インカの陰化

怪奇ムガルが飛来して未層圏で聖梵ミロクと合流した時期が
悪魔VS天使編において一番盛り上がった頃と言ってもいいんじゃないでしょうか?
その後「曼聖羅は侵略者だった!」という事実が判明し、
3巡師が襲い掛かってくるという展開には大いに衝撃を受けたものでした。

そんな中、割と地味な扱いだったのが第3創聖巡師・聖梵インカ。
ムガル登場の際に「巡師は4人いる」ということが明らかになっていたので、
驚きも無く「やっぱり来たのか」的な受け止められ方でした。
ムガルのように変身して注目を集めるでもなく、
合流したのはいいもののその時点で何かを行うわけでもなくただ待機。
コロコロ本誌では初登場時にカラーページも与えられず、
図解解説も別コロなどでしか紹介されないなど日陰の扱い。
(余談になりますがアニメ新ビックリマンでもインカだけ未登場)

何故にここまで残念な扱いなんでしょう?

そもそも創聖巡師は聖被膜変化により戦闘フォームに変身、というスタンスですが
インカの場合は聖梵時のほうが武装形態という印象を受けます。
事実、「攻」の怪奇ミロク、「防」の怪奇ムガルに対して「創」の怪奇インカというポジションで、
せっせと絶対壁を構築しているイメージしかありません。
実際にはミロクともども最前線でバトルしてたのかもしれませんが、
どうにも影の薄さが否めません。

創聖巡師の役割としては、ミロクがロケハン。ムガルがガイド。インカが敷地確保。インダストが建築。
なのでインカが3番目に飛来したことにはそれなりの意味があると思うのですが、
もっと早めに飛んできてたなら活躍の場もあったのかなあと思う次第です。

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