「天空の門」という、ビックリマンぽくないネーミングがありますよね。
24弾アレキサンマルコ裏書にも書かれているのでそれなりに有名かと。
12ジュエルのビーム照射でこの門が開くという、関連性がまるで不明なイベントも起きてましたが
そもそも天空の門とは何なのかというところを考えてみようかと。
まずもって、天空の門の先には何があるのかというのが
どういうわけか大きく2説あるんですよね。
1つは、アクア層。
シール設定がこれで、25弾の流れにつながるわけですね。
アクア層はエズフィトへの途上に位置するといわれていますので、
エズフィトへ乗り込もうとするマルコの目的とは一致しています。
もう1つは、源層界。
漫画や他の設定では何故か天空の門は源層界の入り口とされています。
確かに名前のイメージからすれば、天界への門と考えるのは自然です。
セントジュエルが必要という設定にも釣り合っているように思えますが、
いかんせん物語的に源層界へ向かう意味がよくわかりません。
ですが、そもそも突然物語が大きく転換した25弾付近なだけに、
「話の流れが不自然だから」として可能性を捨ててしまうのはいかがなものかと。
24弾の時点では、新河系VSエズフィトに大魔テーションが介入して
3つどもえの戦いに突入する…と当時のシール大全集には書かれていました。
ですが25弾でかろうじてその流れに入ったものの、25弾パート2で雲行きが怪しくなり
26弾から突如パンゲ編になる怒涛の展開。
物語そのものに大きなテコ入れがあったと考えるのが自然かと思いませんか?
つまりはこういうこと。
24弾パート2の時点で、天空の門は確かに源層界への入り口として存在し、
聖ランドで過去のナディア・メディアに会ったマルコは
天空の門を通って現在のナディア・メディアに会う必要があった。
カーネルダース&ダークの導きで天空の門に到達したマルコは、
25弾から源層界への道を突き進むところをダークマターが妨害するような
全く異なるストーリーが用意されていたのではないでしょうか。
しかし売り上げが低迷しアニメも終了することを受け、マルコ編を早々に切り上げて
別のシリーズをスタートさせたかった反後博士はマルコにエズフィト突撃を行わせる。
それまでの世界はヨーロッパであり、エズフィト=エジプトに向かうには地中海を越えることになる。
それがアクア層であり、本来はもう少し先の弾で登場させる予定のエリアだったアクア層を
話の都合上いきなり登場させることになってしまい、結果、天空の門の先にアクア層という
なんともちぐはぐした物語の捻じ曲げが行われてしまった。
…という妄想でしたとさ。
この手の裏話は、仮に本当だったとしても語られないでしょうねえ…。
ハテナマン
確かに…!
普通の展開ならば「天空の門」の先にあるべきは天上の世界=源層界ですよね。
それがなぜか急に古代悪魔国家のエズフィトや、その外堀みたいな印象のアクア層(当時はまだ二大流層の設定はなかったですし)へ通じる門に……
子供心ながら頭上に「?」がいくつも浮かんだのを覚えています。
それにしても「天空の門」とは、博士にしてはストレートと言うか、ベタ過ぎるネーミングで逆にインパクトがありますねw
かの王道ファンタジー、ドラゴンクエスト「天空の章」を彷彿せずにはいられませんでした~。
しかしアクア層での三つ巴の戦い…
久遠決戦のような熱い展開を予期させただけにパンゲへの強制移行は残念でした。
超元祖で一応の決着(?)は見せたものの、アクアに残された新河の面々がどうなったのかは不明ですし…
個人的には、ゼウスの誕生よりもオリン&オズ&コッキー達のその後がずっと気になっています。はああ…
クロノファラ助
アレキサンマルコのエズフィト遠征が、あの様なかたちで失敗(というか途中放棄?)に終わってしまったのも
ある意味、モデルのアレキサンダー大王の経歴に準拠したのかと思ったり
きゅー太
>ハテナマンさん
コメントありがとうございます。
24弾~25弾にかけては迷走っぷりが随所に見られますね。
ヘッドの造形がかなりチープになったり、
次代キャラのイラストがあからさまに違うタッチになったり、
アレキサンマルコが公衆電話で電話してたり(笑)
3大勢力の対決をもっと丁寧に描いてくれてたら、その後の流れも
ずいぶんと違うものになったかもしれませんね。
>クロノファラ助
確かに、そういう意味だと縁起の悪いネーミングでしたね(笑)