常に天使シールは悪魔シールに勝つのが当たり前だった時代、
天使を打ち破った悪魔として一躍注目されたのが11弾のゴードン師でした。
瞬動師、竜眼師、怪虎師の3名。
名前に「魔」「鬼」というのが付かないのも特異性を感じさせましたが、
見た目にも凶暴そうでインパクトあったのを覚えています。
対する天使側の聖刺客神の3名も、ごっつい武装してて決して弱そうには見えないのですが
コロコロに掲載された情報ではゴードン師が勝ったと書かれていて驚きました。
続く12弾で、神光子の裏書に「初のゴードンの力突破」と書かれていたことで
前の弾で聖刺客神が敗れたことがシール上でも確定したのが皮肉なものでした。
ところで瞬動師がチーター、怪虎師がトラの姿をしているのは
第二次大戦中のドイツ戦車「ゲパルト」「ティーガー」から由来していると思われます。
対する聖刺客神も「キャノン(大砲)」「パットン(アメリカの戦車)」「キング」(キングティーガー)と
戦車マニア的な言葉が並んでいるのが興味深いところではあるのですが
12弾のゴードン師IIの3名は、そういう縛りがあっさり解けていて
偏光師がカメレオン、奇巧師がマンドリル、好戦魔がイグアナ?というように
グループ共通のモチーフから逸脱してただの動物集団になってしまったのが残念でした。
ちなみにゴードン師の「ゴードン」が何なのかというのは...。
軍人の名前とかそれっぽい候補はあるものの、確証は無いので不明なままです。
首領の魔スターPもそうですが、シンプルゆえ何が元ネタかが絞りにくいのは
考察派としては歯がゆいものです。
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