初期のヘッドシールに使用されている色の数は、
シルク印刷のためかなり制限を受けていたというのは知られた話です。
浮世絵のように色の数だけ版下を作って重ね印刷するため、
色が増えるとそれだけコストもかさむし技術も必要になります。
スーパーゼウスの場合、使用されている色は透過防止の白を除くと
黒・灰色・赤・黄色・青・茶色・肌色
の7色しかありません。
シャーマンカーンに至っては、茶色が無く6色のみ。
でも、当時は3すくみも割とシンプルにべた塗りされていたキャラが多かったので、
それほど違和感を感じていた人は(特に子供なら)少なかったんじゃないでしょうか。
これが「魔正現夢」というシールだと、通常のキャラは写実画っぽくリアルに描かれているのに
ヘッド格のシールだけシルク印刷のため、かなり違和感がありました。
さて、以前この色数を増やしてグレードアップしたシールを作ってみたら?というネタを
書いたことがありました。
では逆に、色数をわざと減らすとどうなるでしょうか?
まず通常のスーパーゼウスから。
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ここから一色抜きます。
一番違和感のなさそうな灰色を白で置き換えてみましょう。
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うん、まあこんなもんですよね。
ではさらに一色。
茶色をやめてみましょう。
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茶色を黄色に置き換えてみましたが、さすがに厳しくなってきました。
ここからさらに一色。
悩んだ末、青をやめました。
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使用しているのは、黒・白・赤・黄色・肌色の5色。
さらに一色抜いてみると…。
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ウルトラマンみたいになりました。
これはこれでアリかも?
さらに赤まで取ってしまうと肌色以外真っ白けになってしまうので、これで終了です。
ちなみに、最初の段階で肌色を削ってみますと…。
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異様にパチモンくさいカラーリングに(笑)
肝臓でも悪くしたんでしょうか。
やっぱり色は大事ですね。
まつやん
一色顔色を変えるなら、白はどうでしょう。
赤ヘラクみたいに(ほんのり赤く見える)地の色がないので弱そうになるのかな。
r
>浮世絵のように色の数だけ版下を作って重ね印刷
手間がかかる作業なんですね。個人的に、後期のヘッドシールの印刷よりも初期のシルクスクリーン印刷シールの方が高級な印象を受けるので好きです。(通常印刷で出るカケアミ状のドットがないから?)
きゅー太
>まつやんさん
もちろん、肌色は白にしたほうが見栄えは自然でしょうが、
それだとオチにならないんですよ(笑)
>rさん
そうですね、後期のシールはただの印刷なのに対して
初期のシールはやはりトクベツ感があるからいいんですよねー。