いわゆる「試作シール」と呼ばれるものがあるじゃないですか。
おそらくはシールデザインが確定する前段階として、
いろんな素材で印刷してみて出来栄えを有識者に確認してもらって、
最終的にどのデザインで商品化するかを判断するためのもの…だと考えられます。
実際、絵柄とのマッチングだけでなく素材自体の質や量産時のクオリティなど
さまざまな要因で判断されるかとは思うのですが、ここで一つの疑問。
判断する人ってそんな何人もいるもんじゃないですよね。
思いつくところでは、反後博士、大日本印刷の担当者、あと社内のえらい人数人?
耐久性試験をするとか一般ユーザーにアンケートをとるとかでもない限り、
そんなに広範囲に使われることは無いんじゃないかと思うんですよ。
となると…
いわゆる「試作シール」って、なんでこんなに出回ってるんですかね?
量産用の何十枚分もあるシートに印刷するわけでもないでしょうから、
せいぜい10枚も印刷すれば十分かと。
…にしては、私が過去に存在を認識してから現在に至るまで
いわゆる「試作シール」の有名どころは、あまりに数が多すぎる気がするんですよね。
だって、多くはその当時に破棄されたりどこかに埋もれてたりしてるでしょうから、
何らかの形で「流出」したのは、多く見積もっても全体の2割ぐらいじゃないのかなあ、と。
もちろん、内部の人間が意図して持ち出した場合はこの限りじゃないでしょうから
今世に出回っている数枚というのはそういうレアケースなのかもしれませんが…。
何が言いたいかというと、「試作シール」に対して一定の「相場」が確立したり
ショップの買い取りリストに名前が並んでいたりするのは、実は相当異常な事態じゃないかなーって。
一方で、数が少ないからこそ、誰かが精巧に作り込んだ「それっぽいシール」が混在しても
それこそ誰にも判断つかないんじゃないかという疑念もありますよね。
そうなると、これまで見たことのない「新規の試作シール」なんてものが出現したとしたら、
それが試作なのかどうかなんて、もはや誰にも判断できないと思われます。
それこそ「グリーンハウスの書庫から出てきた」というレベルの裏付けが無いと。
まあ、大手ショップには大物コレクターが口添えしてるという噂もありますから、
そんな新規物でなければショップが偽物を間違って流す可能性は低いと思いますが。
ネットオークションのような一般の人が売りに出した場合とかは、
よっぽどじゃない限り手を出さないのが無難かもしれないですね。
まあ、こんな話にうなずいてくれる人はごくごく一部かと思いますけど。
りょー太
いつも更新、本当にありがとうございますm(_)m
ちょw試作シール出回りすぎwwには自分も非常に同意です。
試作シールは問屋はじめ対外的な取引先にもある程度は出回ってるかなぁとは思いますが、
完品級がそれなりの数、オークション等で売買されるのは前から不思議でした。
何らかの関係者が大量に保有していて放出している、という可能性を考えますが、加えて、
模造品も出回ってるんじゃないかなぁ…という疑いも持ってしまいます。。
いろんな正規復刻版を見るに、現在でも当時と同じような素材で仕上げる事は可能でしょうから、
その道の人が本気出せばやれちゃいそうですよね。一枚数千円、数万円に化けるわけですし。
(ホロセレクが出る以前に、精巧なブラックゼウスホロがオークションで出回った事がありましたよね?
あれ結局なんだったんですかね…?)
印刷会社から手に入れたという当時のアンカットシート(これはたぶん正規の本物)もありますし、
そういうルートで大量に出回っている可能性もあるんでしょうけど。
ホントの所…どうなんですかっ…!?
「完品級の」「ロッチ」ヘッドシールが○万円で落札とか…
コ○モスに正規のロッチシールかどうか確認取れば良いんですかどうしたら良いですか分かりません><
きゅー太
>りょー太さん
コメントありがとうございます。
(※エントリの場所を置き換えました)
こんなシールは世界に1枚か2枚しか無いに違いない!
…なんて当時は興奮したものです。
それだけに今の状況は首をかしげるところも多々あるのですが、
どれだけ模造品が混じっているのかはわからないですもんね。
それにしても、ロッチとかならそれこそ今からでもコピー製品作れるような。
パチ市場はそのうち大崩壊する可能性もあるんじゃないかと思ったりするのですが、どうですかねえ…。