまだでしょうか?

あーあ、何か無いもんですかね…?

魔滅魔鬼

2月3日は節分です。
関西だけの風習だった恵方巻きがすっかり日本を席巻して幾星霜。

ところで、ビックリマンにおいて節分モチーフのキャラがいることに気づいてますか?

そう、桃太郎天子。
よく見ると裏面イラストでも「オニはソト!」と叫んでいます。
豆をまく行為は「魔(ま)」を「滅(め)」っすることが由来だとか。

七夕(かなえ天女)とか端午の節句(金太神)とか左義長(どんと夜鬼)とか、
十五夜(僧甘観)とかハロウィン(カ魔ンベ)とか、
何気に時期的なイベントに関連するキャラというのもいろいろいるものです。

そういや、19弾でドン桃太とカ魔ンべが敵対していたのも
東洋と西洋のスピリチュアルなお祭り対決だったのかも?

もっとも最近、特にルーツ伝以降はそういう牧歌的なモチーフはほとんど登場せず、
わかりづらくてゴチャゴチャしたキャラが増えたのは残念な限りです。

ノートはいらんかいね

サークルKサンクスにて、ロッテの対象商品(チョコレート数種)を2個購入すると
特製のノートが1冊もらえるというキャンペーンが実施されています。
(※情報提供ありがとうございます!)

ノートはA5サイズで4種類。
コアラのマーチ、トッポ、ガーナチョコのほか我らがビックリマンもラインナップされてます。

このノート、またやっつけ仕事の適当なシロモノかと思いきや
表紙だけでなく中もしっかりプリントされていて結構いい感じ。

キャラは例によって例のごとく前半弾のヘッドばかりですが、
天使ヘッドと悪魔ヘッドに分かれてレイアウトされていて
懐古ファンを振り向かせるには十分な出来栄えとなっています。

今まで他のロッテ商品と共同のキャンペーンというのはほとんど無かったですけど、
今後も何かこういう形でビックリマンキャラが使われる機会が増えるかもしれないですね。

...イラスト載せただけの微妙なノベルティは増やしてほしくない思いもありますけどね。

Cは中日のC?

昨年12月、中部新聞の定期購読者家庭にのみ配布されたという
小冊子「Clife」を交換で譲っていただきました!
(※ありがとうございます!)

ということで、気になる中身をご紹介ー。

「昭和レトロ館」というコーナーで、見開き2ページの特集が組まれていました。
といっても中身は事前に聞いていた通り目新しい情報は特になく、
初代どっきりシールから続いていること、悪魔VS天使の世界観が魅力だったこと、
コロコロ掲載、イラストレーター2人で1440種生み出したことなど。
毎度おなじみロッテ大野さんがコメントされていました。

まあ、この手の冊子は新情報は最初から期待してません。
もちろん知られていなかったエピソードなどがあるとテンションあがりますが、
私としてはビックリマンについて語られたという事実に対する資料収集というか、
集めること自体が目的になっているという感じですかね。
これもある意味でコレクション活動の一環です(笑)

ところでふと思ったのですが、中日新聞は当然ながら中部地区限定なわけですが、
実は同系列である東京新聞でも同じネタを扱ってたりしないですかね…?

ヒトに近しき魔の住人

かつて天魔界には魔人が何人もいました。
・妖怪スネーク魔人
・魔人ドジキュラー
・めざ魔人
・魔ク魔人
・うらし魔人
・魔人フック
しかしこの6人のみで、魔人フック以降「魔人」は姿を消してしまいました。

更には、このうち3人はパワーアップ時に魔人でなくなってしまいました。
・魔人ドジキュラー→どらQ魔
・魔ク魔人→9魔兵
・魔人フック→フックRO

第3弾の時点では5/36=13%もいた魔人率は減退の一途。
パワーアップ後には天魔界の魔人人口も半減してしまいました。

もっとも、ドジキュラーやフックはまだしも
魔ク魔人やめざ魔人はどこが「魔人」かというぐらいの人間離れしたデザインでしたが。

人外なデザインが増えるにつれて魔人も姿を消す運命だったのでしょうか。
いやはや、ホントにどうでもいい話(笑)

闇の次神子の武・騒動伝

Web上では新作「武層動伝」の情報がさらに見え隠れしてファンの関心を集めていますが、
我らが公式サイトの方はぶれることなく淡々と予定通りの更新を行っている…
…というような感じがします。ええ、憶測です。
プレスリリースの時期も含めて全て事前にスケジュールが引かれているでしょうから、
Webでサンプルの情報が出たところで多少は想定内でしょうし、
今はまだその時ではないということなんでしょうね。
まあ情報が出たところで、毎度おなじみの一枚絵と大仰な煽り文句だけでしょうけど。

それはさておき、一方でわかりやすいと好評な「ビックリマン伝説」の解説が更新されました。

今回はブラックゼウスに焦点を当てたものになっています。
3種類あるシールのバリエーションについても触れていますが、
「昔のブラックゼウスシールを傾けると、こんなふうに見えたんだよな!」
という声は本当に聴かれたのかどうか…。
残念ながらコレジャナイ感が半端ないので。

それもさておき、ストーリーに触れた文章を見てみますと
書き手が本来の役割を外れて多少暴走している感もしなくもないですが、
ブラックゼウスの波乱に満ちた出生をドラマチックに描いてますね。
特に、生まれる前の状態(これが卵といっていいのか疑問ですけど)でジュラに飲み込まれ、
そのまま外の世界に触れぬままに育ってあるとき突然解き放たれたBZの人格は、
自我の形成がされず暴走状態であると語られています。

この解釈はなるほど普通にありえそうな話ですが、あまり目にしないタイプの設定で新鮮でした。
これをそのまま公式解釈していいかどうかは議論の余地がありそうですけどね。
特にひかり伝以降の後出し設定によっては、ブラックゼウスの人格はいつ形成されても不思議ではないですし。

てゆーか、「本来は天使でありながら、悪魔の心を宿した」と書かれていますが
次神子は「天使」に属すると判断していいんですかね??

でもって、そんな悲運のヘッドの物語は尻切れトンボ的に終わっています。

このストーリー解説は第6弾時点までのものなので当然なのですが、
ヘラクライストとの激戦やその後の展開についてはノータッチです。

そこは「ビックリマン伝説5」が発売されてから語られるのでしょうけど、
一体いつになることやら~。

秘密のドウゲンシSHOW

15弾で神帝とともに登場した7人の増力帝徒(俗にいう同源士)について。

同じ聖源の出身だから同源士…って、神帝ありきのネーミングですが
その割にはその後同行する様子も無くその場限りの付き合いなのが結構謎。
どうせなら「桃太郎霊源士」「遊源士吉福」みたいに聖源名を付けてれば
単独でもキャラが立ったかもしれないなあと思うのですが。

それより、15弾発売時に思ったのは「なぜこのメンバー?」というところ。
そもそも若神子の時点で聖源の文字のイメージと直結してないのですが、
こじつけ的に「選考理由」を考えてみますと…。

霊:桃太郎天子
→モモは霊力があると信じられているため

遊:吉福神
→おめでたいイメージから

幻:アラー神斗、男キホーテ王
→ファンタジー要素

豊:レッド頭巾王
→森を舞台にした物語つながり

界:無煙仏、縁縄如天
→境界(喫煙と禁煙、なわばりなど)

うーん、我ながら説得力が薄いです。
吉福神よりゲームキングのほうが「遊」っぽいですし
レッド頭巾王より大帝コンバインのほうが「豊」な感じ。
アラー神斗はむしろ聖夢源出身というほうがもっともらしいです。
もっとふさわしい人選もあったと思うものの、
このひねくれ具合がビックリマンらしいとも言えるかも。

ところでここまで書いておいて何ですけど、
同源士が神帝と同じ聖源の「出身」っていうのは裏付けのある情報でしたっけ??

BM世代のビジネスマンの必需品(笑)

他のネタが次々来ていたので後回しにしてましたが、
昨年末発売された関連グッズのひとつをこの辺でご紹介。

『ビックリマン2WAY名刺&シールケース』

名刺入れとシールケースとが表裏一体となっていて、
それぞれパカッと開くようになっています。

絵柄は「スーパーゼウス&スーパーデビル」「聖フェニックス&サタンマリア」
「ブラックゼウス&ヘラクライスト」の3種。
中にはオマケで「パロディ名刺」が各4種入っています。
パロディといっても特に奇をてらったものではなく、
ゼウスだと「母親:聖神ナディア」、デビルだと「役職:悪魔界リーダー」などが書かれている程度。

それはさておき、ホビー系やバラエティ系の業務に就いている人でもない限り
いくらビックリマン世代でもこれを会社で使おうという人はほとんどいないと思うのですけど、
かといって子供が名刺ごっこに使うというにはターゲットが違いすぎますね。
おそらくは、趣味の集まりなどでハンドルネームを記載した名刺を交換するとか
そういう場で活用することが多いんじゃないか…と勝手に想像してます。

シールケースとしては、台紙にも書かれてますが10~12枚程度しか入りません。
ストックを持ち歩くというよりは、交換会で入手したばかりのシールを一時的に保管するなど
ちょっとしたときにシールをガードするために使うものですね。

でもまあ、そのために1個1,890円もするこやつを購入する人もあまりいないかもしれませんが…。

このアイテムで一番の見どころは、各ヘッドの名前ロゴが
緩やかなカーブ状ではなく横一直線に書かれているところだと思うのは私だけ?

キラキラシールをつくろう

ビックリマンシール風の画像が作れるiPhoneアプリが出たそうで。

『キラキラシールカメラ』(\85)
http://www.cubycom.net/contents/sealcamera.html

基本は写真の背景部分をプリズムにするカメラアプリなのですが、
名前ロゴもそれっぽいものを追加できたり
全体をホログラム調に加工することもできるとか。
さらには端末の傾きによってキラキラ変化して見えるなど、
細かい部分まで凝られた面白げなアプリのようです。

私もちょこっとだけ似た感じのネタを書いたことがありましたが
(そのときはプリクラをイメージしてました)
なるほどスマホ系アプリならさらに面白く発展できるのですねー。

あいにく私はAppleDeviceを持ってないので試せないのですけど、
気になる方はチェックしてみてはいかがでしょーか?

勝手にBM10大ニュース!2012

さて年の瀬も押し迫っておりますが、毎年恒例のこのコーナーをお届けいたします。

今年は初っ端から公式サイトで「連弾企画」と銘打たれた企画が始動するなど、
ビックリマンシリーズ35周年にふさわしい盛りだくさんの年になった…と思うのですが、
それらを一気に振り返ってみたいと思います。

ちなみに昨年のベスト3はこちら。

<第3位>好調?!漢熟覇王2巻・3巻発売!
<第2位>どハマリプレイヤー続出?ソーシャルアプリ台頭!
<第1位>謎の連弾新企画始動!27年目に何かが起こる?!

ではでは第4位までどうぞ!


<第10位>
シリーズ8年目!神羅万象はどこへ行く?

いきなりビックリマン外からのエントリーですが、
今年8年目に突入した神羅万象チョコがランクイン。
台紙のシリアルナンバーで限定カードセットが当たるキャンペーンのほか、
コンビニとの連携が拡大されたりSNSゲームが開始したりと模索中な模様。
9年目の確定のようですが、次は何を企画しているのでしょう?

<第9位>
さらば漢熟覇王!漢大陸の明日はどっちだ?

下田研究員プロデュース(と思われる)漢熟覇王でしたが、
今年は関連小説が発売されて以降動きが無くなりました。
結局ムーブメントを起こすには至らなかったようです。万人の予想通りでしたが。


<第8位>
GxSよ永遠に!謎のジパング伝説プロジェクト完結!

グリーンハウスと上海鑑定団によるシール企画が今年の新作をもって終了。
本家ビックリマンではなかなか見られない聖感あふれるキャラには痺れたものでした。


<第7位>
1/100の厚い壁!誰得満載タイタンシール

映画「タイタンの逆襲」の販促品としてチケット購入者に配布された
グリーンハウスによるタイタンシール全4種が話題になりました。
デザイン的に魅力はほとんど無かったものの、1/100の封入率という「クロノス」は
オークションでも高いプレミアとなり、コレクターを悩ませました。

<第6位>
ロッテ"謹製"アンカットシートの閑古鳥

ロッテオンラインで1000セット限定として売り出されたアンカットシートという名の
プリズムポスターが見事なまでに大すべり。
現時点では購入できなくなっているようですが、果たして全部売れたのかは疑問です。

<第5位>
関連商品続々!伝説便乗商法大賑わい

ビックリマン伝説で市場が活気づいてプチ再ブームとなったのか、
関連グッズがいろいろ登場したのも話題となりました。
燃えスリーブやメタルプレートに始まり、ジグソーパズルやトートバッグ。
伝説バインダーや未確認ながらもパンツも登場したというから驚きです。

<第4位>
ファン必携!?別冊宝島2&3発売!

ビックリマンの入門書的な内容だけでなく、マニアも唸るマニアックさで
大いに盛り上がった別冊宝島の第2弾と第3弾が発売になりました。
特典シールのクオリティがダダ下がりなのは残念でしたが、
もう一発ぐらい何か出してほしいと思わせる本でした。


という感じで、例年のように無理やりネタをそろえるという感じではなく
そこそこの記事が出そろったというのは近年稀にみる豊作と言えるかもしれませんね。

ではいよいよベスト3の発表です!


<第3位>
いざ橿原!?大和神伝葛ボーロ騒動

コレクター業界を大いに揺さぶった一大騒動となったのが、
橿原夢の森フェスタという一地域のお祭りで限定販売されたこの商品。
グリーンハウスによるキャラが22種も登場ということで否応なく注目されました。
発売時及びその後の騒動も記憶に新しいところです。
来年元日早々に一般販売とのことですが、どうなることやら…。


<第2位>
謎解明はまたもお預け?「聖魔化生伝」発売

聖核伝から2年ぶりの新作となるシリーズ最新作が満を持して発売!
化生シールのバージョン違いや抽選でしかもらえないミニアルバム&限定シールなど
話題性はありましたが…内容が相変わらずあさっての方向で、まるで収束する気配なし。
来年の新作こそは大いに期待したいところです。

<第1位>
怒涛のエンボス復刻!ビックリマン伝説発売

この1年に間に1~4まで、旧6弾分も一気に復刻するという凄まじいリリースとなりました。
プレビューシールやストーリーシールの適当さには閉口しましたが、
一般の注目も高く久々のヒット商品と言えるのではないでしょうか、
たださすがに陰りも早かったようで、来年5が出るかどうかは微妙かもしれません…。

以上、きゅー太の独断と偏見による今年のベスト10でした。
来年は新作リリースだけでなく、ゲーセンの各種プライズや大和神伝シールなど
まだまだ話題に事欠かない一年になりそうな予感です。

ビックリなツーショット

GREEのビックリマンカードバトルゲームがユーザー100万人突破だそうで。

どうせ遊び続けてるプレーヤーなんてその半分もいないんじゃ?とか思ったりしますが、
もうすぐ丸2年になるこのゲーム、何だかんだでよく続いてますね。

ところで私が注目したのは、関連ニュース記事に掲載されてたこの画面キャプチャ。

今更何をという気もしますが、
こうして並べてみると…頭身違い過ぎ(爆)

ゼウスがスマートすぎるのか、デビルが短足すぎるのか。
何にせよデビルが気の毒なくらい異形な体型に見えてしまいます。
ある意味これこそ「ビックリマン」ですよね。

はるかな次グゾー界へ

以前お知らせした商品が続々と発売開始になっていますが、
今回は一連のジグソーパズルをご紹介~。

ミニパズル(100ピース)

こんな化粧箱にパズルの入った小箱12個入り。
チョコ箱っぽいデザインですが、ウエハース的なところがパズル型なのがポイント高いです。
全10種+1種とのことなので、もしかしたら1箱で揃うのかも?

小箱はたばこぐらいのサイズです。
隣にあるのは、何故か化粧箱の中に入っていた未切り離しのブラックゼウス。
1箱に1種ずつ入っているんですかね……ギギギ。

10x10cmのミニパズルですが、箱に「聖魔大戦1」と書いてあるので
続編が販売予定なのかもしれません。

ちなみにこのパズル用の専用フレームがこちら。

何気によくできてます。
「シールが飾れる台紙付き」とあり、中央に48ミリの穴が開いた台紙が付いているので
パズルではなくシールを飾るのにも使えるようです。
わざわざそのために使う人がいるかどうかは甚だ疑問ですが…。

続いて144ピース(24x24㎝)のパズル3種。

天聖界のヘッド3種揃い踏みですね。
箱もプリズム素材でキラキラしてます。

この商品にも専用フレームがあります。

周囲のレリーフは100ピース用のものと同じですが、さすがにサイズがでっかいです。

そして300ピース(26x38㎝)のものがこちら。

なかなか壮観なメンツです。
これも箱はプリズムになってます。
何故かネロ魔身の足と尾だけ透けプリ状態ですが、パズルのほうもそうなってるんでしょうか。
こちらは専用フレームは無いようです。

で…。

作ってみたいんですが、どれも高いんですよね…。
もっと値下がりすればいいんですけど、当面は未開封のまま取っておくことになりそうです。

ヒッグスピン商品化計画?

たまに思い出したかのように、特許庁のサイトで「商標」を検索してみることがあります。
以前にも「星天使タケルオージ」なんて商標が登録されている話をネタにしましたが、
何か面白い商標が追加されてたりしないですかねー?

ということで調べてみたところ、こんなものがありました。

「聖子ヒッグスピン\セイシ」

…え?

聖魔化生伝とかではなく「聖子ヒッグスピン」。
「超聖士ヒッグズー」でもなく「聖子ヒッグスピン」。
何故??

登録日は平成24年5月25日。
登録カテゴリとしては
16 電気式鉛筆削り,紙製包装用容器,紙製タオル,紙類,文房具類,印刷物
28 愛玩動物用おもちゃ,おもちゃ,人形,すごろく,ダイヤモンドゲーム,手品用具,トランプ,運動用具
30 菓子及びパン
に属する区分に登録されています。

ヒッグスピン単体で何かグッズを出す予定でもあったんでしょうか?

ちなみに登録日は今年の5月でしたが、出願日は去年の10月17日!
申請から登録まで時間がかかるものなので当然ではあるのですが、
その頃既に聖魔化生伝のネタが進んでいたのか、
あるいは名前だけ先に決めてあとから設定を考えたのか。

てゆーか、「ヒッグス粒子が発見される可能性が高まった」というニュースが新聞等で大きく報じられたのは
調べてみれば2011年の12月のこと…。
当然ながら、それ以前はヒッグス粒子なんて物理学に関心の無い人にはほとんど知られていないわけで、
ヒッグスピンが世の流れに便乗して登場したわけではないというのは、何気にすごいことではないでしょうか?

それはさておき、わざわざ商標登録したわけですから
それなりに先の展開を考えて企画が進められたはず。

まあ今後、ヒッグスピンの名前を冠したグッズが出るとは到底思えませんけどね…。

チワワ師匠がアレを描かないワケ

とあるところで、犬好きな某デザイナー氏が定期的にイラストをアップされています。

こんな感じで。

震災復興を祈念してのモノらしく、キャラ部分だけ異なるイラストがこの1年間で既に数十点。
キャラセレクトにどんな意図があるのかを想像したり、
まるでビックリマンと接点のない普通の訪問者の方がコメントを残したり、
結構興味深かったりするのですが…

おや?
何かが足りないです。
トレースミスですかね?

…ん?

……んん??

これは、ミスっていうレベルではないですね。
あえて手を加えないとこうはならないです。

よく見ると「諸事情により、一部キャラを修正しております」とのコメントがありました。
諸事情…。

やっぱあれですかね。
頭上のわっかは死者を想起させるから、震災復興のイラストとしては不適切だと
自粛されたのでしょうかね。

にしても、普段あるべきものが無いというのは奇妙なものです。

別冊宝島3のレビューみたいな。

はい、というわけで別冊宝島のビックリマン特集本第3弾
「80年代熱狂シールセレクション」が発売されました。
このタイトルだと他社の類似シールも扱ってほしいところですけど
それ以前に前回までの本と見た目もタイトルもかぶりすぎて、新作だとわからない人もいるのでは…。

まず目を引いたのは特典の復刻シール。
前回までの紙製の綴じ込み付録と異なり、透明素材で封入されていました。
中身がわかりやすいですし貼りつきも無さそうで、この変更はグッジョブですねー。
が、ヘッドの素材が疑似角プリズムに格下げされてしまったのはかなりの痛手かと。
その他のシールのクオリティも「質のいいロッチ」みたいな印象で、
本家復刻シールに比べると印刷の甘さが気になってしまうところです。

記事の方に目をやりますと、てっきり前回の続きで8弾から12弾あたりの特集かと思いきや
1弾から31弾までのダイジェストが中心でした。
今回が最後のつもりなのかどうかはわかりませんけど、
「結局ビックリマンって最後のほうどうなったの?」とモヤモヤしているライトファンに向けた
フォローアップ企画なのかもしれませんね。

そういや付録シールの3すくみが7神帝とアローエンジェルと聖金太魁のグループでしたが、
12弾までの縛りが特に無いなら、"最終神帝"烈神照光を入れてあげてほしかった…。

竹村先生の描き下ろし4コマは、回を重ねるごとに画力が戻ってきている感じ。

Ritzさん秘蔵のグッズ紹介コーナーは個人的に最も興味深いところでした。
初めて目にするものもあり、やっぱさすがだなぁと感服。率直に羨ましい(^^;

グリーンハウス米澤さん・兵藤さんへのインタビューも読みごたえありました。
当たり障りのない話が多かったので、BM研究員氏による
雑誌には載せられなかったダークな裏話を期待したいところです(笑)

没画特集はいい企画ですねー。
今回紹介されていたものの9割以上は私がGH訪問した際にも見せていただいたものでしたが、
その時撮影した写真などを勝手に公開するわけにもいかず悶々としていたものです。
(以前のブログに載せた際は、事前にチェックしてもらってました)
こういう形で広く公開されるのはいいことだと思います。
でも逆に言えば、更なる没画の発掘はこれ以上はあまり期待できないのかも。
聖魔化生伝の没デザインは、プレビューシールの鉛筆画部分のキャラですね。
完成版がイマイチだったためか、没画のほうも別にこれでもいいじゃんと思ったり思わなかったり…。

最後らへんはトリビアとかアンケートとかランキングとか、ソツの無いネタで埋めた感じです。

全体的には面白かったものの、別に後から読み返せばいいやという感じで
ざっと流し読みしたっきり、まだ再読できてなかったりします。
私の場合は「この表現はどうなの?」というアラ探しな側面が多くなりそうですけど。

次回はあるんでしょうか?
どうせ出すなら次はライト層向けのネタではなく、ヘビーコレクターやストーリーファンに対して
謎解きや解説や製作上の裏話が中心の本を出してほしいと切に願うところではありますが…。

…商業ベースに乗せるには厳しいんだろうなあ。
かつて「カルトQ」が一般ウケしたみたいに、「中身は全く理解できないけど小難しいことを大真面目にやっている」
という観点から演出することができれば、ライト層の食いつきも期待できるかもしれませんが、どうでしょう?

なんで僧なるの!?

「魔僧」と名のつくキャラがいますよね。

ざっと羅列すると以下の7体が該当します。
・のっぺら魔僧
・魔僧かなづち
・ミイラ魔僧
・魔僧弁慶
・小魔僧
・人狩魔僧
・魔僧ベラスベンケス

このうち、最初に登場したのっぺら魔僧はいかにも僧侶の姿をしています。
同じく元ネタが僧侶である魔僧弁慶も特に違和感は無いのですが
逆に魔僧かなづちやミイラ魔僧はかろうじて錫杖を手にしていること以外
まるで「僧」の要素がありません。
人狩魔僧に至ってはそれすら無く、むしろ忍者っぽいスタイルです。
彼らは何ゆえに「魔僧」の名を与えられたのでしょうか。

まあ、深く考えるようなことでもなく
原案の時点で適当に語感で決められたんでしょうね。
ミイラ魔僧の錫杖などは、グリーンハウスがイラストを起こした際に、
苦し紛れに僧っぽさをプラスした名残みたいなものかと思われます。
人狩魔僧は…、途中で名前が変更になったのか、あるいはもうこだわらなくなったのか…。
でも「魔僧」ではないただの「僧」の名を持つ「天魔蝦僧」や「花貧5僧」は一応僧っぽい衣装なんですよね。

てゆーか、そもそも本来は天使向きなイメージのある「僧」がなぜ悪魔なんでしょう??
「僧甘観」「あかるみ僧」「ガイド僧」「ハシ僧」「おじぎ僧」のように天使・お守り側にもいるとはいえ
あまり悪魔系のイメージではないような。
現実には破戒僧のような存在もいますが、一般的にはあまり出てこない発想だと思います。
「マゾー」という響きが良かったんですかね?

印刷業界1/60のメモリアル

2年ほど前にネットでその存在を知って以来、
ずっと探していたものがようやく入手できました。

それはコレ。

平和紙業という会社が2006年に創業60周年記念で作成した「メモリアルメッセージブック」です。

ハードケースに下記の本が3冊セットで入っています。
・各界著名人からのメッセージを集めた「PEACE from 60 people」
・さまざまな「印刷用紙」を集めた「NATURE in 60 colors」
・60年間の世間の出来事を1枚ずつ個性的な紙に印刷した「HAPPINESS in 60 years」

これらは普通に眺めるだけでもそれなりに面白いものなのですが、
なんで私がこれを探していたかというと…。

「HAPPINESS in 60 years」の1986年のページ。
この年を代表する出来事として、こんなページが!

素材は普通の四角プリズム。
印刷自体は残念ながらシルク印刷どころか、若干カラーコピー的な粒子の粗いものとなっています。
また、当然ながらシールにはなっていません。

しかしながら、黒プリになっていないスーパーデビルとか
透過防止処理が無いため白地にプリズムが透けて見えるお守りとか、
なかなか面白みのある印刷物になってます。

この1ページのためだけに、存外に場所をとるのが目下の悩みですがね…。

ことわりのちから

そもそも「理力」とは何か。

今や当たり前のように「天使の力」として、「魔力」と対になる用語として確立していますが
そもそも「理力」というコトバはどこ由来の言葉なんでしょう?

さっと調べてみたところ、あの「スターウォーズ」の劇場第1作の公開時(1977年)に
「フォース」の訳語として「理力」が用いられたそうです。
転じてビックリマンにおいても、超常的な神秘の力、神がかった力として
「理力」=「聖なる力」として採用されたようです。
第1弾・黄門天人の3すくみがスターウォーズのパロディであることからも、
当時の担当者が少なからず影響を受けていることは明白ですね。

ちなみにシール裏で「理力」という単語が登場したのは第2弾から。
シャーマンカーン「天使の理力パワーを増大させ悪魔に立向かわせる教祖なのだ!!」
皆伝仙人「直接手を下さずとも理力で充分とか」
以後、天使のパワーとして定着していくことになります。
キャラによっては「神通力」とかのほうがもっともらしいかもしれませんけど(笑)

スーパービックリマンにて、「超聖理力(セントフォース)」なる用語が登場したのは
ある意味で原点回帰だったのかもしれませんね。

宝島ヘッド考

今度の別冊宝島の特集本には、これまで同様に復刻シールシートがついてくるそうですが
そのラインナップは
・始祖ジュラヘラクライスト(増力前)
・ヘッドロココ
・ネロ魔身
・7神帝+アローエンジェル+聖金太魁とそのお守り・悪魔
の計30種となっているようです。
(補足:当初何を勘違いしたのか始祖ジュラが登場すると思い込んでいました。
誤った情報を掲載してしまいすみませんでした。
以下の記載も一部内容を修正しております。)

この際、橋かける蔵王の3すくみの不遇を嘆くのは置いておいて、
目玉であるヘッド3種が何故この3枚かを考えてみたいと思います。

まず、3冊目となる今回のテーマは前回の第2次聖魔大戦の続きということで
ネロの来襲からロココ誕生、さらに次界門付近までを扱っていると想像されます。
なのにまたヘラクライストというのは、なんとも微妙な気がしてなりません。
前回赤ヘラクを出したのですから、今回どうせ出すなら緑ヘラクのほうがまだいい気がしますけど
増力前だとキャラ人気もシール人気も特に高くなく、前半ヘッドの中では比較的目立たないポジションです。
なのでここで登場させても、購買意欲をそそるとは考えにくいのですが…。

次に、ヘッドロココは文句ないセレクトだと思います。
むしろ外すほうがありえないでしょうし。
もし扇プリズムであれば満点なのですが、さすがにそれは無理な相談でしょうか。

さてさて、3番目のヘッド・ネロ魔身。
…なんで「崩壊前」を選んだのかと。
キャラ人気・シール人気ともに「崩壊後」の方が格段に上でしょう。
滅びの美学を体現したフォルム。
重暗い印象を強く与える青プリズム。
シール人気では赤緑ヘラクに次ぐ、ホログラム以外での前半プレミアトップ3。
それに対して、銀プリでぬぼーっと突っ立ってるだけの崩壊前ネロに
一体何の魅力があるというのかと。(←言い過ぎ)

もし担当者が、崩壊前でも崩壊後でもどっちでも選べる状態だったのに
なんとなくで崩壊前を選んだのだったら、その責任は重大だと言わざるを得ません。

て・ゆーか。

ホログラムヘッドの復刻が技術的にもコスト的にも困難なのは想像がつきますが、
だからといってプリズムヘッドの中からこんな面々しか選べないようなら、
いっそ20thアニバーサリーでのホロキャラプリズム復刻のほうがマシじゃないですか?

あるいは魔肖ネロを黒プリズムのオリジナルバージョンにするのもアリでしょう。
ワンダーマリアをアニメ版カラーでプリズム化するのも面白いところだと思います。
幻のフィギュア付録版始祖ジュラをここで持ってきたら大歓迎です。(これに喜ぶのはマニアだけでしょうが)

再現度にこだわるあまり重要キャラを外すぐらいなら、割り切って新バージョンを出す方が
むしろコレクターに対しても一般層に対してもウケがいいんじゃないでしょうか?
どのみちこのあたりのキャラなら、当時を懐かしむファンなら既に持っている人も多く
当時と同じものをゲットすることに魅力を感じにくいゾーンじゃないかとも思えますし。

もっと思い切って福袋版のブラックゼウスとヘッドロココを選ぶぐらいはっちゃけたほうが、
3冊目で飽きられかけている現状を打破するためにもよかったんじゃないかと思うのですが、いかが?

セブンなプレミアム

昔からなんとなく疑問だったシリーズ。

お守り「七童士」の裏書冒頭に
「チタンチームデミ重装備で魔鬼に殺陣つくが…」とあるのですが、
この「チタンチームデミ」とは何なのかと頭の片隅に引っかかっていました。

知っている人には何てことない話だろうと思いますけど、
「チームデミ」とはこれのことだったんですね。

http://www.qprc.jp/Stationery/Set/Team-Demi.html

どこかで見たことのある人も多かろう、小型文房具の詰め合わせ。
うちにも昔、何かの記念品かでもらったものがありました。
「プラス」という会社の商品名みたいです。

七童士の元ネタは「弁慶の七つ道具」(鉄熊手・大槌・大鋸・まさかり・つく棒・さすまた・もじり)ですが、
「チタンチームデミ重装備」とはその集合体っぷりをパロった言葉だったのですね。
あんまりチタンっぽくは無いですけど(笑)

いやはや、目からうろこでした。

ん?

ベイギャルズの5人の名前は、ローマ神話の神々が元ネタと考えられてます。

ミネルンバ=ミネルヴァ
ボルカンヌ=ヴァルカン
ベスタニャ=ヴェスタ
セレンス=セレス
メルクリン=メルクリウス

各人にこの神の名が割り当てられた理由は単にイメージだと思うのですが、
よく見ると全員、元の神の名に「ン(n)」が追加されているのがわかります。

「ン」が付いて性別が変わったキャラというと思い起こされるのが「デカネロン」。

他にも、悪魔の女性ということで「デビリン族」とか
博士は女性っぽい名前に「ン」を付ける傾向があるのでしょうか?

と書いたところで気づいたのですが、
「チャックン」「ロックン」とか「聖マーキュリーン」とか「聖アポン」とか、
単にキャラ名を作る際に「ン」を多用するだけで、特に女性キャラ偏重というわけではないようです。

ンガクク。

虹色源層道師

Gアトラクターズの顔には色とりどりの放射状のパーツがありますが、
この配色よく見れば虹の7色に対して「藍色」がありません。
(黄色も結構ビミョーですけど)

Gアトラクターズはご存じのとおり「大ポリニアを司る源層道師」と呼ばれていて、
その大ポリニアはアクア層と並んで時空をまたぐように存在する「流層」のひとつ。
流層はあらゆる因子のターミナルである「グレートサラオ」につながっており、
どういうわけか虹層球との関連も深く、虹の7因子とは切っても切り離せない関連が匂わされてます。

ゆえにGアトラクターズの「6色」にもまた関連性を感じずにはおれないのですが
だとすると具体的なつながりは何でしょうか。

真っ先に連想されるのは、黒十字架のもとに眠っていた5つのルーツ原子。
ベイギャルズを媒体に呼び起されたこの因子が大ポリニアに存在していたというのは、
虹層球と大ポリニアのつながりを考えれば実に自然な流れといえるでしょう。
そもそも「グレートアトラクター」とは宇宙物理学でいうところの「重力異常場」。
つまり虹層球に消えた7神帝のルーツ因子のうち、「I因子」を除く6因子が
大ポリニアの大地に引き寄せられたというのがここでの仮説です。
メイドンは…因子を失って理力だけが再構成された存在とでもしますか。
事実、黒十字架の影響でギャルジャー化するまでは神帝の力には目覚めていなかったようですし。

で、6因子のうち「V因子」の行方はというと、
もう一つの流層=アクア層に流れ着いたのでは、と考えます。

勘のいい人は気づいたと思いますが、
この因子の発現体が「ヤマトJ」ではないかと考えます。
で、逆にメイドンに相当する理力再構成体がヤマトウォーリア。

ヤマトウォーリアは次界にてブラックゼウスに倒されたという記事もあったようですが、
その際に理力が解放されてヤマトJの誕生に影響したとも考えられます。

まあ、Sトリノ→夾角士トリノンがV因子を大ポリニアから持ち出した…とかいうルートもありそうですが。

そんなこんなで、虹層球で失われた…というより、理力体から切り離された6因子は
流層を巡りまた一つに集まるわけですが、
Gアトラクターズの頭のカラーパーツはその様子を示しているものだったりしないでしょうか。

だからこそ、アリババの藍色はこのループの中には存在しないわけですかね?

って、はっきり言ってこじつけでしょうけどね。

電脳世界限定アイテム?

GREE&mixiのモバイルアプリは終わりそうで終わらない状況なようで。

「限界突破」というキャラの能力を底上げするシステムが導入されたことで
今までの苦労は何だったのかと離れていったユーザーが多かったとかなんとか。
まあ伝説4が東北や九州でも発売されるまでは続けると思いますけど、
キャラも出し尽くしてストーリーも描きつくしたらやること無くなりそうですよね。
アイス版や超元祖は版権フリーじゃないから使いたがらないでしょうし。
(これらはロッテじゃなくGHが版権所有してるそうなので)

閑話休題、以前に少し触れたことがありましたが
このアプリでは「強化アイテム」として「大聖棒」や「6聖球ソード」などを
キャラに「装備」させてステータスアップさせることができるのですが、
中には過去の書籍等で名前が明らかになっていなかったものに
もっともらしい名前が付けられているアイテムが多数存在しています。
反後博士がわざわざこのために命名しているのか、
スタッフが適当に考えたのかは定かではないのですけど
面白かったのでWikiなどを参考にしてまとめてみました。

「聖勇理角兜」…ヘラクライストの兜
「聖大団扇」…中和如来の団扇
「フィニッシャー剣」…フィニッシャー王の剣
「吉洗軍配」…吉福BOKUの軍配
「勝運小づち」…吉福TOUの小づち
「幸先ランス」…吉福SAIの槍
「当破魔矢」…吉福GOの矢
「一声波」…吉福NANのアイテム
「聖明晰袋」…吉福KIの袋
「宝扇子」…吉福JUの扇
「コングリャツル」…のりのんの兜
「星重手」…エリースターの剣
「こげ魚ン棒」…こげ面公の焼き魚
「創陽曼弓」…ナディアBWの弓
「創陰曼剣」…メディアBWの剣
「BZG(ブラックゼウスガントレット)」…BZHの剣?
「異聖気」…BZHなどの周囲に浮かぶ羅環模様?
「ビッグマヤセッ剣」…ベリーオズ・Gの剣
「悪祖鉄面」…ダークマターの仮面
「聖羅夢剣」…ペガ・アリババの剣
「クレオクスティック」…魔妃クレオクスの杖
「テラトリスティック」…魔子クレオクフの杖
「ピラミディケン」…魔子クレオクフの剣
「ネイロスティック」…内裏ネイロスの杖
「白紙撤回煙管」…与太帳のキセル
「合金貨シールド」…ディフェン婦の盾
「シェルランス」…怪雄アキレセラスの槍
「静剣」…聖静の剣
「聖宝玉」…聖宝ポップルの冠
「太陽頭光」…閃光子の冠
「わなワナ」…聖かもごんの投げ縄
「聖泉剣」…ジュライ・オアシスの剣
「巨大魔身震剣」…大ドラクロ魔の剣
「巨影魔矢」…闇矢レンブラン統の矢
「波動聖鏡剣」…水の大層シーゲル(ハムラビ)の剣
「異星錠棒」…異星メディサの杖
「雷晶剣」…ダンジャック・チェンジの剣
「バッ土魔身」…フィアンマッドーチェの乗る蝙蝠
「魔明泉剣」…明星魔クィーンの剣
「金聖万座棒」…ラシアメタメンデルの杖
「錬金舞分姿剣」…ゴーディメタメンデルの剣
「魔君主闘角竜剣」…デューク・アリババの剣
「拾六乱チャー」…超弁慶のミサイルランチャー
「黒弧Dフック」…フックダイルDの武器
「荒波剣」…シーラドン帝の剣
「八聖酔剣」…スサノオロ士の剣
「蛇聖角髪装」…スサノオロ士のヘッドギア

「拾六乱チャー」などはいかにも博士的なセンスによるものっぽいですが、
逆に「ネイロスティック」はどうなんだろうと考えてしまいます。

また、これらのアイテムは同じものでもグレードの違うものが存在していて、
大聖棒でも「大聖棒?」というパチもの的な弱いアイテムがあったり
「輝ける大聖棒」という通常よりも威力の高いアイテムがあったりします。
最上級アイテムにはさらに凝った名前がつく傾向があるようで、
「朽ちぬ魔力渦巻く断聖魔剣」「壮聖光煌くサバイブラスト剣」
「魔性般若力渦巻く念魔炎魔偶ファイヤ」「肥大化を続ける巨大魔身震剣」
とか、いろいろ考えてるなーと感心してみたり。

博士には20thアニバに登場した100キャラ分ぐらいのパーツ図解を公開していただきたいものです。
いや本当に。

はりきりえんすかい

プライズ品以外にもビックリマングッズの波は押し寄せているようで。

まずコメント欄で情報いただいた「消しゴム」

・シールサイズの消しゴムで、キャラの形に抜けるフレーム付
・ヘッドはクリアラメ入り
・全13種類+シークレット3種
・12月中旬発売

続いて「2WAY名刺入れ&シールケース」

・シールも収納できる名刺入れ。
・全3種(ゼウス&デビル、フェニックス&マリア、ブラゼ&ヘラク)。パロディ名刺4種のうち1枚つき。
・12月中旬発売

そして「ジグソーパズル」

「ミニパズル 100ピース 聖魔大戦」

・全10種+シークレット1種
・10cmx10cm、ホログラム仕様(※たぶんホロプリズムのことと思われます)
・専用パズルフレームも別売
・11月下旬発売

「ジグソーパズル 144ピース」

・スーパーゼウス・ヘラクライスト(増力)・ヘッドロココの3種
・シールの500%サイズ(24cmx24cm)、ホログラムペーパー使用
・専用パズルフレームも別売
・11月下旬発売

「ジグソーパズル 300ピース」

・1~9弾のヘッドが大集合
・26cmx38cm、ホログラムペーパー使用
・11月下旬発売

発売元はいずれもエンスカイ。

どうでもいいですが、どの商品も「チョコやシールは入っていません」と
わざわざ書いてあるのがちょっとおもしろかったり。

11月は伝説4の発売も予定されてますが、
ブーム再燃を当て込んでかすさまじいラインナップですね…。
(安直だなあ)

とはいえTシャツみたいに誰得な商品というわけでもないので、
チェックしないわけにはいかんですねえ…。

ヨネと密会するシモを目撃したとか!?

毎日活発に更新されているビックリマン研究員氏のツィッターにて、
ちょいと気になる話がありました。

10月15日、前後の文面から読み取るに、どうやら新幹線で大阪へ向かった模様。
大阪ではとある人物に「インタビュー」を敢行し、大きな収穫を得たというような話を書かれていました。
そしてその取材内容は何かに掲載されるという感じなのですが...。

10月15日 ビックリマン研究員 〜ノベライズ発売中〜 ‏@BIKKURI_MAN
自画自賛じゃないけど、過去最高のインタビューなんじゃないかな。オフレコ含め、驚異的な録れ高です。

かなりお初な話や内角スレスレのデッドボール話を多数掲載する予定です。

もう、始まる前から『何か』がわかっていたから、話はスムーズでした。
自己保身のために紛糾した時もありましたが、やはり今回のセッティングは大成功。ありがたいこってす

帰宅早々、本日取材のY氏よりメールいただく。ありがたい。つくづく人柄なんだな、と思う。
結果も経過も伴ってる人は、少々強気なこと言ったって許される。文句言わせないほどの過程を踏んできてるからね。素晴らしい!
インタビュー以外でぜひお仕事したい! まあ、翻弄されるだろうけどね(笑)。

詳しくはブログに書きました! そんなのやってないけどね!

本日の楽しいやりとりについては、本が出た後だなぁ。
危険球話は書かないけど、雰囲気やオープニングについてはぜひ語りたい。
とにかく興奮しておるんです。メガデス。

@alfistakeshi 某有名なデザイナーさんにインタビューしたんだけど、「線画の時点からパソコンでやってるのはダメ」って言われた。
「微妙なラインで表情が変わるとか、そういう感覚がつかめないから」って。ああ、もっともだなぁ、と思いましたよ。

まあ十中八九、グリーンハウス米澤さんへのインタビューみたいですね。
今度出る別冊宝島の企画の一環だと推察されます。
(ってほとんどの人がすぐ想像できたと思いますけど)

気になるのは、やたら「危険な話」がなされたと強調されているところ。
これも想像ですが、中身はタンゴ博士との当時からのやりとりに関してではないでしょうか。
お互い譲らない尖ったクリエイター同志、幾度となく衝突していたというような話は
過去のインタビュー記事やら何やらで大なり小なり語られていますよね。
研究員が好きそうなゴシップ系のネタもたっぷり語られたのではと思われるところです。
事実、私がグリーンハウスを訪問したときも...まあやっぱり書けないんですけどね(笑)

雑誌にはそういうドロドロした話は掲載されないのでしょうけど、
今後ツィッター上で語られるのか否か、注目したいところです。

そして今回も兵藤さんはどの程度発言されたのか、別の意味で気になったりして。

宝島3杯目はそっと出し?

そういや葛ボーロフィーバーの陰ですっかり忘れてましたが、
あの別冊宝島の本の第3弾発売が正式に決まったようです。

「ビックリマン・シールコレクション 悪魔VS天使編 80年代熱狂シールセレクション」

熱狂的に受け入れられた第1弾、なんかパワーダウンが感じられた第2弾に続き
第3弾で出す内容がまだ残っているのかが心配だったりするのですが(笑)。

目玉企画である付録シールは、「ヘッドロココ」「始祖ジュラ」「ネロ魔身」&「7神帝」となる模様。
前回が第二次聖魔大戦までをクローズアップしてましたから、
今回はそれから次界への旅立ちまでを取り上げるようですね。
前回ヘラク出したあとでジュラってのもなんかしっくりこない感じですけど、
ホログラムキャラは完全再現できないからあえて避けたんですかねえ…。

そろそろ一般層の食いつきが悪くなってきてそうですが、大丈夫でしょうか?

ゴールドメダリスト

いつの間にかオリンピックも終わって秋近しといった感じですが、
そういやビックリマンにおいてオリンピックネタというのはなかなか見かけません。
超元祖32弾で「輪火RUN神」「助盤」「魔タック」といった3すくみがいたぐらいです。

そういや、神帝たちはそれぞれアーチ天使の顔を模したプレートを所持してます。
ヤマト・男ジャック・アリババ・フッド・ピーターは明確に楯として使用していますが、
しかし牛若と一本釣は首から下げているのか、でっかい金メダルのように見えます。
あれって何なのでしょう?

デザインにメリハリをつけるために、あえて全員を楯とせずに
変化を持たせたのだろうと想像できますが、
あんな巨大メダルでは戦闘中プラプラして邪魔にならないのでしょうか。
楯が無いというところで、単純に防御力の面でも不安が生じます。

むしろお面として使うものだったりして?
巨大メダルで顔を隠しながら「おらおら、俺はポンプ大帝だぞー!」と油断させるとか。
まあ、楯でも十分同じことができそうですが。
てゆーかあんな金ピカじゃ油断させるも何も無いような。

とはいえ、そもそも楯に顔を付けるという発想がどうかと思うところ。
パートナーの顔面で敵の攻撃を受けるというわけですから、
使っていてあまりいい気分じゃなさそう…。

うーむ、話のオチが無い。
お面なさい。

セカンドインパクト

シャーマンカーンの「魔無予知シグナル」といえば、
魔力が接近すると四方に光を放ちながらけたたましい警報を鳴らすアイテムですが…。

もしカーンが天魔界に単身乗り込んだとしたら、
やたらめったら騒々しいことになりそう(笑)

それはさておき、つくづく思うのは
何故にスーパーゼウスに続く第2弾ヘッドがこのキャラなのかという…。

2キャラ続けて老人なのは、威厳のある存在としてアリだとは思いますが
ゼウスと違って何とも受け入れがたい人相といい、
青・黄色・赤という目に痛いカラーリングといい、
「シャーマン」「カーン」という意味不明なネーミングといい、
何を狙って投入したのかがまるで読めません。
今こんなことしたらブーイングの嵐ではないかと思うほどです。
当時どういう流れがあってこうなったのか、博士かGHに問い詰めたいくらいです。

それでも人気低下を招くこともなく、むしろ拍車をかけた感すらある第2弾。
それがカーンの功績かどうかはともかく、つくづく世の中の流れというのはわからないものです。

影でうごめく影の主

創聖使影の6人がどういう位置づけの存在なのかは、
情報が少ないこともあって結構ぼんやりしている気がします。

そもそも彼らがパンゲに出現した経緯としては、
「異聖矢に率いられ忍び出た」とシール裏に書かれている通り、
かつて異聖メディアが放った異聖矢に既に宿っていたと考えられます。
つまり実体ではなく、特定の条件下で発動するようプログラムされた
ある種の思念体のようなものではないかと。
例えるならブラックサバスのごとき自動操縦型のスタンドのようなものかと。
(余計わかりにくい?)

造形がなんか壁画のようにガタガタしているのもそのためだと思うのですが、
このことをメディアは気づいていたんですかね?
いずれにせよ、異聖矢がパンゲに到達して発芽→メディアがそれを感知→
創聖使の暗躍と恐怖スーツの起動を察知→ナディアがパンゲに出張
という流れがあったのかもしれません。

ところで創聖使影は何故かスーパーデビルと似た衣装をまとっています。

影パーミンダロス、影エウリピデボン、オルドトス影は阿修羅デビル。
カーボメロス影、ミレトシルル影、影カンブディアスは偽神デビル。

ひかり伝ではブラック戒律の誕生に曼9聖が関わっていたという話がありましたが、
そういう意味では創聖使とスーパーデビルには浅からぬ因縁があるものの
具体的なつながりがいまいち見えてこないのがもどかしいところ。
まして旧シリーズの段階で、反後博士は何を意図して創聖使影のデザインを決めたのでしょう。

仮説ですが、スーパーデビルのあの裃姿は実はデビルがオリジナルではなく、
「デビルよりも上に立つ者」の影響を受けた者に与えられるものだとしたら?

歴史上あの姿に最初になったのは超魔性D・Dということになりますが、
彼のその後はシール上では特に語られていません。
源層の主となる野望を抱いた無敵体の行方は依然として謎のまま…。

思えば、ダークマターによって創られたドラキュロスも、裃っぽい姿をしてました。
D・Dがのちのダークマターで、彼が創聖使にも影響を与えていたとしたら
創聖使影の姿がスーパーデビルと似てくることにも意味がありそうなのですが…。

さらには、この考え方が超魔アイソクラテラにも適用できるかも?

表舞台から忽然と消えた超魔性の暗躍と考えるべきか。
それとも…?

公式同人企画の可能性を探る

身もふたもないことを書いてしまいますが…。

ロッテとグリーンハウスさえその気になってくれれば、
「ただ売れるだけの新しいビックリマン」は作れると思うんですよ。

復刻シールは、キャラの知名度も人気も高いのでそこそこ売れる。
新作シールは、キャラの知名度も人気も低いのでなかなか売れない。
ならば、知名度・人気の高いキャラで新作シールを作ればいい、というのは
非常に理にかなった解だと思うわけです。

とどのつまり、SDガンダムにならって神帝隊と三国志をコラボさせてみるとか
人気の女系天使の別コスチューム版をシール化するとか、
ジパ伝のゴッド神みたいに、スーパーゼウスにも超武装形態を創作してもらうとか。
そのうちハローキティやキューピーとコラボするのもありかも?

古くからのファンには賛否激しいと思いますが、出せば普通に売れると思います。
あとはロッテ大野さんがTVや雑誌でもっともらしい説明で宣伝しまくればOK!?

でもまあ、きっと反後博士が首を縦に振らないでしょうけどね。
(そんな色気が少しでもあれば、化生伝キャラはもう少しカッコよくなってたはず)
それにグリーンハウスにも少なからずキャラに対する思い入れはあるでしょうから、
あんまり衆愚迎合で従来のイメージを損なうキャラは描きたがらないかも…。

とはいえ、サンタゼウスのような前例もあることですし
お祭り番外企画として一度くらい見てみたいですけどね。

8・2・0でハニワの日

本当にハニワの日かどうかはさておき、
ハニワと言って真っ先にイメージされるのは、やはりネロ魔身ですよねー。

巨大な魔力・魔性般若パワーが限界を超えたとき、
魔身を露出し崩壊に至ったというヘビーなエピソードの持ち主です。
魔肖ネロの姿は仮のものであり、本体がネロ魔身である、というのが定説ですが
後に「大教典」にて「魔性般若パワーこそが本体」という説が語られました。

また、「肖」の字には「あやかる」という読みがあります。
ネロの異称「魔偶王」の「偶」は、「人の形に似せたもの」という意味もあるそうです。

ここから、魔肖ネロとは「魔力が人の形を成したもの」と解釈することができます。
そのための媒介となったのが「器」である「ネロ魔身」であり、
それを可能にしたのが6魔極の魔力「幻・暗・重・底・邪・迷」なのだとしたら、
肥大しすぎた魔力が6魔極の限界を超えたとき、風船が破れて空気が抜けていくように
人の形を維持できなくなり、魔身露出に至ったと言えるでしょう。
下手したらそのまま魔身にとどまることすらできなかったかもしれませんが、
それを魔儀垂マントで甲殻体を形成してかろうじて防いだというところでしょうか。

実体でないからこそ、魔力の集中箇所である「鼻」の周辺は
ゆらゆら揺らめく陽炎のごとく「はっきり見えない状態」となってたんですかね?

ところで、なぜに魔力の器が「ハニワ」型なのかというところを考えてみると、
古代の埴輪がまさに「人の代用」として権力者の墓に埋められた説があるためですかね。

ここにルーツ伝で登場した「魔肖ネロン」「魔黒デザートネロ」「魔肖デカネロ」についても
さらに考察を深める必要があるのでしょうけど…
余計に混乱しそうなので、今日はここまで!
…ルーツ伝の公式解説コーナーでネロ系3体が語られなかったのが悔やまれます。

It's a small world

聖魔が次界の覇権を争って激闘していた頃、
ハートタンクの住民は何してたんでしょうね。

アニメでは次界を旅立ってすぐにダイヤメーションに到達してましたが、
そんなに遠くない距離ならば、かつて創聖巡師や異聖メディアが次界に飛来してくる様を
カーネルダースの面々が遠方からのほほんと眺めてたりしてたんですかね。

ハートタンク自体はグレートサラオが誕生したころに既に出現していたので、
それこそ天聖界・天魔界よりも歴史は古く、住民もそれなりにいると考えられます。
(そのくせBZにあっさりと爆破されましたが)

ただ、そういうエリアがストーリー上に出現する以前はどうだったかというのは、
ほとんどフォロー無しなのが実際のところ。
下手したらハートタンクの上に次曼聖羅が移植されてたかもしれないわけですが、
これも博士お得意の「設定の使い捨て」が生んだ矛盾点…だったりして。

27 years after

一説によれば、悪魔VS天使シリーズの第1弾が発売されたのは
1985年の8月と言われています。
前のシリーズ「ギャグポスターシール」が短命打ち切りに終わり、
いよいよ後が無くなったところで起死回生の大ヒットが生み出されたわけですが
それから丸27年が過ぎました。

考えてみれば、悪魔VS天使シリーズ以外の「ビックリマン」は
その後も何度か発売されたものの、どれも結果は鳴かず飛ばず。
ゲームメーカーと手を組んで大プッシュした「漢熟覇王」も大ゴケし、
満を持して反後博士を投入した「ニャンダー」も言うに及ばずの結果。
せいぜい「プロ野球」が健闘したぐらいでしょうか?

そもそも食玩というジャンル自体が27年前に比べて多様化しすぎていますし、
幼児ですらタブレット端末を操ることが珍しくないこの時代に
ただの紙シールというのは相当に時代遅れと言えなくもないところです。

ましてや昨今のビックリマンは、どういうわけか妙にケチくさいというか…。
値段は80円にアップしているのにシール自体はむしろ劣化してます。
裏面印刷も単色ですし、パッケージイラストは常に使い回しですし、
プリズム素材も薄いフィルムに置き換えられてしまってますし。
当たりでもらえる景品もミニファイルといいB缶といい、どうにもゴージャス感に乏しく思えます。
もう少しアピールできるところがあればいいのですが、
キャラクターコンテンツ以外にアピールポイントが無いというのでは先が見えません。

公取委勧告という「前科」がある分、他社のような「冒険」がしづらいのかもしれませんが、
往年のシールブームの頃のようにもっと素直に楽しめるものが出てこないですかねえ…。

まあ、言うだけなら簡単だというのもわかっているんですけどね。

土を盛ろうか

朝日新聞デジタルの8/7付の記事より。

『スナノオシロ理論確立? 水少なめ、仕上げは…』

頑丈な砂のお城を作るためには、砂に加える水は少なめの1%がいい、とする研究結果を
イランやオランダなどの研究チームが英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。
海辺で子どもたちが砂遊びするのにも役立ちそうだ。

http://www.asahi.com/science/update/0807/TKY201208070238.html


この記事の表題を一瞬空目したのは私だけではありますまい…。

Relational navigation

「ビックリマン伝説」では裏面イラストが無くなってしまいましたが、
ここで改めて裏面イラストの持っていた意味について考察してみたいと思います。

まず3すくみの場合ですが、裏面に描かれているのは
そのシールのキャラ以外に同じ3すくみの2キャラがいます。
つまり天使・お守り(・次代・お助け)・悪魔の3キャラがそろい踏みしているわけですが、
これによりシール1枚だけゲットした際に
「このキャラは何て名前なんだろう」
「3すくみの共通テーマは何だろう」
と、想像心を掻き立てまだ見ぬシールに対する期待値をアップする効果が望めます。
これぞ「シール1枚では完結しない、複数のシールを集めることでストーリーが見える」
というビックリマンの醍醐味でありヒットの一要因…だったかと。

ところで裏面に別のキャラが描かれているというのは、
古くは「まじゃりんこシール」にさかのぼることができます。

こちらの場合、裏には「友達キャラ」や「ライバルキャラ」が描かれていました。
このシステムが悪魔VS天使に継承されたのは興味深いですね。
ちなみにこの方式、ガムラツイストなど他社のシールでも採用されてますよね。

話を戻して、ヘッドシールの裏面イラストはというと…。

スーパーゼウスの場合、ゼウスを中心に天使が取り囲む絵柄で
3すくみとは違う形でキャラ同士の関連を描いたものと言えます。
(この形式はカーン、デビルも同じ)
3すくみはそれぞれのライバル関係を横一列に対等な形で描いたものでしたが、
ヘッドの場合はヘッドを頂点に天使・悪魔がその下に位置するという上下関係。
これは「貼られたら貼り返す」というルールにおけるオールマイティ性を表しています。
また同時に、ヘッド一枚に複数の天使・悪魔が描かれているというところから
3すくみでの「他のキャラは何だろう」の感覚をよりパワーアップした効果が得られます。
そういう意味でも特別感があったわけですね。

後にヘッドの裏イラストは徐々に物語性を帯びてくるわけですが、
(ストーリーシールと言えるのは少なくとも聖フェニックス以降ですよね…)
3すくみのほうはほぼ変わらないスタイルを貫いていました。
実際のシールを入手する前に、まず裏面イラストを目にすることで
コレクションの穴を埋める楽しみを段階的に味わうことができたのです。
イラストにカッコいいキャラがいたり、過去のキャラの増力版っぽいキャラがいたりしたら
そのシールをゲットしたいという欲求もわいてくるというものです。

そんな重要な意味のある裏面イラストをみすみす削ってしまうなんて、
わかってないなあ~と思わずにはおれません。
もしかしたら予算との兼ね合いで泣く泣く削ったということかもしれませんけど、
スタッフが「別に無くてもいーじゃん」と考えてたとしたら嘆かわしいものです。

アメイジング・ビックリマン

パワーアップ再登場というのはどういう形であっても心躍るものです。
それが意外なキャラであれば驚きがプラスされて楽しいですよね。

具体的には、15弾の同源士無煙や19弾の一寸アタック、スパルタックなど。
13弾の再生魔鬼3人組も意外な顔ぶれや人選が楽しかったですし、
28弾の大層ヘッドの中では王ハンペータゴンが個人的にポイント高かったです。
31弾完全編での悪魔ガッパに至っては、そのマニアックなセレクトにニヤリとしたものです。

その一方で、後から「実は○○は××の増力型だった」と判明するパターンは
衝撃度が数割増で熱いですよね。
18弾の鉛岩王が実はチャックンだったり、
シーゲルの2人がキッゾとトリノンだったりというのは
よく見ればデザイン的な類似点が隠れていたというところからしても
「マニアにはたまらない謎解き展開」の一例と言えるかも?

特には過去のキャラを引っ張ってくる必然性が無いような場合でも、
ある種の遊び心が反映されていて飽きさせない工夫なのかもしれません。

そういうのが、最近のシリーズではあまり見られないんですよね…。

聖核伝の焼き直しキャラはプラスアルファの要素がひたすら謎すぎましたし、
化生伝でもオプト神ジェネの見た目だけはインパクト大でしたが、
瞬刹鬼キリのポセイドスルーツ認定にはいまだに納得いかないところです。

…ってまた話がそれましたが、
ヴィーナス白雪や一発助役とかがパワーアップ再登場したりしたら
案外面白いんじゃないかなと思いました。
次界戦線の一方で、天聖界側ではこんな戦いが起きていた…
そんなパラレルストーリーもありっちゃありかも?
ゼウス、カーン、ヘラクにもちょっとした別バージョンを出せるいい機会かも。

いや、SNSゲームに連動してこういう案が意外と現実化するのではと、結構本気で思ってます(汗)

上書きされてゆく世界

第6弾のいわゆる復活天使・お守り・悪魔について。
確か登場時点の扱いは、第一次聖魔大戦で倒れたキャラたちが
文字通り「復活」したという設定だったかと思います。

販売戦略的には、人気が出てから集めだした子供たちが
第1弾・第2弾ごろのキャラをもう一度出してほしいと熱望したことを受けての
いわば復刻シール的なスタンスで導入したものと考えられます。
ただ、単なる復刻にせず聖卵を持たせてストーリーに深く絡めるような工夫もあり、
同じく設定上「復活」した始祖ジュラ・ブラックゼウスとの関連も実に見事です。

ですが今の設定的には、ほとんどのビックリマンキャラが基本的には年を取らなかったり
ルーツも含めるとほぼ不滅の存在だったりということもあってか、
復活天使たちも単なるパワーアップ的な位置づけになったような感じですね。
復活悪魔たちはワープ笛を使って「次界」に出現と書かれてたりと
世界観的にもまだ固まっていない印象もありました。
この頃のコロコロ資料では聖フェニックスとサタンマリアが既に
「未の溶層界」とも呼ばれる「次界」で戦う絵が載ってたりしましたっけ。

設定変更といえば、ヘラクライストに敗れたブラックゼウスの扱いも不透明でした。
当初は敗れたあとも天魔界のブラックゼウス神殿の奥で次の機会をうかがっている
…というような描写があったと思うのですが、
いつの間にか天魔界のトップはスーパーデビルになってました。
アニメではブラックゼウスは敗れた際にそのまま闇の彼方へ消えていったので、
それを踏襲した、もしくはそのタイミングでストーリーが統一されたと考えられます。
もっとも、ブラックゼウスが健在だったら天魔界の権力抗争がさらにややこしくなったでしょうね。

ゴーストアリババ誕生の経緯も、アリババは魔穴を通して天魔界に送られて
スーパーデビルにより魔洗礼が行われたというのが当初の解説(というか天聖界側の予想)だったかと。
今では創聖使が魔洗礼を行い、放置されたゴーストをマリアが拾ったというような話になってますね…。

直近では、先日公式サイトの「ビックリマン伝説2」のストーリー紹介コーナーにて
「聖神ナディアはシャーマンカーンに2人の次神子を預けた」という趣旨の記述がされていたり
電光ニュースで「シャーマンカーンの弟子はスーパーゼウスとブラックゼウスの二人」とか書かれてるのも、
ちょっとした歴史改変の一端かもしれません。

超聖士ヒッグズーの頑張りもむなしく、歴史改変は今も着々と進んでいるようですね…。

エンボス剥いちゃいました

先日、某ショップのサイトで
「ヤマト爆神タイプ2のエンボスだけシール」というのを見かけました。
一瞬衝撃を受けたものの、ふと考えてみると
それって表面の印刷剥がしたら再現できるんじゃ?と思ったので


やってみました。


用意しましたのは、ちょっと角がヨレてる爆神1枚。

こいつの角から薄くコーティングフィルムを剥がしまして…。

べろーん、とこんな感じに。


途中で破れたりもしましたが、案外スムーズに剥がれました。
カラー部分がフィルムにくっついたという感じですが、
この時点ではマゼンタ部分などはほとんど剥がれずくっついてます。

その上で、いわゆる有機溶剤をちょいと付けまして…。

どろりんちょ。

インク部分をふき取りますと…。


じゃーん。


ものの見事にエンボスのみの爆神が出来上がりましたー。
確かにこいつは見た目インパクトあります。

続きまして、同じくエンボスシールとして知られる
ゴーストアリババと魔スターPにてチャレンジ。

同様に端からぺろーんとコーティングフィルムを剥がします。

こちらはカラー部分はまるで剥がれず。
その代わり?フィルム自体はかなりきれいに剥けました。

で、同様に溶剤をべたっと塗ったところ…

溶ける溶ける。

…ありゃ?

なんと色だけじゃなくキャラの輪郭部分まで溶けてしまいました!
なんてこったい!

魔スターPのほうでは、溶剤の量を減らして少しずつ溶かしてみたところ、
輪郭を維持したままカラー部分を溶かすことに7割ほど成功。

溶剤の濃度を薄めたり、塗る範囲をマスキング等で絞ったりすれば
もっと綺麗に着色部分だけ溶かすこともできそうです。

まあ、今回は無着色エンボスを作ることが目的ではないので
これ以上貴重なシールを実験台にするのはやめにしました。

念のため、某ショップで扱われたものがこれと同じ手順で作られたとは言いません。
ただ、それに似た状態のものを作り出すことは可能っぽい、というだけです。
どちらかといえば、私と同じように考えてこの手のシールを増産する輩が
良からぬことを考えたりしないかということを懸念してのこととご理解ください。

そうそう、有機溶剤の取り扱いにはくれぐれもご注意を!
何か問題が起きたとしても当サイトは一切関知しませんので悪しからず…。

曼フィト仮説

※毎度おなじみのヨタ仮説なので、肩の力を抜いてお読みください。

長年、聖梵インダスト裏面に記載されている「ハチス形態」というのは
インダストの虫状の姿と相まって「蜂の巣のような六角形ハニカム構造の建造物」だと
大して疑問にも思わず信じ込んでいたのですけど、
そもそも「はちす」とは「蓮(はす)」の古い呼び名だということを最近知りました。
(語源としては、蓮の実のつく部分が蜂の巣のような形だからという説もあるようですが)

そんなことはさておき、
異聖メディアの口元には、ツタンカーメンの黄金のマスクのような
妙な飾りがついていますが、あれってシールデザイン的には
何をイメージしてつけられたんでしょうね。

キャラクター設定としては、あれは「新羅触管(あらしょくかん)」といい
新たな統治世界を発見すると巨大化し伸びて地面に突き刺さるという
大変珍妙な光景を演出する意味不明なアイテムらしいです。
刺さった後はそのままその地の大黒柱として不動の存在となるのか
はたまた大地から何かエネルギーを吸い出す魔幻型のようなアイテムなのか
その辺もよくわからないのですけど、何にしてもかなりインパクトのあるパーツです。

ツタンカーメンのマスクのアレは、一説には権威を示すためのつけヒゲと考えられているとか。
だとすると女王であるメディアは男神に代わって曼聖羅を統治するべく、
権威を示すためあえてつけヒゲを身に着けたというところなのでしょうか?

そもそも、ビックリマン世界においてエジプト的世界観はエズフィトに集約されがちですが
不思議と全然関連なさそうなところにも「エジプト要素」はありますよね。

しかし曼聖羅とエズフィトは、ともに古い歴史を持つ世界であり、
ともに独自の種族を構成し、ともに女王をヘッドとしているところなどが類似しています。

しかし曼聖羅が水の国であるのに対しエズフィトは砂漠の国。
片や(異聖とはいえ)天使中心の世界に対し、片や悪魔中心の国家。

もし曼聖羅とエズフィトが古代において一つの国が分裂して生まれた世界だったとしたら、
似た文化を持っていることにも合点がいくかもしれません。
実はクレオクスにも異聖の血脈が流れていたりするようだと
いろいろ面白い想像ができるかも?

いや、あるいは…
異聖メディア(異聖メディナ?)が当時栄えていたエズフィトから
国土を半分奪い去って曼聖羅を創造した、という説もアリ?

ひかり伝ではちょくちょく影をちらつかせているくせに
一向に表舞台に登場しないエズフィトですが、
曼聖羅すら何やらうやむやになりつつある今となっては
表舞台に出てくるタイミングを失ってしまったかもしれませんね…。

プリズムイズム

昔は、プリズムヘッドの色プリズムは専用の色つき素材を使っていると思ってましたが、
実際はほとんどの場合が単に背景に色をベタ塗りしているだけなんですよね。
シール印刷の際の着色か、素材メーカーが既に着色した状態で売っているのかはわかりませんけど…。

そう考えると、もっと工夫を凝らしたカラープリズムを実現することって
そんなに難しいことじゃないのではないでしょうか?

例えば、シールの上から下にかけて赤の濃淡グラデーションをかけて炎っぽくしてみたり、
中央から放射状に黄色と無着色を織り交ぜて発光しているように見せたり、
魔スターPOみたいに派手な演出にしてみたり…。

まあ、フチ部分まで細かい演出を加えると、シールを切り分ける際のマージンを取る必要が生じるので
制作側としてはあまりやりたくないところなのかもしれませんけどね。

そういや、黒プリズムや金プリズムはよく見かけますけど
白プリズムって見たこと無いような。
(やってる人もいるのかもしれないですけど)
やはり見栄えがいまいちなんですかね?

タダより高いものは

先日、書籍情報などはきっと漏れもあるだろうと書いたばかりですが、
モザさんのブログで「R25(6月7日配布号)にビックリマン情報」という記事を見て
やられた!と思いました。
R25は以前にも何度かビックリマン情報や広告が載ったことがあり要チェック対象なのですが、
数年前にうちの近所で置いていた店がつぶれて以降、すっかり放置してました。

しかも6月7日配布ということはもう1週間も前!
早いところだと配布当日の夜にはもう無くなっているとのことなので、
ちらっと探してみたものの当然のように跡形もなく…。
駅近辺のコンビニはおそらく全滅状態でしょう。

結局捜索は早々に諦めて、手数料はかかりましたがネット書店で取り寄せを手配。
無事ゲットすることができました。
金で解決ぶぁいやいやい~。

…先日のGxSシールの際もそうですが、
昔より情報発信系のサイトやブログが減っている昨今では
複数の発信源をチェックしていないと絶対見落としが起きますね。
かつての「聖魔塔」のような掲示板サイトがにぎわっていた頃だと
誰かが一報を書き込んで自然に情報共有ができていたのでしょうが…。
それともどっかのソーシャルサイトでは話題になってたりするんでしょうか?

ヘブンズドア

「天空の門」という、ビックリマンぽくないネーミングがありますよね。
24弾アレキサンマルコ裏書にも書かれているのでそれなりに有名かと。
12ジュエルのビーム照射でこの門が開くという、関連性がまるで不明なイベントも起きてましたが
そもそも天空の門とは何なのかというところを考えてみようかと。

まずもって、天空の門の先には何があるのかというのが
どういうわけか大きく2説あるんですよね。

1つは、アクア層。
シール設定がこれで、25弾の流れにつながるわけですね。
アクア層はエズフィトへの途上に位置するといわれていますので、
エズフィトへ乗り込もうとするマルコの目的とは一致しています。

もう1つは、源層界。
漫画や他の設定では何故か天空の門は源層界の入り口とされています。
確かに名前のイメージからすれば、天界への門と考えるのは自然です。
セントジュエルが必要という設定にも釣り合っているように思えますが、
いかんせん物語的に源層界へ向かう意味がよくわかりません。

ですが、そもそも突然物語が大きく転換した25弾付近なだけに、
「話の流れが不自然だから」として可能性を捨ててしまうのはいかがなものかと。

24弾の時点では、新河系VSエズフィトに大魔テーションが介入して
3つどもえの戦いに突入する…と当時のシール大全集には書かれていました。
ですが25弾でかろうじてその流れに入ったものの、25弾パート2で雲行きが怪しくなり
26弾から突如パンゲ編になる怒涛の展開。
物語そのものに大きなテコ入れがあったと考えるのが自然かと思いませんか?

つまりはこういうこと。

24弾パート2の時点で、天空の門は確かに源層界への入り口として存在し、
聖ランドで過去のナディア・メディアに会ったマルコは
天空の門を通って現在のナディア・メディアに会う必要があった。
カーネルダース&ダークの導きで天空の門に到達したマルコは、
25弾から源層界への道を突き進むところをダークマターが妨害するような
全く異なるストーリーが用意されていたのではないでしょうか。

しかし売り上げが低迷しアニメも終了することを受け、マルコ編を早々に切り上げて
別のシリーズをスタートさせたかった反後博士はマルコにエズフィト突撃を行わせる。
それまでの世界はヨーロッパであり、エズフィト=エジプトに向かうには地中海を越えることになる。
それがアクア層であり、本来はもう少し先の弾で登場させる予定のエリアだったアクア層を
話の都合上いきなり登場させることになってしまい、結果、天空の門の先にアクア層という
なんともちぐはぐした物語の捻じ曲げが行われてしまった。

…という妄想でしたとさ。

この手の裏話は、仮に本当だったとしても語られないでしょうねえ…。

May Do Go!

次界案内古師という3人組がいたのを覚えてますか?

13弾に登場したお守りで、「迷庵」「導庵」「護庵」の3人です。
“案内”古師のくせに「迷庵」って何だよというツッコミはさておき、
この3人は次の14弾で登場する烈神照光・聖妃リーチ・ストライク天使を導いたとされ
彼らが手にしているアイテムがそのヒントになっていたとされています。

ここで興味深いのは、導かれた3人の天使は
それまで自分自身が他人を導いてきた存在でもあったということ。
上御殿は迷路のゴールを導き、
照光子は次界までの道を照らし、
アローエンジェルは大聖アローで次界の方向を指し示しました。

そんな彼らですら、魔幻ラビリンス突破に次界案内古師の導きを必要としたということは、
この3お守りがそこまでの力を秘めていたということなんですかね。

特筆すべきは、この3人の特徴的な耳。
寿老幻(ピーターの師匠である聖幻源の老天使)に似てるんですよね…。
魔"幻"迷宮に登場したところといい、何か関連あるんですかね?

そういや彼らが所持している「聖コメット」はアンドロココの「警聖星」にも似てますが、
さすがにそれは偶然ですかねえ…。

コアラのフェイスにブッキング

Facebookにコアラのマーチの公式ページが登場したそうな。
いまいちFacebookの良さが理解できていない私なのですけど、
企業側としては宣伝の一環として力を入れているところも少なくないようで。

さて、そのコアラのマーチのページにて
「コアラ顔メーカー」なる、自分の顔のコアラが作れるアプリが公開されております。
顔写真を取り込んで、そこから似たパーツを自動的に選び出して
オリジナルのコアラ顔を構成するというもののようで、
どんな写真や絵でもあのタッチのイラストに変換してくれるわけではないようです。

さて、試しにあのキャラのシールイラストを読み込ませてみたのがこちら。

といっても一発でここまでハマる顔になったわけではなく、
一度出来上がったものを手動でパーツを調整した結果です。
ま、そりゃそうですよね。

でもこの技術を応用すれば、「自分の顔をビックリマンキャラにできる」
というアプリも実現できるかも?
コアラよりパーツのバリエーションが複雑なので難しいところですけど、
改良して「顔部分だけ検出して中央に大きく表示し、
顔以外は縦に圧縮して2頭身キャラに仕立て上げる画像処理」を実現できれば
普通の写真がビックリマンキャラっぽく変身!となるかも?
あとは名前ロゴをカタカナ限定で3~5文字ぐらい入力できるようにしておいて、
それに肩書き(スーパーとか聖梵とかヘッドとか)をくっつけられるようにして
背景にプリズムを表示すれば、オリジナルヘッドシールの完成!

というサービスが実現しないですかね?
いっそプリクラにこのアプリを仕込んで、
「オリジナルビックリマンシール印刷機」にしてしまうというのもアリでは?

数回に一回の割合で背景が赤プリズムになったり、
リングや魔念星やその他アイテムの絵柄を付け足せたり、
いろいろ想像が膨らみますねー。

ま、ビックリマン記念館みたいなものでも作られない限り
こんなアミューズメント機器も作られないでしょうけどね。

あ、Facebookは今回のために捨てアド取得してアカウント登録したもので、
個人的には使ってませんので念のため…。

今月の推薦図書(嘘)

伝説1が全国展開したことでますます需要が高まっているのか、
最近また各メディアへの露出が増えてきましたね。

今回は毛色の違う3種の雑誌をご紹介してみたいと思います。

■80年代こども大図鑑

まずは王道。
以前にも同じような内容の特集ムック本が出ていたような気もしますが、
違う本なのか同じ本のマイナーチェンジ再販なのかわかりづらいところです。
この本ではビックリマンについて8ページも記載されているほか、
らーめんばあなどの競合シリーズについても2ページ語られています。
さらにはこの業界の第一人者であるサデスパー堀野氏のコラムもあり、
お腹いっぱいなボリュームと言えるでしょう。

■Goods Press7月号

こちらも似たような路線ですが、
紹介されているのは「伝説」がメインの特集2ページ。
こうしてみると伝説ゼウスもそれなりにかっこよく見えるから不思議です(笑)
いつの間にやら公認アンカットが普通の通販アイテムになっているのが何とも。
この記事だけだと割高ですが、他の特集記事もなかなか見応えありました。

■黄金のGT 7月号

最後は定番の、青年誌のサブカル特集コーナーにて。
復刻版が出て世間がにぎわうと、どこかの雑誌が必ずこの手の記事を書きますね。

今回も大手シールショップ協力のもと高額レアシールランキングが掲載されていましたが、
どうやら取材時に店頭にあったシールの中での実売額ランキングらしく、
「スーパーオリオンの青なら100万超え」とか書いてあるのに
ランク1位が15万のまさかり大明神P2だったり、
「シールの状態が悪いからこの価格」とあってヘラク赤が緑より下だったり、
いまいち市場動向の参考にはしづらい薄っぺらな記事でした。

にしても、毎度のことながらコンビニの雑誌コーナーで
こういう表紙をチェックして回るのは何とも恥ずかしいものです。
でもきっと見逃してる雑誌も多いんだろうなあ。

でも共通するのは、総じてライト層に向けた記事というところでしょうか。

マニア要求を満たすヘビーな記事にはなかなかお目にかかれないものです。
ニッチすぎて難しいのは十分承知の上ですが、
当時の設定資料とか反後博士単独インタビューとか、どっかの雑誌社で企画してくれませんかねー?

輪廻天聖

素朴な疑問。

神話における「フェニックス」とは、500年に一度炎に焼かれて蘇るという不死鳥ですが、
それが何で第4弾の若輩ヘッドの名前に付けられたんですかね?

そう思ったときにふと思いついた推論なのですが、
聖フェニックスは誕生する前は年老いた別のヘッドだったのではないでしょうか。
それが炎に焼かれたのかどうかは定かではありませんが
何かの方法で若々しいヘッドとして生まれ変わった、とか。

そうなると、転生前の姿は何なのかという話になりますが、
ここでさらにぶっ飛んだ仮説を立ててみます。

超聖士ヒッグズー。

彼がのちに超聖神として大成し、
ナディア・メディアと源層界の繁栄に寄与し、
双子のゼウスを創出させたところで入滅。
焼かれて生じた「影」だけを残し、自らは下界に落ちて新たな命となった。

これぞまさに「聖神子」。

とまあ、なんとなくフェニックスとヒッグスピンの目つきが似てるということで
無理やりつなげてみた暴論でした。
こう考えると「大聖のナディア」の脇にいた青アンドロココとかも
話に絡められそうなのですが、FuzzyM.Rに至るあたりの話でうまくまとまらないので、
深く考えるまでもなく破綻してる話ですよね。

とはいえ、謎の聖神影は本当に影しか存在していなくて
本当の超聖神はすでにいなくなっているのでは、というのは
結構ありな話じゃないかと思うんですよねー。
超聖神の実体はアノド化したとか分割され双子ゼウスになったとか
いろいろ想像の余地もありそうですけど、その辺の話はまたの機会に…。

便乗企画も連弾企画

いつの間にやらまたグッズが出るそうで。

「俺たちの燃え★スリーブ」の第3弾が今月末発売予定。

今回のラインナップは
「スーパーデビル」「スーパーデビル(偽神)」「龍宮女天」「ひょっと子助」
の4キャラだそうで。

てっきりカーンで大コケしてそれっきりかと思っていたのですが
まさかの第3弾突入とは世の中わからないものです…。

一方、「ソックリメタルプレート」にも続編登場。

こちらのラインナップは前回漏れた若神子やフェニックス・マリアの増力型、
ヘラク、ネロ、クロスエンジェルといった面々にシークレット2種の全12種。
シークレットは例によってシルエットでバレバレです(爆)
売られているのを見たことがないのですが、売れたんですかね…?
まあネロ魔身のキャラグッズなんかは珍しいので、そういう意味では楽しみです。

しかし伝説2のバーター企画としては頑張りすぎな気もするのですが、
人気を後押しするような更なるロッテ側の活動が予定されてたりするんですかね?

魔主足下の魔星列

超魔アイソクラテラは、一見するとボーリングでもしてそうなポーズですが、
これの元ネタは古代ギリシャの彫刻家ミュロンの「円盤投げ(ディスコボロス)」ですよね。
特に逸話がありそうなモチーフでもないので、何かを投げるポーズという発想でこうなったんでしょうか。

それよりは、無数の無限魔念星の上を走っている構図のほうが気になるところです。
聖魔の歴史に連なる悪魔ヘッドたちと何か関係があるのか無いのか…。

アイソクラテラのシールで描かれている無限魔念星は6つ。
手前から順に「白」「水色」「赤」「水色」「しろ」「水色」で並んでいます。

一方、歴代悪魔ヘッドの無限魔念星の色を整理してみますと。
・スーパーデビル(阿修羅):白
・スーパーデビル(偽神):赤
・サタンマリア:無し
・始祖ジュラ:白(ただしブラックゼウスの聖心侵食により不完全化)
・魔肖ネロ:黄色(アイス版より)
・ネロ魔身:黄色
・ネロ魔身(崩壊):白
・魔胎伝ノア:黄色
・ノアフォーム:黄色
・ワンダーマリア:白
・ゴーストアリババ:水色
・魔スターP:赤(トライゴン)
・ダークヘラ:白(ヘクサアングル)
・魔覇ドラゴット:無し
・魔魂プタゴラトン:白(アイス版では黄色)
・デカネロン:黄色
・魔統ゴモランジェロ:黄色
・ダビデブ:黄色
・魔君ポセイドス:白
・フュジョンキッドス:白
・マリア・ショウ:白
・デビルハード:白
・バビデブ:黄色
・ルーツレスデビル:白

で、ここからわかることは…
・赤い無限魔念星は偽神デビルのみ
・水色の無限魔念星はゴーストアリババのみ(ただし未完ヘクサゴン)
という事実です。

つまり…、アイソクラテラの足元のヘクサゴンの並びに
旧悪魔ヘッドの個々のキャラとのつながりは薄い。
それが私の結論になります。

これが旧悪魔ヘッドの色と同じ並びとかなら断然意味合いが出てきますが、
そもそも黄色い魔念星が出てこない時点で「あぁ、適当なんだな」と思えてしまうところ。
でも1個だけわざわざ赤くしたのは、それなりに偽神デビルを意識した影響でしょうか。

名前からして「超/魔」は「スーパー/デビル」と無関係とは思えないアイソクラテラ。
額の「子」の文字といい、頭上の逆王冠といい、意味深なシンボルをいくつも抱えていながら
結局のところよくわからないまま…という悶々とした状態がまだまだ続きそうです。

きっと疲れてたんだと思う

今更ですが、旧シリーズ終盤のネーミングは
博士らしからぬ妙なものが散見されると思いませんか?

特に30弾・31弾を見てみると
・助っ人パント舞夢 … どっかのスナック(飲み屋)の名前かと。
・伝Fax言の助 … なぜシャッフル?!
・聖クロース、王マイ神 … ネタ尽き感か投げやり感か、どっちでしょう
・怪ブン2 … 盆おどろ2なんてのもいましたが、2秒で決めたような印象です。

初心に帰ってシンプルなところを狙ったのかもしれませんが、
なんか外してるという気がしてなりません。
そりゃ売れないって。

…そんなところに難癖をつけるあたり、私も疲れてるのかもね…。

大開拓時代

聖フェニックスによる次界創造の目的としては、
1:魔肖ネロの攻撃で疲弊した天聖界を立て直す
2:人口が増えすぎたための移住地探し
の2点で語られることが多いと思うのですが、

1の場合、普通にみんながんばって復興作業に取り組めばいいと思います。
むしろ次界探査のために主だった戦力をつぎ込むというのは
いくらゼウスとヘラクがいるとはいえ、逆に天聖界自体の危機を招くような気がします。

2の場合、移住先にしては遠すぎるし居住性も悪そうですし、
他に近場に手ごろなエリアは無かったのかという気もします。
何かしらの力を使って天聖界を拡張するようなことはできなかったんでしょうか?

多くの犠牲を払った激闘の末、次界は聖魔双方にとっての安住の地となりましたが、
その後ハートタンクやらエズフィトやら新エリアがぽこぽこ登場するたび、
他にも人の住んでる世界はあるんじゃん…と思ってしまったものでした。

ところで天魔界にとっては、次界に進出する目的って何だったのでしょう?
アニメを見る限りだと天魔界のほうが人口問題は深刻な気もしますが、
それなら素直に天聖界への侵略行為を継続すればよかったと思うので
単に天聖界の邪魔をしたかったということもありえそうですね。

個人的には、ここにも聖神ナディアが何やら仕組んで双方を争わせたのかも、と思うところ。
そうでもなきゃ、あんなエリアがわざわざ"用意されていた"ことの説明がつかないですしね。

公式アンカットがもうすぐ来るよ!

聖魔化生伝発売間近でふつふつと期待と不安で渦巻いているところですが、
ロッテオンラインではもうすぐ発送開始となる例の公式アンカットシールが
イメージ画像ではなく現物と思われるもので表・裏とも正式公開されております。

いわゆるプリズム素材に、ビックリマン伝説仕様ではなく旧シールの仕様でずらりと並べられた構成です。

なんだかんだ言っても、結構見ごたえあるんじゃないかと思っているんですけどね。
今更な第1弾キャラでも、こういう形だとまたメモリアル的に違って見えるかもしれません。
まあこれが聖核伝みたいなインチキプリズムだと相当ガッカリなのですが…うむむ。

いつの間にかチョコ30個つきのほうは売り切れてて、チョコ1個つきのほうも在庫わずかとなっていました。
あの状態から一体どういう層が購入に動いたのかまるで想像できないのですけど、
届いたらまたネタにしたいと思います。
チョコ1個だけというのがどういう形で付いてくるのかも非常に気になるところです(笑)

願わくは、今度は化生伝発売記念とかいって似たような企画が出ないことを…(苦笑)

奴はとんでもない物を盗んでいきました

『ビックリマンシールを盗んで逮捕』

こんな衝撃的なニュースが一般紙の紙面をにぎわしたそうで…。

要点をかいつまむとこんな感じです。

・容疑者と被害者はともに30代のシールコレクター。
・シール交換を通じて相手の住所を知っていた。
・盗まれたシールは約2500枚(BM1500枚、ラーメンばぁ他1000枚)
・被害総額は約35万円。1枚10万ほどのレアシールもあったとか。

なんというか、聖魔化生伝のステマかと思うようなタイミングですが、
多くのコレクター諸氏にとってはまさに他人事ではないですね。
いくら欲しくても盗んじゃだめです。
※この事件の場合は換金目的だったようですが、同じこと。
「これでお互いコレクター卒業」なんて笑い話にならんです。
盗まれたシールが被害者のもとに戻ってたらいいのですが。

当時から「学校に持っていったら体育の時間に盗まれた」とか
「先生に没収された」とか「上級生に不利なレートで交換させられた」とか、
トラウマな思い出を抱えている人も少なくないと思いますが、
よもやその流れがそのまま20数年後にランクアップして現実化しているというのが
このニュースが必要以上に騒がれている理由のひとつでしょうね。
多くの人にしてみれば、未だに集め続けている人がいるという時点で
ちょっとした驚きの対象なのかもしれませんし…。

ともあれ、皆さんも戸締りに気をつけましょう。

"気高い超魔性"の出自は?

ビックリマン世界において、ライバル関係の二者は元は同一の存在だった…
というパターンがちらほら見受けられる気がします。

カーネルダース・ダークを始め、スーパーゼウスとブラックゼウス、聖フェニックスとサタンマリア。
ヤマト王子と八魔オロチも同一っぽいですし、野聖エルサMと魔スターPもそんな疑惑が囁かれますね。

そこに更なる一石を投じてみようというのが今回のテーマ。

ズバリ、スーパーデビルと魔スターPは元は一つだった説!


そもそもこの二人、なぜか犬猿の仲と言われていて
スーパーデビルによる魔スターP暗殺計画なんていう事件もあったものです。
ことの始まりは、源層界育ちのエリート悪魔である魔スターPに対して
エリートを自称するスーパーデビルが一方的に嫉妬しているような構図があったのですが、
今にして考えてみるとおかしな部分があることに気付きます。

「源層界育ちのエリート悪魔」の肩書は、超聖神クロノズー直々に生み出された黒ズーである
魔神子ディドスの系譜であるスーパーデビルにこそふさわしいところ。
それこそ今だにルーツの定かではない魔スタリオスには当てはまらないのです。

ここでカギを握っていると思われるのが、魔育ダビデズー。
彼は何故か魔スタリオスの魔炎妖剣の柄と思われるアイテムを所持しています。

魔スタリオスはリオコーンにパワーダウンしたのち、この妖剣に食われてしまったという話ですが
そもそも妖剣のほうが本体だったとしたらどうでしょう。

また、ひかり源層期に超魔性D・Dと魔育ダビデズーが出合っていたとして、
ダビデズーの妖剣柄がD・Dから超魔力を奪い取って実体化したとしたら?

つまり、
 D・D-超魔力→スーパーデビル
 妖剣+超魔力→魔スタリオス

でもって源層界育ちの記憶も同時に魔スタリオスに引き継がれ、
スーパーデビルには唯一ブラック戒律だけが残されたと。
そのためデビルは失われた魔力を求めて、無意識のうちに魔スターPを恨んでいる…とか。
またダビデズーはその後ブラック戒律に支配されつつも、自らが生み出した魔スタリオスを
次期ヘッドとして内心崇めていたりして。

魔スターPの頭上の三角星「スタートライゴン」は「魔域界ヘッド格者を狙う超念魔の魔星」だそうですが、
同じタイプの魔念星をダビデブも浮かべていたというのも、彼の内なる野心の顕れだったりして。

まあ、飛躍しすぎですよね。

声優・青野武さんご逝去

有名人、特に俳優やタレントの訃報に際しては、
生前の代表作が合わせて紹介されることが通例です。
先日亡くなられた安岡力也さんの場合、とある新聞サイトで「ホタテマンで有名な…」と書かれていて
確かに有名だけど…と少々首をかしげてしまいましたが。
(若干不謹慎な前フリで申し訳ありません)

声優の青野武さんが75歳で亡くなられたそうで。

ニュース等では「ちびまる子のおじいちゃん役」というのが大多数のようで、
世間的にはその印象が一番大きいのは確かなのでしょうけど
初代は故・富山敬さんだし今の担当は島田敏さんだしで、ちょっと違和感もあるところだったり。
他にも当たり役は数多いと思いますが…。

そんなわけで、このブログとしては言うまでもなく
「スーパーデビル役でおなじみの青野武さんご逝去」
と書かせていただきたく。
今の私たちの抱くスーパーデビル像は青野さんの演技ありきと言っても過言ではないでしょう。

それにしても、ハピラキからもう6年が過ぎたのか…。
1~5弾の初期ヘッドが当時の声優で再集結した、最初で最後の機会でした。
合掌。

ねじれた関係

スーパーデビルの「重魔棒」は「魔紀元前よりねじれ念輪を刻み続ける魔性物」とされています。

そんなに古いアイテムには見えないものの、あのねじねじ部分は長い歴史を刻んだ証なのでしょう。

一方でサタンマリアの「重魔剣」は「魔ねじれ念輪より生み出された魔剣」と言われています。

剣というよりは杖なのですが、この説明だと「重魔剣」は「重魔棒」から誕生したかのようですね。
名前も非常に近いですし、デビルがマリアに授けたと考えるのが自然でしょう。

ところが…

魔胎伝ノアの「魔母林棒」は「ねじれ念輪を刻み続ける魔性物」とあります。

なんとここにもねじれ念輪。
そうなると途端に話は変わってきます。
すなわち、「重魔剣」は「魔母林棒」から生み出されたと考えるのが
この親子関係を鑑みても妥当なところでしょう。

でも…
ルーツレスデビルの持つNew重魔棒は、どことなく重魔剣に似ているんですよね…。
真実はどちら??

つーか、ねじれ念輪って何なのさ…。

燃えスリーブ購入レポート

「俺たちの燃え★スリーブ」のビックリマン編第1弾となる
スーパーゼウス、十字架天使、お助けさん、鬼ガシ魔の4種が発売になっています。

ということで早速1セット買ってきました。

当たり前ですが、シールよりも絵柄は大きいです。
あとスーパーゼウスの背景はプリズム加工ではなくただの絵です。

世の中にはプリズム調のスリーブもありますが、目隠し側のイラストなためか
それともコスト的な問題なのか、他の3種と同じくグレー地の素材に印刷してあるだけでした。
ついでに言えば十字架天使もシルバー光沢ではなく、やはりただのグレー。
そりゃそうだろうと思っていてもパチモノ感がして少しガッカリ…。

でもって開封用に1個余分に購入したスーパーゼウスを開けてみることに。

すぐ近場に適当なカードが無かったので、コロコロ付録のカードを入れてみました。

…まあ、特に感想も無いです。
カードゲームのプレイヤーならまた違った印象を受けるのかもしれませんが。
あるいは、トレカサイズじゃなくオマケシールサイズだったら(笑)

この手のグッズはワゴンセールを待っていると消えてなくなることも多いので、
見かけたときにしぶしぶでも買っておかないと、と考えてしまうのがコレクターの悲しいサガ。
1年ぐらい後にヤフオクでたたき売られたりしてそうですけど、
ブログのネタになるからまあいっか…というのが正直なところです。

でも第2弾出るのか…。(遠い目)

公式アンカットの暗雲

3/20の午前10時に販売を開始したロッテオンライン限定アンカットシート。
限定1000点ということで、あっという間に完売してしまう…

…かと思いきや(思わない?)
あれから3日たってもまるで完売の気配はありません。

かつてDSビックリマン大辞典のAmazon限定版は3000個が瞬く間に売り切れたもんですが、
なんで売れ行きが鈍っているんでしょうか。

ちょっと考えてみると
「場所をとる」
「また1弾かよ」
「ロッテオンラインに登録するのが面倒」
「高い」
「どうせいつものペラペラ印刷じゃないのか」
「でかすぎて転売に向いてない」
「そもそもアンカットに興味わかない」
などなど、マイナス要素を抱いている人が思いのほか多いように感じます。

ところで、実はロッテオンライン上での在庫数を確認する方法がありまして…、
詳しくは書きませんけど、ちょっとした操作でそれぞれ残り何個かを調べることができます。

でもって、この3日間定期的に在庫をチェックしておりました。(下世話やねー)

その結果はこんな感じです。

青線がアンカット+チョコ1枚(初期値480)
赤線がアンカット+チョコ30枚(初期値520)
緑線がソックリメタルプレート(初期値120)

見てわかるのは、初日にチョコ1個付きのほうが順調に滑り出した以外は
はっきり言って横ばい状態。
そのチョコ1個付きもその後は1日あたり20セット程度という低調ぶり。

抵抗なく購入するヘビーなマニア層の大半は初日に発注済でしょうから、
ただでさえ素人ウケしにくそうなアンカットシートは今後ますます伸び悩みそう。

ぶっちゃけ、23日22時時点の在庫は…
・アンカット+チョコ1枚:242(残り50.4%)
・アンカット+チョコ30枚:467(残り89.8%)
・ソックリメタルプレート:92(残り76.7%)

アンカットシートはまだ291枚しか売れておりません。
こりゃ下手すりゃ担当者のクビが飛ぶレベルかも。

今後は一人2セットの制限を撤廃するか、
どんな商品かというアピールを強化するか、
はたまた締め切りを設けて危機感を煽るとか、
何かしらの手段を講じないと、発売日になってもまだ売れ残ってそうです。

そういやソックリメタルプレートは普通に買うよりかなり割高ですが、
「コンプリートセット」と書いてあるので通常品の封入率次第ではお得になる可能性もあるかも?
それ以前に、コンプ状態ってことはどんな形式で送られてくるのか…というのも
少しだけ楽しみだったりします。
(何の工夫もなくただ箱詰めされる可能性も高そうですが)

アンカットシートも、440x540mmのサイズは決して大きすぎるものではないと思うのですが、
やっぱ普通の人には敬遠されてしまうものなんですかね。

ま、担当者さんは完売めざしてがんばってくださいな。

イラストン対談

コメント欄で情報をいただいた書籍「季刊エス4月号」を購入しました。

思いのほかでかいです。
でもって中身はというと、深夜アニメやサブカル漫画の雰囲気のある
ややイラスト業界向けの読み物…とでも表現すればいいでしょうか?
あいにく個人的には趣味の範疇ではないのですが、
こういうのが好きな人は私の周囲にも結構いそうな気がします(笑)

さてこの本の終りのほう、モノクロページにて
「中村佑介のシゴトバ探訪」という、イラストレーターの中村佑介氏が
自身が強く影響を受けた人と対談するというコーナーがあります。

で、今回のゲストが誰あろう米澤稔氏&兵藤聡司氏でして。

イラストレーター同士の会話は、時に熱く時に細かく、
終始興奮気味の中村氏が米澤さんを押しまくるかと思いきや
米澤さんも負けじと熱くがっちりと押し返すような、そんなやり取りが交わされてました。
(ちなみに兵藤さんは今回もほとんど無口)

2ページだけ、ほとんど文字で古い資料のイラストも既知のものばかりの記事ですが、
イラストレーターとしてのお二方に興味のある人にとっては読み応えのある内容かと。
私がかつてグリーンハウス突撃して聞いた話よりもさらにイラスト寄りの話になっているので、
ビックリマン要素を求めすぎると物足りないかもしれません。

文中で語られていた「ビックリマンが好きすぎて、GHに仕事を依頼してきた」という人なら
きっと大喜びなんじゃないですかね?

【速報!】ロッテオンライン限定アイテム受付開始!

ロッテオンラインで前々から予告されていたビックリマン伝説の限定アイテムが
ついに受付開始になりました!

こちら

今朝、告知ページが商品案内ページに変わっていたのですが
朝10時までは予約受付できない状態になっていました。
まさか祝日の朝を狙ってくるとは!

第1弾37種の特製アンカットシート(チョコ1枚or30枚つき)

480セット+520セットで計1000シートあるとはいえ、
早い者勝ちなので気になる人は早めに押さえておくべきでしょうか。

しかし額入りとはいえシート1枚とチョコ1個で5980円というのはボッタ…
…いやいや、1000円とかだとありがたみが薄れるからこのぐらいでいいのかも??

ちなみにソックリメタルプレートのコンプセットも同時受付やってますよ。

ノスタルジック戦略の方向性を問う

3/16のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」の中で
近年みられる復刻・懐古商法が「ノスタルジック戦略」として紹介され、
そのひとつとしてロッテの「ビックリマン伝説」が取り上げられていました。

番組サイトのアーカイブにリンク

番組内では、毎度おなじみロッテの大野さんが
「ターゲットは30代男性だが、大人が買って子供に伝播するシャワー効果を期待」
という発言をされていました。

これは戦略として大いにアリだと思います。
むしろいつまでも30代男性ばかりを狙っていては、やがて40代50代になり
先細る一方なのは当然だし、食玩なのですから子供を狙わなければ広がらないですよね。

ただ、今のように昔のコンセプトをそのまま持ってくるだけでは難しいのではとも思うところ。

なぜなら、昔の第1弾シールやキャラは、きっかけさえあれば子供にウケるかというと
古臭さやいまどきのホビーとのギャップがゆえに、受け入れられにくいと思われるからです。

そういう意味では、ビックリマン2000のやり方がこの方式に最適なのではと考えます。
キャラやイラストや中身は今どきの新しさを取り入れつつ、
「ビックリマンぽさ」で大人にもうっすら懐かしいと感じてもらう、と。

ベイブレードにせよビーダマンにせよ、当時と全く同じスタイルでは受けなかったでしょう。
古いものと新しいものの融合は、見た目に新しさが押し出されていないと一発屋止まり。
それこそビックリマンの名前を捨てる勢いで取り組んでほしいんですよね。
「名前もキャラも今どきだけど、これってどう見てもビックリマンじゃん」
というぐらいでいいと思うんですが、私の考えってズレてます?

事実、2000はダブルターゲットとしてはそれなりの実績を残したと思うんですけど、
この方式が顧みられていないのが少々不思議なところです。

シンクロXがコケたのが痛かったのかなあ…。

別冊宝島・5~7弾特集本

2年前におまけシール業界をうならせた
「別冊宝島ビックリマンシールコレクション」の第2弾
「80'sチルドレンセレクション」がついに発売になりました。

前回は背表紙に聖核伝の宣伝が載ってましたが、今回はビックリマン伝説の宣伝が載ってました。
まさかチョコと同じスパンで世に出るとは誰が予想したでしょうか(笑)

そんなわけで今回もライトからマニアまでカバーしたような
とかくビックリマン濃度の濃い一冊となっています。

今回は第二次聖魔大戦にターゲットを絞った内容となってます。
このころが一番人気が高かったということのようですが、
なんとなく第3弾として「次界決戦編」を出す構想もあったりしそうです。

それはさておき、内容は相変わらずブラックゼウスを「究極邪神」とか
始祖ジュラを「古代超魔獣」と呼んでみたりとか、
なんとも厨二臭い味付けがされているものの、
それよりも事実誤認がちらほらあるのがどうにも気になってしまいました。

神帝が若神子とお守りが合身したものだとか、
FuzzyM.Rが変貌して次代になったとか、
魔胎伝ノアが魔狂期に次々と「悪和合球」を生むとか、
…細かい話ではありますが、ビックリマン新プロジェクトが監修してるなら
そういうところも確実にチェックしてほしいと思ってしまうところです。
マニアが一人いれば、即座に指摘できるだろうところなんですけどね…。

竹村先生のマンガは、…まあ、載ってるだけで価値があると考えるとこでしょうか。
博士とコロコロ編集者の対談もいい企画だったと思います。

グッズの数々は、さすがのレアアイテムてんこ盛りでしたねー。
自分がまだゲットできていないアイテムにはつい嫉妬心を覚えてしまいます(^^;

で、大多数のファンにとって最も関心の高かったであろう
復刻シール30種については…。

ヘッドは、まああんなもんでしょう。
まさか台紙の色も違う3種を1枚のシートにまとめてしまうとは予想外でした。
クオリティとしては、スペシャルセレクション程度のイマドキ復刻でしたが、
聖フェニックスの耳が白くなくてよかったと思ったり(笑)

逆に3すくみのほうは擁護しようが無いヒドイ出来でした…。
色合いといい線の粗さといい、完全にカラーコピーレベルの再現度だったのがいたたまれません。

照光子のすくみマークなんて、元が透過しているものなのに
無理に色をつけたせいで汚さが増してますし、
他にも背景部分で抜き処理しなくちゃいけないところが白く残ってたり、
裏面も解像度が低くて印刷がガタガタだったりと
あまりに残念なクオリティでした。
価格を考えれば相応なのかもしれませんけど、
シール目当てに買った人にとってはガッカリマンだったのでは。
シールが懲りずに糊づけされていたのも(今回は印刷が剥がれない位置を狙ってたようでしたが)
あれだけ苦情が出ていたのにまだやるのかと驚いたものです。

そうそう、奥付に編集協力として私の名前も載ってましたが、
ぶっちゃけ私はなーんにも協力しておりません。

グッズ提供の依頼を受けて了承したのですが、運悪く土壇場で私の都合がつかなくなってしまい
残念ながら何一つこの本に貢献することはできておりません。
編集者さんが気を使ってくれたのか、奥付の修正をし忘れたのかはわかりませんが、
しっかり名前が載ってることに私のほうが驚いてたり。

担当者さん、こんだけこきおろしておいて何ですが、
次回も機会がありましたらぜひお声掛けください~。

スーパーな悪魔VSゼウスな悪魔

スーパーゼウスのライバルは、スーパーデビルなのかブラックゼウスなのか。
ある意味で永遠の命題ではないかと思うのですが、皆さんいかがでしょう?

片や天魔界の実質的な最高権力者として長らく君臨した「天魔界の顔」であり、
名前からしても「スーパー」を冠する、まさにデビル・オブ・デビルズ。

片や登場するや天魔界のボスの座を当たり前のように実力で掌握し、
姿や生まれからしてスーパーゼウスの対極に位置する、永遠の天敵。

実力ではブラックゼウスが圧倒しているのは疑いようのないところですが、
表舞台で活躍した期間の長さを考えるとスーパーデビルに軍配が下るところでしょうか?
アニメや後継作品でも、ゼウスVSデビルの構図は定番化していますね。

ひかり源層界からの流れでも、「無敵体」ディドスデビルの系譜を持つスーパーデビルが
次神子因子に疑問符の浮上しつつあるブラックゼウスよりも優遇されている印象があります。

とはいえ、アニメの影響でコソコソした小悪党的なイメージの付きまとうスーパーデビルに対し、
直球パワーキャラのブラックゼウスを推したくなる心理もまた理解できるところ。

どちらも直接スーパーゼウスと対決する機会はほとんど無かったようですが、
皆さんの意見はどちらでしょうか?

裏の裏まで

聖魔化生伝の全36種シールのうち、12種は残り24種の中の背景色違いだそうで、
その12種の裏面を組み合わせるとキャンペーン景品のシールキャラが登場するそうです。

12枚で合体というと真っ先にデューク・アリババを連想しますが、
ビックリマンキャラなのに正方形の枠ではないというのは微妙に違和感のあるところですね。
もっとも旧BMでの新PMやBZHの前例もあるので、3x4の長方形で描かれること自体は
特に問題にするところではないでしょう。

裏面合体というと、旧BM以降も忘れた頃に採用される傾向があり、
ビックリマン2000のカリユガイスト、32弾の巨神亀獣アリババ、シンクロXのスモールグリーン、夜叉王の眷属ヴォー。
最近だとニコニコ動菓(弐)で合体イラストが2種類見られる仕掛けがありました。



*見づらいですが、キャラクター大集合が2パターンです。

ニコニコ動菓(弐)はミラーコートと透明フィルムの2種類の素材が使われていましたが、
裏面合体は素材ごとに固まっていました。
別々に印刷したものを合わせるとなるとつなぎ目のズレが大きくなったり作成時の手間も増えるでしょうから、
素材ごとに分かれていたのは当たり前と言えば当たり前の話。
でもそうなると、聖魔化生伝は種族ごとにホロプリズム・エンボスメタル・透明と分かれているようなので
背景違いの12種というのがいったいどういう分配になっているのか見えてきません。

ここまでの情報だと、種族ごとのシール素材は聖核伝と同様のようなので
聖核伝のように「ヘッド6・天使10・お守り10・悪魔10」という不均等構成を踏襲する可能性もありますが、
とはいえ聖魔化生伝ではキャラ数は正味24種なので、
「ヘッドが天使・お守り・悪魔より多くはならない」「天使・お守り・悪魔は同数」と仮定すると
「ヘッド6・天使6・お守り6・悪魔6」という構成が最も可能性が高いと考えられます。
(ひかり伝おとぎの七因バンドのように、3すくみの例外枠とかが入ってくるとややこしいですけど)

そもそも「背景色違い」といっても、具体的にどの部分を変えるのか読めません。
エンボスメタルの色を変えるのか、お守りだと箔押しの色を変えるのか、ホロプリの色は…?
あるいは背景色違いと言いながらも、その12種用に新たなシール素材を用意するとか…?

そうなると「厳選12種」の色違いキャラというのは、
・ヘッド6+悪魔6(どちらもエンボスメタルなので一緒に印刷可能?)
・ヘッド3・天使3・お守り3・悪魔3(背景は違うが素材は共通のものに印刷?)
という線が考えられるかと。

違う素材に印刷するなら、種族ごとの構成比はどうにでもなりますけどね。
さてさて…。

12創球は流層を渡る?

「Gアトラクターズ」といえば、全キャラ中随一の巨大さを誇る謎のヘッドで、
彼の頭部こそが「大ポリニア」であるとされています。

ダークマターのライバル的なポジションで登場しましたが、
大ポリニアはマターが支配していたわけですから
Gアトラクターズもまたマターに支配されていると考えるのが道理。
「源層導師」という肩書を持ちながらも名前が悪魔フォントなのはそのせいかも。

そんな彼の最大の謎は、シール裏のこの文章ではないでしょうか。

 [我の送りし12創球が新たなる非層での大結球を目ざし飛び去る?]

「12創球」はシールに描かれた12個の球体で間違い無いでしょうが、
これが飛び去って「新たなる非層」で「大結球」、つまり一つの球体になると?

この設定、その後さっぱり振り返られずに放置されたまま…。


…って、本当にそうなのでしょうか?

これ以降に12の球体が絡んできそうな話があったか探してみると…
興味深いのはこの一節。

 [アクア層(秘)話 聖なる12の光輝が黒層界接近]

これは25弾ヘッド・怪伝ダビデプのシール裏記述。

さらに

 [アクア層(秘)話 さらに新たな12弱光ボンヤリ](夾角士キッゾ)
 [聖なる弱光のうち5つが我になぜか異常接近?](夾角士トリノン)

と続きます。

大ポリニアから放たれた12創球=聖なる12の光輝、とは考えられませんか?

で、12の光輝とは何ぞやというと、これは素直にシール裏に描かれたまんまでしょう。

そう、シルエッシュ。

ギャルジャー5、ヤマト、オズ、コッキー、プッチー、玉磨留、ジュリエイト、超光子。
25弾シールでこの12人が乗っている魚型のシルエットのことだと思われます。

つまり「12の光輝」=シルエッシュ、「12弱光」=シルエッシュに乗った12人
と考えられると思うのですが、どうでしょ?

話をつなげると、Gアトラクターズが放った12創球ははるかアクア層にてシルエッシュとなり、
12人の次代を導き更なる層(パンゲ?)でひとつに再結合する…
…という構想があったんじゃないかなーと思ったり。

ところで、12弱光のうちトリノンに接近した5つとは誰でしょう。

ここからさらに妄想の域に入りますが…、
Gアトラクターズはダークマターの支配下にあったということ。
12人のうちマターと接点のあったのはちょうど5人。
そしてキッゾ&トリノンはパンゲにおいてハムラビ&タートルへ進化してしまうこと…。

未来に希望を託そうと最後の力で12創球を放ったGアトラクターズの願いもむなしく、
その角に悪魔の因子を内包したギャルジャー5がマターの意思でSトリノ系子の元に運ばれ、
その影響でトリノンの悪魔因子が目覚めてタートルへの進化を促し、
タートルの力でキッゾもハムラビへとパワーアップを果たし、日出づルートに便乗してパンゲへ到達。

…って、あり得ると思います??

まあ、普通に考えれば12の光輝=アレキサンマルコ(の聖宝石)のことで、
12の弱光=そこから生み出されたシルエッシュ、と考えるのが素直なところかもしれません。
そうなるとGアトラクターズは全然関係してこないんですけどね…。

わざわざギャルジャーを介さなくても、マター本人がアクア層に来てるんですから
まどろっこしいことしなくてもトリノンを直接タートル化することもできそうですし。

うーん、真実はどこに…??

宝島おかわり

あの別冊宝島のビックリマン特集本に、まさかの第2弾が発売予定とか!

「別冊宝島 ビックリマン・シールコレクション 悪魔vs天使編 80’sチルドレンセレクション」

3月15日ごろ発売予定、一冊980円とのことです。

今回も復刻シールが付録だそうですが、単純に旧2弾のコンプではなく
聖フェニックス・サタンマリア・ヘラクライストの3ヘッドとすくみ30種
…らしいです。

前回のクオリティとこだわりはかなり満足でしたので、今回も期待したいところです。
とはいえ、ひとまず続報待ちですね。
こういう「ビックリマン本」は大歓迎です。

ちなみに、前回調子に乗って10冊以上買い込んだものの
それっきり開封もせずに放置しているのは内緒です。

赤頭巾爺ちゃんに気をつけて

お守りの国・天地球には3人のお守りヘッドが存在します。
愛然かぐや、黎元老守、古聖長ヘブダヤ。

その中でも特に得体が知れないのがヘブダヤ。
名前からして「ヘブライ+ユダヤ」というちょっと危険な印象ですが、
そもそも古聖長ヘブダヤとは何者なのか?

ヘブダヤは曼聖羅の無次元侵攻時、激戦のさなかに突如現れて
手ハープの音色で異聖メディアを改心させたと言われています。

しかしメディアは次界をあきらめておらず、久遠域での聖魔最終決戦に参戦。
このときの改心とは何だったのかと疑問に思った人も多かったはず。

ですが、もしヘブダヤが裏でメディアと通じていて、
音色を介して「撤退したかのようにふるまい一時離脱することを耳打ちした」としたら?

というのも、ひかり伝で登場したヘブダヤのルーツ「聖育ヘブダユ」は
絵柄や裏書で何かと異聖とのつながりが見え隠れするキャラ。
さらにはモーゼットの石板(源層石双板)の一を所持しているというのも要注目。
曼聖羅との黒いつながりはヘブダヤにも受け継がれている可能性が高いのです。

表向きは天使の味方のようにふるまい、曼聖羅を退け新エリアに導くヘブダヤ。
しかし結果的に天蓋瀑布の崩壊で次界は大洪水に見舞われました。
もしロココが巨方舟を用意していなければ、もしダビデブが一足早く侵攻を開始していなければ、
天使悪魔はともに全滅していたでしょう。
ここで聖魔が滅びていれば、曼聖羅は戦わずして洪水で潤った肥沃な大地をゲットできたわけで、
ヘブダヤがこの「計画」をメディアに伝えていた、と考えることもできるかと。

しかしこの計画が失敗し、やむなくメディアは創聖童鬼とともに再び表舞台に登場。
そしてヘブダヤは責任を取らされ、その後彼の姿を見ることは無くなった…とか?

プロト次神子計画(仮)

プッチー・オリンはスーパーゼウス・ブラックゼウスと同じく
謎の超聖神の因子を受け継ぐ存在…というのは公式な設定だと思うのですけど、
その割にはシール上ではほとんど見向きもされていないのが気になりませんか?

ひかり伝・ルーツ伝においても双子ゼウスに関連する記述はそれなりにありますし、
異聖メディアに連なるルーツキャラも登場するものの、
プッチーに関してはカケラも出てこないというのはどういうことなのでしょうか。

もともと表層界統治という聖命を担う目的を持って産み出されたゼウスと違い、
プッチーは何のために誕生したのかよくわからないところは確かにありますよね。
(アニメではそれこそ超聖神の慈愛だか気まぐれだかで生まれたような印象ですが…)

超聖神の因子を受け継ぐ、と一口に言ってもいろいろバリエーションは考えられます。
たとえばノアが生み出す悪球も、ひかり伝ではノアルーツとマリアルーツは別口で存在したので、
ノアは何かの方法で「マリア因子に肉体を与えるような役割」を担ったものと考えることができます。
一方でその他に生み出した悪球悪魔は、単なる兵隊としての意味しかなかったと思われます。
少なくとも、ノアが生んだからといってノアの魔力を存分に受け継いだとは思えません。

同様にプッチーの場合も、超聖神としては後継者を生み出す意図が無かったとしたら、
メディアが単体で誕生させた場合と能力的にはさほど変わらない…ということもありえるかも?

超聖神は表層界の指導者を誕生させるため、固守卵・星太子の結実した「何か」に対して
その絶大な理力を分け与え、ナディアはその「何か」を赤子として実体化させただけだとしたら…。

これまでプッチーは両ゼウスと同等レベルの超理力の持ち主と考えるのが定説かと思いますが、
固守卵・星太子こそが超理力の「核」であるなら、ゼウスとプッチーの差は歴然。
それこそクロノズーが生み出した黒ズーであるディドスのほうがよっぽど高スペックかもしれません。

じゃあ超聖神は何のためにメディアとの間に子をもうけようと思ったのかというと…。

確実にゼウスを生み出すためのテストだった、とか考えるのは鬼畜すぎますかね?
折しもメディアのルーツと思しき「異彩姫」はナディアのルーツっぽい「聖神子アエネ」の影。
まず影で試してみて、うまくいきそうなら光のほうで本番、とか…。
さすがに創聖使もドン引きしそうなドロドロ展開ですが。

こうして聖産テストの副産物として、「次神子核」を与えられずに産み出されたのがプッチーだとしても、
超聖神の因子が関与しているのであればさすがに悪球悪魔みたいな低レベルではないでしょう。
ましてメディアの異聖力を継いでいるわけで、ともすれば超聖神にとって「次神子計画」に支障をきたすような
危惧すべき存在になると考えたかもしれません。
だからこそ超聖神はメディアを源層界から追放した、なんて話にもなったりして。

とかなんとか考察してみても、オフィシャルはきっとスルーするんだろうな(笑)

nobody nose

十字架天使に鼻が無いというのは割と知られた話ですが
(ストライク天使になって初めて鼻が付いた)
実は旧1弾の天使シール12種のうち、
鼻があるのはただ一人なのです。
※ヘッドであるスーパーゼウスは除く。

さて誰でしょう?

正解は2月発売の「ビックリマン伝説」を買って確認してネ!(嘘)

伝説便乗アイテム?

マイルストンというメーカーから、こんな商品が発売になるそうです。

「俺たちの燃え★スリーブ第5弾 ビックリマン」

ラインナップは「スーパーゼウス」「鬼ガシ魔」「お助けさん」「十字架天使」の4種。
サイズは67x92mmで65枚入り630円(税込)。
2月下旬発売予定らしいです。

これってやっぱ、「ビックリマン伝説」でのプチブレイクを当て込んだ商法なんですかね?

このメーカー、なんか個性的なスリーブを出すことでその筋では有名らしいのですが
何とも言えない微妙な空気がどうにも気になってしまうところです。

それにしても、65枚もいらない…。


一方、ユニオンクリエイティブというメーカーからは、こんな商品が出るそうな。

「ビックリマン ソックリメタルプレート」

全11種+シークレット1種。
キャラはシールとほぼ同サイズで、パッケージや台紙も本物ソックリになるよう
こだわった商品とのこと。
1個399円、4月発売予定だそうで。
「ロッテ公認」というのがポイントなんでしょうね。
シークレットはシルエットを見る限り、ブ……のようですが
わざわざシークレットにするあたり、まさかホロ仕様なのでしょうか?

ま、何にしても市場が盛り上がるのはうれしいですね。
もっとも2008年のゲーセンプライズ連発のときみたいな一過性で終わる可能性もありますが…。

時代を映す鏡

映画「Always 三丁目の夕日'64」は東京オリンピックが開催された
1964年を舞台に描かれた作品だそうで、
当時の街並みやら時代背景やら文化やらがかなり詳細に再現されているそうですね。
(たまたま宣伝番組を見ただけなんですけど)

で、ふと思ったのですが。

こんな感じで1985年を舞台にした映画が製作されたりしたら、
当時の世相を表現する小道具の一つとして「ビックリマンチョコ」も登場するのでは?

駄菓子屋の店頭に入荷したばかりの箱が置かれ、
子供たちが群がって一人3個ずつ買って、
わくわくしながら開封して一喜一憂する様子が描かれたりしたら…。

そのための小道具として、「未開封ビックリマンチョコ」が再現されるかも。

きっと本物の未開封チョコを見本に、パッケージやら中のチョコやら、
綿密に再現したものが作られるんじゃないですかね?
映画ならそれぐらい凝ったものを作ることも珍しくないと思うのですが、
あと10年ぐらいのうちに本当に作られたりしませんかね。

でも、うっかりメディア&オリンの後期パッケージで作っちゃって、
映画公開後にコレクターから手厳しいツッコミが入ったりして(笑)

伝説の先に見える影

公式サイトに「ビックリマン伝説」の特設ページが追加されました。
現時点では看板のみですが、次期シリーズの影をちらつかせて
これでもかと期待感を煽ってきています。
何気に電光ニュースがネタ豊富ですね、口調がウエハーマンぽいですが(笑)

復刻で資金稼ぎしなきゃ新作が作れないとしたら悲しいですが、
今回提示された「いかにも謎の超聖神的なシルエット」は
ひかり伝1弾発売時のような「今度こそ謎が明らかに!?」という期待を誘いますね。
よもや「出す出す詐欺」と言われるほどの風呂敷乱舞になろうとは、
あの当時いったい誰が予想したでしょうか(爆)

しかし冷静に考えてみたのですが、
かつては「謎の超聖神」はビックリマンワールド最大最後のミステリーでしたけど、
ひかり伝でわんさか伏線や設定が積まれて残されている現状を考えると、
謎の超聖神が出されてもまだまだ終わってもらっては困る状況かと。

そもそも、謎の超聖神の正体が明らかになるということは
ビックリマン世界の起源や最高位の意思(エイム)が明らかになるのと同義のはずでした。
…が、謎の超聖神は既に「世界の始祖」という位置づけではなく、
ある段階で作られた一世界である「源層界」に、ある時期に誕生(?)した存在でしかなく、
1440の物語を総括する存在ではあるのかもしれませんけど、それよりも大きな枠組みが示された今となっては
ちょっと微妙な印象があるのも否定できないところです。

いや、博士の中ではビックリマン世界の「核」はあくまでも謎の超聖神と源層界を頂点にした世界観で、
それを構築してきたひかり伝での物語は本流とは異なる「きっかけ」にすぎないという考えだったりするかも?

何を言っているかわかりにくいと思いますが…、
例えるならひかり伝の物語を実際にシールを作る過程にあてはめてみますと

●超聖使たちが2人の超聖神を誕生させる→ロッテ上層部が最初のビックリマン担当者を任命する
●超聖神がいろんな世界を作って介入してかき混ぜる→担当者がまじゃりんこやかわりんごシールを生み出す
●さらに複数の人の手により源層界が誕生→GH、DNPなど関係者が集まり「悪魔VS天使」の企画が固まる
●いろんな因子が絡み合い、謎の超聖神が登場→複数の担当者の中から反後氏が突出し、雑誌などに登場

うーん、何か違うかな…。
ただ、外部要因が「旧ビックリマン世界」を生み出したという点ではある意味同じかと思ったのですが、
だとすると謎の超聖神は旧ビックリマン世界に最も近くて最も直接的な影響力を持つ「異質の存在」なわけですよね。

ともあれ、消えかけていた未来への希望が息を吹き返してきたような印象です。
ファンというのは実に身勝手なものです(笑)

ガッカリマン伝説

「ハッピー城」さんのブログで業者向けのチラシが取り上げられていましたが、
そのおかげで「ビックリマン伝説」の詳細がわかってきました。
まだ見てない方は先を読む前にまずこちらからご確認ください。


いやはや、私の予想はすっかり外れてしまいましたね…。
連弾企画=複数企画という最初の予想だけはかすってたようですが、
現実は一言で言い表すなら「酷い」としか言いようのない状況でした。

原点回帰と銘打って復刻シールを出す意図は、
聖核伝に続く次回作をアピールするための単なる踏み台だったわけですね。
普通に新シリーズを出してもマニア以外には引きが弱いので、
まず一般層に媚びた商品を出して、そこから次につなげたいのでしょう。
もっと言うと、漢熟覇王で低下したビックリマンブランドの商品力を強化し、
次回作の発注数を向上させたいという苦しい台所事情も透けて見えるようです。

に、しても。

もうちょっとうまいやりざまがあるのではないかと叫ばずにはおれません。

第1弾シールをエサにして人を集めるのはまあいいのですが、
やはりヘッドであるスーパーゼウスは何かしらの特別処理をしてほしかったところ。
おそらく全部同じ素材を使ってコストをセーブする前提なんでしょうね。
全部ミラーコートだとしょぼすぎますし、全部プリズムだとゼウスが埋没しますし、
既存復刻と違った新規性も付加できて、見た目を大きく損ねない折り合いをつけた着地点が
聖核伝でそこそこ評判も良かったエンボスメタルだったと推測されます。

コストと言えば、既存37キャラは過去の復刻で原盤は全てあるわけなので
今回のはいわばバージョン違いで作れるわけで。
新規3種もただの下書きなら、この商品エンボス加工以外とことん開発費を抑えてますね。
それならセレク1をまるごとエンボス化したほうがもっとウケがいい気もしますが、
まあそこは五十歩百歩でしょうか。

裏面にはSNSアプリ用のQRコードを追加するそうですが、
てことはひかり伝の復刻枠のシールみたいになるんですかね?
GREE利用世代が20代~30代前半というのは意外に若いと感じましたが、
(実際より若く偽って登録している人ってあまりいないのかな)
伝説復刻版の頃からこのターゲット設定がほとんど変わってないのは実に不思議なところです。
あのアプリ、シールファンではない若い層はすでに飽きて放置してたりしないんですかね?

チョコがニコニコ動菓と同じということは、
クッキークランチの漢熟覇王と違ってココアクランチになるわけですか。
今更コストの高いアーモンドに戻すわけは無いと思っていましたけど、
クッキークランチではないことからも、やはり子供ターゲットではないのですね…。

でもって一番ガッカリ感が半端無いのは、新規3種のシールが
「次回作キャラのラフスケッチ風シール」になるという話。

普通に次回作のキャラを混ぜるのはダメなんですか?
本番で素材や裏面を変えれば十分成り立つと思うのですが。
冨樫義博だってコミックスではちゃんと清書してますよ??

シークレット性を演出するなら、たとえばエンボスを活かした壁画風のデザインにするとか、
キャラ名だけ「???」で伏せるとか…、
…それならいいのかと言われると、その場合でも文句は言ってたかもしれませんけど…。

それにしたって下書き状態は無いでしょう。
商品として成り立ってないです。
「今がんばって作ってます!」的な演出のつもりなのかもしれませんが、
それやるなら台紙の裏ででもやってください。
実際、神羅万象は台紙で次章の告知をしたことがありましたが、その程度のシロモノです。
下書きに80円払わされるんですか?

それも次回作に登場する「聖神クラスの重要キャラ」とかなら想像も膨らむ余地がありそうですが、
(実際の役どころは不明ですが)既存キャラとのルーツ関連の見えない3すくみ系キャラに対して
一般ユーザーは何を期待すればいいというのでしょうか。

本当、何を考えているのかさっぱりわかりません…。

せめて今回浮かせた予算で、次回作は超元祖並みに盛りたてていただきたいものです。
こんな手法はこれっきりにしていただきたいですね。

世界が丸かったころの話

旧の初期の初期、まだ設定がほとんど固まっていなかった頃は
今ではお馴染みの用語が今とは違った意味で使われていたりしないでしょうか。

そう考えるきっかけとなったのが、聖フェニックス裏面の「次界天魔球の超悪魔」という一文。
ここでいう「球」は字面通りのボール状のアイテムと解釈するのではなく、
「地球」のような球状の世界と考えるとしっくりきます。
当時は「次界」も単なる「第3の世界」や「漠然とした未知の空間」として記述されていたものの、
聖フェニックスやサタンマリアは既に次界で戦っているような印象も受けられたので
「次界」という天使の世界でも悪魔の世界でもない時空に存在する
「天魔球」(悪魔のテリトリー)にて「超悪魔」が誕生…ということなのかと。

初期のシールでは「聖域界」「魔域界」という呼称も登場しますが、
空間的な勢力圏内を「界」、実際の土地(惑星的なもの)を「球」で表現していたのかもしれません。

すると、「悪和合球」は実は両手で抱えられるほどのサイズではなく、
当初は特定の層に匹敵する規模の「エリア名」だったのではないでしょうか。

最初に悪和合球の名称が登場するのは、やはり聖フェニックス裏面の
「悪和合球から次界超魔身が誕生されたとか」というウワサ文。
今でいう「ノアの悪球」の解釈でも意味は通りますが、エリア名としても違和感は少ないです。
また、サタンマリア裏面では「悪和合球に誕生したマリアは~」と書かれています。
「に」という接続詞は、エリア名と考えたほうがしっくりきませんか?

さらに始祖ジュラ裏面では「すべての愛と勇理を吸収肥大化し天聖球をのみ込む」
とありますが、「肥大化」して「のみ込む」という表現からして相当大きな球のはず。
となると、ここでいう「天聖球」は後の「天聖界」と同一なのではないかと。
天聖界をまるごと飲み込むほどに巨大化するというジュラの脅威を示した一文なのでしょう。

ただ、このころコロコロコミックでの特集が開始され、世界観が固まり出したのと同時に
"一つの世界が二つに分かれた"という設定が付加されたことで名実ともに「球」ではなくなり
「天聖界」「天魔界」の呼び名が定着して今に至ったものと考えられます。

ちなみに、「天聖界」の名は5弾・騎神アリババ裏面で既に登場していますが、
この時点では「ズレズレ魔界」(ハズレ魔僧)や「高低次元界」(タイムマシーン帝)などと同じく
その場限りの名称だった可能性が高いです。

居住地=球の考え方は、しばらくのち「天地球」で復活することになりますね。

新復刻するならこういう具合にしやしゃんせ

情報が一向に出てこないので、引き続き素人の妄想を垂れ流します…。

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まったく同じ復刻ではなく、一味加えて既所持層にも収集意欲を芽生えさせる。

「ビックリマン伝説」でのエンボスメタル復刻の企画意図はおそらくこんなところでしょう。
これは結構いい選択だと思います。
素材を統一することで生産コストを抑えることができるのは確かでしょうが、
漢熟覇王みたいに単純に全部ミラーコートや全部プリズムフィルムというのはぶっちゃけ愚策。
でもエンボスメタル加工+旧シールの背景の再現により、素材は同一でも見栄えに差を生んで
種族ごとの違いを明確にすることができる上、プリズムほど無駄にギラギラしないからです。

でも、それだけなんですよね。
裏面はまだ情報が無いので判断付きませんが、旧テキスト以外の工夫がプラスされていると
オールドファンにも嬉しい仕様なのですが、どうですかね?
たとえば「★悪魔シールでいたずらされたら、天使やお守りシールでハリ返そう!」
とかのメッセージを思い切って削除し、そこにウワサ的な新規テキストを追加するとか…。
タンゴ博士が頭を使ってテキストをひねり出すだけなので、費用対効果としては抜群でしょう。
博士はすでに社員じゃないからこれまでよりは何かと面倒かもしれませんが、
グリーンハウスに絵柄を描き下ろししてもらうよりは安価なのではないかと(笑)

ところで、「旧キャラを生かして旧ストーリーを再編する」という仮説にのっとった上で、
コストや工数を度外視して考える個人的に理想的な「新復刻」としては…

・タイトルは「新約ビックリマン神話~次界編序章~」とか。
・キャラは第1弾から第5弾までからピックアップ。通し番号は振り直し。
・絵柄は全て新規描き下ろしで、ヘッドの彩色やディテールなども見直しを行う。
(サタンマリアの6聖球を本来の6色にするなど、シルク印刷の縛りに捉われない)
・裏面は今の時代に即した形で微妙にアレンジし、3すくみにもストーリー性を持たせる。
 シール裏だけである程度のストーリーがわかるよう工夫する。
・ヘッドは一定の確率で箔押しや背景色違い、裏面テキスト違いなどを導入する。
(スーパーゼウスの通常版・箔押し版・背景違い版がそれぞれ2:1:1で混入するなど)
 2000の三面鬼神みたいなのが許されるなら、箔押しはともかくその他は可能なはず。
・携帯アプリ連動で、QRコード読み込みでそのキャラを使えるようにする。
・3すくみはすくみ単位でセレクトし、すくみをそろえる楽しみも生かす。
 No.1:桃太郎天子/きびだんご三助/鬼ガシ魔
 No.2:お救い観音/お助けさん/お邪魔王
 No.3:十字架天使/ニンニク満助/魔人ドジキュラー
 No.4:キャットラ王子/ねこいら牛助/魔ウス
 No.5:龍宮女天/助ケタカメ/うらし魔人
 No.6:やって弥勒/1・2の三助/やめ妖怪
 No.7:ヤマト王子/助剣/八魔オロチ
 No.8:牛若天子/七童士/魔僧弁慶
 No.9:騎神アリババ/かめ助/魔党賊
 No.10:天子男ジャック/豆ツル助/大魔
という感じ。
次の弾では6弾以降のキャラに加えてヴィーナス白雪や魯神フッドのすくみを出すなど、
旧弾の順序も崩してラインナップを整えるのもありかなと。

…でも実際に候補を書き連ねてみると、6老天使はサタンマリアの絡みで不可欠だし
ヘラクライスト用に7弾天使は全員登場することになるし、
さらに神帝隊を出すならアーチ天使も必要だし、「天使は出したいけど他のキャラは微妙」な組が増えますね。
ヘッドの裏イラストに登場するすくみキャラもなるべく絡めたいですし、
「すくみ縛り」をやるのは思いのほか面倒かも。

そうなると、いっそ若神子に聖球を持たせてストーリーを簡略化するなどのテコ入れも?
いやいや、さすがにそれは無いと思いますが、若神子の脇に老天使のミニキャラを立たせたり
一本釣帝の足元に7弾の残り11天使が並んでるなど、ゲッテンカ的な工夫も必要かも。

勝手に妄想を書きならべて勝手にツッコミ入れて、何が何だかという感じもしますが
そうなると先細りするのを覚悟の上で、弾ごと全復刻するのが妥当なところなんでしょうか?

復刻シールの需要と供給

結局のところ、復刻といっても全シール1440種の復刻を望んでいる人というのは
ほんの一握りしかいないと思うわけです。

せいぜい19弾の聖魔和合完結まで。
マルコ編、パンゲ編の魅力の乏しい数々のモブキャラを誰が欲しがるのかと。
誰も欲しがらなかったから当時も衰退の一途を辿ったわけで、
一部の有名キャラや主力キャラ以外は復刻の価値が非常に薄いと言わざるを得ません。

そういう意味では第1弾全37種の中でも、十字架天使と黄門天人では需要が段違いなわけで、
「第1弾フルコンプ」という付加価値が無ければあえて入手したいとは思わないシールも多いはず。
逆にいえば1440種が一度にリリースされればそこに価値も生まれるものの、
チョコ無しでシールだけの復刻とかでもやらない限りまずありえない話です。

伝説復刻版やスペシャルセレクションの企画意図はまさにそこにあったはずで、
需要のあるキャラだけを選出した結果、スマッシュヒットにつながったと考えられます。

とはいえ、あえて需要の低いキャラを一定の割合で混ぜることで、
原価的には等価値でもユーザー視点での「あたりはずれ」を生むことができ、
かつての「天使・お守りと悪魔の混入比率差」まではいかないまでも
疑似的な格差をつけることで副次的に「射幸性」を高めることが可能になりそうです。
事実、神羅万象などはユーザー需要の低い一般キャラや原生生物のカードを常に一定数入れて
あたりはずれ感を演出していると思われます。
なので「第1弾全37種」はいい感じのキャラ配分なのですが、
2弾以降で人気キャラの少ない弾ほど「はずれ」の比率が高くなるため、
単純に売れにくくなると予想されます。

以上、わかりきっていることをあえてだらだら書いてみました。

ひとつなぎの財宝

せっかくなので、お正月らしい話題をひとつ。

プレミア系のシールとして知られているものの中に
「非常にしょぼい絵柄のサンタゼウス&賀正ゼウス」というのがあります。

いわゆる4倍サイズのサンタゼウスやセレク2描き下ろしの賀正ゼウス2002に比べても、
やっつけ感漂うその風貌は本当にロッテが作ったのかと疑問に感じるほど残念なクオリティです。

それでもその希少性のためかプレミア価値は結構なものなのですが、
実はサンタ&賀正ゼウスはそれぞれ3パターンずつ存在することはあまり知られていません。

先ほどのとは違うもう1パターンがこちら。

私はあいにく残りの3つめのパターンは持ち合わせていないのですが、
上の画像との違いは気づきましたでしょうか?
 
 
 
 
違いはズバリふちの部分。

実はこのシール、本来はこういう形状だったようです。


(注:イメージ画像です。)

5つ並んだデザインですが、周囲を取り囲むようにぐるりと白いフチがついています。

サンタも賀正も、もともとどういうルートで流通していたのかも謎なのですけど、
現在出回っているものはこれがざっくり5つにカットされたもののようです。
しかし当然ながら、両端の2つにはそれぞれ左と右に白フチがついているわけで…。

なので、サンタ&賀正ゼウスはそれぞれ
「フチが上下にしかないもの」「上下と左にあるもの」「上下と右にあるもの」
という3パターンが存在するわけです。
ついでに存在比率も当然ながら3:1:1となりますね。

実は10年以上前にかつての知人がこの状態のシールを入手して、私に「買いませんか?」と持ちかけたのですが、
当時の私の価値観と照らし合わせると非常に高額に感じたので丁重にお断りしたのでした。
彼が当時、バラしたほうが扱いやすいから5枚にバラすかもと語っていたのですが、
今にして思うと残念な判断をしたかもしれないと時々悔やんでいます。

さて、あわてて手持ちシールのフチを確認しようとしてるコレクターは何人ぐらいいるでしょう?(^^;
ざっとGoogleで画像検索かけてみても、やっぱ左右フチありは少数派みたいですね…。

聖魔大戦Remix?

旧ビックリマンを熱心に集めていた当時の小学生男子は
27年後はだいたい30代後半から40代という世代。

普通に考えると、チョコを買う以前にホビーにうつつを抜かしていられる世代ではありませんが、
今回ロッテ的にはもしかしたら「親子2代」をターゲットに考えているのかもしれません。

お菓子売り場で子供が「何これー?」と手に取ったパッケージに、
父親(または母親)が「懐かしい、パパ(ママ)も昔集めてたよ」となって
話に花を咲かせる構図を想定している気がします。

そういう点を踏まえて、スペシャルセレクションのような単発キャラ重視の復刻よりも
ストーリーをきちんと押さえて白紙の状態から積み重ねていく「連弾復刻」のほうが
新規層である今の子供に受け入れられやすいと考えたのではないでしょうか。

とはいえ、1弾だけではストーリーも何もあったものではないですから
どうせやるならそれなりにラインナップを再編集するべきでしょう。
人気が爆発した5弾以降の流れまで、よほどしっかりプロモートして続けざまに提供しないと厳しいかと。

と、ここまで書いたところで「本当に第1弾全37種の復刻なのか?」というところに疑問が生じました。

問屋サイトに画像のあった「桃太郎天子」「鬼ガシ魔」、
公式サイトでイラストがあった「十字架天使」「ココホレワン助」「お邪魔王」は当確でしょうけど、
実は他の弾のキャラもわらわら登場していて、5弾ぐらいまでの流れがダイジェストに感じられるような
そんなラインナップになってたりしないでしょうか?
また、新キャラも3種だけでなく10種ぐらい無いと、さっぱり意味がわからないと思いますし。

勝手に想像を進めると、新復刻版の構成としては
復刻枠:ヘッド6種・3すくみ24種
新キャラ:10種
…ぐらいのほうがベターかと思うところ。
ある意味「逆ひかり伝構成」ですね。
通しナンバーも振り直して、純粋に「旧悪魔VS天使」を仕切り直す…というものであれば
賛否両論かもしれませんが個人的には大いにアリだと思います。

ま、これだけ書いても実際大ハズレかもしれませんけど、さてさて…。

輪るピンクドリル

おそらく初めて見た人のほとんどが何の冗談かと思ったでしょう。

16弾ヘッド・アンドロココ裏面に描かれた「ドリルフォーム」は
ただでさえかっこいいとは言い切れないアンドロココを更に突き放し、
お笑いの領域にまで高めたといっても過言ではないのでは?

次曼聖羅の根を断ち切るという、ただそのための形態なのですが
どうせならもっとやり方があったのではとツッコミを入れずにはおれません。

好意的に解釈するなら、異聖神の加護に包まれた次曼聖羅に直接打撃を与えるのは非常に困難で、
一点集中で一番細い根の部分を叩くしか方法がなかったのでしょう。

それでも、魔動源祖球を切り裂こうとしたヤマト爆神のように
ヒーロー然としたかっこいいスタイルを希望したいところでした。

ところで今更ですが、今やってる仮面ライダーでも似たようなドリル形態があるそうな。
脚本家が「ハピラキ」と同じ人ってことは、やっぱ意図的なオマージュなんですかね?

1440のその先に

あんまり情報がないうちにあれこれ語ると
のちのち恥をかくことも多いのですけど…。

先日公式サイトで公開された新企画のページには、
意味深なラフスケッチの一部が掲載されていました。

左から「置時計」「睡眠不足」「火の鳥」を表現しているように見えます。
絵柄のタッチからみて、ヘッドというよりは3すくみっぽいです。
そう考えると、3すくみとしては「目覚ましの悪魔」「寝不足のお守り」「明け告げ鶏の天使」と考えられます。

ですが、「目覚ましの悪魔」「寝不足のお守り」までは旧2弾で既に一度通った道です。
めざ魔人、音無助っ人、そしてすやすや天女。
あえてネタかぶりの3すくみを出して次に控えし第2弾を予兆させているのか、
はたまた単なる偶然なのか…。

火の鳥っぽいキャラが持つ玉は、聖核伝の最終解説で博士が口にした「始覚球」なのか?
スケッチをよく見ると2つのイラストが重なっているようですが、
火の鳥キャラの下には凶悪な目つきをした仮面のキャラがいるような…??

エンボスメタルはクラウドールに安置位された石板を想起させますが、
聖核伝でその一部が紡がれた「1440の物語」が新たなステージで再構築されるのか、
それとも…??

毎度おなじみネガティブぼやき

ちまたで噂の「ビックリマン伝説」チョコですが、
ちょっと前のネタをアップしそびれている間に新情報が出ていたようで。
12/18付のブログネタは結構的外れな感じになりそうですね(^^;

一部通販サイトで公開されている見本を見る限りだと
本当に「第1弾シールの素材違いの復刻版+α」になりそうです。
「エンボスメタルシール」は、見た目は聖核伝のヘッドや悪魔みたいな印象ですけど
それよりもうちょっとグレードの高そうな仕上がりになるんでしょうか。
そもそも「エンボス」ってそんなに一般的な言葉ではないので、
パッケージに見本を載せないとどんなシールなのか伝わらないような?

パッケージといえば、ウエハースチョコ部分のイラストが
クッキークランチじゃなくアーモンドっぽいものが入ったものになってますが
またアーモンド入りに戻るのか、単なるイラスト上の間違いなのか気になります。
旧パッケージとほとんど同じデザインなのが、何かもう下心見え見えという感じですが…。

「連弾企画」というのも、「企画」が続けて打ち出されるのでなく
読んで字の如く「弾が続く企画」、すなわち「第1弾、第2弾と続く企画」なんですかね。
とはいえ本当に旧シリーズを第1弾から再スタートするようだと
せいぜい第3弾ぐらいで勢いが無くなって打ち切られるのが目に見えているので
伝説第2弾には旧2~5弾ぐらいのキャラを選抜して詰め込むような工夫が必要では?
あるいは途中をすっ飛ばしていきなりロココ&神帝隊の9弾を出すとか…。
それでも長続きするとは思えませんが、半端に新キャラ投入して尻切れにならなければいいのですが。

さんざん復刻しまくっている今となっては、物珍しさ80%+懐かしさ20%程度でしょう。
逆に、きっちり復刻することで今の子供たちに旧ビックリマンの良さを伝えようと考えてるなら
1個80円という値段が最大のネックになりそうなところです。
神羅万象が1個100円で健闘してますから、本当にいい品なら軌道に乗れるかもしれないですけど
当たり制度やキャラごとの格差などが無いと盛り上がりにくいかと…。

新キャラの一部追加がそんなに後押しになるとも思いにくいですし、
エンボスメタル以外の素材にチェンジするとか、手を変え品を変え…と工夫しないと厳しそう。
そこらへんはBM研究員の企画力の見せどころでしょうか?

プタゴラスイッチ

魔魂プタゴラトンは「源層紀念理」というよくわからない力を操るそうですが、
他にもあの海賊コックのような眉毛は「哲魂触眉」という「魔紀元前からの魔聖念理を吸い続けている触針帯」だとか、
胴体の「魔相対ディスク」は「源層紀のパワーを有しているといわれている」だそうで、
見た目まだ若いですが相当古いキャラであることが伺えます。

その割には、ひかり伝においてはカケラも登場していません。
プラトンとピタゴラスが混じったような純ビックリマン的な名前を持ち、
20th博士コードでは「超魔念力は真黒域超神の波動か」とクロノズーとの関わりすら匂わせましたが
…それっきり、彼のルーツは過去にも未来にも登場していません。

何の因果かスーパービックリマンで元マッドサイエンティストとして登場したぐらいで、
何かと使い道がありそうなキャラなのに完全放置状態なのが実に不思議です。

「源層紀念理」とは、「源層紀」に存在した「念魔の対極にある力」なのだとしたら、
源層界存心を持つ魔胎伝ノアとの関係や、ネロ因子の天使化への影響も考えられそうなのですが、
…それ以上の情報が無く、推測の域を出ません。

何か一つでも新たな情報が提示されたら、そこからパタパタっと謎が解けたりしませんかね?

困った時の伝説頼み

某ネット通販サイトの新商品情報より

「ビックリマン伝説」チョコ
2012年2月21日、東日本先行販売
エンボスメタルシール入り全40種

…だ、そうです。

パッケージの画像も紹介されていましたが、ここでは割愛します。
けど旧シリーズのパッケージデザインを超元祖以上にそのまんま流用していて、
まるで完全復刻シリーズでも始めるかのような印象を受けます。

ですが、このパケ絵はきっと変わる気がします。
なぜなら、このデザインだと「エンボスメタルシール」がどんなシールなのか
さっぱり伝わらないので…。

そもそも「エンボスメタル」という言葉からは、魔スターPやゴーストアリババをイメージしますが
近年のちゃちなシール素材の流れを考えると、プロ野球シリーズのゴールドシール程度かな、と。
スペシャルセレクション1みたいな有名どころのラインナップを疑似エンボスシールで焼きなおしたもの
…なんじゃないかなあ、というのが私が真っ先にイメージしたものです。

さて、先日の公式サイトで発表された新企画がコレなのかというと、
実はそこんところ結構懐疑的です。
あちらは新キャラっぽいラフ画も掲載されていましたが、
新キャラが登場するとなるとパッケージで絶対触れられると思うので、
「全く別の企画が並行して進んでいる可能性」を疑っています。

つまり…
A:公式発表企画:新キャラあり、ストーリー重視。コアファン狙い。
B:ビックリマン伝説:復刻キャラのみ、ストーリー展開なし、ライトファン狙い。

という「連弾企画」なのかな、と思う次第です。
BM研究員が関わっているのはAのほうで、最近も「自分が関わってない企画は宣伝しない」とか
「思いつきみたいな企画はだめだ」みたいなつぶやきを発していたので
2企画同時展開でコア&ライト相乗効果を狙っているのかもしれません。
(実際、誰でも思いつきそうな復刻企画なら研究員なんて不要でしょうし)

…40種のうち37種までが復刻で、残り3枚で新3すくみを1組追加って線もあるのかなあ?
複数種発売としても、公式で発表したほうが後発になるってのも考えにくいですが、むむむ…。


ま、何にしても動きがあるのはうれしいことです。

えんじんし

「円神子」は昆虫をモチーフにした若い6人組です。
気聖子、泡聖子、聖弾子、軽聖子、聖着子、聖積子
魔幻型の建設阻止のため、ウイングパス流に乗ってやってきたとされています。

さて、「円神子」というグループ名の由来は何でしょう?

「円」に関連する要素ははっきり言って皆無です。
語感から「エンジン」も想像できるので、爆発的な行動力を持つ若い天使たち…
という解釈もできそうですが、なんかしっくりこないところ。
「猿人」だと縁神ソルジャンキーとかぶりますね。

ここでひとつ異な仮説をば。

「エージェンシー」→「円神子」ってのはアリ?

"Agency"は代理店・代理業という意味ですが、
ここでは「不動産業者」のニュアンスで使われているのでは…?
実際、「○○エージェンシー」という不動産仲介業者もいろいろあるようですし。

すなわち、次動ネブラの土地を我が物顔で開拓・造成する悪魔に対し、
利権を主張して土地を仲介しようとする天使。

構図としてはアリですが、はたしてこの説の説得力や如何に…?

個人的には、造魔竜鬼の中にラッセル車モチーフのキャラがいることが気になる…。
次動ネブラって雪が降るんでしたっけ?

インカの陰化

怪奇ムガルが飛来して未層圏で聖梵ミロクと合流した時期が
悪魔VS天使編において一番盛り上がった頃と言ってもいいんじゃないでしょうか?
その後「曼聖羅は侵略者だった!」という事実が判明し、
3巡師が襲い掛かってくるという展開には大いに衝撃を受けたものでした。

そんな中、割と地味な扱いだったのが第3創聖巡師・聖梵インカ。
ムガル登場の際に「巡師は4人いる」ということが明らかになっていたので、
驚きも無く「やっぱり来たのか」的な受け止められ方でした。
ムガルのように変身して注目を集めるでもなく、
合流したのはいいもののその時点で何かを行うわけでもなくただ待機。
コロコロ本誌では初登場時にカラーページも与えられず、
図解解説も別コロなどでしか紹介されないなど日陰の扱い。
(余談になりますがアニメ新ビックリマンでもインカだけ未登場)

何故にここまで残念な扱いなんでしょう?

そもそも創聖巡師は聖被膜変化により戦闘フォームに変身、というスタンスですが
インカの場合は聖梵時のほうが武装形態という印象を受けます。
事実、「攻」の怪奇ミロク、「防」の怪奇ムガルに対して「創」の怪奇インカというポジションで、
せっせと絶対壁を構築しているイメージしかありません。
実際にはミロクともども最前線でバトルしてたのかもしれませんが、
どうにも影の薄さが否めません。

創聖巡師の役割としては、ミロクがロケハン。ムガルがガイド。インカが敷地確保。インダストが建築。
なのでインカが3番目に飛来したことにはそれなりの意味があると思うのですが、
もっと早めに飛んできてたなら活躍の場もあったのかなあと思う次第です。

30年目の30円

『ビックリマンチョコといえば、1個30円。』

これはもはやビックリマンの看板を掲げる限り逃れられない呪縛かと。
ちまたで何がしかの形でビックリマンが話題になるたびに、
必ずと言っていいほど誰かがこの言葉を口にするような気がします。

これはつまり、当時としてもインパクトのある値段だったということで
それを30年余が過ぎた現在と比較するのはあまりに酷な話ではあるのですが、
逆にこの現代にて「1個30円のビックリマンチョコ」が復活したならば
これ以上ない話題性となるんじゃないでしょうか?

ただ、当然ながら今と同じサイズでは30円になるわけがないので
チロルチョコぐらいのサイズになるかもしれません。
でもって、シールのサイズも一辺30mmぐらいのミニサイズ。
包装技術的にコストが上がりそうな気もしますが、
もし実現できたとしたらこれはこれでかなり面白いかと。

今のチョコを4等分し、いちごつみサイズのミニシールを封入して個包装すれば
あっという間に「プチビックリマンチョコ」の出来上がり~。
値段も単純に80円の1/4とはならないにしても、30円にぐっと近づくのでは?
ヘッドは4枚合体で通常サイズを再現可能、とかやってみても面白いかも。

チョコが一口サイズになって食べやすさ向上!
普通におやつとしてもOLサラリーマンに大人気!

…てな感じになりませんかねー?

ビックリマン THE ORIGIN

さすがに新商品ネタが出るとにわかに活気づきますね。
この場末のブログにもコメントを多数寄せていただくなど、
期待度の高さを感じるところです。

今の段階であれこれ予想するには材料が乏し過ぎますが、
年明け早々には続けざまの新情報が飛び出すような雰囲気なので
今は「座して待つ」というところでしょうか。

しかし「原点回帰」とはいいますが、過去に何度も回帰したわりには
あまり効果が得られていないような気がするのは私だけ?

最初の原点回帰は旧26弾、お助け登場の場面かと。
マルコ編の低迷から単発テーマに基づく3すくみ構成を復活させたのはいいのですが、
ストーリー重視のヘッドとの温度差からすっかり空気化してしまいました。

次の原点回帰はスーパービックリマンですかね?
バイオ悪魔VSメカ天使でスタートしたスピンオフ企画がオリジナルに発展したものの、
後半はもはやバイオでもメカでもなくなり、最終弾はかなり特色が薄れてしまいました。
これもある意味原点回帰かと。

そして超元祖32弾。
これも3すくみ構成の原点回帰の最たるものだと思いますが、
やはりヘッド中心の物語で、しかもそちらが盛り上げに欠けたためにどん詰まりました。

ついでにひかり伝もある意味で悪魔VS天使のストーリー的な原点回帰でしたし、
聖核伝はその中でも3すくみ的な原点回帰を狙ったものと思われます。

で、次は何を回帰させるつもりなんでしょう?
てゆーか、原点ってナニ??

シール業界の2年前の最前線

先日ご紹介した印刷業界の専門誌「デザインのひきだし」ですが、
その後調べてみると、かつて「シール」を特集していた回があったことがわかりました。

ということで早速バックナンバーを入手。
それがこちらです。

表紙自体が実はシールになっていて、いろいろ剥がせるというこだわりよう。
「取扱注意」の赤札や手書きっぽい書体もすべて仕込みの一部です。

内容としては、偽造防止ホログラムシールや熱転写シール、包装、その他さまざまな用途で
作成されている多種多様なシールが紹介されています。
ただの紹介だけでなく素材サンプルが付いているのも興味を引くところです。

そしてその中に、ありました!

一般に身近なシールの一例という形で、ビックリマンが2ページ取り上げられていました。
ホログラムや疑似エンボス、ダブルシールに箔押しシールなどなど、
反後博士に取材したというそれぞれの解説付きで紹介されていました。

2009年の本ですが、興味ある方は探してみてはいかがですか?

あなたの肩書なんでーの?

中盤弾で一度その傾向が失われ、後半パンゲ編で盛り返したものとして
3すくみキャラの定番肩書というのがありますよね。
「○○天使」とか「キング○○」とかです。

そんな中でも、比較的マイナーな感じでぽつぽつと使用された肩書を
公式サイトの「ビックリマン大図鑑」にてちょっと調べてみました。
ちなみに1弾~31弾が対象です。

まず「観音」。
なんと7人もいます。

 お救い観音・かぐや観音・NU観音・TO巫観音・
 MEN観音・ほどほど観音・安楽観音

12弾の3人組(聖域天使)がほぼ半数を占めています(笑)

次に「仙人」は5人。

 花咲か仙人・皆伝仙人・フレックス仙人・
 無尽仙人・砕氷仙人

後半の2人はパンゲ編ですが、グリーンハウスのやる気の無さを反映してか
全く仙人っぽくない姿です。


続いてちょっとマイナーな部類になる「如来」

 火除け如来・桃源如来・中和如来

多いと見るか少ないと見るか?


また「大王」は意外と2人しかいません。

 アタリ大王・円丸大王

でも実は、ヘッドに戌ドリヒ大王と大王ラファエラ助がいます。


大王に対して「王子」は3人。

 キャットラ王子・キズバン王子・ヤマト王子

もっといるようなイメージですけどね。


意外な少なさといえば、やたら数ありそうな「天使」ですが

 十字架天使・コア楽天使・ストライク天使・ツルツル天使・
 メリー天使・天使シーマザー・でかぶ天使・きき耳天使

と、8人しかいない事実に驚愕です。


一方で天使と紛らわしい「天子」も、わずか6人。

 桃太郎天子・あっ晴れ天子・牛若天子・
 天子男ジャック・クリスタル天子・快晴天子

有名どころの5人に対し、大多数の人が「快晴天子」をイメージできないかと(笑)


また、女系キャラの定番「天女」は5人います。

 タコイカ天女・すやすや天女・吉報天女・
 レスQ天女・かなえ天女

これに対して「天如」はオアシス天如ただ一人なのです

天女・天如の反対に「女天」「如天」はというと、

 龍宮女天・静女天
 縁縄如天・サンゴ3如天・つづら如天

といった感じです。

英語に目を向けると
「ゴッド」は以下の2人。

 ゴッドマングース・ゴッド花咲

対して「デビル」はスーパーデビル系を除くと「デビル爺」だけ浮いてます。


最後に、全キャラ中1人しかいない肩書というのもいくつかありますが、
それぞれ誰かわかりますか?

 弥勒/菩薩/天人/法王/神子/四天王

翼をください

次動ネブラから魔魂プタゴラトンとともに撤退することになったデカネロンは
久遠エリアのマリアと合流すべく「突然変異翼(ミュテーションウィング)」で飛び去りました。

ここで毎度おなじみ素朴な疑問。

あえて「突然変異」と言っている理由は何でしょう?


確かに魔肖ネロやネロ魔身には存在していなかった翼が
デカネロンになって出現したというのは突然変異なのかもしれませんが、
そもそもデカネロン自体が全体的に鳥系の姿なのに
あの体型に不釣り合いな小さな翼だというのがむしろ不自然かと。

それに転身のたびに翼が出たり消えたりというのは全然珍しいことではないので、
ことさら突然変異と強調されているのが妙に引っ掛かります。

そうは言っても、「創聖巡師によって造作された絶対壁を飛び越えるために
その場で急きょ翼を生み出した」というところが「突然変異」なのでは?とも考えられますが、
デカネロンの持つ「魔崩裂棒」は「絶対壁も一振りで切り裂く」と言われており
実は飛び越えるための翼を生み出す必要が無いのです。

極めつけは、デカネロンのルーツであろう「魔肖デカネロ」(ルーツ伝)にも
しっかり翼に相当するパーツがあること。
突然変異でも何でもなく、デカネロンに翼があるのはむしろ必然と言えます。

さて、そうなるとデカネロンの翼の呼び名は何を意味するかというところですが、
逆にネロ系で「突然変異」と言えるような事象は何かあるかと考えると…

ありました。

それは「フィニッシャー王」の存在そのもの。
何せ彼の属性は「天使」なのですから。

つまりデカネロンの突然変異翼はそれ自体が突然変異で発生したものではなく、
「因子の突然変異を促す力を持っていた」というのがここでの仮説です。

より強い因子を残すため、あえて魔種に突然変異を起こさせるという賭けに出たのかも?

それが何で翼なのかというと、おそらくは翼は「天使の象徴」なのではないかと。
事実、フィニッシャー王には立派な翼がありますし。
悪魔系なら蝙蝠の翼がメジャーですが、そこをあえて天使と同じ鳥系の翼を持つことで
天使系因子の獲得、さらには超半理力の発生を目指した…としたら策士すぎますかね?
(プタゴラトンの入れ知恵という可能性も高いですが)

ネロの本体ともいえる意志あるエネルギー「魔性般若パワー」は
あらゆる因子を取り込んで自らに足る器を獲得しようとしていた節があります。
デカネロンの意図もそんなところにあったのではないでしょうか?

テコ入れ失敗例?

16弾ヘッド・古聖長ヘブダヤの裏書に記載されている「次聖域新導士」について、
そのすぐ次に「八ッ!」と書かれていることや、
ヘブダヤの服に付いている短冊型アイテム「ペンタバナ」に
「変事の時破れとび、天地八騎を呼び、守理力合致で増力するという」と
図解説明があったことから、当時は神帝隊(照光含む)のことかと思われました。

しかし考えてみれば、わざわざヘブダヤに呼ばれなくても5神帝+ヤマトは前線にいましたし、
「守理力合致」がジェラ珍抗体の一件を髣髴させますがヤマトやアリババはその恩恵を受けていません。

結果的には、18弾に登場した「パフォマン聖烈組」の8人のことだと考えられます。
ヘブダヤが導いた天蓋瀑布にのさばるアスレ千鬼を彼らが攻略したわけで、
ついでに「守理力合致」してパワーアップしたのはソルジャン類のことかもしれません。

それはさておき、17弾からの「公取委ショック」の影響もあってか
どうにも印象の薄いパフォマン聖烈組。
ネロの系子であるフィニッシャー王以外の7人は再登場することもなく、
その後のビックリマン人気の低迷を予感させる面々でした。

その一因として、17弾でのネーミングの試みが影響していると思われます。
それまでのマンネリズムを打破しようとしたのか、天使からは「聖」「神」「天使」、
お守りからは「助」「守」、悪魔からは「魔」「鬼」などを持つキャラが減り、
カタカナだけのキャラなどが増えたのが印象的です。

そのため、「アクロバットマ」と「ギッコンバット」はどちらが天使・悪魔か一瞬悩むことも?
ビックリマンらしさの一部を欠いたことで、ファン離れを後押ししたとは考えられないでしょうか。

同時に、単純に意味がわからないネーミングというのも増えました。
「カルトサスケ」は何がカルトで、3すくみの意味とどうつながっているのか。
「アングスライラー」が「アングラーフィッシュ(アンコウ)」+「スライダー?」なんて難度高すぎです。
「超モラスク」に至っては「モラスク=軟体動物」だそうで、3すくみ的には外していないものの
キャラデザは吸盤だらけで軟体動物的じゃなく、そもそもこのネーミングどうなのよって感じです。
まだ「Qバン王子」とか名付けたほうがビックリマンらしいというものかと。

この傾向は「お助け」を創設し原点回帰を狙った26弾まで引きずることになります。
「わかりやすさ」が失われ、シールを手にした第一印象が「どういう意味?」となってしまったわけで、
仮に公取委ショックが無くても人気凋落は必然だったかもしれません。

ついでに、ひかり伝でも同じ轍を踏んじゃいましたね…。

27th Anniversary??

公式サイトで何か来ました!

「ビックリマン27年目の起想」
「2012年新春、連弾企画始動」

だそうです。
何やら意味深なラフスケッチもちらりと覗いています。

ルーツ伝や聖核伝とのつながりがあるのか無いのか、
「原点回帰」が意味するところは何なのか。
期待していいのかどうか素直になれないのですが、
とりあえずは様子見ですね…。

腕なのか脚なのか

以前からなんとなく気になっていたのですが…


「巨魔キングフット野聖」って何ですかね?

ことの始まりはひかり伝聖魔暦の「聖白ヘブン神」のQRコード。

『5聖力を圧倒する巨魔キングフット野聖来襲』

ここで5聖力と言われているのは、聖白ヘブン神のこと。
旧9弾のヘブン士5人が質の悪いコラージュみたいな合体状態になっているキャラです。

この一文から、「巨魔キングフット野聖」というキャラが存在し
その名前から魔スターPと野聖エルサMの双方のルーツであるのではないかと想像されたりしています。
野聖エルサMの持つ「キングフット聖棒」の先端に付いている熊の手のようなパーツが
魔スタリオスが聖神との戦いで切断された右腕であることは、皆さんご存知でしょう。

エルサMのほうは聖魔十戒で「ヘブン神エルサ」が登場しましたが
これも巨魔キングフット野聖が分裂した片割れではないかとも考えられているようです。

しかし私は例のQRコードを最初に見たとき、こう考えました。

『5聖力を圧倒する巨魔キングフット/野聖来襲』

最初から「巨魔キングフット」と「野聖」はそれぞれ別に存在し、
聖白ヘブン神を襲う巨魔キングフット(おそらく魔スタリオス)の場面に
野聖(ヘブン神エルサ)がやってきて撃退した、というストーリーではないかと。

この戦いで巨魔キングフットの右腕がナディアに献上され、
ナディアがのちに戴冠式典にてエルサにキングフット聖棒として授与した、となれば
時系列的にもだいぶ整合がとれているように思われます。

でも「来襲」という言葉からは敵対者の印象を受けるので、
野聖が来襲というのはやはりしっくりこないのも事実。

魔スタリオスがひかり伝でちっとも姿を見せなかったのが悔やまれます。
さすがに博士が忘れてたとは思えないのですが、今となっては完全に機を失った感がありますね…。

子守りなコウモリ

あんまり話題になったことはないような気がするのですが、
ワンダーマリアの頭のコウモリ(バットキャッチ)って
ノアフォームのコウモリ(魔守護バット)と同一ですよね?
ついでに小般若リングと魔守護重般若リングも、もしかしたら同じかもしれません。

何を根拠に言っているかというと…

20th博士コード:
・増強マリアはノア黒ズーが守る(ワンダーマリア)

ルーツ伝:
・ノアフォーム魔守護バット飛び去り重般若リングが肥大飛翔??(ワンダーマリア/ノアフォーム)

アイス版シール:
・聖なる力が異常接近すると魔守護バット飛ぶ(ノアフォーム)
・魔守護重般若リングは聖体征服で増力拡大!(ノアフォーム)

また、ルーツ伝では他にも
・魔狂期ノア悪和合球誕生のマリアBに魔守護群を放ち魔身着!(サタンマリア/魔胎伝ノア)

という一文があります。

これらから導かれる一つの流れは…

ノアはもともと3つの魔守護団(黒ズー)を所持していた。
→このうちまだ小さかった般若リングをサタンマリアに譲渡
→マリア6聖球強奪時に般若リング装備で魔身着(小般若リング化)
→ノア、魔狂期を迎えヘッドロココと交戦
→魔狂期が終わりノアフォーム化。このときマリアから般若リングを呼び戻す。
(この時点で聖体征服により小般若リング→魔守護重般若リング化)
→聖なる力(ロココ)の異常接近により魔守護バットをマリアに飛ばす
→同時に重般若リングも肥大飛翔し、プロト般若リング化
→サタンマリアがワンダーマリアに増力。

さて、特に矛盾も無いと思うのですがいかがでしょうか?
それとも皆さん当たり前のように思っていた今更な話だったり??

ロートルコレクターのつぶやき

ここ最近、プレミア系シール業界がパッとしない印象を受けます。

ひと昔前まではやれ試作版だのやれお宝グッズだのが散見されたものですが、
見渡せばパチシールだの黄ばみ無しシールだの、ともすれば価値の押し付けかと思われるような
なんともグッと来ないシールしか見かけないような気がします。

かつてはセレクションやハピラキなどで一般層がビックリマンを振り返る機会が多く、
そのつど新たな掘り出し物が湧いて出てきたという状況だったものが
シールブームの陰りに比例して世間の注目も無くなり、総じて低迷したというところなんでしょうか。
もっともどっきりシール以来、来年で35年になろうという現在では
さすがに底を打ったのではという意見も当然ながらあるでしょうね。

それでも、有名なコレクターさんたちはどこからか掘り出し物をゲットしているようで
羨ましいやら妬ましいやら(笑)

もっとも、そうそうレアなものが掘り出されたとしても
それをゲットできるかどうかは何かと難しいご時世だったりしますけどね。

現行品しか手を出せないような現状では、コレクターとしては三流ですねえ…。

芸術はパンゲ発だ?!

先に言っておきますが、今回の話にオチはありません。

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26弾パート2ヘッド、いわゆるパンゲのお守り&悪魔ヘッドたちは
何の脈絡があってか芸術家の名前と作品がモチーフにデザインされています。

魔柔ボッテオロチェリー:サンドロ・ボッティチェリ
「ヴィーナスの誕生」で描かれた巨大な貝殻はボッテオロチェリーにも描かれています。

大ドラクロ魔:ウジェーヌ・ドラクロア
ひかり伝でも引用された「民衆を導く自由の女神」の構図が生かされています。

魔僧ベラスベンケス:ディエゴ・ベラスケス
肖像画家として有名ですが、名残は首周りのフリフリだけでしょうか(笑)

魔ネギョ王:エドワール・マネ
「笛を吹く少年」の構図がそのまま反映されています。

魔印フックノアール:オーギュスト・ルノワール
魔印の「印」は印象派の「印」。デザインに反映されているかどうかは微妙。

闇矢レンブラン統:レンブラント・ハルメンス・ファン・レイン
「光と闇の画家」と称された画家で、「夜警」の中央に描かれた人がデザインモチーフか。

大王ラファエラ助:ラファエロ・サンティオ
エジプトっぽさが強調されてますが、ラファエロ要素はあるのでしょうか?

王七童ヴィンチ:レオナルド・ダ・ビンチ
有名な「ヘリコプター」のデザインが頭部に反映されてます。

チチアン助妃:ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
華麗な色彩で知られた画家をイメージしてか、パレット型のメガネ。


というように9人まではモチーフがほぼ確定しているのですが、
残る3人がどうにも難解なのです。

聖軽メンゴクウ
王ハンペータゴン
ニンニ王

…カルメン?ペンタゴン?……???

9人までが同じテーマなので、この3人も誰がしかの中世の芸術家モチーフだと思うのですが
いったい誰モチーフなのかさっぱりわかりません。
でもデザインに画家的なもの(絵筆や絵の具)が無いので、違うジャンルなのかもしれませんが
それはそれでやっぱり元ネタがわかりません。
彼らの衣装から何かわかりそうな気もするのですが……グムー。

ぷ。

↑ボーリングしている人、ではなく…。

25弾ヘッド「怪伝ダビデプ」は16弾ヘッド「ダビデブ」の子孫。

ですが、もしかしたら今でも「怪伝ダビデ」だと思い込んでる人いたりします?
最後の文字は「ブ(BU)」ではなく「プ(PU)」だというのは、
エキサイティングテレフォンを聞いていた人なら間違えようがないのですが
活字でしか接点のなかった人だと勘違いしっぱなしという人もいるかもしれませんね。


私は最初このネーミングを見て、なんというやっつけ感のある適当な名前だと思ったのですが
今にして考えてみると「deep see(深海)」をかけた名前だったのかも。

って、これも結構強引な解釈ですねー。

「さかなクンは帽子が本体」説

BZHには「若魔祖王」(じゃくまそキング)という異名があります。

そもそも「魔祖王」(まそおう)というのは始祖ジュラのことなのですが、
ならば何故ジュラでなくブラックゼウスに「魔祖王」の肩書が引き継がれたのでしょう。

思い出していただきたいのですが、6聖卵爆撃の折のブラックゼウス復活劇は「脱皮」とされていました。
なんか違和感ありませんか?

さらに周囲の悪魔たちは、偉大なる天魔界の祖であるジュラの消滅を悼むこともなく、
即座にどこの馬の骨とも知れないブラックゼウスを新たなヘッドに据えました。

まるでジュラとブラックゼウスが同一人物であるかのようです。
竹村版のマンガではそういうシーンも(ギャグとして)ありましたが、やはり違和感ありますよね。

その後も始祖ジュラの存在は顧みられることもなし。、
カーンと並ぶ古代源層紀の重鎮とは思えないほどのさびしい扱いです。

一般に、ブラックゼウスは始祖ジュラの体内で悪心に染めれらたと考えられています。
ですがこうは考えられないでしょうか。
「最初から始祖ジュラは死んではいなかった」、と。

実はブラックゼウスの頭部に残る「ジュラ脱骨」こそジュラの本体であり、
ブラックゼウスは自らの意思で行動しているのでなく、全てジュラがコントロールしているのでは?
(凍れる時間の大魔王の肉体を使役したどこかの誰かをイメージしてもらうと話が早いかと。)

6聖卵爆撃を受けてジュラの肉体は滅び去りましたが、
ジュラ自身はまさに「脱皮」したがごとく、新たな肉体で活動再開したという説です。

その後ヘラクライストに敗れ非層をさまよったのち、
創聖使に拾われプロト化の改造手術を受けましたが
ここで「新たなジュラヘッド」としてエウリピデボンから「邪乱頭」を授かります。

この邪乱頭、おそらくはジュラ脱骨を修理したものではないかと想像されますが、
これは始祖ジュラの魂をブラックゼウスの肉体に定着させるためのパーツとかではないでしょうか。

そもそも始祖ジュラはその容貌や名前から、創聖使との関連性が噂されることも多いのですが
「ブラックゼウスを復活させる」のでなく「同士・始祖ジュラを復活させる」というのなら動機としても十分ですし、
「若魔祖王」の異名もジュラならまさにそのままですよね。


ではオリジナルのブラックゼウスの魂はどうなったのかというと…。

「実は最初から存在しなかった」という説はどうでしょうか?

そもそもは双子ではなかったのが、外乱要因で双子化したというのが
ひかり伝の中でたびたび語られた次神子ルーツの逸話だったりします。

ルーツ伝の聖像エニグマが抱くアダムダム固守卵と全能聖太子がゼウスルーツと目されていますが、
中身が二つに分かれたのは固守卵だけで、全能聖太子はひとりのままなんですよね…。

「大聖のナディア」が抱く赤子も一人だけですし、
表層界を治めるヘッドが二人いてはわざわざ禍根の種を植え付けるようなもの…。
(だからこそ双子誕生に誰やらの陰謀が絡んでいるのでは、との見方もありますが)

それを踏まえて、「肉体は二つに割れたものの魂は片方にしか宿っていなかった」としたら??

なんかエグい想像になりますが、だからこそジュラが悪名を被ることを承知で飲み込んだ(=間引き)とか、
ナディアもそれを咎めることがなかったのは、実はナディア自身が双子の片割れの隠滅を願ったからで、
そのためあえてジュラに飲み込ませた…という考えもありえなくはない…?

うーん、まさにブラック。

六球六色

なんとなく似たテーマの記事が続きますが気のせいです。

老天使の持つ6聖球は、サタンマリアに強奪されてパワーアップに使用されました。
しかし冷静に考えてみると、「超理力が超魔力に逆転」って何気にすごいことやってません?

アイス版サタンマリアのシール裏には
『6聖球を壮十架(グランドクロス)操作すると超理力を魔性に落(ドロップ)』
とあります。
6つの球を十字の形に並べることで魔性化が実現できるようです。
この形に何か意味はあるんでしょうか?

同様に、別のアイス版シール裏には
『魔装冠の聖球が直列化すると超聖体動停止可』
というものがあります。
一列に並べると「超聖体動」を止めることができる、と。
超聖体とは何なのか…時期的な背景を考えると聖フェニックスが有力でしょうか。
しかし当時のフェニックスをそこまで過大評価していいものでしょうか?

ところで十字型や直列型という言葉から、太陽系の惑星の配置を連想する人も多いかと思います。
水金地火木土、で奇しくも6つ。
天王星・海王星・冥王星(当時はまだ惑星)を意図的に除外するのも何かアレですが(笑)
占星術的にグランドクロスは不吉だとか言われているようなので、
天使側にとって6聖球が悪用されるという不吉な事象として採用されたんでしょうね。

さて、ここまでは実は前フリ。

本来、老天使が所持している時点での6聖球の色は

豊…赤
光…黄
動…マゼンタ
夢…緑
遊…シアン
霊…黒

となっています。
CMY/RGBから青が無くて黒が増えていますが、今回はそこはスルーします。

これがサタンマリアに装着された時の色は、向かって左から

黒/赤/青/黄/赤/青

となっています。

少なくとも動(マゼンタ)と夢(緑)と遊(シアン)が変色。
きっと動(マゼンタ→赤)、遊(シアン→青)で、夢(緑→青)なのでしょう。
同じ色が複数あるので、正確な並びがわからないのが悩ましいですね。

色が変わった理由がインクの色数制限の都合なのは想像に難くないところですが、
そこに無理やり理屈をつけるとすると…

まず変色した球に相当する若神子に着目すると、対象はヤマト・アリババ・男ジャック。
このうち遊(シアン)は元から青と判断することもできなくはないので、
ヤマトとアリババだけ「色に影響が出た」と考えると、ヒジョーに意味深では?

次に、ワンダーマリアに注目してみましょう。

ワンダーマリアの持つ6聖球ソードに並ぶ球の配色は、剣先から順に

黒/マゼンタ/黄/シアン/赤/緑

となっています。
これを単純にオリジナルの色と比較すると、

霊・動・光・遊・豊・夢

の順に並んでいることになります。

この配色はマリア・ショウでも同じなのですが、
ご存じのとおり6聖球のうち5つは消滅してしまいます。
残った聖球は「光」のはずですが、実際にはマゼンタの球、つまり「動」のはず。
ということは「光」の色が黄からマゼンタに変わった、と考えるのが自然です。

シヴァマリアの希光扇でもやはり「聖球(光)」としてマゼンタの球が輝いていますし、
ここにきて聖球の色ががらりと変わってしまったわけです。

「光」がマゼンタということは、本来「光」だと思っていた黄色も別の球なわけで、
サタンマリア→ワンダーマリアの時点で6聖球の色がさらに乱れたことを意味します。

仮に、6聖球ソードの並びが豊光動夢遊霊の順だとすると、

豊…赤→黒
光…黄→マゼンタ
動…マゼンタ→黄
夢…緑→シアン
遊…シアン→赤
霊…黒→緑

と変化したことになります。
もちろん6聖球ソードの並びがこの通りである根拠は特にありませんが、
この場合同じ色のままだった聖球は一つとして存在しないことになり、
マリアによる聖球支配がさらに進行していると見なすことができるのではないでしょうか。

どうせなら、この色変化が補色関係の真逆色になっていればもっとおもしろかったのですが…。

ちなみに、聖球の色は変化前・変化後を通じて
若神子自身の理球の色やパートカラ―とも全く一致しません。

そもそも最初の6聖球の色が何故この色だったでしょうか??
なまじひかり伝で「色」に大きな意味を持たせてしまったがために、
瑣末な事象が大きな判断要素になるというのは、面白い反面ややこしい~。

巨魔界神考

このブログ的には何故かスーパービックリマンや2000はほとんど話題にならないのですが、
たまにはそっちの話も広げてみようかな、と。

スーパービックリマンにおいて最も大きく関心度の高い「謎」とされるのは、
旧やひかり伝にも連なる「超聖神=アノド」の存在でしょう。
旧で長らく「謎の聖神」としてぼんやりとしか語られてこなかったのが、
スーパーの最後で突然「巨魔界神ザイクロイド・アノド」と同一の存在であるとされ
大きな衝撃を受けたファンは数知れずかと。

ひかり伝を経てもなお謎のベールで覆われたままの「謎の超聖神」ですが、
ここで考えてみたいのはそちらではなく「巨魔界神ザイクロイド・アノド」の方。

「巨魔界神」って何ですかね?

字面だけ見ると「巨大な魔界の神」といったところですが、
じゃあ「魔界」って何だ?となるわけで。
まさかここの「界」は、一本釣の聖源の「界」じゃないでしょうね??
一本釣が一度も魔に傾倒することが無かったのは、
魔の「界」因子がアノドごとずっと封印されていたから…
とか言い出したらこじ付けもいいとこです(爆)

当時はずいぶんビックリマンぽくない直球な肩書だと思ったものです。
「ザイクロイド・アノド」ってのもやたら刺々しく長ったらしい名前で、
神話的でもなければ源層界的でもなく、誰が考えたんだコレ…ってのが私の第一印象でした。

まあそれはさておき、謎の超聖神のルーツや正体に関しては
ひかり伝でもルーツ伝でも聖核伝でも未だ明らかにならないわけですが、
巨魔界神ザイクロイド・アノドについても明らかになる日は来るんでしょうか??

聖核伝の次以降で謎の超聖神が誕生したとして、
それが「謎の超聖神」とは別の存在として「巨魔界神アノド」が暴れる場面が用意されないと
誰も「超聖神とは別物の巨魔界神」を認知しないと思うんですよね…。
スーパーでこの両者が同一だと認識されるまで、世間的には別物と思われていたはずなので。
そのためにはまず「魔界」もしくは「巨魔界」が存在しないといけませんね。
ずいぶん敷居が高いです。

で、パンゲに封印されるところまでが描かれればベストなのですが、
その辺は描かないのが反後クオリティ(笑)なので、期待しないのが吉かと。

…でも、なんかいよいよ謎の超聖神が明らかになるというその時、
何故かアノド設定がすっぽかされてしまうような気がしてならないんですよね…(爆)

叶う夢・叶わない夢

今となっては知る人ぞ知る…という印象もありますが、
あの「tamnomi.com(たのみこむ)」が今年いっぱいでサービス終了するそうです。

昔に比べて各メーカーがネットを活用しユーザーの意見を吸い上げやすくなったから、
というのが理由らしいですが、ビックリマンのようにマニアックなジャンルでは
少数意見が集約される場として一定の役割を果たしていたと思います。

これまでtanomi.comで実現した企画もいくつかありましたよね。
「アニメシリーズのDVD化」「各種CDの復刻」など…。
(この企画のおかげかどうか明確じゃないのもありそうですが)
愛戦やおち版SBMの愛蔵版コミックは…復刊ドットコムだから別でしたっけ?

一方で、「31弾まで全シール復刻」「エキサイティングテレフォンのCD化」
「集中豪無編の文庫化」「SBM小説の続編」「ハピラキ続編」など
多くのリクエストが結局現実とはならずに消えゆくことが確定したわけで。

メーカーが採算の難しそうなニッチな企画に乗ってくれるかどうかは
tanomi.comがあろうが無かろうが厳しいところだとは思いますが、
個人個人がブログやらSNSやらでちらほら願っているだけではわからない、
ファンの潜在的な「熱量」は、こういうサイトが無いとなかなか目に見えてこないかと。

個人的に思うのは、こういう商品を現実にしたいなら
そういうメーカーに勤めるかそういう企画を立ち上げられる会社を興すかしないと
今のご時世難しい気がします。
普通のやり方だと、よっぽど魅力的なコンテンツじゃないと採算取れると思えないですし…。

あるいはひかり伝~ハピラキ放送みたいな、奇跡的な「波」がまた来るのを待つぐらいですかね?

遊遊白書

旧5弾にて6人の老天使とともに初登場した6聖球。
それぞれ老天使のイメージと一致した文字が選ばれている感じですが、
その中で以前から違和感を感じていた組み合わせが一組ありまして。

聖岩固の「聖球・遊」
彼だけイメージと文字とが乖離している気がしませんか?

そもそも暗いイメージで統一されている天魔界6魔極と違い、
天聖界の6聖球(6聖源)がなぜ「豊・光・動・夢・遊・霊」の6文字なのかというと
おそらく当初はこれらの文字に特定の意味を持たせる意図が無かったのでしょう。

5弾の天使は老天使と若神子が6人ずつ、対になって登場していますが
若神子の没デザインは全然若くないので、当初は若神子という設定自体無かった可能性が高いです。

よって若神子もそうですが、老天使さらには6聖球の存在も
物語性を付加するために後付けで追加された可能性が考えられます。

するとどうなるかというと、既に統一性なく考えられていた6人の老人系天使に球を持たせ、
キャラごとに適当な一文字を割りあてたのではないか…と。
すなわち、桃源如来だから「聖球・夢」。宝玉神だから「聖球・光」。
だからもし第4弾の時点で6聖球構想があったとしたら、
天帝コンバインが「聖球・実」、やって弥勒が「聖球・活」、タイムマシーン帝が「聖球・歴」を
それぞれ所持していてもおかしくなかったのではないか…なんて。

そんな感じで天使のイメージで考えると、聖岩固の場合は「遊」というより「硬」とか「礎」とか
お堅い漢字が似合いそうなところ。
ゲームキングならまだしも、なんで聖岩固に「遊」なのかずっと疑問でした。

ここで、3すくみのテーマから設定をさかのぼって考えたいと思います。

<当初ここで3すくみの組み合わせを間違えるというアホなミスをしていたので、記事修正します>

悪魔は「魔砂鬼」、お守りは「助うご」。

「砂」の悪魔と「砂(粉)を集める道具」のお守りときて、
「岩」の天使…ということで、一応3すくみ的には成立しています。

ですが、それと「遊」の字の関連性がちっとも結びつかないのが困ったもので、
漢字字典やら大辞林やらにもあたってみましたがさっぱり。
なぜ万リ鬼の3すくみじゃなかったんだ(爆)

…そこで発想を転換してみました。

「砂」と「遊」を関連付けることができるとしたら…、

「砂遊び」?


思えば、「助うご」もどちらかといえば遊具的な使われ方をしますよね。
砂の悪魔に相対する天使として、当初は「砂遊び」がイメージされていたのでは??

例えば「スコップ王子」とか(笑)

だけど老天使構想が具体化する中で、老人が砂遊びというのはイメージが違うということで
天使だけモチーフを変更されたとか…。

その際に聖球が「遊」のままになったのは、聖遊源の若神子が既に出来上がっていたからではないかと。
あとは「豊光動夢遊霊」のゴロが気に入っていて変えたくなくなっていたとか??

うーん、やっぱりいろいろと矛盾が出てきそうな雑な推論ですみません。

聖魔窮曲戦

パンゲ編の最終決戦は「聖魔究極戦」なんて呼ばれていますが、
改めて考えてみると、あれのどこらへんが「究極」なんですかね?

舞台は表層界と大きく隔てられた辺境の一惑星で、
双方のメンバーはギリテスもモーゼットもポッと出の素性不明キャラ。
神帝隊が聖魔に分かれて激突といっても、そもそも神帝隊じゃ力不足では?
ゼウスもロココもデビルもマリアも出てこないのに、何をもって「究極」かと。

そのカギを握るのは、アマテラス帝と恐怖スーツではないかと考えています。
わざわざ源層界聖神が降臨し、恐怖スーツの「復活」を気にかける時点で
この戦いの重要度…何かわからないけど重要な何かがある、という感じはしますよね。

神帝たちの力も、既にロココやゼウスに匹敵するものになっていたのかもしれません。
そうなると、戦いの規模、戦力の大きさという意味では究極レベルの戦いなんでしょう。

そもそも、メディアの放った異聖矢が巡り巡ってデュークを産み出したわけなので
究極戦はある意味でナディアVSメディアの代理戦争という一面もあったのかなと。
そのあたり、ひかり伝の流れとオーバーラップさせてもよかったんじゃ?
ちょうど魔神子ディドスが「無敵体」になるところまでは引っ張れてましたし…。

まあ、パンゲ編の人気低迷を払拭するための「煽り文句」ってのが関の山ですかねえ。

4年に一度のターニングポイント

かつて、著名なオマケシール評論家として知られたЕ氏がこんな説を提唱していました。

「ビックリマン4年周期説」

2002年に発表されたこの説を、約10年の時を経て検証してみたいと思います。
※勝手にネタにしてすんません


始めにこの説について簡単に紹介しますと、
「ビックリマンにまつわる大きな転換点は約4年周期で訪れる」
というもので、具体的には
「1977年どっきりシール発売」「1981年まじゃりんこ発売」「1985年悪魔VS天使編発売」
「1989年新ビックリマン開始」「1993年スーパービックリマン終了」
(ここで5年開いて)「1998年伝説復刻版発売」「2002年ビックリマン2000終了」
と説明されています。
多少強引な面もありますが、概ね4年ごとに大きなイベントがあったのは事実かと。

さて、2002年の4年後…すなわち2006年に大きな節目はあったのでしょうか?


…2006年の主な出来事は…

「祝ビックリマン放映開始」
「ひかり伝発売開始」
「ビックリマン大教典発売」

ありましたねー、しかもかなりのビッグウェーブが。
前年の20thアニバーサリーのヒットを受けて、様々な企画が結実した年でした。

ではさらに4年後。
2010年には何があったかというと……

「聖核伝発売開始」
「反後博士ロッテ退職が発覚」
「漢熟覇王発売開始」

2002年以降の小ブームが下降線をたどる一方で世代交代を強く意識させる年でした。
そういう意味では、この年が後々大きな節目と呼ばれる可能性が高いです。
この年から始まった下田研究員の台頭がこの先どこまで影響するのか、
2014年にまたひと悶着あるのかが気になるところかと。

ちなみに…

逆に、他の年に大きな節目は無かったのかというと
2003年 アートコレクション発売
2004年 ゴースト村発売
2005年 20thアニバ発売

2007年 ホロセレクション発売
2008年 ニャンダー発売
2009年 ルーツ伝発売

…うん、確かにしょぼい(笑)
多少こじつけっぽさは残るものの、転換点と呼べるほどの出来事とは言い切れず
4年周期説はそれほど外れてもいないように見えます。

はたして2014年には何が起きるのでしょうか??

Video killed the Seal Collector?

先日、テレ朝の深夜番組「アタラシーノ」のお菓子のオマケ特集の中で
ビックリマン(漢熟覇王含む)が紹介されたとのこと。

比較的自由度の高い深夜枠でぽつぽつこういう企画が通るのは、
やっぱり今テレビ業界を実質動かしている世代とビックリマン世代とが重なるからでしょうね。

こういう番組は当然ながらロッテの協力無しでは実現しないわけで、
その流れで現行商品の宣伝が織り込まれるのはむしろ当然でしょう。
もしかしたら、漢熟の宣伝目的でロッテ側が企画を売り込んでいる可能性もありえそうです。
(そこまで漢熟を推しているかどうかは不明ですが…)

ところで最近のTV企画の流れは、単に「昔はこんなのがあった」という懐古趣味だけでなく
「今はこんなプレミアが!」という部分の比重が増えつつあるような。
確かにインパクトありますもんね。
ロッテがそれを良しと思っているのかどうか気になるところですけど、
昔ほど企画の中身に口出しできなくなってきている、とかだったりして。

で、どこぞの有名ショップの鑑定額が引き合いに出されるわけですが、
テレビで言われるとそういう価値観が広まっちゃうのがちょっと気になります。

各ショップはネットオークションや他店の動向などもチェックしているでしょうから、
そんなに感覚的に的外れな評価はしないでしょうけど…。

テレビ番組的に「シール懐かしい」→「シール実は高値」とくると、
次は「そんなシール集めてるのはこんな人」という企画が来たりして。
マニアックな苦労話や思い入れ語り、そこから転じて個性的なキャラクター発掘。

…うーん、あり得そう?

はるかな千葉へ~80年代ゲーム&おもちゃフェア~

コレクターなら、99%無駄とわかっていてもやらざるを得ない時というのがありますよね。

例えば、「目当てのロットは置いてないだろうけど…」と思いつつ、遠くに見えたコンビニに立ち寄ってみるとか、
「ここらで止めておいたほうが…」と思いつつ、SRが出るまでゲッテンカに連コインしちゃったりとか。

今回もそんなお話。


ネットを検索していて、偶然見つけた情報がありまして。

千葉のとある書店にて、「80年代 ゲーム&おもちゃフェア開催」と銘打ったイベントが実施されているという記事。
http://www.books-sanseido.co.jp/blog/beeone/2011/10/80.html

記事によると、昔懐かしいホビーとして、ファミコンやガンプラやなめ猫と並んで
ビックリマンシールも展示されていると書かれてありました。

とはいえ、掲載されている画像を見る限り、かなり小規模な印象。
でも気にはなる…。
きっと先月の「僕らのビックリマン展」なんかよりもずっとしょっぱい展示に違いない、と思っていても
実際に見てみないことには…。

ということで、仕事帰りにどうにか時間を作って見てきましたよ。
で、冒頭のセリフに戻るわけなのですが(苦笑)

書店自体はヨドバシカメラも入っているそこそこ大きなビルに入っており、
その一角に一段高くなっている6畳ほどの広さのイベントスペースがありまして、
いわゆるショーケースが4つほど並べられておりました。

その中に、各種グッズがぽつんぽつんと並べられていまして、
まさに掲載されていた画像のまんま、あれ以上のものは特に見当たらないレベル。

しかも展示されていたシールは、以前の別冊宝島の付録で付いてきた「アンカット第1弾」のもの。
当時のものですらないという、何ともトホホな展示内容でした。

撮影禁止とあったので写真は撮ってませんが、撮る必要性は特になかったです。

一応フォローしておきますが、お店が悪いわけじゃなく勝手に期待してしまったこちらが全面的に悪いので、
普通に80年代の特集本の発売記念イベントとして展示する分には何ら問題ではないと思います…。

でも…つい何かサプライズな発見や展示があったりしないかな、とか思っちゃうんですよね~。

夢の「超ビックリマン展」

先日の岡山の「ビックリマン展」は、一般層が懐かしさを想起したり
デザインアートの展示という面では十分だったかもしれませんが、
マニアやコレクターの視点からすると正直物足りなさが勝るのは否めません。

奇しくも六本木ヒルズにて、「ドラゴンクエスト展」なるものが開催されるそうですが
こちらの展示内容はさすが大企業が真っ向勝負を仕掛けてくるかのごとく
老若男女、マニアも初心者も満足させるようなラインナップの様子。

で。

常々、「ビックリマン」という世代を超えたスーパーコンテンツは
もっと社会に向けてアピールする価値があると思うこの私としては、
もしロッテやDNPが一丸となってフルスペックの「ビックリマン展」を開催したとしたら…
というドリームをつい思い描いてしまうのです。

例えば…

■「シールができるまで」一覧
反後博士直筆のキャラの発注書→GH直筆の下絵・ラフスケッチ→初稿・再校・最終稿
→線画→着色画→試し刷り→量産アンカットシート→最終品
が順を追って見れる展示コーナー。

■1440枚のシール完全公開
いつかのイベントで壁一面に並べられたことがありましたが、あれの裏表両面版。
透明な壁の表と裏に、弾ごとに配置されて両方から見れる展示コーナー。

■時代背景がわかる?モチーフや元ネタとシールの比較
例えば手抜き球魔と江川、ダンプ魔重とたこ焼きラーメンのようなパロディキャラや
裏書きに登場する言い回しの中から当時のギャグや流行語をピックアップ。

■シールショップが鑑定する超プレミアシール一挙公開
ロッテの倉庫から引っぱり出したりコレクターから借りたシールを鑑定額付きで展示。

■歴代ビックリマンチョコのパッケージ、シール、販促(広告やCM)の展示
こんなのもありました的なお約束展示。こっそり漢熟覇王も宣伝。

■メディアミックス総ざらえ展示
1986~1988年付近のコロコロコミックと特集記事をピンナップ展示。
アニメグッズやゲーム類、プラモやバッジやその他もろもろ一斉公開!

■シールで見るストーリー絵巻
一般の人には意外とどんな物語か知られていないもの。
シールやイラストを織り交ぜ、初心者にもわかりやすいストーリー紹介を。

■社会現象マル秘事件簿
新聞記事や週刊誌に載った記事なども展示しちゃいましょう。
(ロッチ事件とかも??)

■類似品にご注意
パチもの、他社類似製品だけでなく、ビックリマンをリスペクトして作られたタレントグッズなども紹介。

■コスプレ写真コーナー
ゼウスだとひげ・棒・わっか。ロココだと兜・剣・盾・翼などを貸してくれる。
撮影した写真はプリズムシートに印刷し、シール状にしてプレゼント。
自前のコスプレ衣装持ち込みもOK。

■シール交換スペース常設
もちろんビックリマン以外のマイナーシールなどもOK(としてほしい)

■貼って貼られて体験コーナー
入場時に天使・悪魔・お守りの3枚を手渡される。
これを会場の柱や空いている壁などに自由に貼っていいという企画。
シールのデザインを月替わりなどで変更したらマニアは何度も足を運ぶでしょう(笑)

■関係者インタビュー
入場パンフなどに是非掲載してほしい。

■土産物コーナー
シール入りコアラのマーチ、シール入りパイの実などの限定商品を是非!


とまあ、夢がひろがりんぐなのです。
なんとなくグリフォンが企画したイベントの拡張版みたいな感じになってしまうので
あの時の担当者さんもこういうことがやりたかったのかな、なんて思ってみたり。

しっかり宣伝すれば絶対大賑わいになると思うのですが、どうですかねえ?

読書の秋?

ゲッテンカの雑誌掲載が減って、一時期よりも書籍出費は軽くなったのですが
それ以外でもなんやらかんやらで書物が世に出るにつけ、やはり押さえておくことになるわけで。

GREEのアプリは相変わらず手をつけていないのですが、
前回キッソスのデータがもらえた「アプリStyle」は今回特集記事のみ。
プレイしてないからシールイラストが多用されているぐらいしか見所が無いのですが、
いつ頃まで引っ張るんでしょうねコレ。

同様に「ファミ通GREE」という雑誌の創刊号にもビックリマンアプリが紹介されていて、
こちらはキャラのデータがもらえるようになっているそうです。
何かの賞をとるぐらい好評らしいですけど、いまいちそれほどの扱いには見えないなあ…。

ビックリの本といえば少し前に記事にした「漢熟覇王」のライトノベル。
売れ行き次第で続編の刊行が決まるような印象でしたが、
実際のところどうだったんですかね?
発売と連動したイベントも無さそうなので、そろそろもう一冊保存用を発注しようかな。

漢熟は「ケロケロエース」での特集記事もありました。
ただ内容がルール紹介とシールカタログ的なものしかなく、
せっかく公式サイトでそこそこストーリー動かしてるのにもったいないところです。
巻き返しあるか?!

はるかな岡山へ~僕らのビックリマン展~

「既にご存知かもしれませんが、今『ビックリマン展』が開かれているようです」

そんなメールを朝イチに受け取ったのが9月24日のこと。
……何ですと??

早速ネットで調べてみたら、なんと明日で終了というじゃないですか!
しかも場所は岡……岡山!?

実は岡山にある「MARKER STUDIO」というイベントスペースにて、
「僕らのビックリマン展」という企画が行われているとのこと。
(しかもグリーンハウス協力っぽい)

もう何が何だかという感じでしたが、その後このメールを送ってくれた
ハッピー城』のモザさんがその日のうちに飛行機で岡山に飛んだと聞き、
「…あ、岡山は壁じゃないんだ」と何かが吹っ切れた気がしたのでした。

そんなわけで(どんなわけ?)、遅ればせながら私も最終日の25日に岡山へ!
新幹線で片道4時間かけて日帰りで行ってきたですよ。

展示物やその他の詳細はモザさんのところで既に詳しくレポートされてますので
そちらを先にご覧いただければと思います(^^;

会場はオープンなワンスペースで、コンクリート床のどことなく古めかしい建物は
あたかも昔の駄菓子屋の内装を取っ払って改造したかのような印象。
そこにシールキャラの線画が所狭しと約50点展示されてました。
我々のようなマニアが期待するような、没イラストや設定資料のようなものは無かったものの、
ふらっと立ち寄った家族やカップルなどが「おおー!」と見入る姿を見ると
これはこれでアリなのかなと思ったり。
没イラストっていわば失敗作だし、デザインの良さをアピールするものではないですしね。

実際、主催者の方とお話する機会があったのですが、
ご自身はコレクターではないもののシールキャラのデザインに深く感銘を受けた方で、
「これはどんな人が手掛けているのだろう?」と調べ始めたのがきっかけだとか。
そしてグリーンハウスに連絡を取り、ロッテの許可も取り付けて数年がかりで実現したのだとか…。
これほどの熱い思いを現実にしてしまうという熱意は素晴らしいですね。
次があるかどうかはわかりませんが、是非またどこかで開催していただきたいです。

ちなみに…。

発見その1。
スーパーデビルのヘクサゴンですが、よく見るとその部分だけ上から貼られています。

シール裏イラストやビッグアルバム(次界編)内のイラストではヘクサゴン無しのデビルが描かれてますが、
デビルにヘクサゴンが付いたのはデザインの終盤のようですね。
きっと途中で「天使の輪っかに対抗して悪魔のヘッドにも何か付けよう」となったのかと。

発見その2。
今回販売された各種グッズは、ほとんどすべて超元祖以降のデザインになってます。
(随所で描かれた「杖を構えたゼウス」も32弾のパッケージ絵です)

おそらく版権の所有者がロッテかグリーンハウスか…で分かれているのだと思いますが、
限定品マグカップに描かれていたシルエットのうち、「St.Phoenix」は何か違う…。
…これってルーツ伝の「聖フェニックスS」では?


さて、今回は結構な交通費と長い移動時間を費やしたわけですが、
ビックリマンファンの人と会話したり、そういう人々の活動に触れたり、
内面的に充実した思いを抱いて帰宅の途についたのでした。

でも次はできればもう少し近場でお願いしたいな…(笑)

ザ!次界仰天ニュース


先日、「ザ!世界仰天ニュース」というテレビ番組にて
意外なものがプレミア化している一例としてビックリマンが取り上げられたそうです。
番組内では「福袋版ブラックゼウス」が25万円で取引されている事例が紹介されてました。

で、そうなると各地の中古ホビーショップに問い合わせが相次ぐらしいですね。
「自分の持っている古いシールは価値があるのか?」
とか
「ブラックゼウス(実はアイス版)持ってるけど、これも何万円もするの?」
とか…。
そうやって市場が掘り起こされるおかげで本当にお宝が発掘されるケースもあるでしょうが、
一件一件応対するショップ担当者さんはお疲れ様です。

でも、例えば上記の「自分のブラックゼウスも高いのか?」という質問に対しては、
ブラックゼウスのバージョン違い一覧みたいな資料があれば、応対はずいぶん楽になるのでは?

つまり…

■チョコ版(オリジナル)…ホログラム・48ミリサイズ・光にかざすと裏の字が透ける。
 保存が難しいため、状態次第で価値は大きく変動する。福袋版の次にレア。
■アイス版…通常着色・48ミリサイズ・裏面に「悪魔主の伝説」とある。
 価値は二束三文。アイスに封入されていたままの状態(小袋未開封)だとそこそこレア。
■福袋版…通常着色・48ミリサイズ・プリズムシール・名前ロゴが七色。
 ブラックゼウスの中では最もレア。最近は悪質な個人が作成した偽物も多いらしい。
■伝説復刻版(通常)…通常着色・52ミリサイズ・プリズムシール。特にレアではない。
■伝説復刻版(試験版)…通常着色・52ミリサイズ・ドット柄シール。通常版より何倍もレア。
■セレク3景品シール…ホログラム・52ミリサイズ。そんなにレアではない。
■ホロセレクション…ホログラム・48ミリサイズ・光にかざしても裏は透けない。
 全然レアでなく、未開封でも五十歩百歩。台紙張替でチョコ版に偽造されるケースが頻発。
■スーパービックリマン…絵柄が全然違う。52ミリサイズ。裏面に「新決戦」の文字。
 全然レアじゃない。
■B★Z★H、B★Z★S、B★Z★C、B★Z★R、B★Z★A、B★Z★P…ある意味全然別のシール。
 B★Z★Hは伝説復刻版、スペシャルセレクション版もあるがいずれもプレミアではない。
■業者向け見本…専用の台紙に張られた状態のもの。シール部はチョコ版と同じ。
 ある意味福袋版以上に希少。悪質な偽造品(カラーコピー台紙)に注意。

…というのが画像付きで一覧になってれば、「まずコレを見て」と言えるので話が早いですね。
電話掛けてくる人の大半はWebでお店を検索して来てるでしょうし。

しかしブラックゼウス一つとってもこんなにバージョン違いがあるので、
同様にスーパーゼウスやヘッドロココや魔肖ネロなどを用意するのはかなり手間かも。
パチや偽造の有名どころまで網羅しようとしたら、ちょっと手に負えないですねー。

創聖使と双生児

ナディアBWとメディアBWにはそれぞれ背後に壁画状のイラストが描かれています。
ナディアには両ゼウス、メディアには6創聖使。
この対比に意味はあるのでしょうか?

メディアBW裏書きでは
「瞬時に垣間見た源層暦破断層に悲劇のクィーン」
とあり、BZHなどの裏面で語られた源層歴絵巻での創聖使のスタンスとも一致します。
そういう意味では、メディアBW背後の創聖使たちは
メディアの後見人として裏から支えていることを表していると考えられます。

一方、ナディアBW裏書きには
「両ゼウス壁層画に浮かび上る聖神より発光??」
とあります。

そもそも単純に考えると、ナディアが若い頃に既に両ゼウスが描かれているというのは
時系列的におかしな話です。
Gサラオやクラウドールを知った今ならさほど驚きもありませんが…。

裏書きに記されている「聖神」が誰を指しているのかも曖昧です。
これがナディアではなく「謎の超聖神」を示しているのだとすると…。

「両ゼウス壁層画」はこれから生まれる次神子の未来の姿を描いたもので、
謎の超聖神が「描かれている人物」になる予定の赤ん坊をナディア・メディアのどちらに託すか、
そのジャッジが下されたのが「浮かび上る聖神」が「発光」した場面だったりしませんかね。

そう考えると、その対比としてメディアが「悲劇のクィーン」と記されるのも符合します。

ただまあ、今回のタイトル通りの単なるダジャレ…という可能性も否定できないですけどね。

お試しかっ?!

いわゆる「試作シール」と呼ばれるものがあるじゃないですか。

おそらくはシールデザインが確定する前段階として、
いろんな素材で印刷してみて出来栄えを有識者に確認してもらって、
最終的にどのデザインで商品化するかを判断するためのもの…だと考えられます。
実際、絵柄とのマッチングだけでなく素材自体の質や量産時のクオリティなど
さまざまな要因で判断されるかとは思うのですが、ここで一つの疑問。

判断する人ってそんな何人もいるもんじゃないですよね。

思いつくところでは、反後博士、大日本印刷の担当者、あと社内のえらい人数人?
耐久性試験をするとか一般ユーザーにアンケートをとるとかでもない限り、
そんなに広範囲に使われることは無いんじゃないかと思うんですよ。

となると…
いわゆる「試作シール」って、なんでこんなに出回ってるんですかね?

量産用の何十枚分もあるシートに印刷するわけでもないでしょうから、
せいぜい10枚も印刷すれば十分かと。

…にしては、私が過去に存在を認識してから現在に至るまで
いわゆる「試作シール」の有名どころは、あまりに数が多すぎる気がするんですよね。
だって、多くはその当時に破棄されたりどこかに埋もれてたりしてるでしょうから、
何らかの形で「流出」したのは、多く見積もっても全体の2割ぐらいじゃないのかなあ、と。

もちろん、内部の人間が意図して持ち出した場合はこの限りじゃないでしょうから
今世に出回っている数枚というのはそういうレアケースなのかもしれませんが…。

何が言いたいかというと、「試作シール」に対して一定の「相場」が確立したり
ショップの買い取りリストに名前が並んでいたりするのは、実は相当異常な事態じゃないかなーって。

一方で、数が少ないからこそ、誰かが精巧に作り込んだ「それっぽいシール」が混在しても
それこそ誰にも判断つかないんじゃないかという疑念もありますよね。
そうなると、これまで見たことのない「新規の試作シール」なんてものが出現したとしたら、
それが試作なのかどうかなんて、もはや誰にも判断できないと思われます。
それこそ「グリーンハウスの書庫から出てきた」というレベルの裏付けが無いと。

まあ、大手ショップには大物コレクターが口添えしてるという噂もありますから、
そんな新規物でなければショップが偽物を間違って流す可能性は低いと思いますが。
ネットオークションのような一般の人が売りに出した場合とかは、
よっぽどじゃない限り手を出さないのが無難かもしれないですね。

まあ、こんな話にうなずいてくれる人はごくごく一部かと思いますけど。

あの博士は今?!

反後博士は9月3日で御年62歳になられました。

聖核伝が出てから早いもので1年半が過ぎました。
商品のリリースは博士の一存でどうなるものでもないというのは当然ですが、
この1年半どのように過ごされてきたんでしょうね。

じっくりと企画案を練ったり新たな物語を思い描いたりされていたのか、
はたまた仕事のことをすっかり忘れて自由気ままに過ごされたのか(笑)

いつか世に出る日のために執筆活動でもされてたりしたらうれしいですけど、
何の情報も出てこないというのは実にさびしい限りです。

漢熟覇王が続いてるのは、それはそれで別にかまわないのですが、
聖核伝の消化不良気味な終わり方からして、続編が望まれるのは当然のことかと。
ひかり伝が本来望まれていた「ミッシングリンクの補完」を、
それこそ劇的な演出で彩ってほしいと強く願う今日この頃だったりします。

それこそ、シールとして販売されなかったとしても
博士の構想を聞かせてもらうだけでもいいんですけどね。
こんな時代だからこそ、ツィッターでも何でも駆使して
もっとアグレッシブに対外活動していただきたいなー、なんて思うのですが。

それこそ、ファンとのオフ会とかありじゃない??(笑)

ぐるぐるどっかーん

何か前に一度書いたような気もするのですが、
「悪混鬼」って何気にとんでもない設定かと思うわけですよ。

シール裏を見るとわかるのですが、普通に何か技とか行動起こしたりしただけで
二体の悪魔が融合して誕生という単細胞さ。
彼らの執念とかが影響してるとも考えられますが、神帝側が聖儀だの何だの設定されているのに対し
あまりに安直というか適当というか、なんか雑な気がしてしまいます。

更には、どこから手に入れたのか不明な「悪魔渦」を全員完備。
7人集まると巨大な魔穴を発生させるという裏ワザ付なのですが、
ここまで考えると、実はここでもクロノズーが裏で糸引いてたのでは…と妄想が。

渦といえば一昔前だとダークマターが象徴的でしたが、
ひかり源層紀の世界だとクロノズー側にちらほら白黒渦の持ち主が見受けられますよね。
神帝側が聖神パシーやら何やらでナディアや謎の超聖神が味方したのに対し、
クロノズー側が悪魔に肩入れして悪混鬼を誕生させたとも考えられそうです。

まあ、その割にはやっぱり雑なんですけどね。

フックinアイドル 曖!昧!魔印!

パンゲラクシ―に登場した若神子ライバル悪魔の末裔キャラの一人、
「魔印フックノアール」は何故かワニみたいな姿になっていました。

シール裏書きによると
「ルーツのフックが逆進化古代魔鬼化した巨魔物!!」
とあります。
逆進化って、退化ちゃうんかい…と昔つっこんだ気もしますが、
問題は何故フックだけそんな変化を遂げたのか、というところ。
「ハデフェザー剣」という武器がなんとなくクロノズーを彷彿させますが、
この弾のキャラはほぼ全員がゲージツ家モチーフなので関係は薄いかと。
(何でもかんでもクロノズー関連にしちゃうのも何ですが)

最初に登場した「魔人フック」は特に何ということのない悪魔でしたが、
次に登場した「フックRO」では蜃鬼ROと合体したことで存外に化け物じみた姿に。
それが最終戦では「スパルタック」という骨だけキャラになってしまいました。
一体何があったのか謎ですが、ここまでがフックルーツの流れです。

どこにも古代魔鬼の気配すら感じられませんね…。

ここで原点に戻って、元ネタである「ピーターパンの冒険」をひも解いてみますと
意外な事実がわかりました。

かつてピーターパンとの戦いの最中に海に落ちた際、ワニに右手を食べられてしまった。

それ以来ワニが最大の弱点で、ワニの時計の音を聞くだけで取り乱してしまう。

(Wikipedia「ピーターパンの冒険」より)

なるほど、ワニとの因縁はこれですね。
逆進化したことで何故ワニの姿になるのかは謎のままですが。
フック=ワニだとすると、まるで自分で自分の右手を食べたかのような…。

まあ、設定の換骨奪胎はビックリマンのお家芸だから深い意味は無いのかもしれませんが
右手欠損つながりで魔スタリオスと関連してきても面白いかなー、なんてね。

曼Q聖のQuestion

ひかり伝の流れに沿って考えると、
創聖巡師のうちの3人ミロク・ムガル・インカと
創聖使の6人パーミンダロス・カーボメロス・エウリピデボン・
ミレトシルル・オルドトス・カンブディアスは
かつて「曼9聖/超曼9聖」と呼ばれる一団でした。
また大教典によれば、曼9聖は真白域の超聖使3人がそれぞれ3分裂して誕生したとされています。

大教典は博士が直接執筆しているわけではないとすると、どこまで設定が生かされているか
疑問もありますが、ともかく創聖巡師と創聖使はかつて同じグループに属していたわけです。

それがなぜ、後世で異なる集団になったんでしょうか。
どこかのバンドみたいに「音楽性の違い」とか?(笑)

創聖巡師と創聖使は、名前も似ていますが異聖神に肩入れしているという点も共通しています。
しかし部下として全面的につき従う創聖巡師に対し、創聖使は裏から支援するという印象を受けます。
いわば、メディアを中心に置くと創聖巡師は下に、創聖使は上に位置するような関係です。

ひかり伝が公開されるより前は、創聖使は「源層界の古代神」みたいなポジションでした。
普段どこで何をしてるのかわからない、というミステリアスさが過剰評価に結び付いた感じもありますが、
少なくとも創聖巡師と創聖使の間には絶対壁並みの越えられない壁があると思い込んでました。

ここから、曼9聖とは何だったのかとか、何故2派閥に分かれたのかとか、
何かしら考察出来そうな気もするのですが…まとめきれないのでそこは割愛。

超曼9聖メンバーがその後何のために変身or因子転生を行ったのかは不明ですが、
創聖巡師は半獣半神な姿から完全に人型のキャラとなり、怪奇姿にその名残を残す形となりました。
一方の創聖使は、性別・年代を逆転させることで大幅なパワーアップを果たしたと考えられますが
その目的はわからないものの、最終的に創聖巡師同様に源層界に出入りできる立場になっています。

創聖巡師はメディアの部下という位置づけですが、実は逆にメディアを監視しており、
メディアがクロノズーの意図しない動きをしないようにコントロールしていたりして?
そう考えると、元々超聖神ディアナを生みだした真白域超聖使の直系という位置づけなのに
異聖神の配下として収まっているという不自然さにも納得できるかも。
みすみす因子コピーによる異聖天使誕生を許してディアナの怒りを買うあたりも
黒根系クロノズーの謀略と考えられなくもないような??

…ひかり伝以降、何でも深読みしてしまう傾向がありますね。

デジタルデビル物語 ~地デジ達成~

この日、地上アナログ放送が東北3県を除いて停波となり、いわゆる地デジ化が達成されましたね。
我が家はとっくに地デジ対応にしていたので特に何も影響は受けなかったのですが、
この機にと久々にアナログ放送を見ようとしたらデジアナ変換されてて戸惑ったり。

というところで強引にシールネタに持っていこうというのが昔からの私の強引なネタ振りなのですが、
BMでデジタルやアナログというと、真っ先に連想されるのが20弾の3すくみ
「おデジん」「アナログース」「ウォッ珍」
ではないでしょうか?
この場合、デジタルが悪魔、アナログが天使で時計そのものが次代という構成で
当時「あれ?普通はアナログを悪魔に持ってくるんじゃないの?」と違和感を感じたものです。
博士的には、無機質なデジタルが悪っぽく昔ながらのアナログが(情けないながらも)天使というイメージだったのかも?
後に登場した「光ファイ魔」「灯大帝」「超光子」にも通じるものがありそうです。

余談ながら、スーパービックリマンでは
「ヌーベル獏」「サイコガンコ」「リボ竜王」という3すくみが登場しました。
ここでも悪魔が「革新的」という位置づけで描かれています。
博士って結構コンサバなのかもしれませんね。

究極のアンチエイジング

創聖使によって非層から拾い上げられ復活したブラックゼウスは、
シールでは「BZH(ブラックゼウスヘッド)」と呼ばれています。

そこで今回のイチャモン。
「元からヘッドなのに、なんで改めてヘッドと付けたのか?」

ゴモやドラのような二流ヘッドならいざ知らず、影の次神子として生を受けた
いわばヘッド中のヘッドですから、今更そこを強調する意味があるとは思えません。
まだ「ヤングBZ」とか(島耕作かよ)「BZF(フレッシュ)」のほうが妥当かと。

しかもどこかのエリアの主かというとそんなこともなく、
ヘッドの象徴たるヘッドリングすら失っている有様。
そうなるとせいぜいカーネルダークを束ねる親分という程度の意味合いしかありません。

ここでちょっとダークな仮説をば。

ブラックゼウスの肉体は、非層を漂ううちに層断片などでボロボロでした。
元々老化していることもあり、創聖使の「再生手術」も困難を極めたと考えられます。
そこで彼らは、いっそ古い肉体を捨てて新たな肉体を授けたのではないでしょうか。
でもって、オリジナルの「頭」だけを移し替えたのだとしたら…。

彼はまごうことなく「ブラックゼウス」の「ヘッド」なわけです。
うーん、グロい。

歴史を彩るヘッドの陰で

23弾の3すくみは、昔の子供の遊びが共通テーマになってます。

No.265「だるまさんがころんだ」
No.266「缶蹴り」
No.267「かごめかごめ」
No.268「花いちもんめ」
No.269「とおりゃんせ」
No.270「石蹴り」
No.271「ドッジボール」
No.272「おはじき」
No.273「ずっころばし」
No.274「おしくらまんじゅう」
No.275「棒倒し」
No.276「フルーツバスケット」

後半弾に属するキャラとしては、モチーフがわかりやすいのが特徴です。
でもよく見ると違和感を感じるのは、「ドッジボール」と「フルーツバスケット」ではないかと。
この二つだけ、他の10種よりも時代背景が新しい遊びですよね。
フルーツバスケットよりは椅子取りのほうがマッチしている気がするのですが、
単なるネタ切れによる帳尻合わせなのか、それとも…?

で、なんで子供の遊びがテーマなのかというところなのですが、
この弾のヘッドはドラキュロスとサン・マルコ(を代表とする24種)。
いずれも子供の姿から脱却して青年の姿に変わる点が共通しています。
少年時代を回顧しつつ成長していくという背景と
時空を超越する大ポリニア~聖ランドという世界観を表現したものかもしれません。

ちなみに、次の24弾はエズフィトの魔考器材の超文明を反映してか
物理科学に関する3すくみとなっています。
No.277「蒸気機関」
No.278「水力発電」
No.279「ダイナマイト」
No.280「静電気」
No.281「電磁石」
No.282「起重機(クレーン)」
No.283「てこの原理」
No.284「熱力学第二法則」
No.285「集積回路」
No.286「月の満ち引き」
No.287「ぜんまい仕掛け」
No.288「光」

で、25弾でアクア層突入するや否や3すくみはマイナー童話に。
つくづく博士の引き出しの多さには感心しきりですよね。

光と影のレーゾンデートル

そもそも、影の次神子が七色光を操るという設定に疑問を投じたいのです。

言うまでもなく、白日光はプリズムを通すことで七色に分光する性質があります。
ならば虹光波はむしろスーパーゼウスの技であるべきではないか、と。

ここで逆説的な話をしてみましょう。

ブラックゼウスこそ、本当は「光の次神子」だったのでは?!

聖神ナディアからシャーマンカーン・始祖ジュラの両ヘッドに次神子が託された際、
ジュラは「何故俺が影なんだ!?」と憤ったという話があります。
だから、ジュラが託されたのは「影の次神子」、というのが通説です。

しかし、もしナディアが故意に「取り違え」を生じさせたとしたら、どうでしょうか。
つまりジュラに対し、本当は「光の次神子」なのに「影の次神子」だと伝えた、とか。
その真意は、わが子すら利用しようとする「謎の超聖神」に対するひそやかな反抗だったり…。

…って、大事典ではスーパーゼウスも虹光波を放つ素養を持っていることが語られてますし、
ルーツ伝解体歴程におけるジュラヘッドベビーの存在を考えても、取り違えというのは無さそうですよね。

それよりは、七色=神帝カラーという連想から
ブラックゼウスが非層に流されたことで虹のパワーバランスが崩れて
アリババを魔穴ドロップへ導いた…とか、無いですかね?
ネロ魔身の裏面ウワサ欄には「無化空域から7聖光が噴出し消え去ったとか」とありますが
これは「無縁ゾーンから7神帝が旅立った」という解釈もありですけど
「(無化する)魔性般若パワーを浴びて虹光波を放つブラックゼウスが消滅した」という
トンデモ解釈もアリだったりしませんかね?
そもそもヘラクライストに敗れただけで非層に流されるというのは、考えてみれば強引な展開ですが
天界山脈から逃げ延びたところをネロに粛清された、という見解は…どうでしょう?

ま、常識を疑っていろんな説に思いを巡らしてみるというのも面白いものです。
そこから大きな謎解明の一端が始まることもあるかもですよ??

あの日見たキャラの名前を僕達はまだ知らない

発表当時、もしくはその後長い間名前がわからないままのキャラというのは
かつてはよくあったものです。

代表的なところでは、風の大層のシスじゃない方やピーターと一本釣の師匠の老天使。
三葉精の裏面のくじら大帝っぽいキャラなどがいますが、
これらはDSのビックリマン大事典にて20数年の時を超えて名前が明かされました。
老天使のほうはその後ルーツ伝にも反映されましたよね。

マルコロナ光獣や森の大層のウォー太などはシール上での記述が無く、
雑誌などの別媒体で名前が明らかになった典型でしたっけ。
最近はそういうキャラもほとんどいなくなったかと思われます。
姿も無く名前だけのキャラならひかり伝の魔像ブタンや巨魔キングフット野聖などがいますが
これらは本当にキャラ名かどうかすらあいまいなので扱いがめんどくさいです。

あ、「大聖のナディア」で描かれている青いアンドロココなんかは、正式名称不明キャラですね。
本当に「ガブリエロココ」だったら高笑いするとこですが、まぁそんなことはないでしょう(笑)

謎が解消されるのはありがたい半面、楽しみも減ってしまうのがもどかしいところ。
だからといって謎ばかり残されても困るんですけどね。

プリズムの色はうつりにけりないたづらに

プリズムの色もいろいろありますが、
世に出たものは無地・黄・黒・赤・青・緑・ピンク。
(非公式だと水色とかもあったようですが)
オレンジや茶色や紫という色はビックリマンでは使われていませんね。

プリズムの着色は、ホログラムほどではないものの特別感があって好きでした。
逆に無地で出たヘッド(野聖エルサMやネロ魔身崩壊前など)は、
ヘッドなのに入手時にガッカリしたのを覚えています。

背景に色をつけるのって、コストが増したりするんでしょうか?
ビックリマン2000では、ホロプリズムのシールはすべてフチがついていたので
下手にフチ部分にまで色をつけると印刷からはみ出る部分のマージンが必要になり、
コスト増になるという話を聞いたことがありました。
でも旧のヘッドは弾ごとに1-2種だったので、1シート1キャラと考えるとそういう配慮は不要っぽく、
せいぜい全体にインクを塗る分ぐらいしかコスト要素が無さそうです。

あんまり色つきヘッドを乱発されてもありがたみが薄れるのかもしれませんけど、
…とここまで書いて、考えてみればエルサMのあたりから無地プリズムのヘッドって激減してますね。
黄色プリのプタゴラトン・黎元老守、黒プリのダークヘラ・デカネロン・ヘブダヤ・ゴモランジェロはもとより
銀プリでもアンドロココは箔押し処理があったりと、飽きさせないための工夫が随所に見受けられました。
魔スターPのようなエンボス素材、ダビデブのパール系素材など新技術の導入も試みられてましたし、
公取委勧告が無ければ、どんな方向に「進化」していったのか興味のあるところです。

NDS特典だったグラデーションエンボスのワンダーマリアみたいな感じで
背景プリズムもグラデーションなものとか出ないですかね?

マルコのおきて

アニメ「新ビックリマン」では、ピア・マルコは黎元老守に育てられたことになっています。
そのため自身をお守りだと認識していた(あるいはそう教えられていた?)のですが、
確かに天使とも悪魔とも見れない姿なので、お守りだといっても通用していたのかも。

そういや天童ワラベイやカラミヤンのような顔つきなどが悪魔寄りの次代は
そのものズバリ「悪魔系次代」と呼ばれることもありましたが、
それ以外は「天使系次代」ってことなんですかね。
聖魔和合の理念からすると、お守りの混血キャラがいてもおかしくないですが
そういう半端なキャラは登場していないような。
ある程度の高い理力・魔力が介在しないと次代は誕生しない、とかあるんですかね。

もちろん次代=混血というわけでなく、純粋に天使・悪魔のみから派生した次代もいるでしょうが
はっきり記述されたキャラもいないので、判断が難しいところです。
サイキュロスはルーツ的には純粋悪魔でしょうが、超半理力が影響したかどうか悩ましいところ。
逆にひかり伝までルーツを追うと、理力が入り込む余地はどこにあったのかまるで謎ですが。

脱線しましたが、マルコはマリア系統と思われるパーツが目つきぐらいしかなく
いくらマリアが聖心化(天使化ではない)していたとはいえ、天使系に偏りすぎではないかと。
サン・マルコの姿(特にバラの花)が象徴的すぎますね。
蛇乱動剣のヘビ要素が若干悪魔っぽくありますが、ヘビはマリアとは直結しませんし。
マルコロナ光獣ですら怪獣であっても悪魔というイメージには遠いです。

実は本来マルコは悪魔系要素も同じくらい強く受け継いでいたものが、
ノアフォームのように聖魔の心が混在して乱れたり魔に傾いたりする恐れがあり、
それを抑制するために黎元老守が何かしら封印的な役割を担っていた…とか?
お守りヘッドの守理力は、どちらかといえば天使の理力よりも守りの力がありそうです。
(単なる推測ですが)

…まあ、FuzzyMR.の時点で既に天使っぽい姿になってるので、
この説は支持されそうにないですかね?

逃した魚は原型肥大化無限膨張

最近はめっきりおとなしくなってしまってますが、
5,6年前ぐらいはヤフオクで散財しまくってました。

サンプル版シールが即決で次々に出品されたときは必死で張り付いてましたし、
キャッチャー版のデッドストック100個を超破格でゲットできたときは小躍りしたものです。
もちろんそんなウマイ話ばかりのはずもなく、
縦流れシールが後からよく見たら張替えされたものだったりとか、
話が違うと文句を言ったら逆切れされてかなり面倒なことになったりとか…。
まあ、何事も経験ですね(苦笑)

そんな中、一期一会の機会をモノにできたときと同じくらい
モノにできなかったときのことは未だに女々しく覚えているものです。

代表的なところを挙げ連ねてみますと…
・ヘラクライスト赤の試作シール2枚連結版(裏即決されて泣き)
・オリオンズシールの製作途中と思われる印刷見本?(同時出品されたシールの落札だけで力尽く)
・サンプルシール+初期ヘッドの大量セット(初期ヘッドはいらないなと悩んでいるうちに即決される)

細かいことまでは書きませんが、未だに悔やまれるところばかり。
もう少し金銭的に余裕があれば…もう少し見る目があれば…もう少し決断力があれば…。

あのころに還りたい…。

しかしまぁ、なんですなぁ~

「探偵ナイトスクープ」といえば、一時期ほどではないにせよ
今なお関西地区では根強い人気を誇る高視聴率番組ですよね。

なんと先日の放送回で「ビックリマンを売って結婚資金にしたい」という依頼があったそうです。
関東ではU局で数週遅れの放送なのですが、ネット経由で視聴できるところがあったので
今回はその話題をば。

依頼者は31歳男性で、昔集めていたシール約1000枚を売り払い、
結婚資金ができたら彼女にプロポーズしたい
、というのが依頼内容。
以下、シールコレクター目線で番組の内容を追っていきます。
ネタバレありなので未放送地域の方はご注意を。
あと、番組中ではショップ担当者などは本名・顔出しでしたけど
狭いジャンル内でピンポイントに晒すのもどうかと思いますのであえて伏せます。

さて、探偵に促されて依頼者が取りだしたのは、コレクターにはおなじみのヘラクの缶ケース

ちらっと映ったシール束を見ると、後半弾もあったようですけど
超元祖やルーツ伝など新しいシリーズのシールも混じっているあたり、あら?という印象。

シールの価値には全然詳しくないようなので現役コレクターというわけではなさそうです。
おそらくルーツ伝などは、懐かしくて少し買った程度かと推測されます。

ぶっちゃけ、1000枚というのは特別多い部類ってこともないですよね?

かつての公式サイトのアンケートでは

Q.4 ビックリマンシールを何枚持っていますか?

300枚以上:40%

10000枚以上:23%

300枚未満:19%

50枚未満:18%

という結果でしたし。
そもそも全31弾の合計が1440種ということを考えるとなおさら…。
でも一般視聴者からすると、1000枚という数字にはインパクトがあると思われます。

さて番組の流れとしては、まず某ホビーショップに電話で状況を説明。
レアなシールだと一枚1~2万円するものもある、という話を聞いて、
「てことはー、1000枚だと2億!?」と無責任に話を大きくする小枝探偵。

その後、結婚式場に依頼者の披露宴の相談を持ち込んだりしたのち
ショップ担当者とその友人2名(なんで?)が合流してシール鑑定がスタート。

黙々とシール束をチェックする様はまるで交換会の一場面(笑)
もうちょっとプロフェッショナル感が出せなかったのか…と
どうでもいいところが気になってみたり。余計なお世話ですね。

鑑定結果は、後半弾シールが評価されたこともあり
合計124,600円という査定となりました。

これ、一般視聴者の視点だと「そんなにするんだ!」と驚くところみたいですね。
確かに原価(1枚30円)からすると約4倍ではありますが…。

この放送がきっかけで、各地のホビーショップへの買い取り依頼が増えるんでしょうねー。
市場が潤ったり眠っていたお宝が掘り起こされるのはいいことですが、
変にプレミアばかり騒がれたり、バージョン違いやパチ区別のできない素人さんが流入すると
また面倒な事態になりはしないかと杞憂してみたり。

ともあれテレビでビックリマンの話題を目にするのは、やはり嬉しくなるものです。

あ、依頼者のプロポーズの行方は放送を見た人のお楽しみってことで。

もっと…ひかりを…

ひかり伝とまともに向かい合うと負けのような気がする今日この頃。
誰かがあーでもないこーでもないと議論するのを眺めてるのが
ちょうどいいポジションかなと思ったり。
せめて「大教典2」ぐらいのヒントがあればなあ(爆)

という感じで、今なお謎解明の一端を望むディープなファンは少なくないと思いますが
(ディープなファンそのものが多くはないでしょうけど)
公式サイトとしてはもう過ぎたコンテンツを振り返る予定は無いんでしょうか。

ルーツ伝で企画された解体暦画BMデコードが、ほどよくほぐされてノイズも少なく
まさにベスト解説だったように思う反面、
聖核伝では途中からノイズが強く脱線だか暴走だかわからない状況に陥ったのが残念至極。
もっとストイックに進めてくれてよかったのに、太鼓持ちが太鼓打ちすぎでしたね。

結局、昔も今も博士のみぞ知る世界はまだまだ広大過ぎるのですが、
なんとか博士ブレインにアクセスする手段は無いもんですかねえ…?

いまさら魔紀元神器考

デビリン族が持つ「魔器」と幻神が持つ「幻神器」
「まき」+「げんじんき」で「まきげんじんき」とは良くできた話です。

同源士レッド頭巾の聖恵シールドにも両者が描かれていて、
これらを組み合わせることで真の「魔紀元神器」が姿を現す…。
そんな風に考えていた時期が私にもありました。
参考:2003年1月9日「6種の神器」

結局、紐を切るカッターとして聖神剣が、
聖魔融合の悲劇演出として聖鏡盤がそのまんま使用され、
聖曲玉槍もオマケ程度に使われたりもしたのですが
一方のデビリン魔器はすっかり忘れ去られた形となってしまいました。

博士のコメントとしては農耕民族とか遊牧民とかイミフな解説しかされてませんが、
そもそもデビリン魔器の取り扱いを誤ったとしか思えない節がありますね。

最初の失敗は、それぞれ固有の名前が付けられていないこと
ベレ魔ナイトの銅剣には「魔宝剣」と書かれていますが、
ネス魔トロンの銅鐸、ストロ魔トライの角笛には特に記載がありません。
(なんでここで銅矛じゃなくて銅の角笛なんだろう?)

しかし、実は幻神器も当初は正式な名前が付いておらず、
それぞれ「聖神器」とか「聖神鏡器」とか、適当に呼ばれています。

これが改められたのは、アーチ理力最終神として3人の女性幻神が登場した際のこと。
ここでの呼び名がそれぞれ正式名として定着した形となっています。

そうです。つまりデビリン魔器の最大の失敗は、
デビリン族増長型の3人が魔器を持っていなかったこと ではないでしょうか?
超念魔発生球体なんぞに頼って先祖代々(?)の魔器を引き継がなかったがために、
その後の歴史に名を残す機会を永遠に失ってしまったと考えられます。

アーチ理力最終神とデビリン族増長型の対決は、デビリン側が勝利したと伝えられています。
このとき幻神器を奪ったデビリン族増長型が「真の魔紀元神器」を完成させ、
それが魔スターPの手に渡って魔スタリオス復活!

…というプロットが、反後博士の脳内にもあったのではないでしょうか。

でも幻神器の一つ・聖鏡盤をヤマト爆神が魔幻型を目指す際の感知衛星にしちゃったため
話がどんどんずれてしまい、幻神器と魔器を合わせる機会が無くなったのではないかと。

話の持って行きようによっては、キッドス誕生後であっても
天使側が魔器を入手してキッドスの分離に成功するとか、
創聖童鬼たちが入手してそれぞれのパワーアップに使用するとか、
活用させる方法はあったかもしれませんけど…無理に使おうとしなかったのでしょうか。

幻神器のほうは、DS大辞典にて「実は老天使たちが厳重に管理していたものの
その危うさを知らずに幻神たちが勝手に持ち出した」
というエピソード追加がありました。
今度は魔器のほうにも、もう少しスポットを当ててもらえないもんですかねえ…?

闇のみぞ知るセカイ

著名なシールショップの担当者数名とヘビーコレクター数名を一堂に集めて、
コレクターはそれぞれとっておきの超レアなアイテムを持ち寄り、
それにショップ担当者らが思い思いの鑑定額を提示する。
各担当者がおそらく初めて取り扱うであろうアイテムにいくらの値を付けるのか?
その中で最も高値になるのはどれなのか?

…という企画があったら面白いと思いませんか?

ショップ担当者が「こんなものが実在するとは!」と驚いたり、
コレクターが「そんな値段が付くの?!」と絶叫したり、
お互いにいい刺激を受けるのではないでしょうか。

と思ったのですが、そんな珍しいものをショップ担当者が目にしたら
店頭で買い取り募集がかかったりWebでネタにされたりで
あまりいいこと無いかもしれませんね。
コレクターだってそんな貴重な物をおいそれと持ち出したくはないでしょうし。

ネットでも全然画像が出てこない、名前すらひっかからない珍品は
一部のコレクター同士のコミュニティでだけ時折話題になるような、
そういう状態だからこその「ミステリアスな魅力」があるというもの。
古くは福袋版やサンタゼウス、近年でもオリオンゼウスや一部の試作シールが
そんなマニアレベルの高い秘匿アイテムだったかと認識しているのですが、
そういうアイテムは実はまだまだある……はずだと、思うところ。

でも一部のショップがドヤ顔でそんなレア品を展示、販売するたびに
「あー、これもついにオモテに出ちゃったのか」と嘆息することもあったものです。
で、その後精巧な偽物がオークションにちらほら出てきたり…。

この業界、さすがに底を打ったような印象もあるのですが
DNPやグリーンハウスが過去の試作シールを見直したりすると
そこからまたポロっと流れてきたりすることもあったりして??

最近はコミュニケーション不足で情報も耳にする機会が少ないのですが、
私も全然知らないアイテムが闇から闇に流れたりしてるんだろうなあ。

…そういう世界に触れるのもまた、ディープなコレクターの愉しみだったり(笑)

Ω☆

「ディスガイア4」の公式サイトで動画が公開されてます。

以前は静止画だけアップされていましたが、
動画を見るとさらにしょぼさが際立ってがっくりしてしまいます。

今回分かった「コラボ」の内容をまとめますと…

・ビックリマンキャラの出番は魔法のエフェクトとしてのみ。
・それもシールイラストが名前ロゴ付きでわらわら飛んでくるだけのもの。
・魔法の名前も「オメガスター」というビックリマンと何の脈絡も無いもの。

という感じ。

ゲストプレーヤーとかで出てきたら無視できないからそれはそれで悩みの種ですが、
こんな雑な使われ方だなんて、ビックリマンの威光も地に落ちたものと言わざるを得ません。
こんなコラボのために、片やロッテは不良在庫の可能性が濃厚な漢熟2を出すのかと思うと
どうしてこうなってしまったのか頭痛がする思いです。
(ディスガイア4と漢熟が交換条件なのかどうかは憶測ですが)

せめて魔法の名前をBMっぽくするとか、キャラがアニメーションするとかしてくれれば
まだ救いはあったかもしれないのですが…。

愛が無いなあ、本当。

温故知新

新たにホビーが生まれては消えていくのが世の常ですが、
漢熟覇王やゲッテンカのような現行ホビーをとりこぼすことなく追い続ける一方で
BMなど昔からのホビーにも常に目を配り続けるのが現役コレクターの生きざま。
しかし昔からのアイテムはオークションやショップからしか入手できないし
当然ながら現存数は減っていく一方なわけで、古くなるほどに入手しづらくなります。

未だに手に入らないシールやグッズも多々あるのですが、
それらは目にする機会すらほとんどなく、出てきてもかなり高額だったりで
自分の手元までやってくることはもはやゼロに近い状況です。

クリスマス?の黄色プリズム(文字あり)なんかは以前はぽつぽつ出てたのに
最近は何故か文字なしばかり見かけるようになりました…。
これのアンドロココ(小)(文字あり)を探し続けています。
あ、ブーツ本体もね。去年ヤフオクに出てたらしいですが見逃してました。
昔まんだらけで売られたアイスケーキの丸い箱(フタ付き)とか、
ウインターパックの外袋とか(当時買ったんだけどなー)、
まじゃりんこの下敷きなんかも全然出てこなくなりましたねえ…。

得るものが無いとますます開店休業状態。
現行ホビーは惰性で買ってるような状態なだけに、昔ながらのアイテムでワクワクしたいものです。

なんか珍しそうなグッズをお持ちの方いましたら、ぜひご連絡くださいませー。

よろしく哀愁

TBS系の深夜番組「哀愁探偵1756」の12/23放送回にて
ビックリマンシールが取り上げられていました。

毎回ゲストが「哀愁を感じる」と思う事象をテーマに掘り下げる番組で、
片瀬那奈さんがそう感じるものがビックリマンなんだとか。

私、事前に放送されることは知っていたのですが
この日に限ってHDDレコーダーが不調で録画できず…。
保険で動かしていた携帯のワンセグ録画でどうにか補完できた次第です。
(画像が粗いのはそのためで、ご容赦ください。)

もっと言えば、私のところにも某氏経由で企画協力のオファーがあったのですが、
番組側の担当者からの返事が無くて肩すかしをくらった状況だったり。
まあ番組内で出演者が「コレクターから借りた」というシールアルバムを
結構無造作に扱っていたので、協力しなくてよかったかもとは思いましたが(笑)

それはともかく、番組では普通に悪魔VS天使シールについて
年間4億個やら1枚では物語が完結しないやら、
お決まりの説明がされました。


今回もロッテ商品開発部の大野さんがナビゲート。


歴代のビックリマンについて、どっきりシール以降の古いシリーズや
超念写、ビックリコといったシリーズにも軽く触れていたのは個人的にGJでした。
何気に古い世代の未開封パッケージがうらやましいです(笑)


ニャンダーは黒歴史化したのでしょうか…。

ついでに現行の「漢熟覇王」が今回も「今風のデザイン」とか言われていましたが
(絵柄のタッチはBM2000あたりから大して進化してないと思うところですけど)
「1個いくら?」「当時は30円で、今は…80円」
という話題で、出演者全員「高いよね」と口をそろえていたのが何とも。
やっぱりネックになるのはそこですよねー。

という感じで約10分。
取り立てて特記するような話題も無く、当たり障りのない番組という印象でした。

哀愁かあ。
今のビックリマンこそ、哀愁が漂う存在じゃないですかねえ。

戦隊!聖魔どうぶつ園

聖石烈隊と石魔戦隊
ただでさえグダグダ感の強いパンゲ編において、
ますますファンのモチベーションを下げた「いらない子」たち…です。

この弾、ギリテスとモーゼットが双方の後見人的な位置づけで登場した形ですが、
別に部下を付ける必要は無かったんじゃないかと思いません?
各戦隊の役割はパンゲアクターを聖塔に導くことと書かれていますが、
それこそ取って付けたような理由です。
だいたい聖塔=パンゲリンク落下地点であれば、全員場所はわかっているはずですし。

さてギリテスは源層界、モーゼットはエズフィトから来たような描写がありますが
各戦隊のメンバーはどこから来たのかは特に書かれていませんよね。
なんとなくギリテス・モーゼットがその場で生み出したのではないか
(だから彼らの容姿は似通っている)とも思ったのですが、論拠がありませんね。

一つ思ったのは、彼らの使命はもう一つあったのではないかということ。
それはアトランチン中核に隠された「秘宝」を探すことではないでしょうか。

各戦隊メンバーは動物がモチーフになっていますが、
聖石烈隊のメンバーは、鶴・フクロウ・パンダ・コアラ・エイ・マンボウ。
石魔戦隊のメンバーは、蝙蝠・トカゲ・亀・モグラ。

これを生息地別に分類しますと
空:鶴、フクロウ、蝙蝠
陸:パンダ、コアラ、トカゲ
水中:エイ、マンボウ、亀
地中:モグラ

偶然か意図的か、わりときれいに分けられます。
これはギリテス・モーゼットが各エリアで秘宝探しを行わせるために、
あえてこれらの動物の形態を採用したのではないでしょうか。

そして秘宝が地中にあったとしたら…。
唯一の地中探索係である石魔戦隊モゲラを有するモーゼット陣営が
ギリテスを出し抜いてパンゲの秘宝(=アノド?)を獲得したのでは?

…というところで、アノド復活やらスサノオ覚醒やらがあって
超元祖に続くのか続かないのかという流れになのかな、と思ってみたり。

まあ道案内にせよ宝探しにせよ、ヘッドの役割って感じじゃないですよね。

干支にちなんだ話をしようかと

来年の干支はうさぎですね。
年賀状の準備は全くできていないのですが、
アニメ「新ビックリマン」の初期の舞台であるハートタンクエリアにて
4番目のエリア「ルビコン」で初めて登場したカーネルダースが「卯帝」でした。
それまでの3エリアのカーネルダースはアニメでは当初登場せず、
後日12人が揃うという際にしれっと加わっていましたっけ。

新ビの登場キャラは当初19弾次代が中心でしたから、
20弾のカーネルダースはしばらく設定が間に合わなかったのでしょう。
他のキャラも配色がシールと違ってたり、整合性の取れていない個所が散見されますよね。
アウグス子'sとかにもきちんと見せ場を設けてほしかったところですが、
マンネリな流れを断ち切ろうというためか、後半のカーネルダースともども
雑な扱いになったのが少々悔やまれるところかと。

話を戻して、卯帝について…。
アニメでは卯帝の娘がパソンで、ハッカニアンの息子がニューロビンという設定でした。
これほど似てない親子も珍しいところです。
パソンとニューロビンの間に子供が産まれたとして、先祖がえりを起こしたら
とんでもなく異形なキャラが誕生するのではと無用な心配もしてみたり。

さらに卯帝はヘッドの中でも最も短い名前の持ち主です。
文字数だけなら聖静も2文字ですが、読み仮名含めると卯帝の圧勝です。
3すくみまで含めると「ヌ魔」「魔枯」など、さらに上がいますけど。

えーと、卯帝…。
名前の元ネタは中国の「武帝」と思われますが、
ライバルの光亀帝は「光武帝」が元ネタで、どちらも「武」の字が置き換わってますね。

んー、ネタ切れです。おわり。

ひかり伝Reloaded

ひかり伝がどうにも扱いに困るポジションになりつつある気がします。
多くの場面において旧BMとの整合性もよくわからないままですし、
聖核伝に至ってもう風呂敷たたむの放棄しちゃったのかとすら思えてしまいます。
それなりに区切りがついてれば、このままフェードアウトしてかまわないのですが
聖核伝のあの半端な終わり方を見るにつけ、締めるなり続けるなりしてもらわないと
どうにも夢見が悪いというのがファンの共通心理ではないでしょうか。
ぶっちゃけ、謎の超聖神でどこまで引っ張るつもりなんですかね。

ひかり伝発売当初に公式アナウンスされていた「ひかり伝で明らかになる」という数々の謎や、
ピーターの聖源転換問題、方舟組の行方、戴冠式の事件など未解説事項の数々についても
何かしらのフォローがされないと、今のままでは誰一人納得できてないと思うんですよね。

反後博士が豪腕を発揮してガシガシ新設定を積み立てていくのもいいのですが、
誰かがそれを整頓するなり再構築するなりしないと、いずれ豪快に崩れ落ちる気がします。

そこで、絶対にありえないだろうと思いつつも個人的願望を書き散らかしてみますと…、

『ひかり伝1弾からルーツ伝までの再編集企画』
・クロノズー、ゲンキ、ディドス、シャーバサラといった歴代の主要キャラをグリーンハウスが描きなおす。
(ルーツのつながりをイラストから想像するため。同時に売り上げ向上には不可欠)
・スサノとヤマトが似ていない理由、照光が悪魔系新守だった理由など
気になる未公開設定をそれぞれのシール裏で提示する。(明快なQ&Aでなくても可)
・ストーリーを補完するための新キャラを投入。(未登場な聖座や新神児など含む)
新たな謎は投入しない。

いわば「大教典2」に相当する内容をシール上で展開するというのが大目的です。
今となっては書籍として大教典2が発売になるとは到底思えないですが、
「ひかり伝とはこういう話だったんだよ」という概略や総括みたいなところは
少しでもチョコを買っていた人なら気になるところだと思うので、
それをチョコの購買に結びつけることが出来れば一石二鳥かと。

まあ、グリーンハウスの二人が「自分らの作品の二次創作をさらに描きなおす」
なんてことを引き受けることはまず無いでしょうし、
反後博士も一度通過した話をくどくど振り返ることはやりそうにないので、
そもそもこの企画は成立しないだろうと思います。

ただここまでの内容でなくとも、何かしらひかり伝のフォローが行われた上で
旧BM、ひかり伝、ルーツ伝、聖核伝を総括した最終シリーズが発売になるというなら、
ファンとしては願ってもない展開なんじゃなかろうかと。

現実的には、いずれ聖核伝2が出たとして
またまた何じゃコレ的な内容になりそうな予感…。
「どうせ期待できない」と思われるのって、一番マズイ状況かもね。

結果が全て

ここんとこ新企画の提案ネタが続いているのは、
それだけ現行商品や現行スタッフに期待できていない不満の顕れであり、
とにかく結果で示していただきたいという願いの裏返しでもあったり。

さて、既存ネタの派生系や流用系以外で全く新規の企画ネタというのは難しいのですが、
シンクロXや漢熟覇王のような意欲的なジャンルを送り出そうという場合って
どういう取っ掛かりでスタートするんでしょうね。

たとえば、「ガッツ!シンクロX」の場合は
「複数のシールを組み合わせる」「蓄光やWシールなどのギミックを盛り込む」など
2000でやらなかったシール遊びを軸にして企画を練りこんでいったのではないかと推察されます。
「ゴースト村の何事件」は、「古民具」「フォークロア」といったビジュアルが先行し、
そこから天界VS魔界といった肉付けがされていったように感じられます。
「漢熟覇王」は、「漢字ブーム」「他社コンテンツとのコラボ」というところを狙ったんでしょうが
それぞれの要素がうまく融合できず、逆に潰し合ったようなのが残念なところです。

最近の傾向として、「予算をかけない」という要素が強いように思われます。
シール素材を紙だけにする、プロ野球シールをやめる、コラボで権利を安く使うなど、
ある程度の売れ筋が見込める悪魔VS天使以外ではお金をかけられない台所事情が見えてきます。
そうなると、今後も質素な素材に質素なイラスト、奇妙なコラボ(BMコンテンツの投売り)が続くのかも。

そもそも誰も期待していないところに魅力の乏しいシリーズを持ってこられても、
ヒットに結びつけるのは相当大変なことだろうと思います。
それこそ企画力がモノを言うところで、本当に面白い内容であれば
素材が紙だろうが素人のイラストだろうが関係ないんでしょうが、
それが出来れば苦労は無いということですよね。
勝てば官軍 負ければ賊軍。
100%勝てる見込みなんて誰にもわからないわけで。

ただ、そうなると「ビックリマン」の看板はむしろ足かせにしかならないような…。
オールドファンがビックリマンに期待するところは、どうしても悪魔VS天使が基準になりますし
「ビックリマンは元々どっきりシールなども含むから、何やっても間違いではない」
というようなお題目がいまさら市場で通用しないのは誰が考えてもわかること。
「ビックリマン」のネームバリューはそれ相応のアウトプットを求められますから
ヘタなものを出したら逆効果にしかならないでしょう。
とはいえ、ビックリマンですらないものは企画が通らないとか問屋が受け入れないとか、
シール食玩に対する逆風はまだまだ吹き荒れていることも想像に難くないところ。

ならば本質的な話になってしまうのですが、
この時代、「シール」をオマケにする意味ってあるのでしょうか?

「ビックリマン」の名前を使えばまだ少しは売れる。
しかしチョコのおまけシールでなければビックリマンとは言えない。
だからコンテンツの疲弊やブランドの劣化は承知の上で、仕方なく今のスタイルを続けている。
…てなところだったりして。

安易な復刻企画に走っていないだけ、まだ望みはあると考えているのですが
それもいつまで続くかなあ…。

秘密のケンミンSEAL

以前、「ご当地ビックリマン」を作ってはどうか、というネタを書いたことがあります。
http://kyutabm.sakura.ne.jp/blog/2007/10/071013.html
このときは、各地の空港等で販売する限定版というイメージだったのですが、
このアイデアをもう少し練り直してみました。

47都道府県をテーマに、ゼウスやロココなどがご当地風にチェンジ!
かつてグリーンハウスが描いたというナゾのご当地ビックリマンの全国展開版です。
気がかりは、キャラ人気の偏りをどうカバーするか、ですかね。
「なんで俺の出身県が悪魔なんだ」とかいう声が予想されますし、
47全部をヘッドにすると食傷気味なので3すくみを混ぜると一層顕著になりそうです。

それでもあえて敢行したとしますと…

東京:スーパーゼウス
大阪:スーパーデビル
神奈川:ヘッドロココ
愛知:サタンマリア
北海道:ヘラクライスト

…というように、大都市圏は人気ヘッドを割り振るとして

奈良:ヤマト王子
京都:牛若天子
高知:一本釣帝
青森:魯神フッド(りんごつながり)
群馬:騎神アリババ(馬つながり)

…なんかもイメージ的に悪くないところかと。

難しいのは・・・
茨城:愛然かぐや(いばらつながり)
千葉:魔肖ネロ(ミ●キーつながり)
鳥取:ネロ魔身(砂漠つながり)
福井:照光子(地味つながり)

というあたりでしょうか?(汗)

47全部別々のキャラである必要も無いとは思いますが、
ブラックゼウスやシャーマンカーンなどは逆に使いづらい気もしますね。

裏面は反後博士にご当地ネタのダジャレ満載の文章を考えていただくということで。

で、この商品の一番の特徴なのですが、
西日本版と東日本版でキラ・ノーマルを変えるというのはどうでしょう?!

つまり東日本版では、東日本の都道府県のキャラがプリズムシールで
西日本のキャラはノーマルシール(もしくはアルミとか、とにかく違う素材)
もちろん西日本版はその逆。
「意味のある地域格差」を狙ってみたわけなのですが、どうでしょう?
ロッテ的にはシールコストを下げられますし、
営業的にもアピールポイントとして使えそうですし、
マニアは両方集めるから売り上げ増も見込めますし、
一般層向けとしてもキラ・ノーマル種別があるとメリハリあっていいですし、
メリットたくさんじゃないですかね?

あと、この企画でグリーンハウスがデザインしたご当地イラストは
それ単体でも別のノベルティに展開しやすいですよね。
それこそ空港や道の駅などの土産物屋にキーホルダーとして並んでいても
違和感無いんじゃないかと思うところです。

唯一の懸念としては、48ミリシールだとご当地要素を詰め込んだとき
ごちゃごちゃしすぎて見づらくなるんじゃないか、というぐらいでしょうか。

名づけて「ビックリマン都道府県伝」、いかがでしょうか?

まあ、まじめに考え始めたら47個をそれなりに無難なキャラで埋めるのは
相当大変な気がしますけどね…。

リアルポーズ2頭身の行方

次界創像聖典の続報が途絶えて久しいですが、
もしこのまま第2弾の始祖ジュラ、第3弾のサタンマリアが世に出ないとしたら
特典用に作成が進んでいたであろう新規描き下ろしシールはどうなってしまうのでしょうか。

おそらくこのブログ読者層の大多数はフィギュアよりシール重視かと思うのですが、
少なくともイラストが公開されていたジュラに関しては裏面もほぼ出来ていたと思われますし
マリアもきっとシールデザインぐらいまでは進んでいたんじゃないでしょうか。
もしかしたら第4弾(第二章第1節)以降のデザインも…。

またヘラクの箱に古文書みたいなタンゴマンメッセージが記述されていたように、
秘められた(後付な)新設定が公開される可能性もあっただけに
これらが闇に葬られてしまうのは何ともやりきれません。

ポーズ違いばかりの「リメイクセレクション」みたいなものが出たら嬉しいところですけど、
キャラが2、3種類だけじゃ話にならないですね。
そういえば今年は復刻元年だとグリーンハウスの年賀状に書かれていたそうですが、
聖核伝の3すくみは復刻ではありませんから、フィギュア向けシールのことだったのでしょうかね。
(他にも世に出なかった企画があったのかもしれませんけど)

まあ、まだフィギュアが発売されないと決まったわけじゃないですけどね…。

おめでとうベース盗騎士

そういえば千葉ロッテマリーンズが日本一になったそうで。
やたら放送延長してたのを私も興味本位で見てみたりもしました。

で、こういう話題になると決まって飛び出すのが
「優勝記念にマリーンズシールを作らないのか」
という話ですよね。
実際、プロ野球シールにご執心な某研究員も何かしらつぶやいてましたっけ。

まあ、出すなら出してくれて何ら問題は無いと思うんですが、
今更ビックリマンと関連付けて、誰に何のメリットがあるんでしょう?

現行商品としてビックリマンが人気だとか、
少なくともプロ野球チョコが発売中でその後押しになるとか、
それなりに意味がないとそもそも企画として成り立たないでしょう。
今のロッテにとってビックリマンがどの程度の位置づけかなんて聞かなくてもわかるし、
まだまだ不景気なご時勢じゃご祝儀代わりにシール作る余裕も無いでしょうし。
(そもそもそんな発想に至らないでしょう)

だから私はマリーンズシールにもプロ野球シールにも全然期待してないですし、
某研究員もそんなことより別のところに尽力していただきたいと思う次第。

まだ選手の顔写真入りFitsが発売されるほうが現実味があるってもんです。

それでもパンゲは回っている

たまに昔書いたネタを読み返すと、すっかり忘れていた内容などもあったり
意外な再発見があったりします。

たとえば2002年11月のこのネタ。
アクア・イタリアーナ

モチーフ的に東西交流の象徴たるマルコがエズフィトに向かうことを
ヨーロッパからアフリカ大陸へ渡ることと重ね合わせ、
アクア層=地中海ではないか、という説を論じたときの話。
地中海の中央に位置する三角形のシチリア島はエトナ火山を有し、
なんとなく黒三角が火を噴く描写を想起させます。
アクアの入り口・天空の門の元ネタもイタリアのどこかにあるのかもしれませんね。

さて、シールストーリーではエズフィトへの旅の途中で
ギャルジャーたちが戦線離脱してダファドルームへ飛ばされてしまいます。

その後のパンゲ編は、ご存知のとおり古代地球のパンゲア大陸がモチーフということで
これまたぜんぜん違う世界観となってしまうわけなのですが、
ここでふと思ったのは、この構成ってドラクエIIIに似てません?

ドラクエIIIの世界観は、上下二段のマップが存在し
上の世界からギアガの大穴を通ると下の世界へ移動できるというものでした。
上の世界は現実の世界地図と酷似したもので、ギアガの大穴はちょうど中東のあたり。
ギアナ高地のサリサリニャーマという、巨大な陥没穴で知られる山が元ネタだそうですが
日出づルートを通ってダファドルームに到達するというのと、経路は違いますが
イメージを重ねることはできるかな、と。

でも待てよ、パンゲはシール裏イラストから地球と同じ球体世界と考えられますよね。
さらに、土の大層から穴を掘り進めるとエズフィトに到達という記述もありました。
てことは、球体は球体でも実はパンゲと旧BM世界とは表裏一体、
つまりひとつの球体の表側がパンゲで、裏面(内面)が旧BM世界
…ってこと?
地球空洞説的な発想ですが、そうなると旧BM世界が異様に狭いことに(笑)

ビックリマンの地理に整合性を求めてはいけないのは重々承知ですが…ぐむむ??

パチってハニー

最近のシールショップの傾向として、どうもパチモノをプッシュする動きが強いようです。
オフィシャルなシールはあらかた底が見えてプレミアも確立していたり、
コレクター側でもめぼしいものは入手済みだったりで新たな感動に乏しくなって、
次第に自作やパチ方面にシフトしていくのも自然な流れかもしれません。

パチモノはマイナーシールとまた違い、どんなシリーズがあるのか、
どんなキャラが存在するのか、全部で何種類あるのかなどなど
絵柄もさることながらまだ多くの謎が残されているのが最大の魅力なのでしょう。

ただ、個人的にはパチモノにはまるで関心が湧かないので
今の流れは少々残念でもあります。

でも、このパチブームって本当に盛り上がっているんですか?
ショップ側がなんとか盛り上げようとしているだけってことないですか?

もともとオフィシャルなシールコレクターが減ってきている昨今で、
さらにパチを集めている人がそんなにいるのかという疑問なのです。
少し前にも、唐突に韓国版BMをかなりプッシュする風潮がありましたが、
あれも一応は韓国ロッテの正規品という扱いですけど、中身はパチと変わらないですよね。
ハチャメチャなプレミアもあって大多数のコレクターはそっぽを向いたようですが、
一部のショップと一部の個人コレクターが市場開拓と相場確立に頑張っていたのが思い出されます。
電通しかり、ブームは半ば強引に生み出される場合も無きにしも非ず。
裏ではいろんな思惑があるんでしょうが、想像の域を出ませんのでこの話はこの辺で。

それにしても、メジャー、マイナー、自作、パチときて
次はどこにスポットが当たるんですかね。

287/287

苦節○年、やっとコンプしました!

「ニッスイ ビックリマンソーセージ」の缶バッジ!

かつて2005年に「初心者缶バッジコレクター」という記事を書いたり
2008年には「缶バッジマスターへの道」なんて話も書いたのですが、
その時あと1個でコンプというところまで来ていたのですが、今回ようやく最後の1個「怪虎師」をゲット。
いやー長かったです。

…って、私が所持している最大番号のキャラ「No.287 聖神ナディア」より先が存在しなければ、ですが。
アニメ放送より一歩遅れてバッジ化されていたのでしょうから、
最終話付近は新ビックリマンへの移行期でニッスイもそちらに力を入れていたはず。
なのでゴモランジェロやヘッド化5神帝、ダビデブなどは登場していないと思うのですけどね。

ちなみに未開封コンプにはまだ10種以上足りていません
ヘッドの逆キラ、ポンプ幻神のエラー版などもゲットしたいところです。
何故かチョコで言うところの6弾~9弾あたりが少ない気がしています。
この辺はプレゼントキャンペーンのキャラとかぶっていて、そっちは出回りが多いのですが
不思議とバッジ未開封の流通量は少ないみたいです。
10弾以降でまた上昇に転じて、最終弾(ヘッド15弾、すくみ13弾)付近でまた下降。
面白いものです。

ところで、入手先としてはオークションでまとまった数のバッジをゲットすることが大半のため、
ぶっちゃけダブりが半端無いです

錆だらけなものや退色しているものも中にはありますが、
未開封なもの、開封済みでもそこそこ状態のいいものも多数あります。
無造作にビニールにまとめているだけなので、状態悪化が気がかりではありますが…。

上記の未所持バッジをお持ちの方で、交換希望という方がいましたら
手持ちはたくさんありますので是非にお願いいたします(^^;

あと未だに入手数皆無な、新ビックリマンのぴったんこ人形も募集中です~。

AvsKvsBシール

AKB48のニューシングルが初日だけで56万枚も売れたそうですが、
即ヤフオクに大量出品
という話題がネットでニュースになってました。
どういうことかというと、CDに同封されている握手券目当てのファンが
一度に10~100枚単位で購入しているらしく、握手券無しのCDが放出されているそうで。

まさに往年のビックリマンチョコさながらというか、
オマケ欲しさに本体を蔑ろにするところが笑えないところです。
まあ、あちらさんはそれがわかってて商売してるわけでしょうが…。

血迷ってグリーンハウス製のAKBシール全100種とか出されたら
それこそ笑ってられなくなりそうですが(^^;
(研究員も似たようなこと考えませんように。)

でもまあ、AKBのメンバーを悪魔VS天使キャラのコスプレ状態でイラスト化して
「AvsKvsBシール」とか売り出したら面白いかも、とか思ってしまった今日この頃。
もし実現したらこの輪の中に入らなければならないのかと思うと相当憂鬱かも。

抜け道ランナウェイ

天魔界から次界まで、無縁ゾーンの下に伸びる秘密の近道。
それが次界暗裏ロードです。
このショートカットを最大限に活用することで
ワンダーマリアは後発にも関わらずヘッドロココの先回りをすることができました。

でも、何でそんなものが存在するんでしょうか?

思えば悪魔の方が領土拡大には意欲的で、
天魔界本国を離れた世界を拠点とする悪魔も数多くいます。
無縁ゾーンには魔怪たちが土着していましたが、
悪球エリアの魔胎伝ノアや螺エリアの魔スターP
次動ネブラのダークヘラも種族的には悪魔ですし、
遠い異層にはエズフィトも存在します。

そう考えると、古い時代に天魔界から旅立った悪魔たちの中に
既に次界までの道を開拓した一派がいても不思議ではありません。
無縁ゾーンは「全ての理力が正常に働かない」とか言われていましたが
魔力は問題ないのであれば、のそのそと旅立った悪魔がいても何の不思議も無いかと。
ロココが通った跡にウイングパスストリームが完成したように、
人が通ると道ができることもあるのがあの世界の条理。
ならば暗裏ロードはその際の産物だったりしないでしょうか。

ヨーロッパ人が15世紀にアメリカ大陸を発見するよりも前、
シベリアとアラスカがまだ地続きだったころに移住した人々がいたとか
南太平洋の島々からイカダで流れ着いたとかいう話があるように、
実はもう先駆者がいた、ということは無いんですかね。

とか言って、もしかしたら何かの理由で天魔界を離れた魔胎伝ノアが
単に天魔界との交通の便を図るために造らせたものだったりして。

無次元 is freedom

次界第一エリア「次動ネブラ」は、万物が動き重力が上に働くという
居住性が非常に悪そうな荒野でした。
第二エリア「智道」は、暴風吹き荒れる細い道に巨大な穴が5つも空いている、
開拓地としても不向きなエリアでした。
穴の奥に快適空間を作り上げたゴモさんの活躍無くしてはとても住めたものではありません。

まあそのためでしょうか、曼聖羅が目を付けた第三エリア「無次元」
そんな珍百景とは無縁な世界だったようです。

といっても、無次元の本来の姿は私の知る限りどこにも記述されてはおらず、
舞台はもっぱら「次曼聖羅」(第二曼聖羅)でした。
※余談ですがこの「次曼聖羅」という表現はホロセレク頃まで使われていなかったような?

曼聖羅撤退後は第一~第三エリアに聖フラダイスが建国され、無次元の実体はナゾなまま。

「天蓋瀑布」みたいに名が体を表すエリアならともかく、「無次元」という言葉から風景を想像するのは困難です。
「智道」だって、この名前からあんなビジョンをイメージするのは不可能ですよね。

そんなわけで無次元はひたすら謎なエリアなのですが、
もしかしたら本当に「無」なエリアだったのかも??

ビックリマンレディー

なんかかなり以前に似たような話を書いたような気がするのですが、
過去ログから探せなかったので、とりあえず書いちゃいます。

ビックリマンを売るにはどうすればいいか。

この大命題に対し、過去の事例からして結局はこちらに落ち着かざるを得ないと考えます。

1.旧悪魔VS天使のキャラを活用すること
2.メイン世代を2~30代男性に絞ること

聖核伝がまさにこれをやろうとして、それなりにいい方向に向かったかと思うのですが
いかんせん反後ワールドの「重さ」がネックになってか、伸び悩んだようにも思えました。
もっとおバカに突っ走ってみることも時には必要ではないでしょうか?

そこで私は、ある一つの実例をもとに提案してみたいと思います。

その実例とはズバリこちら。


「キン肉マンレディー」

早い話が、キン肉マンの超人たちがほとんど全員女性として描かれている
パラレルワールドの物語なのですが、
これをビックリマンでやってみませんか?


天使も悪魔もお守りも、全員女性化!
天使は美少女系に、お守りはキュートな着ぐるみ系に、
悪魔は少しだけ妖艶さを漂わせた感じに。
もともと女性のキャラはあまり変化無いと思いますが、
それはそれとしてアリではないかと。
ヘッドはゴージャスな女神チックに描かれればなお良し。

キャラはスーパービックリマン方式でセレクト。
3すくみは1弾から選抜し、ヘッドはスーパーゼウスからブラックゼウスまでの6人。
イラストはグリーンハウス…ではなく、あえてくろのさうるすさんか他の絵師を導入。
素材をいろいろ変えられなければ、アルミ素材で背景の色だけ変える「魔女の鏡方式」でもOK。
予算は抑えてもいいものは作れるはずです。

「魔女VS天女シール」とでも銘打って販売すれば、漢熟覇王の10倍は売れる自信あります。

反後博士が現場を離れた今だからこそ実現できそうなこの企画。
いかがなもんざんしょ?

ディスガイアファンの意見が聞きたい…

何やらゲームショウで聞き捨てならない話題が発表されたそうで。

「魔界戦記ディスガイア4」に「ビックリマン」からゼウス・ロココ・神帝が参戦?!

これが本当ならば…てゆーか本当なんでしょうけど、
何ともうんざりする話です。
(別にディスガイアを貶したり軽視したりという意図はありませんので念のため…)

漢熟覇王は「日本一ソフトウエアのコンテンツ+ロッテの商品」でしたが
今回は逆に「ロッテのコンテンツ+日本一ソフトウエアの商品」というパターンなのですね。

漢熟覇王はビックリマンであっても悪魔VS天使ではなかったので
大多数のファンは対岸の火事として放置することもできたわけですけど、
この流れはちょっといただけないですね。

ゲームキャラとして登場するのか、
ゲストとしてどこかの町に顔を出す程度なのか、
…まあその程度ならいいのですが。

ゲームの特典に公式シールがついてきたり、
次期悪魔VS天使のストーリーにディスガイアが絡んできたりしたらもう…ね。

今回のコラボは他にもアニメ店長やら電撃マ王とも絡むらしいので、
裏を返せばそんなに大した役割を与えられはしない、オマケ要素程度かも?とも思うのですが
いずれにせよ「ビックリマンブランド」が投げ売りされているようで何ともやりきれない気持ちです。
むしろしっかりと作りこんでくれるならいいのかもしれませんが、
ゼウスやロココという時点で客寄せパンダの空気がプンプンです。

反後博士の管理下から外れた悪魔VS天使コンテンツがどう転がされるか、
現行スタッフの心づもり次第なのかもしれませんけど…。

気にしすぎでしょうか?

夏は緑生い茂る季節

突然ですが、誰か「聖盆ミロク」という盆踊りスタイルの自作シール作りませんか?
さぞかしインパクトのあるものになるかと思います。特にインカ、インダスト。

さて今年のお盆休みは大した長期休暇にならなかったものの、
暑い中一年以上ぶりで実家に帰省してきました。
と言ってもこのブログで語るような話題は何も無いのですが(笑)

余力があればシールショップを巡ったり地元の知人と集ったり、
あわよくば再度グリーンハウスに突撃かましたりしたいところでしたが
そんな余裕はまるで無く、ごくごく普通に帰省して、そそくさと帰ってきました。

そういえば私がグリーンハウス社屋に単独突撃したのはもう3年も前になりますか。
今でこそ悪魔VS天使のデザイナーとしてGH米澤・兵藤両氏は広く知られてますが、
当時はまだまだ知る人ぞ知るという程度の認知度ではなかったですかね?
少なくとも私は、それまでお二方の顔すら見たこと無かったですよ。

それがジパ伝GxSやらゲッテンカやら聖GOアッキーナやらで徐々に顔と名前が売れ始め、
今や反後博士に匹敵するマニア知名度を誇ってらっしゃるのではないでしょうか?
当時からコロコロなどで露出しまくってた博士と同等というのはかなりのモンですよ。

ただ、それだけありがたみや希少性は薄らいできてるような気もしますけど、
まだまだファンにとってあこがれの存在であり続けていただきたいですね。
聖核伝の続編などにも期待が寄せられるところではないかと。

…本家が「聖盆ミロク」を作るってのもアリですか?(爆)

キャリーオーバーフロー

かなりご無沙汰な話題ですが、
「ビックリマン★モバイル」について。

ガチャポンコンプで特製セル画をもらって以後
特に新しい動きも無くてすっかり放置状態で、
毎月300ずつ加算されるポイントも貯まりに貯まって
気づけば3685ポイントもありました。
でもなんだか解約に踏み切れないんですよね。

さて、今回利用規約の変更が行われたそうで。
それによると、今後ポイントに保持期限が発生するとのこと。
現在までのポイントは、半年後の2011年1月31日を過ぎると消滅!
今後獲得するポイントも獲得後半年以上は持ち越せなくなるそうで。

どうせ使い道が無いからあっても無くても変わらないのですが、
みすみす消滅させてしまうのもなんだかもったいない話ですよね…。

ですが、メルマガも一年以上前に止まってますし、
既にアニメ放送が終わって久しいので、これから新たなコンテンツ追加も望み薄。

3685ポイントも何に使えというのでしょうか…?(汗)

写実的聖神皇

リアルフィギュア・ヘラクライストついに発売!

最初に情報が発表されてからもう何か月も過ぎましたので
やっとこさという印象です。
月並みな表現ですが、我が家にもヘラクがやってきました(笑)

それにしても、箱がでかい!

いや、中身もそれ相応にでかいのですが、
聖典というからには百科事典並みの厚さを想像していたのですけど
まさかむしろ立方体に近いとは(爆)
確かに後ろになびいたマントなどを考えれば、奥行きも必要なわけですが
いやはやどこに片づけようかと頭を抱える次第ですよ全く。

てなわけで、次界創像聖典第一章第一節「ヘラクライスト」のご紹介。

まず正面にはマジックテープで留められた扉があり、
そこを開くと扉裏面に反後博士からのメッセージが記載されています。
裏書きチックに意味ありげな設定(?)がしたためられていて、
なかなか興味深いところですが、裏書き文調は長いと疲れますね(^^;

なぜか「巨魔霊」がちらほら絡んできてるのですが、また何か新設定??

で、メインなヘラクフィギュアはこんな形で収納されております。

展示されていたときのイメージよりは小さく見えなくもないのですが、
それでも十二分に迫力のあるサイズですね。

魔力逆転ソードは別パーツ。
これを右手にどうやって握らせるのか小一時間悩んでしまいましたが、
柄の部分が外れるんですね。フィギュアファンには常識なのでしょうか(汗)

でもって、こんな感じに。
かっちょええですなあ。

さてさて、ある意味こちらがメインという声も大きいであろう
特典の2枚組シールについて。

こんな封筒に入っておりました。

でもって中には52ミリサイズの裁断済みヘラク
48ミリ新旧ポーズ違いのWヘラクシートの2枚入り。

表面加工は話に聞いていた通り、聖核伝の天使と同じ仕様

そして裏面は、反後博士の書き下ろし!

…ですが、すみませんがこの場での公開は控えさせていただきます。
一応「購入者の特権」ということらしいので。
すぐに情報は出回ると思いますけどね。

さて、当初は2カ月に1体のペースでリリースされるとか言ってましたが
次の「始祖ジュラ」はいつ発売…いや、いつ予約開始なんでしょう??

嵐の前の?

なんでも、リアルフィギュア「ヘラクライスト」が7月上旬に発売延期になったそうで。
思いのほか注文が多かったのか、制作に難航しているのかわかりませんが、
手元に現物を拝むのはまだ少し先になるようです。

道理で、いつまでたっても第2弾「始祖ジュラ」の予約が始まらないわけで。

先のトレフェスでも感じたのですが、
ここにきて急速にペースダウンしているような気がしてなりません。
発売が近いのですから、今までシークレットになっていた
特典シールの裏書きであるとか聖典たるパッケージの秘密とか、
ジュラやマリアの情報もそろそろ小出しにしていい時期だし、
まだまだ語れる内容があると思うのですが…。
予約受付が終了しても店頭で買う人だっているでしょうに、
この静けさは一体どうしちゃったんでしょうかね。

宣伝もできないくらい忙しいのか、それとも??

聖核伝の核はどこに

公式サイトで3月以降長々と続いてきた聖核伝の連載コーナー
今回でとうとう最終回を迎えました。

…が、結局何が言いたくて何が明らかになったのかもわからない状態で、
この連載がもたらしたものは一体何だったんだろうと考えてしまう次第。

こうなった要因はいくつかあると思うんですよ。
ひとつは、聖核伝が難解すぎること
クラウドールの構造やら1440夜物語やら、
既存概念とはひとつ壁を隔てた新概念が連発したことで
理解しづらい状況を加速していた気がします。

もうひとつは、博士と研究員の対話形式で進められたということ。
研究員は、当初は博士の言葉をかみ砕いて説明する役割だったのが、
途中から同じようなノリで会話する場面が多くなり、
研究員の想像や考察、博士の謎かけなど、ストレートではない物言いが増えました。
二人ともむやみにテンション高くなって、こちらとの温度差が広がったのも一因ですかね。
せめて毎回「今回のまとめ」みたいな情報を載せてくれたらよかったのですが。

で、最終回でも「反後節」は「舌好調」なわけですが
「『意志を持った存在』である『クラウドール・インバイアラメント』の能力を持つことで、
次なる『超次界』へのアクセスが可能となるのです」
「まるで成長する人間の『脳:ブレイン』の様な働きが今回の「聖核伝」の層域だったのです。
まさに人類の進化の過程、知識・経験に基づいての個性形成等と重なるイメージが今回のステージ『聖核殿』なのです。」

ということで、聖核伝のメインステージ「クラウドール」はまさに人間の脳形成に重なるということ、
この先は意志を持った「聖核殿」の「主」が外界へのアクセスを開始する、というところでしょうか。
ひかり伝から語られてきたビックリマン世界構築の物語は、
心臓や神経系、そして脳が人格を得たことで次のステージへ…
いよいよ「動き出す」寸前なのかもしれませんね。

…とかもっともらしく語ってみても、私自身何をしゃべっているのかわかってません(爆)

ちなみに、文中で登場した謎のキーワード「チョウケイウカイ」とは
「長頸烏喙」と表記し、
〔史記(越世家)〕范蠡 (はんれい) が越王勾践を評した語。
首が長く、とがった口先をした人相。
才知があって忍耐強く、艱難 (かんなん) をともにすることができるが、
残忍・貪欲 (どんよく) で安楽をともにすることはできない性質という。
(goo国語辞典より)

だそうで、
聖核殿から東西南北に飛び出した4つの「始覚球」が「長頸烏喙」キャラとなる?
いろいろ想像できるのかもしれませんが、何一つ決め手に欠けるのが…。
全然違う意味かもしれませんし、今回も投げっぱなしです。

聖核伝は、源層界完成の大詰め段階ということで
謎の超聖神にもっとも近づいたシリーズと思われましたが、
今回もまた真実は先送りとなった格好です。
でも、そこまでして引っ張る内容なんでしょうかね…。
これで次のシリーズでいよいよ謎の超聖神の姿が出たとして、
なぜ誕生したのか、どんな意思が働いたのか、
そのあたりはよくわからないままになりそうな気もします。

今となっては謎の超聖神以外の謎には触れられることも無さそうですし、
ファンの消化不良度は増す一方だということを、理解いただきたいものです。

幕張・秋葉原ホビーフェアツアー(後編)

ある種邪魔っけな神羅の箱をぶらさげて秋葉原IN。
ここでの目的は、先月の有明に続きまたも開催となる
トレジャーフェスタin秋葉原、です。

前回はサンプル版ゴールド魔スターPが話題を掻っ攫いましたが、
今回はサンプル版イエロー魔統ゴモランジェロが目玉出品!
なんとも半端な印象を受けたのは私だけってことも無いと思います。

しかし開催前から気になっていたのですが…。

公式ブログが、やけに物静か。

前回はこれでもか!とばかりにプッシュプッシュだったのですが、
今回はオークションの告知ぐらいであとはひっそり状態。
人に集まってほしくない理由でもあったんでしょうか?(穿ちすぎ?)

そんなトレフェスは、場所が前回よりずっと狭いためか
屋内は出展業者でぎゅうぎゅう状態、オークション出品物は屋外に展示という状態。
ビックリマン関連で特別な展示コーナーがあるわけでもなく、
前回のような催しを期待していた人にとっては期待外れだったかもしれませんね。
(だからこそブログがおとなしかったのかも?)

ちなみにこのゴモランジェロは35万円でご落札。
魔スターPの半額ですが、これはこれで妥当な線かと。
この手のサンプルシールは1枚7,8万ぐらいしますが
それが4枚つづりでなおかつBMプロジェクトのお墨付きですからね。
単なるプリズムシールだからこそ、偽造が怖くてヤフオクなどではおいそれと入手もできないわけで
そう考えるとオフィシャルの大看板は実は相当な後ろ盾なんですよね。

かく言う私も、今回は最終落札額とほとんど変わらない値段で入札してました。
だからこそ逃がした魚が大きいというか、もう一息上乗せしていたら…と
ずるずる後悔の念に駆られていたり(爆)
魔スターPぐらい突き抜けていれば、すっぱり諦めもつくというものなのですが。

たかがゴモ、されどゴモ。

この心理、同じようなコレクターにしかわからないだろうなあ…。
有明の仇を秋葉原で討つ、といきたかったところですが、
無駄遣いしなくて済んでよかったねと自分を納得させるしかないですね。

それにしても、ここでも知り合いには全く会いませんでした。
(イベントスタッフの人を除く)
場所が場所だけに、みんなホビーショップめぐりでもしてたんですかね?

阿修羅しゅしゅしゅ

スーパーデビルは別名「阿修羅デビル」とも呼ばれていますが、
こやつのどこが阿修羅なのか不思議に思ったことはありませんか?

そりゃまあ、このシールが出た当初はストーリーもろくにありませんし
ただ単に強そうな悪魔という印象で設定されたと考えるのが妥当なところ。
けどそれじゃ面白くないじゃないですよね。

そもそも阿修羅とは仏教における守護神の一であり、
そのルーツは古代ペルシアの最高神アフラ・マズダーにも通ずるとか。
まるで超聖神クロノズーの直系黒ズーであり無敵体にまで昇華した
かの超魔性ディドス・デビルを彷彿させる出自です。

それがインドの魔神アスラを経て仏教に取り入れられたそうですが、
そういう意味では「悪魔」でもなんでもないんですよね。

ただ、少なくとも日本では戦いの神や悪鬼として認識されることが多いため、
スーパーデビルの冠名として採用されたのだろうと思われます。
そうは言っても、阿修羅というからには三面六臂の姿かたちをしてほしいところですが、
実際には戦闘向きですらないというのが何とも。
「戒律で縛る」というところからしても、力で統率するタイプではありませんよね。
なんでわざわざ「阿修羅」にしたんでしょう?

ところで、デビルのシール裏には他では見たことのない悪魔が何人もいますよね。
また、デビルを取り囲んで「ゾンビ~ッ」とも叫んでいますが
一体何がゾンビなのか意味がわかりません。
さらには、このデビルの頭上にはヘクサゴンが浮上していません…。

これは何を物語るのでしょうか?

まずゾンビといえばブードゥー教の…っていちいち前置きが長いので割愛しますが、
この周囲の悪魔たちはおそらく「誰かを甦らせようとしていた」のではないでしょうか。
その儀式により、魔性暗黒ゾーンから「誕生」したのがスーパーデビル。
では悪魔たちは誰を甦らせるつもりだったのか?
かつての支配者・始祖ジュラでしょうか?
いや、一度天使に敗れた者を熱望するというのもちょいと引っかかる話。
そうなると、もしや伝説の超魔性の復活を願ったのかも…?
見たことのない悪魔たちは、かつての超魔性を知るひかり伝・ルーツ伝時代の悪魔なのでは?

その声にこたえる形で、超魔性DDをルーツに持つ新たな悪魔が誕生。
その瞬間はまだ頭上にヘクサゴンは浮かんでいなかったものの、
悪魔たちを従えるという「ヘッド格者」としての地位を得たことで
悲願であった「ヘクサゴン」を得るに至ったのではないでしょうか。

一匹狼でなく指導者として活躍するため、無敵の戦闘力を支配力に転換したと考えると
いわゆる「弱体化」についても説明できるかも?
まあ、それはさすがに無理がありますか。

それにしても…。
博士はなんでひかり伝ではあんなにディドスを持ち上げたんだろうなあ…。

プリズムのこだわり

そういえばリアルフィギュア・ヘラクライストの予約締切が終了していました。

ずいぶん先のことと思っていたので、あれ?いつの間に?という人もいたりして。
まあ予約してなくても家電量販店などでも販売はされるでしょうから
あまり気にする必要もないとは思いますが…。

そういえば聞いた話だと、特典の新旧ヘラクライストシート
聖核伝の天使シールと同じ「上っつらプリズム調素材」らしいですね。
旧の分厚いプリズムはもとから無理としても、復刻角プリズムですらないとなると
現物を手にしたシール目当てのコレクターが落胆するのではと
余計なことを気にしてたりする今日この頃です。

さて6月20日に、またトレジャーフェスタが開催されるそうで
今度のチャリティオークションには「黄色プリズムのゴモランジェロ」が出るとか。
同じ素材違いでも魔スターPと違って、なんか安易な印象を受けてしまうのは私だけ?
4枚アンカット状態とはいえ、70万超えはしないかも、と考えてしまうのですが
一点モノというレアリティに差はないとすると、値踏みは難しいですね。

ゴモランジェロは穴の中のヘッドということで黒プリに決まったのかと想像してます。
なので黄色プリはどんなイメージを想定して仮作したのか気になるところですが、
案外いろいろ試してみて、見栄えの良しあしだけで決めてたりして。

でもプリズムの色違いなんて、実物を作る前にイラスト段階で確認できそうなものですけどね(笑)

ウィズダムベルト構造解析

やたらストーリー的に盛り上がった次界第1エリア・次動ネブラに比べ
なんとなく存在感の薄いのが次界第2エリア・智道(ウィズダムベルト)
曼聖羅襲撃とロココ復活の第3エリア・無次元と比べても
ウィズダムベルトの影の薄さはある種気の毒な感じさえします。

ところで、ただ穴ぼこが5つ空いているこのエリアが
何故に「智道」などと呼ばれているんでしょうか?

ここが舞台となった15弾シールの3すくみを見てみるとわかるかも。

魔霊クレーターに関するキャラを見てみますと、
悪U脳と悪SA脳、この二人はそのものズバリ「脳」モチーフのキャラで
「霊」的な「智」にまつわるテーマと考えられます。

続いて魔遊クレーターはお守りに着目すると分かりやすいのですが、
遊子ルネザンスと遊子ガリオレイ、どちらも「芸術」に関連しており
「遊」びの中に「智」を感じさせるテーマです。

さらに魔幻クレーターは愚ライダ鬼・魔タン鬼・ロケッ鬼。
自然界には存在しない兵器をモチーフにするところが「幻」な「智」と言えなくない?

そして魔豊クレーターの魔G封とヘリ魔に関しては、
重力や気流という大自然を相手にした「豊」の中の「智」…というのは、さすがに無理?

最後の魔界クレーターに関しては、あからさまに「海」関連なのですが
海は空との「界面」であり、その海を制する「智」がモチーフかと。

そんなこんなで、ウィズダムベルトの5大クレーターは
それぞれに宿る「智」が5神帝を新たなステージに導くエリアと言えるでしょうか。

問題は、次界第2エリアが何故そんなエリアなのか。
智と関連が深く、いくつもの穴があいているところは
クラウドールとも似た印象がありますが、今後何か明らかになりますかね?

さらばビックリマン博士

先日発売されたアダルト系の某月刊誌に、
ビックリマン25周年を扱った特集記事が掲載されています。
(この手の雑誌購入はやはり抵抗あるなあ~)
よくあるプレミアシールランキングやドキ学・ガムラ・ハリマ王にも触れられています。

記事の内容は聖核伝を中心によくある話が多く語られているのですが、
そんな中に見過ごせない一文を発見。

「ビックリマンの生みの親は当時ロッテの商品開発部にいた反後四郎氏。」

「当時」?

そしてその次の行にはこんな一文が。

「昨年9月に定年を迎えたが今も監修者としてシリーズに関わる。」

さてもさても、ほとんどの方々は知らなかったであろう一つの事実。
想像はしていても確証がなく、頭のどこかで否定していたかもしれない事実。

反後博士は、昨年9月でロッテを定年退職されております。

ただしビックリマンについては、引き続き関与され続けておられます。

思えば昨年のNHKの番組でも、博士にロッテの肩書は付いて無かったんですよね。
おそらくその後どこの場面でも「ロッテの反後博士」とは書かれていなかったかと。

そんなこんなで、意外なところでポロリと明らかになった博士の現状。
退職のその日でさえ、挨拶回りよりもビックリマンの打ち合わせを優先したという熱意は
まだまだ衰え知らずで燃え続けているようですね!

めくるめくパチワールド

先日発売されたアダルト系の某月刊誌にて、
あの「ロッチ」で世を騒がせた「コスモス」の特集が掲載されてます。

個人的には、地域性のためかロッチより無印の印象が強いのですが、
会社の倉庫に10円玉が集まりすぎて国が回収しにきたという嘘のような伝説もあるほど
多くの海賊版商品で一時はめちゃくちゃ儲かっていたようですね。
ロッチシールはその一端でしかないわけですが、
本家ロッテに訴えられたことで転落の一途を辿ったのは皆さんにはよく知られた話かと。

個人的には、パチシール・パチモノシールというものにはまるで興味が湧きません
ロッチシールや無印シールの多くは基本的に単なるコピーですけど、
チープなデザインや独特の異様なセンスで作られたパチシールも多いですよね。
これらに魅せられて熱心に集めているパチコレクターもまた多いようです。

近頃話題の韓国版旧ビックリマンシール(韓国ロッテ製)もまた、
上述のパチシールと相通じる「奇妙な空気」が味わい深いところなのでしょうか。
一時期頑張って集めてみようと思った時期もあったものの、
パチに興味のない私には韓国版はどうも意欲が湧きあがらず、収集はすっかり中断中。
集めることを放棄する言い訳と思われそうですが、
やはり日本ロッテと韓国ロッテは別物ですよ。
それに、自分から仏陀の手のひらに乗りに行こうとはなかなか思えなくて(笑)

それにしても昔はおおらかな時代だったんですねー。

1/4の順当な感想

公式サイトの博士と研究員の連載企画もいよいよシーズン3に突入。

…ですが、内容的にあまグッとこなかったので中身はスルーします。

それよりここまで続いてきたBM的アンケートのほうがおもしろかったので
ここいらでまとめてクローズアップしてみましょう。

Q.1 ビックリマンシールで一番楽しみにしているのは何ですか?
世界観や設定:38%
シールコレクション:35%
シール素材:17%
当りや懸賞:9%

この中ではやっぱりそうですかねー。
ストーリー派とコレクション派とで大きく分かれた印象です。

Q.2 ビックリマンシールを見て一番ビックリするものは?
キャラクターデザイン:38%
裏書きや設定:30%
シール素材:26%
ネーミング:6%

今のビックリマンでびっくりすることは実際あまりない気がしますが。
デザインは良くも悪くも印象的ですからね。
逆にシール素材はマンネリですしネーミングも難解なだけで驚きとは別ですし。
この質問の意図するところがいまいちわかりませんね。

Q.3 ビックリマンのシール素材は何が好き?
紙シール:43%
プリズムシール:32%
透明シール:13%
銀ツヤシール:12%

さてもこれは全プリズムのひかり伝アンチテーゼと受け取れますが、
どれが好き・嫌いというよりは聖核伝のような種族ごとの素材分けが求められてるんですよね。
紙シールが人気だからって、次は全部紙となると目も当てられません。
この選択肢にホログラムが入っていれば、1位になってたかも?

Q.4 ビックリマンシールを何枚持っていますか?
300枚以上:40%
10000枚以上:23%
300枚未満:19%
50枚未満:18%

これ、選択肢がおかしくないですか?(爆)
ディープなマニアの比率がかなり高いのが目立ちますが、
公式サイトを訪れてアンケートに答える時点で結構なファンですよね。
そう考えると300枚未満が4割近くいるほうが驚きだったりします。
公式サイトはこの4割を大切にしないといかんですよ。

Q.5 ビックリマンを好きになって何年になりますか?
20年以上:78%
10年以上:16%
3年以上:4%
3年未満:3%

オールドファンの比率が高すぎますよこのジャンル(笑)
とはいえ、昔集めてたけどずっとコレクションはしてなかったという
出戻りファンも相当多いかと思います。
新規ファンの開拓ができていないことを公式は自覚すべきかと。

Q.6 一番思い入れがあるビックリマンシールの年代はどれですか?
80年代:73%
90年代:11%
2000年代:10%
70年代:6%

ここでもオールドファン旋風&新規ファン不足が明確化してますね。
もっとも、さらなるオールドファンが6%いることもある意味驚きです。
年代で聞かれてもピンとこない人も多かったと思いますが。
ところでまんギャシールの「超有名故漫画家」って誰?

Q.7 ビックリマンといえば『アーモンド入りウエハースチョコ』。味はどうですか?
変えてほしい:47%
美味しい:42%
普通:8%
美味しくない:3%

博士は「美味しい+普通」=50%ということで喜んでますが、
「変えてほしい」がほぼ半数という結果をスルーしているのが何とも(^^;
個人的には、味の印象を左右するのは「大量摂取」の影響だと思いますから
「サイズを小さくしてほしい」という選択肢があればダントツ1位ではないかと。

これらの結果が今後の展開に何かしら影響することはあるんでしょうか?

大ポリニア魔術のタネ

ダークマターはベイギャルズから奪った神帝のパワーを使い
サイキュロスをドラキュロスへパワーアップさせた

というような話があったような気がするのですが、
このあたりのストーリーはアニメと大きく異なるため
実は意外とあいまいなままな個所が目立つ気がします。

エキサイティングテレフォンの筋書きによれば、
大ポリニアにそびえたつ5つのブラッククロスの根元に
長き時の果てに流れ着いた5つのルーツ原子が埋まっているそうで、
ダークマターはこれを利用してベイギャルズをおびき寄せたと言われています。
結果的に、解放されたルーツ原子がギャルジャーとして復活したことを考えると
マターは実に迂闊なことをしたと思われるところですが、
このときベイギャルズからちゃっかり神帝の力を奪っていたようです。

さて、いろいろな疑問が湧いてきたのではないでしょうか?

ドラキュロスには5神帝のパワーが宿っているということになりますが、
それを活かしたりその後につながるような描写は一切無し。
せめて5神帝が智道で得たスピルーツの力を奪ったとかならともかく、
5神帝とネロ因子とのつながりが希薄すぎです。
天聖界8聖源と天魔界6魔極に相関性でもあれば、面白くなるところですが。

そもそも5神帝のルーツ原子が大ポリニアに存在していたというのが、
唐突過ぎるというか何というか、理由が一切語られていません。
ルーツ伝にて虹層球とグレートサラオのつながりが説明されかけましたが、
大ポリニアもまた、時空を超えてGサラオとつながる因子の船着場なのでしょうか?

そして最大の謎と言ってもいいのですが、
ベイギャルズとギャルジャーは同一人物か否か。
ルーツ原子がベイギャルズを媒介に実体化したものなのか、
ベイギャルズとルーツ原子が合体して変身した存在なのか、
公式な回答は未だにされてないのでは?
ビックリマン的には、聖転換すると格段にパワーアップするなどという話もありますし
ベイギャルズと別人説を推したいのは同人作家さんぐらいかもしれませんけど。

そういやギャルジャーは水仙域で神帝の記憶を受け継ぎパンゲアクターになりますが、
ベイギャルズ=神帝の肉体(物質的存在)
ルーツ原子=神帝の理力(聖神的存在)

これに神帝の記憶がプラスされることで、やっと「神帝復活」となったのでしょうね。

…だとしたら、ダークマターがベイギャルズから奪った「神帝の力」って
実は微々たるものだったりして??
しもぶくれの道化顔がイケメンになったのには、効果大だと思いますが(笑)

有明の大聖事レポート

グリフォンエンタープライズ主催のフィギュア・ドール系イベント
「トレジャーフェスタIN有明3」に行ってきました。

目当てはもちろん、今回特設されたビックリマン歴史資料館のコーナー。
事前にいろいろ聞いてはいましたが、噂以上の見ごたえのある展示物でした。

まず全景はこんな感じ。


正面奥の壁一面にクラウドール無限回廊を彷彿させる1440枚のシール壁!
一枚一枚スリーブに入れて貼り付けられた光景は圧巻でした。

展示物その2、リアルフィギュア第2弾「始祖ジュラ」の原型初公開。

以前公開されたイメージイラストでは全体の細さが気になっていたのですが、
立体化された現物は存外にどっしり重厚な印象を受けました。
この手のクリーチャーキャラが好きな人には受けそうですね。
ちなみに今回、第3弾となる「サタンマリア」のシルエットが公開されてました。
燃え上がる魔炎ヘアーと、すらりと屹立したポージングが期待感を煽ります。

さて展示物その3は公式お宝ノベルティグッズ展示

こちらは当時のビッグアルバムやチョコの化粧箱などで、
個人的には目新しさは無いものの、シール壁同様に
ライト層向けにこのイベントを盛り上げることに一役買っていたかと思います。

さてさて展示物その4が個人的には眼を皿のようにして食いついた代物です。

グリーンハウス提供の没イラスト・お宝パッケージデザイン一覧!

写真撮影OKということでしたが、ここでは詳細の公開は控えようと思います。


没デザイン系はこれまで何度もぽつぽつ公開されていますが、
私も初めて見たデザインがかなり多くて刺激的でした。
まだまだ隠し持っていたんですね~(笑)

展示物その5は、没ったビックリマン新企画案・新展開案の案内

悪魔VS天使編の前か後かはわかりませんが、昭和テイスト溢れる珍企画案。
また悪魔VS天使のキャラを使用した別商品案もいくつかあったようですが
スーパーホロボールなどは結構面白いのではないかと思います。

そんな感じで、じっくり見ていくとどんどん時間が過ぎてしまうほど
見ごたえ満点な展示物の数々に、すっかり魅了されてしまいました。
イベントに来れなかった人は絶対損してると思うほど…。

とまあ、展示物としてはこのようなものだったのですが、
このイベントにおけるもう一つの目玉が一部で大きく話題になった
「魔スターPの金エンボスサンプル」のチャリティーオークション。

結果としては700,000円という額で落札されました。
昨今のショップ系におけるサンプル系シールの相場からすると
そこまで驚きに値するものではなかったのですが、
私としては欲しいけど絶対無理だろうとネットでの発表当初から諦め入ってました。
昨今この手のシールに何十万もつぎ込める人が一人や二人ではないみたいですからね。
ちょっと頑張ってみたのですが…庶民では勝てません(爆)

それはまあいいのですが、公式絡みで嫌な前例ができちゃったなあ
今後の情勢に一抹の不安を抱いたりもして憂鬱な結末でした。

ちなみに、この魔スターPはトレフェスオークション史上最高額を更新したそうで、
この1枚でカンボジアに図書館が建つそうです。

個人的には、ヘラクライストの展示用サンプルに6万円もの値がついたほうが
遥かに驚きでしたが(笑)

6月にまたトレフェス開催とのことです。
また何か企画あるんでしょうかね?

緊急開設!歴史資料館

今年のゴールデンウィークは日程がよく連休がつながりやすいですね。
個人的にはまだ仕事が忙しくて何日も休日出勤確定なのですが、
そんな中どうにか休みを確保して駆けつけたい待望のイベントが控えていますね。

コロコロホビーGPin鈴鹿でゲッテンカをプレイしよう!

ではなく…

トレジャーフェスタIN有明3

ですねー。
ヘラクのリアルフィギュアでおなじみのグリフォンエンタープライズが主催の
フィギュア・ドール系大型イベントだそうです。

今回は「ビックリマン歴史資料館」と題した特設スペースが設置されるそうで、
グリーンハウスや有名コレクター協力による数々のレアな展示物が目白押しだとか!

特に個人的に気になったのは、チャリティーオークションに出品されるという
魔スターPの金エンボスサンプルなのですが…。

本音を言うとあまり宣伝したくないのですけど、既に方々で知れ渡ってるようなので(苦笑)
きっとすんごい高値になっちゃうんだろうなあ。

公式サイドのサンプルシールの扱いに関しては思うところもあるのですが、
何はともあれ貴重な機会を楽しんできたいところです。

雑誌つき第1弾シールセット発売!?

宝島社より「別冊宝島・ビックリマン・シールコレクション 悪魔VS天使編第1弾全シール付き」が発売になりました。

50ページに満たない薄い本ですが、内容は実にしっかり作られているという印象です。
決してマニア向けではないので、「星」「古代神」というような平易な言い換えもちらほらあったり。
それでもストーリーや世界観、ホビー情報の入門書としてはソツがなく、
カラーイラストも多くて往年のコロコロを彷彿とさせるクオリティかと。
これのひかり伝バージョンなんかがあれば読んでみたいと思いますね。

特殊シール系としては、福袋やキャッチャー版が紹介されてました。
一般向けとしてはこのあたりがマニアックさの限界ですかね(^^;
竹村先生の画力は超完本同様に、歪みまくっててヤバい感じでしたが…。



そしてこの本の最大の目玉である付録シール「第1弾全37種」については、
思いのほか忠実に復刻されていて驚きでした。




天使は銀ツヤでなく昔のような銀紙っぽい素材。
裏面もオリジナルと同じフォーマットで余計なロゴや商標も無し。フォントも旧とほぼ同じ。
強いて言えば、スーパーゼウスの印刷がシルク印刷ではないのが難点ではありますが
980円でここまで再現されているとは、完全に想像を超えていました。
シールの切れ目は力をかけるとすぐに切り離せちゃうので、そのまま保存派はむしろ要注意?

惜しむらくは、シート同士が糊(?)で背中合わせに貼り付けられているため
剥がすところで失敗すると印刷が剥げて残念なことに…。

皆さんはドライヤーで軽く温めるなどして、シートを傷めず剥がせるようにご注意ください。

続編が出るとしたら、ヘッドだけ集めたシートが付録ですかね?

宝の島にシールあり!

ここしばらくたびたび噂になっていましたが、
宝島社より「別冊宝島・ビックリマンシールコレクション第1弾シールつき」
いよいよ今月19日に発売となります。
表紙はおなじみのキャラがわんさかで、かなり目を引くデザインです。
内容はシール以外も盛りだくさんのようで、

「悪魔VS天使シール 第1~19弾 ビックリマン大聖魔史」
「悪魔VS天使シール 第1~19弾 ホロ&キラ ヘッドシール大全」
「HEROES×FOREVER 若神子 激闘ヒストリー」
「悪魔VS天使シリーズ 特選! 爆笑シール裏書き劇場」
「ちょっとだけ帰ってきた! 漫画「ビックリマン」作:竹村よしひこ」
「シールの人気&中古市場レア度 教えて! BM(ビックリマン)ランキング」
「わかるシールの真髄 ビックリマンシール基礎用語辞典」
「原点回帰BM(ビックリマン)基礎学 悪魔VS天使 第1弾 シール裏面(秘)完全解読
「悪魔VS天使シリーズ~最新作・聖核伝まで ビックリマン博士・反後四郎氏インタビュー」
「ビックリ魂! コラム(1)ビックリマン発!! 僕たちのルールよ、甦れ!」
(以上、ビックリマン研究員氏のtwitter発言より引用)

と、興味深いコンテンツが用意されているようです。
コラムが「(1)」ということは、続刊も予定されているのでしょうかね?

さてこの冊子の最大の目玉ともいえる「付録」についてですが、
第1弾シール37枚…といっても天使・お守り・悪魔は12枚がつながったシート状で、
スーパーゼウスのシートと合わせて4枚のシートが別冊付録の形で付いてくるんだとか。
今更第1弾のシールをそのまま復刻されてもありがたみが薄いので、
このアンカット仕様の方が個人的には面白いと思いますけど…世間一般はどうですかね?

そうは言っても、値段も安いし読者層はマニア限定ってわけでもなさそうなので
シールのクオリティにはそんなに期待しないほうがいいかもしれません。

それにしても、ビックリマン悪魔VS天使25周年とはいえ
この続けざまのムーブメントは何なんですかね??
こりゃまた一山来るか???

竜の騎士かシュプリンガーか

次界創像聖典の第一節第2章…
あれ?第一章第2弾?第一部第2課?第一生命第2ターミナル?

なんかわからなくなりましたが、ヘラクの次に発売される
「始祖ジュラ」のデザイン画が公開されましたね。

なんともハ虫類感の強いリザードマンのような立ち姿。
脚部の関節が特にそれを感じさせます。
ジュラは太くどっしりしたイメージがあったのですが、痩せて見えるのは気のせい?

悪役っぽく剣先を舌で舐めるポーズがいいですね。
これがどこまで質感を再現できるのかが見ものです。
…ビックリマンファンがそれを望んでいるのかどうかはビミョーですが(汗)

立体化するにあたり、リアリティとイマジナリーのトレードオフは不可避で、
そこは別物と割り切って受け止めるべきだと思うのですが、どうなんでしょう?
イケメンの人形は受け入れられてもトカゲの人形なんていらない
という人もいそうですね。
でもまあ、ビックリマン世界が現実にあったとしたら
こういうキャラが闊歩しているわけでして(笑)
みぞ堀一兵百聞魔鬼なんかはリアルだとホラーですよね。
って何のフォローにもなってませんが。
7弾、6弾ときて次は5弾?てのは安易ですかね(笑)

個人的には、ヘクサゴンがどういう形で再現されるのかが
ちょっと気になるポイントです。

発売はまだまだ先なんですよね。
モチベーションが持つかな?

四郎反後の術(すべ)がない話

公式サイトの連載企画・博士と研究員のドタバタ劇場(嘘)
マニア視点では非常に興味深く楽しみなコンテンツなのですが、
あまりにコア過ぎるのが逆に気がかりです。

過ぎたるはなお及ばざるがごとしと言いますが、
少なくとも間口を広げるコーナーではないな、と思うところ。
グリーンハウスの絵柄から入ったライトなファンにとっては、
専門書にも等しい博士の講談は重すぎると思う次第でして。

正しい知識を限りなく厳密に詳細に知るには、専門書レベルの解説はありがたいのですが、
今市場に求められているのは副読本的なマニュアルではないかと。

たとえば、ライトな方々の行動パターンを想像すると…

店頭にて。
「お、ビックリマンなつかし~。こんなキャラいたな。ちょっと買ってみるか。」
「うお、1個80円もすんのかよ。高え~」

購入後、自宅にて
「シールは…おお、結構しっかり作られてんな。」
「このキャラは昔もいたような気がするな」
「でも裏読んでも何にもわからんな…」
「ん?公式ホームページがあんのか。何か書いてあるかな」

そしてサイト閲覧
「……やっぱりわからん。」
「てゆーかビックリマンってこんなややこしい話なの??」

というところで興味を無くしてしまうのでは、と。
アーカイブのコーナーは、比較的とっつきやすいので好感触かもしれませんけどね。

そんなわけで、下田研究員さんこそがこの役目を担っていただけると信じてます。
博士の言葉をひも解いて、世界観を損なうことなく伝播していただけると
我々一同すごーく助かりますので、ひとつよろしくお願いいたしますー。

青い光弾オリオン

先日行われた「まんだらけ」のイベントにて、
オリオンズシールP2全10種と大入り袋のセット
税抜き2,600,000円で販売され、なんとその日に売れたそうです。

税込だと2,7300,000円
二十七万じゃないですよ、二百七十万ですよ旦那!!
世の中には豪胆な人もいるもんですね…投機家の人でしょうか??
リアルに車が買えるじゃないですか。
いつからビックリマンは気軽なB級ホビーではなくなってしまったのでしょうか。

まあ…今から集めようという人はこの現実に打ちのめされているかもしれませんが、
どうにか既に手にできている立場から言わせていただくと、
手放す気はさらさら無いものの、さほど悪い気分じゃないのは確かです。
ある種のブランド物を持っているのと似た感覚なんでしょうかね?
興味無い人からすれば、たかが紙切れに過ぎない代物なわけですがね。

ところで、青プリズムのスーパーオリオンP2に関しては
かつて私が入手したレア系シールの中で最もお買い得だったという逸話があります。

もう6,7年は前の話ですけど、私このシールを
2010年のお年玉の平均額よりちょっと上乗せした程度の額で譲ってもらいました。
念のため、知識のない人を言いくるめて買いたたいたとかではないですよ。

その人は別のオークションを通じて知り合ったのですが、
かつて「関係者」に近い立場にいた人らしく
同時に複数の試作シールを同じぐらいの金額で譲っていただきました。
あの当時はまだ相場もさほど確立していませんでしたが、
それでもお買い得感は感じていたものです。
それが今や、こんなに高騰するとは…。

まあ、オリオン以外の9神士やその後入手した試作シールとかには
今の相場と同等かそれ以上をつぎ込んでしまいましたので、
差し引きトントンなのかもしれませんけどね(^^;

今はそこまでの熱意も資本も無いからなあ…。
私のコレクションは先細りする一方ですヨ(苦笑)

しんぶ~ん

先日、次界創像聖典の開発ブログでも告知されていましたが
新聞の一面広告でヘラクライストリアルフィギュアの広告が掲載されました。
…産経新聞の東海・北陸版のみだそうですが。

私もこの新聞を親切な方のおかげで入手することができました。
(ありがとうございます!)

記事そのものは開発ブログのほうでも見れますし、
ビックリマン公式サイトではカラー版記事も見ることができるのですが
新聞サイズでバーンと目にするのはまた違うインパクトがあるものです。

地方版とはいえ、これだけ堂々と広告が打たれれば
同じように目にした人にも強烈に印象付けられたのではないでしょうか。
この手の商品は、まず存在を知ってもらわないと話になりませんから
これで予約が大きく伸びることがあれば、他の地方でも広告が出るかもしれませんね。

さてさて…?

ただいま次界創像中!

日々更新されてるフィギュアのブログにて、
連日新たな情報が提供されてますね。
広報ナナコさんのファニーなテンションにも癒されつつ、
次々明らかになるニュースにくぎ付けな毎日です。

■着色版公開!
原色バリバリなシールとは異なり、
リアルを追及してか落ち着いたメタリック系カラーになったようです。
原色バージョンも見てみたい気がしますが、
そうなると逆にオモチャっぽくなっちゃうかもしれませんね。
これぞリアル頭身化ならではとも言えそうです。

■スペシャルコメント!
反後博士、GH米澤さん、兵藤さんのお三方からのコメントが掲載。
「現人神」(広報談)の熱いコメントは必読でしょう。
3人ともフィギュア化には最初戸惑ったものの、リアル化デザインやサンプルを見て
大きな衝撃を受けたような話が書かれてます。
しかしグリーンハウスのお二方もずいぶん認知度が上がりましたねえ(^^;

■予約開始!
発売日が6月に延びたそうですが、それも予約限定商品で
予約受け付けの期間を確保するため、だとか。
後から買おうと思ってもその時にはもう買えない、ということは
今のうちから最後まで買い続ける覚悟で臨まないと…??(爆)
値段は税込み7,770円とのこと。
この手の商品のレートには全く詳しくないのですが、
2か月ごとに1体で限定シール2種付きと考えると…まあ、そんなところなんですかね??
ターゲット層を考えると、手が出ないわけではないけど悩んでしまう…という
絶妙な設定とも言えるかも。

でも今後ジュラやその次のキャラ情報も小出しにするとしても、
発売予定の6月までネタが持つんでしょうか??
って余計なお世話!

以上、非公式広報 きゅー太でした!

おまけ本World

来月、宝島社よりビックリマンの特集本が発売されるそうな。

4月19日発売予定の
「ビックリマン・シールコレクション 悪魔vs.天使編 第1弾 全シール付き (別冊宝島)」
というもので、1冊980円。
タイトルにあるように、なんと第1弾のシール37種全てがおまけで付いてくるそうです。

とはいえ値段が値段ですから、とても期待できないのではと思ってしまうところです。
未裁断のシートだったり、素材が全部ミラーコートだったり、
仮に種族ごとに違う素材で裁断済みだったとしても、当時のクオリティには及ばないでしょう。
何らかの差異も設けられると思います。(裏面に(C)宝島社と書かれるとか)

それより、個人的には本の内容のほうに興味シンシンなのですが(爆)
昔のコロコロみたいなビジュアル図解も満載ということで、
当時の雰囲気に浸れるのではないかと期待しています。
さすがに新規な情報は出てこないと思いますが…。

ちなみにこの本。
あの研究員がメインで動いているとのウワサ。
メインということはサブもいるわけですが、そちらもシールに造詣の深い方々が携わっているそうな。
私はというとかなり遠縁の隅っこの方でちょこっとだけ関わっております。
…ぶっちゃけると、うちのサイトの情報を参照していいかと聞かれただけなのですが(笑)
いいなー。そういう仕事やってみたいなー。
忙しい忙しいと言いすぎたかなあ?(^^;

そうそう、シールサイズは何故か48mmだそうです。
それ以上の情報は聞いていないので何とも言えません。
2弾以降も出るのかどうか気になりますが、
シール的に1弾より売上が伸びないのは明白なので、1弾こっきりですかねー?

迷うなら両方

今週はビックリマン公式サイトの更新は無し。
発売直前なのに…ルーツ伝のときみたく、発売当日に更新なんですかね?

しかしビックリマンの話題は聖核伝のみならず。
本日、グリフォン特設サイトにてフィギュア特典シールの詳細情報が公開となりました!

特典シールはなんと2タイプあり、もれなく両方もらえるとのこと。
1つはフィギュアと同じポーズの52ミリ裁断済み「ヘラクライスト」シール
もう1つはフィギュアと同じポーズと従来のポーズ、両方が並んだ「ヘラクライスト」シート
シートのほうは自分で切り離す必要があるものの、サイズは48ミリになっているそうで。

前々から言われていますが、この手の特典シールの場合
ロッテ内に48ミリでは出せない内規があるとか無いとか。
なので裁断済みのシールとして出すなら52ミリしかない。
けど旧と同じ48ミリで出したい…。
そんなジレンマをクリアするため、両方出すという太っ腹な企画になったようです。
(シートは切り離し用と保存用が必要になるのか…げふっ)

ところで肝心なヘラクのデザインですが、
旧ポーズと比べると何となく丸っこくなった気がしません?
鎧に光沢が付いたり周囲に光の粒子が流れたりという絵柄も、
逆にシンプルな旧へラクより安っぽく見えなくもないような。
もちろん、これはこれでカッコいいんですけどね。
見慣れてないから、というのも大きいですかね。

そういや以前から復刻の度に話題になるのが、赤へラクの「顔色」
チョコ版オリジナルは、地肌は白でも下地の赤が影響してか
ピンクがかって肌色調に見えるのですが、
厳密にはシールの色設定上は白が正解らしいです。
とはいえ見慣れているのは肌色のほうなんですよね。
アニメや漫画もそうだし、このフィギュアも肌色で作られています。
個人的には肌色、もっと言えばチョコ版の薄いピンクをそのまま再現するのが
ベストではないかとも思ったのですが…。

52ミリ版は「フィギュアと揃えて肌色」
48ミリ版は「旧のポーズ違いだから白」

ということで、それぞれ別配色になったそうで。

どっちに転んでも不満な人は出てくると思うだけに、
これまた両方対応というのが落としどころなんですかね?

「ビックリマン研究員」研究

「ビックリマン研究員」という肩書きって、いいよねー。

やっぱり「博士」に対しての「助手」という位置づけなんですかね?
ビックリマン関連の調べ物やら宣伝活動やらでお給料もらえるのなら、
個人的には羨ましすぎるのですが(笑)

とはいえ、どんな世界も仕事となれば話は違うもので、
責任も発生しますし半端なことでは務まらないんでしょうね。

てゆーか、そもそも今オモテに出てる姿が全部なわけはないでしょう。
公式サイトではあたかも部外者ながら突撃しております的な雰囲気ですが、
ぶつぶつ呟いておられるところを見る限りではどっぷり関係者であられるようで。

ぶっちゃけ、ひかり伝やニャンダーの漫画を監修されてたお方なら
この業界に古くからおられて、様々なメディア作品の原作やら何やらで活躍されている
結構有名どころとして認識されているパーソン…かと認識しているのですが、
…あいにく私はこの業界ビックリマン以外に疎いので、又聞き程度の知識しかないのですけど。
(参考URL:http://d.hatena.ne.jp/RitzFX/20080928

その人が何故に今ビックリマン研究員なのかは知る由もないのですが、
そのあたりもいずれ明らかになるのでしょうか??

フィギュアが先かシールが先か

世間はバンクーバーオリンピックの真っ最中!
(注:これを書いてるのはホントはずっと後ですが)

特に話題なのが女子フィギュアスケートですよね。
見てませんが。

そんなことより、フィギュアといえば次界創像聖典でしょう(笑)

ほぼ毎日ブログが更新され、新たな情報が展開されております。
今のところは聖核伝の宣伝も兼ねた「つなぎ」の最中のようですが、
きっとここからシールやフィギュアの情報がずんずんと公開されるはず!?

それはともかく、私は立体系にはまるで関心のない部類なのですが
今回のリアルフィギュア化はかなり楽しみだったりしています。
ですが世間では、「フィギュアはシールのおまけ」としか認識していない人も
意外に多くいるようで、そんなもんなのかなあと考えてしまいます。
単純に間近で見た人とそうでない人の差なのかもしれませんが、
完成版がより多くの人の興味を引くことになればいいなと思ったり。

ところで、いわゆる食玩の場合はオマケに掛けられる費用に制限がありますが、
これは食玩ではないのでそんな制限はまるで関係ないはずですよね。
もともと単価が高い商品ということもありますが、
その気になればシルク印刷やホログラムやまだ見ぬ超豪華新素材を導入することも
ありえなくはない…
と思いません??

どこまで本末転倒なのかと怒られそうですが(笑)
そんな期待も少ししてみたりするのでした。

没画にも山の賑わい

そういやゴタゴタですっかり忘れていましたが、
グリーンハウスの公式ホームページが久しぶりに更新されていて、
「ボツキャラワールド」なるページが追加されていました。

無断転載禁止とか書かれているので、画像は皆さんで見に行ってください(笑)

まだ見ぬ新しい没絵公開か??と鼻息が荒くなりそうでしたが、
よく見れば以前から公開済みの「幻の激レアキャラ」のページにて
絵柄だけは既に公開されているものばかり。
今回は最終校との比較と一言コメントが付いているところが違うだけで、
完全初公開となるキャラは見当たりませんでした。
残念!
今回はVol.1とのことなので、次に期待ですかね。

そういえば、2年前に上海鑑定団で開催された「謎のビーエムジパング伝説」イベントにて
多数の没イラストが公開されたのを覚えてます?
その際、Web上でも「没層界」と称してその一部がこっそり公開されていたのですが…。
http://www5.plala.or.jp/syanhaikanteidan/botusoukai.html

まだ見てない人いたら一見の価値アリですよん。

聖ボット、幕張に降臨!

ワンフェス行ってきましたー。

行けるかどうか直前までわからない状況でしたが、
行けそうなので(行きたかったので)行ってきました。

もちろん目的はグリフォンエンタープライズさんのビックリマンリアルフィギュア
「次界創像聖典」の初お披露目を見に行くことオンリーです。
これだけのために幕張メッセまで行ってカタログを2000円で買うというのが何ともアレですが、
まあそこは毎度のことなので(苦笑)

ということで、ブースに到着。
美少女フィギュアがずらずら並ぶ中で一際異彩を放っていました。

さてさて、事前の告知ではどのキャラがリアル化するのか
どんな出来栄えになるのかは全く未知だったのですが…。

百聞は一見に如かず。
まずはつべこべ言わず見ていただきましょう!


キャラはヘラクライストでした。
(“次界創像聖典”だけに、ヘッドロココを期待した人も多かった?)
サイズは約16cm、2010年5月発売予定で価格は未定。(6~8000円程度?)
展示されていたのは未着色のものでしたが、製品版は完全着色とのこと。
それでも既に聖ボットの風格を存分に漂わせていました。

シールとは違うポーズで、リアリティを追求した緻密な造型。
ロッテ公認ということで反後博士全面監修というのも見逃せません。

いやはや、普通にかっこいいじゃないですか?
ブース前で「ビックリマン」の文字に目を止めて、フィギュアを見て驚いていた人も多数いたようで
掴みはOKという印象です。

さっそく第二弾「始祖ジュラ」の発売も決定済みだとか。

でもって、限定シールが付いてくるそうです。
このリアルフィギュアのポーズを通常の2頭身キャラにフィードバックしたもので、
作画はもちろんグリーンハウスのお二方
早い話が、ヘラクライストのポーズ違いが付いてくるということですね。
フィギュアには興味湧かない人も強引に巻き込む、見事な(?)戦略です。

さて、詳しいところは今後グリフォンのサイトで紹介していくとのことですが、
担当者さんと話をしていろいろ聞けたのでちらっと書いてみますと…。
・ヘラクの鎧はメタリック処理、マントはカブトムシの内羽をイメージして半透明にするとか
・商品版には豪華な台座が付くとか
・シールの裏書きも新規になるとか
・ジュラは爬虫類ぽさを押し出したものになるとか
・実は第三弾のキャラも決まっているとか
・反後博士も米澤さん・兵藤さんもノリノリだとか
・基本的に、無意味なカラーリング違いは出したくないとか
(ただし設定上存在するヘラクの色違いは出すかもしれないとのこと)

などなど、制作側もかなり本気で商品化を進めているようでした。

雑誌社などから多数取材が来ているという話もしていたので、
明日以降あちこちで話題になるかもしれませんね。
他にもまだ公開していない隠し仕様もあるようなので、続報が楽しみです。

Real Figure Project

えー、ご無沙汰しております。

1月は非常に忙しく、すっかりこのブログを放置してしまい
訪れてくださった皆さんに対しては誠に申し訳ありませんでした。
1月期の空白に関しては、後日何事もなかったかのように埋めますので
今しばらくお待ち願いますようお願いいたします。

さて実はまだ繁忙期の真っ最中なので、日々の更新はまだまだ困難なのですが
こちらのニュースだけは我先にお伝えせねばなりません。

「次界創像聖典」
http://www.griffon.co.jp/bmp/

その道の人には有名なフィギュア造形の大手・グリフォンエンタープライズさんから、
ビックリマンキャラをリアルな等身のフィギュアとして生まれ変わらせた
いろんな意味でビックリなアイテムが発売されるそうです。

詳細はまだ明らかにされていませんが、
この雄々しいシルエットは、もしや…??

2月7日のワンフェスにて全貌公開!とのことです。
私は仕事で行けない可能性が高いのですが、行く人がいたら詳細教えてくださいー。

いろいろ思うこともあったり、実はもう知っていることもあったりするのですが
いろいろな都合でこれ以上書けないので、ひとまず撤収ー。

TとMのレボリューション

お正月を挟んで、BM公式サイトの新暦事コーナーも再始動。
投票ナンバーワンキャラ紹介の2回目は「デビルハード」です。

というものの、私が当初期待していたような内容にはなってなく、
むしろいろいろと諸説を覆し新たな混乱を招くような発言が多々飛び出す展開に。


> デビルハードは聖魔和合の直前、かなりのダメージを負った姿で現れたスーパーデビル復活の姿です。

時は戦国、和合の夜明け前。
シヴァマリアに討ち取られる直前でしょうか。
それまでピンピンしていたはずのデビルが、何故かダメージ状態で登場??

> それ以前にルーツレスデビルとしても登場しましたが、

…??
ルーツレスデビルは、「次代」として登場したことでも自明なように
聖魔和合後のハーモピースの世に異聖神の手で復活した姿なのではなかったのでしょうか。
それゆえにデビルハードとの関連性が矛盾めいたものとなっていたのですが。

> 悪のパワーを失い、最終的にはシールのようにボロボロな姿へ変貌していきます。

えーと、整理します。

聖魔和合前。
スーパーデビルは一度「ルーツレスデビル」に変身。
おそらく「決戦前に悪ボット化してパワーアップ」ということでしょうか。
しかし何故か謎の大ダメージを負い、最終的に「デビルハード」の姿に変貌。

…という解釈になってしまうのですが、これまでの通説とずいぶん違いますね。

では、デビルが謎の大ダメージを負った理由とは何か、というところで
「反後博士の衝撃新証言」なるメッセージが公開されています。

『デビルハードの失墜は、三すくみの影響にあらず。
まだ見ぬ新層暦土塁に超巨大なる力源が存在し、TとMの遭遇が黒戒律の掟を創出する』

デビルハードの三すくみは、天使「天流クィーン」と次代「ヤマトウォーリア」ですが
この際次代はともかく、天使とも関連性が無いということのようです。
シール裏イラストでは天流クィーンの起こした聖流に押し流されるデビルが描かれていますが
これが「思わぬ不可解な力が我襲い全ての超魔力が離散消滅??」の描画ではない模様。
”まだ見ぬ超巨大な力源”とやらで、TとMと呼ばれる存在の邂逅が影響していると…??

この「T」と「M」が我々の知るキャラなのか、全く新たなキャラなのか…。
新層暦土塁とは?

個人的には、投票で余り物的に何となく選ばれた感の強いデビルハードに
後付けでも何でもこんな設定乗っけていいんでしょうかね??
次なるビックリマンシリーズにおける投票3キャラの役割って、
実は思いのほかでかいのではないかと逆に不安を覚えるぐらいです。

「回廊暦画より出現」という新メッセージにも期待をそそられるところ。
どこかの次元、どこかの世界にBMキャラを描いた「暦画」が存在し、
ヤマト神帝、デビルハード、ピア・マルコはその暦画を通じてその世界に「召還」され、
元のBM世界にも多大な影響を及ぼす未知の体験をしたとか…??

それがルーツ伝の次の時代、源層界の一エリアでの出来事だとしたら
ルーツ伝とも繋がってきそうですが、果たして果たして?

勝手にBM10大ニュース!2009

年末恒例のこの企画が今年も帰ってきましたよー。

ということで、私きゅー太が独断と偏見と気まぐれで選ぶ
今年のシール業界10大ニュースのコーナーです。

とはいえ、今年はルーツ伝以外全く不作の年。
果たして10個もネタが見つかるでしょうか??

ちなみに、去年のベスト3はこちら。
<第3位> ニャンだーこりゃ?!「ビックリマンキッズ」発売!
<第2位> ひかり伝聖魔暦&聖魔十戒発売!
<第1位> ファンの夢が実現?!「ホロセレクション2」発売!

では今年のランキングの発表です。


<第10位>
ゆるキャラ投入?いちごつみ変革(チェンジ)!

いきなりビックリマン以外というのがネタの乏しさを物語ります(苦笑)
4年間8シーズンに渡って続いてきた「イッチー」が降板し、
新たに「うさいちご」のシリーズがスタート。どこまで続くでしょう??

<第9位>
え?ニャンダー漫画堂々完結!

コロコロイチバン誌上にてけなげに頑張っていた「ニャンダー武闘伝」が
全5話にてどうにか完結を迎えました。
チョコ不振のあおりで3話あたりで打ち切られても仕方ないところでしたが、
ネタがウケたのか5話まで継続したのは見事かと。
ダイナミック太郎先生の次回作に期待です。

<第8位>
グリーンハウス今年も活躍・「ゲッテンカ」始動!

もはやシールの話題ではないので、注目度とは裏腹にこの順位。
セガのアーケードカードゲーム「歴史大戦ゲッテンカ」にて
グリーンハウスの描いたビックリマン風の武将が次々登場。
コロコロタイアップで意外に上げ調子の予感?!
GHの仕事は他にも「BIGの神様」がありましたね。

<第7位>
NHK「日めくりタイムトラベル」にてビックリマン小特集!

NHK BS2の月一番組「日めくりタイムトラベル」にて、
昭和55年のトピックの一つとして、ビックリマンフィーバーが取り上げられました。
貴重な当時の映像や反後博士インタビューなど、レア映像に釘付けでした。

<第6位>
60thアニバーサリー!反後博士還暦を迎える

反後博士が9月3日にめでたく60歳の誕生日を迎えられました。
7位の番組でも当時の映像が紹介されてましたが、
今なお溌溂矍鑠とされて、底知れぬバイタリティを感じさせますね。
ロッテの定年制度が気がかりですが、来年以降もぜひBM事業に携わっていただきたいものです。

<第5位>
無念!プロ野球チョコ2009発売ならず

春先にはWBC2連覇という輝かしいイベントがあったにもかかわらず、
まさかのプロ野球チョコ発売見送り。
悪魔VS天使とは全く別の購買層も少なくないはずなのに、
これも事業仕分けの影響でしょうか??(違う)

<第4位>
回し続けて1000キャラ!BMモバイルガチャガチャ完結!

携帯サイト「ビックリマン★モバイル」の目玉コーナー
「ビックリガチャガチャ」が全27弾で完結。
1000キャラコンプで特製復刻セル画ももらえました。
ちなみに、何となく解約できずにポイントは無駄に増えてます(笑)


ということで、4位までご紹介。
本当にネタが全然なくて、途中までベスト5に切り替えようかと思ったほどです。

ではベスト3の発表です。


<第3位>
選んでどうなる?3すくみ大投票企画!

公式サイトが唐突に始めた謎のファン投票企画がスタート。
毎週勝ち残ったキャラに一喜一憂していたファンも多数?
そして選ばれた3キャラの今後や如何に??
2010年、どんな企画に化けるのか要注目です。


<第2位>
GHメイン復活!「ルーツ伝」発売!!

旧ファンの熱い要望に応えてか、反後博士×グリーンハウスの黄金タッグが
レギュラーシールとしてついに登場。
「B缶」キャンペーンも導入され、大いに盛り上がりました。


<第1位>
公式サイト熱狂!反後博士大いに語る

ルーツ伝発売に前後して、公式サイトが異常なペースで次々更新されてファンも大熱狂。
特に全10回で公開された解体歴世とBMデコードは、続編希望の声も高いところです。
前からこれぐらいやってくれてたら…という声もちらほら?


そんなわけで、ルーツ伝発売を抑えて公式サイトの八面六臂の活躍が1位ゲット!
普段どれだけ役に立ってなかったか…はさておき、次々明らかになる公式ならではの新情報に
毎週金曜18時が待ち遠しかったものです。
ぜひ次のシリーズでもお願いしやす!

それにしても、2009年は本当にイベントの乏しい年でした。
2010年は悪魔VS天使シリーズ25周年のメモリアルイヤーなので、
不景気をぶっ飛ばす新機軸が出てくることを願うばかりです。

その時、新暦事が動いた

投票バトルの結果発表の際に、公式サイトにて謎の人物
「下田研究員」はこう語っていました。

「3部門の王者決定!!そして伝説章へ突入??」


もちろん、3部門のトップに輝いた「ヤマト神帝」「ピア・マルコ」「デビルハード」の結果は

未来に反映されることとなるでしょう。

…どう反映されるかって? その第一報は、このビックリマンHPにて12月…いや来年1月?

今はこんな思わせぶりな発表しか出来ませんが、近日中の正式発表にご期待ください!

人気投票で選ばれた3キャラの今後について、今後のシール化はもはや確定のようですが
となると次なるシリーズにどの程度かかわってくるのかが焦点ですね。
で、今回公式サイトにて、この3キャラを巡って新たな動きがありました。

「新暦事~新たなる歴史の解放~」


…え?

今回から下田研究員による、この3キャラの解説が始まったのですが
第1弾は「ヤマト神帝」についてのお話。
といっても、ヤマトはアニメでは主人公として活躍、ヤマト因子も天児スサノからスサノオロ士まで
歴史の中核に位置し続けたキャラだという話で、これ自体は軽いジャブみたいなものです。
(何気に、ヤマト系とスサノ系が同ルーツというのが常識みたいな流れなのが気になりますが…)

で、ここで下田研究員が以下のアツい陳情を反後博士にぶつけました。

ヤマト神帝が天使部門で優勝した事実は事実。

めでたしめでたしの結果ではありますが、そんなキレイごとで済ますほど、

ビックリマン研究員の下田をナメてもらっちゃ困りますよぉ! 

BMファンに後押しされたヤマト神帝はどうしてくれるんですか!

で、もっと言うと、単純なシール化をしてもらいたくないってこと。

権威あるビックリマン暦にヤマト神帝を意義のあるカタチで刻んでほしいんです。

2010年を象徴する漢字一文字は『驚』にしましょうよ!

そこでこの機会を利用して、「星に願いを」ならぬ「博士に願いを」

「どうしてくれるんですか」って、なんだかよくわからない流れになってます。
そもそも人気投票の目的もよくわからないままなのですが、
ただの復刻ではなく、もっと歴史に…物語に深く関わらせろということでしょうか。
と言っても、ヤマトの因子キャラでなく「ヤマト神帝」そのものを出すとなると
物語がややこしくなる一方のような気がするのですが…。

ですが、これを受けてさっそく反後博士が何やら意味深なメッセージを掲示。

『日出るヤマトが初に六穴のロードに突入する』

ぬぬ?!
「日出るヤマト」とは、日出剣を持つ「ヤマト神帝」のことでしょうね。
それが「初に」「六穴のロード」に突入??

「六穴」というキーワードからは、アニメで次界突入前の引き延ばしエピソードとして登場した
ワンダーマリアによる「六魔穴」が思い起こされますが、
だとすると…ここで唐突にアニメ補完をシールで展開??

次シリーズは「ルーツ伝の続き」ではなく、「旧シリーズの外伝」という可能性も出てきました。
ちょうど選ばれた3キャラは「次界戦前」「次界戦中」「次界戦後」に身を置くキャラですが、
この3人の視点による外伝3本立てというのも面白そうですね。

でもきっと、こんな予想や願望とは全然違う「???」な展開になるんだろうなー。

ハードな解釈

人気投票1位記念というわけでもありませんが、
「デビルハード」とは何なのか、を少し考えてみます。

久遠域での聖魔最終戦キャラで彩られた19弾にてノーマル悪魔として登場し、
その後のデビルの姿である「ルーツレスデビル」とそっくりな風貌ながらも
凍りついたヘクサゴンと痛々しく垂れ下った頭部が印象的なキャラです。

天魔界首領たるスーパーデビルは、最終決戦ではシヴァマリアによって滅ぼされたものの、
異聖メディアに拾われて復活を遂げたのは知られるところ。

では、「デビルハード」とは最終決戦での姿なのでしょうか?
敗れて力を失った様を、凍った魔念星と落ちたクビで表現したかったとも考えられます。
DSビックリマン大事典の「31の謎」では、デビルハードは聖魔最終戦前後のどさくさの中で
パワーダウンした様子を表している
とか何とか書かれていましたが、
正直言って答えになってません

そもそも、悪ボット化した手足の説明がつきません。
決戦前に既に悪ボット化していたというのも、なんかしっくりこないような。
それなら先に「デビルのパワーアップ形態」としてヘッドシール化してそうなものですし、
眼帯や悪ボット部分が片手片足しかないことなどを含めても、
負傷して欠損した箇所を補っていると見るのが普通な気がするのですが。

思うに、ヒントは「デビルハード」というこの名前にあるのではないかと。

ここでいうハードとは、つまり「器」
ハードウェア、ソフトウェアというときのあのハード、です。

結果から言うと、「デビルハード」とはスーパーデビルの「中身」が入るための
「第二のボディ」であり、いわゆる「着ぐるみ」のようなものではないかと。

でもって、取り外しのできる頭部個所から「中身」を詰め込む寸法です。
予備のボディというよりは、元々のボディを修繕して準備したというケースかもしれません。
ルーツレスデビルは、「幾源期の非層流を漂いし念粒肢」がこの「ハード」に収められて
「古天魔姿に復活」...ってのはどうでしょう?

そうなると、このハードを用意したのは誰なのか?という疑問もありますし
そもそもデビルって何なの?という根本的な疑問も発生します。
でも、ネロも魔スターPも中身と外身は別物ですし、
デビルもそんな形式だとしてもそんなに不思議ではないのでは?(^^;

そういえば彼のルーツたる魔神子ディドスとは姿も実力も違いすぎるので、
何かしらのヒミツがあってもおかしくはないところです。


…と、わりとまじめに考えてみたのですが……やっぱ無理がありますねえ(爆)
「ハード」の意味も、単に「苦境」と捉えたほうがよかったりして?

忍び寄る氷河期の影

去年はホロセレクション2、ひかり伝聖魔暦&聖魔十戒、プロ野球2008、ニャンダーなど
良くも悪くもそれなりにバラエティに富んだラインナップでした。
ですが、2009年に発売されたのはルーツ伝のみ
この不作っぷりはどうしたものでしょうか?

おりしも日本経済は政府がデフレ宣言するような危機的状態が続き、
ビックリマン人気もはっきり言っていつ打ち切られてもおかしくないレベルかと。
散々待たせてルーツ伝で多少盛り返した感はありましたが、なぜか後が続かなくてジリ貧状態。
事業仕分けのようにプロ野球やBMキッズ路線を切り捨てたようでしたが、
そうしてもなお、王道の悪魔VS天使路線で一発打ち上げるのが精いっぱいだったのでしょうか?

もはやシンクロXや新おかシールのような異色路線で冒険する体力は無く、
反後博士の定年(?)で悪魔VS天使の今後についてもグレーな昨今。
最悪の場合、このまま新作が出ることなく何年も時間が流れていくような
まさに90年代後半のシール氷河期の再来ともなりかねません。

そうは言っても、公式サイトで人気投票やってるぐらいですから
さほど悲観的になることもないとは思ってるんですけどね。
来年早々にも新シリーズ情報が公開されそうですし、
2010年に期待!でしょうか。

ところで、ルーツ伝ひとつと去年の全シリーズでは、どっちが売れたんでしょうね?

選ばれし三傑

公式サイトにて丸2か月にわたり開催されてきた3すくみキャラ人気投票企画
 「悪魔VS天使1-31弾(悪魔:お守り:天使)
 MYベスト3勝ち抜き決定戦
 Yes!We can!!」

がついに閉幕しました。
空白の一週を挟んで発表された各種族の優勝キャラは…

天使:ヤマト神帝

お守り系:ピア・マルコ

悪魔:デビルハード

となりました。
見事なまでに次界編キャラの1・2・3フィニッシュ
敗者復活キャラも健闘及ばず、非常に順当な結果に落ち着きました。

まあ、多くの人が順当だと思うってことは投票の妥当性が示されたようなもので、
強い者同士・弱い者同士がぶつかり合って意外な顔が上位に来たところで
最終的に本当に強い者が一番上にくるというのは、至極当たり前の結果ともいえます。

そんな中で卑弥太夫聖ペレマラドンナ妃などの「知る人ぞ知るマイナーキャラ」が
何度も復刻されたような超人気キャラと互角以上に渡り合ったのは感慨深いです。
いくらビックリマンファンが根強いといっても、公式サイトを訪れる総アクセスからすれば
ほんの数割程度ではないかと思うのですが、(大多数は昔シールやアニメに接した一見さんかと)
マニア票を集めたことで「へー、こんなキャラもいたんだ」というキャラ発掘効果をもたらし、
その後の認知度向上→新規ファン獲得 につながった可能性もありますね。
…マルコ編やパンゲ編はそもそも知名度が雲泥ですから、少しのきっかけで化ける素養はあるんですよね。

今後、今回の優勝キャラを含めた新シリーズの情報が小出しにされることを期待しましょうか。

ところで、結局のところ何が「Yes!We can!!」だったんでしょうか?

ちょっと早く投票企画を振り返る

今回公式サイトで行われた人気投票について、
次界編・マルコ編・パンゲ編という時代区分
あるいは
天使・お守り系・悪魔という種族区分
により、結果として独特な顔ぶれが並ぶことになったわけですが、
それゆえに不満を覚えた人も割といるんじゃないでしょうか。

従来ほとんど陽の目を浴びることがなかったパンゲ編のキャラや
初期弾を含む多くのザコ悪魔のラインナップは結構興味深いものでしたが、
反面、神帝系や十字架天使系などもともと多大な人気を誇るキャラが
お互いに潰し合う結果となってしまったわけでして。

弾をまたいでいるから難しいですが、たとえばパワーアップ形態のあるキャラは
全ての票をひとつにまとめ、最も票の高い形態を代表とする
、ということであれば
同キャラの票割れも起きず、純粋にそのキャラの人気を計ることができたかも。

もう一つ不満点を挙げると、次界編のお守りに19弾の次代が含まれたこと
純粋な次界編お守りを差し置いてマルコやオリンに票が集まったのは不公平感ありますし、
同様にオーストルーザーやキャメロデオが上位に食い込んだのも違和感ありました。
マルコ編・パンゲ編はストーリーに絡む場合と絡まない場合の扱いが雲泥ですからね。

まあ、こういう予想外の事態があるからこそ、面白い流れになったのかも?
そんな中でも、最終的にほぼ妥当なキャラが勝ち残ってきたので
仮にどのキャラが優勝したとしても、それほど首をかしげることにはならなさそうです。

ところで、優勝キャラの処遇についてまだ発表がありませんが、
これが事前に判明していたかどうかによっても票の行方は変わりえたのではないかと。
大方の予想は、ルーツ伝の次シリーズに復刻枠として登場、というものでしょうが、
たとえば素材がホロだとか新規描きおろしだとか、今までと違うタイプの復刻であれば
「ただの復刻キャラ選びだと思ってスルーしてた」という人は後悔するかも??

何はともあれ、大本営発表はまだですかー?

BM最大トーナメントいよいよ決勝!!

公式サイトでも案内が出ていますが、
ルーツ伝の「B缶キャンペーン」応募締切が迫っています。
私もすっかり忘れてましたが、中身の変更は無かったんですよね??
前評判ほど盛り上がらなかったのは、やはりキャラが使い回しだからでしょうね。
アイデアは悪くないと思うものの、いかんせん期待度のほうが高すぎましたし
特製素材=普通のプリズムシールじゃ納得しづらいですよね。

さてそんな前置きは置いておいて、
3すくみキャラクター人気投票「Yes!We can!!」(略しすぎ)がいよいよ佳境!
厳しい敗者復活戦を這い上がってきたのは、この面々でした。

天:騎神アリババ
守:プッチー・オリン
悪:魔人ドジキュラー

あなたの予想は当たったでしょうか?

天使部門はクロスエンジェル・アローエンジェルが票を分け合ったためか、
アリババが接戦を制し勝ち上がってきました。
お守り・次代・お助け部門は大方の予想通り、未復刻の超重要キャラ・オリンが勝ち抜き。
悪魔部門はこれといった決め手に欠けるキャラが多い中で、
初期弾のユーモラスな造形と十字架ファンの後押し?でドジキュラーが勝ち名乗り。
わりと納得のいく結果となった印象です。

こうしてついに迎える決勝戦!
全選手、入場!!

先陣に立って次界への道を切り拓く、立身出世の若武者出陣!
ロココの後は俺が継ぐ!ヤマト神帝だァーー!!


ロスタイム間際で最後に放つビクトリーゴール!
パンゲ編屈指の美女キャラが降臨!聖ペレマラドンナ妃だァーー!!

俺は白なのか黒なのか?悲劇を力に変えてきた!
今こそ混沌な宿命に終止符を打つ!騎神アリババだ!!

小さな体に聖魔2大英雄の血が滾る!!
放て和成光拳!!ピア・マルコォーー!!

謎が謎呼ぶ魅惑の次代部が沈黙を破って今出陣!
自らのルーツを高らかに叫べ!卑弥太夫だァーー!!

打ち鳴らすタンタタネットは羅因の響き!
超聖神ルーツが華麗に舞う!プッチー・オリン!!

敗軍の将はヘッドを語らず!偉大なるD・Dの血脈は今いずこ!!
もう落ち武者とは呼ばせない!デビルハードが来たーーッッ!!

乗り手なのか乗り物なのか、選ばれたのはハッハハハァ!?
マルコ編きってのダークホース!キャメロデオォーー!!

ドジも極めりゃ一番星!記念すべき第1弾からキュー復活!
デビルサイドの名バイプレーヤー、魔人ドジキュラだァーー!!

…リザーバーは用意していませんのであしからず。

んでもって、勝者の権利とは果たして何ぞ??
ここまで引っ張っておいて単なる復刻じゃ納得しないですぞー?

血統がモノをいう投票

公式サイトの人気投票、波乱と順当とが入り混じり
混沌とした展開を見せつつありますね。

…というようなことを書こうと思っているうちに時が過ぎ、
気づけば決勝進出キャラが出そろい敗者復活戦もすでに半ば。
すっかり出遅れ感のあるこのブログだったりします。

てなわけで、激戦の同キャラ対決の軍配は

ヤマト王子 × ヤマト神帝
ストライク天使 × クロススター
となり、続いて行われた次界編統一戦では

ヤマト神帝 × ストライク天使

という結果になりました。
アニメの主人公格が仁義なき潰し合いを繰り広げたわけで、
両者のファンにとってはなんとも苦しい展開だったのではないでしょうか。

他には、オーストルーザーVSガーディアンジェルはオーストルーザー
キャメロデオVS怪奇ウルムーンはキャメロデオ
そしてロックンゲッターVSピア・マルコはピア・マルコという順当すぎる展開。
弾数の都合でマルコが次界編扱いなのが最大の落とし穴な気がします。
その一方で、ホーサフィンや銀公女を蹴散らした卑弥太夫の底力は凄まじいです。
シール上では何の活躍も見られず、月刊OUTのQ&Aコーナーにてただ一度だけ
マリアとの関係が語られたっきりのキャラなのですが、
ここまで根強い支持が明確にされると反後博士も意識せずにはいられませんね。
("気光子氷ミコ"の命名の時点で、全く意識していないとは考えにくいですけど)

こうしてヘッド格キャラやそのルーツ系子ばかりが勝ち残ってきたこの投票。
決選の舞台に上がるのは

ヤマト神帝VS聖ペレマラドンナ妃VS敗者復活天使

ピア・マルコVS卑弥太夫VS敗者復活お守り(次代・お助け)

デビルハードVSキャメロデオVS敗者復活悪魔

というラインナップになりました。
なんともいびつな印象を受けたのは私だけでしょうか。

敗者復活枠で選ばれるキャラがどれだけ場を引っかき回せるか??
下田研究員ならずとも、手に汗握る波乱を期待したいところです!

同キャラ骨肉バトル勃発!

公式サイトで開催中の「MYベスト3投票」(タイトル一部略)にて、
全ての3すくみキャラを対象とした選抜戦の投票が締め切られ
選ばれた各ブロックの代表が発表されました!

気になるその代表キャラは…

1~5弾選抜:ヤマト王子・ニンニク満助・八魔オロチ
6~10弾選抜:ヤマト神帝・珍カーベル・どらQ魔

11~14弾選抜:ストライク天使・ロックンゲッター・大門魔
15~19弾選抜:クロススター・ピア・マルコ・デビルハード

20~22弾選抜:オーストルーザー・卑弥太夫・キャメロデオ
23~25弾選抜:ガーディアンジェル・銀公女・怪奇ウルムーン

26~28弾選抜:春風エンジェル・のき咲留子・ボディコン鬼
29~31弾選抜:聖ペレマラドンナ妃・貝犬・怪乱pan

という結果だそうで。

妥当といえば妥当な結果…でしょうか?
で、次界編代表x2、マルコ編代表、パンゲ編代表を決定すべく
上の表で色分けしたグループ同士の選抜投票が開催中です。
つまり、ヤマト王子VSヤマト神帝ストライク天使VSクロススターといった
同キャラ同士の骨肉バトルが勃発というドラマチックな展開と相成りました。
果たしてどうなってしまうのでしょうか?

さて、今回公式サイトでは「BMヘッドライン」と称して
投票結果を独自に分析し、勝者を予想する記事が掲載されました。
この記事を書いたのは、「ビックリマン研究家」を自称する下田氏なる人物。
ビックリマンで「下田」というと、コロイチでニャンダー漫画の監修をしていた
REDカンパニーの下田淳氏ぐらいしか思い当たらないのですが、はてさて。

同時に反後博士による講評も掲載されていました。
なんとなく的を射ているようなそうでもないような、個人的には微妙な講評でした。
まあ博士も、この結果だけで何か書いてといわれても困ったのかもしれません。
デビルハードを「ブラックデビル系」とか書いてたのは、HP作成者が寝ぼけていたものと考えます。

さて、各ブロックで次点となったキャラをカッコ書きで記載してみます。

1~5弾選抜:ヤマト王子(騎神アリババ)・ニンニク満助(助剣)・八魔オロチ(魔人ドジキュラー)
6~10弾選抜:ヤマト神帝(クロスエンジェル)・珍カーベル(芸助)・どらQ魔(八魔鬼ング)

11~14弾選抜:ストライク天使(アローエンジェル)・ロックンゲッター(イージーヒッター)・大門魔(メガロ魔Λ)
15~19弾選抜:クロススター(アッシラ王)・ピア・マルコ(プッチー・オリン)・デビルハード(リオコーン)

20~22弾選抜:オーストルーザー(カーニボン)・卑弥太夫(超光子)・キャメロデオ(アントロイメ)
23~25弾選抜:ガーディアンジェル(後生メンジェル)・銀公女(ホーサフィン)・怪奇ウルムーン(鬼てんぐ)

26~28弾選抜:春風エンジェル(聖若楽泉)・のき咲留子(チュン太)・ボディコン鬼(忍ジャック)
29~31弾選抜:聖ペレマラドンナ妃(アマテラス帝)・貝犬(助っ人パント舞夢)・怪乱pan(鬼ッ苦鬼ッ火)

次点キャラは敗者復活戦に参加することになるそうで、要注目といえるでしょう。
それよりもこのラインナップから読み取れることを考察してみますと、
1.アニメの主人公
2.かわいい女系キャラ
3.1か2の3すくみ関係

に集約できるのではないでしょうか。

1に該当するのは、言うまでも無くヤマト十字架マルコたちですね。
2は銀公女聖ペレマラドンナ妃など、特に1のキャラが不在の弾に色濃く反映されています。
のき咲留子ボディコン鬼など、見た目だけで選ばれた感がひしひし感じられます。
3はニンニク満助八魔オロチがまさに代表格ですが、それでも強豪ひしめく次界編ブロックで勝ち残るのは、
ヤマトファンや十字架ファンが3すくみ関係の彼らも含めて支えている現状がうかがえますね。

これまで一度も復刻されていないプッチー・オリン
マリアとの双子設定がまるで活かされていない卑弥太夫などは、
再びスポットを当ててもらいたいというファンの意志も働いている気がします。

十字架天使系が元祖十字架天使以外全てランクインしているのも凄まじいですね。
(十字架天使も、おそらく1~5弾選抜の3位ぐらいに入っているのでは?)
逆に、ヤマト以外の若神子系が騎神アリババ以外に入らなかったのは
票が分散したのか十字架パワーが強すぎたのか、いずれにせよ不運としか言いようが無いかも。
もしまた投票企画があれば、神帝だけの投票十字架系だけの投票なども見てみたいところです。

それにしても、おそらく全てのキャラを同列で投票できるシステムであれば
上位は次界編キャラで埋め尽くされるだろうことは容易に想像できるのですが、
そうでないからこそ貝犬怪奇ウルムーンなどが勝ち残ったことは
非常に興味深い結果だと思います。
多くの人たちは、マルコ編やパンゲ編は名前だけじゃ姿が思い出せないことも多かったのではないかと(笑)
メガロ魔Λアントロイメが健闘したのも面白いですね。
ストーリー性+女系ということで、一歩抜きん出た感があります。
反後博士は、この結果を踏まえて次期シリーズでは見た目重視のキャラも増やしていただければと(笑)

何気に、今後どんな展開を見せるのかが面白くなってきました!

「はい、二人組作って~」

若神子とアーチ天使の組み合わせを考えた時、
キャラの雰囲気で決めたのかと思われる節がありませんか?

例えばヤマトと如面は、ともに古風で和風なイメージ。
ピーターとオーロラは、ともに幻想的で夜のイメージ
男ジャックとクリスタルは、ともに山岳系のアウトドアなイメージ。
一本釣とオアシスは、しいて言えば水辺つながり。
(砂漠のオアシスに魚がいることは少なそうですが)

こう考えると、ちょっと組み合わせに難がありそうなのが
牛若とポンプではないでしょうか。

牛若もどちらかといえば古風で和風なので、如面とペアでもよさげですが
そこは主役特権か何かでヤマトが選ばれたのかも??
しかし牛若とポンプではつながり的なものは特に見出せないので、
神帝としての姿も上半身と下半身でかなりちぐはぐした印象です。

フッドとレスQも、いまいちベストな組み合わせという感じではないのですが。
片や森、片や海で、全然つながらない気が…。
まあ、うかつな事を言うとファンから非難ごうごうとなりかねませんので自粛自粛。

アリババと明星は、こちらも幻想的で夜のイメージもありますが
どちらかといえばミステリアスな雰囲気を重視しての組かもしれませんね。

ただ、照光がいたら照光+明星の組になっていたかも…??

ふしぎ卵のふたご神

そもそも双子なのに両方とも「ゼウス」って、おかしくない?
普通は別々の名前付けると思うんですが、どうでしょうか。

片方が「スーパー」で他方が「ブラック」というのもどうかと。
あたかも「スーパー」がメインで、「ブラック」は派生的に生まれた感じさえします。
(販売ブツとしてのシール的にはまさにそうなんでしょうけど)

となるとつまり、こう考えることもできますよね。
元々「次神子」としては「スーパーゼウス」だけが生まれるはずだったのが、
ある理由で「双子」として「ブラックゼウス」誕生することになってしまったのでは?

ゼウスのルーツは、ひかり伝・ルーツ伝から想像されるに
「全能星太子」「アダムダム固守卵」の融合体だと考えられます。
ところで大教典のタンゴマンコードで、ブラックゼウスについては
「アダムダム卵がホームなのか?」
と言われています。
しかしこのアダムダム固守卵、何かと黒い影がつきまとうシロモノでして…。

たとえば最初に発見したのは「魔祖ジュラ王」
その後の因縁を思わせる邂逅です。

また、まとばの「発光大黄土」という肥沃層に埋められた固守卵でしたが、
この大黄土自体が魔毒ゲルドックスにより「不活性化」されてしまい、
聖クィーンタレイアが早熟するようにと「魅宝蜜」を注ぎ込むも
光動鬼クロズーメバチが超聖神のエキスに混ぜて自分のエキスも注入する有様。
さらにゲルドックスのQRコードで「毒装ネイル注射でニ卵分離」とあったり、
魔弾ラミバッカスのQRでは「発光大黄土に抱れた固守卵が分割光透明開始」ともあり、
この時点で固守卵(の中身)が2つに分裂し始めたような描写が…。
シャーマンカーンのタンゴマンコード
「双子ゼウスルーツはまとばにあり」
からも、まとばの時点で「双子化」したとも解釈できますね。

その後、まとば大ソライ塔地下の大魔宮に安置された固守卵でしたが、
大ソライ塔の崩壊とともに現れた魔曇天怪により持ち去られ、その後長く行方不明に。

しかし、博士によるBMデコード最終回「聖像エニグマ」の回にて、
エニグマの手に抱かれた固守卵のその後については
一筋縄ではいかない複雑怪奇な「謎」があり、
まだ見ぬルーツが関与する旨の発言がされています。

ちなみに、スーパーゼウスのタンゴマンコードは
「我の影が蠢き大動乱がスタート」

「スーパーゼウスの影」=「ブラックゼウス」なのか?
「大動乱」が聖魔分裂を意味するとしたら、
誕生直後に「異聖魔似事誘」(大聖のナディア裏面)で悪心に染められていたBZが
逆に始祖ジュラを悪心化し、聖魔分裂を引き起こさせたとか???
(でもそうなると、そもそもジュラがBZを取り込んだのはジュラの意志ではない?)

しかし、この「異聖魔似事誘」は大聖のナディアの裏面イラストを見る限り
ジュラが異聖メディア(メディアBW)に化けて(?)
BZを誘い出したようにも見えるため、この時点のジュラはやはり悪心持ちと言えるでしょうか。

魔祖ジュラ王がその後の固守卵の流転から次神子分裂、悪心化まで全て計画していたとしたら
ずいぶんと気の長く手の込んだ話なのですが、どうなんでしょうか。
背後でナディアに反発するクロノズーが糸を引いていたりするんですかね?

ところで、ホロセレクションのブラックゼウスQRコードにはこう書かれています。
「ひかり源層紀より流層に息衝く黒源系の魔祖をカプセルに
超聖神影に育まれ誕生し皮肉にも6聖卵で魔性を脱皮」

流層に棲まうジュラの体内でなお「超聖神影に育まれ」ていたというところに
違和感を感じるところです。
「誕生」が意味するのはナディアの聖産時点か、それとも魔性化完了時点?
「6聖卵で魔性を脱皮」するのが「皮肉にも」というところにも、
卵つながりの謎が隠されていそうですね。

うーん、確かに複雑怪奇な様相を呈するかもしれませんが、
ちょっと飛躍しすぎな気もするので、今日はこれまで!

秋のセンバツ開催中

巷でウワサの謎の投票企画「MYベスト3勝ち抜き決定戦」(タイトル一部省略)が
いよいよスタートしましたね。
17日開始と告知していながら前日夕方にフライングとは、なかなかやってくれます(笑)

どんな形式で行われるのかが注目でしたが、
全31弾を8つのブロックに分けて、その中で天使・悪魔・お守り(次代・お助け)を
1キャラずつ選んで投票するというもの
でした。

今回の対象は「1弾~5弾」「11弾~14弾」「20弾~22弾」「26弾~28弾」の4つ。
次界編(1弾~19弾)・マルコ編(20弾~25弾)・パンゲ編(26弾~31弾)で大分類されているため、
どうしてもキャラ数は偏ってしまいますね。
その分、キャラの人気も偏っているからどっこいかもしれませんが。
次界編の前に、1弾~8弾を「天聖魔界編」とでもして分割したらよかったかも。
いや、どうせなら「ゼウス編」「ロココ編」「マルコ編」「パンゲ編」の4分割かな。
どうでもいい話ですが。

今回の投票は23日18:00まで受け付けとのこと。
発表は10月30日だそうで、博士による論評も同時にアップされるんでしょうか。

とんでもない(悪意の介入が感じられるような)結果だったりして。
公正な判定がされていればいいのですが。

どんなキャラが勝ち抜くか、楽しみなような怖いような??
…どう転んでも微妙な結果になりそうな気がするのは私だけでしょうか(爆)

休日の過ごし方

10月12日は年に一度のビックリマンオンリーイベントin東京の日でしたが、
今回はもろもろの事情により参加せずでした。
例年、本を買わずシールも交換せず、知人と話をする程度なのですが
東京オンリー欠席したのは上京して以来初めてかもしれません。

うーん、どうも最近この手の交流イベントの出席率が低いなあ。
大阪や名古屋にもここ数年行けてませんし。
(わざわざ世間話をしに足を運ぶほうが普通ではないですけど)

WHFのような何かグッズ類がゲットできそうなイベントには参加できてるものの、
ここ最近何度か開催されているシール交換会にも赴くことがままならない状況。
もちろん行きたい気持ちはあるんですけどね。
いい歳した社会人はいろいろ忙しいのです(爆)

とか何とか言っといて、先日までゲッテンカのロケテが開催されていた
越谷レイクタウンの時代屋に立ち寄ってみてたりして。


ちびっこが延々と占拠してたので、ついぞ「代わって」と言い出せず
結局1枚も回せなかったのはここだけの話(笑)
まあこんな状況でラストの1枚がゲットできるとも思えないし、
こうしてネタにできたから、まあいっか、と。

うーむ。いい歳した社会人の行動ではないなあ。

実写版・ビックリマンを創った男たち

昭和のある一年に着目し、その年の出来事を徹底的に掘り下げる
NHK BS-2で月イチ放送中の番組『日めくりタイムトラベル』
今回のテーマである「昭和60年」は、このブログの読者ならご存知の通り
ビックリマンチョコ(悪魔VS天使編)の発売がスタートした年ですよね。

そんなわけで、3時間あるこの番組の中盤約15分間、
ビックリマンの大ブームを特集したコーナーが放送されました!

さすがNHKというべきか、当時のVTRや当事者へのインタビューなど豊富に織り交ぜ
実に見ごたえのある番組となっておりました。

中でも何といっても注目は、反後博士が動いて喋っているシーンが放送されたことでしょう!



何故か現在の肩書きは紹介されませんでしたが、
博士が直々にテレビに登場されるというのはかなり稀な事かと。

テレビゲームを意識して、これまでにない参加型シールを発想したとの話。
そこで「悪魔と天使」の対抗戦をベースに、人間性を持つどっちつかずの「お守り」、
そしてトランプのジョーカーのようなキャラを加えたり、
種族ごとの勝ち負け(すくみ関係)を明確にして対戦要素を深めたとのこと。
そんな話が博士の口から語られました。

さらに博士は流行を取り入れるべく、若い世代のデザイナーを抜擢。
それがグリーンハウスの米澤さん・兵藤さんなわけですね。

ということで、お二方も揃って登場。(喋ってるのは今回も米澤さんですが)

ここで流行を取り入れた例として、何故かお笑いタレント原案の没キャラが紹介。
何気に初見なんですけど…。

さらに博士は、シールの素材を使い分けるという当時としては革新的なアイデアを導入。
大日本印刷(当時)の平井氏のインタビューもありました。
(余談ながらこの人、おそらくかつての公式サイトで「H氏」と呼ばれていた人かと)

当時の子供たちを取材したVTRなどもあり、いかにブームが加熱していたかが強調されます。
また、ライバルのお菓子メーカーも後追いでブームに便乗、ということで
なんと「カバヤ食品」への取材も敢行。
「ハリマ王の伝説」などが紹介され、さらに何の担当の方かは不明ですが
「売れてるという風な情報があれば、そういう類似の商品を出して、
ビックリマンさんがですね、非常に売れてるというふうな情報から、
我々も同様の商品をと、いうことになったと思います」

と、カバヤの人がかなりぶっちゃけてました(笑)

そしてアニメや着ぐるみショーのVTRも流れ、一人の社員が生み出したキャラが
どんどん広がっていったことがナレーションされます。


何故か怪獣と戦うヤマトたち(笑)

そして再び博士のコメントへ。
ここでのコメントは、博士のシールに対する姿勢がうかがえて実に興味深いです。

「今までの作品の作り方と違って、まず主人公がいないということなんですね。
ヒーローものはそのヒーローが解決するんだよ、と縮まっていきますから。
こちら(ビックリマン)は拡散していきますから。
どんどんどんどん膨張するだけなんですね。
欠落していくものに対してどんどん補充していってあげて、
また欠落していって補充してあげるっていうことですから。
いつまで経っても広がる状況なんですね」

道理でひかり伝がいつまで経っても収束しないわけだ(^_^;

最後に、スタジオにシールが大量に登場。

リアルタイム世代のゲストが歓喜する一方で、露骨に興味のない中尾彬が悪態を突いたり(笑)
ブラックゼウスのプレミア価格には全員驚きの声を上げてました。

という感じで特集コーナーは終了。
それにしても、まさかNHKでここまでビックリマンを掘り下げる企画が行われようとは。
いずれまた再放送もあるでしょうから、見逃した方は要チェックですよー。

「実写版・ビックリマンを創った男たち」続きを読む

ザ・ベスト天守悪123

公式サイトはルーツ伝特設ページやニュース一覧しか見てません、
という人も中にはいると思いますが、
たまにはトップページを見てみると思わぬ新機軸が登場しているものです。

てなわけで、何の前触れもなく唐突に出現した大看板にご注目。

 「悪魔VS天使1-31弾(悪魔:お守り:天使)
 MYベスト3勝ち抜き決定戦
 Yes!We can!!」

むー、何が何やらですが、ひとまずクリックして内容を確認…。

…なんだかよくわかりませぬ…。


一応理解できたっぽいことをまとめますと、
・次界編・マルコ編・パンゲ編の3ブロックに分かれ、シールキャラの人気投票を行う
・キャラはヘッド以外で、あらかじめ決定されていて順次公開される
・トーナメント戦で、選抜戦や敗者復活戦を含めると結構なボリューム?
・最多得票キャラには博士のコメントもあり
・勝ち残ったキャラは、次回作で復刻登場するかも?
・詳細の発表は10月17日

ということで、おそらく誰ひとり想像しえなかったであろう誰得な新企画がスタート。
何が「Yes!We can!!」なのかは大いに謎です。
今後のシール展開との連携もあるようなのですが、
逆に考えるとこのトーナメントが終わるまでは新作発売はナイ?(爆)

ともあれ、詳細が明らかになるまでは何とも言えないところですが、
少なくとも投票システムに関しては、DS BM大事典の二の舞だけは避けていただきたいですね(^^;

バナナはおやつに入りますか?

gooランキング・「遠足のおやつ300円」に必ず入れたいお菓子ランキングより
http://ranking.goo.ne.jp/ranking/013/picnic_snack/

このランキングの第30位に「ビックリマンチョコ」がランクインしております。

1位:ポッキー
2位:うまい棒
3位:じゃがりこ

このランキング、意味合いとしては2つあると考えられます。
1つは、定番お菓子としての好みのランキング
もう1つは、その中でも安価なお菓子としてのランキング
「300円」という縛りがある中でいかに楽しめるかというのは、
質と量のバランスが最重要というのは今更語るまでもないでしょう。

そういう視点で考えた時、
このランキングに「ビックリマンチョコ」が登場する意味とは…

回答者層は今の子供限定というわけではないため、
インターネット利用者層全般と考えると、いい大人の昔の思い出が基調だと考えられます。
すると今回「ビックリマンチョコ」に票を投じた多くの人たちは、
おそらく1個30円の駄菓子として、選んだのではないかと…。

もうロッテは一度腹をくくって、1個30円のビックリマンを復活させるしかないでしょう!
たとえサイズが小さくなろうとも、たとえシールがしょぼしょぼになろうとも、
値段と雰囲気さえ復活できればそれなりのヒット商品になる…かも?!

しかし、つくづくビックリマンチョコという商品の知名度・浸透度はすごいですねえ…。
商品性の違いというのも大きいでしょうが、このランキング50位までのうち
ロッテ商品としてランクインしたのはビックリマンただ一つっていうんですから。

担当者の皆さんは誇っていいんじゃないですかね?

グリーンだヨ!

半年振りにグリーンハウスの公式サイトが更新されていました。

…が、内容としてはルーツ伝のキャラやパッケージが追加された程度で、
期待していた没画像コーナーは進展なし
実に残念です。
前回公開したときに、ロッテからクレーム付いたりしたのでしょうか??

そういや、私が単身グリーンハウスに突撃取材したのがもう2年前のこと。
また機会があればぜひ…と思いつつ、未だに果たせずにいるのですが
その間にGxSやらルーツ伝やら南商研やらゲッテンカやら、新たな作品が次々登場。
米澤さん・兵藤さんがメディアに登場することもちらほらあったりで、
あの当時に比べるとだいぶ身近に感じられることが多くなったような気もします。

私らと同世代のいろんな人が、彼らを必要としてアクションしているおかげでしょうかね?

そうそう、10/10 夜8時からNHK BS2「日めくりタイムトラベル(昭和60年)」にて
昭和60年のムーブメントの一つとしてビックリマンも紹介されるとか!
グリーンハウスも出演するらしいですヨ?!

…米澤さん、宣伝こんなもんでどうっすか?(爆)

時の海を越えて

アクア層は、かつては単なる海属性のエリアだと思われていましたが
「大教典」にて時空を超越するタイムトンネル的な要素を持つエリアということが判明。
破断層とともに幾多の層をまたぐ「流層」との位置づけがされました。

だからこそ、新河系からパンゲへの大移動も起こりえたのでしょうが、
この設定を踏まえて旧25弾当時を振り返ると、実に面白いことがわかります。

たとえば怪長ダンシャーク裏面の記述より

「アクアの源流はエズフィト?」

エズフィトがタイムトンネルの向こう側に栄えた国だとしたら、
ひかり源層紀の頃より既に存在し、あらゆる時空とつながっていることになるかも?

また、深王ポセイラゲ裏面では

「源層流に浮遊してアクアに出現した古魔魚族!!」

とあり、源層紀からアクア層へのルートが存在するかのようにも受け取れます。
そもそもポセイラゲはポセイドスの「兄」と言われていたかと思うのですが、
これだけ年月を隔てて「子孫」でもなく「兄」が登場するというところが
かなり違和感を感じていたのですけど、時空を越えてきたのなら納得??

さらには、夾角士トリノン裏面で記載されている

「ビッグポロロッカー現象予兆」

について、アクア層を大逆流させるということは単なる洪水に収まらず、
歴史をひっくり返すような大異変をもたらしかねません。

もっとも、中にはアクア層を単なる悪魔支配の一エリアとして描いている文面もあり
時空トンネル説が当初からの発想だったのか、微妙に疑問もあるのですが…。

大教典では、ダークマターが歴史を書き換えているのでは?
カーンがつぶやいているシーンがありましたが、
破断層とアクア層の両方に出入りしているマターなら、あながち思い過ごしではないかも??

切れてナーイ

全31弾の全復刻というのは、おそらく永遠に実現しない気がするのですが、
ライトファン、コアなファンともに要望が強いのも確かなところかと。
シールをずらっと並べて眺めるのは気分がいいものですからね。

そこで、こんな企画はいかがでしょうか?

「ビックリマン ミニアンカットコレクション」

1枚のサイズは9x12cmで、3cm四方のシールが3x4の配列で並べてある構図。
各弾の天使・お守り・悪魔それぞれ12枚が1セットになってます。
ヘッドは複数の弾にまたがり、12枚ごとにまとめて1シートに。
ただしヘッド素材は全て角プリズム(20th Anniversary仕様)

1キャラごとのサイズがちょっと小さいですが、
ずらっと並んでいるのを眺める分にはむしろ良いかと。
(どうせここまでするなら、通常の4.8cmにしろという声もありそうですが)

3すくみは全31弾で90種(30弾と31弾は枚数が少ないので合体扱い)。
ヘッドもオリジナルは全360種なので30種。
合わせて120種となりますが、過去の例からすると出せないボリュームではないかと。
素材ごとの割合がほぼ1/4ずつというのは理想的ですね。
12枚合体デューク・アリババを加えて121種、
調子に乗ってアイス版ヘッド5~12弾も加えて129種というのもアリかも。

当然ながら、通常のチョコパッケージには入らないので
特注のビッグサイズチョコのオマケ、というカタチになります(爆)
単価は1個100円として…、これで100種以上というのはキツすぎますかね?

来年は悪魔VS天使編25周年なので、これぐらいのイベントがあったとしても
不思議ではないかも…??

ヘラPの行方

ニュースが無いと考察ネタが増えるのがウチの特色。
そんなわけで今回は、聖ボットヘラクライストについて。

ひかり伝1弾でいきなり「ヘラクライストP魔」というキャラが登場し、
「聖怪ヘラクレス主」「金太ロボ神」との関連もほのめかされて
にわかに注目を集めてから早や3年。

出るのが早すぎたのか、物語の流れから忘れ去られたかのように
ルーツ伝までまるで情報が出ないままの状態が続いております。

そもそも、ヘラクライストに関してはどんな情報が出ているかを振り返りましょう。

「ヘラクライストP魔」

シヴァヘラ守護士(ガーディアン)の二獄不協数唄(にごくふきょうかぞえうた)で

甲冑割れクロノ面(ズラ)突出悪魔(デビル)!

還流層(かんりゅうそう)で聖海(せいかい)へ

[QR] 金太ロボ神・ヘラクレス主タッグでクロノ顔を聖石灰化完了

ちなみに、復刻シールの金太ロボ神のQRには
ヘラクレス主タッグでヘラクライスト対抗
とあります。
聖怪ヘラクレス主の裏書には、ヘラクライスト関連の文言は出てきません。

これを読むと、ヘラクライストP魔の「クロノ面(ヅラ)」とは
シールで描かれている「仮面が割れた下からのぞく不気味な顔」のことで、
名前からして真黒域の超聖神クロノズーの影響が強く読み取れます。

もともとは「クロノ面」は突出していなかったのが、宙魔シヴァヘラの影響で
「クロノ面」がむき出しになった悪魔キャラ、との位置づけのようですが
聖怪ヘラクレス主と金太ロボ神が協力して、「聖石灰化」して覆い隠し、
クロノ面を封じ込めた、と想像できます。

ひかり伝には、このように「じゃあそれより前は何だったの?」という話が多いのですが
ヘラクライストP魔も何の前触れもなく突然出現して、そのまま封じられたようです。
金太ロボ神はそのために時空を越えて出現したということでしょうか。

また、「ビックリマン大教典」の博士コードでは…
・聖怪力のルーツはヘラクレス主なのか
・クロノ面復活は最大危機なのだ
・13番目の金太が天使化の要か?

このようなメッセージがあり、ヘラクライストP魔の影響が
そのまま後世のヘラクライストに受け継がれているようなイメージを抱かせます。
まるで、「聖石灰化されたヘラクライストP魔」をそのまま利用して
「ヘラクライスト」を創造した
かのような記述です。
(ちょうどハピラキの魔導ヘルリストみたいな感じ?)
そうでなければ「クロノ面復活」などを心配する必要がありませんし、
ヘラクライストを「天使化」したということは、もとは悪魔だったということですし。

そんなわけで、ひかり伝IでヘラクライストP魔がそれっきり放置状態というのは、
まさにそのまま、旧BM7弾の頃までずっと眠っていたということでしょうか。
放置も何も、もうこれ以上進展させる必要が無いというなら仕方ないですね。
どこかで「封印されしヘラクP魔をまとば海域跡で発掘」とか書かれていれば
もう少しわかりやすかったかもしれませんけど。
でも、なんでそんな危険なものを再利用しようと思ったんでしょうか。
ひかり源層紀の純正悪魔は、それだけの危険を冒しても実用化したいものなのかも?

それはともかく、当初から既に「ヘラクライストP魔」と呼ばれているというのは
まるでバカボンが生まれる前から「バカボンのパパ」と呼ばれるぐらい奇妙な話です。
そうなると他のキャラも「ヤマト王子P神」とか呼ばれてなけりゃおかしいですよね。
本人が名乗ったりクロノズーが命名するよりも早く封印されちゃったんでしょうか。
で、後世伝えられた書物の中で「この悪魔がヘラクライストの原型・プロトデビルである」と書かれたとか。

蛇足ながら、かの「アッキーナのビックリマンシール講座」の中で
聖ボットの創造について触れられた一節がありました。

「そこで天聖界は、ブラックゼウス討伐のために、古代源層紀の記録を元に復元した聖ボット」
「第7弾ヘッド・ヘラクライストを送り出したのです」

復元…。
ひかり源層紀の時代に、既に聖ボット状態にまで改造されていたんですかね?
今後、ヘラクライストP魔とヘラクライストの中間に位置する源層紀版聖ボットが登場するか否か、
注目したいところです。

Oh, Jesus!

聖フェニックスは、博士がイタリアで見た聖母子像のフレスコ画から
インスピレーションを受けて生み出したキャラと言われています。

さて、いわゆる「聖母子像」とは聖母マリアに抱かれるイエスを描いた宗教画のこと。
すなわち、フェニックスはイエス・キリストのポジションに位置することになりますね。

「愛と勇理の結晶として誕生した聖神子」
その手にはでかでかと十字架をかたどった杖を持ち、
争いを嫌い人々を新天地へ導く存在、という点ではかなり共通点がありますね。
後に一度消滅し、十字架(重聖架)のもとに復活するあたりは
狙って描いている気がしてなりません。

やがて天に昇り、神の世界に招かれるわけですが
その前に悪魔ヘッドと融合するというところが大胆な設定ですよね。


一方で、「大聖のナディア」で描かれた赤ん坊はスーパーゼウスだと考えられています。
こちらもまた別の意味で「神の子」なわけですが…。

そういや、聖母マリアは処女懐妊で神の子を宿したとされていますから、
マリアとイエスに血のつながりというのは、とりあえず存在しないはずですよね。
(宗教的、生物学的なややこしい話はヌキでお願いします)

聖神ナディアは次神子創出の大聖事を成したとされていますが、
ゼウスは「ナディアの子」ではない可能性を示唆していたりするのですかね…?
ルーツ伝では、全能星太子とアダムダム固守卵
ゼウスルーツと非常に深いところまで肉薄しているのですが…。

大聖のナディアの脇に立つ青いアンドロココは、
受胎告知を行った“ガブリエロココ”だったりするのでしょうか??
(ラファエロココがラファエル由来かどうかも不明ですけど)

また大教典の博士メッセージでは、聖フェニックスは
「ナディアとゼウスの契りなり」と語られています。

普通に解釈すると、契りを交わしたのは「ナディアとゼウス」ですが、
「ナディアとフェニックス」が「ゼウスの契り」を交わした、と
強引に解釈することも可能だったりしませんかね?

フェニックス(ロココ)は超聖神より託された「ゼウス」について、
ナディアとその誕生の契約を交わした
、という説は乱暴すぎるでしょうか?

ともあれ、ともに神の子として描かれた二人の運命は
幾源歴をまたいで交差する
…のかもしれません。


ところで、ズバリその名にキリストを冠した「ヘラクライスト」については
なんか進展しないもんっすかねー?

卵が先かワニが先か

旧BM・ひかり伝を通じて幾度と無く話題となる6聖球と比べると、
一度きりでどうにも印象の薄いのが6聖卵
始祖ジュラ脱皮・ブラックゼウス復活の大聖事を引き起こしたキーアイテムですが、
どこから来たのか、何故そんな力があったのかなど、謎の残る聖物です。
まあ、そもそも卵というのは復活や生命力に関連の深いモノですから
復活天使が所持していたりBZ復活に寄与したり、モチーフとしては違和感は無いのですが…。

さて、以前始祖ジュラとゴーストアリババの類似性から、
ジュラの因子がアリババとBZに引き継がれて世を戦乱に落とす宿命を果たしているのでは?
…という説を書いたことがありました。
2006.3.12「戦乱の黒幕」

今回はそれとはまた別の説になりますが。

ゴーストアリババは、創聖使により魔洗礼を受けて悪魔化したわけですが、
実は始祖ジュラも元は全然違う姿で、創聖使によりあの姿に変えられたのでは?

ひかり伝において、ジュラに関係しそうなキャラとなると
ダークマターP魔とも関係しそうな魔蛇邪のほかに、
たとえば天魔魁Bメズーサ…。
ちょうどそのすぐ後ぐらいに、創聖使のルーツ・超曼9聖が登場していますね…。
曼ジュラもとい曼樹羅なんてエリアもありましたっけ。
元から悪魔だったBメズーサが魔洗礼で始祖ジュラ化したとしたら、
6聖卵の爆撃を受けても元の姿に戻らず、完全に消滅しても不思議ではないかも。

と、ここまで考えたところで元の疑問に立ち戻ります。
すなわち、6聖卵とは何だったのか。
ゴーストアリババを聖浄化した聖弾流については、聖梵ミロクのホロセレQRコードによると
7因王ルーツ神子の接近に思わず3超聖使パワーを掃射、とありました。
ミロクやメディアの意志ではなかったようなのですが、
ここでのポイントは、魔洗礼を解いたのは「3超聖使パワー」ということ。

となると、もしや6聖卵にも超聖使のパワーが…??

と思ったのですが、6聖卵にはクロスエンジェルら復活天使が
自分の理力を込めている
ことがシール裏記述などで明確になっていたのでした。

って待てよ?

大帝ホエールは…彼のルーツは確か…!!

「源層歴はくり返す」

表題は25弾「怪竜アマゾルス」の裏書冒頭より。

博士の最近のコメントを読むと、ひかり源層紀の出来事は
未来(旧BM)の出来事と密接にリンクしている
ことが多いようで、
メッシュベルトの重複やら必然的な因子のなんとかかんとかで
こじつk…いやいや、興味をそそるストーリーを醸しだしていますね。

先日も、流層を流転する固守卵非層を漂うBZとダブらせたりしていましたが
ひかり伝と旧BMとでオーバーラップするネタというのは他にもありますね。

こと、ひかり伝II以降の舞台が何故か次界の各エリアとダブって見えるのは
意図的に狙っていることなのでしょうか?

ひかり伝II:
まとば新聖界=次動ネブラ
ついでに大ソライ塔=魔幻型

ひかり伝III:
五層変化境=智道5魔孔

ひかり伝おとぎ:
曼樹羅=第二曼聖羅
ついでに異彩姫飛来=異聖神飛来

ひかり伝聖魔暦:
怪物の泉=天蓋瀑布(苦しい…)

ひかり伝聖魔十戒:
Wレンソイス・Bイルリサット・バサラストR=久遠域
ついでに3界の相互干渉で新世界化=ザハート噴火で新次界化

ルーツ伝:
グレートサラオ=ハートタンク
ついでに聖魔の確立=聖魔共存の時代


はいはい、ツッコミどころが多いことは重々承知です。
白縫の方舟=巨方舟とすると時期が全然合いませんし、
怪物の泉→源層界創層の流れが天蓋瀑布→虹層球、とはいきませんし。

でもまあ、一応この説が正しいと仮定すると
もしかしたらこの先の展開も、予想できたりするかもしれません。

「ルーツ伝の次」はどんな世界になるのか…。
旧BMではハートタンクの次は大ポリニア~聖ランドでした。
奇しくも「過去の源層界」を舞台とした物語でしたが、
ぐるっと一周してまたそこに戻ってくる、というのもありかも??

そしていよいよ、古代悪魔国家エズフィトが物語に絡んでくる可能性もありますね。
ダークマターの大魔テーションも謎だらけの世界ですが、何か進展がもたらされるでしょうか。
…って、それは「ルーツ伝の次の次」あたりでしょうか??(爆)

まあ、あくまで仮説ですから(^^;

1Q85

今回のテーマは、「起こりえなかった1985年
もし「悪魔VS天使編」が発売されなかったら…。

ビックリマンチョコの第9作「ギャグポスターシール」もあえなく1弾で打ち切りとなり、
いよいよ進退窮まった反後四郎氏。
ビックリマン存亡の危機を向かえ、氏が起死回生に放った新シリーズは

「テーマファイター ニャンダー」

しかし時代を先取りしすぎたのか、このシリーズもあえなく1弾打ち切りとなり
ビックリマンチョコは8年に渡る歴史を閉じたのでした。

かくして世にオマケシールのブームは訪れず、
メディアミックスの先駆けといわれた一大センセーションも起こらず、
全国の小中学生の心にビックリマンの文字は躍らず、
月日は流れても何ら復刻の気配を見せず、
ビックリマンといえば「どっきりシール」か「まじゃりんこシール」と言われ、
この私もネットオークションに張り付くようなこともなく、
休みの日にせっせとブログを書き溜めるようなこともなく、
この10年ほどの間に起きた出会いや別れもまるで違ってきて、
一人のシールオタクの人生が全く違ったものであったであろうことは想像に難くないところ。

少なくとも”きゅー太”というネット上のキャラクターは存在していなかったでしょう。
…という話を、9が3つ出てくる日に書いてみるのもオツなものかと(笑)

まあ、もしかしたら全然違うジャンルで全然違う人脈を形成しているかもしれませんけど。
それはそれで、一度しかない人生に乾杯!ですかね?

アクアの闇に沈んだ歴史

25弾パート2のヘッドには、とかく違和感が付きまといます。
アクア層に出現した「聖かもごん」などの連中のことなのですが、
今更ながらストーリー的な重要度の低さ、裏書のやっつけ感が気になります。

「ヤマトJ」「オズ・アクアT」「コッキー・アクアT」
「閃光子」「聖宝ポップル」「聖静」
以外の6人は
果たして本当に意味のあるキャラなのでしょうか。

一歩譲って、アクア層とエズフィトの間を遮る「羅生鬼」
何かと意味深な「スーパーカムイ」はまだいいとして、
「聖かもごん」「王三年寝太」「プリンセスうりこ」「ドン正太」
特にこの4人の立ち位置がまるで適当で、
いてもいなくてもいいような扱いに見えてしまいます。

彼らは日本の昔話がモチーフのようですが、
名前も姿も、普通に3すくみの天使キャラとしても違和感ないですよね。
この弾ではオリンとギャルジャー5が再登場するはずだったことを考えると、
この6人は次の弾の3すくみとして出す予定だったのを
急遽差し替えられたキャラです
、と言われても納得してしまいそうです。

とはいえ、ヤマトJなどの6人のほうも裏面は結構ラフな印象で、
3すくみに多く見られる「自己紹介的な文言」が多用されているのが目に付きます。

コッキー・アクアTなどがその典型で、
『ハハハハァ俺が誰かに似てるって?
聖フックとぺロポネ剣と比べちゃ困るんだヨ
魔物を釣る点じゃそうかなぁエ~ッ冠?』

と、ヘッドなのに全編セリフ調。
詰め込むべき「中身」が無くて、適当な言い回しで逃げたとも邪推できます。

この弾、本当は全く違う展開を見せるはずだったのかも…??

60th Anniversary!!

私の記憶が確かならば…

今日9月3日は、ビックリマンの生みの親である"反後博士"こと反後四郎氏の
60回目のお誕生日です!

還暦おめでとうございます~。

博士が博士としてコロコロコミック誌上に登場されたのはもう23年ほど昔のこと
還暦を迎えられてもなおエネルギッシュなお姿は、今もまるで変わりませんよね。
ひかり伝からルーツ伝に至るまで、世界観はますます難解で奇奇怪怪になりつつありますが
それでもなお我々ファンを魅了して止まない、憧れの存在であり続けてらっしゃいます。

今後ももっとビックリマンを盛り上げて、多くのファンを楽しませてください!

なお、勝手ながらこのエントリーのコメント欄は博士への祝辞コメント用とさせていただきます。
(おこがましい話ですが、ロッテの人はファンブログもチェックしているらしいので、もしかしたら博士の目に届くカモ??)

プライズ・サプライズ

先日、応募受付が開始されたばかりのビックリマンモバイルですが、
早くも賞品が到着しました。

えーと…。
まあ、すぐに情報は知れ渡るでしょうから隠しても意味が無いと思うのですが、
さすがに発送されてすぐ画像とか出すのもアレなので、少し寝かせます。

とりあえず、送られてきたのは
「宅急便BUSINESS LETTER」(エクスパックみたいなやつ)に入った
平面的な2つのアイテム

1つは、「ビックリマン☆モバイルマスター認定証」という、
がんばって1000キャラ集めたことを認定するもの、です。

もう1つは…

「アニメならでは」「旧ファンが喜びそう」「平面系」のアイテムです。
ちなみにシールではありません。

ポイントを何度も追加購入してコツコツ頑張った甲斐があったかというと、
個人的にはビミョーな印象がぬぐえないのですが…。
アニメのファンなら、もっと喜ぶところなのかな。

さて、今後このモバイルサービスどうしようかなあ…。
このまま月額315円払い続けるのもどうかと思うのですが、
まだ読みきれていない多くのテキストが読めなくなるのは惜しい…。

ある魔幻洞ん

ルーツ伝の舞台である「グレートサラオ」は、様々な因子が渦巻き
時空を越えて幾多の誕生やパワーアップに影響を与えてきたといわれています。

聖魔それぞれにパワーを与えるかのようなこの地に、
「魔幻洞」という洞穴があるそうで。

ちょうど魔肖ネロンの裏イラストで描かれているのですが、
なんかどっかで見たことのある形をしております。

誰がどう見ても"ネブラ道祖""魔覇竜"の異名を持つあのキャラです。
でもアレは、どちらかといえば魔黒ヘラの祖造魔棒になっているほうが濃厚では…。
とか考えたとき、あーそういえば…と思い出したことが一つありました。

魔幻型

結論から言うと、「魔幻型」は「魔幻洞」を模した存在(モデル)であり、
「デザート・ネロ」に宿る「ネロン」を新たな魔偶の器「デカネロ」に移し変える装置

…だったのではないかと。
そして、魔動源祖球はミニグレートサラオのような存在だったのかもしれません。
そういや本家グレートサラオに「ルー源祖球」が落ちたとき7つのしずくが飛び出し、
そのうち5つがスピルーツになった、と語られていましたが
残る2つのうち「動」のしずくが何らかの過程で「魔動源祖球」に変化した、とかだったりして。

少し脱線しましたが、話を戻します。

何を言ってるのかわからないかもしれませんが、
ネロの本体=魔肖ネロン
仮の器=魔黒デザート・ネロ→ネロ魔身
次の器=魔肖デカネロ→デカネロン

と仮定すると、一つの仮説が描けます。

魔肖ネロンがデザート・ネロと融合し、魔肖ネロが誕生。(魔幻洞)
しかし永くは持たず崩壊し、魔身状態に。
その後、次動ネブラにて魔肖デカネロと融合し、デカネロンとして再生。(魔幻型)

ただ、こう考えると魔肖デカネロがルーツ伝で既に存在していたというのが
ちょっと不自然なところなんですよね。
「デカネロン」が「魔肖デカネロ」を模した存在、とか考えれば
まだ辻褄が合うのかもしれません。

ネロ系は、魔妃ネロクィーンや聖英ナポネロンや魔果ザクロックなども関係してくるので
わかりやすいようでわかりにくい相関がありますよね。
そもそも「ネロ」は魔性般若パワーが意思を持った存在、とも言われてますが、
公式サイトの10回企画で紹介されなかったネロ系の秘密も
そのうちどこかで解説されるでしょうか?

続・今こそモバイル!

ビックリマン☆モバイルキャラコンプ特典受付がスタートしたようです。

いやあ、ここまで長かったですね。
今回はまだコンプしていない人の携帯画面にも表示されているようですが、
慌ててガチャガチャ回し再開した人もいるかもしれませんね。
どうせならメルマガでも告知すればいいのにね…。

ともあれ今月中に応募完了すれば、来月中旬には景品が届くらしいですヨ。
まあ、それを見届けてからチャレンジするかどうか決めても遅くないかもしれませんが(^^;

お梵休み

今年の夏は仕事が忙しく、お盆休みもろくすっぽです。
まあゼロではないだけマシと思いましょうか…。

さてさて、そんな話題とは何の脈絡も無く、
今日のネタは創聖巡師について。

そもそも創聖巡師の「巡師」って、
聖梵ミロクが「超源歴に一度接近飛翔」という初期設定からで、
弥勒菩薩が56億7千万年後に再び現世に現れるという話が元ですよね。
一定周期で「巡回」するということで「巡」の字を使ったんでしょうが
今となっては何だったんだという感じもしなくもないです。
そもそも「超源歴」の定義が結局うやむやですし。
確か聖神ナディアが次神子を創出する周期も「超源歴」だという話がありましたが
これも一度きりの現象をあたかも定期的な事象として扱われた一例でしょうか。
それとも、我々が知らないところで実は新たな次神子が生み出されてたり??

そういえば、「怪奇フォーム」というのもありましたよね。
「聖被膜」をまとうことで、戦闘用の姿に変身するというアレですが、
創聖巡師のルーツである曼9聖の3人は怪奇フォームを強くイメージさせる姿でしたっけ。
そう考えると、怪奇フォームは曼9聖のパワーを顕在化させた姿なんですかね?
聖梵インダストに怪奇姿が存在しないというのも、このあたりの話と関係あったりして。
創聖使の6人も、実は戦闘用の姿に変身できたりしないですかねえ。

後付けといえば、ひかり伝に入ってから「羅因子」とか何とか、
「聖」と「魔」以外の第三要素として「羅」がやたらクローズアップされてますが
(ホロセレクションあたりから顕著になったような)
それなら「創羅巡師」とか「羅神メディア」とかであるべき…じゃないかと。
いや、さすがにそれは言いがかりですかね?

その時、歴史が動いた?

17弾からヘッドが12種x2に増殖しましたが、これはもちろん公取委勧告によるもので
本来反後博士の想定していた流れではなかったはず…ですよね。

もし公取委勧告が無ければ、17弾以降もそれまでと同じように
1弾あたり3~6キャラ程度しかヘッドは存在しなかったはず。
となると、18弾の7神帝やメイドンたちは、そもそも想定外だったんでしょうか

15弾では愛然かぐやなど以外に5神帝もヘッド化したことで、総勢9体もヘッドが登場しましたが
18弾でもこれと同じくらい大量に登場させるつもりがあったんでしょうか?

15弾5神帝の時点で、裏書きに「理球」を手にする記述があるので
5人のパワーアップ再登場は既定路線だと思うのですが、
ヤマトやアリババまで含める予定だったかどうかは微妙なところかと。

例えば、18弾パート1で5神帝が最終パワーアップし、パート2でヤマトとアリババが追加…とか
そんな想定とかはあったかもしれませんね。
ただこのように一度に出せないようだと、虹の7色になぞらえるのが困難になるので
やはり一度に7人全員出すという構想だった可能性は高いかもしれませんが…。
その場合は、メイドンは18弾パート2か19弾で登場、あるいはそもそも存在無しかも?

とか考え出すと、レインボール特攻の話は公取委勧告ありきで誕生した話だったり…?

7人全員出すからこそ「虹」になぞらえる発想が生まれたとすれば、
公取委勧告が無ければ全く別のパワーアップをしていたかもしれませんね。
聖ボット戦隊も多分登場しなかったでしょうし、創聖童鬼のパワーアップも無かったかも。

次界戦の後半は、実は大規模な路線変更が成された結果なのかもしれません。

今こそモバイル!

5月に総キャラクター数が1000に到達し、
それ以来進展の無い状態が続いていた
「ビックリマン☆モバイル」の「ビックリコレクションブック」。
コンプすれば豪華賞品がもらえるキャンペーンに応募できるという話でしたが、
すっかり音沙汰なしでもはやなし崩し的に忘れ去られるのかとさえ思われました。

が、今月に入ってこんな告知が掲載されました。

『ビックリコレクションブックコンプリートに関するお詫びと詳細のおしらせ』

おお、ついに!という感じですね。
中身を読むと、これまで告知が遅れたのは当初予定していた賞品が
諸事情で手配できなくなったため、新たに準備していたからだとか。
どんな事情があったんですかね…。

それはともかく、コンプリート特典についての詳細を見ますと、
コンプリート達成者全員に「本サイト完全オリジナル商品」がプレゼントされるとか!

どんな商品なんでしょうねー。
シールが付いてきたりしたらちょっとした騒ぎになるかも?(笑)

そんなわけで、忘れてた人やまだコンプリートしてない人は急げ~!

4億って言われてもピンと来ないよね

「トレンドGyao」の特集記事より。
『1年で4億個を生産した伝説のお菓子「ビックリマンチョコ」の裏話』
http://trend.gyao.jp/goods/entry-289019.html

裏話、というからどんな話かと期待して読んでみたのですが、
特に目新しい話もなく、個人的には既によく知られたエピソードばかりという印象です。
そりゃまあ、マニア向けの記事じゃないから当然かもしれませんけど…。

所々紹介されているシール画像が、何故か大きさバラバラなのが気になりました。

ところで記事タイトルにもなっていますが、ビックリマンチョコは
最盛期には年間約4億個も生産されていたという話です。
同時に、シリーズ累計では約15億個という話は初めて聞きましたが、
30年以上続いているのにこの偏りは凄まじいものがありますね(笑)
可能ならば各シリーズ、各弾では何万個ずつぐらい売れたのか知りたいものです。

手元の資料によれば、「ビックリマン 第一次ピークの頂点」は1988年7月だそうです。
また、コロコロコミック1988年7月号の特集が
『超重大事変研究 ヘッドロココ奇跡の復活!?』
『突撃 神帝隊アドベンチャー』

なので、13弾から16弾ごろ、ちょうど次界戦争真っただ中の頃がピークだったようですね。

ちなみに…

少し前に「10年計画」とか言ってた神羅万象シリーズの場合。
「神獄の章」完結の段階で累計6,470万個だそうです。
約4年かけての数字なので、年平均だと約1,600万個ってとこでしょうか。

うーん、コメントしづらい。

ノア姿(フォーム)変化?

もともと気付いていた人にとっては何てことの無い話だと思いますが、
今の今まで全く気付いていなかった私としては衝撃的だった話。

アイス版ヘッドは、5弾から12弾まではオリジナルポーズでリデザインされてますが
その中で10弾のノアフォーム、12弾の野聖エルサM、魔スターP、聖梵ミロクには
チョコ版と全く同じ構図のシールが1枚ずつ存在しています。

と、思っていたのですが。

ノアフォームに関しては、よーく見ると…


…違うんですよね、細かいところがちらほらと。
わかります?

無限魔念星が細かく描かれたり、魔守護バットの角度が違ったり、
よく見ればトレースや使いまわしでなく、新たに描きなおされていることがわかります。

同じ構図を使うならトレースで良さそうなものですが、何故わざわざ描きなおしたんでしょう?

予想1:チョコ版の構図が気に入らなかった
まあ、ありえない話ではないかもしれませんが…些細な違いですよねえ。

予想2:同じにするつもりではなかった
もともと他の11種と同様、オリジナルポーズにする予定だったけど
適当な構図が無くて同じポーズで12種まとめて作成された、とか?
そもそもこの1種だけ同じポーズってのが妙な話ではあるのですが…。

予想3:修正前のイラストを間違えて流用した
チョコ版デザイン作成時の最終稿とは別に、その一歩手前の版が残っていて
そっちを間違えて使っちゃった…とか?
ありそうな、無さそうな…どうなのでしょう??

いずれにせよ、大した違いではないのでどうでもいい話なのですが、
ちょっとばかり気になった話なのでした。

愛と勇気だけじゃない

あのアニメ「アンパンマン」が、「単独のアニメーション・シリーズでのキャラクター数」において
ギネス世界記録認定を受けたそうです。

約20年と半年で登場したキャラは総勢1,768体に及ぶそうで。

ここで思ったのですが、ビックリマンもキャラの数としては相当なものではないかと。
旧シールだけでも1440キャラいるわけですし。(同一キャラも含めてですが)
アニメに登場した、名前や台詞のあるキャラに限定すれば確かに激減しますが、
それでも結構多い部類ですよね?

そういえば、「オマケシールとしての種類の多さ」でギネス記録になったりしないですかね?
素材違いなどを除いても、まじゃりんこなど歴代のシリーズも含めたら相当なものでは?

それとも、世の中にはもっと種類の多いシリーズもあるんでしょうか。
アメリカとかで、シールじゃなくカードとかならありそうな気もしますねえ…。

年上の男の子?

ビックリマンは、表向きは今でも子供向けというスタイルですが
実質的に20~30代をターゲットとしていることは周知の事実。

そんなわけでシールの特集記事が掲載されるのも、コロコロや学年誌ではなく
いわゆる青年誌が中心なのはやむを得ないところでしょうか。

だからといって、週刊プレイボーイに満面の笑みをたたえた反後博士が載っているのに
今さら何の違和感も感じないというのは、喜んでいいのかどうか…。

さてさて、肝心な記事の内容はというと
ルーツ伝とは何か、という宣伝が大部分となっています。
博士のコメントも載っているのですが、何気に見逃せないワードも。

「今回のルーツ伝は、”ひかり伝”の完結編であり、
”悪魔VS天使編”の最初の部分とのリンクが完成します」

完成しちゃったそうです。
ルーツ伝IIを望む声も強いところですが、ホントにおしまい??

そしてさらに…

「皆さんが知っている聖フェニックスやサタンマリア、
ヤマト王子など人気キャラの誕生時の姿を初めて見ることができるんです」

なんと誕生時の姿ときたもんだ。
ライトユーザー向けの拡大解釈と捉えることもできなくはないですが、
先祖という意味の「ルーツ」ではなく、「本人」という確定情報ですかね?
まああそこまで特徴が近いと、そのほうがしっくりくるのは確かなのですが。

ここで問題になるのは、歴史的な前後関係でしょうか。
ゼウスもまだ生まれてない時代に既に彼らが誕生していたというのは、
これまでの常識を覆す事実と言わざるを得ないわけで。

ゼウスが若い頃にもう十字架天使がアイドルやってたなんて話も
プッチーオリンがメディア追放前に既に命を宿していたなんて話も
すっぽり霞むというか何というか…。

流層やらグレートサラオやら、歴史をまたぐ要素があちこちに出てくるので
もはや何でもアリな気もしているのですけど、

ルーツ伝はまた新たな謎を生み出したと感じているのは私だけでしょうか…?

図解情報ゲットだぜ!

コメント欄で情報をいただきました。


現在発売中の「GetNavi」8月号にて、
『熱狂!!!!思い出ホビー回顧録!!』と題した特集が掲載され
SDガンダム。チョロQ、ゾイド、キン消しなどと並んで
ビックリマンが2ページ掲載されておりました。
最近特にこの手の特集が多い気がしますねー。

さて気になる内容はというと、まず反後博士への質問箱
といってもストーリー的なところではなく、
ビックリマンシールそのものへの質問が2,3件。
聖フェニックスは聖母マリアから感銘を受けて誕生したなど、
ファンには知られている話などが中心です。

そしてもうひとつ、キャラクター制作メモとして
「サタンマリア」「ブラックゼウス」の手書き図解情報が!
まだ残っていたんですねー。まさにお宝です。
内容はあらかた知られたもので、さすがに新規情報はありませんでしたが
学年誌などで記載された際に言い回しが多少変わっている箇所などは
見比べてみると面白かったりします。

この調子で、他のキャラの図解ネタも公開してほしいですね。
特に、過去に雑誌掲載されてない「ネロ魔身」や「聖梵インダスト」など…(爆)
※インダストは、当時どこかで見たような記憶があるんだけどなあ~。

そんなわけで、意外と収穫のあった特集記事でした。
皆さんもテレビや雑誌でビックリマンの特集を見かけましたら、
お知らせいただければと思います。

ルーツ伝公式解読スタート!

ルーツ伝発売から2週間弱が経過しました。

これまで約2ヶ月の間、ほぼ毎週更新を行ってファンを驚かせつつ
大いに盛り上げてきたルーツ伝公式特設サイトですが、
このたび構造改革を行い、更なる更新ラッシュを宣言いたしました!

すごいですねえ…よもやここまでアクティブに牽引してくれようとは。
「投げっぱなしで何もしない」と酷評されてきたあの公式サイトとは思えません。

さて、これまで7回に渡って更新されてきた一連の内容は
「ルーツ伝クローズアップ」というコーナーに移動。
そして「ルーツ伝シール解説」「メッセージfrom反後博士」という2つの新コーナーが登場!

「ルーツ伝シール解説」では、シール裏の3行メッセージを
「解体歴画」というある種珍妙な1コマ漫画とともに解きほぐすというものです。
第1回のターゲットは「聖フェニックスS」で、シャーバサラとの因縁や
聖フェニックス誕生につながる運命の物語の一端が明かされています。

シャーバサラが運命のカード「シャーマンカーン」を選ぶことで
ハートタングートがカーンの冠に聖水を入れ、グレートサラオの聖フェニックスSに洗礼を施す。
これにより聖フェニックスSは真なる聖神子として覚醒し、
同時に天聖界の未来がカーンとフェニックスに託されたのだとか。

源層紀のヘッドの命運はバサラのカードに支配されているのか、とか
ハートタングートの役割ってパシリ?とか
「聖神子」じゃなく「次神子ルーツ」ってどういうこと?とか
いろいろツッコミどころもあるにはあるのですが。

ソレを補足するかのように、「反後博士のBMデコード」と題されたインタビュー記事も登場。
デコードとは「暗号化されたメッセージを解読すること」という意味ですから、
まさにシール裏書きに込められた謎を博士自ら解読するということでしょうか。

ただ、やはり博士自身が語る内容はちょっと一筋縄ではいかないようで、
相槌を打っているインタビュアーが本当に理解しているのか、気になるところです。
できればもう一段階かみくだく人がいてくれれば助かるのですが、
そこは我々に託された部分なのかもしれませんね。

消化不良なモヤモヤ感のいくつかはショウカされたような気もしたりしなかったりですが
(説明されるほどに「え、それってどういうこと?」となっちゃう部分も…)
こうして少しずつでも追加情報やヒント情報が与えられるのは実に嬉しいところ。

この2つの新企画は全10回を予定しているようなのですが、
8月中まで毎週この興奮が味わえるかと思うとワクワクが止まりませんね!

ちなみに、これまでずっと「シンクロX」のままだった「注意事項」のページが
作り直されていることには気付きましたか?

カトリとカスガとビックリマン

きゅー太はオードリー若林を応援しています。

さて、本日テレ朝の「SmaSTATION!!」
「今知っておきたい!!70年代80年代テスト」と題して、
オードリーの二人をゲストに、懐かしい映像を交えてクイズ形式で紹介する企画でした。

で、もしやと思いチェックしていたのですが
見事14位に「ビックリマンチョコブーム」がランクイン!
先日の昭和50年代ブームのアンケートもそうですが、
何気に我々世代へのビックリマンの浸透率は相当なモノのようで。



あの春日も思わず「昔集めてた、今でも実家に…」と発言するなど
3人とも熱く見入っていたようでした。

他に個人的な見所としては、

ナレーターが「悪魔VS天使シール」のことを
「あくまヴァーサスてんしシール」と発音していたのが何とも新鮮だったり


アニメの紹介では、3人とも「あったあった」と懐かしがっていたり


発売当初の1975年は「ドッキリシール」だったという情報に
3人とも驚いていたりしてました。
きゅー太注:「どっきりシール」は1977年です。

途中、子ども達がシールを見せあったりしているシーンなどが放映されましたが、
おそらく当時のワイドショーなどで取り上げられてたときの貴重なVTRなんでしょうね。
全編見てみたいなあ~。

ちなみに、せっかくのメディア露出なのにルーツ伝の宣伝は無し?
と思ってたら…

この画像の左下。

ちっちゃく宣伝されてました(笑)

ところで、子どもがチョコからヘッドシールを取り出すシーンが描かれていたのですが、
よく見ると…

プロ野球2008のパッケージ(爆)
さすがに当時の袋を用意することはできなかったんでしょうね。
それはともかく、子どもが中のチョコを口にしていましたが、
賞味期限は大丈夫だったんでしょうか??

とにもかくにも、テレビでビックリマンを扱われると
軽くテンションが上りますね。トゥース!

1975-1984

Business Mediaの記事より、ライフネット生命が調査したところによると、
「昭和50年代生まれの男性が小学生や中学生のころ集めていたもの」というアンケートの結果、
なんと我らが「ビックリマンシール」「ミニ四駆」「キン肉マン消しゴム」「ガンダムのプラモデル」
「カードダス(ドラゴンボール)」
という並みいる強豪を抑えて総合1位だったそうです。

実に昭和50年代前半生まれの62.1%、後半生まれの49.4%で、トータルだと56.8%が集めていたとのこと。
この世代の半数以上がビックリマンを集めた経験がある、という結果に驚きです。
台風の目の中だと外の暴風が実感できないという話もありますが、
よもやここまで明確に支持されていたとはまるで思いませんでした。

…その割には、今現在かなりマニアックな位置づけなのが納得いかんところです。
もうちょっと爽やかな方向で盛り上がってくれないものでしょうかねえ…?(苦笑)

ちなみに、きゅー太個人としてはミニ四駆は一台も買ったことは無く、
キン消しやガンプラはそこそこ人並みに嗜んだ程度でした。
プロ野球カードやカードダスもほとんど買った覚えが無いです。
(改めて考えてみるとミニ四駆やガンプラは「集めるもの」なのでしょうか??)

もう一人のBM創造主

このところ、ルーツ伝と関係あるのかどうかはわかりませんが、
各種メディアでのビックリマン露出がまた増えつつありますね。

とか

とか。


そんな中、ハッピー城さんのブログでも紹介されていたこちらの本

「定本コロコロ爆伝!!」(隣のシールは比較用です)
470ページ以上ある凄いボリュームの本です。
漫画もホビーも、各関係者が語るエピソードが満載なのですが、
ビックリマンからは反後博士は当然ながら、ビックリマンの担当編集の方
スーパービックリマンの原作も手がけた窪内氏が当時を振り返ってます。

反後博士は、コロコロとの協業はフィフティフィフティの関係であったと明かし、
シールはシールで独走し、コロコロはコロコロで自由に世界観を描き出していく。
お互いがお互いを刺激して多層性を生み出す関係であったそうです。

コロコロが世界観を描き出すとはどういうことか、というのは
初代担当編集の柏原氏の話を読むとよくわかります。
個人的には、反後博士よりもこの柏原氏のエピソードのほうがかなり興味深い内容でした。

実はビックリマンのディテールの多くは柏原氏が「創作」し、
反後博士の監修を経て今では公式設定となっているものも非常に多いそうなのです。

まず当時、ビックリマンの記事を作成するにあたり、材料となるものはシールしかないわけで…

シールの裏を見ればわかると思いますけど、独特の言い回しに造語。

ストーリーなんて皆目見当がつかないでしょ?

それでまず反後さんに、キャラクターの情報を語ってもらって、図解にする記事を考えました。

(中略)

でも、引き出したはいいけど「魔無予知シグナル」「聖ブレスカバー」と言われて、
どうイラストにするかが難しい(笑)。

(中略)

「天聖界」は中央にあって、雲のリングがあるようなイメージでいいのか、とかね。

そういうものを考えて、線画をまず描いて持っていって、反後さんに監修してもらっていました。

ひかり伝では、コロコロのような説明媒体が無いから盛り上がりに欠ける…と
私も何度か書きましたが、当時の担当者はまさにそういう状況から道を切り拓いていったのですね。

そして、人気が出て特集本を出すことになった時のこと。

「ビックリマン超特集」という増刊号も出したんです。

(中略)

反後さんの設定では歴史的なものはなかったので、幻層期とか主天期とかを作ったんです(笑)。

その中に(中略)シール裏に書かれている情報を絡めていった。

その後、これを元に皆さんも本を出したりして。

アニメの「第一次聖魔大戦」とかもここから使われたんじゃないかな。

これは驚きでした。
数々の設定は反後博士が自ら生み出したものだと思い込んでいましたが、
その多くは「もう一人の創造主」ともいうべき柏原氏の存在なくしてはありえなかったんですね。
…可能であれば、ひかり伝でも同様の世界観クリエイトを手がけていただきたいものです。

ところで、本誌中に掲載されていたこの写真。

この飛行船って実際に飛んだんでしょうかね?

悪魔VS天使台紙入り!

今回ルーツ伝が発売されるというニュースを耳にして、
「ビックリマン、懐かしい!」
と思う人が、まだいるんだということが不思議だったりします。

だって、旧からは25年近く経過してはいますが
それ以降、特に21世紀になってから何度となく「ビックリマン」は発売されているじゃないですか。
なのに、未だに「旧以来久しぶりの遭遇」となる人がいることが驚きなのです。

まあ、いい大人ならお菓子売り場に足を運ばない人も多いでしょうから
何年たってもある程度の割合でこういう人は出てくるのでしょう。
この20数年間リアルタイムで追いかけ続けている身としては、
「懐かしい」という感情にはどうしても違和感を覚えてしまうのですが(笑)

それはともかく、そういう人が決まって口にするのは
「昔は30円だったよね」
という話。
ビックリマンチョコが1個30円だったという事実
そこまで強烈に印象付けられているものなんでしょうか。

100円玉が一枚あれば3個買えるとか、
消費税が導入されても単価が変わらなかったとか
(当初は消費税率3%だったので、税込30.9円となり、切捨てだと30円のまま)
値段にまつわるエピソードはちらほら聞かれます。
でも、裏を返せばそれだけ当時でも格安の商品だったということではないでしょうか。

1個30円だったのは悪魔VS天使シールまでで、スーパービックリマン(1991年)以降50円となり、
伝説復刻版(1998年)で60円、20thアニバーサリー(2005年)で80円になりました。

値上げの要因は、スーパービックリマンでチョコが大きくなったのがまず第一で、
これは同時にシールにかけられるコストを引き上げる意味もあったと考えられます。
(このブログの読者ならご存知でしょうが、オマケにかけられるコストは売上予想額の2%以内という規定があります)
それ以降は原価の価格上昇などが影響してか、じわじわと値上がりしてきたわけですが
では1個30円のチョコはもはや再現不可能なのでしょうか?
普通に考えると、シール1枚あたり0.6円しかかけられないため
今の半額以下で作るとなると、シールのクオリティはめちゃくちゃ低くなりそうですが…。

そこでこんなものを考えてみました。
ズバリ、オマケシールを無くせば30円でも販売は可能でしょう!

…何を言っているのかわからないと思いますので説明すると、
そもそもチョコとシールが別物だから、表景法やら何やらを気にする必要があるわけで、
それならチョコとシールを一体化してしまえば問題はクリアになるのでは
、ということ。
具体的には、チョコの台紙にシールキャラクターを印刷してしまうのです。

つまり、プリズムや金ツヤのシートにシール同様の印刷をしてチョコ台紙のサイズにカットし、
左右の縁を折り返してチョコを乗せ、そのままパッケージング。

台紙から切り抜いて集めるもよし、台紙のまま集めるもよし。
台紙そのものはチョコに必要なパーツであってオマケではないので、
規制の対象とはならないんじゃないですかね?

問題は、ここまでやるとさすがに30円じゃ無理じゃないかというところでしょうか。
単純にシールのサイズをチョコ台紙と同じサイズに拡大するようなものですから。
チョコ台紙としての強度を満足するため、それなりに厚みもないといけないでしょうね。
そもそも、チョコ台紙にシール加工することが認められるかどうかも怪しいところです。

まあ、ここまでして30円で売るメリットがあるのかどうかというのが
一番の疑問かもしれないですけどね。

モバイル・クライマックス?

ビックリマン・モバイルのビックリガチャガチャはとうとう27弾に到達。
今回は新の「ベリーオズ・G」やスーパーの「アノド・ミノス」のほか、
ハピラキにちらっと背景的に登場しただけの「クロズーメバチ」「天助篝びな」などが登場し、
トータルキャラクター数がきっかり1000になりました。

先月の時点で既に旧の「ダビデブ」「ポセイドス」まで登場していますので、
アニメ登場キャラはこれで最終話まで全て出尽くしたものと考えられます。
今更ハピラキのキャラで数合わせをする点からも、完結っぽさが感じられるのですが…。

かねてより、ビックリガチャガチャのキャラを全て集めて「ビックリコレクションブック」を完成させると
「超豪華プレゼントが当たるキャンペーンに参加できるよ!」と書かれているのですが
1000キャラ揃えても特に何の案内もありませんでした。
まだ完結ではないのでしょうか??

ということで、東映に問い合わせをしてみましたところ
以下のような返信が。
『お問い合わせ頂きましたプレゼントにつきましては、
現在調整させて頂いており、詳細はサイト内で発表致しますので、
今しばらくお待ち頂けますようお願い致します。』

つまり、まだ考えてなかったと…。

個人的には、この1000キャラについてサイト内で記述されている
全解説テキストを冊子に起こしたものが欲しいです(笑)

ところで、毎度話題にしている「トレジャーミッション」のタイトルについて。

★大理節句:【アラバスター・フェスタ】
 …大理石の神殿にお内裏ネロ様をお迎えしろ!
★鬼相陰化:【キソー・カソード】
 …リトルミノスと陰なるアノドを一つに!
★天助東風:【ポチ・コチ】
 …キリューの細くなる夢を叶えよう!
★紅炎天帝:【プロミネンス・プロビデンス】
 …見参せよ太陽帝子サン・マルコ!

んー、正直元ネタがさっぱりわからないです。
いや、たとえば「天助東風」では「天助ポーチ」をかけていることとかはわかるのですが
この「漢字4文字+韻を踏んだルビ」が何のパロディなのかがちょっと…。
どなたか心当たりありましたらお知らせください~。

5月5日は反後の説句

先月30日から公式サイトのルーツ伝コーナーにて、
久々に反後博士の「発売記念」のインタビューが掲載されています。

思えば博士のインタビューが公式サイトに掲載されるのは
20thアニバーサリー・アンコール版のとき以来で実に3年半ぶりです。
当時は「ビックリマン博士」名義でしたが、また「反後博士」に戻りましたね。

その間、DSのビックリマン大事典の公式ブログでコメントを寄せたりもされてましたが
博士のコメントは読み手をグイグイ惹きつけるものがありますね。

そんなわけで、ちょいと遅ればせながらも反後博士のメッセージを辿ってみましょう。

まずはルーツ伝発売に至った経緯から。
「しばらくひかり伝シリーズのリリースが無かったので、心配された方も多かったでしょう。満を持しての登場<アピアー>! ですね」

まさにその通りですが、発売元のほうでもそれを意識していたというのは少し意外です。
それだけ内容の構築に時間をかけたのか、それとも発売を阻害する要因でもあったのでしょうか。

「『ルーツ伝』は、これまでのひかり伝の完結編であり、旧悪魔vs天使編との連結<コンバイン>ストーリーとも言えます。
謎の多いひかり伝の総決算! 悪魔vs天使編のパンドラの扉を開けると言っても、過言ではないと思います」

ここでも「完結編」「総決算」と、最終シリーズであることを強調。
それはともかく「パンドラの扉」って、「箱」じゃないのは何故?

その後、「ひかり伝」は旧シリーズで明かさなかった謎を解き放つシリーズ、という位置づけだと語る博士。
ファンの間で根強い人気があったからこそ、ひかり伝創造を「決意」されたとのこと。

「ひかり源層期の流れ、キャラクター因子の歩みが、この『ルーツ伝』で明らかになります!」

おお、これは期待できますね!
ここまで言い切っていつものように煮え切らない展開だったら、どうしてくれましょうか(笑)


で、ここから「ひかり伝」全6弾を振り返るわけですが
いきなりインタビュアーがこんな一言。

『ルーツ伝』は源層界の誕生~スーパーゼウスとスーパーデビルが戦った第1次聖魔大戦の源層紀につながるわけですが。

いつから第1次聖魔大戦がゼウスVSデビルになったんでしょうか…。
まさか反後博士もこう勘違いしていて、それでひかり伝でやたらデビルがクローズアップされているとか??

このあと、ルーツ伝についてちらちら明かされていますが
それを読む限りだと、ルーツ伝は非常にわかりやすくなっているとか。
確かに、これまでのひかり伝キャラに比べると「聖フェニックスS」も「天動ヤマト」も
これでもかというくらいルーツ関連がわかりやすくなってはいますが…。
ひかり伝とルーツ伝の間のつながりは明かされるのでしょうか。

そして、弾ごとに一枚絵を交えてひかり伝が生み出した世界観を語る博士。
ひかり伝Iで真白域・真黒域・まとばが誕生し、IIで大ソライ塔、IIIで五層変化境が誕生。
おとぎで曼樹羅が誕生し、聖魔暦でセノーテラス、聖魔十戒でWレンソイス・Bイルリサット・バサラストRが誕生。
で、これらの世界はいずれも次々と誕生してきたわけですが、それまでの世界も特に消えたりはしてないようで。
世界もキャラクターもどんどん移り変わるのがひかり伝の特徴であり、弾と弾の関連がわかりづらいところです。

ところで、個人的に一番気になった言葉は、聖魔十戒に絡んだこちらの文章。
「ナディアに対するクロノズーの抵抗がテーマなんです。
ハートタンクで同じようなメンバーで、同じような事件が起こりませんでしたか? 
その中心人物となるキャラクターが聖魔十戒で誕生しているわけです。
特にあの双子の因子が聖魔暦、聖魔十戒と色濃くなりましたよね」

超聖神でもないのに次々と大聖事を成すナディアに対するクロノズーの憤怒は
「ビックリマン大教典」の「ひかり源層紀十戒」でも大きく扱われていました。

でも「同じような事件」とは、何を指してるのでしょうか。
ハートタンクでは21弾にて、辰統一世が裏切り者になったり
ブラックゼウスが暴れてハートタンクが爆発したり、
そんなぐらいしか思い当たらないのですが…。

「双子」と言っても辰統一世の腹の子が双子と言及されたことは無いですし、
ハートタンク爆発事件から連想される出来事も特に無かったような?

「同じようなメンバー」とは、おそらく12源徒とカーネルダースのことだと思うのですが
「その中心人物となるキャラクター」というのは、カーネルダース裏書合体図に登場していた
謎の聖神・ナディア・メディアのことだったりするのでしょうか。
ナディアとメディアが双子ということも特に明言されてはいないものの、
聖神子アエネが産んだ光婚球からナディアが生まれ、
アエネの影と思われる異彩姫が異光婚球を産んでそこからメディアが生まれたのなら、
ナディアとメディアは双子同然とも考えられるものの、仮説の域を出ません。。。

反後博士からのメッセージはまた今後も掲載されるらしいので、
そこでいくつかの謎のヒントが語られることを期待しましょう。

異次元ストーリー

先日ついに正式発表された「ルーツ伝」

ちまたには期待を込めてストーリーやシールの予想を語る人が続出し、
中には早くもアニメ化を願う声すら聞こえてきたり、随分なはしゃぎようです。
やはりグリーンハウスの本格復帰のインパクトは絶大なようで、
米澤さん・兵藤さんのカリスマ性の高さを痛感する次第ですね。
その分、旧来のひかり伝絵師と分業していることが判明した時点で
少なからず衝撃を受けた人も少なくないようですが。

しかし10キャラしかいないというのに、見慣れた旧キャラの焼き直しばかりでは
せっかくのグリーンハウス起用も魅力が半減といいますか、
「ゲッテンカ」「ジパング伝説」のように、全く新規のキャラも
どんどん生み出してもらいたいと思うところ。
…ひかり源層紀という設定上、難しいところかもしれませんけど。

そこで、いっそ旧ビックリマンの様々な制約を取り払い、
全く別次元の物語として「ネオ悪魔VS天使シリーズ」なんてものを
立ち上げてもらえたら面白いかも…?

天使・悪魔・お守り・ヘッドの構成は変えないものの、
登場するキャラクターは旧ビックリマンとは何のつながりもない新キャラのみ
いわばロッテ自身によるパチシールみたいなものでしょうか。

もちろん、裏面テキストは古きよき1弾テイストあふれる、牧歌的でダジャレや時事ネタを織り込んだもの
難解な謎を詰め込むこともなく、小難しい設定を絵に反映させることもなく、
反後博士もグリーンハウスものびのび自由に新たな世界を構築していければ…。

それこそ、新規ファン層の獲得やアニメ化なんかも実現できるかもしれません。
今さら当時のようなテイストを再現できるかといえば、難しいかもしれませんけど…。

いつまでもマニア人気のキャラクターを使いまわすのではなく、
一度リセットしてみるのもアリじゃないですかね??

ルーツ伝でGO!

来ました来ました!

公式サイトに、待ちに待った新作情報!

その名は「ルーツ伝」!

“ひかり伝と旧悪魔VS天使編をコンバイン(結合)する”ということで、
2009年6月16日首都圏地区(静岡県含む)で発売予定とのこと。

ニュースページには、聖フェニックスの幼児版みたいなキャラがいたり、
ルーツ伝特設ページには若神子系のキャラがぞろぞろ…。
どうみてもグリーンハウスイラストなので、嫌が応にもテンション上がりますね。

…天○や因バンドとの関連性も、ちゃんと説明あるのかなあ?

ちらっと見えるパッケージイラストには
「全43種」「当たりが出たら■■入り特製シールゲット!」など
気になる情報が見え隠れしているのも見逃せません。
ここにきてスーパーデビルがでかでかと居座っているのも不可思議ですが…
もしや復刻ヘッドあり??

何より、公式サイトがわざわざひかり伝とはまた別のコーナーを作るという時点で
力の入れようがわかるというものです。
ひかり伝のネガティブなイメージを払拭したいだけかもしれませんけど。

まあ、ひかり伝としてはなんだか中途半端に終わらされた感もありますが、
ファンが長らく待っていた「旧シリーズとの結合」が成されるという「大聖事」に
今度こそという期待を抱かずにはおれませんね。

これにて完結なのか、それともルーツ伝として2弾3弾引っ張るのかも不明ですが、
あと2か月、楽しみに待ちましょう。

東映・春のもばいるまつり

なんかまたすっぽかしそうな気がしたので、
忘れないうちに先月書きそびれたネタを。

ということで、毎月恒例ビックリマン☆モバイルのお話ー。

さて毎度ダジャレ爆発な「トレジャーミッション」についてですが、
先月の25弾ではこんなお題でした。

★ロココ&マリア奇跡(ミラクル)開拓史
 …ロココとマリアに家庭を持たせてあげよう!
★黄色の少聖伝
 …高熱にうなされるベスタニヤを救え!
★新・十字架大冒険~七人の悪い子ちゃん~
 …フレスコング族をおうちに帰らせよう!
★ぼく、魔肖ネロのなんなのキュロ
 …大(ビッグ)ポリニア魔術(マジック)を成功させろ!

で、今月26弾はというと

★復活の重聖架!!ナディアとかぐや
 …ヘッドロココ復活!アンドロココ誕生を!
★DAN SAN 最強「O」への道
 …聖遊男ジャックを充理姿へ!
★IPPON TSURI E'B'OLUTION
 …聖界一本釣を充理姿へ!
★土竜拳爆発!!ゴモランジェロがやらねば誰がやる
 …魔率王を出現させろ!

えーと、既に気づいている人も多いでしょうが、
どちらもアニメ映画の副題が元ネタになってます。
片や数年前に声優陣がガラ変した国民的アニメ。
片や最近編集再放送が話題の超人気アニメ。
一応、どちらも東映ですね。

しかしまあ、努力はすごいと思いますが…なんか方向性が違うような…。
来月はどうなんでしょう。他にまだ東映アニメの長編シリーズって何がありましたっけ。

それより、ビックリマンメルマガが最近来ないです。
3月15日にやまぴーが上野の桜を見に行ったという話題があってから
丸一ヶ月以上過ぎました。
最近は2週に1回ぐらいのペースで送られていたのですが、
年度が変わって担当者が交代になったんでしょうか。
まあ、もともと何を伝えたいのかよくわからないメルマガでしたが、
来ないとそれはそれで気になってしまいます。

…とか書くと、今日あたり届いたりして?

未確認飛行物体

※今回のネタはある程度不謹慎な要素を含みます。

北朝鮮から飛翔体が発射!

という記事を見て、この「飛翔体」という呼び方が
なんとなくビックリマン的だと思ったのは私だけでしょうか?

「先行超念魔体」とか「聖輝体」だとか、
「サムシング」的な意味での「○○体」という表現
どこかお固くて文語的で、反後テキストに通じるものがあるような。

「天魔界からネロ魔身と見られる飛翔体が次界方面に飛行中!」
とかいう感じで(^^;

GReeeeNHouse!

突然ですが、あのグリーンハウスのホームページ
本日劇的にリニューアルされました!

http://www3.osk.3web.ne.jp/~greenh/index.html

グリーンハウスとしてこれまで手がけてこられた数々の食品パッケージなどはもとより、
特筆すべきはビックリマンが単独カテゴリーで紹介されていることではないでしょうか。

そこには、旧シリーズ以外にも超元祖や近年の付録シール、幻のオリオンゼウスなども…。
さらには未公開没画の一部も掲載されており、ファンにはたまらない画像が目白押しです。

そしてビックリマン以外のグリーンハウス作品ももちろん紹介されていました。
南商研シールやねとらん者、上海鑑定団に謎のジパング伝説、バトル騎士などもしっかり掲載。
まさにグリーンハウス名鑑とも言うべき作品群が並んでいて圧巻です。

そんなわけで、皆さんも是非とも一度のぞいてみてはいかがでしょうか?
※米澤さん、宣伝こんなもんでいかがっすか?(笑)

それにしても、会社概要のページの「主な取引先」に
名だたる企業に並んで「上海鑑定団」が掲載されているのが、
失礼ながら思わず笑ってしまいました。

GxSシール、ジパング20thシール以外にも新たなムーブメントがあったりするんでしょうか?!

西暦1985ケンタッキー

かつて道頓堀川に投げ入れられたカーネルサンダース人形が
24年ぶりに発見された
ことが話題になってます。
ま、詳しい経緯とかは改めて説明することもないので省きます。
知りたい人は勝手にヤホーででも検索してください。

さて、カーネル人形が投げ捨てられた1985年というのは
ちょうど悪魔VS天使シールが発売になった年
トラキチなグリーンハウスがバースをモデルにスーパーゼウスをデザインし、
さらに職権濫用(?)でタイガー王神を生み出した年でもあります。

あれから24年。
未だにビックリマン悪魔VS天使編は続いているわけですが、
あの当時以降、第二のヒットに恵まれるとも言いがたい状況が続いているわけで、
ある意味タイガースにおける「カーネルの呪い」と歩調を合わせるかのように、
ビックリマンもどことなく停滞していると言えるかもしれません。

そんなわけで、今回のカーネル人形発見にともなって阪神が優勝するならば、
ビックリマンも今一度往年の人気に匹敵するヒット作が生まれるカモ!?

…そもそもカーネルの呪いなんてものが現実に存在するかどうかもアレですが、
ファンの勝手な期待というのはどの業界にも存在するんでしょうね。

レスラー軍団inロッテ

そういや日テレでプロレス中継が打ち切りになるそうで。
開局時よりほぼ続いていた地上波での放送が無くなるそうですね。

その話でふと思ったのですが、ビックリマン悪魔VS天使編が始まった当時って、
プロレスがブームなんでしたっけ?

というのも、初期のキャラにプロレスモチーフのキャラが
割と多数存在するからなのですが。
1弾だと、ゴッドマングース・ミスター助っ人・妖怪スネーク魔人の3すくみを筆頭に
お邪魔王、ニンニク満助もプロレスラーっぽい姿をしています。
もしかしたら十字架天使のあのコスチュームも、女子プロをイメージしたものかも?

2弾でも、タコイカ天女とダンプ魔重は(直接的にはラーメンがテーマですが)レスラーしてますね。
確かに80年代から90年代にかけては、馬場・猪木あたりから藤波、ジャンボ、長州力、天龍など
私でも名前を聞いた事のあるレスラーが活躍した時期ですもんね。

ビックリマンでは時代の流行を取り入れたキャラが多数登場してましたので、
この流れも当時のプロレス人気を考えれば納得なところかもしれません。
何より、その後は他社から「覆面レスラーシール入り」のお菓子が発売されたぐらいですし(笑)
ロッテでも「仮面武闘界」というシールが出てたりもしましたっけ。

ちょっと前ならK-1とかをモチーフにしたキャラも出てたかもしれませんね。
最近だと…何でしょう?

今の反後博士の思い描く悪魔VS天使の世界観では実現が難しいかもしれませんが、
現代だとどんな3すくみが生まれていたかを想像するのも楽しいですね。

地味変

シャーマンカーンの色はわずか6色しか使われていない、という話を先日しましたが、
それでも赤・黄色・青など原色ばかりのためか、よくよく考えてみると異常に派手なじいさんです。
ゼウスはまだ風格もあって違和感も少ないように思うのですが、
カーンはもともと地味な衣装なのに色使いだけがくっきりしすぎていると思いません?

そこで、ためしにそれっぽい色に変えてみました。
兜や手甲は鉄器っぽく、毛皮は毛皮っぽく、衣装も年相応にシックな色調に。

うーん、地味ですねえ…。

カラーリング・インフェルノ

初期のヘッドシールに使用されている色の数は、
シルク印刷のためかなり制限を受けていたというのは知られた話です。
浮世絵のように色の数だけ版下を作って重ね印刷するため、
色が増えるとそれだけコストもかさむし技術も必要になります。

スーパーゼウスの場合、使用されている色は透過防止の白を除くと
黒・灰色・赤・黄色・青・茶色・肌色
7色しかありません。
シャーマンカーンに至っては、茶色が無く6色のみ。
でも、当時は3すくみも割とシンプルにべた塗りされていたキャラが多かったので、
それほど違和感を感じていた人は(特に子供なら)少なかったんじゃないでしょうか。

これが魔正現夢というシールだと、通常のキャラは写実画っぽくリアルに描かれているのに
ヘッド格のシールだけシルク印刷のため、かなり違和感がありました。

さて、以前この色数を増やしてグレードアップしたシールを作ってみたら?というネタを
書いたことがありました。

では逆に、色数をわざと減らすとどうなるでしょうか?

まず通常のスーパーゼウスから。

ここから一色抜きます。
一番違和感のなさそうな灰色を白で置き換えてみましょう。


うん、まあこんなもんですよね。
ではさらに一色。
茶色をやめてみましょう。


茶色を黄色に置き換えてみましたが、さすがに厳しくなってきました。

ここからさらに一色。
悩んだ末、青をやめました。


使用しているのは、黒・白・赤・黄色・肌色の5色。
さらに一色抜いてみると…。


ウルトラマンみたいになりました。
これはこれでアリかも?

さらに赤まで取ってしまうと肌色以外真っ白けになってしまうので、これで終了です。

ちなみに、最初の段階で肌色を削ってみますと…。


異様にパチモンくさいカラーリングに(笑)
肝臓でも悪くしたんでしょうか。

やっぱり色は大事ですね。

魔念星に願いを

先日天使ヘッドの頭上のわっかについて書いたので、
今度は悪魔ヘッドの頭上に浮かぶ無限魔念星について書いてみます。

一般に「ヘクサゴン」と言われるあの星型マーク。
初登場はもちろんスーパーデビルでしたが、その時は異様に整った星形でした。
その後のヘッドに浮かぶ星は、だんだんと適当に描かれていったものです。

デビルは偽神に変装したときも、しっかりヘクサゴンが浮かんでましたね。
どうにも間が抜けているという以前に、それに気づかないカーンたちもどうかと思うところです。

次に登場した悪魔ヘッド・サタンマリアの場合は
まだ未熟なため、頭上ではなく何故かふんどし前垂れにヘクサゴンが。
「魔戦歴のあるプロセスで頭上に浮び上がる」と言われていた通り、
ワンダーマリアになって魔域界ヘッド格者にふさわしい実力を備えたとき、
見事頭上に浮かび上がりました。
てことは、サタンマリアが六聖球バージョンのときには
あのヘクサゴンは胸元ぐらいに来てたんですかね?(笑)

6弾ヘッドの始祖ジュラの場合、
無限魔念星の上半分がリング状になっています。
これは体内に取り込んだブラックゼウスの影響と言われていますが、
21弾B・Z・C裏面のイラストではそれ以前の段階で既に上半分がリング状になってます。

これは単なる描き間違いなのか、それとも時空を超えて影響が先行していたのでしょうか??

8弾、魔肖ネロの場合
初めて3Dホログラムで無限魔念星が描かれ、
あの星型には厚みがあることが明らかになりました。
同じくホログラムヘッドの魔胎伝ノアでも、妙に立体的なヘクサゴンが見られます。

その後もちらほらと悪魔ヘッドが登場しましたが、
魔スターPは六角形ではなく三角形を浮かべていました。
「スタートライゴン」というこの星は、
「魔域界ヘッド格者を狙う超念魔の魔星」とのことで、
通常のヘクサゴンが「ヘッド格者」に浮かぶのに対して
三角形のトライゴンはその座を狙う者に浮かぶそうな。
いわば「ヘクサゴン未満」という位置づけでしょうか。
(ということは、魔スターPは厳密には「ヘッド」ではない?!)
三角形なら素直に「トライアングル」でいいと思うのですが、
どっちみち造語ですから気にしないのが吉でしょう。

同様の三角形がダビデブの頭上にも浮かんでいますが、
実はダビデブもデビルの座を狙っていたんでしょうか?
でもこの理屈だと、通常のヘクサゴンの持ち主は
みんな魔域界ヘッド格者ということになるのですが、
ゴモランジェロやポセイドスなどは明らかに格下な匂いが…。
彼らの図解説明が無いのが悔やまれます。

さて、ここでもう一つ気になったのが、この星の色について。
通常は白か黄色なのですが、魔スターPは例外的に何故か赤。
赤い星の持ち主は他にスーパーデビル(偽神)ぐらいしかいないのですが、
これは「本来の姿とは違う」ことを意味していたりするのでしょうか??
でも、魔胎伝ノアは(アイス版などでは)赤じゃなく黄色なので、関係なさそうですね。

脱線しましたが、他にも変り種ヘクサゴンの持ち主といえば
ダークヘラが星型ではない、本当の意味での六角形を浮かべています。
説明によれば、名称は「ヘラヘクサアングル」といい
「次界闘格ヘッド者の頭上に浮遊する、三角星インナー型の魔念星」だそうです。
つまりあの形は通常のヘクサゴンの周囲にある六つの三角形部分が
内側に入り込んだ形
、ということなのですね。
なんだかよくわかりませんが、元から次界に棲んでいた者ということで
従来の悪魔ヘッドと何らかの差異を設けたかったのでしょう。
「次界闘格ヘッド者」というのがどういう位置づけかもよくわかりませんが、
この「ヘクサアングル」を浮かべたヘッドはヘラ一人だけでした。
もしワンダーマリアが次界征服を達成していたら、
マリアもヘクサアングル化したりしたんですかね??

それにしても、天使ヘッドの象徴がいわゆる「天使の輪」というのは
古来より一般的なモチーフだから特に何の違和感もありませんが、
悪魔ヘッドの象徴が六芒星、いわゆる「ダビデの星」と酷似しているというのは
結構思い切った設定だと思うのは私だけではないでしょう。
黒魔術とか悪魔召還などと関連付けられがちなモチーフですが、
今でも復刻シールなどが普通に作られるところをみると
別に何ら問題のない話のようですね…。

でも、丸い天使の輪と対照的に、ギザギザとがった星型というのは
今となっては実に悪魔らしい設定じゃないですかね?

大河ー王神

すっかり忘れていましたが、
今月もビックリマンモバイルは快調に更新されておりました。

もはやお決まりの「トレジャーミッション」ダジャレミッション名ですが、
なんかいちいち反応するのも疲れてきたので、さらっと流します。

・風林南瓜
・功名が庭
・天地烈神
・ネロ姫

さて中身はというと、24弾となる今回は
いよいよネブラウォーズまっただ中です。
旧シリーズに関しては、あと1弾か2弾で完結ですね。
と言っても、新はまだビックリ学園編以降がまるまる残ってますし、
スーパーもまだまだありますから、モバイル自体は当分続くことでしょう。
こうなったら最後まできっちり踏破していただきたいものです。

それにしても、このキャラ。

こんなのいましたっけ…全然覚えてないです。
まあ、こういうキャラもラインナップされるのが
モバイルのいいところですね。

バーター営業推進論

ひかり伝7弾が出る気配がまるで無い今日この頃ですが、
理由はおそらく「出しても売れないから」ってことでしょうね…。
個人的には「聖魔十戒」まで続いたこと自体驚きだったりもするのですが、
(なのに聖魔十戒で特に何の施策も打ち出さなかったのが不思議で仕方無い)
このままひかり伝は消えてなくなってしまうのでしょうか。

もはや「ひかり伝」では売れない。
ではどうするか?
売れる企画と抱き合わせるというのが、生きる道ではないかと考えます。

ひかり伝は当初、復刻シールとの混合でした。
わざわざ微妙なラインナップの復刻を混ぜたのは、
適度に旧シールのコレクターにも食いついてもらうための
「エサ」だったのではないかと思うところなのですけれど、
これをまたやれば多少は持ち直すんじゃないでしょうか?

ひかり伝としては、復刻してきたのはすくみキャラのみで
ヘッドはまだ一枚も出していません。
まああの当時は20thアニバーサリーの直後でしたから、
ヘッドの復刻はおなかいっぱいでありがたみも無かったわけですが、
あれから3年も過ぎましたし、ストーリー的に旧に近づいてきた今なら
復刻ヘッドを出す意義も生まれてきているんじゃないでしょうか?

たとえば、スーパーデビルを復刻して裏面QRコードでDDとの関連を描くとか、
他にもひかり伝関連キャラだと、愛然かぐや、魔肖ネロ、ノアフォーム、
ダビデブ、ヘブダヤ、ジュラゼウスナディアメディアもそうですね。
忘れがちですがヘラクライストダークマターもいましたっけ。

こいつらをプリズム復刻して裏面にQRコードくっつけて、
「ひかり伝7弾(仮) 新キャラ30種+復刻キャラ12種」とかで売り出せば、
普通にただ出すよりもずっと売上に貢献できるんじゃないかと。
ストーリー的な補完もできて一石二鳥だと思うのですが、いかが?
もしかしたら新規のキャラデザイン料も抑えられて一石三鳥??

ただし、これをやるとさすがにもう次が無いという諸刃の剣。
7弾がドンと売れて8弾を出す資金が稼げればいいですけど
(そんな単純な話でもないでしょうが)
もう7弾でひかり伝は完結するぐらいの勢いじゃないと、
いい加減にっちもさっちもいかなくなるんじゃないでしょうか。

とか言ってると、素知らぬ顔でひょっこり新作発売の知らせが流れたりして。
…だといいんだけどなあ。

ラーメンつけ麺、ボク悲面!

本日2月13日は、このコラムのコーナーがブログに移行して
ちょうど5年目の記念日
であります。

まあ、それだけです。
長々と感想とか書いてもお寒いだけなのでそれはやめときます。

さて、本日は金曜日。
そう、13日の金曜日です。

13日の金曜日といえばジェイソン。
ジェイソンといえばホッケーマスク。
ホッケーマスクといえば黒幕先生…ではなく、やはり魔君ポセイドスですよね。

ポセイドスのマスクは「悲面マスク」といい、
「13番目の巨星」こと聖常キッソスを倒すことで初めて外すことができるという代物。
まあ、冷静に考えてみればツッコミどころ満載ですよね…。
「悲面」というわりには別に悲しそうには見えないところとか(爆)
(「面」と「マスク」が重複してるし、「悲劇マスク」のほうが意味は正しいかと)

それはともかく、なぜそんな因縁が存在するんでしょう。
ポセイドスはダビデブの部下として天魔界からやってきた悪魔ヘッドで、
天蓋瀑布に土着していたキッソスとは縁もゆかりも無いはずの関係です。
共通点は、二人とも水のある環境を得意としているところぐらいでしょうか。

実は二人は「魚族」という種族だったという後付みたいな設定もありましたが、
どういういきさつで片や次界、片や天魔界にいたのか気になるところです。

ポセイドスの仮面は、生まれつきのものなのか後天的なものかも不明ですけど
特定の天使ヘッドを倒すことで外れるというのは、まるで何かの呪いですね。
スーパーデビルあたりが、ポセイドスを天蓋瀑布で暴れさせるために
あえてそんな縛りのある呪いの仮面を取り付けた、とか考えられそうです。

ところで、コロコロ本誌に掲載されたポセイドスの仮面が半分外れたイラストや
フュジョンキッドスの変身初期のデザインを見てみると、
まだキッソスはピンピンしてるのに、ポセイドスの仮面が外れかかっています。
逆にキッソスのほうに仮面らしきものが生まれ始めているわけですが、
これは聖鏡盤による強制融合で「相互チェンジ」が起きていることを意味するだけで、
個人的には合体前にお互いの顔パーツが一部入れ替わっただけだと認識しています。
「これがポセイドスの素顔だ!」と言っても、目の形とか全然違いますし。
でもキッソスとポセイドスは、実はお互いが補完しあう関係だとか
元々はひとつのキャラから誕生したとか、そんな意見も根強いんでしょうか。
(そういう話が十分ありうるから困る)

そもそも、悲面マスクは最終的に"溶け消え去"ってないですよね。
合体後も堂々とキッドスの顔にくっついてます。
これは、キッソスを「倒す」前に「融合」してしまったため、
仮面の呪い自体は解けなかったため、でしょうか。

そんなことより、二人とも人間タイプのキャラなのに
融合しただけで姿かたちが魔獣タイプになってしまったことのほうが衝撃です。
強制的に融合したことの副作用なのでしょうか?

ここで珍説を一つ。
魔スターPが部下のゴードン師の一人を融合に混ぜ込んだ、というのはどうでしょうか?
これだと、キッドスがその後魔スタリオスの復活に協力したことや、
天使と悪魔の融合なのに完全に悪魔寄りなキャラになったことなど
一応は説明が付くのですが…さすがにそれは暴論でしょうか?

これだけ盛り上げたキャラなのに、聖魔最終戦前にあっさり退場。
それが一番の悲劇かも??

アイアイ

かつて、ヘッドにはそれぞれ特徴的な眼力が備わっていたそうな。
それはヘッドの図解記事を見ると顕著なのですが…

ゼウスアイ:限りない透視聖力と聖眼力がまだ健在?

透視能力とな、あらヤダ。
アニメでも望遠鏡みたいな使い方をしていたことがありましたっけ。
でも、聖眼力が”まだ健在?”ってずいぶんと失礼な話ですな。


カーンアイ:恐ろしいほどの吸収眼理力を持ち自教域に誘い込む。

あのイヤラシイ目にそんな摩訶不思議な力が…。
見つめるだけで洗脳できてしまうなんて、教祖様おそるべし。


デビルアイ:魔光を発し、超念魔域に引き込んでしまう。

これまた教祖様御用達の能力?
頭脳系ヘッドの眼力は、自分のテリトリーに誘い込むタイプのようです。


マリアアイ:超念魔を出し、聖体破壊も可能。

こちらは打って変わって戦闘用能力。
アニメでも目から発する超念魔で部下をパワーアップさせたりしてましたね。


ちなみに、聖フェニックスの場合「フェニックスアイ」というのはありません。
その代わりに、

直列アイ:若神子を次界に導く6つのシグナル。

…がありますが、これは目ではなく冠にくっついているパーツ名
これが6つしかなかったためアリババが脱落したのか、もしくはそういう運命だったのか、
ヘッドの図解には未来を暗示するような事項も少なくないのが面白いです。

という感じで、みんないろんな眼力を有していましたが
その後のヘッドは何故かこういう能力が紹介されなくなりました。
他に紹介すべきパーツが多いからというのもあるかもしれませんが、
単純に設定付けに飽きた、ということもあるのかも??

わっかんないな~

スーパーゼウスの頭上の輪っかは「ゼウスリング」という名前が付いていますが、
双子であるブラックゼウスの輪っかは何故か「虹光波リング」というそうです。

はて?
ブラックゼウスも「ゼウスリング」で良かったんじゃないですかね?
あの輪っかから虹光波が出てるわけでもないし、
虹光波だけならスーパーゼウスも出せる可能性があるらしいのに、
なんでまた「虹光波リング」なのでしょうか。

「聖魔未分離の摩訶不思議なカラーを発している輪っか」
と説明されていますが、アイス版シールなどを見ると
ごくごく普通に黄色い輪っかですよね…。

輪っかといえば、シャーマンカーンの輪っかは
「カーンリング」ではなく「シャーマンリング」なんですよね。
もしかして、カーンの名前は「シャーマン」のほうがメインなのでしょうか?
いやいや、いくらなんでもそれはないですよね?
(でもカーンのルーツ?が「シャーバサラ」だしなぁ…)

ときに、天地球のお守りヘッドは三重楕円の守理力わっかを浮かべていますが、
これのネーミングは「愛然トリオーバル」「黎元トリオーバル」「古聖トリオーバル」と、
名前でなく肩書きのほうがくっついております。
もしかしたらシャーマンカーンの場合も、このルールに則ったものでは?

すなわち、カーンのルーツはかぐややヘブダヤと同じくお守りに?
聖でもなく魔でもなく、赤い海の底から様子を窺っていた頃の名残だったり…。

…考えすぎですかね?

Gooチョコランキン

「gooランキング」「昔から親しみがあるチョコレート菓子ランキング」で、
並み居る強豪がひしめく中、我らがビックリマンチョコが堂々15位にランクインしました!
http://ranking.goo.ne.jp/ranking/013/chocolate_old/


上位3位はポッキー、チロルチョコ、キットカットなどまさに超定番なのですが、
ロッテ製品だけでもガーナチョコ(9位)、クランキー(11位)に次ぐ順位となっています。
これって何気にすごくないですか?

ビックリマンは、今は年中売っているレギュラー商品ではなく
単発的に期間限定の売り出し方を何度も繰り返している、いわば特番商品なわけです。
(こういう言い方が正しいのかどうかは自信ないですけど)
まあ「昔から親しみがある」というジャンルなので、定番かどうかは別かもしれませんが、
少なくともロッテ製チョコの中では3位に位置する看板商品なわけですよね。

そんなことを鑑みると、思うにビックリマンは「売れる商品」である必要は無いんじゃないかと。
“いつでも店頭に並んでいて、中には何かしらないけどくだらなくて面白いシールが入っているお菓子”
それでいいような気がするんです。

そうじゃなくなったのは、悪魔VS天使が異常にヒットしたことで
「ビックリマンはこうあるべきもの」という概念が固まってしまったから、
ではないかと…。
本来はそれこそ「いちごつみ」「まるきん」みたいに、
テーマを変えてイラストを変えて、売れてるのかどうかともかく、商品自体は定期的に市場に並ぶ…
そんなスタイルの商品であるべきもののように思うのですが、どうでしょう?

つまり、もしひかり伝が売れなければ全く違う設定の話にゴロっと切り替わったり、
それが支持されれば続くし、支持が薄ければまた別のものに変わる、という感じで
もっとフレキシブルで敷居の低いブランドでもいいと思うんですよね。
それこそ、48ミリのシールであるという以外は何でもアリなバラエティ
時に子供向けのバカバカしさ、時にオトナも狙った渋さもあったり、
3ヶ月ごとに何が出るかわからないようなスタンスもまた面白そうじゃないですか?

でもそれができないのは、なまじ支持されるとすぐに箱買いだの何だのされてしまい、
マーケット操作が難しいブランドになってしまった影響かもしれません。
良くも悪くも、ビックリマンブランドはコントロールが難しい商品なんでしょうね。

ひかり伝やニャンダーが売れないことで、ビックリマンチョコ自体が
販売を見送られるような流れになってしまっているようだと、実に残念です。

でもまあ、20数年前も悪魔VS天使がヒットする直前までは
「これがヒットしなけりゃビックリマンは打ち切りだ」という状況だったらしいですから
そういう意味では昔も今もロッテのスタンスは変わってないのかも??

ダンダン気になる?

Googleで「ダンジャック」と検索すると…

もしかして:男ジャック
と表示されます。
さすがグーグル先生、造詣が深い!

さて、今回はそんな「男ジャック」についての話題をば。

そもそも「男ジャック」というのが"名前"というのは、
"一本釣""照光"に負けず劣らずの珍設定だと思うのは私だけでしょうか?
本来、元ネタが「ジャックと豆の木」であることからして、
「ジャック」で十分だったはずだと思うのです。
だからといって「天子ジャック」だとなんだか間の抜けた感じがしてしまいますが
(「天子男ジャック」が定着しているからこその違和感かもしれませんけど)
では、この「男」はどこから来たんでしょうか。

再び「ダンジャック」で検索すると、
最初に表示されるのは「ダンジャック・エル・エル・シー」という企業についてのWikipedia。
なんでもあのジェームス・ボンドの著作権を保有しているとのことなのですが、
それ以外の活動については載っていないのでよくわかりません。
この会社の設立は1962年ごろのようですが、さすがにこれが元ネタというのは
いくら反後博士が映画にも精通しているとはいえ、ちょっと無理がある気がします。

かといって、他に「ダンジャック」という固有名詞が見当たらないのも事実。
いきなり頓挫してしまいました。

さて、視点を変えて他にも「男」の付くキャラを探してみますと、
いるではないですか、第6弾天使に!

「男キホーテ王」

ドン・キホーテのパロディですが、「ドン」を「ダン」に読み替えています。
確かに、横文字の一部を似た音の漢字に挿げ替える手法は定番テクニックですよね。
「ジョイン籐吉」とか「聖プリ帝」とか「闇矢レンブラン統」とか。

なので、「男ジャック」も何か似た別の音を置き換えた結果かもしれません。

例えば「ボンジャック」とか…
…マイティ・ボンジャック(ファミコンのゲーム)しか引っかかりませんでした。
と、あらかた検索をかけてみたのですが、これというものはやはり見当たらず。

まてよ、逆転の発想で「天子男」に意味がある可能性もありますね。
それが神帝になるときに区切り目が変わったとか?
照光子も、もともとは「照光」で区切られてたわけではないですし。

…という路線でも調べてみたのですが、そもそも「天子男」って何?っていう話で
まるで手がかりになりませんでした。
それによくよく確認すると、「天子男ジャック」のルビは
「てんしダンジャック」となっていて、あきらかに「てんしだん」では無いようで
最初から「ダンジャック」というのがキャラ名として設定されていたようです。

うーん、ここまでくると最初の「ダンジャックLLC」が実は正解だったのでは?
という気もしてきました。

ちなみに、「男ジャック」が「ダンジャック」に表記が変わったのは、
22弾の「GDダンジャック」からで、その後ずっと「ダンジャック」で統一されました。
これはおそらく、ルーツ原子がメイドンやベイギャルズという女系キャラを経たことで
「男」という縛りを外したのではと考えられます。
でもひかり伝おとぎの「男ジャック因バンド」は…ねぇ?(苦笑)

そういえば「男魔ザンゲ」というのもいましたね。
反後博士は「男(ダン)」という言葉に何か特別な意味を感じていたのかも…。

実はハピラキでネタにされていた「天使男児ヤック」あたりが
正解だったりして???

そんなこんなで、結局この考察は迷宮入りとなってしまいそうです。
何かいい「説」をお持ちの方はコメント欄ででも教えてください。

ネコイラ?

今さらなネタですが、
今年はウシ年ということでそれにちなんだ話でも。

BM世界においては、干支にまつわるそのものズバリな
「ダリ丑」というのがいますね。
最近ではそのルーツらしき「源徒Wダリ丑」というのも出ましたが
真っ先にイメージされるのはこいつらではないでしょうか。

それ以外にも牛モチーフなキャラはいろいろいるのですが、
中でも有名なのは「ねこいら牛助」でしょう。
初期のユーモラスなキャラは印象が強いですよね。

さて、このねこいら牛助。
当時小学生だった私は、こいつの名前の意味が全くわかりませんでした。
そもそも、悪魔がネズミ(魔ウス)で天使がネコ(キャットラ王子)なのに
なんでお守りが牛なのか、と。
しかも名前に「ねこ」と付いているときたもんです。
おまけに口の形もヘンだし、全くもって意味不明でした

いやいや、今ではもちろん理解しています。
ネズミへの対抗手段としての「ねこいらず」がネーミングの由来で、
グラフィックは「ネズミ捕り」から来ていること。
「ねこいらず」はいわゆる殺鼠剤の商品名かつ代名詞的な存在なので、
ネズミ捕りという「器具」とは根本的に別物ですが、
それはまあ置いておきましょう。

でもって、「ねこいらず助」だと商品名そのものだし
悪魔も天使も動物だからお守りも動物にしよう、ということで
ダジャレ的に牛(ぎゅう)が選ばれたのではないかと想像できます。
もしかしたら、干支の並びで ね・うし・とら…という意味もあったかも??

ただ、実物のネズミ捕りを見たことも無かった当時の私にとっては
何ともレベルの高いキャラでした。
ねこいらって何だろう…?」と悩んでいたのも、今となってはいい思い出です。

こんな風に、あとになってモチーフに気付いてハッとすることってありませんか?

私の場合だと、黄門天人・助角さん・代官魔がスターウォーズのパロディということや
助っ人竹ちゃんがタケちゃんマンのパロディだということには長い間気づきませんでした。
気付かないのが不思議なくらい、結構そのものズバリなんですけどね…。
裏書でも、よく読めばダジャレや風刺が織り込まれていたりして
ニヤリとするような発見もたびたびあるものです。

アナタも今一度、シールを眺め直してみませんか?

ときめきマテリアル

かつてヘッドシールが重厚だったころ、
通常のプリズムヘッドやホログラムヘッドもうれしかったものですが、
それ以外の特殊素材で作られたヘッドにはまた違ったトキメキを覚えたものでした。

最初の特殊素材は、11弾のゴーストアリババ
金色エンボス加工(Eプリント)のシールは、それまでとは全く違った「重さ」を感じさせ、
朽ちかけたゴーストのイメージとも相まって非常に印象的でした。
あのインパクトは、きらびやかな印象のあるプリズムシールや
ゴージャスな印象の強いホログラムでは表現が難しかったでしょうね。
そういう意味では、8弾のネロ魔身(崩壊)の時点で採用されても不思議ではなかったかも。

いや、実際の採用理由はわかりませんよ?
エンボス加工はその後の展開を見る限り、あんまりコストかかってなさそうなので、
魔肖ネロ以降毎弾ホログラムを出した反動でコスト削減を意図したものかもしれませんし(笑)

それはともかく、ゴーストが好評だったためか
次の12弾でもエンボスヘッドが登場しました。
それが魔スターPだったわけですが、
先のゴーストがキャラにマッチしていたのに比べると
魔スターPのイメージとはあまりフィットしている感じは受けません。
むしろ、コスト削減説だと「聖魔2大ヘッドが同時に登場!」ということで
片方を安い素材で抑えた可能性もまんざらではないかもしれませんが、
ともかく魔スターPもエンボスシールのおかげでカッコよさが増したのは事実でしょう。

個人的には、このとき同時登場した野聖エルサMと並べてみると
エルサMのほうがやけに貧相というかあっさりというか、
どうにもパンチに欠けた印象を受けたものでした。
エルサMがせめてピンクプリズムとか三角プリズムとか、
少しでも特徴のある素材だったらまた違った印象だったかも…と思いますね。

13弾では、エンボス加工に似て非なる型押しシールが登場しましたね。
それがヤマト爆神タイプII
ヘッドが同時に多数登場するようになって、これまで以上にバラエティ豊かにしようとしたのか
この弾では初のWシールである怪奇(聖梵)ムガルも登場しています。
ヤマトIIも立体的な型押しのおかげで,、突進する様子が際立った印象を受けます。
でもどうせやるなら、石像チックな魔覇ドラゴットをエンボスで出すというのも
ドラゴットの地位向上という意味では面白かったかも??
(1/27追記:当初、ここでヤマト爆神タイプIIがエンボス加工シールのような記述をしていましたが
完全な思い違いでしたので訂正いたします。とほほ。)

続く14弾では両面貼り付け怪奇ミロク・インカ
角度によって絵柄が変わるチェンジングホロ聖神ナディアなど、
やはり工夫を凝らした新機軸のヘッドが我々を楽しませてくれたものです。

何が言いたいかというと、
反後博士はこういうシール素材がキャラクターの特徴を引き立たせたり、
それによってファンが受ける楽しみが増すことは十二分にわかっているはず。

なのに、ひかり伝ではなぜ…というところでして。

昔以上に様々な制限がある中で困難が多いのもわからなくはないのですが、
もうちょっと何かしら工夫できないものかと思ってしまうところです。

我々は、そんな無茶な要求はしていないつもりなんですけどねえ…。

Fromきゅー太Toきゅー太

今年は故あってどうにも新年という気がしないのですが、
その一因は年賀状がまるで来なかったことにあるのかもしれません。

まあ、喪中だったから仕方ないことなのですが。
その代わりではないですが、新年早々こんなのが届きましたよ。

…自分で自分に送ったケータイPOSTのビックリマン年賀状。

以前ブログで書いたように、製作会社さんから見本として一通りはいただいていたのですが
やっぱり普通に流通したバージョンも欲しいというのがコレクターの人情ではないですか?
(そうでもない?)

そんなわけで、裏面は特に文字も入れず
表面は宛名も差出人もどっちも自分の名前という珍奇な年賀状の束

表側が無記名にできればよかったのですが、
個別に自宅発送するには一種類ごとに宅配便の送料がかかるとか言われちゃうと、
10人ぐらい仲間を集めて分担するでもしない限りとてもやってられません。
それに、差出人欄が無記名にできないなら結局誰かの名前が残ってしまうわけで、
それならもういいや、という感じで普通に自分で自分に送った次第です。

ところで、このケータイPOST、はがきの種類が2種類あるんですよね。
年賀はがきと、通常の官製はがき。

コレクターなら、やっぱり…

押さえるでしょ?(爆)


それにしても、一度に複数の種類を指定して送ったりできないので
1つ選んではぽちぽち携帯で操作して、23種類ひたすらぽちぽち。
正直、きついかったです。
制作側には、絵柄のファンのことも考えて
来年はポストカード一括申込モードみたいなものを準備していただきたいものです。

ま、さすがに来年もビックリマンが採用されるかどうかは怪しいところですが(笑)

携帯名作劇場

もはや恒例、ビックリマンモバイル情報~。
ここ最近はいつも日付が変わった直後に更新されていましたが、
まさか元日もしっかり更新されようとは(笑)
おそらくタイマーで自動更新なんだろうとは思いますが、ちょっと感心したところでした。

さて、最近妙な路線に傾倒しつつある「トレジャーミッション」ですが
23弾の今回はどんなタイトルかというと…。

■神樹界の大きな天使 イドーヨーサイ
■アメジアンスの犬
■十二の干支じゃないネコ
■オイラを訪ねて三千里

…かなり苦しいものもありますが、
お気づきのとおり、「世界名作劇場」のタイトルのようですね。

今回手に入るキャラクターは、新ビックリマンとスーパービックリマン。
新はいよいよ次界に大洪水が迫って、マルコもジャイケットを身にまとって
…というあたり。
スーパーは、アクアンヌーンからネモ船長らが来たあたり。
まだしばらく続きそうですね。

ちなみに、今回で総勢848キャラになりました。
こりゃ1000キャラ越えは確実でしょうか?

それより、キャラ解説などはアニメとシールがごちゃまぜなのですが
そろそろそれだと厳しくなってくる頃合かと。
どうするんでしょうね?

突撃・お菓子ギョー界!

職場から帰ってテレビをつけっぱなしにして
いつものようにのんびりくつろいでいた夜のこと。

テレ朝の「ギョーテック」というバラエティ番組を見ていたのですが、
今週のテーマは「お菓子業界」とのこと。
そしてなんと、ロッテの浦和工場が紹介されているではありませんか。

コアラのマーチやパイの実の製作工程などが映し出される中、
「そうは言っても、今さらビックリマンが出てくることも無かろうなあ」
とぼんやり眺めていたら…

出てきたよビックリマン!!

何なの?ディレクターがシールコレクターなの?放送作家は酒井氏じゃないよね??
何で今さら宣伝価値の乏しいビックリマンなんか紹介してんのさ!!

とまあ、驚きつつ慌ててビデオのリモコンを探して録画を開始したのですが
こんなことなら最初の時点で押えておくべきでした。うう。

そんなわけで、初代どっきりシールの話題に始まり、
悪魔VS天使シリーズが年間4億個を売り上げた話やら
プレミアがついてブラックゼウスは7万円するという話やら、
ついつい見入ってしまう話題が続いたのでした。

ここで、きゅー太的に気になったところを3点ばかりピックアップしてみます。

まず上の最初の画像をもう一度見ていただきたいのですが、
「現在(のシリーズ)は19代目」とあります。
悪魔VS天使シリーズはご存知の通り9代目
では、その間は何が入るのでしょう?

9代目:悪魔VS天使シリーズ

10代目:ドッキリダービー

11代目:運の王様

12代目:超念写探偵団

13代目:ビックリマン2000

14代目:ガッツ!シンクロX

15代目:どっきり新おかシール

16代目:ゴースト村の何事件

17代目:ひかり伝

18代目:プロ野球

19代目:テーマファイター ニャンダー

…うーん、どうなんだろう?
「運の王様」は本来ビックリマンではないはずですが、
昨今の資料ではビックリマンとして紹介されるケースが増えているので
あえてカウントしてみました。
逆に超元祖やセレクションなどは、悪魔VS天使シリーズに含めるものとします。
でもそうなると、2000ひかり伝の扱いが悩ましいことに…。
絵師が違うから別カウントという理屈でいいんでしょうか?
参考にしようと公式の30th記念ページを見に行ってみたら
ビックリコやらナビゲーションズやらまでカウントされててもう大混乱(爆)
公式な歴代ビックリマン名を知りたい今日この頃です。

気を取り直して、次に気になったところ。

こちらの画像をご覧ください。

こちらは番組内で紹介された「まんギャシール」なのですが、
見てわかるように、背景は黄色です。
ですが一般的によく見かけるものは、背景は水色なのです。
ただし、たまに背景黄色のものも一部目にすることがあるのですが…。

ロッテ内の資料が黄色ということは、
やはり最初に作られたもの・初期生産分は背景黄色だったということなのでしょうか。
私が知る限り、出回っている黄色版は全て1弾相当の若い番号ばかりですし。

そして3つ目に気になったこと。

今回、ビックリマンを紹介していた担当の方は
こういう場面でちょくちょく登場されるロッテの天野さん
以前「宇宙一せまい授業」というネット番組でビックリマン学を解説されたこともありましたね。

で、天野さん。
MCの藤井隆さんがビックリマンの話題で他の芸人さんと話している最中、
おもむろにハンカチを取り出して手の汗をぬぐっているようでした。

さすがにテレビ出演は緊張しますよねー。

はい、それだけです(笑)

関東地方ではこの日、さらに「Go!Go!アッキーナ」のビックリマン講座の回
再放送されていたりして、にわかにビックリマン祭りの様相を呈していたのでした。

それにしても、地上波でビックリマンの話題を見るのは心が踊りますねー。

アミューズメント地獄?

先日、変な夢を見ました。

UFOキャッチャー版ホロセレ2の入ったゲーセン筐体を前に、
「自力でゲットしたチョコだけで一ヶ月生活する」という企画に
何故か参加しているという状況…。
意味がわかりませんが、まあ夢とは得てして意味不明なものですよね。

それはともかく、今年は久々にアミューズメント景品が発売されたわけですが
この流れが続くようだと、いずれあの企画が復活するのではないでしょうか?

そう、「UFOキャッチャー版シール」です!

当時、全50種のシールがランダムで入った袋入り人形が登場しましたが、
再び限定シールを付けた企画が出ても不思議ではないのでは、と。

もし出るとしたら、どんな内容になるでしょう?

現実的に考えると、ポイントは「人気のあるキャラ」「コストが高くない」こと。

そうなると、ありえそうなのは…
20thセレクションの焼き直しで、プリズム素材だけ違うもの、とか?

もしそうなると、ただでさえ全100種(アンコール版だと130種)もあるので
コンプリートは相当な障壁になりそうですが(^^;
まあ10種程度までなら、がんばろうという気になりますかね?

何にせよ、「そこでしか手に入らないバージョンのシール」が付く時点で
コレクターの目の色がガラリと変わることは間違いないわけですが、
(つまり商品の売れ行きが大きく変わる)
もちろん反発も相当大きくなりそうですけどね。

最近の風潮だと、この程度の限定シールは簡単に実現しそうな気もするので、
うっかり下手な事言わないほうがいいのかもしれませんね(苦笑)

続・送られたら送り返せ!

携帯から年賀状が作れるサービス「ケータイPOST」について、
PCからも一覧が見れるようになりましたね。

さて、実は私の手元に…

全23種が既にあったりするのでした。

実はこの企画にちょこっと参加してたりします。
と言っても、一連のシールを貸与させていただいただけなんですけどね(^^;
そんなわけでその見返りというか、印刷されたものを一通りいただいたのでした。

で、実物を目にした感想です。

各ヘッドの周囲に描かれた模様やカラーリングは、
それぞれのイメージにも近くてカッコいいものが多いです。
コレと同じデザインのシール収納台紙とか発売して欲しいくらいです。

ただ…。

シール部分はもちろんプリズムでもホログラムでもなく「写真」なわけで、
何というか、どうしても…昔のパチシール的な印象を受けてしまいます。
もちろん印刷技術自体は全く問題ないレベルなのですけど、
これを是とするか否とするかは人それぞれなのではないかと思ったりもしました。
そもそも写真を使ったサービスの一バリエーションに過ぎない以上、
マニアックな部分に多くを望むのも違うのかな、とも思ったり。

そんな中、結構面白いと思った一枚がコレ

案外、このデザインが一番人気だったりして??

送られたら送り返せ!

早いもので、今年もあと一か月足らず。

新語・流行語大賞や紅白の出場歌手もいつの間にか決まり、
年末ジャンボ宝くじの宣伝も始まり、
あわただしい年の瀬が近づいてきた感があります。

さて、年末の恒例行事のひとつに年賀状作成がありますよね。
私も例年趣向を凝らしたくだらない年賀状を考えるのが
忙しい中での楽しみだったりもするのですが、
今年はこんな年賀状はいかがでしょう??

豪華絢爛、人気ヘッドの年賀状!

こちらは「ケータイPOST」という携帯電話を利用したサービスで、
携帯端末からの操作のみでデザイン作成・メッセージ記入・住所設定・発送まで可能という
至れり尽くせりなシロモノだそうです。
住所を知らない相手には、メール送信して直接相手に入力してもらったり、
自宅にまとめて発送してもらうこともできるそうですよ。

利用できるデザインは他にも多種多様なものが用意されているのですが、
今年はなぜか(?)ビックリマン悪魔VS天使シールが登場となったようです。

さっそく一通り見てみたのですが、意外に充実している印象です。
選べるキャラは、スーパーゼウスからヤマト爆神までのめぼしいヘッドが22種類。
そのほかにチョコのパッケージを模したデザインもあり、合計23種類です。
(偽神デビルやネロ崩壊を送る人はいるのでしょうか??)

シールそのままのデザインが中央に配置されて、ポートレートのようになってます。
去年発売されたDSソフト特典の台紙付きワンダーマリアを想起させますね。
まさかと思いますが、シール部分が本当にプリズムやホログラムだったりは…
…値段からして、それはありえなさそうですが(苦笑)

ためしに文字を入れてみました。

入力できるのは17文字×3行ぐらいまでで、色や書体は選べるようです。

年賀状らしいか、と言われると「ぐむー」と唸ってしまうところですが、
親しいBM友達やシャレのわかる知人などに送ってみるのも一興かと。

コレクターなら、自分用に1セット確保は鉄板でしょうか?(爆)

ちなみに、私は今年喪中のため年賀状は出せませぬ…。

「au Oneトップメニュー」→「カテゴリ検索」→「EZサービスで探す」→「映像・画像・音声」→「EZケータイPOST」
(au以外のキャリアにも対応しているらしいです)

モバイル2000祭り

ネタが乏しいので、今月もビックリマン・モバイルの話題でも。

地味に続いているビックリガチャガチャ第22弾は、
ついに次界上陸ネブラウォーズ&最後の聖魔子・石妃ディナス登場の2本立て。
旧・スーパーはそろそろクライマックスが近いようですが、
新のほうはまだビックリ学園にも届いていません。
旧が最終回分まで到達してしまったら、今後どうするんでしょう?
2000は東映じゃないからありえないし、まさかハピラキ編突入??

さて、これまた毎度ネタになる「トレジャーミッション」なのですが
今回はその2000にまつわるタイトルで攻めてきましたよ(笑)

1.「アンヴィヴァレント聖魔子」
2.「清濁(ひかりダーク)あわせのみ!」
3.「キゴーリラカネブラ?」
4.「理魔力天無撃裂滅計画(違)」


1は石妃ディナスにまつわるミッションで、
聖魔子の中でも特に聖・魔両方の特質をあわせもつディナスを
2000に登場した「両属性具有(アンヴィヴァレンツ)」になぞらえたもの。
何気に上の存在の人たちには、聖にも魔にも分類できない人がちらほらいますよね。

2は12弾に登場したダークマターEXの裏書から。
「いま一度清濁(セントエビル)あわせのみ集中豪無の深層へ閉じゆく終局!」
これを、ネブラの女王でありながら悪魔に洗脳されたダークヘラに重ね合わせたようです。
トレジャーミッションの解説文では、ヤマト爆神の積星の輝きとデビリン超念魔に呼び寄せられ
ダークヘラが出現、と書かれていますが…、そうだっけ??

3は2000のアニメで、夏鬼ゴーリラを呼び出す呪文「キゴーリラカ」
ネアンカイサールなどの縁神にサルつながりで転用したもののようで。
ただ、これはミッションそのものが強引というか、
「5人の縁神を集めてボス(エレカブトサル)を呼び出せ」というのが無理やりというか。
そもそもエレカブトサルって、あの6人のボス格なんですか??(アニメのほうは覚えてないので)

4は、理魔力を使う再生魔鬼にまつわるミッションなのですが、
そこに2000の集中豪無編で登場した、天使悪魔総力を挙げてのプロジェクト名を転用。
ちなみに「りまりき てんむげき バーストオペレーション」と読みます。
もともとは2000のほうが、旧の「理魔力」をリスペクトしたネーミングなのでしょうが、
もはや全然別モノですから~。

でもまあ、強引でも何でも、全て2000で統一しきったのはお見事と言いたいです。

シール・アニメ問わず全ジャンルに精通し、毎回これほどの文章を書き上げる担当者は本当にお疲れ様です。
もし中の人がサイト持ちだったら、きっとサイトの更新は大停滞中でしょうね??

馬耳とうふー

またまたビックリマン・モバイルの話題をば。

今月のビックリガチャガチャは次界ロード付近のキャラがメインなのですが、
このガチャガチャのシール当選比率、どうも偏りがありそうだともっぱらのウワサ。
さて今月も早速ガチャガチャを回してみたのですが…。

TOU巫観音
TOU巫観音
TOU巫観音
TOU巫観音
MEN観音
TOU巫観音

なんじゃこりゃ~~!! (ノ`Д´)ノ彡┻━┻

偏りにも限度があるっしょ…。

その後も日を改めてトライしてみましたが、やはり5回に4回はTOU巫観音
ケータイの電源を入れ直してもTOU巫観音
たまにMEN観音が出ても次はやっぱりTOU巫観音
一体何の呪いですか?

おかげで、まだ15キャラぐらいしか揃ってないのに
TOU巫観音だけでスーパーガチャガチャ5回は回しました。
あり得ないでしょ??

他の人はNU観音が出まくったりしてるんでしょうか?
月末までには改善してほしいものです。

「マリア」「似合う?」「びみょう」

何週か前、いつものようにお笑い番組を見ていたら
ある芸人さんの衣装に目が釘付けになりました。

というのも…。


サタンマリアTシャツ出たー!!

KO・U・HU・N☆(違)


ね?
リアルでこのTシャツを着ている人を見たのは2人目です。

この芸人さんは、Wikipediaの情報によれば趣味がビックリマンシール集めだそうで、
もしかしたらウチにも来たことあったりして?

10年ひとむかし

そういえば今さらですが、今年は伝説復刻版が発売されて10年目
いわばビックリマンが「復活」してから10年の節目にあたります。
振り返ってみると、あのときの感動は相当なものでしたね…。

それまで、悪魔VS天使シールは紛れもなく「過去のもの」でした。
スーパービックリマン以降はパッとしないシリーズが細々と出る程度で、
ひっそりと生き延びていたコレクターやファンが思い出話に花を咲かせるような、
そんなマイナーコミュニティでしかなかった時代です。

ところが1998年7月、ロッテ創業50年事業の一環として
数量限定ながら電撃的に登場したのが「伝説復刻版チョコ」でした。
一部のネットユーザー以外は事前に情報を知るすべもなく、
偶然お店で遭遇した人はさぞ驚いたことでしょう。
で、後から知って必死に探しまわった人も少なくなかったはずです。

サイズは52ミリ。
素材は擬似角プリズム、もしくはただの銀ツヤ。

オリジナルよりもずっとしょぼい作りなのに、当時やたら感激したのは
シールそのものに対してじゃなく、ロッテが悪魔VS天使を見捨てていなかったという
その事実に対しての思いからでしょうね。

その後、伝説復刻版の第2弾が12月に発売され、
その好調な流れに乗って翌1999年にはビックリマン2000が発売。
それからの展開は皆さんご存じのとおりかと思いますが、
悪魔VS天使の続編やら復刻やら新作やらが毎年のように登場しようとは、
10年前は全く想像だにしませんでしたよね…。

一時期は月イチの交換会に一度に100人近くが集まることもありました。
ファンによるWebサイトも、それこそ雲霞のごとく乱立したものです。

今はさすがに落ち着いていますが、それでも新作アニメが作られるわ、
DSのゲームも出るわ、ゲーセンでプライズが出るわ、
少なくとも10年前よりは今のほうが遥かに活況かと。
まだまだ平成のおまけシールブームの終わりは見えてこないですね。

この先の10年は、旧シール世代がさらに年齢を重ねて
望むと望まざるにかかわらず子供っぽい趣味から離れていったり、
タンゴ博士も定年を迎えて現場を離れたり、
いい加減に過去の遺産も尽きてペンぺン草も生えない状況になったり…。
さすがに今以上に盛り上がるのは難しいと思われます。
それこそニャンダー的な新機軸で、次世代をターゲットにひと山当てないと(笑)

10年前からの知り合いで今でも残っている人はかなり少ないですし、
サイトに限っては本当に2,3しか存続していない状況ですが…。

2018年、私はこの場所に立ってるでしょうかね?

若気の至りのBMクイズ

古い手紙を整理していたら、私が10年以上前に作った
「第1回ビックリマンクイズ<全50問>」なるものが出てきました。

何でこんなものを作ったかというと、その当時まだまだ数少なかったビックリマンサイトにて
ネットで親しくなったチャット仲間たちがオフ会を開催したのですが、
あいにく参加できなかった私は、せめて裏方で参加したいということで
せっせと問題を作って参加者たちに「挑戦」したのでした。

せっかくなので全50問をここに掲載いたします。
あなたは何問解けるかな!?

Q01:スーパーゼウスの意志により自在に伸び縮みする武器の名は?
Q02:スーパーデビルの額にある「悪」の文字が刻まれた「戒源律」は、
  偽神化したとき「何テクター」と呼ばれる?
Q03:彼が次界へ舞い上がる姿を見たものは石になるといわれている天使ヘッドは?
Q04:サタンマリアが誕生した悪球の名は?
Q05:復活天使の持つ6聖卵を始祖ジュラへ爆撃した天使は?
Q06:ヘラクライストがブラックゼウスとの闘いで言った名ゼリフは「どこへ出ろ」?
Q07:魔肖ネロの誕生に関わった、天魔界の悪心が集中する6つの地点の総称は?
Q08:ヘッドロココが無縁ゾーンの魔炎を突破するために七助からもらった聖鳥の羽根は何と呼ばれる?
Q09:ノアフォームが魔胎伝ノアになり悪球を生み出す期間を何期という?
Q10:ワンダーマリアが次界進攻の際に利用した、次界への近道である裏ルートは?

Q11:次界探査のため聖梵ミロクが放ったのがたまたまゴーストアリババに直撃し、
  彼を天使に戻したという技は?
Q12:ロココが聖輝体に変化した後ヤマト神帝に向けて放ち、彼をヘッドにまで成長させたビームは?
Q13:「源層紀念理を操る魔祭司」って誰の事?
Q14:愛然かぐやが治めるお守りだけの国の名は?
Q15:聖常キッソスと魔君ポセイドスが魔紀元神器により融合して誕生した悪魔ヘッドは?
Q16:聖Vヤマトら7神帝が手にしていた、聖球に似た球は?
Q17:聖魔が和合したのち誕生した、天使でも悪魔でもない新種族は?
Q18:心臓の形をした、カーネルダース12人が治めるエリアの総称は?
Q19:非層からブラックゼウスを救い出し復活させた、6人の古代神の総称は?
Q20:「P.M.F.G」さて何と読む?

Q21:ダークマターによって作られた、魔肖ネロをルーツに持つ黒天魔界の魔王子は?
Q22:エズフィト、大魔テーションに対抗してサン・マルコが創造した新エリアの名は?
Q23:パンゲアクター6人が到達した、後に6大層に分割する惑星の名は?
Q24:水の大層シーゲルに飛来した異聖矢の化身は?
Q25:天聖界と天魔界、二つに分かれる前の世界の名称は?
Q26:恐怖スーツをまといハムラビ・シーゲルを守護する使命を持つ、
  12枚のシールによってその姿を現すヘッドは?
Q27:女性初の天聖勲章受賞者は誰?
Q28:魔肖ネロの頭上の星はネロヘクサゴン。ではデカネロンの頭上の星は何という?
Q29:ワンダーマリアのプロト般若リング、シヴァマリアになったとき何というリングに生まれ変わった?
Q30:7神帝の遺したアイテムをロココに届けたのはプッシュ天使たち。ではマリアに届けたのは?

Q31:マリア軍VSデビル軍の内部抗争において、デビル軍で唯一の敗北を喫したスーパーデビルの腹心は?
Q32:聖梵インダストがフリーディメンションに建造した、曼枢系を移植して造りあげた形態は何フォーム?
Q33:聖ウォーマンの三位一体は「トリンティ」、ではデビリン族の三位一体は?
Q34:シール裏イラストより、「ガジョー」は聖梵インダスト。では「キャシューン」は?
Q35:アレキサンマルコがアクア層で変化した最終形態の名前は?
Q36:スーパービックリマン(SBM)で、スーパーゼウスが持つ棒状の武器の名は?
Q37:巨魔界神ザイクロイド・アノドの復活に必要とされる2枚の石板は「何の石板」?
Q38:その石板のかけらを守護するドッジ王、ロッキングら6人の総称は?
Q39:大聖フェニックスの鳳凰斬と海天聖ビシュヌ・ティキの海天聖龍を合わせた最大の合体技は?
Q40:ビシュヌ・ティキの故郷である海の帝国の名は?

Q41:人工的に生み出された、鬼壮士リトルミノスや魔皇サラジンのようなバイオ悪魔を何という?
Q42:シャーマンカーンの帽子に付いている、悪魔の接近を探知する信号は?
Q43:30円シリーズにホログラムシールは何種類あった?
Q44:初めてシールに「天聖界」「天魔界」の名が登場した弾は?
Q45:怪奇ミロクのかぶっている冠の名は?
Q46:ニンニク満助をルーツに持つキャラはニンニ王と誰?
Q47:文字数が最も短いヘッドは「卯帝」の2文字。では最も長い文字数の名を持つヘッドは?(30円シリーズで)
Q48:UFOキャッチャーの景品人形、正式には「何キャッチャー」という?
Q49:「コロコロコミック」に連載されていた漫画「ビックリマン」の作者は竹村よしひこ。
  では「小学○年生」に連載されていた方の「ビックリマン」を描いていた、
  「スーパーマリオくん」などでも知られる漫画家は?
Q50:「伝説復刻版チョコ」の発売年月日は?


以上50問、いかがでしょうか。
途中からかなり行き当たりばったりな展開で、中にはムチャな問題もありますね。

ちなみに1問2点で100点満点
でも当時かなり好成績を出した人もいたそうで。

答えはあえて書きませんので、気になる人はネットで調べてみてくださいネ。

信じる者はスクイーズ?

スクイーズを探し始めて早や2週間。

その間、さらに捜索し情報をいただき、どうにか目的を完遂いたしました
てなわけで、プライズの中身を大紹介いたします!

今回エスケイジャパンというメーカーが作成したプライズ商品は全部で3種類あるらしく、
スクイーズの他にクッションキーホルダーが確認されています。

まずはスクイーズから…。

情報をくれた知り合いのCさんとともに、某駅の中にあるアミューズメント施設へ。

こんな形で、どっちゃりありました。
店側がガラスケースにイラスト描いてあるのがなんとも笑えます。

ちなみに、デザインはこんな感じです。

十字架天使バージョンのパッケージだけで、お救い観音バージョンは無いようです。
大きさは現行の80円チョコと同じくらいのサイズですね。

裏側はこんな感じの寂しい仕様。

で、見ての通り外側からは中身が判別できません
光に透かそうが手触りで中をなぞろうが、全然判断できません。
ゲーセンのプライズでこの仕様はかなり極悪かと。

ということで…

どーん。
これだけゲットして4種揃わなかったら笑うしかありません。

で。

なんとかコンプリートできました。
途中、ヘラクライストが3つダブったときはどうしようかと思いましたが(爆)
ヘラクも赤プリズム版なら良かったのですが、この面々だとハズレ感が漂いますね。

ちなみに、プリズムはいわゆる擬似角プリズム
しかし印刷が粗悪な上に、表面コーティングも特に無いようで
ツメでひっかけば簡単に印刷が削れるような感じです。
実際、よく見れば結構細かいキズが…。

裏面は無地。
シール裏みたいに字や絵が描かれていればなお良かったのですが
さすがにそれはありませんでした。
この商品の「本体」であるウエハース型スクイーズは確かに気持ちいい手触りです(笑)

次に、キーホルダーについて。
こちらは別の街で発見しました。

このタイプの景品がこんな風に積んであると、予想されるのが「雪崩」。
事実、何度目かのときにどっちゃり落ちてきました。ほくほく。

てなわけで、こちらもスクイーズと同じ面々が全4種。

横から見るとこんな感じになってます。

背景部分とキーホルダー部分が分離しています。
キーホルダーは結構な厚みがありますね。

箱の裏面はこんな感じです。


で、最後に控えるのがでっかいクッション
こちらはあいにく置いているお店を見つけることはできませんでした…。

が、親切な方の好意などに助けられ、ゲットすることができました。

手前に置いているスクイーズのパッケージと比べると、その大きさが際立ちます。
こちらも十字架天使版のみです。2種存在しないのは不幸中の幸いですね。

裏側はスクイーズ同様の寂しい仕様。

ただしスクイーズと違い、中身は外側からわかるようになっていました。

というわけで、中のクッションはゼウスとロココの全2種

開けてみますと

こうなってます。
モノトーンなデザインでなかなかおしゃれ。
本家のウエハースチョコにもこんな加工したら面白いかも?(笑)

印刷部はTシャツのプリントなどでもありがちなアイロンプリント的なもので、
使ううちに剥がれたりひび割れたりしそうな気がします。
やはり実用よりは観賞用ですかね?

そんなわけで、何故か突然登場したビックリマンのプライズ群ですが、
置いている店はやはりかなり少ないようで、今後増えるかどうかも全く未知数です。
メジャーなメーカーのプライズだと通販を扱うお店も多いのですが、
エスケイジャパンはマイナーなのか、ネットで探しても通販してる店はまるで無し。
メーカーやゲーセンから直接買うこともできず、探し回るかオークションを待つか…。
私も今回、資金や時間を結構費やしてしまいました。

まあ、かつてのとるとるキャッチャーのように特製シールが付いてくるわけではないのが
唯一の救いと言えなくは無いところですが…。

誰か私を救いーず

「ハッピー城」さんのブログで知った、クレーンゲームのプライズ「ビックリマンスクイーズ」を探しています。

ゲーセンの景品としては、とるとるキャッチャーのぬいぐるみが有名ですが
2000のときにもミニシールホルダーやキャラクターキーホルダーなど、ちまちまいろんなものが出ていました。
何年か前にはジッポーライターが出ていたという話も聞きますが、正規品かどうかはわかりません。

そんな中で、何故か今、「スクイーズ」というクッション系(?)のアイテムが登場したというのですが、
何日かかけて方々を探し回ったものの、未だに置いている店を一軒も見つけることができておりません。

制作しているメーカーもどちらかといえばマイナー系のようなのですけど、
いくらなんでも置いてなさすぎでは…??
そもそも、私はあまりそういう場所に行かないタイプなので、店の傾向や場所すらろくに知らないのですが
ああいうのはどういうところを探すのがいいんでしょうか?
ほとほと探し疲れてしまいました…。(最近、週末は雨が多いしね…)

そんなわけで、関東で置いている店を見かけた人がいましたら
コメント欄でもメールでもお知らせいただければと思います。
近ければチャレンジしに行くかも!?

顔色うかがい

8月5日、ホロセレ2の発売地域がようやく最終拡大しました。
ここんとこ毎回ドン尻となっている北と南のエリアに新ホロが到達したわけですが、
首都圏での発売からおよそ3ヶ月というのはむしろ異様に早い展開ですね。
それだけ売れ行きが伸び悩んだのではと邪推してしまうところです。

ところで、前回のエリア拡大時はに公式サイトで「特報!!ホロセレ2通信」と称して
新規ホロの背景に暗示された「ストーリーの断片」が紹介されたわけですが、
今回は特に何もオマケ情報はありませんでしたね…。
異聖メディア・魔スターP・スーパーデビルなどの背景ネタが紹介されなくて残念です。

そういや今さらですが、パッケージに描かれていたヘラクライストは、肌の色が白と肌色両方でしたね…。

過去の復刻では白だった肌の色がDS大限定版特典のデカヘラクライストは肌色になっていましたけど、
結局どっちが正式設定なんでしょうか?

NO!NO!アッキーナ

テレビ東京にて放送されている「GO!GO!アッキーナ」というバラエティ番組にて、
ビックリマンの歴史が大真面目に解説されました。

…これだけ書くと見てない人には何がなんだかでしょうけど、まさにこの通りで、
アッキーナこと南明奈が週変わりで放送作家の企画するネタをこなすというのが番組の主旨。
で、今回担当したのが、TVでビックリマンを見かけるときは
必ず関わっているといっても過言ではないBM好き作家の酒井健作氏
てなわけで、今回は酒井氏の趣味全開ともいえる番組内容となっていたのでした。


それにしても、地上波で「聖ランドに、ナディアとメディアという二人の神がいました」だの
「これが世に言う第一次聖魔大戦です」だの、非日常な言葉が淡々と流れてくるのは、
かなり奇妙な、でもワクワク感の止まらない、そんな時間でした。

シールは持ってたけどこんなストーリーがあったとは知らなかった!という人も少なくなかったようで、
今回紹介された「古代源層の時代」「聖魔分裂の時代」に続く
「次界創造の時代」「新河系確立の時代」「新層の時代」についても語られる日が待ち遠しいところです。
(まあ、十中八九その機会は来ないのでしょうが)

そんな中、番組内企画でグリーンハウスのお二人をも巻き込んで、
アッキーナをモチーフにしたオリジナルシールが作成されたのだからさあ大変。


これが「20名様にプレゼント!」って、全くなんて事してくれるんですか(爆死)
ねとらん者や日本ブレイク工業、超クリエイトシールまでは普通に入手可能だったのでよかったのですが、
南商研やこのシールなど、コレクター泣かせな企画はほんと自重していただきたいものです…。

今や一個人でも、資金さえあればデザインを発注して工場で印刷までできる時代。
安易なグリーンハウスの起用は、本当に勘弁願いたいというのが正直なところです。

…さて、どうしたもんかなあ……?

エコレクター

何故か猫も杓子も「エコ」を唱えるこのご時勢。
とはいえ熱しやすく冷めやすい日本人気質を鑑みると、
きっとサミットの話題もあっという間に忘れ去られていくんでしょうねえ。

というような高尚な(?)前口上はほどほどにして、
エコと言えば思い出すのはこのキャラではないでしょうか。

28弾天使「聖エコロ爺」

時代を先取り…というわけではなく、あの当時もやはりエコロジーブームがあったんですよね。
ドラえもんのエンディングが「ぼくたち地球人」になったのもこの頃だったかと。
もっともこの当時は今と違い、21弾の「オゾーン」「フーロン」みたいな
「空気を汚すこと」に対する改善運動がメインだったかと。
聖エコロ爺の相対する悪魔も「大鬼お染」ですからね。
今だったら絶対、二酸化炭素モチーフのキャラになっていそうです。
フロンガスのオゾン層破壊や排ガス等の大気汚染と違って、CO2の排出節減は誰でも即実践できることのためか、
あの当時よりもよりブームとしては大きくなっている気がします。

ところで、我々がコレクターとしての立場でエコ活動ができるとすれば、
どのようなことが考えられるでしょうか。
パッケージのプラと紙の分類廃棄?
シールのスリーブの節減?

一番効果が大きいのは、買うのを止めて生産減もしくは生産終了に追い込む
…というのは本末転倒ですが(苦笑)

まあ、他人にとってはゴミでしかないものを大事に抱え込むコレクター気質は、
それ自体が「ゴミを出さない」という意味でエコロジーとも言えなくは無い…かな?

缶バッジマスターへの道

ニッスイ・ビックリマンソーセージのオマケだった缶バッジについて
情報があまりにも乏しく、全部で何種類あるのかはほとんどわかっていません。

…でした。

以前に「初心者缶バッジコレクター」という記事を書いて早や3年。

この数年集め続けてきたことにより、その全貌がかなり判明しつつあります。
今回はその調査結果と、未だに謎となっているところについて報告いたしましょう。

まず全部で何種類あるか、なのですが。
このバッジ、側面にシールと同じ番号缶バッジとしての通し番号が記載されています。

ヤマト王子は、5-(56)-(天)-[若]と書かれています。
これはシールでは5弾・No.56天使・若神子という意味ですが、
それとは別に(4)とも書かれていて、これは缶バッジの通し番号になっています。

これを頼りにリスト化してみたところ、最も大きい番号は聖神ナディアの287番でした。
それより大きい数字のバッジをお持ちの方がいましたらご連絡いただければと思います。
※リストはこちらにアップしてみました。
私が所持していないのはNo.235で、前後の並びからおそらく怪虎師だと思われるのですが…。
あと魔肖ネロとヘッドロココ最終武装は通し番号の記載が無いため、
おそらくここだろうということで仮に171,172に入れています。

ところで缶バッジにもバージョン違いがあります。
以前もちょこっと触れたことがありましたが、スーパーゼウスなどには
扇プリズムのものとラメ模様のものの2種類があります。
(細かいことを言うと、扇プリズムにも逆扇が存在します)

扇プリズムのヘッドは、スーパーゼウス・シャーマンカーン・聖フェニックス2種・
スーパーデビル2種・サタンマリア2種・始祖ジュラ・ヘラクライスト3種
です。
その他、ブラックゼウス・魔肖ネロ・ヘッドロココがホログラムでしたが
それ以外はラメ模様だったりベタ塗りだったりでプリズムではなくなりました。

で、扇プリズムとラメ模様の両方が存在するヘッドが全部で何種類あるのか、が謎でして…。
スーパーゼウス・シャーマンカーン・スーパーデビル(通常)・ヘラクライスト(赤)
だけは確認できていますが、果たして残りのヘッドにもラメ模様があるのでしょうか。
てゆーか、そもそも何故これらのバージョン違いがあるのでしょう。
扇プリズムが使われなくなった頃に、ゼウスなどが再登場した経緯があったんですかね?

あと素材違いとしては、一部の天使にツルツル素材とラメ素材の2通りがあります。
通常発売時にツルツル素材で出ていたキャラが、後にプレゼント賞品としてセットで出たとき
ラメ素材として出ていたためなのですが…。
対象となるのは、老天使6人、復活天使6人、一本釣帝、静女天の計14種
当然ながら、これらのラメ素材版に未開封バージョンはありません。


「ん?未開封?」と思ったアナタ。
このバッジ、元々は透明なパッケージで包装されているので、
私は未開封バージョンで収集しています。
ちなみに先ほどのリストで番号が太字になっていないのが未開封未所持で、あと19種ほどあります。
未開封であっても錆びが付く場合はあるので、状態維持が難しいところなんですけどね。

収納には、コイン用のホルダーを利用しています。

他に珍しい違いとしては、こんなものがあります。

オーロラ幻神なのですが、名前がポンプ幻神になっているものがあります。
もちろんポンプ幻神はポンプ幻神でちゃんと存在しているので、
こちらはオーロラ幻神のエラー版ということになります。
他にもこういうのはあるんでしょうか?

それにしても、相変わらずネット上でこれを他に集めているという人を見かけないのですが、
私以外に真剣にコレクションしているという人はどれくらいいるのでしょうか??

ちなみに、新ビックリマンになってから缶バッジの代わりに発売されたぴったんこ人形については
あいにく1つも所持できておりません…。

ホロセレ2苦戦中?

ホロセレクション2の販売地域拡大がスタートしましたね。

出回っているのは関東のものと同じ製造日だったり、
どうも売れ残りが混じっているらしいですが…。

やはり一般層の思い入れが少ないと、売れ行きは伸びないものなのでしょうか?
そういや今回パッケージにはゼウス・ヘラク・デビル・爆神ぐらいしか描かれていませんが、
他にも魔スターPやら爆神IIやらがいるということは、買ってみないとわからないですよね。
そういうところで若干アピール不足になってる面もあったりしませんかね?
(スサノオロ士やFuzzyMR.のような知名度の低いキャラだと逆効果かもしれませんが…)

この様子ではホロセレ3はまず出そうにないですが、
そもそも「ホログラム」は求められているんでしょうか?
ホロセレ1では、ホログラムだから売れたという要因も確かに少なくはなかったとしても
「オリジナルと同じ」という要素が実は一番大きかったんじゃないかと思います。
そういう意味では、ヘラクライストがホログラムになって登場するよりも、
オリジナルと同じ重厚プリズムのシルクスクリーン印刷のほうがウケはよかったのかも…。

あと、全部ホログラムという味気なさも足を引っ張る一因かもしれませんね。
ホログラム1枚かプリズム2枚のどちらかが入っている、とかだと…。
ひかり伝もそうですが、何買っても同じ仕様というのが飽きるんですよね。
いや、そういうイレギュラーな仕様を実現することが一番困難なのかもしれませんが。

アイスが恋しい季節

グリコのキャデリーヌが今年も復刻販売されてます!
って言っても知らない人もいるでしょうが、私らが子供の頃に発売されてたアイスでして。

今年も、といいましたが、去年はセブンイレブンで数量限定で売られてたのですよ。
昭和59年の商品らしいので実に23年ぶりの復活だったのですが、
今年は何故かローソンにて限定発売らしいです。

さて、何故にこの話を取り上げるかというのは、アイスの形状でピンと来た人も多いでしょう。

外側がミルクアイスで内側はチョコクリーム
そう、ビックリマンアイスで、こういうタイプのバージョンがありましたよね?

ビックリマンアイスは何度も形状が変わっていったので、
人によってどのパターンが好みかは分かれるところかと。

初期は上下にミルク・チョコが半々になっているものでしたね。

途中で外側ミルク・内側チョコになったり、
内側のチョコがシャーベット状になったり、
全部で何種類ぐらい出てたんでしょう?

トイカードプレゼントの頃にはまた上下で分かれたタイプに戻っていたようです。

13弾ごろにプリズム復活とあわせてパッケージが刷新されましたが、
トイカード第2弾プレゼントのときには全体がチョコで覆われたタイプになってました。

個人的には、キャデリーヌと同じ外側ミルクで内側チョコのタイプが一番好きでした。

そういや、このタイプのアイスって…。

これが一番近いかも?(笑)

ロッテもチョコではいろいろ復刻を模索していましたが、
アイスで復刻版出してみたりはしないんでしょうかね?

KY(こんなの読めない)

ビックリマンの裏書メッセージは、短い文字数に多くの情報を詰め込むため、
随所に略語や強引なルビが付けられる場合が見受けられます。
ただ、漢字に英語的なルビが付くのはまだいいのですが、
アルファベットで略される場合はちょっと…。

具体的には、「P・M・F・G」「B・Z・H」など。
味気ないったらありゃしません。
魔スターPAとかからですかね?なんだかおかしな方向性に目覚めてしまったのは。

そんな中、最近は悪魔VS天使以外にもこの流れが波及しているようで
以前の「ゴースト村の何事件」では、主役格は「テジオG(ゴースト)」といきなり略字。
種族も「天国S」と書いて「ヘブンサイド」と読ませたり、なんで「S」なのかと思ったものです。
まだ「天国側」と書くほうが自然だと思うのですが…。
安易にアルファベットに頼りすぎてはいませんかね?

最近の例だと、ひかり伝聖魔暦の当りでもらえるシールが「S(スペシャル)限定シール」でした。
「超」と書いて「スペシャル」と書くのではダメだったのでしょうか?
ひかり伝なのだから「祝(ハピラキ)限定シール」…とまでは言いませんけど、
どうにも手抜き感を感じてしまいます。

でもって、今度のプロ野球では「2008限定ASシールホルダー」がもらえるとのこと。
…これで「オールスター」とは読めませんよねえ…。

新約パンゲ編

未だにファンの間で根強く熱望されていることの一つに、
パンゲ編のシール復刻やアニメ化がありますよね。

でもいつも「パンゲ編は一般ライト層になじみが無いからウケない、
だから実現する可能性はほとんど無い」
と反論されるのですが、
ここで逆転の発想。

なじみが無いなら、なじませればいいのでは?

そこで私が提案したい企画は…

「ビックリマン・謎のパンゲリア伝説」

早い話が、パンゲ編(旧26弾以降)の焼き直し企画です。
ひかり伝と違い、一度通った道をなぞるわけなので
大きな驚きが起こらない反面、安心感の持てる内容となるかも?

内容は、全3弾ぐらいのボリュームで新規シール・復刻シール織り交ぜて展開。
新規シールには既存のシールの情報を補完するメッセージを詰め込み、
いまだに謎の多いパンゲの秘密を掘り下げます。

キャラとしては、火の大層に炎の三巨兵がいて土の大層に土層大鬼族がいたように
風や森の大層からも部下役のキャラを出すのはいかが?
お守り強進化ヘッドを追加するも良し。全く新規のサブキャラを出すも良し。
もともとヘッドのみで進展していたパンゲ編ですが、
その割に明確な必要性のあるヘッドは少なかったので、ここらで個性を出すのも良いかと。

しかし、これだと3すくみはますます影が薄くなってしまいますので、
いっそ3すくみは廃止するというのも手かもしれません。
どうせシール素材はプリズムしか使わないんでしょうし(爆)
全部ヘッド格で埋めてしまうのも一興かと。

その分、4枚合体キャラを出して頭数を稼ぐのもアリかもしれません。
ビッグ・ヤマトらも4枚合体形式にしてみるとか、
逆にバンプ・バンパイアに乗り物を与えるとか、
自作シール並みの安易な発想ですが、ウケはいいんじゃないかと思ったり。

こうしてパンゲ編の認知度が高まれば、今一度アニメ化も夢じゃないカモ!?


唯一の懸念点は、反後博士が勢いに乗りすぎて
思わず物語の結末が変わってしまうこと…だったりして(笑)

厚さ4cmの価格

日テレの「未来創造堂」という番組で、タレントの上地雄輔さん
自身の宝物としてビックリマンシールを持参するという出来事がありました。

祖母が駄菓子屋を経営してたから自由に買えたとかいう思い出話を交えつつ、
その思い出にどんなプレミアが付いているのかということで
ショップが鑑定した価格を発表されていましたが…。

トータル200円。

というのも、保存状態が悪すぎたため、シールを積み上げた1cmあたり50円の査定だとか。
そりゃありふれていてボロいシールは誰も欲しがりませんから、
買い取り拒否されても不思議ではない状況かもしれません。
確かに、自由に買えたという割には、微妙なラインナップでした(^^;

でも当時の子供の観点からすれば、コンプリートなんてほとんど奇跡でしたし
状態管理もまるで考えてない場合が多かったですよね。
そういう意味では、当時の標準的なコレクション状況と言えるかも?

でも、評価結果を聞いたあとの木梨さんの態度がねえ…。
いくら200円の価値で、冗談半分とはいえ他人のお宝ファイルをぞんざいに振り回すのは
見てて気分のいいものではありませんでしたね。

それにしても、どうにもビックリマンの社会的地位は低いなあ。
だからこそ「レアシールは一枚数万」とかいう話が出ると驚かれるんでしょうけど。

野球場でシールをもらおう

ロッテのプロ野球事業参入40周年企画の一環として、
本日千葉マリンスタジアムにて先着10000人に限定ビックリマンシールが配布されました!

キャラはプロ野球2008の成瀬投手と、オリオンズ時代の村田投手
まさかオリオンズヒーローシールが復刻される日が来るとは思ってなかったので驚きました。
普通のビックリマンと違って、復刻にはモデルになった選手の承諾も必要でしょうから、
そんな面倒なことはしないかと思ってました(笑)
今後も事あるたびに一人ずつ小出しに復刻されたりして…。

そんなわけで、平日の夕方でしたが会社を半休して行ってきました!
正直、シールをゲットするだけならどうとでもできるでしょうけど、
イベント的なものは極力自分で足を運ばずにはいられないんですよね(^_^;)
それに、かつて川崎球場にてシールが配られたときにそれを経験することができなかった分
この機会を逃すわけにはいかないという強い思いもありました。

てなわけで会社を午前中までに切り上げ、スタコラとマリスタへ急行。
早く着きすぎてかなり暇を持て余してました…。

球場前のホワイトボードには、マスコットキャラが描いたという本日の案内が。
「ビックリマンシールが配られる」というのはここでさらっと触れられてるだけで、
40周年記念企画についてポスターが貼られているとかいうことは無かったですね。

そうそう、マリーンズミュージアムのビックリマン展示以前とまるで変わってませんでした。

相変わらずメロンフロートが謎です…。

さて、開場。
シールはというと、入場時にスタッフの人2人からそれぞれ1枚ずつ手渡しでした。

かつては大入袋に3枚ずつ入っていたと聞いていますが、まさかむき出しとは(爆)
ただでさえ擦り傷や指紋が付きやすい銀ツヤ素材だったので、これはコレクター的に痛い仕打ちです。

そんなシールはこちら。

ちなみに、サイズは48ミリ。
イベント品なのに52ミリじゃなかったのが意外でしたが、
裏面には「SEASON40」アニバーサリーBMシール【非売品】との記述が。
まさかり大明神のほうにはさらに「当シールは川崎球場にて配布の復刻版です。」とも。

蛇足ながらオリジナルと比較してみると、シール素材や裏の非売品告知&復刻告知文以外は
まあまあ普通に復刻されてました。

話を戻して、無事シールゲットしたのち一般のお客さんの反応も見てましたが、なかなか面白かったですね。
ニヤニヤしてる会社員グループやはしゃぎまわる家族づれの子供、怪訝な顔で懐にしまう年配の男性などなど。
オリオンズ・ヒーローシールを知らない人たちにとっては、なんで村田選手だけ「まさかり大明神」なのか
逆に成瀬選手が実名のままなのか、そもそもビックリマンって何?という人もいたでしょうね。

私個人は、チケット2枚買っていたので2セットゲット。
あと当日休みが取れなかった場合にそなえて、代理ゲットを申し出てくださってた方からもシール交換で追加ゲット。
さらに一般の人とも交渉しようかとも考えましたが、そんなに何枚もあっても仕方ないですし、
何よりマリーンズファンだらけというアウェーの空気に呑まれて萎縮してたこともあって断念。
で、個人的にあまり長居できない事情もあったので、全く試合を見ないまま撤収したのでした。

それにしても、私の知る限りではプロ野球シールはシールコレクターには人気無いですし、
オリオンズヒーローシールもビックリマンじゃないとして収集対象から外している人も多いためか、
いつもはこういうイベントに集まる知り合い連中も、今回はかなり少なかったようで。

何より平日だし幕張は遠いし、わざわざシールもらいに来るのは相当キトクな人ですよね(笑)

空振るカラフル

ホロセレ2の目玉の一つが、ヘラクライストのカラーホログラム

元々の赤・緑プリズムを意識した赤・緑のホログラムですが、
やはりというか何というか、よく聞かれるのは「見づらい」の一言。

デミアン然り、ユピテル然り、カラーホロは“ホログラムの特色を打ち消してしまう”と、
ファンには決して好評ではなかったのですが、今回も悪い予感が的中した感じになってしまいました。
カラープリズムをカラーホロにするという試みは面白いとは思いますが、
背景だけじゃなく全体が塗りつぶされてしまう仕様では、いかんせん不向きだった気がします。
ほんのり色付く程度でもよかったような?そんな加減も難しいのかもしれませんけど。
メディアは何故かまあまあいい感じですけどね。

ところでこのヘラクライスト。
ホロの色が違うだけで、あとは全く同じだと思ってませんか?

よく見ると、背景のキラキラ模様が少し違うのですよ。
赤のほうがパワーが充実してるためか、キラキラが一段階多くなってます。
私、こういうマニアックなこだわりは大好きです(^-^)
全く同じ版下なら素材の色を変えるだけでコストもかからないでしょうに、
わざわざ別版にしてしまうところにグッとくるものがありますね。

カラーホロは見づらいから決して多用してほしくはないのですが、
どうせならヘラクライストも普通の銀ホログラムとカラーホログラムを両方作って、
全12種プラスアルファ的なシークレットバージョンとして混在させても面白かったかも?

にしても、カラーホロが作れるならホロセレ1でもムガル・Wマリア・ノアは金ホロにしてほしかったなあ。
そのためだけにホロセレ3を出してほしいかというと、そんなことは全然無いのですが(笑)

アンカット考

マニアックなコレクターズアイテムとして、アンカットシートというものがあります。

読んで字の如く「カットされてないシール」なので、普通にはまず出回らないものです。
ですが、どういう訳かたまにオークションなどで見かける事があったりします。
関係者が横流ししてるのか、パチモノかはさすがにわかりませんが。

そんなアンカットシートは、大きく二種類に分けられることはご存知でしょうか?
いわゆる校正用見本と、量産品の未裁断です。

校正用見本とは、関係者が絵柄や裏書きなどをチェックするための試し刷りで、
表と裏が別々に印刷されていたり、シート内でキャラがあまり重複してなかったり、
量産時に修正された誤植などがあったり、大きさも手軽なサイズだったりします。

対して量産品の未裁断品は、かなりサイズが大きく(適当に切り分けられてる場合もありますが)、
表と裏は既に合わせられていて、本当に「切り離し前のシール」そのものである場合が多いようですね。

コレクター的な価値はどちらもさほど違わないかもしれませんが、
素材が特殊な試作シールなどと違って、種類はそれこそ膨大に存在するはずなので、
描かれているキャラが人気だったり切り離しても価値のありそうなシールでない限り、
希少さの割にはそんなに欲しいと思うことは少ないですね。
いや、もちろんお手軽な入手の機会があれば欲しいですよ(笑)

ホロセレのアンカットなんかは、かなり見応えあるでしょうね~。
もし入手できる機会があれば額に入れて飾りたいかも?!

新ホログラム来たる!

ホロセレクション2、ついに発売!

関東限定ですが、待ちに待ったホロセレ2がやっと発売になりました。

てなわけで早速コンビニで購入。
前回は近所のコンビニであちこち予約しまくったものの結局普通に買えたので、
今回は油断して全く予約してなかったら、未開封箱が全然無くて焦る焦る(笑)
どうにか必要分は入手できましたが、無駄に労力を使ってしまいました。

そんなことはどうでもよくて…

今回のパッケージはゼウス・デビル・ヘラクが彩っています。
で、箱の内側には彼らをクローズアップした、竹村版マンガ名場面が掲載。

うーん、何でここで竹村マンガ…。

小さく「超完本ビックリマン」とも書いてありますが、普通の人には何がなんだか意味不明なのでは??
でもこのマンガ名場面、懐かしさで買う人に対してその感情をさらに強くする助けにはなるのでしょうか。
個人的にはQRコードがよかったなあ…。キャラ的にもいい新情報がゲットできそうなのに。

そうそう、今回のチョコ用パッケージのデザインはこんな感じです。

こちらも化粧箱同様、何故か緑ベースのシンプルなデザイン。
同じように見えますが上部や裏面の色合いが違う2種類があります。
前回以上に簡素なデザインですが、まあどっちみち注目されるようなところじゃないでしょうけど…。

注目されるべきはもちろんホログラムですよね!

今回、まず1箱開けたところ10種全くダブらなかったのが個人的に驚きでした。
とはいえこれはたまたまで、人によってかなりの偏りがあるのは相変わらずの様子。
アソートがあると文句を言う人がいる反面、ランダムでも文句を言う人が出るのは世の定めでしょうか。

とりあえず12種揃いましたので、あとはちびちび買い足しつつ消費していこうかと。
シールの内容に関する話はまた後程…。

ホロセレ大暴落は繰り返されるか?

ホロセレクション2発売まであと一週間!

ゴールデンウィークを利用してはるばる関東まで買いに来る人もいるかもしれませんが、
前回最終的にダダ余りになってドンキなどで大幅な値崩れをしたので、
今回もそれまで待とうという人も少なくないのではないでしょうか。

しかし私は、今回はそこまでの値崩れはしないのではないかと予想します。

その最大の理由は、新規ホロの数
あくまでも推測の域を出ないのですが、まあ聞いてください。

前回のホロセレ1は、復刻ホロ10種+新規ホロ2種のラインナップでした。
ここで復刻ホロは20数年前当時に使われた版下(のようなもの)が現存していて、
新たにホロ版下を作成するコストがかからず格安で生産できた
仮定します。

ムガルの輪とかブラックゼウスの暗さについての反論もあるでしょうが(前にも書いたことありますけど)、
ひとまずそれを忘れるなら12種中10種はただ増刷するだけという非常に低コストな商品ということになります。

それでも1個180円したのは、ひとつは景品表示法の規制をクリアするための底上げかと。
安いと言っても通常シールよりずっと割高(と思われる)ホロシールを封入するには、
商品単価がそれなりに高くなければ規制にひっかかってしまうからです。
そのため、原価はすごく安いのに売値はすごく高いぼったくり商品が誕生。
だからこそ、たとえ1個50円まで値崩れしても赤字にならないシステムが成り立つと考えられます。

ところが、今回のホロセレ2に関してはそうはいかないわけですよ。

何せ11種が新規ホロで、残り1種も出し惜しみか作りなおしかわからない「再現ホロ」。
コスト面ではそれ相応の初期投資が上乗せされているはずです。

1個180円になったもう一つの理由は、2を出す際に不自然な値上げをしなくていい、というのもあるかも。
あるいは2を出すための資金稼ぎという面もあったかもしれません。
事実、2でここまでのコトができる背景は、1が大ヒットしたおかげでしょうからね。

そもそも、ただでさえ風当たりが冷たいビックリマンプロジェクトにとって
売れるかどうかわからない新規ホロを10数種も作るのは、相当にリスクの高い冒険でしょう。
それこそ大半を使いまわしで済ませない限り、まず実現しなかった企画だと考える方が自然です。

そんなわけで、ホロセレ2では一から作り直したホロでガチンコ勝負になったと考えると、
いくら余ったとしても1個50円で売られるとはちょっと考えにくいのですよ。

まあ、発売直後にコンビニで買いあさる我々のような人種にとってはあまり関係のない考察ですけどね(笑)

Sクリエイトシールが残したもの

上海鑑定団のSクリエイトシール通販が終了したようで。
既に続々と購入者の手に届いているようです。
イベントに来れなかった方々はようやく実物をゲットできて、
待った分感激もひとしおではないでしょうか。

さて公式サイトに書かれていた話では、本来300+700で1000セット用意するはずが
不良品が頻発したため、超創神が780セット、ヒミコが760セットしか出来なかったとか。
もともと単価を下げるために増産したのに、合わせて680枚も無駄になってしまうと
結構な誤算ではないかと思ってしまいます。ある程度の不良は見込んでたでしょうけど…。

聞いていた話では、今回製作を委託した印刷業者はここまでの色数のシルク印刷をしたことはなく
(もともと色数の多いシルクは難しいものらしいですが)
そういう意味では不安も確かにあったようですが、それにしてもここまでとは。
一体どれくらい酷いものがあったのか、一度見てみたいですね(^^;

当初は売れ残った分は店頭売りするようなことも考えていたようですけど、
結局ほとんど残らなかったようで、Sクリエイトシール販売はこれにておしまいの模様。
もう買えないとなると、不思議ともうちょっと欲しくなりますね(笑)

今回、ロッテ以外が限りなくビックリマンっぽさを追求したシールにチャレンジしたということで
この動きがロッテ側にもいい刺激として伝わってたりすればいいのですが、どうでしょうね?
別にグリーンハウスやシルク印刷が全てというわけではないですが、
少なくとも今の「反後テキスト」にのみ頼ったひかり伝システムには相当無理があるかと…。

イラストの面白さ、ストーリーの面白さ、そしてシール自体の面白さ。
この三位一体のバランスこそ重要かと思うのですが…。

昭和暦に刻まれし存在

Web拍手で教えていただいたのですが、(情報ありがとうございます!)
デアゴスティーニから発売されている「週刊昭和タイムズ」の最新号(No.26:昭和60年編)に
ビックリマンが表紙&記事で掲載されているとのこと。
ということで早速ゲットしてきました。

記事の中身は、ある意味予想通りでしたが期待してたよりも全然少ないものなので
それ目当てに本屋を探し回る価値があるかどうかはかなり微妙なところ。
1985年当時の世相を知る資料としては割とお手ごろかと思いますが、
どの記事も全体的にダイジェスト的な中身なので、実用性はさほど期待しないほうがいいでしょうか。
(それこそ昭和全体をダイジェストで眺めるための資料の「一部」みたいなものでしょうからね)

それにしても、やっぱりというかなんというか、こういう場面で選ばれるということは
ビックリマンって当時の子供文化を語る上で欠かせない存在なんだなあと再認識しました。
その割には、同時代のムーブメントと比べてあまりメディアで取り上げられないのが寂しいところです(^^;
そろそろアメトーークで「ビックリマン芸人」が特集されるくらいしてもよさそうなものですが
今のところそんな話は微塵も聞きませんね。

半端にプレミア的側面だけ取り上げられてもつまらないのですけど、
もうちょっと再評価されてもいい頃合じゃないかと思う今日この頃でした。

宣伝のおばちゃんの話

以前書いたこともありますが、私がまだ小学生だった頃。
うちの母は今でいうコンビニのような個人経営の小売店でパート勤めをしておりました。
ビックリマンがまだまだ人気のあった時代ですが、おかげで箱ごと取り置きしてもらうこともできて
かなり恵まれた環境だったことを記憶しています。
といっても、年齢的にそう簡単に箱買いできるわけもなく、取り置きはしてもらえても
実際には5個程度ずつしか買えなかったのですが(笑)
初めて箱ごと買えたのは確か14弾ぐらいの頃でしたか…。

ところで当時個人経営の店には、ロッテの宣伝のおばちゃん(?)が周回していたらしく、
時折チラシやら試供品やらを持ってきていたみたいです。
今の私なら絶対そういうつながりはガッチリ確保して離さないところですが、
普通にシールをぽつぽつ集めてただけのガキンチョな私としては大して関心もなく、
その恩恵にあずかれたのは、関東で先行発売されていた超念写チョコを1個もらったことと
スーパービックリマンの販促おもちゃ見せてもらったことぐらい。
(特にこの販促おもちゃは、欲しければ持っていってよかったのですが、私は何故か断ったのです)
つくづくもったいないことをしたものです。
たぶんクリスマスのアイスケーキの発注案内とかも来てたんでしょうけど、
不思議と無関心だったんですよね。ああ…。

母とそのおばちゃんとは、「うちの子もビックリマン集めてるのよ」的な会話をする程度で
特にそれ以上なにか特別な仲だったわけではなかったようです。
そういえば、私がそのときのコネでシールアルバムやコンプセットをゲットしてたという噂があるみたいですが、
誰が曲解して吹聴してるのかわかりませんけど、そんなオイシイことは一切ありませんので念のため。(苦笑)

コンビニが主流となった現代において、そんなおばちゃん宣伝員が今もいるのかどうかはわかりませんが
ある意味、古きよき時代だったと言えるかもしれません。
そういう時代背景にも、旧ビックリマンの爆発的ヒットの一因があったのかもしれませんね。

失われた環を求めて

神羅万象の第三章公式ファイルに付いてた限定カード「閃光王オウキ」は、
本編では途中で戦線離脱したために実現しなかった幻のパワーアップ形態をカード化したもの。
こういう遊び心は結構面白いですよね。

さてビックリマンでも、こういう「もしも」な設定をシール化するようなことがあれば
いろいろと想像も膨らんで面白いと思うのですが、どうでしょうか?

例えば、スーパーゼウスがパワーアップした姿とか、ワンダーマリアがパワーダウンしなかった姿とか、
アリババの代わりにヤマトが魔洗礼された姿とか、照光子がヘッド化した姿とか、…どうでしょ?

それらはいまいちとしても、「設定だけあるけどシールにはなっていない姿」というのは非常に魅力的なもの。
アニメに出たスーパーゼウスの若い姿や老人姿ダークヘラの洗脳されてない姿(ネブラ女王)や、
マルコロナ光獣、怪奇巡師のパワーアップ姿、ヤマト爆神タイプIII、魔スタリオス完全体など…。

これらは自作シール職人のモチーフにもなりやすく、同時にそれだけ人気も高いので
グリーンハウスがシールイラストを手がけてくれたりするとかなり興奮モノなのですが、
アイス版5~12弾のヘッドみたいなノリで、サービス精神旺盛に生み出してもらえないですかねえ。
ヤマトIIIや女王ヘラなんかは、当時もアイス版で普通に描かれててよさそうなものだし
タンゴ博士としてもそんなに抵抗なくプロデュースしてくれそうな気がするのですが。
ひかり伝の合間にこういう企画もアリじゃないでしょうか。

源層暦のまだ見ぬ1ページを埋める
「ビックリマン・ミッシングリンクセレクション」
なんて、なんだか良さげじゃない?

選ばれし7人

いきなり話題騒然なホロセレクション2について、
やはり一番の関心事は「どのキャラがホロ化するのか」というところですね。
パッケージに描かれているスーパーゼウススーパーデビルはほぼ決まりで、
ヘラクライストも「赤」「緑」両方がラインナップされている可能性が非常に高いです。
また、「再現ホログラム」という新規以外のキャラが一人いるということで、
前回一人だけ復刻されなかったヤマト爆神も登場確実でしょう。

となると、残った枠はわずか7つ…

多くのコアなファンが望む展開は、公取委のちょっかいが無ければ実現していたであろう
17弾以降の重要ヘッドのホロ化、ですよね。
具体的には、異聖メディア、BZH、ダークマター、内裏ネイロス、アレキサンマルコ、
ハムラビシーゲル、デュークアリババ、スサノオロ士
、というところでしょうか。
ホロにならない前提で生み出されたヘッドはインパクトが足りないキャラも多いですが、
そんな中でもこれらのキャラは雑魚ヘッドとは一線を画す存在だと思います。

しかしロッテとしては、前半弾の人気キャラをホロ化するほうが
ライトファンに対するアピールも大きいと判断する可能性も多々あります。
始祖ジュラ、ネロ魔身、ヘッドロココ、ゴーストアリババ、魔スターP、
ヤマト爆神タイプII、愛然かぐや、アンドロココ
…などが有力でしょうか。
これらも全然悪くないのですが、ファンの反応やいかに?

そしてなんとなくありえそうなのが、タンゴマンセレクションの落とし穴
18弾7神帝をそれぞれ色違いのホログラムで出すような荒業などはまだいいほうで、
博士お気に入りの創聖使が6人とも出てきたり、FuzzyM.RじゃなくMR.を出したり、
思わず「なんで?」と言いたくなるキャラが混じってくる可能性も否定できません。

願わくは、全弾まんべんなく選ばれていることが望ましいのですが、
蓋を開けてみるまではわかりませんね(^^;

でもどう考えても、さすがに「3」が出せるほどの余力は無いでしょうから
思い残すことの無いように、出し惜しみしないセレクションをお願いしたいものです。

まあ、以前のセレクでは「最終決戦」と称して神帝だらけのラインナップを出した過去があるので、
それを再現する可能性もあったりするかもしれませんけど…。

虹色の衝撃ふたたび!

ついに来ました!
去年大いに盛り上がったあの企画の第2弾が!!

「ホロセレクション2」発売決定だそうです!

情報元

発売は4月29日(って祝日?!)
今回も首都圏コンビニ限定らしいです。
いずれドンキで投げ売りされるんでしょうけど、また発売日に買い込んじゃいそうです。

でも前回は復刻10種+新規2種でしたが、今回は大半が新規ということに…?
古い資産を使いまわしてぼろ儲けしてそうな前回と違い、
新規ホロを作成するとなるとかなりの初期投資が必要そうなので
この企画はありえないと思ってましたが…ロッテも最後の賭けに出ましたか?!

情報によると、11種が新規で1種が「再現ホログラム」だそうです。
これって…前回選ばれなかったあのキャラですよね?
それより、11種も新規ホログラム化ってすごいですねえ…。
パッケージに描かれているキャラなどは当確でしょうけど、
ファンのホロ化要望が高いわりに一般の知名度が低いキャラの当落が気になります。
異聖メディア、BZH、ダークマター、スサノオロ士などは微妙なところでしょうか??

さらに、従来「赤」「緑」のシールになっていたキャラは「赤ホロ」「緑ホロ」になるとか。
背景だけじゃなくシール全体が赤とか緑になるのって、どうなの?と思いますけど
それなりに期待感は高まります。
(てことは、ヘラクは1つの版で2種作れてお得ですね~)

あとは、裏面に「ホロセレクション2マーク」が入るとのこと。
相変わらず意味のない「限定感」です(^^;
ついでに箱の内側には「まんがビックリマン」の名場面を紹介…?
前回のQRコードは一般ファンには不評だったのでしょうか(汗)

何はともあれ、しばらくはこの話題でもちきりになりそうですね!

受験生世代は少なそうですけど

速いもので、受験シーズン到来ですね。
受験生の皆さんは、こんなところに立ち寄ってる場合じゃないですよ(笑)
とはいうものの、個人的に受験シーズンのころを振り返ると
受験勉強で忙しかった時期にイベント用のビックリマンクイズをせっせと作ってて
親に見つかって怒られたのも今となっては……未だに悔やまれる思い出です(爆)

ところで、最近お菓子売り場で受験生をターゲットにしたような
縁起を担いだネーミングの商品が増えているそうですね。
カールが「うカール」、柿の種が「勝つの種」などユニークな品が多く
しかも売上もかなりアップしているそうで、実に興味深い話だと思います。

そんな時流に乗って、ビックリマンでもこんなのを出してみてはどうでしょうか?

題して
 『祝!ビックリマン開運セレクション』

基本は復刻なのですが、特徴は以下の通り。

・縁起のいいキャラ、開運っぽいキャラをセレクト。
「天神さま」「花咲か仙人」「吉報天女」「アタリ大王」「大福楽天」
2000からも「御神籤仙人」「満点才如」「福陽気妃」などを選抜。
ひかり伝からも「聖光ゲンキ」や、いるだけでめでたい「7福士」をラインナップ。
ついでにここぞとばかりに「タキシードゼウス」も復刻します。

・素材は全てプリズム
ハズレがあってはいけません(笑)

・ヘッドシールは描き下ろし!
スーパーゼウス、ヘッドロココ、ヘラクライストなどがおめでたい衣装にチェンジ!

・裏面にはQRコードで「ラッキーアイテム」「ラッキーカラー」などが記載。
なんとなく「運の王様」っぽくもありますが(^^;

・当たりシールを送ると「ビックリマン大学・合格通知ハガキ」(プリズム仕様)がもらえる!
ほんとの受験に失敗してもこれで大丈夫?!

さあロッテさん、来年あたりやってみませんか?

モバイルのディープすぎる世界

いつ完成するのか未だ先が見えないビックリマンモバイルのガチャガチャコーナー
キャラ画像をコンプリートすれば豪華特典プレゼントに応募できる…と言われていますが、
毎月新たに追加されるため、未だに応募できない状態のまま。
ハピラキが終わった後も旧・新・スーパーのキャラが月替わりで更新されているのですが、
これら全てに登場したキャラが網羅されるのは一体いつになることでしょうか。
(私、まだケータイ機種変更できてないのですが結局ガチャガチャ回してます)

当初は旧・新・スーパーは第1話から数話分のキャラをぼつぼつ加えてた程度でしたが、
途中でいきなり新の超聖神やスーパーのザイクロイド・アノドなど重要キャラが追加されたので、
ハピラキ最終話分の更新にあわせて他のシリーズもまとめに入ったのかと思っていました。

ところが、それ以降もまたじわじわとそれぞれのシリーズのキャラ追加が始まったわけでして…。

具体的にはこんな感じです。

第1弾:ハピラキ1話~9話
第2弾:ハピラキ10話~11話、旧1話~4話
第3弾:ハピラキ12話~16話、新1話~2話
第4弾:ハピラキ17話~20話、S1話~2話
第5弾:ハピラキ21話~29話
第6弾:ハピラキ30話~34話、旧5話~14話
第7弾:ハピラキ35話~36話(+ラ・キーン)、新3話~5話
第8弾:ハピラキ37話~39話、S3話~4話
第9弾:ハピラキ40話~46話、新6話、新:超聖神、ナーディ、メディ、S:アノド、モーゼット
第10弾:旧15話~16話、新7話~12話
第11弾:旧17話~22話

(アニメの内容はうろ覚えなので、話数にはズレがあるかもしれません)

しかもこれがまた、非常に細かいところまで拾ってきてるんですよ。
新に登場した、ブル動鎧竜に似たオリジナルな謎の脇役キャラについて
なんと「シールには入ってない竜」という名前で収録されていたり!
この調子じゃ、あと1年たっても全シリーズ完了まで届かないかも??

しかし、普通だとそんなだらだらやられては退屈なところですが、
キャラごとに解説文が付けられているので読み応えあるのがこのコンテンツのいいところ。
しかもこれがまた、ビックリマン全般に精通した非常に深い知識を持つ人が担当しているようで、
古今東西の様々なところから関連事項を引っ張ってきているので見逃せません。

今月も「くじら大帝」に関して、こんな記述が書かれていました。

くじら大帝のルーツはパーミンダロスにあるという。
パーミンダロスは創聖使と呼ばれる古代神の一人。
創聖使は、ヘラクライストに敗れ非層を漂っていたブラックゼウスを拾い上げ、若返らせて蘇らせた。
一方のくじら大帝は、聖卵天使・大帝ホエールにパワーアップして始祖ジュラ撃退に一役買うのだが、
ブラックゼウス復活を促したという点ではパーミンダロスと通じるものがある。

創聖使の元祖がひかり伝聖魔暦に登場するようだが、果たしてくじら大帝とパーミンダロスの関係解明なるだろうか?
…さて、聖魔暦の前に、くじら大帝のひかり伝での活躍を振り返ってみよう。
巨体を誇るくじら大帝は、宇宙規模の巨大守護士・聖天マンドロに協力し、灰色域まとばの渦化・自転を促している。
このことからも、くじら大帝の理力の高さは明らかだろう。

くじら大帝には、大帝ホエール以外にも、くじら闘神と呼ばれる進化形態がある。
次代・三葉精が時間のトンネル・大ポリニアの中で見た聖勇伝史の中に、その姿は刻まれていた。
三葉精はくじら闘神のルーツを継ぐ者として、くじら一族の遥かなる武勇伝説を語り伝える…
(以下略)

「大事典」で明かされたルーツに始まり、三葉精の裏面キャラ、さらに聖魔暦にまで…。
旧アニメに出てきた一キャラという入り口からここまで発展するとは、
どんだけマニアックなんでしょうか(笑)

しかしこれだけの文章が書ける人が東映にもいるというのはうれしいですね。
今回のくじら大帝ほど込み入ったものは少ないとはいえ、キャラ単体でも毎月約40キャラを執筆し
他にもトレジャーミッション分でキャラ同士の相関まで書き下すのは相当大変そうです。
少なくとも、私では一ヶ月まるまる費やしてもここまでのものは書けないでしょう。

でももしかしたら、どっかの管理人さんが東映から執筆を依頼されて、という話も実際にあったりして?
ここまで書ける人って、そう何人もはいないとは思うのですが…。

「左」を押し忘れるな!

よゐこの有野さんが「有野課長」としてレトロゲームに挑む人気番組「ゲームセンターCX」にて、
有野課長があのPCエンジンの迷作ソフト「ビックリマンワールド」にチャレンジすると聞いて、
さっそく視聴いたしました。以下、放送内容のネタバレ含みますのでまだ見てない方はご注意を。





実は私は、この番組のことは知ってはいたものの実際に見たのは今回が初めて(笑)
それはさておき、さっそくゲームに挑む有野課長のもとへ現れた「ゲスト」とは…。

って、あんた「ビックリマンを集める男」こと放送作家S氏じゃないですか。
あの「オビラジR」の企画にも一枚噛んでたり、テレビでビックリマンのネタ企画が出る際には
大抵このS氏が関わってますねえ。

で、今回は何故かこのS氏が自前のシールを持参し、ゲームに登場したキャラのシールを
記念にホワイトボードに貼っていく
という話になりました。
少々強引な展開な気もしましたが、番組視聴者層を考えてもビックリマン世代は多いでしょうから
なかなかツボを狙った企画と言えるかもしれません。
でも今回のこれらのシール、いまいち自信ないのですが、アニバーサリー混じってません??

ゲームの内容は、ご存知のとおり既存アクションゲームのキャラだけ置き換えたものなので、
ロココが最初裸だったりボス以外の敵や世界観やアイテムがビックリマンと全く無関係だったりしますが、
見てるとなんとなく自分もやりたくなってくるから不思議ですねー。
私、ただの一度もこのゲームやったこと無いんですよ。
ハドソンってことは「高橋名人の冒険島」っぽい操作性でしょうか?あれはクリアできなかったなー。

脱線しましたが、番組のほうは幾度となくコンティニューを繰り返してどんどん先に進むものの、
うっかりコンティニュー操作をミスって数時間の努力が一瞬で水の泡に…
レトロゲームの恐ろしさをまざまざと見せ付けられました(^^;
あの頃はこんなユーザーに厳しいゲームが当たり前でしたね。
いや、コンティニュー機能があるだけでも随分と楽な部類でしょうか。

そんなこともありつつ、2日がかりでどうにか全面クリア達成した有野課長。

あらかじめS氏は「貼ってはダメなシール」「貼っていいシール」を指示していて、
有野課長は「ダメなシール」は台紙を剥がさずフィルムポケットごとテープで貼っていましたが…、
最後の最後にゲームクリアした際には感極まって全部直貼りしちゃってました(笑)
確かに、2日がかりで全面クリア達成したテンションに比べたら…やむを得ないかもしれませんね?
ブラックゼウスも状態がボロかったとはいえ、しっかり貼っちゃってましたよ。
そこはホロセレクション使えばいいのに…。

この番組、人気があるのもうなづけますね。最後のほうはかなり熱く見守ってしまいました。
シールのほうは、まあ他人のシールだしどうでもいいや(笑)
貴重な追体験をさせてもらって私も満足でした。お疲れさまです、課長!

紅顔の美少年

何かと物議をかもした「ビックリマン大事典・大特別版」のデカシール

聖梵インダストを送るとヘラクライストと交換できるということでしたが、
この措置も10月末で締め切られてしまいました。

私はというと、ちょうど10月終わりごろにやっと発送した分が
1週間程度で送られてきました。

締め切り付近では混み合って遅くなるかと思っていたのですが、
今さらそんなこともなかったようですね(笑)
普通に交換したいと思っていた人はとっとと交換し終わっていたのかも。
ちなみに、交換開始時に送られていたものと特に違いは無いようです。
いつの間にかバージョン違いに変わってたりしたら大騒ぎだったでしょうけど(^^;

ところで、今さらですが中身はどんなものだったかというと
ヘラク自体が透明のスリーブに入れられ、全体を厚紙で補強した感じでした。
さすがにしっかり配慮されていますね。

そんなデカヘラクライスト。
気付いてる人も多いでしょうが、顔やマントの色が一律で肌色っぽくなっていて
オリジナルの色合いに(見た目だけは)近い印象になっています。

残念ながらプリズムの「赤」は、オリジナルのほうが深みがあって断然美しいのですが
キャラ部分の再現度はかなり忠実です。

伝説復刻版以降、復刻ヘラクは「顔は肌色、マントは白」というのが定着していましたが、
これを疑問視する声があったのも確か。
というのは、元々ヘラクライスト(理力安定)の肌部分の色というのは
インクは白だけど「プリズムの赤」がうっすら透けて赤みを帯びて見えるというだけ。
マントなど白であるべき部分と同じ色合いということもあり、
コンセプト的には本来「白」であるべき…と考えられるからなのです。

なので勝手に色調整されたことを不快に思う人も少なくなかったわけなのですが、
だからと言って、ヘラク緑(理力不安定)と同じ「白い顔」にしてしまうのは
それはそれで違和感が強いような気もしてしまいます。

ところで、反後博士の意図がどこにあるのかを考えると
「ヘラクライスト理力安定の顔は、理力が満ちて紅潮している様子を表しています」
という話をどこかで見たような…。
つまり、下地の色が透けることも含めて博士の「計算通り」なのかも
お得意の「製作上の都合を逆手に取った、もっともらしい理由づけ」とも考えられますが(笑)

そんな裏方の話は実はどうでもよくて、普通になつかしむファンのことを考えれば
ヘラクライストの色はオリジナルの色がベースだし、それに合わせるのが基本。
だから、見た感じをオリジナル同等に再現することは実は重要なことで、
マニアのこだわりや印刷技術どうのこうのをいちいち考慮するのは無粋なことかと。

…ライト層がそんな細かいところまで覚えているかというと、実際はそんなことも無いとも思いますが(^^;

ま、そこまで言うなら印刷技術そのものもオリジナル同等のシルクスクリーン印刷であれば
なお良かったのになー、というのは誰しも共通の認識でしょうけどね~。

博士脳の構成要素

ちまたで流行の…というにはかなり出遅れた感もありますが、
「脳内メーカー」この人の脳内イメージを調べてみました

一度頭の中を覗いてみたいと思っていた人は多いでしょうけど、
中身は「愛」「嘘」で埋め尽くされてました(笑)

ビックリマン世界はこの二つで成り立っている…ということなのでしょうか?

緑の聖地へ遊びに行こう!(5)

長々と引っ張ってきたこの企画も今回で最後です。
まあ、ネタ的な部分はあらかた出し尽くしたので、ほとんどまとめになります。

とりあえず、最後に残していたこのネタから…。

■手直し部分も限定?


「ビックリマン大事典」や「超完本ビックリマン」の特典シールについて、
本来のデザインとあまりに相違点が乏しいことに首をかしげたファンは多いでしょう。
そこで、その理由をうかがってみました。

米「僕らも、もっと変えたほうがファンも喜ぶんちゃうかなーとは思ったんですけどねえ」

おや?

お二方は、あくまでも依頼を受けてその通りのデザインを出すのがお仕事。
依頼主にアドバイスや相談を持ちかけることはあったとしても、
基本的に依頼主の意思を曲げることはしないということ。まあそりゃそうですね。

そういえば以前フロム・ソフトウエアの担当の人とお話する機会があったとき、
「最初ロココの新デザインを見て、これじゃあんまりだと手直し要求したけど、ダメだった。
そこでマリアのときはDNPにお願いして、シール素材でインパクトを出すようにしてもらった」

と言ってました。

この一件、どうやら反後博士の意思によるところが大きいようです。
旧デザインの印象をなるべく損ねないように、あえて最小限の変更に留めさせたのでしょうか?


■何だこりゃ??
まずはこちらをご覧ください。

大阪城ゼウス
道頓堀デビル
大阪万博フェニックス
たこ焼きマリア

まるで最近流行のご当地キティみたいな、やたらめったら関西風味のビックリマンキャラたち
実は他にも、名古屋ロココや高知一本釣、ニンニ熊本満助などなど、他地方もしっかり押えてあったり…。

これ、米澤さんも「いつ何のために描いたものか覚えてない」という謎のデザインなのですが、
「ご当地ビックリマン」として売り出したらかなり面白そうじゃないですか?
けど自作シール作家の皆さん、勝手にシール化しちゃだめですよ~(笑)


■おみやげゲット!

楽しい時間もあっという間に過ぎ、そろそろお開きかという空気が漂いだした頃。
私、ここぞとばかりにサイン色紙を差し出させていただきました。
あわよくば何かキャラも書いてもらえたらな~、とか思いながら。
ええ、図々しいですとも。

ですがあまり時間も無く、以前書いたものがあるからこれでどう?ということになり
数年前に鈴鹿で行われたイベントの際に余分に描いたという色紙をいただいちゃいました。

思わぬ収穫にホクホク顔な私。ありがとうございます~!


■ なにわのことも夢のまた夢

そんなこんなで、約2時間半にわたって長々とお邪魔しちゃいました。
最後は記念写真を撮らせていただいたりと、終始なごやかな雰囲気でした。


全員顔を伏せてたら載せる意味があるのか?と言われそうな記念写真(汗)。

今回は割と急な訪問だったこともあり、その場その場で資料を探しながら見せていただいたのですが、
探せばまだまだいろんなブツが眠っているとのことなので、
いずれまた機会があればもう一度くらい遊びに来たいなー、なんて思ってたりして。

米澤さん、兵藤さん、社員の皆さん、どうもありがとうございました!


ところで…

このキャラ、当時のスタッフの方々がモデルだそうですよ。
上の記念写真と比べてみてはいかが??

アマノ先生のビックリマン講座

インターネット上で放送されている動画コンテンツにもいろいろありますけど、
「あっ!とおどろく放送局」で毎週放送されている「宇宙一せまい授業!」という番組に
先日ロッテのアマノさんが出演されておりました!
アマノさんといえば、数年前鈴鹿のイベント会場で売れなかったチョコを黙々とダンボールに戻すという
悲哀に満ちた後姿が強烈に記憶に残っているのですが、それはさておき…。
ビックリマンの専門家として、スーツに身を包んでの登場でした。

番組自体は、放送作家の北本かつらさん(ジャンプ放送局の「竜王は生きていた」としてもおなじみ)
アシスタントのグラビアアイドルが、専門家の話をいじり倒す感じのトーク番組のようです。

冒頭はどうでもいい楽屋話だったり、スタッフの笑い声が異常に耳障りだったり、
グラビアアイドルが「私ロッテしか食べません」とか白々しくのたまったり、
北本氏が前へ前へ出ようとして大声で的外れなことを叫ぶのが多少不快だったりもしましたが、
テレビ(?)でこれだけビックリマンのことを語る場面を見ることもなかなかあるものではないですし、
アマノさんの語る貴重な話や北本氏のファン視点での思い出話なども引き込まれるものがあり、
一シールコレクターとしてはそこそこ興味深く見れました。

悪魔VS天使シリーズの話はあまり多くなく、どっきりシールやその他の古いシリーズが割と長かったり
オリオンズシールの話題にも触れたり(監督は金田さんじゃなく有藤さんですよアマノさん)
突然コアな方面に話が振れたりもしましたが、そこは逆にネット番組ならではの自由なところなのかも。

40分以上あるので全部見るのは少々大変ですけど、10/21までオンデマンド再放送中らしいので
気になる方はお早めに~。

ちなみにアマノさんが作ったという検定問題全10問こちら
私は不覚にも一問落としてしまいました。がっくし。

緑の聖地へ遊びに行こう!(4)

さてさて、今回はグリーンハウスさんに残されていた没イラスト特集です。

公式サイトや超完本でも、一部の没デザインが公開されていましたが
あれはまさに氷山の一角でした…。
ではこちらから紹介!


■ちょっとだけ変わってるキャラ

これはわかりやすいですね。
ツリポンこと「一本釣帝」ですが、妙に幼いです(笑)
けど以前公式サイトで公開された他の5弾の若神子が全然若くない姿だったのを考えると、
この変化はなんだか新鮮なところです。


■実はネーミングに忠実だったキャラ

名前が書いてあるのでバレバレですが、「くも不動魔」です。
当初は本当にお不動さんだったのですね。
ここからスパイダーマン風にモデルチェンジしたものの、「不動」は残ったようです。


■こっちのほうが良かった?キャラ

これ、武器が最大の特徴ですね。
シールではファンシーな外見の「魔スタリオス」は、こんな強そうな人型デザインだったようで。
こっちのほうが断然カッコいいのですが、なんであんなピンクの小動物になっちゃったんでしょうか??


■こっちのほうが良かった?キャラ・その2

この美少女キャラ、完成版とは顔が変更になってます。
アイテムや髪型からわかるとおり、「中和如来」のようなのですが
ヘブン士は当初動物デザインという縛りが無かったようで、
中和如来以外にも大油師なども人型でデザインされていました。
この顔、もしかして聖プリ帝に流用されたのでしょうか?


■これ誰?なキャラ

さて、誰でしょう??

ヒントはでっかい鏡と美男子、そして水。
シールではもっとかわいらしい雰囲気に変更されています。

どうやら「聖常キッソス」のようです。
随分とりりしい(くどい?)キャラになるところだったんですね。


■これ誰?なキャラ・その2

またまたかわいらしいキャラ登場ですが、誰だかわかります?
ヒントは半分だけ眠そうな顔、そして両手の星。

答えは「明星クィーン」です。
シールでは顔面が半分黒かったり体型がずんぐりしていますが、
このデザインのままだったらアリババの運命も変わっていたかも??


■大変身!なキャラ

あるキャラが変身した後の姿なのですが、変身元のキャラの特徴をかなり残しています。

…ってすぐわかりますよね、「ネロ魔身」です。
杖やマントを持っていたり目に模様が入っていたり、随所に魔肖ネロの面影が見受けられますが
ここからあのハニワ姿に変わるまでにどんな紆余曲折があったのでしょうか??


■大変身!なキャラ・その2

これはわかりやすいですが、「なんだこりゃ度」は相当なものかと。
「聖フェニックス・聖戦衣化」だと思われるのですけど、どこの酋長ですかコレ(爆)


…他にもまだまだあったのですが、とりあえずここまで。

グリーンハウスさんにはもっと膨大な数の没デザインが残されており
それだけで一冊の資料本が出来るといっても過言ではないほどなのですが…。
いつか何らかの形でまとめて公開されたりしないかなあ。


次回、ついに最終回!

緑の聖地へ遊びに行こう!(3)

さて、今回は以前からの疑問や裏話など、ファン必見のネタを中心にお届けします。
でも緊張して、もっと聞いておけばよかった~ということもいくつかあったりして…。

 

■グリーンの謎

チョコのパッケージでスーパーゼウスが構えている大聖棒の色が、
茶色と緑の2種類あることは皆さんご存じかと思います。

これについて質問してみたところ、特に設定上の意味があるわけではなく
2種類あるパッケージの見た目にメリハリをつけるために片方を緑にした、とのこと。
(パッケージ両端の大聖棒模様とも色を合わせている)
確かにどちらも茶色だと見た目の違いが薄いですもんね。
グリーンハウスだから緑、というわけでもないみたいですよ(笑)


■最強の神誕生秘話

世の中に、このことに勘付いていた人っているんでしょうか。

米澤「そういえば、スーパーゼウスの元ネタってわかります?」

元ネタ、つまりゼウスのモデルになった人がいたということなのですが…。

米澤さんらがゼウスのデザイン依頼を受けた際、注文は「最強の神様」だったそうです。
そこで当時の米澤さんが「最強」で連想したのは…

 ・
 ・
 ・

阪神のバース選手!

1985年は阪神タイガースが優勝した年だったわけなのですけど、
そこは大のトラキチだった米澤さん、最強の神に最強スラッガーをモデルにしちゃいました!
確かにヒゲの形など、よく見れば結構似ているような…。

「超完本」の書き下ろしマンガでも阪神ファンである描写が強調されていましたが、
あながちフィクションではなかったようで、まさに驚きの真実なのでした。


■没っちゃん

「デザインが決まるまで」でも紹介しましたが、今でもデザインの最終稿は全てファイルに保存されていました。
実は裏面のイラストも、1弾12組がそれぞれ1枚の原稿に並んで描かれていて、
きれいにまとまっている様は見た目にも壮観でしたね。
(写真撮らせてもらうの忘れてました~)

8弾の裏面で、最初蜃鬼ROと逃水鬼が入れ替わって描かれていたものは、
原稿をコピーしたものを使って切り貼り修正されていて、実にアナログ的で面白かったです。
ちなみに3すくみの頭上の「書き文字」は、反後博士から特に指定が無かったものなんかは
その場のノリで書いたものもあるらしく、投げやりで「どうでも~」と書いたこともあったとか(笑)

そして陽の目を見なかった没デザインもかなりの数が残されていたのですが、
それらは後ほどまとめて紹介しようと思います。


■確・信・犯!(誤用の方)

「勃っくんのデザインは、狙って描いたんですか?」
「もちろん(笑)」
「こっちの天使(MEN観音)も、玉2つ持たせてるしね」

大人のファンなら誰もが一度は気にしたであろうこのキャラ。
やはりというか何というか、意図してデザインされたものだそうです。
(まあ名前からしてどうかとは思いますけど)

こういうちょっとしたところに「遊び」を盛り込むことも時折あったそうで、
他にもいろいろアブないキャラをデザインしたことはあったとか…。(もちろん大半はボツに)

「けど、よくこれパスしたよなあ~」

いやはや、同感です。


■アクアの都市伝説

25弾パート2、というだけでピンとくる人もいることでしょう。

コロコロ本誌や「ビックリマン大全集」のインタビュー記事にて、
「25弾パート2ではギャルジャーやオリンがパワーアップして登場する」と言われていたのですが
実際には「聖かもごん」「王 三年寝太」など微妙なヘッドしか出なかったため、
期待を裏切られて憤慨したファンも多かった(私もその一人)という弾なのですが。

その際、実はオリン姫などのデザインは既に完成してシールの印刷まで済んでいたものの、
現場でそれらが廃棄処分されていたらしい…
というショッキングな噂があります。
当時「捨てられるビックリマン」として写真週刊誌に記事が掲載された、という
まことしやかな話も耳にするのですが、あいにくその記事について具体的なところは不明なまま。
私も以前、国会図書館で1990年頃の写真週刊誌を調べたこともあったのですけど発見できませんでした。

こりゃ関係者に聞くしかないということで、この件について尋ねてみたところ…


「ごめん、全然覚えてないですわ」
「そんなことありましたっけ?」

えーーーー!?

聞くところによると、初期の頃は3すくみキャラを考えるのも楽しかったけど
コロコロやアニメの展開による制限が増えてきた頃から、だんだんそういう気持ちも薄らいでいたそうで…。
20弾を超えたあたりは、もう全然覚えちゃいないとのこと。

「だからこの辺のキャラ、あんまり魅力的じゃないでしょ?」
「ま、まあ確かに…」

なのでこの件については全く手掛かりナッシングなのでした。
(もともとガセ情報である可能性も否定できませんが…)

…当時の写真週刊誌記事に関して、何か情報お持ちの方はご連絡ください。


次回は、おたのしみ没イラスト特集!

緑の聖地へ遊びに行こう!(2)

前回に引き続き、グリーンハウスさん訪問の第2回!
今回はシール原画ができるまでの過程を中心に、
ビックリマン以外のお仕事なんかも紹介しちゃいます。

■デザインが決まるまで

シールのデザイン作成は、まず反後博士から依頼が来るところからスタート。
その際、ほとんどの場合はキャラ名と簡単な設定が文字として送られてくるだけ
まれに映画の影響を受けたりして大まかなデザインを指定してくることがあるぐらいだとか…。

なので、膨大なキャラクターデザインのほとんどの部分はグリーンハウスのお二方が生み出したもの。
そりゃ愛着もひとしおなわけですね。
けど、反後博士がある程度のラフデザインも作ってたと思ってた人、案外多いんじゃないでしょうか?

次段階として、その注文からデザインを起こすことになるわけですが
まずは思いつくままお互いにアイディアを紙に描いて形にしていったんだとか。
その際に役割分担というのは特に決まっておらず、米澤さんの起こしたデザインを
兵藤さんが仕上げるというケースもあったりで、まさに共同作業だったそうです。
(私はキャラや種族ごとに分担が決まっているのかと思ってました…)

で、ラフデザインの中から良さそうなものを選んで形をまとめ、大日本印刷(DNP)経由でロッテに送って、
そこから反後博士によるダメ出しや手直し依頼が入って…という流れ。
この「クリエイティブな戦い」と称されるやり取りの末に、ようやくデザインが完成するわけです。

ちなみに、当初はきっちりデザインを仕上げてから送っていたそうですけど、
あまりにも修正要求が多いため、途中からラフの段階で送りだすようになったとか(笑)


■デザインが決まってから

次は着色
ここでCG全盛の今では考えられない、すごい作業が行われていたそうです。
実はシールイラストは、フィルムに線画を転写したものに特殊な塗料で着色されています。
百聞は一見にしかず。こんな感じです。

フィルムの大きさは約10cmぐらいでしょうか。

で、これのどこがすごい作業なのかというと、注目すべきは裏側です。

わかりますか?これ、裏面から着色されてるんですよ。
つまり通常の色塗りとは逆に、ハイライトや模様など最も上に来るべき部分から塗っていくそうです。
まさにセル画の手法そのものなのですが、ほとんどすべてのシールがこうして着色されてたんだとか。

他にも、マキワリーだと胴体の年輪部分や影になってる部分などが最初に描かれていくわけです。

普通と違う着色方式ですから、作業の難度も相当だと思われます。
しかも米澤さんは仕事に妥協しないタイプだそうで、
出来上がっても満足できないとやり直させることもしばしばだったとか…。

「時々右と左の感覚がおかしくなる」というのは兵藤さんの弁(苦笑)
そういや兵藤さんは「ビックリマン大事典」のおまけメッセージで、
「カラー原画はアナログ作業の積み重ね」とおっしゃってましたが、まさかここまで面倒な作業だったとは…。

ちなみに、出来上がったフィルムはDNPに送られるので
グリーンハウスさんに残っていたこちらは、いわばボツになったものということだそうです。

ところで、このサイコロゼウスって何に使われたデザインでしたっけ?福袋のすごろく??(失念…)
ここにあったということは、使われていないデザインなんですかね。


■ホログラムのお仕事

ホログラムシールの場合、デザインの工程はどうなっているのでしょう?

当然ながら着色工程はありません。

ただしホロシールはよく見ると、パーツごとに同じような色合いで変化する部分が複数重なり合って出来ていますよね。
シールの傾きを固定した場合、例えば赤っぽく光る部分・緑っぽく光る部分・青っぽく光る部分など
光り方の傾向が違う4~5通りの部分に分けられるのですが、
その配色の分け方だけは指定していたそうです。
つまり、ホロキャラに対しては4~5色で色分けをしていたようなものでしょうか。

ちなみに魔肖ネロについては、シールになってから初めて現物を拝見されたそうなのですが
当初は顔部分が立体になるとは聞いていなかったそうで
「これはすごい技術やなー、金かけてんなー」と感激されたそうです。
確かに、当時相当売れてたからこそここまでできたんでしょうね。


■こんなこともやってました

珍しいものは他にもいくつか見せていただきました。

いわゆる試作シールが何種類か保管されていたので拝見させていただきましたが
見たことのないシール素材も多く、私はこの訪問中一番エキサイトしてました(笑)
結構無造作に扱われていて私の方が焦ったり、
「売ったら高いんかな?」「売るなら私が買いますよ」とか言ってみたり(爆)

他にビックリマン以外のお仕事だと…

・ナガサキヤ「謎のジパング伝説」
1弾シール、2弾ピーコックィーン、テレカ2種、アルバム
を見せていただきました。(もちろんチョコ汚れなどの無い完品)
ジパ伝は絵柄がビックリマンと酷似していたから、もしや…と怪しんでいた人も多いのでは?

・マーメイド「バトル騎士」
今回は残念ながら資料は見つからなかったそうです。
これも言われてみれば確かにテイストが似てますね。

・ロッテ「あっぱれ大将軍」
なんと、このデザインもグリーンハウスさんだったとは。
こちらは印刷見本として作られた、温感・冷感部の印刷がまだ載っていないバージョンの
でっかいアンカットシートを見せていただきました。
(写真撮らせてもらっておけばよかった…)

おまけシール全盛期だった当時、他にもいろんな仕事を掛け持ちされていたそうで
腱鞘炎になったり倒れたりと、相当忙しかったらしいですよ。
あと、割と最近のですと「日本ブレイク工業」の時の付録シールなど。
(そういやCD買ったけど中身は一度も聴いてないなあ)


■ネットランナー秘話

そういえば応接室の一角には、あのネットランナーの「ねとらん者カード」もありました。
これも比較的最近のお仕事ですよね。キラカード当てるために10冊以上買ったのは今ではいい思い出です(爆)

「あれはどういう経緯で作られたのですか?」
「ソフトバンクやね。あっちからそういう依頼が来てね」

この件で一番難しかったのは、元々別の人が手がけたイラストをアレンジするという部分で、
どこまで手を加えていいのかというボーダー決めの部分だったそうです。
元のテイストが失われるようだとよくないし、かといってそのまんまでも意味が無い…と。
他人が作ったものに手を入れるのは大変そうですね。

ただ、元のイラストの作者には編集部側が許可を取ってまわったそうなのですけど、
大半の人は「ビックリマンの人に描いてもらえるなら喜んで」と大乗り気だったとか(笑)

今でもそういう「ビックリマンのテイストで」というデザイン注文はちょくちょく来るそうですよ。

兵藤さん、関連資料を探すために5階と6階を何度も往復してくださってありがとうございました(^^;


第3回へ続く!

緑の聖地へ遊びに行こう!(1)

突然ですが、「きゅー太の一人BLOG」夏休み特別企画!

もう9月も後半となり、夏休みというには遅すぎる感もありありなのですが
何の脈絡もなくこんなネタをお届けしようと思います。

題して

『きゅー太 meets グリーンハウス!』


えーとですね、この夏、私きゅー太は大阪にあるグリーンハウスさんの仕事場へお邪魔して、
元祖・悪魔VS天使シールのデザイナーである米澤さん・兵藤さんとお会いしてきちゃいました!
快く訪問に応じてくださったお二方ならびにグリーンハウス社員の皆様に感謝いたします。

まあ、もともとお盆休みの時期で大阪の実家に帰省する予定だったのですが、
メールやら何やらでどうにかアポを取り、実現に至った次第です。
何事も言ってみるもんです。(^^;

そんなわけで、その時の様子をレポートとして複数回にわたりお届けいたします。

なお、この記事の公開に関してはあらかじめ米澤さんの了承を頂いておりますが、
権利に絡むようなところで、あえて公開を自粛している個所も一部あります。
ついでに、記憶をもとに書いてますので、文中のセリフ回しは実際と異なる場合が多々あります。
(必要以上に大阪弁丸出しになってる箇所とかも…)
あらかじめご了承ください。

 

■伝説の地へ

8月某日。
まだ暑さの残る大阪の某所に、グリーンハウスさんの入っているテナントビルがあります。
写真だけ見るとでっかく見えますが、実際にはここの5階と6階部分…


こう言っては非常に失礼かとは思いますが、時代を創った大ヒット商品に関わったとは思いにくい
こじんまりとした会社となっております…。

ちなみに6階がスタッフさんたちの職場(ドア開けたらすぐ机が並んでいる作業場)で、
5階が社長室兼応接室。

私はまず応接室に通され、そこでお二方を待っていました。

応接室の周囲には、数々のパッケージ見本やビックリマン(超元祖とか)の箱などがズラリ。
棚の中には昔のグッズ類が見えたり、お仕事っぷりがよくわかる状況となっていました。
「グリーンハウス」って、我々にはキャラクターデザインの印象がかなり強いですけど
主なお仕事はお菓子などのパッケージデザインなんですよね。




それらに見入っているうちに、ほどなくお二方がご到着
事前に抱いていたイメージよりもずっとお若くて、気さくな印象で一安心(笑)

ご挨拶もそこそこに、さっそくいろんなお話をざっくばらんに聞いちゃうことにいたしました。


第2回へ続く!

「31の謎」の謎

「ビックリマン大事典」の発売から一ヶ月ほど過ぎましたが、
皆さん称号やシール集めに奔走したり、個々の解説文を読みふけったり楽しんでますか?

私はというと、一通り集めて文章も見終わった今、DSは半放置状態です(苦笑)
全てのシールを99枚集めるとか、そんなやりこみに挑むような暇もありませんし。
今後は何かの折に事典代わりに開くぐらいでしょうね。(それが本来の使い方でもありますが)

さて、以前ちょこっと書きましたけど実はこの私、
少しだけ「ビックリマン大事典」の開発のお手伝いをさせていただいていました。
具体的な内容は以下の通りです。

・収録用シール(アイス版、ダブルシール他)の貸し出し
・化粧箱およびチョコパッケージの貸し出し
・「31の謎」の質問候補提案
・系譜のチェック
・武村さんの心理的サポート(嘘)

あいにく検定問題の作成やデバッグ作業には関わっておりません。
(誤植探しとか、機会があればやらせてもらいたかったですが…)

話のネタになるようなことはいろいろあるのですが、
あんまりうかつなことも書けないのでご容赦ください。

その中で、特に皆さんの関心事と思われる「31の謎」について
ちょっと裏話的なことを書いてみようと思います。

今回初めて明らかにされた数々の謎について、
反後博士に投げかける質問の案を考えることになったのですが
そのときのコンセプトとして要求されたことは
・マニアすら知らない、ディープな謎であること
・弾コンプ特典なので、なるべく全般にわたっていること

というところ。

前者は、まあ私の得意分野といいますか、
各種雑誌や資料などをいくら探しても見つからない情報はおおよそ把握してますから
質問を作成すること自体はさして困難ではありませんでした。
自分自身でも機会があれば質問してみたいと思っていたことはたくさんあったので、
それらを考えるのはむしろワクワクしたものです。

難しかったのは後者のほうで、後半弾のほうは資料そのものが乏しいので
明らかになっていない設定が数多く、質問もわりとスムーズに浮ぶのですが
前半のほうだとあらかた語りつくされていることばかりなので、
今さら質問したいような事柄がなかなか思い浮かばなかったです。
私も別にスーパーゼウスが虹光波を出せようが出せまいがどうでもいいのですけど、
1弾に関して殊更質問したい内容が浮ばなかったのであのような内容になってしまいました。

今にして思えば、究極源とか包帯について聞けばよかったかもしれませんね。
でもプロモーション画像とかで「31の謎」を紹介するにあたっては、わかりやすくてよかったかも?

他にも、「なんでこの質問が入ってないのか」と気にしてる人もいるでしょうが、
実は私が質問案として提出したのは全部で84問
でもその半分以上は、弾ごとの制約からあぶれたり、不適当と判断されたりしたようです。

没になった質問としては…。
Q:超聖神と聖神の子であるゼウスが天使ヘッドなのは何故ですか?
Q:天使「聖ブズ」が「フィニッシャー王」と同じく「超半理力」が使えたのは何故ですか?
Q:魔魂プタゴラトンの髪の毛と目の色が左右で異なるのは何を意味していますか?
Q:デカネロン裏イラストにあるヤマト爆神聖堊フォーム完装型の剣にはまっている球体は理球ですか?
Q:悪魔「大捕魔」の中に描かれている、ネロ魔身の下半身のようなものは何ですか?
Q:聖Gフッドと聖Y牛若が身につけているクチバシのようなパーツは何ですか?
Q:魔紀元神器はその後どうなったのですか?
Q:次代「ヤマトウォーリア」裏書きにある、「輪廻の営み」を乱す「一選子」とは何者ですか?
Q:Gアトラクターズが放ったという「12創球」とは何で、その後どうなったのですか?
Q:源P7の面々は、過去の源層界の住人だとしたら、聖ビーナシスと愛然かぐやの関係はどうなるのでしょうか?
Q:ディオ・コッキーのルーツは一本釣なのですか?だとしたら、どのような経緯があったのですか?
Q:「お助け」と「お守り」の違いは何ですか?
Q:パンゲでピーターが女性型になったのには理由はありますか?
Q:天使「アマテラス帝」裏書きで「恐怖スーツ復活」とありますが、過去にも恐怖スーツが存在したのですか?
Q:天聖界の聖幻源と天魔界の魔幻極には何かつながりがありますか?

…などなど。
次回作があれば、収録してもらいたいですね(^^;

余談ながら、スタッフの人がこの質問を反後博士にぶつけたとき
回答があまりにも的外れだったり理解不能だったりで、
それなりに意味の通る回答を得るまで結構苦労されたとか何とか(笑)

いやはや、反後ワールドは奥が深い!

ロココを連れて街へ出よう!

そういえばウチでは取り上げてませんでしたが、ビックリマンのTシャツが発売になってます。
http://www.cospa.com/detail/id/0000016505(ロゴ)
http://www.cospa.com/detail/id/0000016485(ヘッドロココ)
他にも色違いとかあるみたいですが、実際に街中で着るのは罰ゲームですね。
単価がそこそこするというのもあるのですが、ネタのためにちょっと買ってみよう
…という気は未だに起きません。

どことなく絵のタッチも違う感じで違和感ありありなのですが、
今度はトートバッグや缶バッジが9月発売になるとのことです。
http://www.cospa.com/detail/id/0000020372(トートバッグ)
http://www.cospa.com/detail/id/0000020373(ヘッドロココ缶バッジ)
http://www.cospa.com/detail/id/0000020374(サタンマリア缶バッジ)

これらも30周年記念アイテムなんですかね?
ちなみに某所に発売元広報のコメントが載っていたので転載しますと…
『中途半端な気持ちでは持てない、道行く人に指さされること必至のアイテム。
あのころの気持ちを思い出して胸を張って持ち歩いてもらえれば。
20代30代の彼へのプレゼントとしてもオススメ』

…だそうです。

私のような半端者には使いこなせそうにありません。誰かチャレンジしてみませんか?

販拡は忘れた頃に

ホロセレクション、全国発売決定!
実に5ヶ月遅れの発売地域拡大。
まさか今頃になって発売が決まるとは誰が予想したでしょうか(苦笑)
もう出ないものと思ってオークションに走った人も少なくないのでは?

とは言え、中身が関東発売時と全く同じかどうかが気になります。
ホログラム生産の性質を考えると、ムガルの輪やブラックゼウスの暗さなどは
おそらく変更無しだと思われるのですが、(もちろんヤマト爆神の追加も無し)
これだけ間が開くと修正変更の時間稼ぎだったとも考えられるので、
変更の可能性が無くも無いのが何とも気になるところです。
まあ、ブラックゼウス裏面のルビずれぐらいは直ってるかもしれませんね(笑)

ネットを見てるコレクターの大半は関東以外の人でもホロセレはゲット済でしょうけど、
そもそもホロセレクションは久々にコレクターじゃない普通の人がかなり食いついた商品なので
地域拡大してもそれなりに売れることが予想されます。

それにしても、なんでこんなに発売拡大が遅れたんでしょう?
仮に新たにホログラムを作り直すとしても、5ヶ月はかかりすぎだと思うんですが。
関東以外の残り地域分一度に拡大というのもなんだか極端ですよね。
一体何が…???

特典・逆転・大事典!

DSビックリマン大事典の続報が正式に公開されましたね。
各種ゲーム関連サイトでもニュースとして扱われています。

http://www.famitsu.com/game/news/2007/06/11/103,1181529528,73149,0,0.html
http://www.dengekionline.com/data/news/2007/6/11/978a70c0dca4b7fd200c48064d4b770b.html
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0706/11/news032.html
http://gameinfo.yahoo.co.jp/news/eg/20070611_n_eg_02.html
http://news.livedoor.com/article/detail/3194461/

ただしどこも内容は似たり寄ったりで特に違いはありません(笑)
限定シール2種と専用台紙がどーんとクローズアップされてます。

ヘッドロココはやはり52ミリサイズのようですね。
プリズムの四角の数が、48ミリだと一辺が約7.5個なのに対し、このロココは約8個分あります。
おそらくワンダーマリアも同様でしょうか。
こういうところにこだわるファンも少なくないですが…さてさて。

記事によれば、ロココは「当時と全く同じ素材で作られた」とあります。
当時は扇プリズムがメインだった時点でこの説明が適切とは言えないところですが、
四角プリズムだとしても旧オリジナルの厚みのあるプリズムは今では生産されてないと言われてるので
結局ひかり伝と同じ現行の「復刻角プリズム」だろうことはまず間違いないかと。
せめて印刷方式が「超元祖31弾完全編」のような厚塗り方式ならよかったのですが~。

ワンダーマリアは「エンボスグラデーション」というのですね。
確かにエンボス加工で細かく凹凸の付いた面に着色するのは、従来の印刷では難しそうです。
地味なところですが、今までにない加工であることは間違いないですね(^^;
魔炎っぽいですし、ちゃんと雰囲気と結びついているところは大いに評価できるところでしょうか。

そういえばワンダーマリアには専用の収納台紙も付いてくるそうですけど、
じゃあロココは?
プロデューサーさんがマニアらしいですから、「どっちも専用台紙があれば並べて見栄えがいい」ということで
何らかの形でロココ専用台紙も出してくるかも?!

あらゆる特典をきっちり網羅するためにも、情報収集は欠かせませんね!

BEAT!ブロードバンド!

東映のサイトで旧ビックリマンのアニメがネット配信されてます。

東映アニメBBプレミアム・ビックリマン

現在は25話までが視聴でき、さらに第1話はなんと無料
(他は1話あたり105円だそうです)

DVDもバラで一通り出たことですし、あとはブロードバンドで残った層に訴えかける作戦のようですね。
YouTubeのような動画投稿サイトでも見られる…という声もあるかもしれませんが、
そこは金を取るだけあって画質が全然違いますね。
ちなみに期間限定のようなので、気になる方はお早めにー。

これでやっと東映ビックリマン公式サイトでまだ埋まっていなかった「ブロードバンド」の項目が…


…まだ埋まってませんね…(^^;

「ワンダーマリババ」

ワンダーマリアの「ワンダー」って、「Wonder(不思議)」「Wander(放浪する)」のどちらなんでしょう?
けど「Wonder」には“すばらしい”という、「Super」にも通じるヘッド格の意味もありますから、
たぶんそっちの意味で名付けられたんじゃないかとか勝手に結論。

さて、「ビックリマン大ブログ」にて早くも先着予約特典シールが公開となりました。
発売までまだ2か月以上あるのに、こんな早く見せちゃっていいんでしょうか?
むしろゲーム内容の紹介が後回しになってるのが気がかりです。
目玉は後にとっておいてあるのか、先にシールで客を引き付ける作戦なのか??

そんな楽屋裏の邪推はさておき、予約特典はシルエットでバレバレでしたが
予想通りワンダーマリアでした。

こちらも大まかな構図はほとんど変化なく、プロト般若リングに乗ってないこと
小脇にミニゴーストアリババを抱えているところ最大にして最小の違いとなっています。

設定に関しては反後博士の監修とのことなので、何かしら意味付けはあるのでしょうが
あの「ちびババ」が一体何を意味しているのか非常に気になるところですね。

ゴーストは創聖使によって生み出されたものとされていて、
マリアは既にゴーストとなった後のアリババを「発見」したと考えられているため、
・平常時はゴーストを小さくしてコントロールしやすくしている
・あれはゴーストの一部で、ゴースト本体とつながっている
・実はマリアが巨大化
・実はもともとゴーストは小さかった
・聖弾流被弾後、アリババ神帝から分離したゴースト成分だけ手元に残った

などが考えられるかと。
小さいキャラがくっついてる構図は14弾のプレイ天使(神伝レーラとか)を思い出しますね。

まあ、いずれ反後博士が説明してくれるみたいなのでそれを待ちましょう。
(聞いても理解できないかもしれませんが^^;)

それよりも、「これまでになかった加工」というのが興味深いですよね。
「加工」ということは、素材自体はこれまでにある素材ということになりますから、
従来の素材に箔押しやら着色やら印刷自体などでひと工夫されたものになるようですけど…。
箔押しはアンドロココで実施済みですし、一体何がどうなるというのでしょう?

前回のロココもそうですが、ネット上のコレクター諸氏はシールに造詣が深い人ほど
デザインにがっかりして冷めた印象を持った人が多い
ようですが、
あっと驚く&思わず眺めてしまうようなシールに仕上がることを期待したいところです。

追記:
と思ったら既に一部で公開されてるようですね。
[ソフマップの商品案内ページ]
新エンボス加工だそうです。ゴーストアリババ形式の印刷にグラデーションがかかった加工のようで。
ロココは普通にプリズムのようですが、マリアは実際に手に取ってみるのが楽しみです。

しかし、大ブログのほうはどうすんでしょう?
ごく最近イラストが上がってきたように書いてましたが、既にシール見本は上がってたようですね。
ちまちまネタ出ししていくつもりのようでしたが…大丈夫なんでしょうか?

最終じゃない武装型?

発売が待ち遠しい「ビックリマン大事典」ですが、
なかなか続報が出なくてやきもきしてた人も多いかと思いますけど
メーカーさんのほうで公式ブログがスタートしましたね。
ビックリマン大ブログ

早速、コレクターにとっては非常に気になる「特典シール」について紹介されてます。

キャラは既報どおり「ヘッドロココ」
ですが…。


…結構、ビミョー?

まず、本家チョコ版と比較してみますとわかりやすいと思いますが
 

見比べることに意味があるくらい、違いが乏しいのが最大の特徴です(爆)

違いとしては
・尖聖剣がよくある形の剣に変わっている
・聖架楯の十字部分が拡大している
・尾が太くなっている
・足元に輝燐片?が散らばっている
・背後に謎の聖神影?がいる
・髪の毛が逆立っている
・着色が細かくなっている

というところかと。

ポーズはそのまんまだし、まるでトレース原画に手を加えただけの印象を受けます。

そもそも、このロココのコンセプトは何なのかというのが大いに不明。
ストーリー上のどこかに位置づけられる公式な未確認フォーム?
それとも、セレク2の「罪人マルコ」のような架空の姿??
そこがわからないのがなおさらこのロココの謎を深めています。

ただ、楯が拡大していたり、髪が逆立っていたりするのは
公式設定にある「聖架楯:聖戦架棒ヘッド部が拡大成長して超魔防御OKに」
「聖髪:理気流になびき、魔気にさかだち増殖をはじめる」というところからして
一応は“パワーアップ形態”という解釈でいいのかな、とも思えたり。
「聖神如意扇:ロココ変身時に自生し始めた。ここから輝燐片が出ているらしい」
というところは、足元の輝燐片と通じますね。

するとあの剣は、より戦闘向きに変化したということなんでしょうか?
私、尖聖剣はあの剣らしくないのにカッコいい新鋭的なデザインが好きなんですが…。
それにしても、せっかくの新規描き下ろしだというのに
何故こんな中途半端なデザインになってしまったんでしょう…?

手がけているのは間違いなくグリーンハウスのお二方だと思うのですが、
全く新規にデザインできるほどの時間や余裕が無いとも思いにくいところ。

となると、このデザインは反後博士の指示ではないか、と思うのです。

無闇に装備や姿を変化させてしまうとストーリー上の整合が取れないので、
設定上のつじつまが合う最低限の変化にとどめるよう指示されたのではないか。
なおかつロココのポーズまで変えてしまうと変わり過ぎだから、ポーズは維持された、とか。
あるいはグリーンハウス側が、その程度の装備しか変えないのであれば
わざわざポーズも変える必要が無いと判断してしまった、とか。

個人的には、装備などは全く変える必要は無くて
尖聖剣を前に構えるとか翼を広げるとか、ポージングの変化のみで十分だったのですが~。
いや、むしろそういう方針であってほしかったなーと。
そりゃポーズ違いだけだとアイス版と大して変わり無いから、
装備等の変化もあったほうが絵が映えると判断したのもわかるのですが…。

そういう方針上の都合で特典ロココがこうなったというのであれば、
予約特典のほうも同様の微小変化にとどまる可能性が高いかも?

ひとまずは、印刷方式が旧チョコ版みたいな重厚な印刷なのかどうかというのと、
裏書の文章も書き下ろされているのか、が注目ですかね。

コロコロ30th Annniversary

コロコロコミックは今年で30周年!
ということで、25日から「熱血!!コロコロ伝説」と銘打たれた
全10巻の総集編が順次発売になっています。

で、77-78年収録のVol.1と87-88年収録のVol.6が第1陣として登場したのですが、
我らがビックリマンはそのVol.6にしっかり収録されていました。
悪魔VS天使シリーズの発売は85年ですが、マンガの連載は87年からですからまさにドンピシャ。
漫画としてはその第1話と、番外4コマが収録されています。

あと、漫画の概略みたいな解説も2ページ載ってました。

(ついでではないでしょうが、少年ビックリマンクラブも同様に収録されています)

ところで、当時の作家さんたちの直筆サイン色紙が当たる読者プレゼント企画があるのですが、
竹村先生は「わ~お!ケンちゃん」と合同で1枚提供されていました。

今でもご健在のようですね(笑)
8月に出るというコミック大全での描き下ろしも期待できるかも?

また、「スーパービックリマン」のおち先生もいました。

こちらは「GO!GO!ミニ四ファイター」と合同。
ある意味で非常に貴重な一枚かも?

しかし、樫本学ヴ先生は3作品でそれぞれ個別の色紙が用意されてたりするのは、
人気の差なのかサービス精神の差なのか、どっちなんでしょう??

9つの心が夢に虹をかけたよ

ハピラキでは最後の7人目の若神子がいよいよ集結かというところですが、
忘れちゃいけないのは天聖界に残っているはずの8人目の若神子「照光子」

「ビックリマン☆モバイル」の用語解説では「若神子」についてこう書かれています。

未来の世界では、聖フェニックスの次界創造を助ける八人の若き天使たちのこと。
そのうち七人が聖ズーによってまとば世界へと導かれた。
つまり、照光子の存在は決して忘れられてはいないということです。
いずれまとばから若神子たちを呼び戻すときに登場したりするかもしれませんね。

さて、実はコロコロコミック86年12月号にこんな記事があります。


まだブラックゼウスが登場したばかりの頃ですが、
聖フェニックスとサタンマリアの勢力バランスについて言及した文章に
『今のところ、9人の若神子をひきつれた聖フェニックスの方が有利かもしれない』
…え?

単なる誤植かと思って別のページを見てみると、こんな図が。

なんと「大帝ホエール」が若神子にカウントされてます。
どう見ても若神子という感じではないのですが、何故??

これ、おそらく大帝ホエールの裏書きが原因でしょう。
太陽パワーを充電全開おたけび波を発声!
浮遊悪魔を砕き落す巨神子
悪一気呑理力を聖卵に封じ込み聖戦へゴ~ッ!

ね?

それがいちばん大事典

ニンテンドーDS用ソフト「ビックリマン大事典」というゲームの発売が発表になりました。
※「大事典」なのに「大辞典」と書いちゃう人が多そうです。

詳しくは現在発売中の週刊ファミ通(web)で確認するのが一番かと思いますが、
改めて簡潔に要点をまとめますと…。

・旧シリーズとひかり伝あわせて2000種以上のシール画像が収録
・3000問以上あるクイズに答えることでポイントを稼ぎ、「チョコ」を購入してシールを集める
・購入特典「描き下ろしヘッドロココ」+予約特典「???(ワンダーマリアっぽい?)」
・発売元:スリーオクロック
・発売日:2007年8月23日発売予定
・価格:5040円[税込]

という感じなようです。
で、特に着目したいのは「シールは裏面画像もアリ」「チョコは箱ごとリアルに再現されていて、
パッケージを開封してシールを取り出すシーンまで再現されている」「通信でシール交換可能」

と、冊子媒体の大百科などとは一線を画す充実っぷり。
DSならではのタッチペンアクションを活用した、使いやすいデータベースになりそうです。
私なんかも、アルバム引っ張り出したりネットで探すよりも手軽に裏書きチェックができると
ネタ探しやチェックがしやすくなりそうで喜ばしい限り。

気になるところは、「アイス版やバージョン違いがどこまで網羅されているのか」
「検索機能はどこまで充実しているか」「誤字や誤認識が盛り込まれてしまっていないか」

というようなところですね、個人的には。

何はともかくまだ速報レベルのようなので、続報に期待ですね。

その前に、まずはDS買わなくちゃ…(汗)

<参考リンク>
http://www.3oclock.jp/soft/ds_bikkuri-man/
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070514/bikkuri.htm
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0705/14/news057.html
http://www.nintendo-inside.jp/news/206/20642.html

モバイルからの手紙

ビックリマン☆モバイルが2月にスタートしてから3ヶ月ほど過ぎましたが、
このほどようやく「メルマガ」が届きました!(爆)

いやー、登録はしたものの何の音沙汰もないままでしたが
本当にようやくという感じでした。

その中身はというと…

「大好評ビックリガチャガチャ第3巻配信中!!」
「第28話予告動画配信中!」

とあり、それぞれ1行ほどの内容説明が添えられていました。

あとは東映モバイルサイトの宣伝がちらほらあるぐらいで、
特にメルマガとして価値のある情報は無し…。

ぶっちゃけ、最初の二つの記事も配信のタイミングとしては遅すぎですし、
一体何がしたかったのかわからないです。

まあ、そろそろ第4巻が登場する頃ですけれど
旧、新ときて次はスーパーのキャラも登場するのでしょうかね??

意外な勲章受章者

「天聖勲章」って覚えてますでしょうか?

天聖界の功労者に贈られる最も栄誉ある勲章だそうで、
いつの頃からか当たり前のように扱われるようになりましたよね。

受章歴でいうとスーパーゼウスは勲章7つシャーマンカーンも実は5つ
ヘラクライストが4個ヘッドロココが3個とか言われていました。

カーンに対しては誰が与えたのか非常に疑問だったりもしますが、
名だたるヘッドが主に受章していたり、その力と功績の証ともいえますね。

他にもアリババ神帝が魔穴に落ちた際に名誉の戦死扱いで2個受章したり、
クロスエンジェルが6聖卵爆撃の功績で女性初の受賞者となったり、
七助が活躍を認められて7人で1個受章したりという話もあります。
助伝も受章しましたが、制空キングは受章を拒否したという話もありましたっけ。

漫画の中での話が公式設定に反映された話もありますね。
ヤマト神帝が魔スターP退治(実際はエルサMの活躍)で1個受章した話は
後々ストーリー解説のほうでも触れられたりしてました。
番外漫画で一本釣神帝も受章してましたが、これも公式化したんでしょうか?

あまり知られていないところでは、ダークヘラが洗脳解除後に魔覇ドラゴット破壊の功績で
悪魔として初の勲章を受けたとされています。

ただしアニメではネブラの王女として復活を果たしたヘラですが、
シール設定ではバットガード牙により裏切り者と見なされ処刑されてしまいました。
そのため、勲章は墓に供えられたという物悲しい結末となっております。

さらに珍しいところでは、なんとこの人も受章していました。

もしご本人にお会いする機会があれば、ぜひ勲章の実物を見せていただきたいものです(笑)

プリズムパズルゲット!

パズル買いましたー。

「天聖界の勇者たち」は、アンドロココとヤマト爆神を中心に
ロココ&マリア奇跡を髣髴とさせる神帝隊が並んでいる構図。
神帝ファンのツボを突くデザインでしょうねー。
背後のFuzzyM.Rはどうかと思いますが。

「天聖界VS天魔界」は、ナディアを中心に天聖界と天魔界の主要キャラが向かい合う図で
なかなか描かれる機会の少ないヘラクやネロも登場しているのが嬉しいところ。

いずれにせよ、今になって新たにイラストが描き下ろされるという事自体スゴイことですよね。

さて、箱のボリュームとしてはこんな感じ。結構厚みがあります。

特筆すべきは、箱自体もプリズム仕様になっていること。
プリズムといっても、いわゆる擬似角プリなのですが(笑)

300ピースで完成形は26×38cmだそうですが、まだ組み立てる予定は無いです。
やっぱ、未開封用を確保してからじゃないと…(苦笑)

まあそのうち安く投売りされるでしょうから、それまで待つとしましょうか。

新聖源創造伝説

唐突ですが、高い理力の塊であり「次界創造の礎」とまで言われた6聖球
あまりにもあっさりと消え去ってしまったことに違和感を感じませんか?

通説では若神子の肉体(もしくは理球)と聖球の間に強い相関関係があるとされ、
虹層球にて聖体と理球の「昇華」により聖球が「打ち消される」という現象が起きたわけですが、
単純に「どちらかが消えたらもう片方も消える」という解釈だと
「昇華」「打ち消し」という語句はそぐわない気がするのです。

「昇華」とは、化学用語では「固体が液体にならず直接気体に変わること」ですが
「技術や能力が一段階高いレベルに上がること」という意味もありますよね。

さてひかり伝において、6聖球は宙聖ヘブンエヴァの因子箱の中に似た球体が見られますが
ストーリー的には七因王の首飾りパーツが変化して誕生すると解釈できる箇所があります。
同時に七因王はまとば5層変化境から7聖源を創造する役目も担っているようなので、
つまりは若神子のルーツである七因王が聖球と聖源を生み出したと考えられます。
(いや、聖源祖=老天使っぽい記述もあるのでちょっと違うかもしれませんが…)

一方、聖Iアリババの図解解説にて「理球(夢)」にはこのような記述があります。

 インディゴー彩光とこの理球が溶け合った時新たな聖夢源が生まれるという。

天聖界にあるオリジナルの聖源は七因王が生み出したとして、
次界で新たな聖源を生み出すことが七因王の子孫である若神子の聖命だとしたら…?

「理球の昇華」とは、文字通りの「消滅」のほかに「色域と溶け合って聖源を作る」ことを指しており、
同時に役割を終えた「聖球」は旧聖源ともども「打ち消される」運命にあったとしたら…?

次界には聖源と同じ文字を持つエリアがいくつもあったことは周知の話ですけど、
そこに新聖源が作られる予定だったりしたんでしょうか。
それとも、虹層球の7色域がそのまま7聖源化するはずだったのかも?

しかし実際には、虹層球はアーチ道となっただけでした。
そのとき誕生したメイドンが聖魔和合後に新次界を創造したとも言われていますが、
新しい聖源が誕生したという話はとんと聞きません。

これはやはり、聖源創造に失敗したということなのでしょうか?
メイドンが5人しか生まれなかったことなど、何かしら不完全っぽくもありますし
聖球(光)が消えずに残ったことなども影響したのかもしれません。
あるいは、聖源が作れなかったからこそ聖球のパワーがメイドン誕生に転化されたとか?
消えた聖球の数とメイドンの数は一致するものの、果たして…。

そんなこんなで、マルコ編で復活した神帝隊(パンゲアクター)の真の使命は
パンゲで「本当の次界創造」を成すことだったりして。
フェブラ・如面の「私が導き目指した次界は未だ定まらず??」という裏書文ともリンクしますね。

ここで超元祖ともつなげて考えてみると、パンゲアクターが肉体消滅して汎神化した現象は
虹層球での新聖源創造のリトライとも考えられなくはないかな…。
となるとジオ界=新たな聖源となるわけですが。
ま、超元祖は分けて考えるのが吉かもしれませんけどね。

そのあたり、ひかり伝での7聖源創造の今後の展開などで
明らかになったりすると面白いのですが~、どうでしょうね?

しょうこうたん☆ぶろぐ

さっきフェニ様たちがボクを残して旅立っていったお(´;ω;`)

でもサビシスさなんて無いんだお(^ω^)

天聖界からみんなを見守るなんてギザカッコヨス!

道を見失わないようにペッカリwwwww照らしてあげるお!(^ω^)(^ω^)





〓しょうこう〓

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健全な理力は健全な肉体に宿る?

超久々に考察ネタをひとつ。

かつて神帝たちはパワーアップするごとに姿も成長し、
18弾の時にはすっかりたくましい青年の姿となっていました。
他のキャラは老人であっても2頭身キャラばかりなのに、
彼らだけ5~6頭身ぐらいあって不自然なくらいだったのですが
マルコ編で生まれ変わって以降はなぜか身体的な成長は見られなくなりましたよね。
これはいったいどういうことなのでしょうか。

ということで、次のような仮説をたててみました。

次界をめぐる熾烈な戦いの中で、先天的なヘッドではない未熟な彼らが
壮聖光やスピルーツなど他者の影響を受けて半ば強引に増力するためには、
「理力の器」たる肉体の成長が不可欠だった…。

そしてメイドン以降生まれ変わった彼らは最初から「ヘッド」の体を持ち合わせていたため、
その後のパワーアップで身体的成長を必要としなくなった
…とか。

そういえば天使ヘッドの頭上に浮かぶリングは「無限理力わっか」と言われていますが、
これすなわち「無限に理力を高めることができる証」だったりしないでしょうかね?
ヤマト爆神や5神帝も、ヘッドとはいえリングは持ち合わせていませんでしたし。
(でもギャルジャーとかはリング浮かべてないんですよねえ)
どうでしょう?

あ、「ビジュアル的な変化が受け入れられにくかった」という商品戦略上の都合だとか、
そういう大人の事情は言いっこ無しでお願いします(笑)

30年の歴史を目撃セヨ!

公式サイト久々の大改装!
いよいよ30周年特設コーナーがオープンしました!

言うまでもなく、今年は初代どっきりシール発売から30年目の記念年。
公式サイトも満を持して動き出しましたね。

過去30年の間に発売されたビックリマンシリーズ+αがぐるぐると周回するデザインで、
それぞれクリックするとシール画像と博士(?)のエピソード文が見られます。
すべてのコンテンツをクリックすると、シークレットメッセージも…?!

さて気になるのは、今回紹介されているシリーズについてなのですが
「ドッキリシール」「ウッシッシシール」「まんぎゃシール」「特ダネシール」
それぞれ「どっきりシール」「ウッシッシール」「まんギャシール」「特ダネ写真シール」
のはずなのですが、ちょっと萎え。どうでもいいレベルの話ですけどね。

「ビックリコ」「運の王様」「ナビゲーションズ」などもラインナップに入っていますが、
結局ビックリマンかどうかの定義って結構あいまいなのかもしれません(笑)

しかしそれにしても、こうして一気に紹介されるとさすがに壮観です。
今回初めて過去のシリーズを知ったという人も多いでしょうが、
これこそ30年の歴史そのものなんですよね。

一枚のシールがもたらす驚きや感動、ダジャレやユーモアが時代ごとに姿を変えながらも
脈々と受け継がれて「ビックリマン」の世界観を生み出し続けて30年

これからもこの世界に更なる息吹が吹き込まれ続けるのでしょうね。
…個人的にはそろそろ休ませてほしいのですが(爆)
30周年の記念年はまだ9ヶ月もありますから、まだまだ何かあるはず!
どうせやるなら、でっかい花火をどっかんどっかん打ち上げて欲しいものです。

わしゃキャナワンよ

ビックリコレクションVol.2が発売になりました。

前回はクリア素材が大不評で、しかも箱で買うと中身が着色・クリア半々という
いわゆる「魔心アソート」で封入されていた恐るべし魔怨箱でした。

さて、今回はどうなっていたかというと…。


1箱18個入りで、着色7・クリア11


…これってハズレ箱ですか?
これならまだ半々のほうがよかったんですけど…。
(ロココとクロスエンジェルが出たからまだマシ?)
これじゃ買うのをためらう人が出るのも仕方ないでしょうか。

もう一箱開けてみると、今度は逆に着色11とクリア7
むう、そういうことですか。

不評でもクリア素材を使い続けるのは、それが当初からの企画ということ以外に
予算の都合なども絡んでくるのでしょうね。
生産量が多くなければ単価が下がらないのは自明の理。
販売規模も他の有名どころに比べると少なそうですし。

今回も、うちの近所のコンビニではいまいち売れ行きが芳しくないのですが
(てゆーか入荷してる店自体減ってます)
これが全国的な流れだと、Vol.3は相当難しいんじゃないかと思います。


まして、今回のシークレットですが…。


これ、シークレットにする意味あるのかなあ?
製作側の思い入れだけで押し通すのはいかがなものかと思う今日この頃。
このキャラがラインナップされること自体は別段なんとも思いませんけど、
何か着眼点がズレてると思わずにはおれないんですよね。

他に立体化してほしいキャラはいくらでもあるのに。
もっと正攻法でいいと思うのですが、どうなんでしょう?

つなげる自由・つなげない自由

もしかしたらなんとなく感じてる人もいるかと思いますけど、
この私、ビックリマンに関して非常に熱心なようでいて
結構冷めた目で見てることが多い
です。

元々ストーリーに関して、歴史物を読むような関心はあっても
キャラクターに感情移入するようなことはまずありません。
かつて虹層球で神帝隊が消滅したときも
「へー、ここで彼らがいなくなったら、この先ロココだけでどうすんだろ?」
というぐらいの感想しか持ちませんでしたし。
物語に関して「ショックを受ける」とか「感動する」とか、
そういうところはほとんど無いです。
伏線の張り方やアイテムのネーミングに感銘を受けることはありますけどね。


そんな私が目下いちばん気になっているのが、
「ハピラキ」と「旧アニメ」、そして「ひかり伝」の相関関係。


2000で冨岡さんが「あらゆるビックリマン世界はどこかでつながっている」という
「並列縦列宇宙層理論」をぶっ立てたことも後押ししてか、
何かと異種シリーズ間に「つながり」を見出そうとしている人も多いですけど
私個人の意見としては、ちょっと違和感感じてしまうのですよ。


別につながんなくたっていいじゃん。


これは特に2000やアニメに限らず、例えばひかり伝と旧ビックリマンパンゲとSBMなどもそうです。

ひかり伝でアノドが出ずじまいだったとしても
ハピラキの世界が旧アニメの世界観と全く違ったとしても
超元祖がさも最初から無かったかのように扱われたとしても

もしそれが自然な事の成り行きならば、それはそれでいいじゃないですか。
「ビックリマンは自由に想像で補えるのがいいところ」と言いながらも
シリーズ間のつながりという「鎖」に縛られてしまうなんて、矛盾してませんかね?
あれこれ理屈を付けて自分から制限を付けてしまうぐらいなら、
いっそ既成概念を取っ払って素直な視点に立ち返るのもアリじゃないでしょうか。

もちろん、普通につながりうる世界に思いをはせて想像力を働かせるのは自由です。
独自の解釈や解析を推し進めて、これからどうなるかを予想するのは楽しいことです。
スタッフ側(ロッテ・アニメ双方)も、つながりを意識して作っているところもありますし、
全体を大きな物語として捉えることは全く間違いではないと思ってます。

けど、「つながりありき」のような考えにとらわれ過ぎるようだと、
逆に発想力を狭めてやしないか、と思ったりもするわけでして。

確かに「つながり」があるほうが、前の世界を知っている者からすれば楽しいですけれど…。

ハピラキの若神子の今後など、すぐに旧アニメとのつなぎを気にする人たちに対して
「いいから黙って最後まで見ようよ」
とか思っちゃう私は心が狭いのでしょうか?

You know the "ビックリワールド"?

出ました、「ビックリワールド vol.1」

通販で注文していた分が届きました。
ちょっと買いすぎてしまいましたが…。なんでいつもこうなんだか。

さて、実際にモノを見てみればさすがに感激です。
過去にも立体フィギュアものはありましたが、
このような一場面を描き出したものは今回が初めてかも。


「無縁ゾーン突破」「六聖卵爆撃」はまさに名場面に仕上がってますね。
迫力もあるし、この二つは大満足です。

「達急動」も、ヤマト王子の動きをうまく表現できています。

ですが、「ヘラクライスト誕生」は周囲の球に12天使が入っていないために
どうしても半端な印象がついてしまいます。(そりゃ12天使まで作りこめるわけないでしょうが)
せっかくならパワーアップ後のメカメカしいタイプを立体化してほしいとも思いました。

また「サタンマリア誕生」は、アニメでこんなシーンがあるからとはいえ
どうせならもっと六聖球の特徴を生かした感じであればよかったのですが…。
これじゃ周囲の球が何なのかよくわかりません。

と言っても、出来自体にはかなり満足してます。
セレクトに若干物足りない部分なども無くは無いのですが、
そこはvol.2が出ることを期待するとして…。
(ゼウスがパッケージにしかいないのも寂しいですね)

それにしても、発売からそれなりに日が経ったと思うのですが
近所のコンビニではちっとも見かけません。

「ビックリコレクション」があまり売れなくて、仕入れ控えが起きたのでしょうか?
なんとなく暗雲…。

ソーナんですよ

9弾悪魔「怪鬼党賊」の裏書はこのようになっています。

 聖光を奪い去り魔次元離脱時に合身体と
 なった悪混鬼。暗鬼面ソーナで神帝群と
 の接触を計る。悪魔渦の重回転。

私、この「暗鬼面ソーナ」というのは「暗鬼面」の名前が「ソーナ」というものだと
長年思い込んでおりました。

しかし、こんなお面ごときに人名っぽい名前が付くのは何かおかしい。
ちなみに「怪鬼日食」のときは単に「暗鬼面」としか書かれてませんでした。

ところがある日、何の前触れも無くピーンと来たのですよ。


もしや、「ソーナ」じゃなくて「ソナー」?!


ソナー [sonar]

〔sound navigation(and)ranging の頭字語〕
水中の物体を、音波を利用して探知する機器。
信号音を発射して、目標からの反射音を受信するものと、
自分からは信号を発射しない水中聴音機がある。
水上艦艇・潜水艦・機雷などの探索のほか、
魚群探知機・音響測深機などにも使用。

   三省堂提供「大辞林 第二版」より


つまり、「暗鬼面」を「ソナー」として利用したのではないかと。
これなら「神帝群との接触を計る」という次の文章ともつながりますよね。
20年ぶりに霧が晴れたような気分です(^^;


ただ、ソナーのことをソーナとは普通言わないと思うのですが…。
反後イングリッシュ?(爆)