先日コメント欄でリクエストいただいた件です。
2005年に発売されたアニメ・ビックリマンのDVDBOX「ヘッドロココの章」は、
のちに再販されたcompact版とは初回特典と箱包装のみが異なるものでした。
初回特典は小冊子が2冊。
左が「解説書」
右が「特選シールカタログ」
このうちシールカタログのほうは、アニメに登場したキャラに限定して
本家シールの画像を紹介するという趣旨のものです。
旧アニメ全般に登場した主なレギュラーキャラはほぼ網羅されてますが、
中にはこんなものも。
なぜか後半のページでは、アニメではほとんど出番の無かったはずの
ポセイドス6形態やラファエロココ、さらに虹神帝やFuzzyM.Rなんかも登場してたり。
まあ、いずれにせよ資料的な話はそんなに多くないので割愛します。
もう一方の解説書のほうは、アニメ的な話題は盛りだくさんな内容です。
まずはオーソドックスに「キャラクター紹介」があったり。
と言っても、魔化子との戦いで幼児化したフェニックスらの姿など
アニメならではの設定画もちらちらあったり。
こちらは「舞台設定攻略チャート」とされるページで、
源層界・天聖界・天魔界・無煙ゾーン・ヘブンシティなどが軽く紹介。
しかしこの冊子の目玉となると、ロココ役の高戸靖弘氏と
チーフディレクターの貝澤幸男氏のインタビュー記事でしょうね。
高戸さんのお話で個人的に印象的なのは、
・聖フェニックスのオーディションでは唯一の男性候補だったこと
・ヘッドロココへの変身に際して、再度オーディションを受け直すことになったこと
・後半では気持ちが入りすぎて、本当にサタンマリアを好きになってしまったこと
といったエピソードです。
初めての役ということもあり、常に全力で挑んだことや、作品に対する思い入れの深さなどが
切々と語られていました。
続いて貝澤さんのお話で興味深かったのは、
・シールの世界観をつかむため反後氏に話を聞いたが、謎は増すばかりだったこと
・ヤマト王子を主人公にした経緯は、スタッフ会議で候補を模索し、
最終的に全員一致で決まったということ
・お気に入りのエピソードは「52話・天使になりたい」
・企画時、スポンサーの関係でヤマト王子の黒猫マークには悩まされたこと
だそうです。
うーん、やはり断片だとうまく伝わらない気がします。
どこかで全文掲載とかされてればいいんですけどね…。
この冊子、あとはアニメ関連のグッズ紹介や放送リストが掲載されてます。
ところで新ビックリマンの「ピア・マルコの章」にも同様の解説書が付属してましたが、やはり旧シリーズの最初のほうが需要も人気も全然違ったんでしょうね。
再版でcompact版が出たのは結局これだけでしたし。
初回特典と銘打っているので仕方ない部分もあるのでしょうけど、
この小冊子が全てのファンに行きわたらないのはもったいないなあと思うところです。
えいさく
ディン ドン ディン…のウワサ
聖フェニックスからヘッドロココへパワーアップするにあたって、声優交代の可能性があったというのは衝撃でしたよね!同一人物なのだから声は変わらなくて当たり前だと思ってましたからねぇ。
高戸靖広さんは、以降ではアルテミスぐらいしかメインレギュラーをやっていないのはもったいないですね。
十字架天使が「~ですの」としゃべるのが、ペルシャが元ネタだったというのも目からウロコでした。
本来の主人公であるヤマト王子役の鈴木富子さんのインタビューが叶わないのがかさねがさね残念です。