天魔界から次界まで、無縁ゾーンの下に伸びる秘密の近道。
それが次界暗裏ロードです。
このショートカットを最大限に活用することで
ワンダーマリアは後発にも関わらずヘッドロココの先回りをすることができました。
でも、何でそんなものが存在するんでしょうか?
思えば悪魔の方が領土拡大には意欲的で、
天魔界本国を離れた世界を拠点とする悪魔も数多くいます。
無縁ゾーンには魔怪たちが土着していましたが、
悪球エリアの魔胎伝ノアや螺エリアの魔スターP。
次動ネブラのダークヘラも種族的には悪魔ですし、
遠い異層にはエズフィトも存在します。
そう考えると、古い時代に天魔界から旅立った悪魔たちの中に
既に次界までの道を開拓した一派がいても不思議ではありません。
無縁ゾーンは「全ての理力が正常に働かない」とか言われていましたが
魔力は問題ないのであれば、のそのそと旅立った悪魔がいても何の不思議も無いかと。
ロココが通った跡にウイングパスストリームが完成したように、
人が通ると道ができることもあるのがあの世界の条理。
ならば暗裏ロードはその際の産物だったりしないでしょうか。
ヨーロッパ人が15世紀にアメリカ大陸を発見するよりも前、
シベリアとアラスカがまだ地続きだったころに移住した人々がいたとか
南太平洋の島々からイカダで流れ着いたとかいう話があるように、
実はもう先駆者がいた、ということは無いんですかね。
とか言って、もしかしたら何かの理由で天魔界を離れた魔胎伝ノアが
単に天魔界との交通の便を図るために造らせたものだったりして。
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