平成最後のブログ更新・・・かも?

移転したこのブログにはめんどくさかったのでカウンターを付けてないので、
実際どのぐらいの人が見に来てくださっているか全くわかりません。
サーバ引っ越ししたことすら気づいてない人もいそうですよね...。
まあいつものようにゲリラ的にひっそり続けてましたよっと。

そんなこんなで春の更新祭りも今回で一区切り。
いよいよ平成もラスト1ヵ月を迎えるということでこんなネタを。

そもそもビックリマンはなんとなく昭和の食玩と思われがちですけど、
悪魔VS天使シリーズが始まった1985年は昭和60年
今年でシリーズ34年目ですが、そのうち実に30年チョイは平成なのです。
1993年にスーパービックリマンが終わって1998年に伝説復刻版が登場するまでの
5年間の冬の時代はカウントに含めるべきか悩ましいですが...。
更に余計なお世話ですけど、グリーンハウスってスーパーには関わってなさそうですし
伝説復刻は規模も小さい単発企画でしたから、
超元祖やセレクションが始動するまでどうやって食いつないでたのか謎ですね...。
もちろん本業?のパッケージデザイン等で活動されてたとは思いますが。

閑話休題。
昭和から平成になった頃というのは旧BMで言うところの18~19弾頃
新ビックリマンのアニメ開始がちょうど平成元年(1989年)4月ですからね。
19弾天使「ベルエンジェル」の裏書には
 誰ために神鐘がなるか平静に考えようゾ
という「平成」と「平静」をかけたネタが書かれていて、
当時ニヤリとした覚えがあります。

x_bell_angel.jpg

まあ昔も今も時事ネタを取り込むのはビックリマンのお家芸なので、
もし今年34弾が発売されるならどこかに新元号ネタを入れてくるかもしれませんね。

その頃にはすっかり新元号ブームも落ち着いてるかもしれませんけど。

誰にも支持されなそうな大正論

そもそも、オマケ目当てでお菓子を何十個も買うことのほうが
不自然な状態だとは思いませんか?

シールを何十枚と集めたくなり、食べきれないほどのチョコを持て余すというのは
どう考えても普通なことではありません

それよりも、買い物のついでとかで1個や2個買うというほうが健全であり、
そういう買い方をする人を増やすほうが商売としてあるべき姿ではないでしょうか?

「シールは集めるもの」という固定観念にとらわれるあまり、
我々は基本的なことを見失ってはいないでしょうか??

Yo!So!Kai!

以前「コロコロオンライン」で唐突に公開された貴重な資料の一つ
「ビックリマン悪魔VS天使 世界構造図」


corocoro_online_world_structure.jpg
これによると、世界はおおよそ4つの階層からできていて
「未の溶層界」「現の表層界」「迷の源層界」「非層」
に区分されるそうです。

便宜的なものなのか意図的かはわかりませんが、
当時全く未知の世界=希望の世界とされた「次界」が最上位で
次いで表層界・源層界・非層という順に描かれているのが興味深いです。
非層が地の底や地獄みたいなポジションなんですかね?
源層界も、過去に栄えた廃墟みたいなイメージだったのでしょうか。

そういえばかつてコロコロに掲載された
「ビックリマンワールド イラストマップ」でも
似たような構成で描かれていましたね。

worldmap.jpg

「1層・源層界」
遥かな大昔、天聖界と天魔界はひとつだった。
それを、源層界という。
そこには、スーパーゼウスたちを生んだ神がいたらしい。

「2層・現の表層界」
現の表層界と呼ばれるのが、天聖界と天魔界。
このふたつの世界は、天界山脈によって分かれているが、
時々不思議な虹でつながれたり、世界が移動してくっつく。

「3層・未の溶層界」
次界と呼ばれる世界がここだ。
聖フェニックスによって作られるが、まだ固まっていない。
サタンマリアが狙っている。

...だそうです。
特に次界は(設定が)固まっていない時期ですね。

そういえば「溶層界」という表現はシールでも何度か出てます。

聖神ナディアのシール裏では「未の溶層界で輝体化したロココとの聖接を期し...」とありますし、
デカネロンのシール裏でも「溶層の絶対壁を飛び越える...」
ネロン魔球でも「激変の溶層界を離れたデカネロンは...」と書かれたりしてました。

ところでそれ以外でも一度だけ「溶層」という言葉が使われたことがあります。

それは27弾。
火の大層ファイアーク(オックス)の裏書に「ファイアートに溶層生ず」と書かれてます。
単純に考えれば、ファイアークは火の大層ですから
溶層=世界の一部が熱で溶けた状態、をイメージするかと思うのですけど...。
「溶層界=次界」という図式が博士の脳内にあると考えると
全く違った意味を帯びてくるような...?

ファビュラスな姉妹の実在性?

時は遡ること2005年10月のこと。

少し前にアニメ・ビックリマンのDVDボックスが発売され、
続いて新ビックリマンについてもDVD発売が予告されていた頃の話。

「Yahooショッピング」に商品宣伝のための特設ページが作成され、
新ビックリマンのストーリーやシール等の説明が紹介されていたのですが
その中のキャラクター紹介のページに、とある衝撃的な文字がありました。

それがこちら。

shin_bm_anime_chara.jpg

お気づきになったでしょうか?

聖神ナディアと異聖メディアが姉妹であると書かれているではありませんか!

いやいやちょっと待ってください。
私の記憶が確かならば、そんな話一度も語られたことは無かったような??

ルーツをたどれば聖神子アエネとその影・異彩姫に行き着くかもしれませんが、
それが姉妹と言えるのかどうかも定かではありませんけど、
たとえそうだとしても先祖が姉妹なだけでこの二人の関係とは違うわけで。
...ビックリマンに関して、現実的な血縁話をすること自体ナンセンスですけど。

もしナディアとメディアが姉妹なら、双子ゼウスとオリンは
姉弟であると同時にいとこ同士ということになりますね...。

結論としては、この記事を作成した担当者の勇み足ではないかと思うのですが、
それから10年以上たってもそんな認識が広まっている感じもしないので
この話は無かったことにして構いませんよね?

神羅万象にみるコンテンツの大団円

神羅万象チョコがこの夏で完結するそうですね。

shinra_kanketsu_info.jpg

私、今でも現役で神羅カードコレクターやってます。
シール集めは辞めましたが、カード集めに関しては辞めるとは言ってませんので
まあ、こちらから辞めなくても近々終わるだろうという考えもあったのですが
2005年の第一章第1弾発売以来15年の歴史に幕を下ろすことになったとのことで
無事に完結を見届けることができそうです。

神羅のカードに関しては、ここ数年のものは
トレードも特にしてないのでちょこちょこ穴はあるのですけど、
毎回5箱ぐらいずつ買ってますのでほぼコンプしてます。
抽プレやってた頃の景品は毎回ヤフオク等でゲットしてましたし、
この辺のレアどころなども一通り確保してます。

shinra_signatured_prize.jpgshinra_seiryuoh.jpgshinra_seiryuseki.jpg
公式アイテムとして所持してないのは聖龍石フィギュアぐらいかな...。

それはさておき、7月に発売予定の最終弾「界顧録」
歴代キャラ新規描き下ろしのスペシャル弾とのことですが、
それ以外に受注生産の書籍(こちらも名前は「界顧録」)も出るとか。

なんというか、人気がなくなったら打ち切ってオシマイというのでなく、
ファンのためにしっかりと完結を演出してくれるというのが嬉しいですよね。
お菓子メーカーと玩具メーカーとでスタンスが違うのは仕方ないとしても、
ファンありきのコンテンツはこうあってほしいと思わせる企画じゃないでしょうか。
あっちの食玩もすっぱり終了宣言して完結してくれないかなあ...ぶつぶつ。

しかしよくこんな長く続いたものです。
関係者の皆様、お疲れ様でした!

官女バクトの重大任務!?

3月3日のひな祭りはとっくに過ぎ去りましたけど、
今回は24弾のエズフィトひな壇ヘッドのネーミングについてのネタです。

ネイロスはナイル川クレオクスはクレオパトラ+スフィンクス...で
五人囃のアメン・オシリス・ゲブ・トト・ラー
エジプトの神々の名前そのまんまだというのはよく知られた話だと思いますけど、
では三人官女右大臣・左大臣の名前はどこから来ているか、
考えてみたことはありますか?

以下、私が調べた結果をまとめたものです。

官女バクト:古代エジプトの死生観より、「バー」(魂)+「アクト」(肉体)
官女メフ:「タ・メフ」はエジプト北部(下エジプト)を意味する言葉
官女ケムト:「ケメト」は「黒い土」の意味で、エジプトを指す言葉
右大臣タメリ:「タァ・メリ」は「鍬(すき)の国」の意味で、エジプトを指す言葉
左大臣シェマウ:「タ・シェマウ」はエジプト南部(上エジプト)を意味する言葉

このように、彼らの名前は古代エジプトにまつわる様々な用語から来ているのですが
バクト以外の4人は古代エジプト王国そのものを示す言葉が由来なのは面白いですね。

逆にバクトだけ何故か魂と肉体を表す言葉からきているのですが、
バクトのシール裏では

「秘薬オリーブ貯えおいて新王の光輝を永遠の物としましょうゾ」

とあり、王が死してもミイラ化して復活することを示唆するように読み取れるような?
妙に重要な役割を与えられているように見えます。

一方で他の4人に関しては特定の役割を考えていなかったのか、
エジプトを指す言葉を適当に割り振られたようにも...。

どこで差が付いたのでしょうか?

とりあえず新って付けとくか事案

「ビックリマンプロジェクト」とは、かつて2000が始まった頃に
ロッテ/大日本印刷以外に小学館や玩具メーカーなどの複数の関連企業で結成された
包括的なプロジェクト名だったかと記憶しています。

そして2000が完結してロッテと大日本印刷ぐらいしか残ってない状態となっても
「ビックリマン」という商品を進行する上での名義として使われているようです。

実際、多くのシール裏やグッズ、書籍にも「ビックリマンプロジェクト」の名前を見ることができます。

しかし、昨今「ビックリマンプロジェクト」なるものを目にする機会があり、
それって何?またロッテおかしなこと始めるの??と一部でザワついているようですが...。

でもこの名称、わりと以前から見かける気がするのですよ。

そこで公式サイトの過去の記事を探ってみたところ...。

bmnews235top.jpg

これです!

すっかり忘れられているようですが、ビックリマン伝説1の開始をもって
「ビックリマン新プロジェクト」が始動したことになっているようです。

実際、2012年1月と2月の公式サイトトップページ下部の記載を
インターネットアーカイブで調べたところ、

bmpj_before.jpg

        ↓

bmpj_after.jpg

というように変化していたことがわかりました。

そうは言っても、シール裏の記載は「ビックリマンプロジェクト」のままですし
他に何か変わった感じも無いので、名義違いに対する明確なポリシーも無さそうです。
特に気にしなくてよさそうですね。

牛に惹かれて魔王子参り

サイキュロスがドラキュロスに増力したとき、
謎の牛の冠をかぶり、両手にたいまつを掲げてたのを覚えてますか?
dracuros_ushi.jpg

まるで黒魔術の儀式を思わせる風貌ですけど、このあと自分自身に炎を放ち
そこから新たな身体が生まれるという何とも奇妙な手法でした。

炎の中から再生というのはむしろロココの系譜に合ってる気もしますが、
大ポリニア魔術の一環なのか、なんともオカルト感の強い増力方法ですよね。

そういえば通説では、ドラキュロスへの増力にはベイギャルズから奪われた
神帝のパワーが使われたと言われてますけど、
シール上ではそういう記述は特にありませんよね。
神帝のパワーはどのタイミングで注入されたのでしょうか?

唯一関係ありそうだと思ったのは、「ネロン魔球」の一枚に

たとえこの身は崩れても魔性般若のパワー
は不滅なり!燃えろヨ燃えろヨ魔心に点せ
ば源祖が集結?魔偶の妃に転生

という文面があるのですが、この「魔心に点せば源祖が集結」のところ。

源祖とはあの魔動源祖球に宿るパワーなのでしょうか?
となると、デカネロンの場合は次動ネブラ地中の魔動源祖球の力が集結しましたが
ドラキュロスの場合は大ポリニア地中の5神帝因子に関する源祖パワーが??

サイキュロスの手に渡された2つのたいまつの一方は魔偶ファイヤー。
なのでこの炎を魔身に灯すことで5神帝の源祖パワーを集結させて、
魔王子の肉体を生み出したという流れなのかもしれません。
デカネロンも源祖球パワーで肉体を生み出して復活したようですし、
ドラキュロスも同じような理屈で生まれかわったんでしょうかね。

ところで、黒魔術的なドラキュロスの増力に対して
ライバルとされるサン・マルコの増力はというと...。

創陽陰パワーボールの融合により受精卵レベルから肉体を作り直すというもので、
さらには核融合反応とも関連付けて、太陽の創出ともリンクしました。

まさに物質的というか物理的というか、まるで対照的な増力方針だなーと思いました。まる。

求めよ、さらば与えられ...ん?

少し前に、漫画「BLEACH」に関するブログを書いているファンの方が
作者のサイン会でこんなことを言われた、という件が話題になりました。

久保先生はさらに続けて「以前、友達から『BLEACHのこと書いてるすごいブログがあるよ』って教えてもらって、実際読んでみたら本当にすごくてビックリしたんだよねぇ。あの一護の名前をスペイン語で読み替えるやつとか、あれ気づいたのたぶん本当にキミだけなんじゃない?」と、わたしの目をまっすぐ見つめて、少し微笑みながらおっしゃって下さいました
(http://hoasissimo.hatenablog.com/entry/2019/02/04/000200)

具体的な内容は引用元の方を見ていただきたいのですけど、
こちらの方はBLEACHの主人公らの名前に隠されていた設定上の秘密を読み解き、
それを作者に認めてもらうという稀有な体験をされたわけです。

私もビックリマンに関しては元ネタや設定について
考察的なことをあれこれ書いていますが、つくづく思うのは...

考察の答え合わせって重要ですよね。

合ってるかどうか確証の持てない考察は単なる自己満足でしかなく、
合っていようが間違っていようが何かしらの答えが出ない限りは
永遠に真実には到達しないし、その先に進めないわけですから。

例えば、私はかつてヘッドのロゴの色はヘッドの属性に関連しているのでは?
(http://kyutabm.sakura.ne.jp/q-stage/200104m.html#6)
という記事を書いたことがありました。
しかし数年前、米澤さんに直接このことを尋ねてみたのですけど

「そんな意図も指示もなく、全体のバランスを考えて配色しているだけ」

との回答をいただきました...。

この場合はいささか残念な結果でしたけど、これもまた「真実」なわけで
誤った考察に縛られたままでいるよりはずっと良かったと考えます。

いつの日か真実に到達できることを信じて...。
......無理かなあ、聖核殿は既に蛻の空だからなあ。

ぼくらではない誰かの

性懲りも無くまた帰ってきましたー。
サーバ移転してから初めての更新になります。
皆様お元気でしたでしょうか?

ぶっちゃけ諸々忙しくてブログ書いてる余裕は無いのですけど、
いわゆる「試験勉強中に部屋を片づけたくなる症候群」ですかね?

前置きはこれくらいにしまして、
春の更新1発目は今いちばんホットな話題である
「ぼくらのビックリマン <スーパーゼウス編>」について...。

私、かつてブログでこんなネタを書いたことがありました。

絵の仕事に関わっていて、ビックリマンのイラストに影響された人って
もっと多いと思うんですけど、なんでここまで表だって評価されてないんでしょうね。
グリーンハウスの名前が大きく取り上げられるようになってきたのも
本当にここ数年の話ですし...。

どこかの会社が、ビックリマンに影響を受けたイラストレーターや漫画家などを集めて
コンピレーション絵画展とか企画してくれないかなー。
それをシール化してくれなんてことは言いませんから(笑)
http://kyutabm.sakura.ne.jp/blog/2014/01/post-1378.html

シール化しちゃいましたか(笑)
もちろんこのブログとは何の関連性も無いと思ってますが。

そんなこんなで、一体誰が望んだのかとツッコミ入れるしかない
スーパーゼウスをいじり倒す企画シールが発売になりました。

それにしても、昨年の「裏ビックリマン」の時も思いましたが、
その場の思い付きや悪ノリがそのまま商品になってしまったという印象。

もうね、ビックリマンじゃなくても知名度のあるキャラなら何でも一緒でしょう。
コアラのマーチの「マーチくん」にコスプレさせるのと同じノリ。
スーパーゼウスは単なるマスコットキャラじゃないのですけど、
ご当地キティ路線まっしぐらなのが悲しくてやりきれません。
DJ KOOがおもしろ派手おじさんとしてバラエティで活躍してるのを
往年のTRFのファンはどんなふうに見てるのだろう?とか考えてしまいます。

まあ、なまじBMキャラに愛着が深いからこそ不快に感じるんでしょう。
実際キティちゃんが何やってようが「おいおい、仕事選べよーw」としか思いませんが
昔ながらのキティファンからすれば心底憤る事態なのかもしれませんし。

かつて「キャプ翼マン」で勝手にコラージュ転用されたことで
「こんな使われ方ではゼウスが泣いていますね・・。」と語っていた米澤さんですが、
仕事と割り切って泣く泣く引き受けているのか、それとも...。

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