31は良い節目

大した理由もなく、そろそろ更新するかなあとブログ再開したのが3月18日。
4月1日のビックリマンの日を見届けるぐらいまでは続けようかと思っていたら
なんとなく辞め時を見失ってズルズルと続けてきましたが、
今日でちょうど一か月の節目になりましたので、ここらでまた小休止させていただきます。

再開前までに思いついていたネタはほぼ出し尽くしましたし、
本業が忙しくなってきたこともあり、余裕も無くなってきたのでちょうどいいタイミングです。

来月になればさん家祭りやら36弾やらでしばらくは話題に事欠かなくなるのでしょうが、
それらが落ち着いた頃にでもまたフラッと戻ってくるかと思いますので
それまでのんびりお待ちください。

それでは皆様、よいコレクターライフを~。

作ってみた三部作

なんだかんだでコレクターを辞めて以降、コロナ禍も相まって
すっかりシール系のイベントから遠のいてしまってます
ローカルな交換会にも行かず、自作シールイベントにも参加せず、
コレクター仲間と個人的に会うことも全く無いまま数年が経過...。

行ったところでシール交換するわけでも自作シールを買うわけでもないので
ただ知り合いとダベるぐらいしかしなそうではありますけど、
それはそれとして人とのつながりは大事にしたいなあと思う今日のこの頃。

さて、多くの方々は名刺シールかそれに代わるオリジナルシールを持ち歩いて
互いにトレードするのが当たり前のようになっているとかいないとか。

かく言う私も、貰うばかりでは申し訳ないという理由から
自分でシールを作成したことが過去3度ありました。

第1弾として作成したのは、こちらの「名刺シール」

jisaku01.jpg

はい、見ての通り「名刺」のシールです。
「名刺シールって言っても全然名刺っぽくないシールばっかりじゃん」
という世間の風潮を逆手にとって皮肉ってみた一枚。
これに描かれている中央の名刺は実際にはコピー用紙に印刷しただけのもので、
それを実際の他人の名刺の上に置いてみたというふざけたシロモノ。
7年前に作ったきりで裏面のURLが古いのですが、これはこれで気に入ってます。

第2弾は趣向を変えてオリジナルなキャラクターのシールを作りました。

jisaku02.jpg

と言っても見ての通りパロディ全開(笑)
「天動銀河王」と「レスQ天女」の合体キャラみたいな感じで、
シール素材も金と銀をミックスした感じを出したかった一枚です。
(黄色の割合が合ってなくて金というより銅みたいな色になっちゃいましたが)

せっせと自分でイラスト描いたものの、線の粗さ等々に残念な感じが滲み出て
ぶっちゃけ堂々と交換に出せるようなクオリティではないのですけど
何もないよりはマシと思って、イベントで名刺の返礼として渡したりしてきました。

でもって調子に乗って3枚目。

jisaku03.jpg

Q天銀河王VSわら暴鬼というシールになります。
わら暴鬼は見ての通りわら鬼と彗星魔のMIXとして作成。
シール一枚の中で悪魔VS天使を再現すべく、素材や裏面にもこだわりました。
ただ画力の上達の無さに加えて裏書の文字が小さすぎて読みづらく、
さらにはどこにも私の名前等の情報が書かれていないという体たらく。
何かと反省点の多い一枚となっております。

3種類とも、もともと数十枚程度しか作ってなかったにもかかわらず
私がイベントに行かないせいでちっとも減らない状態ですので、
新規に4種類目を作る予定は全くありません(笑)

この先私がどこかのイベントに出向くことがあって、
その際にこれらのシールをちゃんと忘れずに携帯していて、
なおかつこんなシールでもいいから交換してくれるという方がいましたら
お声掛けいただければ幸いです。

それってハクじゃないですか?

昨今の自作シールでよく目にするのは、いわゆる「箔押し」を施したシール。
(買わないでツイッターで見かけるだけですけど)

私は全然詳しくないのですけど、「箔」とは薄い金属風のシートで、
それをシールの上に乗せて型に沿ってプレスするイメージなんですけど
合ってますかねこれ?

旧ビックリマンでいうと、アンドロココのロゴ部分とか
BZHの曼聖羅リングの模様なんかが典型例かなと。
あんな感じで、部分的にメタリックな状態に仕上げる技術ですかね。

haku_andorococo.jpg

haku_bzh.jpg

神羅万象シリーズでも箔押しレアがカートンに1~2枚の割合で封入されたり、
通常のキラキラに一段価値を上乗せするような印象を受けますね。

そういえば何年か前に全国各地で開かれたビックリマン原画展の会場で、
金やホロの箔で作られたアートボードが受注生産販売されたことがありました。

当時の私はグッズ集めにも執心してたもので、
この手のものもしっかり手を出しておりました。

artboard_zeus.jpg

artboard_phoenix.jpg

artboard_box.jpg

まあ、悪いものじゃないんですけど、別に無くてもよかったかな...。

こちらは商品に同封されていた手紙。

artboard_paper.jpg

「同じものが二つと存在いたしません」と書かれてますけど、
絵柄がシンプルだからそんな明確な違いはそもそも無いのでは?(笑)
1枚15000円の価値があるのかどうかは何とも言えないところです。
(今なら絶対買わないな...)

一方こちらは神羅万象のカードダス

shinracard1.jpg

元がカードなのにさらにトレカにしてどうすんだという声はさておき、
レアリティによっては名前やパラメータ等に箔押しがされています。

特に、2弾には2種類のシークレットが存在するのですけどこれが曲者でして...。

shinracard2.jpg

shinracard3.jpg

shinracard4.jpg

shinracard5.jpg

キャラ名・紋章の部分とパラメータの部分で別色の箔を使っており
箔の色は確認できるだけで赤・橙・黄・青・緑・紫なので、計36通りの組み合わせ...。
濃い青と薄い青があるような気もするし、赤と紫の中間もあるように見えるので
実際にはもっとバリエーション多いのかも。

このカードダス全然売れてなくて、捨て値で売られてたのを何箱も買ったのですけど
まあ揃わない揃わない
納得いくところまで揃えたという人はいたのでしょうか。

それにしても、何のためにこんな複雑な仕様にしたのだろう...?

シルエッシュと共に消えた姫

25弾パート2は、当初ギャルジャーやオリンが再登場すると予告されていましたが
実際にはどこの馬の骨とも知れないポッと出のヘッドが出現して、
大いに落胆させられたものでした。

25弾パート1では、シール裏にシルエッシュに乗る12キャラが描かれており、
その面々がそのままパワーアップすると考えていた人が多かったと思われます。

25-1x.jpg

ヤマト、牛若、ダンジャック、フッド、ピーター、一本釣、
オリン、オズ、コッキー、超光子、聖宝ポップル、ジュリエイト

この12人のうち、再登場したのはヤマトJ、オズ、コッキーら6人だけ。
牛若らは26弾でパンゲアクターとして登場しましたが、オリンは出ずじまいでした。

25-2info.jpg

corocoro1990-8.jpg

「お姫様のようになるらしい」とまで言及されていたオリンが何故出なかったのか。

印刷までされたが廃棄されたという話が当時の写真週刊誌に載った...なんて
噂されたこともありましたが、今に至るまでそれを裏付ける情報は見つかっていないので
週刊誌の話はデマだと思われるものの、直前まで「出る」と言われていた話が
どこでひっくり返ったのかが非常に気になるところです。

25弾パート1の発売当時、「ビックリサマーパック」というセット売り商品が
スーパー等の店頭で展開されました。(参考
私が個人的に25弾を最初に手にしたのはこのサマーパックとしてだったのですが、
この中にはチョコ10個のほかに紙製の下敷きのようなシートが封入されていました。
注目すべきは、このシートには25弾パート2ヘッドの線画も掲載されており、
この時点でもう聖かもごんらが発売されることは決まっていたということです。

supersheet.jpg

シールの新弾の作成は、なんだかんだで1~2か月程度はかかるでしょうが、
反後博士がコロコロ誌面等で25弾パート2予告発言をしていたころには
もうオリン姫じゃなくうりこ姫になることはわかっていたんじゃないでしょうか??

そんなことはなく、本当にインタビュー時点ではオリンを出すつもりだったなら、
相当慌てて差し替えるような事態になっていたんじゃないかと...。
マルコ編を打ち切って26弾から新シリーズを始めるという大ナタを振るうには、
25弾パート2時点で牛若やオリンを出すのは都合が悪かったんでしょうか?
オズやヤマトJのアクア層での姿を見る限り、同じようにオリンや牛若らを出しても
別に不都合は無さそうに思えますけどね。

それに、王三年寝太やスーパーカムイがマルコ編を締めくくったわけでもなく、
むしろ混迷を深めただけなので、やっつけキャラにしてもひど過ぎる展開です。
新キャラを一から作る時間が無くて、以前作った没キャラを引っ張り出したと
言われたほうがしっくりきますよね。

かつて私がグリーンハウス本社を訪問した際、このあたりのいきさつを質問したのですが
米澤さん兵藤さんは全く覚えてないと仰ってました。
http://kyutabm.sakura.ne.jp/blog/2007/10/post-658.html
私が想像したようなドタバタ劇があったなら、何かしら印象に残っていそうなんですけどね。

結局、オリン姫のシール化は超元祖31弾完全編まで持ち越されることになりましたが、
いつかこの話の真相が明らかになる日は来るのでしょうか?!

マtoメ

アニメ・ビックリメンに関してはまだ断片的な情報しか無い状況なので、
私としてはこれといって語ることは無いと考えてます。
コレクター仲間の状況もおおむねそんな感じに見えるのですが、
一方で同人界隈は半ばお祭り騒ぎな印象を受けます。

ビックリメンの世界観はどうやら二次創作に近いものみたいなので、
同人的思想との親和性が高いのかなと思ったり。
「こんな展開があったらいいな」「どんな描かれ方になるんだろうか」など
妄想が膨らんで仕方がないという人も少なくないようですね。

コレクターはシールという物理的要素が重要なファクターであるのに対し、
同人はストーリーや設定という精神的要素が占める割合が高いと思うので、
同じビックリマンファンとしても重きを置くところが違うんだなと改めて感じます。
もちろん両方に足を踏み入れている人も多いですし、
そんな単純に二極化して考えることでもないとは思いますけど。

もしかしたらシール展開してセルフコラボ商品が出たりするかもしれない。
もしかしたら全く別の層に大ウケして予想外の方向に進むかもしれない。
もしかしたら大コケして、何がしたかったのかと酷評されるかもしれない。
そんなのを今から気にしても仕方ないので、私はとりあえず様子見です。

願わくは、利権を貪りたいだけの一部の思惑に流されるのでなく、
ちゃんと作品を大事にしたいクリエイターが関わってくれていることを...。

ヒールVSベビーフェイスシール?

80年代のおまけシール黎明期、世の中はプロレスブーム
馬場・猪木が活躍し、テレビでもゴールデンタイムにプロレス中継があった時代。
そのせいか、ビックリマンでもプロレスを意識したキャラが頻出した時期がありました。

ゴッドマングース、ミスター助っ人、妖怪スネーク魔人の3すくみはもとより
お邪魔王のメイクはウォリアーズっぽいですし
十字架天使の衣装も女子プロ由来と思われます。
ニンニク満助はキン肉マンからですが、キン肉マン自体がプロレス漫画ですし。

proresu1.jpg

proresu3.jpg proresu2.jpg

2弾でも、タコイカ天女とダンプ魔重がモロに女子プロモチーフですね。

proresu4.jpg

...と書いたところで、3弾以降何故かプロレス関連のキャラはぷっつり居なくなります。
プロレスに偏りすぎだというクレームでも来たんでしょうか?
(単にネタ切れかもしれませんけど)

その後、他社からプロレスモチーフのおまけシール商品が発売されて人気を博すのですが
それはまた別のお話...。

消えかける蔵!王

10弾で登場した遊撃神1/3の3人は11弾で有限時増力神童として再登場しました。
その後、19弾ではロックンとイージーの二人だけが再々登場してましたが、
残るチャックンは18弾で「鉛岩王」として先行登場していたとされています。

jindo.jpg

bot2.jpgledrockking.jpg

「レッドロックキング」ならチャックンよりロックンのほうが適任な気もしますが、
ともあれ3人組はちゃんと3人とも前線で頑張っていたというお話。

ところで、同じく11弾で登場した次界必達天使のうち
アローエンジェルと聖金太魁は19弾で再登場しましたが、
残る橋かける蔵王は登場しませんでした...。

hittatsu.jpg

bot1.jpg

奇しくも11弾で同じすくみだったチャックンと揃ってラインナップ落ちと思われましたが、
実はチャックンがいたというなら蔵王だってどこかでこっそり再登場していたのでは?!

ということで18弾の天使の面々を見てみますと、候補は以下の5人の王
角シン王、鉛岩王(済)、ウォー王、ショウシャン王、ボス王

king5.jpg

ショウシャン王はレディース聖ボットということで、まあ無いでしょう。
ボス王は裏書で金太魁に触れているのが気になりますが、単に相撲つながりと判断し除外。
残る二人も、どう贔屓目に見ても橋かける蔵王と同一とみなすには無理があります。
そもそも橋かける蔵王のクセの強い見た目をごまかすのは難しいですね...。

メタ的に考えると、本来は必達天使&増力神童のコンビが3組とも再登場する予定だったが
枠を占有しすぎるとか他のキャラをねじ込む必要が出たとかで、枠が減らされたのでは?
ぶっちゃけ鉛岩王=チャックンは強引な後付けではないかと。
(ドン桃太や一寸アタックが必要な面々だったかどうかは議論の余地がありますが)

まあ、聖魔和合の節目の弾なので人気天使を再登場させようという発想が先にあって、
十字架と金太はすんなり選ばれたのでしょうが、蔵王はそこから漏れたのでしょう。
ロックとイージーは11弾の腐れ縁での抜擢だとしたら一応納得できるかと。

まあ、超元祖31弾完全編では十字架・金太と並んで再登場が叶ったので
それで良しとしましょうかね(何が??)

amakakeruzooh.png

そういえば、34弾で水かける蔵!王のリブートキャラが登場していましたが...


b34027.jpg

...ちょっとだけウォー王に似てるような?!

狂言回しの家系

24弾次代「超光子(ウルトラフォトン)」は見た目宇宙人っぽいですが
一見して特定のルーツ持ちとはわかりにくいデザインでした。
次代のルーツはわかりにくいキャラが多いのですけど、
同じ24弾の「エレキコング」のほうが目がフィラメントになっていて
あの若神子のルーツを感じさせたものです。

b24023.jpg b24029.jpg

ところが超光子は25弾で突然「閃光子(フラッシュフォトン)」にパワーアップ。
目にフィラメントが浮かび上がり、照光子ルーツを主張し始めたのでした。
その直前、シルエッシュに乗る姿がシール裏で描かれていましたが
聖静・聖宝ポップルともども大した理由付けも無く、いきなりヘッド化したのは驚きでした。

b25010.jpg

閃光子らは日出づルートを完成させダファドルームへの道を開いたわけですが、
何のために日出づルートを作ろうと思ったのか、この結果は意図したものだったのか
そのあたりの説明が何にも無いんですよね...。

そんなわけで、突然現れて物語の舞台をパンゲに移す立役者になりました。

時は流れ、超元祖32弾にて双子星相伝決戦が勃発すると
審判を買って出たのが照光子ルーツの光太子

bte034.jpg

ご丁寧に双子設定まで継承したものの、見た目は超光子系の宇宙人テイスト
見た目からして閃光子と同一人物の可能性が高い印象はあるものの、
だとしたらいつパンゲ/ジオの世界に来ていたのかさっぱり不明。
ともかく「照光ジャッジ」で偽次神子たちの本性を暴き、ジオ界の平定に一役買いました。

...ですが近年の33弾でユピテル=ブラックゼウスという設定上書きが発生したことで
それを見破れなかった光太子が無能扱いされてしまったのは実に気の毒な話。
なんとかどこかで汚名返上できればよいのですが。

...と思われた矢先の35弾で登場したのがミラー照光子というリブートキャラ。
これこそ子孫なのかパラレルワールド設定なのか不可解な存在ですけれど、
こいつが放った照聖ビームとやらで宙聖界・宙魔界の崩壊を招く大惨事が発生...。

b35029.jpg mirror_shokoshi_text.jpg

照光子は次界への道を照らし、その後も戦力として活躍したというのに
その子孫は場を引っ掻き回すばかりでロクな事してません

そのうち、実は黒幕に操られてましたと言われても驚きませんよ(笑)

どうする家主(いえす)

「あっぱれ大将軍」はビックリマン悪魔VS天使と同時期に展開されたシリーズで、
反後博士+グリーンハウスのコンビが手掛けていたことでも知られています。

幕府VS朝廷(反幕勢力)という構図の温感・冷感シールが特徴で、5弾まで販売されました。

ここで発売時期をもう少し詳細に調べてみます。

「80年代オマケシール大百科」(サデスパー堀野著)によると発売は1987年夏ごろ
1988年発売の「ビックリマン超特集2」には4弾までのシールリストが掲載されており、
「3月から全国発売」との記載もありました。
同年7月刊行の「完ペキ本 あっぱれ大将軍」という本には5弾まで掲載されていることから、
ビックリマンと同様に2~3ヶ月スパンで新弾が展開されていたと想像されます。

apparebooks.jpg

この時期をビックリマンと重ねてみますと、
1987年の夏は第10弾、1988年7月頃は第15弾ぐらいに相当します。
このころは公正取引委員会からの勧告もすでに発動していて、
オマケシールブームに陰りが見え始めてきた時期。
全国販売を開始したばかりのあっぱれが5弾で終わってしまったのは、
そのあたりの影響もあったのではないでしょうか?

あっぱれ5弾はヘッド格のシールが初登場し、幕府VS朝廷の戦いも
関がっぱらでの決戦間近という場面でしたので、
もし6弾が出ていたら戦いの結末が描かれたり、
まだ見ぬ南蛮軍団・支那軍団のボスも登場したりとか、
いろいろ想像が膨らみますね。

それにしても、この時期はビックリマンの人気も最盛期だったわけですが
グリーンハウスは1987年に「バトル騎士」(マーメイド)
88年には「謎のジパング伝説」(ナガサキヤ)のデザインも手掛けていて、
相当忙しい状況だったのではないでしょうか...。

すごい時代でしたねー。

ネタに魔重レス

例えば縁縄如天と静女天が姉妹というのは公式に言及されています。
あるいはチャックン神童と鉛岩王が同一人物というのも
「31の謎解明」で明らかになってます。
このように、実は隠されていた関係という事例はたまにありますけど
(後付け臭いのもありますが)
私が以前から気になっていて公式では語られていないものに、
この2キャラの関係がありまして...。

b02020.jpg

b07004.jpg

ダンプ魔重と魔重低音。

顔のパーツの類似もさることながら、名前の「魔重」も同一ですし
まるで無関係とは思えません。
しかし私の知る限り、同一人物とも兄弟姉妹とも言われたことはないはず。

そもそも魔重とは何なのか不明なんですけど、
元ネタのダンプ松本の体が大きくて重たいことや、
裏書きにもある「魔重だぜ=マジだぜ」が由来でしょうか?
そこにきて7弾で「重低音」の悪魔として魔重低音のデザインを決めるにあたり、
魔重つながりで共通点を持たせようと考えたのかもしれません。

しかし魔重低音の裏書きでは全く関連性が示されてないので、
もしや反後博士も知らないままグリーンハウスの遊び心で作られた可能性もあったりして?

年に一度の嘆息日

本日は4月1日、「ビックリマンの日」でございます。
2015年から始まって今年で9回目になります。早いものですね。

さて、ここで過去のメイン企画やキャンペーンをざっと振り返りますと

2015年:純金製スーパーゼウス風シールキャンペーン
2016年:巨大モザイクアート、世界で1つだけオリジナルシール作成キャンペーン
2017年:株式会社ビックリマン設立(嘘)、Fit'sコラボで逆扇シールキャンペーン
2018年:最新テクノロジーのテックリマン(嘘)、ヘッドロココIIキャンペーン
2019年:ビックリマンプロ野球チップス(嘘)、イオン限定シール配布
2020年:えのすいビックリマン、エヴァコラボ限定シールキャンペーン
2021年:えのしまビックリマン、チョコレシピ公開
2022年:鬼太郎コラボ、レシピ本発売、Breezeコラボ

という感じで、やはりコラボ関連情報が解禁されるパターンが多いのが特徴。
エイプリルフール的な一発ネタは近年鳴りを潜めています。

ところで10月1日は「裏ビックリマンの日」とされていて、
公式サイトでの告知等は何故か無いものの、2018年に制定されて以降
ちらほらイオン系列で商品展開されるなどの動きがみられます。

と言っても近年は裏ビックリマンの日なのか何だかはっきりせず、
たまたまその時期にイオン系列で商品販売やキャンペーンがあるだけ...
という印象すら受けますね。

余談ですが、イオン系列と言っても実際にはイオンリテールの店舗のみのため、
東北を除く本州と四国のイオンでしか展開されていないそうです。

ところで日本記念日協会のHPによると、登録を取り消す場合についての記載に
「記念日についての活動が行われていないと当協会が判断したもの」
とあるため、裏ビックリマンの日はそのうち無くなるのかもしれません。
記念日登録自体が5年ごとに更新手続きが必要だそうなので、
場合によっては今年の10月1日には抹消されてる可能性も...?

さて今年の「ビックリマンの日」にビックリするニュースはあるのか
あまり期待しないで見守ることといたしましょうかねえ。

紫名不詳

ヘッドシールのロゴの色には一定のパターンがありますけど、
紫色ってなかなか見かけないと思いません?

ざっと見渡してもサタンマリア(増力前)で使われたのち、
次に登場したのは28弾の影カンブディアスラシアメタメンデルの2枚のみ。
それ以降も紫ロゴのヘッドは登場していません。

28heads.jpg

サタンマリアの場合は、シルクスクリーン印刷で使用可能な色数の制限があり
悪魔ヘッドらしい色を選んだ結果なのかなと想像しますけど、
(髪の毛や衣装と同じで紫が多すぎな気もしますけど)
それからずっと使われていなかったのに、何故28弾で唐突に復活したのでしょうか。

ロゴに使われる色をざっと上げると
オレンジピンク(マゼンタ)水色
がずっと使われ続けていまして、
26弾パート2で唐突にライトグリーン?(シアン?)が追加。
(水のウォープレ、土のロックサンヌ)

この色はその後も影エウリピデボンやバロン・牛若や魔導モーゼットなど
継続的に使われてレギュラー入りを果たした感があったのに対し、
紫は28弾パート2で登場したっきりで定着しませんでした。

そもそも名前のロゴには明るい色合いの目立つ色が使われがちと考えると、
紫は積極的に使いたくなる色ではないのかもしれません。
ラシアの悲壮感を演出するには適していても、そんな場面はそうそう無く
それっきり忘れ去られたのかも。

そういえば、紫色といえば18弾の聖Vヤマトがいましたけど、
半身を覆うパートカラーとロゴのVの色は明らかに違う色。

b18007.jpg

復刻版ではちゃんと同じ紫色なのに、オリジナルだけくすんだ変な色
他の神帝たちはロゴとキャラの色は一致してるのに...。

...なぜ??

ふりかけ界とカレー界

私は缶バッジ以外のアニメ系グッズには無頓着なんですけど、
昔、こんなものをオークションで入手したことがありましてね。

20230320_193909.jpg

いわゆる写真用のアルバムなんですけど、右下にご注目。

20230320_193921.jpg

丸美屋食品工業(株)

となると、勘のいい人はこれが何なのか想像つくかもしれませんが。


中にはまずこんな紙が貼られてまして。

20230320_193938.jpg

次のページはこれ。
何故かNo.1~17までしか記載が無いんですけどね。

20230320_193952.jpg

そしてこんな感じになってます。

20230320_194000.jpg

20230320_194025.jpg

セル画っぽい透明のカード
さらには立体シール
当時、ビックリマンのふりかけやカレーのおまけに入っていたやつですね。

それぞれ50種類、きれいに収納されております。

たぶん丸美屋の営業マンが商品説明用に作ったものとかですかね?

惜しむらくは、私このシリーズを全く集めていないので、
これがいわゆるサンプルなのか本仕様なのかを見定めるすべがありません。
まあ、きっと一般流通したものと特に変わらないんだろうと思いますが、
わからないままのほうがロマンがありますかねえ(笑)

「ガチ」の起源を追う!

「レトロニム」とは、以下のように定義される言葉です。

レトロニム(英語: retronym)あるいは再命名とは、ある言葉の意味が時代とともに拡張された、あるいは変化した場合に、古い意味の範囲を特定的に表すために後から考案された言葉のことを指す[1]。
(wikipediaより)

具体的な例でいうと、「電話」と言えば従来は固定されたものしかなかったけど、
「携帯電話」が普及したことで「固定電話」という呼称が誕生した、というようなもの。
例えば「旧ビックリマン」という呼び方もレトロニムの一種と言えます。

さて近年新たにちらほら聞くようになった言葉の一つに「ガチホロ」というのがありますね。
これも「疑似(擬似)ホログラム」に対して新たに生まれた呼び方です。
単に「ホログラム」というだけだと疑似なのかそうでないのかわかりづらいのと、
疑似じゃないことをあえて強調するために「ガチ」を付けて使われる場合があるようですが、
疑似ではないホログラム全般をガチホロと呼ぶ風潮が出来上がりつつある印象です。

ところで、ガチホロという言葉を最初に使いだしたのは誰なのかを調べようと
ツイッター検索をさかのぼっていたら、2013年ごろには既に使われている形跡を発見。

gachiholotweet0.jpg

...よくよく確認したら、サバゲー業界で使われる光学照準器をホロサイトというそうで、
そっち方面で使われていたスラングだった模様。

ではシール業界的にはどうかとさらに調査すると...。

gachiholotweet1.jpg

こちらのツイートがHit。
2018年の阪神コラボグッズ販売にて、バースゼウスの缶バッジに対する発言のようです。
このバッジがホロ素材だったことから、ガチのホロか疑似ホロかを問う内容でした。

その後、2019年頃から自作シール関連で「ガチホロ」という言葉が散見されるように。

gachiholotweet2.jpg

まあ、ツイッター以外で「ガチホロ」が既に同じ意味で使われていた可能性もありますが、
さすがにそれを調べるのは至難の業なので断念...。

ただ自作シール業界において個人作成のガチホロが大きく話題になった転機は、
2020年5月のさん家電脳祭りではないでしょうか。

gachiholotweet.jpg

示し合わせたかのように、複数のシール作家の方々がホログラムを作成されたんでしたね。
この時期を境にガチホロという言葉が市民権を得たように思えます。

その後、製造コストの急騰を受けてガチホロブームはいったん落ち着きを見せたようですが、
言葉としてはすっかり定着したようで、ガチホロを求める声はまだまだ続きそうですね。

待てば界路の日和あり?

前回の更新から早いものでもう半年。
やっぱシール集めしてないとブログを書くモチベーションが上がらないですね。
そんな中でも、ふとネタを思いつくこともたまにあって、
ちょこっと時間の余裕もできてきたので、また少しの間更新してみようと思います。

前置きはこれぐらいにして、今回書こうと思うのはずばり第36弾について。

33弾は2018年11月に悪魔VS天使シリーズ33周年と銘打って発売されました。
34弾は2019年11月。なので年一で定期展開されるものかと思いきや
35弾は2021年3月に4か月遅れで発売になりました。

35dan_mainvisual.jpg

それから1年。

つい先日、やっと某問屋から5月に発売予定という第一報が出ましたね。
もしかしたら4月1日の「ビックリマンの日」での大発表なんかがあるかもしれませんが、
だんだん発売までの期間が開いているというのがどうにも理解できないところ。
まあ、35弾で打ち切りエンドじゃなくて何よりといったところですね。

でも36弾、発売はされるだろうと思っていました。
その根拠となるのが、知る人ぞ知るこの人のこの発言。

ナンバリングシリーズ自体が32弾から33弾まで16年ぶりじゃんというツッコミはさておき、
(超元祖より売れたというのは考えにくいんですけど、どうなんでしょ?)
35弾は関係者が驚くほど売れたということで、続弾が出ないはずはないんですよね。

ストーリーとしても、ベンヌダルクがいきなりやられてアリババが新層になって
Sゼウスが死んでるのに漲って宙聖界宙魔界が消し飛んで...とカオス極まりない展開ですが
いい加減に回収段階に入らないと風呂敷が広がりっぱなしのひかり伝スキームの悪夢再来
神羅万象チョコみたく短いスパンで完結⇒新章開幕を繰り返す形が望ましいとも思いますが、
ビックリマンだと人気因子の使い回しがベースになるので難しいんですかね。
いきなり新キャラばかりになっても売れにくいでしょうけど...。

36弾がどんなストーリーになって、どんな形で次に引っ張るのか。
また1年以上待つことになりそうですが、ゴールが見えないマラソンをいつまで続けるのか
いずれはちゃんと区切りがつくようだといいなあと思うところです。

復活祭のエピローグ

先月、こんなまとめ記事を目にしました。

https://togetter.com/li/1921396

ここ数年の間にジオシティーズやYahooブログなどのサービスが終了した影響で、
これまでネット上で積み上げられてきた個人依存のデータベースサイトが軒並み消滅し、
そこにしか無かった貴重な情報がごっそり失われてしまった
という話題です。

さて昨年末にうちのサイトが無くなった時、以前ほどシールに執着があるわけでもなく、
このまま復旧させないのもありかなと思った時期がありました。
別にウチが無くても世界は回るし、復活を望む声が特に聞こえてくるでもなし。
そんな状況でブログサービスを再導入して記事をサルベージして再投稿して...って
正直言って面倒くさいし、そんな時間もそうそう取れないし。

無責任に聞こえるかもしれませんが、そんな感じで全くモチベーションが上がらず
半年以上特に何もせず放置しておりました。

そんな折に冒頭の記事を読んだのですが、
ただ置いておくだけでも誰かにとって価値はあるのかなと思ったのが契機で、
ようやく重い腰を上げたというのが復活の真相だったりします。

そこからは、どうせならシール業界的な一大イベントである
「さん家祭り」の時期に乗っかったほうが面白いかなと考え、
急ピッチで復旧作業を進めたのでした。
ついでならブログも新作を投入しようと思ってましたが、
どちらかといえばサイト本体のアップデートに力を入れた感じですね。
と言っても明らかに古い情報を修正したぐらいなので見どころは薄いですけど、
とりあえず10年近くほったらかしだった箇所はなるべく手直ししました。
トップページに「Windows98+IE推奨」とか書いてたもんなー。

そんなこんなで、復旧後はブログ更新を餌に復旧の周知を図ってきましたが、
そろそろ十分かと思いましたのでブログ更新もここらで小休止といたします。

拡散にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
今後ともQ天銀河を御贔屓にお願いいたします。

あと、バックアップはまめに取るようにします。

豪華絢爛!ガチホロ祭り

先日開催されたシールイベント「さん家祭り」では、
過去に例がないほど多数の自作ホログラムシールが作成・販売されたそうで
twitterのタイムラインにもギラギラと目が痛くなるような画像が並んでました。

ホログラムを作成するのは桁違いにコストが高くつくため、
個人で作成するなんて夢のまた夢...と思われてましたが...
いやはやすごい時代になったものです。

ところで、せっかくなので私も手持ちのホログラムシールを紹介してみたいと思います。

bz_samplecard.jpg

1発目からシールじゃなくてカードですがご容赦を(笑)

まだホログラムそのものが珍しかった当時、混乱を避けるために
問屋などに配布されたものと言われているブラックゼウスのサンプルカードです。
(少数は学年誌などで抽プレもあった様子)
紙の台紙にシールを貼り付けたものなので、ホロセレクなどで偽造されやすい印象です...。

お次は一回りサイズが大きいもの

big_bz.jpg

big_rococo.jpg

big_noa.jpg

big_maria.jpg

左側は比較用の通常サイズ(48ミリ)。
右側のはそれより大きく、約56ミリ前後。
ハサミで切り取られたように見えるものもあり、元はでっかいシートだったと想像されます。

ホログラムはいわば窓からその奥を覗き込むようなものなので、
窓自体が大きいと奥の景色もまた広々と感じられますね。

ちなみに裏面はこんな感じ。

big_bz_x.jpg

big_rococo_x.jpg

big_noa_x.jpg

big_maria_x.jpg

ブラックゼウスだけは裏印刷が無いので試作版か何かなのかも?
他はアンカットシートから大きく切り出しただけの代物みたいですけど、
余白があるとサイズの違いがよくわかります。

このタイプのもので私が持っているのはこの4点だけですが、ある時期にヤフオクで
何度か出品されていた記憶もあるので、持ってる人は案外多いかも?

お次は4倍大の96ミリホログラム!

big_yamato.jpg

いや、これもアンカットシートからの切り出し品やないかーい!

と思われそうですが、裏面無地なのでこれも何かのサンプルの可能性が微レ存。

big_yamato_x.jpg

袋は保護のため入れているだけで、何かの未開封状態とかではありません。

続いては2000からこのシールを。

big_2000zeus.jpg

ゼウス様~!

ということでこちらはいわゆる「白ホロ」と呼ばれていたほうのスーパーゼウスです。
シールではなくフィルム状なので...。

big_2000zeus_x.jpg

裏側はこんな感じ。
他のホロシールも剥がして接着面を見てみればこうなってると思います。

これとは別に、こんなのもあります。

big_2000zeus_bk_clear.jpg

全然見えないので黒い台紙に乗っけると...。

big_2000zeus_bk.jpg

あーら不思議、「黒ホロ」ゼウスの出来上がり。

実際の黒ホロがどういう作りなのかは知りませんが、当たらずとも遠からずではないかと。
ベースの色を変えることでカラーホログラムの色を変えられると聞いたことはあります。

big_2000demian.jpg

なので?このデミアンはピンクホロではなく通常の銀ホロ。
一度に聖魔両変化が見えるのはなかなか乙なものです。

あと、他に何か珍しげなものを探してみますと...。

big_bikkuriko.jpg

ビックリコ!
通常版より若干フチ広めですが、3つまとめて印刷してたんですかね?

big_yupiteru.jpg

超元祖32弾のユピテルヘッド!
当時公式HPで、3つの技術を結集したとか書かれてましたっけ。
こちらもブルーホロではなく銀ホロのフィルムです。

最後はまた2000に戻って、スーパーゼウスの大きいシート

role_2000zeus.jpg

role_2000zeus_zoom.jpg

近くに寄らないと何がなんだかという感じですけど、さすがに壮観です。
何でこんなのが出回ったのかはわかりませんが、イベント景品でホロW仏KINGのアンカット
出されたこともあったので、価値を知る当時の誰かが意図的にごにょごにょ?

---------------

以上、タマ切れ!

今も昔も、シール好きを魅了してやまないホログラムシール
皆様の目の保養になりましたら幸いです。

火中の栗を拾う鶴?

突然ですが、吉福NANが左手に持っているこれ、何なのかわかります?

kitifuku_nan.jpg

kitifuku_nan_item.jpg

まるで栗が燃えているような不思議な物体です。

これは実は「宝珠」「如意宝珠」と呼ばれる仏教的なアイテムで、
願いを叶えてくれるありがたい代物だそうな。
地蔵菩薩や虚空蔵菩薩などが手にしていることもある由緒正しい物体なのですが、
七福神には特に何の関連も無さそうです。

houju.jpg

(画像は東京国立博物館所蔵金銅火焔宝珠形舎利容器

ちなみに、この人も似たものを持ってます。

genkaioh.jpg

まあ、とりあえずなんか仏具でも持たせとけ的な意味合いなんでしょうね。

値上げに音を上げるのネ

8/16に東日本先行でワンピースマンチョコREDが発売になりました。
例年、夏から秋にかけてその年一番と言えるビッグコラボを投入する傾向がありますね。
過去の例を紐解くと...。

2015年:STARWARS×ビックリマンチョコ <Episode I・II・III><Episode IV・V・VI>
2016年:よしもとビックリマン芸人チョコ <連合軍芸人編><関西出身芸人編>
2017年:AKBックリマンチョコ <チームEast><チームWest>
2018年:ドラゴンボールマンチョコZ/ドラゴンボールマンチョコ超
2019年:機動戦士ガンダムマンチョコ <地球連邦軍><ジオン公国軍>
2020年:エヴァックリマンチョコ <新劇場版:序&:破><新劇場版:Q>
2021年:鬼滅の刃マンチョコ2

従来はこれらは同じ商材を東西入れ替えで2クール展開してましたが、
昨年の鬼滅の刃2ではこの流れを踏襲せず東日本先行のみ。
今回のワンピースマンチョコREDでも同様のようです。
(呪術廻戦マンチョコが微妙な成果だったことも影響してる??)
過去に実施したコラボの続編という点ですでに目玉級ではない気もしますが、
世間をびっくりさせる新規性より確実に売れる安定性を重視し始めたんですかね。

ところでワンピースマンチョコREDでは、昨今の物価高騰の影響で
商品単価が税抜120円になりました。
これまでコラボシリーズは基本的に税抜100円でしたので、
一気に2割増となった計算です。
値上げの流れはロッテだけでないとはいえ、なかなか厳しいところでしょう。
今後コラボ以外のシリーズも80円→100円ぐらいになることが予想されます。

ところでビックリマンの価格というと、いつも「昔は30円だったのに」と言われますけど
あの頃と比べるとそもそもチョコのサイズが全く違うので、
比較するならスーパービックリマン(1991年)の単価である50円と比べるべきですよね??

その後、ドッキリダービーや運の王様や超念写探偵団などもずっと50円。
ビックリマン伝説復刻版(1998年)から何故か60円になりました。

そして次に単価が上がったのはビックリマン20th Anniversary(2005年)のとき。
この時はシールサイズが52ミリから48ミリに原点回帰し、一気に1個80円にアップしました。
ちょうど景品表示法が改正され、中身の見えないシールは景品とみなされたため、
価格の2%以内のものしか封入できなくなったことが要因と考えられています。
シールの原価は公開されてませんが、60円×2%=1.2円より上だったんですかね。

それから17年。

ピーナッツもアーモンドも入っていないジャリジャリのウエハース
コスト安そうなエンボスシールやプリズム風のシール等で価格維持してましたが、
とうとうしのぎ切れないところに来てしまったということでしょうか。

と言っても、シールに不満が無ければ価格はそこまで問題ではない気がします。
昔と比べて材質や力の入れようがあからさまに劣っているからこそ、
値段の割に高すぎるという印象を持たれているのではないでしょうか。

オリジナルのボイスが聞けるとかいう付加価値をつける試みもいいのですけど、
値段に見合ったシールを出してほしいというのがファンの総意かなあと思います。

でなけりゃ、チョコを小さくする「実質値上げ」の導入ですかね。
そっちのほうが喜ぶファンは相当多いと思いますよ(笑)

いき○のがかりのボーカルではなく

「聖恵(せいえ)」とは聖なる知恵のこと。

そのまんまなのですが、単なる知恵というよりは
「古来より伝わるありがたい教え」とされているものを指し、
物語中では第10弾の悪球エリアの戦いにおいて
聖撃天使(攻大帝など)が悪根魔(バクテ裏闇など)に太刀打ちすべく
ヘブンシティの聖シェル神から教わったものが「聖恵」として知られています。
他にも同源士レッド頭巾の聖恵シールドなんかもありますね。

悪根魔は再生魔鬼とも呼ばれる強力な悪魔で、
聖撃天使が苦戦しているというのが物語の背景だったのですけど
それに対して授けられた古来より伝わるありがたい教えとは...

seie_battle.jpg

seie.jpg

...いや、具体的すぎるっ!

個人名まで出してピンポイントにアドバイスできるってどういうこと??
古来よりの教えじゃないの??

まあ、語り部である聖シェル神が意訳したものと解釈しましょうか...。
そもそもこんな教えを誰が残したのかも謎ですけど。
(この世界、そういう予言めいた話が結構ある...シアントラス?)
早い話が「相性が悪いから相手を変えろ」というのがこの教えの要点。

本来の3すくみでは、バクテ裏闇と攻大帝は雑菌と抗体という関係がありますが、
攻大帝が快大帝と交代することで雑菌と紫外線殺菌という関係に変わりました。
同様に、コケ裏闇と動大帝の「転がる石に苔むさず」の関係は
動大帝が攻大帝と代わってコケを火炎放射で焼き払う関係に。
イバ裏闇と快大帝のトゲと癒しの関係(?)は、
快大帝が動大帝にタッチして素早い動きでイバラの動きを封じる効果を発揮。

...正直、後の2組はやや強引な気もしますけど
なかなか理にかなった交代劇に感動したものでした。
これだけやっても再生魔鬼は後の弾に再登場してしまうんですけどね。

ちなみにハブられた感のあるお守りですけど、
彼らのセリフは悪魔の頭文字になっていることに気づいてました?

b10022.jpgb10025.jpgb10028.jpg
VSクテ裏闇⇒「~っと」とか。

そういやデビリン族には「魔恵」なんてものがあったそうですけど
そっちは何だったんでしょうね?

なんでKOOなるの?!

TRFのDJ KOOさんが自身のインスタにて
ビックリマン風のイラストを公開して話題になってます。
https://www.instagram.com/p/ChJi8UbOA6S/?utm_source=ig_embed&ig_rid=fa08ae96-2487-48a1-918a-fd7063c0dc0d
dj_koo.jpg

どういう経緯でこうなったのかがさっぱり不明ですけど、
ロッテからグリーンハウスに依頼して作成されたものと思われます。

「DJ ロコKOO」のほうが言いやすそうな気がしますが、
毎度の取ってつけたようなロココの下半身に苦笑を禁じえません...。

思えば、ロッテが芸能人にビックリマン風イラストを贈与する流れ
過去にも何度かネットニュース等で見かけましたね。

2018年には元モーニング娘。の矢口真里さん
AbemaTVの番組がきっかけでプレゼントされてました。
ここまではまあいいと思うのですが...。
https://times.abema.tv/articles/-/5329878
jujika_yaguchi.jpg
jujika_yaguchi_aku.jpg

翌年には出産祝いとして新たなイラストをプレゼントされたとか。
お祝いに水を差すつもりはないですけど、これってどうなんだろう??
https://www.instagram.com/p/B1dXbX3HKq4/
yaguchiandbaby.jpg

いろいろお騒がせな有村昆さんは、騒動前に自身のブログで
ビックリマン風イラストをもらったことを明かしてました。
https://ameblo.jp/arimura-kon/entry-12438380684.html
arimura.jpg

これらに共通するのは、こういう活動をすることにより
ネットニュースなどになって宣伝効果が狙える、ということもあるでしょうが、
どちらかといえば担当者の職権乱用なのでは?という疑念が見え隠れすること。

テレビ番組の企画とかはまだ理由が明確だからわかるのですけど、
それ以外は何でわざわざグリーンハウスに描かせてプレゼントされたのか
さっぱりわからないんですよね...。
そんなところにグリーンハウスの労力を使わせるぐらいなら、
商品シールのほうに予算をかけてほしいところです。

ちなみに、ご機嫌取り(?)以外で描かれたと思われるイラストを探してみますと。

2017年には「ナカイの窓」という番組で
中居正広さんがヘッドロココ化。
nakairococo.jpg

ジャニーズつながりでは、長瀬智也さんは爆神化。
こちらはシール化してご本人が知人に配っているという話もあるとか?
ロッテを通さずに「爆神」は使えないと思うのですが、名前だけならいいのかな。
nagase_bakushin.jpg

ブラマヨの小杉さんは関西の番組にて
金太ロボ神っぽいボディなのに「スーパー毛ウス」というキャラを
作成されたことがありましたっけ。
super_keusu.jpg

かつては2014年に、関西の番組にてこんなイラストも作成されてました。
https://twitter.com/Greenhouse0641/status/512120169326325760?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E512120169326325760%7Ctwgr%5E6d821221474fc6b34130d41b6088a3fd75d7991a%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=http%3A%2F%2Fblog.moza.jp%2F%3Feid%3D349
mori_and_shinbo.jpg

既存のパーツをどの程度コピペしてるかで、力の入れようがわかりますね(笑)

<追記>

その後、他にもこんなのがあるよ!という情報をいただいたので
まとめて紹介させていただきます。

今田美桜さんがロケ番組の中でレンタサイクルに貼ったシール。

俳優の古原靖久さんが作成されたらしいシール。

furuhara.jpg

furuhara_x.jpg

そしてシールではないですが、関西のローカル番組「明石家電視台」より、
明石家さんまさん

sanma_gh.jpg

おそらく過去のボツ画からの転用と思われますが、
これをセレクトしたスタッフのセンスたるや(笑)

COREさん、じぇみさん、TOYさん
情報提供ありがとうございました!

再&興

かつて電脳界の果てで栄華を誇った一域(エリア)が
一夜にして跡形もなく滅び去ったことを御存知だろうか...。

その地の名は「Q天銀河」。
しかし今ここにかつての姿を取り戻し、復興を遂げん!


とか何とか前置きはどうでもよいのですが、
昨年12月に謎の不正アクセスを受けて消滅した当サイトですけど
ようやくそれなりに復旧できましたので再オープンいたします。

「それなり」と言うのは、そもそも私がちゃんとバックアップを
取っていなかったのが悪いのですが、最後にバックアップしたのは2013年5月
サイト自体のコンテンツはほとんど更新してなかったので影響は小さいのですが、
ブログのほうがごっそり失われてしまって、立て直すのが大変でした。
WaybackMachineやGoogleキャッシュからテキスト部分はかき集められたものの、
画像を用意しなおしたりリンクやタグを付けなおしたりと手間がかかってしまい
まだ一部の画像やリンクが途切れたままとなっております。
そこらへんは徐々に手直ししていきますのでご容赦ください。

ざっとブログの復旧状態をまとめますと...。

2004年2月~2013年5月:バックアップから復旧。コメント含め、普通に見れるはず。
 ただしサイト移転前のバックアップなのでリンク先が古いURLだったりするかも。
2013年6月~2015年1月:テキストのみ復旧。画像はほぼ無し。コメントは無し。
2015年12月~2021年12月:テキスト・画像を復旧。コメントは無し。

という状況です。
運悪く2年ほど前にメインPCが壊れてその期間に作成したブログ用画像も無くなってしまい、
一部の期間がいまだ復旧困難な状況ではあります。。

ちなみに近年は下記のタイミングでまとめて更新しておりました。

2021年のエイプリルフール企画1月1日から4月1日まで一日おきに更新
 (というテイで一挙投入というネタ)
2021年のアドベントカレンダー企画12月1日から12月24日まで毎日更新
 (のつもりが12/7にサイト消滅したためそれ以降はお蔵入り)

年末のほうは、当時公開できなかった12月8日以降の分も改めて投入しましたので
(実際に書いたのはごく最近ですがw)ご笑覧くださいませ。

なお、今後の更新は未定ですが、せっかく復旧させたので
そのうちまたゲリラ的に更新すると思います。

甘いケーキの苦い思い出

とうとう12/24に到達しました!
クリスマスは明日ですが、一般的にアドベントカレンダーは12/24までを数えるものなので
毎日投稿シリーズもここで一区切りになります。
(ぶっちゃけ、これを書いてるのはサイト消滅→復旧後の2022年8月なんですけどね...)

それはさておきクリスマスといえば、やはり「サンタゼウス」がおなじみです。
スペシャルセレクション2でも再登場したので知名度も高いシールですが、
どちらかといえば影が薄い「サンタフェニックス」も見逃せません。
http://kyutabm.sakura.ne.jp/premire/christmas.html

「ハッピー」「ルンルン」と異様にご機嫌なフェニックス様です。
そもそも「サンタクロース」は聖ニコラウスから変化した名前と言われていますので、
フェニックス」が「サンタフェニックス」になるのは実はそのまんまなんですよね。

裏面には「ビックリ迷路まんだらゲーム」が描かれています。
サンタゼウス・サンタフェニックスで2種ずつ、計4パターンあるのですが
「新幹線ひかりの禁煙車両は?」といった今では通用しないクイズもあったりして
なかなか楽しめる代物です。

よく見れば描かれている3すくみキャラもすべて描きおろしで、
意外にコストのかかっているデザインだったりします。

ところで実は私、幼少の当時にこのクリスマスケーキ(アイスケーキ?)を
買ってもらえるチャンスがあったことを思い出しました。
母が雑貨屋?でもらったケーキのチラシを見せてくれて、
予約販売だったのか「要る?」と聞かれた覚えがあるのですが、
何故か当時の私は通常版のシール以外に興味がなく...。

今にしてみれば、つくづくもったいないことをしたものです。
お正月の福袋とかでも同じようなことがあった気がしていますが、
当時は物持ちは良くてもかなりライトなコレクターでしたからねえ...。

あの頃の私に伝えたいっ!

セントジュエル大増殖!?

カーネルダースとカーネルダークがマルコの不思議光を浴びて
融合・変身した「新聖族」
元々威厳が薄く雑な印象だった連中が何故かサ●リオ的なフォルムになり、
こいつらが一体何の役に立つのかとガッカリしたのを覚えています。
少なくとも、彼らがエズフィトのひな壇部隊やアクア層の古魔魚族らと
渡り合っているイメージが全く湧きません。
そこそこ頭身のある人型だったらさぞ人気が出たでしょうに...。
(って前にも同じこと書いてました)

それはともかく、彼らは合体後にそれぞれの宝石にちなんだ名前になりました。

アウグス子's+猫ライ一世⇒ダイヤ貴帝(ダイヤモンド)
ダリ丑+ミ蛙帝⇒エネロルド王(エメラルド)
などなど。

しかし...
申る伯+蟹大帝⇒トルコン士(トルコ石)
ってお前らラピスラズリだったはずでは?!

どちらも12月の誕生石ではあるのですが、石としては全く別物。
この変更に何か意図があったのでしょうか...?

ちなみに2021年12月20日、全国宝石卸商協同組合により
63年ぶりに日本の誕生石の見直しが行われ、10の石が追加になったそうです。
https://maidonanews.jp/article/14368447

中でも、超元祖で「大統一聖石」とされたアレキサンドライト
正式に6月の誕生石にラインナップ。
うーん、なんとなく格落ちした感じを受けるのは我々だけですかね?(笑)

あんたがたどこさ?

18弾悪魔「ちょんカケ」を覚えていますか?

chonkake.jpg

虹層球あたりの戦いで頭数合わせ的に登場した一般悪魔ですが、
これの元ネタに気づいている人はどのぐらいいるでしょうか。

九州は熊本の伝承遊びの一つに「ちょんかけゴマ」というのがあるそうで、
紐を使って空中で操るダイナミックなコマ遊びなのだとか。

(画像は「肥後ちょんかけごま保存会」より)

反後博士は熊本出身だそうなので、さもありなんといったところでしょうか。

また、2弾天使「すやすや天女」のシールには
「おろろんぱぁ~」という特徴的なセリフが書かれていますが、
熊本の方言で子供を寝かしつける際の決まり文句として
「オロロンバイ」という表現があるそうです。
そんなところにも地域性があらわれるものなんですね。

そういえば...。

20211129_235215.jpg

熊本県 反野三郎君

これ絶対反後博士の偽名でしょ!

鬼色満面

「天使が悪魔になっちゃったビックリマン」のデザイン使いまわしっぷりは
いくらなんでも手抜きしすぎだろ...とツッコミ入れるまでがワンセットなぐらい
徹底したダサさがむしろ売りだったのかもしれませんが、それはさておき。

悪魔化で安直に肌の色が青とか緑とかにされるケースが多いですが、
実際に肌の色が肌色(ペールオレンジ)でない人型悪魔キャラは実は少なくて、
スーパーデビル、サタンマリア(増力前)、ワンダーマリア、ダークヘラ、、、
ぐらいなんですよね。

後半になればポツポツ登場しますけど、
ブラックゼウス、魔肖ネロ、ノアフォーム、魔魂プタゴラトンなどは肌色または白。
悪魔だからといっておかしな顔色をしている必然性は無いんですけどね。

まあホラー映画のゾンビのように、青白い顔をしたほうが変化がわかりやすいですし
赤鬼・青鬼みたいに人外の雰囲気を持たせる効果もありそうです。

そういや2000に登場した聖魔戦使デミアンは天使と悪魔の姿を兼ね備えていましたが、
悪魔の姿はしっかり青い肌をしていましたっけ。
彼の血統にはバカラもダンディーラーもゲンカクも含めて青肌キャラはいなかったのですが、
もしかして天使の因子が悪魔の力を帯びると変色するとかいう裏設定でもあるんでしょうか?

八天使伝説

以前旧ビックリマンに「仙人」と名の付くキャラは5人だけというネタをやりましたが、
では名前に「天使」とつくキャラが何人いるかわかる方いるでしょうか?
「天使」と書いて「エンジェル」と読むキャラも含めます。
結構多いような印象だと思いますが、果たして...。


ってタイトルでネタバレしてますが、正解は8人
全31弾の中でわずか8枚しか存在しないのですよ、ええ。
今回はその8キャラを順番に紹介しようというネタです。

まず1人目はご存じ「十字架天使」

jujikatenshi.jpg

ビックリマンで「天使」「エンジェル」と言えばこのキャラを連想する人も多いかと。
そういう意味では、他のキャラに「天使」と付けづらくしている一因かもしれません。

2人目は第2弾キャラ「コア楽天使」

koarakutenshi.jpg

近年の35弾では「コリャ楽天使」という残念リブートされてしまいましたが、
同じロッテの「コアラのマーチ」との(一方的な)コラボキャラと言えるでしょうか。

3人目はかなり飛んで14弾「ストライク天使」

strikeangel.jpg

言うまでもなく十字架天使の増力形態なわけですが、ネーミング的には
もはや「十字架」よりも「天使」が主体となってますね。
(そのくせ次は「クロススター」なわけですけど)
読み方は「ストライクエンジェル」ですが、文字数が長くなるから漢字なのでしょうか?

4人目は同じく14弾から「ツルツル天使」

turuturutenshi.jpg

どちらかと言えば仙人寄りのビジュアルですが、何を考えてか天使を名乗ってます。
そもそもぶんぶく茶釜の3すくみで、悪魔=茶釜、お守り=綱渡りだからって
天使=坊主という扱いの低さもどうかと思うところ。

5人目は18弾「メリー天使」

merryangel.jpg

これまた天使と書いてエンジェルと読ませるパターン。
プッシュ/フェロー天使の名前は聖源と関連ある英語(幻⇒ファントム、界⇒ワールドなど)
なのですが、「遊⇒メリー」というのは少々強引な気がしなくもないような。

6人目はグッと先に進んで、24弾「天使シーマザー」

tenshiseamother.jpg

海母精やくじら大帝の縁者かと思いきやそんな話は特になく、
特に話題にできることも無い、いわゆるモブキャラです。
(「シー」「マザー」って「海」「母」そのまんまなのに)
まあ後半弾3すくみの扱いはそんなもんでしょう。

そして7人目は25弾「でかぶ天使」

dekabuangel.jpg

何でこれが「天使」かと言われても、悪魔VS天使の天使シールだからとしか言いようがない、
ただそれだけであろうと思われる一天使です。
ちなみにモチーフはロシア民話の「おおきなかぶ」ではなく
グリム童話の「蕪」という作品です念のため。

ラストを飾る8人目の天使は26弾「きき耳天使」

kikimimiangel.jpg

これまた特に「天使」と名乗る必然性のないキャラですが(どんな必然性だ)
裏書に「根掘り葉掘りききかじり公開しますの」という十字架天使っぽい口調がポイント。
ついでに3すくみは「ヒソヒソ悪魔」と、こちらも希少な「悪魔」を名乗るキャラだったり。
(「悪魔」とつくキャラは4人だけ)

ということで、以上8名が旧ビックリマンにおける「天使」です。

え?2弾の「あっ晴れ天使」を忘れてるって?

apparetenshi.jpg

こいつは扱いが難しいのですが、裏面では「あっ晴れ天になっているんですよねー。
(ご丁寧に「ビックリマン伝説2」でもこのまんま)

apparetenshi_x.jpg

姿かたちも天使というよりは天子寄りですし、
ビックリマン公式HPの図鑑でも「天使」ではヒットしないので
個人的にはこいつは「天子」扱いとしたいところです。

ちなみに「天子」には他に、
桃太郎天子、牛若天子、天子ダンジャック、クリスタル天子、快晴天子の5名が存在します。
ってこっちのほうが少なかったのかよ!

SEKAI NO HAJIMARI

先ごろ、イギリス・リバプール大学の研究チームによって
宇宙の始まりというものは存在せず、ビッグバン以前に宇宙は無限に続いていたという説
が提唱されたそうです。

「宇宙には始まりなどなかった」との指摘、ビッグバンの前から宇宙は無限に続いていたという新説とは? - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20211014-universe-had-no-beginning/

まあ、難しいことはわからないのですが、そういう説があるそうです。

ところでビックリマン世界の始まりは、ひかり伝第1弾で描かれた「一筋のひかり」であり、
超聖神クロノズーと超聖神ディアナがそれぞれ誕生したところからスタートしています。
と言っても彼らを生み出した超聖使たちがどの時点で存在していたのか不明だったり、
7福士の一人・寿老ヒャクが光源層紀以前の存在とされるなど
本当の意味での世界の始まりは明らかにはされてません。
そういう意味では、後付けではありますがビックリマン世界と現実世界は同様なのかも?

かつて反後博士は、別冊宝島「ストーリー完全大聖典」のインタビュー記事にて
「宇宙の解明が済んでいないのに悪魔VS天使の全貌がわかるわけがない」
という趣旨の発言をされています。
事実上、悪魔VS天使の全貌解明は不可能と言っているに等しいと思われますが、
(そんなのアンタの脳内物語なんだからどうとでもできるでしょ!と言ってはいけないw)
こういうビッグバンやらヒッグス粒子やらの最新記事を目にするたび、
反後博士ならこれをどうビックリマンに落とし込むんだろうな...と夢想してしまいます。

あーあ、武層動伝の続き、どこかで語ってくれないかなあ~。

シークレット論

子供服ブランド「BREEZE」がビックリマンとコラボした商品にて、
封入されているシールのシークレットが鬼のように低確率だと話題になってました。

子供向けパンツやマスクを大人が大量に買いまくる是非はこの際あえてスルーするとして、
あまりの出にくさ(とシールの状態の悪さ)により結構な悪評を目にしたものです。

メーカーの論理としては「所詮はオマケだから」で済ませたいところでしょうけど、
そこら辺の匙加減を間違えると強烈なクレームを叩きつけられることは
多少なれども意識しておかなければならない問題でしょうね。

ところで今回「シークレット」とされたシールは、ブラックゼウスの素材違いだそうで
イラストや裏面は通常のものと変わらないものだとか。
キャラコンプには不要なので、出なければ出ないでそこまで必死になることもないでしょう。
...と割り切れる人ばかりならいいのですが、熱心なコレクターは
自分たちでバージョン違いを定義してしまうぐらいですし、
そもそも「全9種」と言われたら9種揃えることがゴールですよね。

一般的にシークレットと言われるものにもいろいろありますけど、大きく分けると
1.パッケージ等に描かれていないだけで封入確率などは均一なもの
2.他のラインナップに比べて封入率が低く設定されているもの
のどちらかというパターンではないでしょうか。

前者は例えば「天使が悪魔になっちゃったビックリマン」でのブラックロココIIなどで、
これだけが他より極端に出にくいということはないですよね。
他にも神羅万象チョコの箔押しレアみたいな、手に入りにくいし公開もされていないという
複合的なパターンもあります。

どちらもメーカー側の目的は販売促進でしょうが、
1の場合は単にキャラの情報を伏せることでじらされるだけなのに対し、
2の場合は手に入れるまでの道のりが格段に長くなるということで
ゲットできた人とそうでない人の格差が大きく、単価や確率次第で不満度が膨れ上がります。

ただ、これもシークレットアイテム単体の特別性による影響も大きくて、
例えば描き下ろしデザインと使いまわしデザインとでは入手意欲は大きく違うはずです。
2020年にサッカーの試合でもらえたケンゴロココ18種は間違い探し的な背景違いなので、
コンプを目指す一部のコレクター以外にはどれが当たっても特に気にしなかったでしょう。

そういう意味では今回のBREEZEブラゼも、ぶっちゃけ「これがシークレット?」と首をかしげるチープな相違であり、
そもそも今回の企画自体が使いまわされ過ぎでサイズが大きいだけのシールなので、
レアリティの問題以外では非常に話題性に乏しい企画と言っても過言ではないでしょう。
そういう意味では、封入率の問題を除いては、シークレットの導入はまあ成功と言えるかも?

ただ、「全9種集めよう!」と煽っていながら、思いつきや直感で封入率を設定していたなら
さすがに仕事が雑すぎると言われても仕方ないんじゃないですかね...?
シールが折れたり剥がれたりしやすいという安直な封入方法も含めて、
そのあたり全然考えてなかったように思えてしまいます。

本来は経験豊富なコラボ元がそのあたりもアドバイスするべきと思いますが、
今の大本営は権利関係以外は丸投げしてそうな印象ですね...。

54文字の物語

ビックリマンの裏面テキストと言えば、通常は18×3=54文字ですが
18弾ヘッドのメイドンから突発的に定形外なスタイルが登場するようになりました。

u18008.jpg

14×3=42文字しかなく、その分フォントは通常より大きめ。
おそらくは、青年形態の虹神帝と比べて幼い印象を与える目的があったと考えられます。

しかしながら、何故だか続く18弾パート2のヘッドでも14×3を踏襲。
博士は文字数が少ないと考える量が減って楽だと考えたのか、
それとも文字が大きいと見やすいという反響でもあったのでしょうか?

と思いきや、次の19弾ではまた18×3に逆戻り。
元に戻って一安心...かと思ったら、20弾パート2でまたまた型破りなことをやりました。

u20049.jpg

カーネルダークは、メインテキストが20文字しかありません!
いや、20文字というとその前のカーネルダースのウワサ欄の文字数と同じ。
むしろメインテキストが無くてウワサ欄しか存在しないと言えるでしょう。

裏面合体イラストをはっきり見せるための工夫なのかもしれませんが、
さすがにこれはやり過ぎではなかったかと...。

ですがこの趣向は21弾パート2の新ピアマルコ(K in PMなど)でも用いられました。
シール枚数が多いと文章を考えるのが大変なのはわからなくもないですけど、
裏面から得られる情報があからさまに削られるのは当時から苦々しく感じてましたね...。

その後、22弾では合体イラストを使いながらもテキストは18×3に戻りました。

u22012.jpg

最初からこの形式でよかったと思うのですが、そこに至るまで紆余曲折あった感じですかね。

以後、たまに変則的な文字数になっても基本的には18×3が用いられました。
3すくみの文字数とも統一できてますし、やっぱりこの文字数がしっくりきますね。

あの時君は若かった

私が幼少のころ、最初に入手したシールは第2弾の「神し魔い」だったと記憶しています。
あれ?違ったかな...。ともかく第2弾の悪魔シールだったのは間違いないかと。
小学校では3~4弾のころに大ブームになり、複数の男子児童がシールを学校に持ってきて
交換したり見せびらかしたり楽しんでいたものです。
(盗難騒ぎがあったり理不尽なゲームで巻き上げられたりという事件もありましたが...)

そのころはまだコロコロ等で情報が出回る前なので、シールのリストはおろか
見たことすらないシールも多く、特に第1弾は買っていた子もほぼいなかったため
パッケージに描かれている十字架天使やドジキュラーぐらいしか知りませんでした。
彼らの名前も、化粧箱(いわゆる「ビックリマン神社」)に書かれていたから
かろうじて知ることができたというレベルです。

しかしある頃から、いわゆるパチモノシールが出回るようになりました。
印刷の画質が悪くて一目でわかるような代物でしたが、
見たことすらなかった第1弾シールのデザインや裏面が見れるというのは貴重でしたね。
私は友人に見せてもらうだけでしたが、初めて十字架天使(のパチシール)を見たときは
「うわ、余白が広い!」と驚いたものでした(笑)

その後、5弾ぐらいから学校にシールを持ってくる子が激減。
お店では相変わらず購入しづらい状況だったのでブームは続いていたと思うのですが、
友人の少ない私はその後10数年にわたって誰ともトレードすることなく
細々とシールを集める日々を過ごすことになるのでした。
まあそんなに熱心でもなかったので、悪魔以外は半分も揃わないのが普通でしたけどね。
中には天使・お守りが2,3枚ぐらいしか入手できないまま次の弾になっちゃった時も...。

今でも当時自力で当てたヘッドは、その時の情景を思い出すことができます。
一日に何度も見返してニヤニヤするぐらいの魅力があったのですが、
今の商品にはそういう鮮烈なインパクトって無いですよね。

今のビックリマンシールって何なんだろうなあ。

PR大使ぶっちゃけ話

2014年9月28日に里崎智也氏「ビックリマン終身名誉PR大使」に就任して既に7年。
「名誉職」なら実際に活動しなくても別によさそうなものですけど、
ツイッターやYouTubeでたまにPR活動されているようですね。

それはそれで別にいいのですけど、多くのシールコレクターが辟易しているのは、
「里崎氏監修」と銘打ってリリースされる数々の「誰得」なコンテンツでしょう。

30周年の「BMオールスターシール」では多くのキャラが何故か野球と関連付けられ、
2018年の「ホロセレクション」では貴重な一枠に「里崎ゼウス&里ガシ魔」がねじこまれ、
2020年に「ビックリマンプロ野球チョコ」を監修するも大爆死したのは記憶に新しいところ。
2021年の「天使が悪魔になっちゃった」でもシール裏で謎の里崎氏アピール。

ぶっちゃけた話、里崎氏が監修して嬉しい要素がまるでありません...。

これがまだ「反後博士監修」「米澤稔氏監修」のように直接の関係者が関わるものなら
ファンにとっても意味があると思うし、見てみたいと思わせる魅力があるのですが
里崎氏は古参のコレクターやシールファンであってもそれ以上の存在ではなく、
こうもたびたびコンテンツに絡んでこられても全然嬉しくないんですよね...。
誰かが商品を監修する目的としては、「その人の実力や実績で商品力を上げる」とか
「その人自身の人気で商品を後押しする」といった効果が求められると思うのですが、
果たしてそのどちらも得られているとは言い難いような。

野球ファン・里崎氏ファンの方には嬉しい要素が少しはあるのかもしれませんが、
大多数のシールファンにとっては「興味が無い」と思われます。
むしろ興味が無いものを何度も押し付けられるので、不快感が増すばかりかと。

「天使が悪魔に...」に関しても、別に誰がキャラを選ぼうが知ったことではないのに
わざわざ里崎氏の名前を出すものだから、かえってヘイトが集まってしまう気すらします。

とは言え、実際のところ里崎氏の意向がどの程度存在するのかは我々からは見えません。
ロッテ本原氏が一方的に持ち上げているだけという可能性も往々にしてありそうですが、
何にせよ運営陣にはPR大使の売上・認知度向上に対する貢献度をきちんと精査された上で
今後の活動計画をご検討いただければ...と考える次第です。

夏の日の2007

かつて私がツテを頼って、大阪のグリーンハウス事務所を訪れたのは2007年の夏のこと。
(→こちらから
あれからもう14年も経とうとは、時の流れというのは本当に早いもので。

あの当時は「ひかり伝おとぎ」なんかが売られていましたが、GHのお二方はというと
超元祖32弾以降はセレクション系の復刻シール監修ぐらいしかお仕事されてなかったような時代。
コレクターの中でも米澤さん兵藤さんのお名前を把握している人は少なかったかと思われます。

その後、「ルーツ伝」からふたたび悪魔VS天使のメインデザイナーに復帰される傍ら、
ジパ伝や境外滅伝、タワスペなどの他社シールやその後のBMコラボ商品を手掛けられて、
いつしか「ビックリマン=GHデザイン」の構図が色濃くなり、
米澤さん兵藤さんのメディア露出の機会も増えていった気がします。

私がお会いした2007年では、色紙にサインをねだっても
「普段そんなことしないから困る」みたいな応答をされましたが、
2014年に原画展やサイン会が開催された際にはすっかりサインも手慣れてましたね(笑)

そういえば以前、何かの折にまた事務所に伺わせてもらってもよいか尋ねてみたのですが、
仕事上の関係者以外を招くことはNGになったという感じの返答をいただきました...。
確かに、本来それが普通だよなーとも思いましたが、一抹の寂しさも感じました。

原画展から既に7年が経過しましたが、いつかまた直接お会いできるといいなぁ。

裏ビックリマンならぬビックリマン裏

『全能の神ゼウスは、すべての悪魔をねじ
 ふせるオールマイティの切り札なのだ!!』

こちらは今さら説明不要と思いますが、
第1弾ヘッド・スーパーゼウスの裏面メインテキストです。

ところで話は変わりますが、悪魔VS天使が始まった当初のビックリマンシールは
ロッテが提唱していた「シール遊び」の道具だったことを覚えてますか?
悪魔シールを貼り付けられたら、お守りシールを上から貼って悪魔に反撃。
しかしお守りシールは透明なため悪魔を完全に封印することはできず、
不透明な天使シールを貼ることでようやく悪魔を撃退できる、という遊び方です。
いわゆる「はられたらはり返せ」ですね。

このルールは、わざわざ全ての3すくみシールの最下段に明記されていました。

悪魔シール:
★悪魔シールでいたずらされたら、天使
 やお守りシールでハリ返そう!

お守りシール:
★お守りシールで悪魔シールに反撃ダ!
 天使シールでとどめをさそう!!

天使シール:
★天使シールで、お守りシールを助けて
 悪魔シールにとどめをさそう!!

これらの文面は17弾以降で変更もされましたが基本的には同じ内容で、
誰もシールを貼って遊んでないであろう31弾まで律儀に踏襲されました。

このシール貼り遊びですが、原則的には「同じ3すくみに属するシールが条件」でして
鬼ガシ魔を貼られた場合に応戦可能なのはきびだんご三助か桃太郎天子のみ。
ここがシール遊びのゲーム性を高めている一要素ではあるのですが、
じゃあマークが同じシールが無いと打つ手がないのか...というとそうではなく、
トランプのジョーカーのようにどの悪魔に対しても有効なシールが存在したのでした。

それこそが「オールマイティの切り札」であるスーパーゼウスシール、というわけです。

さて、前置きが長くなりましたがここからが本題

3すくみシールにはシール貼り遊びのルールが必ず書かれていたわけですが、
ヘッドシール下段には「〇〇界のウワサ」のみで、遊び方については触れられてません。

...いや、本当にそうでしょうか?

そうです。

『全能の神ゼウスは、すべての悪魔をねじ
 ふせるオールマイティの切り札なのだ!!』

これこそが、シール貼り遊びにおけるヘッドシールの役割を説明したものなのです!

当時ヘッドシールという言い方も存在せず、他のシールとは一線を画す特殊なシールとして
「全能の神ゼウス(のシール)は...」という書き方になっているだけで、
2行にわたってシールの遊び方を説明している点では3すくみのそれらと同じなんですね。

もちろん、この文章がシールの中央に堂々と記載されていることからして
キャラクターとしてのスーパーゼウスの説明も兼ねていることは言うまでもありませんが、
シール遊びでも物語的位置づけでも最強であることを同時に示していたわけですね。

外因と書いて公式と読む

35弾では若神子ルーツ同士の衝突が大きな要素になっているようですけど、
アリババに関しては相変わらず外因に弄ばれているようで気の毒な限りです。

ところで、今回悪魔シールとお守りシールとしてラインナップされたことで
「アリババ」の文字が天使ヘッド・悪魔ヘッド・天使・お守り・悪魔を網羅しました。
あとは次代とお守りヘッドがあれば完璧ですが、それはさすがに無理でしょうか(笑)

aribaba_logo.jpg

臥竜鳳雛

35弾で突如降って湧いてきた新キャラ「聖凰ベンヌダルク」は、
聖フェニックス的な風貌といわゆるキレイどころということでか
近年のキャラとしては珍しく人気になっているようですね。

bennnu.png

そんなこととは全く関係なく、今回掘り下げたいのは
スーパービックリマン第6弾ヘッド「魔凰クレインバスター」です。

cranebuster.png

はい、単に「聖凰?そういや魔凰もいたなあ」というだけのネタです。

前弾に登場したヘッド「甲機メカタートル」のライバルとして登場したキャラで、
亀に対して鶴というシンプルなモチーフ。
鶴だから「クレイン」はいいのですが、何故それが「魔凰」なのかは不可思議です。
マンガではまだ鶴らしく首の長いスマートなデザインでしたが、
シールの姿はずんぐりむっくりで「鳳凰」はおろか鶴からも遠いような...。
ついでに名前自体もプロレス技「ブレインバスター」のダジャレと思われます。

ホロシールが乱発されていた時期ということもあり、
今の感覚では非常にレアな3Dホロにもかかわらず物語的にはほぼ空気
なのに「ひかり伝おとぎ」の公式ページでは反後博士が
妙なリップサービスして物議をかもしたりもしましたっけ。
http://kyutabm.sakura.ne.jp/blog/2009/07/post-834.html


ちなみに「臥竜鳳雛(がりょうほうすう)」とは
才能はあっても、機会がないために才能を発揮できない人のこと。
または、才能を発揮する機会がなく、世間に知られていない英雄や賢者のこと。
だそうですが、この先聖凰ベンヌダルクに活躍の機会は訪れるでしょうか?

マジマジ、マジーフ

15弾の悪魔は智道の悪魔らしくルネッサンス期の発明・発見がモチーフかも?
という話を15年前にこのブログで書いたことがあったのですが、

その際に一人だけ詳細不明だったのが「魔G封」でした。

b15024.jpg

おもりが落下するような3すくみマークで、相対するお守りは「豊子ムジューゲン」。
そのため重力に関係することは間違いなさそうなのですが、
それと「魔G封」という名前が結びつきそうで結びつかず頭を悩ませてました。

重力と言えば、物理の授業で習ったことのある人も多いかと思いますが
物体が高い位置にあるとそれだけで「位置エネルギー」を持つ状態となり、
それが重力により落下すると「運動エネルギー」に変換されます。
いわゆる「力学的エネルギー保存の法則」というやつですが、
位置エネルギー[U]は、物体の質量[m]と重力加速度[g]と高さ[h]の積として算出されます。

すなわち
U=mgh
です。

mgh

Ma G Hu

ま じー ふ

と読めるような、読めないような...?!

きゅー太のひとりアドベントカレンダー

エイプリルフールぶりの皆様こんにちは。
今年も残すところあと1ヵ月となってしまいましたが、
いかがお過ごしでしょうか?

4月に大量にネタをつぎ込んだのですが、一度に投入しても
一度に消費されてしまってかなりコスパが悪いことに気が付きまして、
今回は一日ごとに小出しにすることにしました。
どうせならいわゆるアドベントカレンダーになぞらえて、
クリスマスまでのカウントダウンをやってみようというのが今回の趣向です。

普通、Webでのアドベントカレンダー企画というと
日ごとに違った人が執筆担当するものですが、まあ細かいことはさておいて...。

カレンダーと言えば、旧26弾のころのウインターパックという商品についていた
組み立て式カレンダーをご存知でしょうか?

winterpack_calendar.jpgwinterpack_calendar_x.jpg

裏面には主要ヘッドの説明なども書かれていて興味深い内容なのですが、
最後の12月分を見てみると...。

winterpack_calendar_dec.jpg

『曼聖羅の最終戦争(アーマゲドン)から新たなる決闘へ』

あれ?アクア層決戦は曼聖羅との闘いということになってるのかな。
シールのストーリー上ではBZH以降放置されていた感のある曼聖羅ですが、
何をもって曼聖羅との最終戦争とみなしていたのかは少々不明ですね。

てゆーかアーマゲドンって...。
随分と過大評価されているような??

まつりのあと

そんなこんなで「ビックリマンの日」も無事?終了。

今年の公式サイトの催しはお菓子のアレンジレシピ紹介江の島イベントの告知でしたか。
後者は規模を考えると確かに凄いと思いますが、もう少し中身の紹介も欲しかったですね...。
「江の島を舞台にビックリマンを開催」と言われてもちょっと何言ってるのかわかりません。

閑話休題。

そういや来月はエイプリルフールかー。
35弾も出ることだし久々に何か面白いことやろうかな。

と思い立ったのが3月初旬

どうせやるなら規模が大きくてほかの人には真似できなさそうなことを、と思い
一度に大量に更新したらビックリするのではという思いつきを形にすべく
ひたすらブログのネタを絞り出した1ヵ月でした。

1月からコツコツ作り溜めてたわけじゃなく超突貫工事だったのですが、
45件ものネタ出しはさすがに疲れました...。

とにかく数を作ることが優先だったので、正直クオリティがいまいちな点も否めませんが、
一人でも多くの人に楽しんでいただけたなら嬉しいですね。
ただ、もうこんなしんどい企画はやりません(笑)

あ、そうそう。
公開は一日限定と言いましたけどあれエイプリルフールのウソですから。
焦って読み急いだ方がいらしたら申し訳ありませんが、
後から知った方ものんびりお楽しみいただければと思います。

それでは皆様、また逢う日までごきげんよう~。

照らず光らず

ある意味でアリババ以上に不幸なポジションと言われがちなのが、
次界若神子の一人とされながらも常に選外な照光子

聖光源の若神子とされているのに、ひかり伝での「光」の因子は
何故かピーター(聖星ピエトロ)の系に持っていかれていて
しかもピーターが「幻」に転じた理由も含めて経緯が明かされていません。
(ルーツ伝でいきなり天幻ピーターが出現)

照光自身のルーツらしき存在といえば、「ひかり伝聖魔暦」に登場した
照光守鬼というお守りだか悪魔だかわからない謎のキャラ。(一応は「新守」)

shokoshuki.png

本来ならこいつとピエトロとの間に何かイベントがあったのではと想像されますけど
そこらへんがほったらかしなのが反後スキームの理解不能なところです。

そして超元祖32弾で双子星相伝決戦の審判を下した「光太子」でしたが、
34弾でユピテルヘッドがブラックゼウスだと見抜けなかったことにされてしまい
せっかく上がった株が20年越しに大暴落の危機...。

神帝にならずにヘッドロココらの行く手を天聖界から照らしていたころは、
役割は違えど次界を目指す使命を果たし続けている印象がありましたけど
ルーツと因子に縛られた7神帝の絆がドラマチックに描かれるたびに
照光のハブられっぷりが色濃くなってしまうというのは皮肉なものです。

なんか35弾にもちらっと姿があるようですが、今度はどうなるんですかねえ...?

カードコレクターは継続中?!

せっかくなので神羅万象チョコについて何か書けないかと思ったのですけど、
あいにくあちらも2年前に完結してそれっきりなので、特に無いんですよね。

そういや終盤のカードが何枚かまだ手に入ってなかったはず...。
トレードもしてなかったしショップでわざわざ買うほどでもないと思って
それっきりになってたはずなので、ちょっとここでピックアップしてみます。
(と言ってスマホのメモ帳を開いて転記)

・傑作選013 羅震帝サン・モルテ(通常)
・流星073 暗黒龍征皇子シグマ
・流星100 神魔龍星王シグマ(箔)

あれ?これだけだっけ。

あとは流星1弾の未開封チョコを何故か確保し損ねてたのと、
コロコロアニキの応募者全員サービスだった「絵本を読む少女」を応募し忘れて逃してます。
この辺を確保できれば、最初期版とか抽プレとかを含めても(カードとしては)揃うはず。

今さらトレード希望してもなかなか反応は期待できないのですけど、
近いところ同士での交換とか応じていただける方がいらっしゃれば
ここのコメント欄(非公開)でもメールでもツイッターのDMでもいいのでお知らせください。

他に何か書きたいことあったかなー?
あーそういやガオロードでしたっけ。あれは集めるつもりないです。
集め始めたらまたホビーフェア通ったり抽プレにつぎ込んだりすることになりそうだし、
そういうしんどいことはもうやりたくないので(笑)

プッシュとフェローの命運は

またまた月刊OUT 1990年10月号掲載、「ビックリマンなぜなにBOX」より。

Q:18弾のフェロー天使とプッシュ天使の役割とその違いを教えてください。

A:プッシュ天使は加速し、より能動的にさせるパワーを持ち、フェロー天使は増力パワーを持ち、どちらかというと援護的役割を持っています。だからプッシュ天使のパワーはロココへ、フェロー天使のパワーはマリアへ届いたわけです。

PUSHはわかりやすいですね。後押しという意味合いでしょう。
一方FELLOWは仲間・同僚という意味ですが、「援護的役割」とはなんか違うような...。
悪魔であるマリアを仲間に招き入れるための手助けという意味なら間違ってないものの、
そういうことが言いたかったのかは疑問が残ります。
フェローでなくフォローならまだわかるのですが...。

少なくともこのQ&Aの文面だけでは、どっちも大して違いが読み取れないような?

このプッシュ天使・フェロー天使は7神帝の武器を預かってケースに保護したのち、
神帝と同じく虹層球に突入したことは半身がパートカラーに染まっていることから自明です。

特にファントム王の裏面には
「(ピーターと)共に前進燃え尽く」
とあり、神帝と運命を共にしたことが示唆されているのですが、
当時の学年誌のシール紹介記事によると

20210328_184156.jpg

「一しょにきえてしまった。」

20210328_184202.jpg

「共に死ぬ」

直球すぎる...。

消え去らない老兵

実はこっそり集め続けてました、なんてことは一切無く

私がシールコレクターをやめてもうずいぶん経ちますが、
こうしてまだシール業界に残っているのは未練がましいとか思われてるんでしょうかね?

本当はまだ集めたい気持ちを持っているのではないかとか、
興味が無いならなぜいつまでも居付いているのかとか
疑問に思われていても仕方ないですね。

ーーあれこれ自分語りをするのは性に合っていないので、一言だけ。

私自身はコレクターを辞めたことを後悔はしてませんし、
そのせいで無趣味なつまらない人生を送っているわけでもありません。
むしろ諸々の呪縛から解放されてスッキリしていると言ってもいいぐらいです。
ただ、シールやこの業界が嫌いになったわけではないので、
特に発信することはなくてもちょくちょく覗きに来ているという次第です。
(一言じゃ収まらなかった^^;

何もシール集めだけが人生じゃありません。
苦しい思いをしてまで続けるぐらいなら、いっそ断ち切るのも悪くないと思いますよ。

2000てなにそれおいしいの?

ビックリマン2000の実質的な20周年だった2020年
オフィシャルな動きはビックリするほど皆無でした。

まあ何というか...そうだろうなあという気もしてますけど、
「見向きもしてない」というのが実際のところなんじゃないですかね。

とは言え、今から2000関係の企画を動かすとなると多方面への折衝が必要そうです。
もともと複数の会社が絡むプロジェクトでしたしシールも52ミリ規格ですし、
それだけのコストを払う価値があるかどうかは微妙なところでしょうか。
それでもせめてちゃんとマーケティングリサーチとかしてくれてればいいのですけど、
「旧BM関連でそれなりに商売できてるから他は必要ない」とか考えているようだと...。

そんなわけで、ファンの期待は現担当が勇退したあとに
次期担当者が2000の25周年か30周年で何か企画してくれることを望むのみでしょうか。
(私も同じようなことばっかり書いてるなあ)

...もし本当は2000の企画を考えてはいたけどボツっただけ、とかならスミマセン。

ナニコレ珍百キャラ

33弾以降の3すくみキャラを眺めて感じたのですけど、
なんでこうも「コレジャナイ感」があるんですかね。

旧シリーズのキャラをリブートしたという触れ込みですけど、
私には劣化版としか思えないのです。
ちょうど「没キャラ」から受ける印象に近いものがあります。

seal_img10_03.pngseal_img07_03.png
seal_img10.pngseal_img01.png

旧シリーズの初期弾キャラも、決して洗練されたものばかりではなく
ダサく感じたりカッコ悪い印象だったりするキャラもいますけど、
それらと比べてもやはり近年のキャラには何か面白みが乏しいです。

シリアスでカッコいい雰囲気はメインキャラに任せるとしても、
パワーアップ再登場を期待するキャラや普通に欲しくなるキャラが少なくて、
単なる頭数合わせぐらいにしか注力してないのでは...とすら思えます。

GHにダメ出しできるほどの力が現担当側にないのか、
あるいはそもそもダメだと感じる感性がないのか、
本当に頭数合わせとしか考えてないのか。

悪魔VS天使の正統続編だというならそのあたりも妥協しないでほしいのですが...。

遅れてきた勇者たち

2月26日はアニメ「ビックリマン2000」の最終話が放送された日らしいので、
たまには2000に絡んだお話でも。

ビックリマン2000のいわゆる主人公パーティがシールになったのは第2弾
第1弾が全国に行き渡って知名度が高まり、満を持して始まるアニメ放送にあわせて
タケルやバカラが手に入る第2弾を投入するという作戦だったそうですが、
実に理にかなった戦略ですよね。
旧ビックリマンがシールからアニメになった逆マルチメディア展開の草分けだったのに対し、
2000ではどちらも互いに高めあう路線を目指したと考えられます。
制作陣がシール・アニメ双方で中心的役割を担っていたからこそとも言えますが、
ポケモンがゲームとアニメで培ったノウハウも活かされたんでしょうね。

実際には第1弾が品薄で第2弾の展開が遅れるなどのトラブルがありましたけど、
この頃まではおおむね成功だったんじゃないかと思います。

一方、この方式を踏襲しようとしたのかどうかは定かではありませんけど、
ハピラキビックリマンの主人公らがシールになったのはひかり伝IIだったので
これも上手いこと回せばチョコとアニメのWin-Winな関係が築けたかもしれませんでした。
しかし現実には、チョコはアニメの方を全然向かず独自路線を突っ走り、
アニメも関東地方で朝6時半という絶望的なパイで、相乗効果も何もあったものではなく...。

それでももうちょっとやり様はあったんじゃないかと思うのですけど、
ロッテからも東映からも期待されてなかったんですかねえ...。

フィフティフィフティでもWin-Winでもなく

漫画・アニメ以外にもアパレルやデザイナー関係とかでのコラボ企画がたまにありますけど、
ああいう路線もそれなりにウケがいいんでしょうか?

私は個人的に全く興味がないジャンルなのでいいとも悪いとも判断付かないのですが、
2017年に「アーバンリサーチ(UR)」とのコラボがあったほか、
2020年には「KosukeKAWAMURA」とのコラボグッズ販売という話題もありました。
これこそ本当に興味がわかないのですけど...ちゃんとビジネスとして成り立ったんでしょうか。

昨年から今年にかけてスケボーとのコラボ展開なんかもありましたけど、
「販売してから1ヵ月ほどで16500円⇒9900円に値下げになってガックリ」という
通販サイトのレビューがあったりして、やっぱりそんなもんだよなあと思ってしまいます。

何年もコラボチョコを展開して、世代じゃない一般層にも「ビックリマン」の名前だけ
それなりに浸透しているように見えますけど、人気があるかというと...。

結局、コラボを起用したいという側も、ネットニュースで取り上げる側も、
実態を把握しないまま「ファン熱望!」「新規層にもブーム再び!」みたいに考えてるのでしょうか。
コラボ相手の人気に便乗してるだけで、「ビックリマン人気」なんてものは微々たるものでしょうに...。

ビックリマンチョコが他者の威を借りて商売する分には売れても、
他者がビックリマンの威を借りてうまくいった試しは少ないんじゃないですかね?

20th Anniversary

私が「きゅー太の一人舞台」としてブログを開始したのは2001年2月13日のことでした。
当時はブログという言い方も一般的じゃなく、「日記」と表現していたのが興味深いです。

そんなこんなで20年!

いやはや時の流れは恐ろしいものです。
まさか20年後にもこうして駄文を書き連ねていようとは(笑)

今でこそツイッターやインスタなど自己発信の手段は多々ありますが、
あの当時はホームページを開設してコンテンツを立ち上げるのが主流でしたね。
そうでない人は掲示板やチャットに集まってあーだこーだ語り合っていたものです。

そんな中、さらに手軽な発信手段としてブログを書く人が増えたのもこの時期ですが、
それがいつしか「きゅー太といえばブログの人」と認知されるまでになったわけで。

もはや開店休業状態とはいえここまで続いたのは読んでくださる皆様あってこそですが、
さすがに日々ネタ出しに頭を悩ませる生活にはもう戻りたくないので
こういう時にしれっと更新するぐらいが性に合ってる気がします。

そんなわけで狂気のブログ攻勢、後半に続く~。

ラーメンは好きなんですけど

こういう物言いは非常に失礼かとは思うのですが、、、

ラーメンラリー、まだ続いてるんですね。

私がコレクターを辞めたのが2017年で手持ちの最大No.が151だったのですけど、
公式ブログを見てみたら現在までにリリースされた番号の最大No.は204...。

かつての勢いを知る者からすれば、非常に苦戦している印象を受けます。
特に昨今はコロナ禍の影響も甚大でしょう。
公式ブログには限定アイテム通販のお知らせばかり並んでいて、
メインコンテンツであるラーメン店の店員さんシールは少ないです。
既存店のバージョン違いも多数あるようですが、新規開拓が厳しい状況のようで。

2014年:No.001~019(19店舗)
2015年:No.020~068(49店舗)
2016年:No.069~113(45店舗)
2017年:No.114~168(55店舗)
2018年:No.169~186(17店舗)
2019年:No.187~198(12店舗)
2020年:No.199~204(6店舗)
2021年:
※公式ブログ掲載日をもとにしているので発売年とは異なる可能性があります
※2014年は11~12月の2か月間

真面目にラーメンラリーをやると、シール代以外に交通費食費も加算され
そこいらの食玩よりもはるかにコストがかかるシリーズではあるのですが、
(未だに部屋の片隅に山積みのシールの空き袋を見るとクラクラします)
見知らぬ土地に出向いておいしいラーメンを味わうあの体験は
ラーメンラリーをやってなければ一生経験することはなかったでしょう。
今では(コロナ禍関係なく)食べ歩きしなくなって久しいのですが、
ふとあの当時を思い出して切なくなります...。

依然として厳しい情勢だとは思いますが、コロナに負けずまだまだ続いてほしいものですね。

ネタがないからと言って今更神ビをこすってどうする

数ある本原政権の黒歴史の一つとして名高い「神ビックリマン」
フォーマット的な部分以外だと、個人的には焼き直しじゃない3すくみキャラは
結構いいセンスしてるキャラが多いと評価しております。

例えば、情報セキュリティにまつわる3すくみ

cardangel_img_07.pngcardcharm_img_07.pngcarddevil_img_07.png
天使:聖キュリティーヌ
お守り:プロテク徒
悪魔:海賊BAN

などは、昨今のトレンドを反映した面白いモチーフですし

cardangel_img_10.pngcardcharm_img_10.pngcarddevil_img_10.png
天使:姫アラドーモ
お守り:微助っ徒
悪魔:禁断ショコラ

も、うまい具合にビックリマンぽく名付けてるなあと感心します。
名前だけは、ね。

デザインが良くも悪くもビックリマンらしくないというのはただの慣れなので、
このぐらいのあざとさなら全く新規の層なら受け入れられたかも。

あとはカード素材にレアリティごとの差異さえあればなあ...。

あ、現代社会に悪魔や天使が現れたというチープな舞台設定もノーサンキューです。

裏ビックリマンの日っていつだっけ

裏ビックリマン(2019年版)は、前年にイオン限定で出たものより
描きおろしが多くて、手抜き感がかなり薄らいでいるようですね。

ネタ自体は性別入れ替え属性入れ替えといった
同人的でありきたりなものが多かったものの、
それをGHがやるということに意義があるという印象。
ぶっちゃけ、いたずらにストーリーを書き換えられたり
俗っぽい着せ替えイラストを展開されるよりは
はるかに「マシ」だったと言えるのではないでしょうか。

神帝隊のうち一度も悪魔化したことのない3名が
もしも悪魔になったら...という「悪帝」も、
なかなか見ごたえのあるイラストだと感じたものです。
個人的には、背景の配色が神帝と敵対した悪混鬼と合わせてあるのが
心憎い演出ですよね。

list01_05.pngb09021.jpg

list01_06.pngb09009.jpg

list01_07.pngb09006.jpg

だからこそ、裏イラストを抜き出しただけのシールとか
「裏」とは何の関係もない人狼シールなどを混ぜ込むのは
企画の評価を下げるだけなのでやめてほしかったです...。

ともあれ、今回のようなセルフパロディー企画が好評だったら
また続編が登場するかもしれませんね。

でもこの商品を肝心な「裏ビックリマンの日」に展開しなかったというのが
一番残念なところなのは間違いないです。

現代の泥田坊

近頃のシールは予算削減という意図が透けすぎて萎えますね。

シール素材をエンボスや偽プリに統一していることに始まり、
裏面イラストの削除使いまわしデザインの多用など
グリーンハウスへの新規デザイン費用の抑制と思われる動きが顕著です。

その割に人狼ゲームのような誰得な新規絵を発注してみたり、
芸能人の似顔絵をシール化して贈呈したりというゴマスリ的な行為が行われたりと
なんとも理解に苦しむ場面も目につきますが。

現担当者が重視しているのは、口うるさい古参ファンではなく大多数のライトファン。
今のやり方でそこそこ売れているうちは、それを変える必要性は感じてないでしょう。

2013年に「ももクロマン」が発売されてもう8年。
コラボ路線もすっかり定着してしまい、強力なパートナーの威を借りて
出せばそれなりに売れるというビジネスモデルが確立している以上、
「次はどことコラボするか」が最大の関心事であることは想像に難くありません。

チョコを売るという「オマケつき菓子」としては正解なのでしょうけど、
先祖代々受け継がれてきた田舎の田畑を都会かぶれのドラ息子に売り払われ、
「田を返せ~ビックリマンを返せ~」と嘆く古参ファンの嘆きは止みそうにありませんね。

ベストマッチを探せ!

今も昔もビックリマンのキャラクターをあしらったグッズといえば
判で押したように初期弾ヘッドがドーンと配置されてるものが大半ですけど、
ライバル関係にあるキャラを対決風に並べて扱うのはそこそこ楽しいものです。

スーパーゼウスVSスーパーデビル  とか
ブラックゼウスVSヘラクライスト  とか

で、同様にロココVSマリアなのですけど、

1.聖フェニックスVSサタンマリア
2.ヘッドロココVSサタンマリア
3.ヘッドロココVSワンダーマリア

みたいに、なんか安定しないイメージがあるのですが気のせいでしょうか?

個人的に(2)が一番しっくりこないものの、なのにこのパターンを一番見かける気がします。
ロココは次界編のキャラ、サタンマリアはそれ以前のキャラと思うので
時代背景の異なる2者が対決構図になるのはなんか違う気がするんですよね。

そうは言っても実はワンダーマリアよりサタンマリアのほうが人気があるからしょうがない...
と思ったりもしましたが、「悪魔だらけ」投票だとワンダーマリアは堂々の2位
そうなると、単純に1~9弾までのヘッドから選んだという可能性が高いようです。
(そうなったのは、個人的には10弾の魔胎伝ノアがいまいち不人気だからではと...)

ストーリー的には、ヘッドロココの相手はワンダーマリアであってほしいと思うのですけど
スペシャルセレクション1のSSコレクションのように魔炎マリアが選ばれる場合がちらほら。

sscollection.png

でも「原画大全」の付録シールでは、表にはワンダーマリアが描かれているのに
裏書では「サタンマリア」になってたりするので、特に考えてないのが正解だったりして??

genga_rm.png

衝撃の原色おばさん

ホログラムシールとして登場したキャラの配色について、
チョコが発売された当初は公式なカラー資料が提示されておらず
コロコロやボンボンなどは線画に独自の着色をしたようなイラストを掲載してました。

アニメでも制作側が独自に色を配置したようでしたが、のちにアイス版シールが登場した際は
シールとアニメとで全く色合いが異なることに驚いたものです。
アニメに慣れ親しんでいた私などは、肌が肌色のブラックゼウス
顔が白くない魔肖ネロ紫服じゃないワンダーマリアに強い違和感を覚えました。
既にアニメで決めた色があるんだからそれに準拠すればいいのに...とも思いましたけど
GHとしては「どこの誰が決めたかわからん配色なぞ知ったことか」てなところでしょうか?

そもそもGHがホログラムキャラをデザインした際は、ホロシールが見栄えするように
どの部分とどの部分が同じ光り方(色合い)になるかは指示していたと聞きましたけど、
キャラとして具体的にどんな色にするかは発注外で決めてなかったんでしょうね。

ところで、私がアイス版シールの色合いに特に違和感を感じたのが聖神ナディア

ice_nadia.jpg
アニメでも元々そんなにはっきりとは描かれていなかったものの、
まさかあんなに原色がキツいカラーリングとは驚きました...。
おごそかな雰囲気に似つかわしくない赤・青・黄色、そしてピンク

今にしてみれば、超聖神ディアナもクロノズーも「原色」モチーフのキャラなので
それと何かしら関連づけられそうな気もしますが、当時から構想はあったのでしょうか?

ナディアのデザイン自体、神々しさからかけ離れた脱力感のある風体ではあるのですが、
それに変な色合いがプラスされて更に奇妙奇天烈なキャラクターのように感じてしまいます。
しかしそれがゆえに、あの魑魅魍魎が跳梁跋扈するクセの強い世界でも
一層の存在感を放っていると言えるかもしれませんね。

現に、聖魔化生伝の超聖士ヒッグズーは色合いが地味すぎて埋没してしまいましたからね...。

higgzoo.jpg

人気者はつらいよ

2019年に公式サイトで行われた天使ヘッド・悪魔ヘッド限定の投票企画がありましたね。

天使のトップ3はヘッドロココ、ヘッドロココ、ヤマト爆神。
悪魔のトップ3はブラックゼウス、ワンダーマリア、魔肖ネロ。

まあまあ妥当なところかとは思いますが、スーパーデビルがトップ10にも入らなかったり
ユピテル、スサノオ、明星魔といった一般知名度の低いキャラがランクインしたりと
なかなか興味深い結果になってましたね。

トップ10は新規描き下ろしになるということで期待したファンも多かったかと思いますが、
まさかあんなスチャラカなデザインにされようとは...。
ヘッドにはカッコよさを追求してほしいのに、変な遊び要素は入れないでほしいものです。

また、今回は「天使ヘッド」「悪魔ヘッド」に焦点を絞ったことで
それ以外の勢力...つまりは「お守り」「源層界」「曼聖羅」「次代」が軒並み対象外でした。
いわゆるマルコ編のキャラがごっそりいないのはさすがにどうかと思いますが、
スペシャルセレクションなど過去の復刻作との差別化だったんでしょうかね...。

ところで、こういう投票企画で同一キャラを別の枠にカウントするのってどう思います?
具体的には、ヘッドロココ・ヤマト爆神・ヘラクライストが
増力前後で2キャラ扱いになっていて、他のキャラを押しのけている格好です。
せめて同じ名前は1枠扱いのほうがよくないですかね?
サタンマリアとワンダーマリアはまだ許容範囲かと思うのですけど...。
(シヴァマリアも入れれば3枠ですが、さすがに別枠でしょうね)

ロココ、ヤマト、ヘラクで3枠空けば、次点の聖フェニックス・♂スサノオ・八聖オロチが
描き下ろし対象になっていたと考えるとなかなか気になるところです。
むしろ変な描き下ろしにされなくてよかったかもしれませんが(笑)

鏡の中のマリオネット

そういえば、ロッテは相変わらず作為的なレアシールを乱発して
コレクターに苦渋を味わわせているようですね。

昨年もエヴァの抽選やら水族館の限定メニュー特典やらサッカーイベントの入場特典やら、
ごく少数の人の手にしか渡らない「超レアシール」を作ることで
ネットニュースを沸かせるようなことを繰り返しているとか。

何故そんなことをするのかというと、まあ単純にマーケティング戦略...なんですかね。
市場の割合からすればごくわずかなコレクター層への配慮はバッサリ切り捨てて、
大多数の一般層へのキャッチーな呼びかけに注力するという。
これをやるといつまでたっても新たなファンが育たないわけですが、
刹那的に売れればいいという発想なんでしょうね、おそらく。

そうは言いつつも、もう何年もこの方式で続いているので
担当者が変わらない限りは方針転換も期待できないでしょうね。

でもまあ、シール自体もペラいエンボスや偽キラでしょうし
サッカーのやつなんかは間違い探しみたいな新規性に乏しいシールだそうなので
ぶっちゃけコンプを目指さなければ無視すればいいだけのはず...。
それができないのは、「コレクターはコンプを目指すもの」という呪縛のようにも思えます。

実際問題、私が現役コレクターだったころは、劇場版AKBックリマン
スフィンクスヘラクライストなどに必死になっていたものですけど、
今となっては「ヘッドロココII?センスの欠片も無いなw」としか思わないので、
コンプのこだわりさえ無ければ気が楽になるだろうとは思うんですよね。

もっとも、コンプリートこそがコレクターのアイデンティティであったりもするので
それを捨て去るのが容易ではないのもまた当然のこと。
ロッテに操られるのが嫌だからといって糸を切ってしまえばどうなることか。

ある意味、ロッテとコレクターのチキンレースなのかもしれません...。

紙に神を宿らせしもの

自作シールの勢いはとどまることを知らないというか、
今や自作抜きでシール文化を語ることはできない域にありますよね。

かつては技術のある一部の人が細々と、しかし愚直に技術を追求して作っていた印象ですが
今や印刷業者のテンプレートに乗っかるだけで誰でも手軽に作れるようになったのがブームを後押ししてますね。
ロッテなどのメーカー側が安易で平易なコンテンツしか生み出さないことも
シールファンを自作へと向かわせる原動力になっていると思われます。

とどのつまり、多くのシール好きは心揺さぶられるアイテムを望んでいるのであり、
だからこそ「シール好きがシール好きのために作るシール」がウケているのでしょう。
ただ、そのレベルの「シール好き」は市場を成り立たせるほどの規模ではないため、
販売側の視点だとお菓子のおまけにそこまでコスト掛けられないというのが現実でしょうか。
本来は市場は育てるもので、ただ乗っかるものではないとも思うのですが
そこは考え方の違いもあるので深追いはしません...。

ともあれ、昨年はまんだらけから自作シールを集めた資料本が販売されたりもして
自作シールが一サブカルチャーとして認定されたような印象を受けました。
まだまだアングラ感もありますが、他のオタク文化同様に陽の当たる存在に近づいた感もあり
数センチ四方の紙に魂を込められたアイテムはますます人々を熱くさせそうですね。

私は集めてないんですけどね、ええ。

18x3のアレ風な祝辞

聖話しょうわ六○ヘクサゴンリング蠢動しゅんどう平静ヘイセイなる神鐘ジンベルひびなか

かさねた31+超伝説ちょうでんせつ今新いまあらたなる次代じだいへ!

butされど混乱坊主コラボーズ跋扈ばっこしやっとら令ン和れんわ

平成最後のブログ更新・・・かも?

移転したこのブログにはめんどくさかったのでカウンターを付けてないので、
実際どのぐらいの人が見に来てくださっているか全くわかりません。
サーバ引っ越ししたことすら気づいてない人もいそうですよね...。
まあいつものようにゲリラ的にひっそり続けてましたよっと。

そんなこんなで春の更新祭りも今回で一区切り。
いよいよ平成もラスト1ヵ月を迎えるということでこんなネタを。

そもそもビックリマンはなんとなく昭和の食玩と思われがちですけど、
悪魔VS天使シリーズが始まった1985年は昭和60年
今年でシリーズ34年目ですが、そのうち実に30年チョイは平成なのです。
1993年にスーパービックリマンが終わって1998年に伝説復刻版が登場するまでの
5年間の冬の時代はカウントに含めるべきか悩ましいですが...。
更に余計なお世話ですけど、グリーンハウスってスーパーには関わってなさそうですし
伝説復刻は規模も小さい単発企画でしたから、
超元祖やセレクションが始動するまでどうやって食いつないでたのか謎ですね...。
もちろん本業?のパッケージデザイン等で活動されてたとは思いますが。

閑話休題。
昭和から平成になった頃というのは旧BMで言うところの18~19弾頃
新ビックリマンのアニメ開始がちょうど平成元年(1989年)4月ですからね。
19弾天使「ベルエンジェル」の裏書には
 誰ために神鐘がなるか平静に考えようゾ
という「平成」と「平静」をかけたネタが書かれていて、
当時ニヤリとした覚えがあります。

x_bell_angel.jpg

まあ昔も今も時事ネタを取り込むのはビックリマンのお家芸なので、
もし今年34弾が発売されるならどこかに新元号ネタを入れてくるかもしれませんね。

その頃にはすっかり新元号ブームも落ち着いてるかもしれませんけど。

とりあえず新って付けとくか事案

「ビックリマンプロジェクト」とは、かつて2000が始まった頃に
ロッテ/大日本印刷以外に小学館や玩具メーカーなどの複数の関連企業で結成された
包括的なプロジェクト名だったかと記憶しています。

そして2000が完結してロッテと大日本印刷ぐらいしか残ってない状態となっても
「ビックリマン」という商品を進行する上での名義として使われているようです。

実際、多くのシール裏やグッズ、書籍にも「ビックリマンプロジェクト」の名前を見ることができます。

しかし、昨今「ビックリマンプロジェクト」なるものを目にする機会があり、
それって何?またロッテおかしなこと始めるの??と一部でザワついているようですが...。

でもこの名称、わりと以前から見かける気がするのですよ。

そこで公式サイトの過去の記事を探ってみたところ...。

bmnews235top.jpg

これです!

すっかり忘れられているようですが、ビックリマン伝説1の開始をもって
「ビックリマン新プロジェクト」が始動したことになっているようです。

実際、2012年1月と2月の公式サイトトップページ下部の記載を
インターネットアーカイブで調べたところ、

bmpj_before.jpg

        ↓

bmpj_after.jpg

というように変化していたことがわかりました。

そうは言っても、シール裏の記載は「ビックリマンプロジェクト」のままですし
他に何か変わった感じも無いので、名義違いに対する明確なポリシーも無さそうです。
特に気にしなくてよさそうですね。

2018年のブログ納め

さて当初の想定をオーバーして長々と更新してきましたが、
そろそろネタも無く更新自体キツくなってきたので
HUNTERxHUNTER的な短期集中連載も今回で一区切りとします。

言いたいことが無いわけでもないのですが、
わざわざ軋轢を生むような発言をして炎上するのも本意ではないので
ここはおとなしく沈黙を保つとしまして...。

2018年はシール集めは一切しませんでしたが、
不思議とビックリマンとは縁が切れない一年でした。

来年はどうなりますか全くわかりませんが
またちょこちょこ舞い戻ってこようと思いますので
引き続きよろしくお願い申し上げます。

ではでは皆様、よいお年を~。

祝え、新たなる王の誕生を!

昨今は猫も杓子もオリジナル自作シールを作る時代。

自前でイラストを描いて業者に印刷委託する場合や
プロのデザイナーを起用した企画に乗っかる場合などいろいろありますが、
コレクターが顔を合わせるイベントや交流会などでは
互いの名刺シールやオリジナルシールをトレードする光景も頻繁に目にします。

そんな中、かつて私もそういう場でシールをいただくことが多かったのですが、
一方的にもらうばかりでは申し訳ないなーと思っていましたので
一昨年のシール交流系イベントの際に自分でもシールを作ってみることにしました。

それがこちらのシール。

我がサイト「Q天銀河」にちなんでの「Q天銀河王」
はい、見ての通り単なるパロディです(^^;

元になっているのは「レスQ天女」と「天動銀河王」で、
名前だけじゃなくデザインも合体させたら面白いんじゃない?という安直な発想をもとに
自分でイラストを起こして業者に印刷を頼んで作ったのでした。
レスQ天女は素材が金、天動銀河王は銀なので
このシールは銀ベースに半分オレンジを乗せて金銀ハーフな雰囲気を狙ってみました。
金というよりむしろ銅っぽいので、うまくいった感じはしないのですが...。

そもそも私の画力なんてノートの端っこの落書きレベルなので、
シールのクオリティという意味では全くもってイマイチなことは自覚しているのですが
何も無いよりはマシと思っていただければと...。

ちなみにこのシール、当時70枚作ったのですけど
そのイベント以降ほとんど配布機会がないせいで今でもダダ余りです...。
腐るものでもないですしそのうちハケますかね?
もしどこかで私と会う機会があればお気軽にお声かけくださいませ!

ところで、そろそろ毎年恒例のコレクター忘年会の時期ですね。
多くの知人が某スーわく企画とかでオリジナルシールを新調しているようなのですが
既に一度トレード済の相手に同じのを渡しても意味がないかと思いまして...。

性懲りも無くまた作ってしまったのでした。

相変わらず隠すほどのものではないのですが、出オチ的な仕掛けがあるので伏せさせていただきます。

でも今年は忘年会開催されないそうで...。
うーん、どうしたものかな。

いっぱんぴーぽー

前回の更新から早いもので3ヵ月。

夏休みの次が冬休みとは誰も言っていませんでしたが、
年末は忙しいしそろそろ見に来る人も増えるかもと思ったので
また少し更新してみます。
と言っても今回は前回みたいにあらかじめネタを溜めてはないので、
せいぜい4~5回程度になりそうですけど。

いやー、それにしても新規のシール収集活動を辞めて約一年。
当初は30年以上続けてきた趣味を断ち切ることに不安もありましたが
いざ辞めてみたら呪縛が解けたように心も軽くなり、
公式の企画で「激レア~」とか言われてるシールを見逃しても
特に何も思わないようになりました。
ツイッターを眺めるのも後ろ髪を引かれて辛くなるかと思ってましたけど、
全くそんなこともなく皆さんのシル活を生暖かい目で見守っておりますw

しかしながら、シール収集を辞めたといってもシールが嫌いになったわけではないので
例えば名刺シールとかそういうのをいただける機会があれば嬉しいですし、
長年の収集活動で得た私の知見が活かせる場があるのであれば
積極的に関わらせていただきたいとも思ってますので、
何かあればお気軽に声をかけてくださいね~。

そんなわけで、元コレクターがコレクターに向けて発信する当ブログ。
自分でも何のために更新するのかイマイチわからないところですけど、
「もうちょっとだけ続くんじゃ」とばかりにしばしお付き合いくださいまし。

また会う暇まで

そういえば今年5月に「さん家祭り」が開催されましたけど、
私も知り合いの付添いという名目でちょこっと参加してきました。

しかし一方的に引退宣言してそれっきり...という状態でしたので、
会場に多数いるであろう知人らに今更どんなツラ下げて会えばいいものか。
そんな不安もありつつ足を運んだのですが、幸いにして杞憂だったようで
皆さんから温かい声をかけていただけて嬉しかったです。
シールを集めていようがなかろうが、せっかく知り合いになれた方々とのつながりは
なるべく大切にしていきたいものだと改めて思いました。

まあ、そんな思いもあって今回ブログを更新してみました。
私はこの界隈では「ブログの人」として認知されてるようですけど、
裏を返せばブログ書かなきゃ存在意義ゼロなわけでw

さすがに半年以上放置してるとなかなか気づいてもらえなくてどうしようかと思いましたが
次第に訪れる人も増えてweb拍手やコメント欄でも反応してもらえてニンマリ。
「あれー?いつのまに?!」とビックリしていただけたなら幸いです。

次にどこかに顔を出すとしたら、例年開催されてるコレクターの忘年会ぐらいでしょうか?
こんな私でよければまたぜひ誘ってくださいませ~。

そんなこんなで気紛れな夏休み特別企画もこれにて終了!
また気が向いたらふらっと更新するかもね??

嵐の後の静けさ2017

昨年の夏、シルコレ業界を(悪い意味で)沸かせたAKBックリマンですけど、
私は劇場限定シールがいくつか出た段階でシール集めを辞めたので
その後がどうなったのか実はわかってませんでした。

ビックリマン公式サイトを見ると、AKB・NGT・SKEまでは告知がありましたが
NMBとHKTは特に告知も無いままひっそり販売されてたようで...。
話題性があるうちにとっとと出しちゃえばよかったのにと思うのですけど、
こんなに引き延ばした(引き延ばさざるを得なかった)のは何か理由があったんでしょうか。

思えば沖縄の総選挙限定が台風でコケたのがケチのつき始めというかボロの出始めというか、
そもそもAKBファンがシール一枚のために5000円もするチョコを買うかという話で。

まあ結果論なので今頃あーだこーだ言っても不毛なだけですけど、
いろいろ見誤っちゃったんでしょうね...。

私はといえば、シール収集を辞める直前の段階では
沖縄6種と通販2種、AKB限定・NGT限定、あと抽プレのホロ3種までは押さえられましたが、
残りのSKE限定・NMB限定・HKT限定がもちろん手つかずでして...。
(NGT限定はトレードで入手したはずなのですが、どこ行ったのかな...^^;)
akb_sp.jpg

とても半端なので残り3種がお手軽に入手できるようなら集めちゃいたいのですけど、
相場とかどんなもんなんでしょう??

オツタエ~

まあ気づいてた人も少なくないかと思いますけど、
私、とあるニュース発信専門の非公式なツイッターアカウント運営してました。

情報発信のみに特化して個人の主観等を極力排除することで
なるべく多くの人に先入観を持たずにフォローしてもらいたい意図がありまして、
おかげで最終的には1500人ほどのフォロワーさんに支持していただいてました。
きゅー太としてはフォロワー数300人前後なので、実にありがたいことです。

情報収集に関しては、どこよりも早く最新情報を発信したいという思いから、
公式サイトのチェックは当然として
「ビックリマン」でのグーグル検索
プレスリリースサイトのチェック
菓子問屋の予約開始情報のチェック
ツイッター検索、2ch等のチェック
ロッテ公式、マリーンズ公式のニュースチェック

...を一日数度、毎日実施して情報収集に励んでいたのですが、
シール集めを辞めたのに情報だけ集め続けるのも苦痛なので
支持して頂いていた方々には申し訳なかったのですが、辞めちゃいましたw

そういや勝手に同じ名前でニュース発信してくれてる人も現れたようですが、
ぶっちゃけあんまりニュースとして機能してないような...。
いつの間にかできてたBM公式ツイッターもまるで動きが無いようで、
誰かちゃんと情報発信してくれたらいいのになあと思ったり(笑)

ところでビックリマン関連の情報を中心に4年半ほど続けてましたが、
反響が大きかったのはやはりコラボ商品の発売決定に関するものでした。
通常のニュース記事が多くても数十RTなのですが、
有名作品とのコラボ情報だと軒並み100件以上のRTがありました。
昨年11月の進撃の巨人マン発売決定の第一報では1331RT&1480いいねを記録。
聖闘士星矢マンでも1110RT&475いいねをしていただき、まさに桁違いです。

ちなみに本家悪魔VS天使系列の企画だと
スーパーゼウス外伝が60RT&36いいね
伝説9が66RT&62いいね
7神帝外伝でも69RT&91いいね

...これだけ反響あるなら、コラボ路線終わらせるわけないですよねー。

てっくり仰天

シール収集は再開の予定も無く、阪神もキングダムも伝説も文楽もスルーして
葛ボーロも買わずラーメンも食べず、お気楽な日々を送っております。
なのに不思議と忙しいきゅー太です。

さて特に意味もないのですけど、
気が向いたので久々にブログを更新してみようと思いたちました。
たまには生きてるアピールもしないとね(笑)

そんなわけで、夏休み特別企画というほどでもないですけど
短期集中で何回か更新する予定です。

さて再開1回目にあたって、まずシール界隈の動きを振り返ろうかと思ったのですが
全方位無差別焼き畑商売の愚痴を書くのも不毛なのでやっぱやめときます。
買ってない人間があれこれ言っても説得力ないですしね...。

そうそう、今年も4月1日に「ビックリマンの日」やってたんですね。
記念日協会に10万払うだけで記念日ビジネスができちゃうリーズナブルな商売ですが、
今年の企画には私も「ビックリ」させられちゃいました。

最新テクノロジーによる次世代型ビックリマン「テックリマン」!

https://www.lotte.co.jp/entertainment/campaign/tech-riman/

techriman.jpg


ってこのネタ、うちが11年前にやってたやつやん!

http://kyutabm.sakura.ne.jp/blog/aprilfool07.html

3dzeus.jpg
3dzeus2.jpg

しかもこの時のネタとしては10年後、つまり2017年だという体裁で仕掛けたのですが
まさか1年違いで2018年に似たようなネタを公式にやられるとは(笑)

誰でも思いつくネタと言われればそれまでですけど、
11年たってもシールの技術は大して進歩してないんだなあと感じる今日この頃でした。

きゅー太、○○辞めるってよ

長らく放置してたブログの更新がこんな内容で申し訳ないのですが...。

単刀直入に言いますと、私きゅー太は今後新規のシール収集活動を行わないことにしました。

個人的な話なのでいちいち宣言することでもないとは思いますし、
やいやい反応されるのも苦手なのでひっそりフェードアウトしようとしてたのですが、
これまでいろいろお世話になった方々に何も言わないというのも失礼かなと考えまして、
そんな気持ちで年をまたぐのもすっきりしないので、今この場を借りて報告いたします。

辞める理由はあえて書きませんが、別に収集に嫌気が差したわけでもないですし
何かのシールを入手し損ねて心が折れたとかでもなく、
健康に不安があるとかでも何でもないのでそこはご心配なさらないでくださいまし。

最初に辞めようと考えたのはもう一年以上前のことでして、
その頃私がツイッターのアイコンで謎のカウントダウンしてたのを
覚えてる方もいるかと思いますが、実はあのタイミングで辞めるつもりでした。
私個人にとって意味のある区切りだったのが一年前のその日だったのですが、
その時は思いとどまってまたコレクターを継続することにしたのでした。

で、そこから一年という頃にまた思い悩んだ末、やっぱり辞めることにしました。

私の性分として、やるならとことんやるか、全くやらないかのどちらかなので
半端に一部だけ続けるようなことはしたくなく...。

既に11月ごろから新規にシールを買ったりもらったりすることは行ってません。
タダで手に入るトレード物や抽プレ物なんかには少し手を出しましたが。(笑)
なまじ刺激を受けて収集熱が再燃しても困るので、
あえてコレクターの集まるイベントからも遠ざかってみたり...。
せっかくの人脈まで無くしたくはないのですが、
あいにくシール以外に共通の話題が無い方たちばかりなので難しいところです(^^;

あ、新規の収集を辞めるということで、これまで集めたコレクションを手放すつもりはありません。
余剰なダブりは身辺整理の一環で手放すこともあるでしょうが、
マスターは私の歴史そのものですから後生大事にとっておくつもりです。

このサイトは、サーバのレンタルを最近更新したばかりということもあり、
当分はこのまま放置という形で残しますが、その後はわかりません。
ツイッターの方もちょっとわからないですが、特に発信する内容も無いから放置かなあ...。
TLもほとんど見てないですし。

あとやり残したことが一つだけあるので、そこだけどこかで動きがあるかも?

それではオフィシャルもファンダムも先が見えないシール業界ですが、
皆々様におかれましては引き続き無理のない収集ライフを送られますよう祈念いたします。

勝手にBM10大ニュース!2015

暮れもいよいよ押し迫ってまいりましたが、
このネタをやり残していたことを思い出したので久々にブログ投下!

では早速いつものように昨年のベスト3をおさらいします。

<第3位>GHファン歓喜のビックリマン原画大全&原画展!
<第2位>プレ30周年!コラボ企画続々登場
<第1位>これぞ本丸!伝説7&オールスターチョコ発売

...そういえば昨年はまだ29年目だったのに30周年イヤーとして盛り上げようとしてましたっけ。
でもって今年は今年で、特に説明もなく30周年イヤーを継続してたような...。
そんな悪魔VS天使編30年目の一年、どんなことがあったのかを
きゅー太の独断と偏見で振り返ります。


<第10位>
ドリコムのビックリマンアプリ、4年の歴史に幕

<第9位>
痛ガム年賀状に総スカン??後出し特典シールに賛否

<第8位>
80年系ポップとの融合?トリリオンスターライツ

<第7位>
シンオク新弾&デンドロギガス発売!果てなきメルファンの野望!

<第6位>
ラーメンラリー1周年!来年は北海道上陸へ

<第5位>
伝説8発売!和装キャラは海外への布石?

<第4位>
誰でもシールクリエイター!?個人ブランドシールが流行


今年もいろんな出来事が盛りだくさんで、10位まで絞るのも一苦労でした。


ではではトップ3発表!


<第3位>
ニコ生、検定、純金シール...公式サイトの迷走は続く

他にもご当地投票やニコニコ静画のイラストコンテストなんかもありましたが、
後に続くでもなく、その場の話題作りでしかない企画が多かった印象です。

<第2位>
原画展&裏ビックリマン展の地方行脚!

今年は秘蔵原画集を引っ提げて各地でサイン会も続々開催!
四国や九州では未開催ですが、続報は...?

<第1位>
コラボ、コラボ、コラボ尽くしの30周年!

パズドラマン、ミックリマン2、キャプ翼マン、そしてスターウォーズコラボ!
チョコ以外でもグッズとしては、マリーンズ関連の横浜・阪神コラボなど。
ふなっしーやJリーグの中澤選手、弱虫ペダルなんかも...。
ビックリマンブランドの延命策にしか見えませんが、この流れは2016年も続くようです。


...というのが、私の2016年十大ニュースでした。
30周年イヤーでしたが、反後ビックリマンの新作はついぞ拝めず終いという残念な結果に。
まあ普通に出しても売れないとは思うのですが、どんな形であれ何とかひかり伝の結末だけは
明らかにしてもらいたいと期待するところです。

個人的にはブログからツイッターに本格移行しまして、
ちょいちょいネタを投下してますのでそちらもよかったらご覧ください。

ではでは皆様、シール・ユー・アゲイン!

とりあえず買い物報告

個別に細かくネタにする余裕がないのが残念なのですが、
ざっくりとここ一か月ほどの購入物について紹介したいと思います。

まずこちらは、年末特別商品としてコレクター界のみにあらず
転売界を巻き込んで大騒ぎとなった例のアイテム。

『ビックリマンオリジナルシールセット』のシール入りシールフォルダと
『開運ビックリマン色紙セット』のレプリカ色紙。

シールフォルダは表面がキラキラ加工されてます。
シール自体はここ最近のしょっぱい素材・印刷で、
裏面もシェーキやアイス同様の、本文+ウワサ爛のみ。
色紙はもちろん普通の印刷です。
ちなみに「ビックリマン福袋セット」は当然ながらありません...。

次に、元日に発表されて正月早々コレクター界を騒がせたアイテム。
『トリリオンスターライツ ビッグシールクッション』

詳細はよそでも語られてますのでここでは省きますが、
見ての通りクッションの布地のみです(笑)
現時点ではこのクッションのみ商品化されたようですが、
今後CDのおまけとしてシール化される予定があるとか?

こちらは書籍『イラストレーション』2015年1月号

中村佑介さんの特集号で、GH米澤さんとの10ページに及ぶ対談が掲載されています。
昨年出演されたテレビ番組でもGHを日本一のデザイナーと絶賛していた中村氏でしたが、
本誌では米澤さんからビックリマンのデザインへの姿勢や当時の情熱だけでなく、
自作シールや類似商品への考えなど他ではあまり聞けない興味深い話も聞きだされてました。

一方、神羅万象チョコの10周年記念商品としてプレミアムバンダイ限定で発売された
『神羅之書 コレクションファイルセット』

4年ぶりの公式ファイルは豪華メタルレアカードつき2冊組。
まあ、このあたりは半ば惰性ですが一通りは押さえておかないとですね。

そして、こちらは昨年12月に発売になっていたらしい
『ビックリマン メラミンカップ』

見ての通りの全4種。
見た目はプリズムっぽいですがただの印刷です。
この辺も、とりあえず買っとくかー...という感じですね。

そんなこんなで、今月あとはパズドラマンとムック本ですかねー。
地味にラーメンラリーの出費が気になる今日この頃です。

事件は会議室では起こらない

2015年1月9日付の「日本食料新聞」に、
ロッテマーケティング統括部ノベルティ企画室の本原正明氏に対する
インタビュー記事が掲載されておりました。

https://news.nissyoku.co.jp/news/aoyagi20141222024444976?utm_source=ise&utm_medium=ise

honbara20150109.jpg

2014年は「コアユーザーの顧客満足の向上と
若年層を中心にした新たなファンの獲得に成功」
したそうです。

また氏によると、「ビックリマンの本来的価値は、人を驚かせること」で、
「様々な角度から次の展開が読めないような仕掛けを14年は行い成功」
したとのこと。
確かにマリーンズとのコラボなどは想定外でしたね...。

記事では、年末年始の特別仕様商品の発売趣旨についても触れられておりました。

発売時期については...
 年末年始に商品を投入することで、15年につなげるという考え。
コンセプトは...
 クリスマスに向け"オトナのクリスマスプレゼント"と
 正月イベントに向けた"開運"をキーワードにした。

やろうとした趣旨はそんなに間違ってはいないと思うんですけどね...。

マリーンズゼウスについても、本来は抽プレとしての意味合いが大きかったようで
「レア感が満載のセット商品に仕上げました」と語られてました。

「福袋セット」が転売ヤーにごっそり持って行かれたことによる
コアユーザーの「顧客不満足」については考えられてなかったんでしょうね。
そもそもの問題は、マリーンズゼウスのレア度を上げ過ぎたせいだと思いますが。

「15年以降も"驚き"のあるコラボ商品を仕掛ける」とか
「ビックリマン独特の世界観を伝えていく」という話も書かれていましたが、
方向性はよくても、中身が購入者の期待にマッチしてくるかどうか...。
そもそもビックリマンの世界観をどこまで理解できているのかも、
下田研究員氏含めて正直疑わしいところです。

そういえば去年3月14日の日本食料新聞では、「神ビックリマン」でのカード市場への参入について
熱く語っていた本原氏でしたが、今回の記事ではまったく触れられていませんでした。

新聞記事とはいえ基本的に「宣伝」だから負の面は語らないのでしょうけど、
もろ手を挙げて「成功」といえる1年なんでしたっけ?

勝手にBM10大ニュース!2014

そんなこんなで、まだやってなかったこのネタを満を持して投入!

昨年のトップ3はこちらの話題でした。

<第3位>グリーンハウス一人勝ち!?BM系シール乱発!
<第2位>何だったのか!?境外滅伝の光と影
<第1位>これこそ何だったのか!?武層動伝の大混乱

今年のトップ10は、一年を振り返ったばかりなので
タイトルだけダイジェストでどうぞ!


<第10位>
里崎選手、終身名誉PR大使に就任!

<第9位>
突発的福袋事件!サーバーは大混雑!

<第8位>
境外滅伝、堅実に発売継続

<第7位>
神ビックリマン盛大にズッコケ

<第6位>
タワスペ無念の撃沈

<第5位>
ラーメンラリーでラリまくれ!

<第4位>
シンオク快進撃!おまけシール戦国時代!


一気に駆け抜けてみました。
実にいろんなことが起きて、ネタに困らない一年でした。
個人的にはいちごつみが秋に弾変わりしなかったのが気になりますが...。

ではではトップ3発表!


<第3位>
GHファン歓喜のビックリマン原画大全&原画展!

次はGHが版権持ってるデザインで第2弾おなしゃす!

<第2位>
プレ30周年!コラボ企画続々登場

来年はパズドラマンが控えてますし、この流れは続く!

<第1位>
これぞ本丸!伝説7&オールスターチョコ発売

本丸っつっても復刻メインですけどね...。


ということで、今年一年いろいろありましたが
結局はBMネタを上位に持ってきてしまう私なのでした。

来年はパズドラマンのほか、ストーリー解説ムックやGXS新作、
それよりなにより「本当の30周年」が待っています!
果たしてどんな年になることか、
そしてこのブログは次にいつ更新するのか?!(爆)

来年の10大ニュースも充実した内容になりますように。

ふくぶ苦労

福袋というのは元来、ユーザー還元の一環かと思ってましたが、
余り物を詰め込むにしても価格帯はそれなりに抑えられているべきものと思う次第。

つきましては、先日売り出されたロッテオンライン限定のビックリマン福袋
マリーンズゼウスや他商品と同じ色紙・ファイル以外は
タンスの肥やしにもならない不用品の寄せ集めじゃないですか。
それなのにあの価格というのは、さすがにどうなんだと声を大にせざるを得ないです。

そもそもマリーンズゼウスをやたらプレミア化しようという意図が透けて、
なんとも嫌な気分になってしまうのですが...。
私もあいにく10名限定の福袋は買えなかったので、
後日抽選の90人枠に希望を託すしかないのですけど
福袋とあわせても100枚限定ってのはやっぱりやりすぎですよね?

自分が買えなかったから悪態突いてる...というのも否定はしませんが、
コレクターズアイテムでここまでの限定品を出されると
それこそタキシードゼウス並みの不満噴出になりません?
愚痴の一つも言いたくなるってもんです。

奇しくも東京駅100周年Suicaの販売を巡るトラブルが起きましたが、
企業側はもっとプレミア相場の動きにも配慮してほしいです。

...無茶なこと言ってますかね?

キーワードは「距離感」

今年はコレクター間の結束というものも強化されたらしく、
ひょんな流れから全国4都市で開催された「コレクター大忘年会」
私も参加させていただく運びとなりまして。

12/20の東京会場にお邪魔させていただきました!

何というか、一年ほどしか空けてないのに
面識のない人が結構増えているのが驚きでした。
「ビックリマン伝説」から出戻った人もいるとは聞いてましたが、
ツイッターを中心にコレクターの輪が広がっているんだなあと感じました。

あいにく人が多すぎたせいか、自分の周囲数名としか話もできませんでしたが、
私がいた一角は何故か印刷業界の方や自作シール作成者の方などが集まってて
興味深い反面、話についていけずちんぷんかんぷんでした(笑)

とは言え、個人が独学で印刷方式を模索していた時代からすれば、
個人で業者に委託するのが半ば当たり前な現状は時代の流れを感じます。
その中の誰かが言った「印刷技術は進んだがシールの技術は進んでいない」
という言葉が印象的でしたが、そういう方々が業界に働き掛けていくことで
シールの技術も進んでいくんだろうなと感慨深かったです。

シール風の名刺を作成している人もいましたね。
そうなると私も何か作ってみようかと思ってしまうほど、
シールあるいはシール風の印刷物に対するボーダーは下がってきてる感じがします。

昨今はノベルティとしてビックリマン風のシールを作る企業が増えてますが、
公式っぽいモノを作る自作シール作家と、公式だけどシールのノウハウのない企業が
手を組めば、もはやプロのシール作家とその作品という形が出来上がってしまいます。
そういう時代に、もはやなってきているということですよね...?

グリーンハウスがツイッターで発言したり、
ラーメンラリーやシンオクも公式担当者がファンと積極的に交流するなど、
本来は雲の上で手が届かなかった存在と気軽に触れ合えるというのは、
嬉しい反面、すこし残念というか、ありがたみが薄れる気がしてしまいます。
けどもはやプロとアマチュアの境界すらあいまいになりつつある昨今では、
古い考えにとらわれずに積極的につながりを持ちに行ったほうが
結果的に楽しめるのかもしれませんね。

ゼリーキャンディーだけは好きになれない

タワスペ亡き今、グリーンハウスの聖感あふれるキャラを拝む機会は
GXS...は来年に持ち越しらしいので置いといて、
やや不本意ながらも「境外滅伝」が筆頭格というのが現状でしょうか。
(ラーメンラリーはややコミカル路線ですしね)

3月に第2弾、12月に第3弾が発売となりました。
2弾は何故か箱を売りたがらない妙な方式のためトラブルもあったようですが、
3弾ではシークレットの封入率ともども改善されたようで、
弾を経て売る側も買う側も安定してきた感がありますね。

竹村よしひこ先生のオリジナル漫画も絵柄が当時のものに近く、
独特のずっこけ具合も当時のままといった感じで楽しいです。

「境外にオリジナル無し」という迷言にある通り、
過去の有名どころのオマージュ(?)らしき仕掛けもあったりして
単価が高いこと以外は改善されてきたかなーと思える今日この頃です。

次の第4弾で「第一幕」が完結するらしいですけど、
その前にアマクサの交換イベントですかね?

応援団シール?何ソレ?

神羅盤石?10周年!

神ビックリマンは神羅万象のパクリでは、と当初言われたものですが、
ふたを開けてみれば神羅の足元にも及ばなかったというのが実状かと。

ということで、神羅万象チョコについて書いてみます。

今年は神羅万象シリーズが10周年を迎えるということで、
シリーズのほうも過去の主人公が大集合するオールスターな物語。
...その直前に、実際に人気投票をもとにした復刻企画
「オールスターセレクション」の発売なんかもありましたが(笑)

「天地神明の章」で一癖も二癖もある主人公らを相手に立ち回るのは、
シリーズ全般を通しての黒幕として存在感を放つ魔導神メビウス。
かつて悪役だった彼が、絶対正義であるはずの調和神の異常に気づき
その謎を暴くため天界に殴り込みをかけるというのが大筋の展開。
そこに歴代主人公やその仲間らが敵味方に分かれて次々参戦!という、
単なる復刻ではない独自の物語が繰り広げられています。
...と言っても、旧キャラ詰め込み過ぎでちょっと窮屈な感も否めませんが...。

チョコ自体の仕掛けとしては、台紙についている点数券を集めることで
オリジナルカードと交換できるという「ウエハーポイントキャンペーン」を導入。
また一番くじの発売や、全カードを網羅した「超完璧大全」、
魔将軍アスタロットのフィギュア化、コレクションファイル発売など、
10周年ならではの動きが続いています。

聞けば11章の予約を開始したショップもあるとかで、
まだまだ終わる気配の見えない神羅万象に今後も注目です!

...かつて「神羅10年プロジェクト」を鼻で笑ってゴメンナサイ。

アナタは神を信じますか?!

そういや神ビックリマンについて書いてませんでしたね...。

2014年3月、初めてビックリマンチョコを買ったあの感動を再び。
次代を超え、新たな未来をつむぐ
新ビックリマンワールド誕生!

なんて公式サイトには書かれてましたが、
案の定の大爆死

イラストは良くも悪くも今どきなデザインで、
キャラのネーミングなんかは悪くないのですが
いかんせんインパクトに欠けました。

何より100円もするのにキラカードが存在せず、単なる紙カードばかりというのが、
時代に逆行していて「売る気あるの?」と問い詰めたい出来。
30周年の肝いり企画の一つだったと思うのですが、
こりゃダメよ~と思った通りのダメダメっぷりでした。

公式サイトで展開されたストーリーも安っぽい内容でしたし、
抽プレ企画も予想を裏切らないほぼ全プレ状態
1月末に後半戦が待ってますが、ハガキは前回の半分以下で十分ですかね...。

とても2弾が出るようには見えないのですが、
あの漢熟覇王ですら3弾までは出たので、これももしかしたら続くのかも!?

コラボちゃん「ンモー!」

30周年で、ロッテはビックリマンブランドの拡大と維持に努めているようで
今年は昨年のももクロマンに続くコラボ路線が目立った年でもありました。

北斗の拳とコラボした「北斗のマン」はまずタイトルにずっこけました。
ポケモンウエハースも地味に1弾、2弾、ムービー版、3弾と続いてますし、
サッカー応援ウエハースなんていう意味不明な商品まで出てましたっけ。
どれも一通りは手を出してみましたが、客層の拡大につながっているのかは不明です...。
(ビックリマンとのコラボというわけではなさそうですけど)

そういや神ビックリマンも、これと同じ形式の商品として
ディズニーインフィニティウエハースチョコなんてものを出してました。
こちらは全30種でやや難易度低めの設定。
見本用に数個買っただけで集めてませんけど。

コラボと言えば、ファッション業界で「しまむら」とのコラボ商品も出てましたね。
最初が半袖Tシャツ、次に長袖、そしてトレーナー/パーカーと、
次々と新商品を投入してきてます。

この流れは何なのでしょうか!?

ソーシャル栄枯盛衰

ソーシャルゲーム方面ではタワスペが大爆死した一方、
ビックリマンも苦戦を強いられている状況のようです。

モバゲーで昨年スタートした「ビックリマン・コレクターズバトル」
盛り上がりきらないまま6月末にサービス終了。
終盤はレアキャラと交換できるダイヤコインが入れ食い状態で、
多くのプレーヤーのデッキがSURキャラだらけという異様な光景でした。

で、GREEの「ビックリマン」のほうはどうかというと...
どういうわけかここ数か月ずっと新イベントが無くて、
ストーリーを伴わない「聖塔」「武闘会」「カジノ」の繰り返し。
このアプリの唯一の(?)良心だったシナリオ部分が全く無くなってしまい、
パンゲ編の独自ストーリーも半端なところで止まったままとなってます。
シナリオ担当がいなくなったのか何なのかわかりませんけど、
こりゃこっちも終焉が近いのかも...。
伝説7のQRが今年12月末までの期限なので、
これが切れたらいよいよ店じまいということもありえるかも?

アプリは地味に時間を取られるので、無くなれば無くなったで
その分ゆとりができるのですが...やっぱつまんないですね。

二大政党時代の到来

今年はグリーンハウスさんが活躍されてた...のは何度も書きましたが、
それとは別に、今年はコレクター界を揺るがせた一大勢力の台頭が目を引く一年でした。

スタジオメルファン!

これまでほとんど陽の目を見ていなかった"シール界の最大野党"ですが、
昨年から少しずつ知名度を上げてきたのが今年一気に開花しましたね!

その最大の成果と言えるのが、「真おくのほそ道(シンオク)シール」

単価は高いがそれ以上の満足を提供することを信条に掲げ、
事実その通りのファンサービスを成し遂げてこられました。
0弾発売に続いて1弾では、旧ガムラファンを中心に多くのファンを愉しませ、
大阪でのイベントでは「秘蔵イラスト」なるものを公開して
多くのコレクターの度肝を抜いたと聞いています。

聞いているだけで、私は見てないんですけどね...。

てゆーか、シンオク集めてないんですよね...ええ...。


何かと懐に厳しい昨今のシール業界。
リソース(小遣い)の集中と選択を迫られる中で、
私は「ガムラ集めてませんから」という理由で、シンオクをあきらめました。

入手したコレクター仲間の声からは実に楽しげな様子がうかがえましたし、
それ以上に「シンオクはシール愛に溢れた素晴らしいシールだ!」という
なんとも羨ましい声が聞こえてきて、失敗したかなーと思うこともしばしば(苦笑)

まあいいんです!
過ぎたことは振り返りません。
以前このブログにコメント寄せていただいたシンオク和尚には申し訳ないとは思いつつも、
それはそれ、これはこれとして割り切っていく所存であります!

えーと...この先もしビックリコとかの続編を出す動きがありましたら
宜しくお願い致します(笑)

仕事選んでください

今年もグリーンハウスさんがフル稼働な一年でしたが、
タワスペ、ラーメンラリー以外にもシール系での活躍が多々ありました。

昨年に引き続き、劇場版「ペルソナ3」の入場者特典に「スーパーP3シール」が登場。

あいにく今回は一回も劇場に行けなかったので、
知人に代行してもらった1週目のシールしか所持してないのですが...。
(BD/DVDの特典に期待!)
ペルソナのファン層とは世代が違うので不評だというウワサも聞いたのですけど、
そんなことは無かったということなんですかね...?

あとは「ビッ狩りマン」も今年でしたっけ?

昨年の実写版(?)から一転してグリーンハウスイラストで発売されました。
シークレットキャラの「ビッ狩りニャン」のコスプレが印象深いですが、
...てゆーかモンハンやってないので他のキャラがさっぱりなんですけどね(笑)
これはこれで売れてたようで、ロッテもいろんな層の掘り起こしに熱心なご様子です。

フジテレビ系のクイズ番組「クイズ30~団結せよ!」のMC2人のイラストも
グリーンハウスが手掛けたということで、マニア界でのみ話題になりましたっけ。

そして境外滅伝もありましたが、それはまた別の話題のときに。

還暦目前の米澤さん(と兵藤さん)のバイタリティには驚かされるばかりですが、
これだけ多くのキャラを生み出しても全く衰えを感じさせないのはさすがですね!
...本家ビックリマンの続編も出ればよかったのにね...。

ラーメン大好きラリ雄くん

今年もグリーンハウスさんがフル稼働な一年でした。
いろんな方面で新デザインのキャラが出現するたび、
どうやって入手したらいいのかと頭を悩ませることも多いのですが
そんな新勢力のひとつが「ラーメンラリー」でした。

ラーメンラリーについての詳しい話は省きますが、
提携ラーメン店でのみ販売される店員さんシールを購入して、
パッケージについている点数券を集めることで
グリーンハウス作の限定シールがもらえるという企画です。

現時点では首都圏を中心に10数店舗で実施中でして、
多くのコレクターが日夜ラーメンをすすっている状況です。

この企画の素晴らしいところは、最終目的をGHシールに置いていながらも
普通に店員さんシール(こちらはラリー企画担当さんのデザイン)も味があり、
それぞれノーマル・キラの2種類ずつあるのですが、
ついついこっちも集めたくなってしまうところ。

私などは、普段食事のためだけにどこか別の町に出向くことなんて
これまで一度も無かったのですが、ラーメン(というかシール)目当てに
今まで行ったことのない街まで繰り出すというのは
結構新鮮で楽しい体験でした。
そしてラーメン自体も名店ぞろいでおいしいですし、一石二鳥な満足が味わえます。

しいて難点を挙げるならば、何気に店までの交通費が馬鹿にならないことや
残業が多いと仕事帰りに立ち寄るのが大変だというところでしょうか。

そんなわけでコレクター的にも大成功な感じのラーメンラリーですけど、
ぶっちゃけこの先どこまで続くのかというのは若干疑問です。

「グリーンハウスのシール」自体、一般的にはそこまで集客力があるわけでもなく、
ラリーのシールもコレクター以外の人が買っている感じもあまりしません...。
今でこそコレクターが一日数人ペースで訪れているでしょうけど、
この先店舗数が増えると当然ながら客も分散しますし、
地方に展開していっても都内ほど人が集まるとも考えにくいところ。
(シール交換会などの規模と比例すると思ってます)

店ごとに違うシールが手に入るというのは
その店に客を集める上では有効な手段ですけど、
逆にその店が扱わなくなったら入手不可能になるので
新規のコレクターが参入しにくくなる可能性もあります。
店側としても、気軽に始めたり辞めたりしにくいんじゃないかと思うのですが、
そんなこともないんでしょうか?

ベストな答えというのは無いのかもしれませんし、
担当者の方々が熱心に活動されているのもわかりますので
この先も長く続いていくといいなと思います(^^)

でも私は、店員さんシールのコンプは既に諦めてます(笑)

天を目指した塔は崩れ去るが必定

私がブログ休んでいる間に始まって、休んでいる間に終わってしまったのが
スマホゲーム「タワーオブスペルズ」通称タワスペです。

株式会社ロノトがグリーンハウス描き下しのキャラで勝負したパズルRPG(?)でしたが、
いつの間にやらシールをゲットすることばかりが目的となってしまい、
一年ともたずにサービス終了となってしまいました。
グリーンハウス米澤さんからは「ブログ再開したら宣伝お願い」と頼まれていたのですが
まさか宣伝する前に終わってしまおうとは(苦笑)

ぶっちゃけ、英語学習要素なんて有って無いようなものでしたし、
システムも巷にあふれる「パズドラもどき」の域を抜けてませんでしたし、
何より自キャラが育たないわ敵は強すぎるわイベントは課金前提だわ、
やたらバランスの悪いゲームでしたので、終わって当然かと...。
普通は課金すれば強くなったり有利に進められたりするものですが、
タワスペはイベント景品のキャラを金で買うみたいなゲームでしたので、
全然プレイしようという気が続きませんでした。

それでも、毎回シール化されたキャラは多かれ少なかれ課金して
一通り集めることができました。
(通販で販売されたキャラは1枚未入手が残ってますが^^;)
ヘッド格のキャラはどれもカッコいいだけに残念です。

そうは言っても、我々が「グリーンハウスのキャラなら
やっぱりシール化されなくっちゃ」という風潮を生み出していたのも事実で、
一部の声にロノトさんが踊らされてしまった感も禁じ得ないところかと。
説明会には私も参加してたのですが、質疑はやはりシール方面に集中してましたし
ゲームとしての方向性が見えてこない説明会でしたっけ...。

ともあれゲームキャラ自体は別会社に引き継がれるらしいので、
とりあえずはそちらに期待...でしょうかね?

原画のチカラ

今年一番ファンを喜ばせたイベントの一つが、
「ビックリマン原画大全」の発売と、その発売に合わせて
東京と大阪で開催された「ビックリマン原画展」ですよねー。

8月21日~31日まで渋谷パルコで、9月13日~23日まで心斎橋BIGSTEPで、
グリーンハウスの原画イラストを大公開!というファン待望のイベントでした。

中でも素晴らしかったのが、グリーンハウスのお二方による初のサイン会!
原画自体を拝見する機会は過去にもわずかにありましたが、
サイン会というのは初めてのことでしたよね。
私も渋谷の回に参加させていただきました。
個人的には、お二方とお会いしたのは7年ぶりのことなのですが、
にこやかにご応対いただき嬉しかったです。

さて原画展の様子は今更語るようなことも無いのですが、
唯一疑問を呈したいのが、会場でのみ販売されたガチャでして...。

あのシークレットの封入率の低さは何だったのでしょうか...。

数千円分回しましたが、かすりもしませんでした。
今どきのシークレットって、封入率は他と変わらないものも多いですが
まさかこんなに出にくく設定されていようとは。
ここだけ残念至極です。
(ってまたシークレットの話かよっ)

東京・大阪の後はぱったりと続報も無くなってしまいましたが、
この感動はぜひ他の地域の方々にも体験していただきたいですねー。

野球狂の30周年

何と言っても今年のビックリマンの中心的な動きのひとつだと思いますが、
2月に始まった「ビックリマン総選挙」
その結果を受けて発売に至った「ビックリマンオールスターチョコ」ですね。

実に今更な話ですけど、
これほど公式スタッフとの温度差を感じる企画も珍しかったです。

まず「ファンが選ぶ総選挙!」と銘打っていながら、投票対象が既に固定。
確かに全キャラ対象の投票企画は2009年に「聖核伝」の前に実施済みなので
同じことをやっても盛り上がらないというのはわかるのですが...。

投票対象が2009年の時の上位キャラから選ぶ、とかならわかるのですが、
箱を開けてみると何とも首をかしげるキャラが多数...。

ロココ系が偏ったり、突然アシャーダルマンが混じってきたり。
これまで未復刻なダークマターやプッチーが選ばれたことや、
GH枠の別ポーズキャラなどはこの企画の良かったところだと思います。
しかしそれらを差し引いても余りある悪印象なのが...

なぜ野球と絡める必要があったのか

...ですよね?

悪魔VS天使30周年と野球と、何の関係があるというのか。
もっと言うと、この一年異常なほどプッシュされた里崎選手推しの怪
野球に関心のないコレクターの立場からすれば、
何を余計なことやっとんじゃ!としか思えないのですけどね...。

里崎選手推しの謎は「ビックリマンデー」やその他の「監修」名目の数々に至って、
何一つプラスに感じられないあれこれがどうにも不可解な一年でした。

ともあれ、買ったもののいまだにほとんど開封してないので
実は描きおろしキャラの半分も見れてないのですけれど、
もうちょっとやり様は無かったのか?と感じる企画でした。

まだ生きてるよ

どーもー、お久しぶりです。

とりあえず今年1月末以来、久々のブログ更新です。

この期間、実は...


...まあ、単純に忙しかったのです。

今もまだ忙しい状況は続いているのですが、
少しまとまった時間ができたので書いてみようかなと。

ブログは書いてませんでしたが、コレクター活動自体はそれなりに続けてました。
イベントにもちょこちょこ参加してましたし、
現行シリーズのシールも(開封はしてなくても)購入は続けてましたし。

ただアレですね、一度ブログを書かない生活に慣れてしまうと、
再開するための敷居がグッと高くなった気がしちゃいまして、
なんだかんだで11か月が過ぎたわけでして。

当たり前ですが、このブログがあろうが無かろうが
世の中は変わらず動いてました。
それが確認できただけでも良かったかなと思ったりもします。

BMは30周年だか何だかで賑わったし、それ以外でも何かと盛りだくさんな一年でした。
これまでならブログのネタとして精力的に盛り上げてたところだと思いますが、
この一年はそういう熱気を外から眺めてた感じです。
逆に、ブログやツイッターなどで場を盛り上げてた方々も増えてきた印象で、
このまま傍観者の位置に下がってて問題ないなと思ってみたり。

そんなわけで、この先どんなペースでブログを続けられるかは未知ですが、
ひとまずこの一年の間の出来事に関連したネタを投下してみます。

遥かな次回作へ

お笑い芸人の劇団ひとりさんのツイートが話題になってるそうです。

『スタジオにあったビックリマンチョコを何気なく手に取って食べたら、
中からヘッドロココが出てきて驚くも、ちょっとした年代差で
その凄さが周囲にはイマイチ伝わらず無念。』

劇団ひとりさんは36歳。
世代的にはヘッドロココに感銘を受けても不思議じゃないですけど、
周囲の方々はもっと若いメンバーだったのか、
「ヘッド?何スかそれ?」的な反応だったのかも?
そんなひとりさんには、是非ともアメトークで
「ビックリマン芸人」の企画を持ち込んでいただきたく...(笑)

さて、そんなこんなで(?)関東・首都圏で「ビックリマン伝説7」が発売になりました。

今回は旧9弾、ヘッドロココと神帝隊がメインの弾です。
全シリーズでも屈指の人気キャラ登場ということで、
伝説シリーズ初期の頃の活気が戻るといいんですけど。

箱やパッケージは、やたら暗かった伝説6と対照的に明るい色彩です。

ふと箱を開けてみて気づいたのですが、これまでデカデカとうざかった
ソーシャルゲームの宣伝文句が、パケ上部から無くなってました。

今更ですが、やっとあるべき姿に近づいてきたということでしょうか。

でもって、ストーリーシールなのか名シーンシールなのかわかりませんけど
いわゆるマル特シールは予想通り
「スーパーゼウス」「聖フェニックス(武装)」「ヤマト王子」でした。

ゼウスは「黄金神殿」から指揮を執っているイメージ。
「全宇宙」を見守っているそうですが、なんでこういうフレーズを使うのか...。

フェニックスは背景に創爛曼棒と真田守帯(大聖核棒)が描かれています。
聖神パシーが創爛曼棒+真田守帯の接触で発生したような記述ですが...。

ヤマトには、神帝での装備品(頭飾り、首飾り、日出剣、如面の盾)が描かれてます。
「因子継ぐ如面菩薩との合身こそ聖儀也!」とあるのですが、
如面がヤマト因子の一部を持っていて、それを受け取ったということでしょうか?

ヘッドロココ2種は、増力前が金エンボスで、
増力後が魔肖ネロと同様の黒銀エンボスの七色ライン加工。
ノーマルとは同じエンボスながらも差別化ができてて、いい感じですね!

何だかんだ言っても、チョコからゼウスやフェニックスが出れば
普通の人は喜ぶでしょうし、マニアが口うるさく言うことではないかもしれません。

欲を言えば、これで最後ではなく聖魔和合まで何とか続けば、
伝説から入ったファン層にも嬉しい展開じゃないかと思いますが...
...この先、明らかに失速するのは目に見えてますからね(^^;

「ビックリマン伝説・次界決戦編」として、主要キャラ抜粋で続けるのもアリでしょうけど、
キリのいいところで打ち切って次の企画に移行するのもいいんじゃないでしょうか?

「ロココたちの冒険はこれからだ!BMプロジェクトの次回作にご期待ください」
という雰囲気ですけど(笑)

年2回の幕張詣で

今年も次世代ワールドホビーフェアが幕張メッセで開催されました。

毎度のことながら、バンダイの神羅万象ブース以外は特に関心無いのですけど
人気投票関連で大きくスペースを割いていた前回に比べると
ややこじんまりとした印象を受けました。

人気投票結果の展示、一番くじの紹介、カードリスト、次章予告など
見るべきものはそれなりにあったのですけど、
何よりも特にこれといった配布物が無かったのが残念なところでした。
ステッカーも下敷きも試供品も、なーんにもナッシング。
今までは小学生だけとか制限付きであっても、何かしらはあったんですけどね...。

さて、ニュース的な内容は既に先週開催の名古屋で明らかにされてますが、
10作品記念章は「天地神明の章」と題され、
天界への侵攻を進めるメビウスと彼に従うアーク、アポロ達に対し
伝説とうたわれるサイガやポラリスらが立ちはだかるというような、
どこかの10周年記念作みたいな「人気者大集合の章」になる感じです。

それより前に、人気投票キャラによる「トップキャラクターセレクション」が
2月24日発売になるのですが、これ1個150円なんですね...。
素材が豪華みたいなこと書かれてますけど、シークレットもあるようで
どんな感じなのやら気になるところです。
あれこれ出費がかさむ時期を控えているので、どうにか抑えたいとこですけどね...。

餅は餅屋の餅語り

イラストレーターの中村佑介氏によるグリーンハウス評とでもいいますか、
デザイン力の凄さをわかりやすく説明されたツイッター記事が話題になってます。

http://togetter.com/li/619785

ビックリマンが当時あれだけ支持されたのも、
反後博士の人間離れした発想力もさることながら
米澤・兵藤両氏の確かな技術に裏打ちされたデフォルメ力による部分が大きいですね。
こうして同じ「絵」の世界で活動されている方の視点からの解説を読むと、
改めて物凄いレベルの仕事をされてたんだなあと気づかされますね。

スーパーゼウスとヘッドロココの頭・体のサイズが同じというのは確かに衝撃です。
でもスーパーデビルと比べると明らかに比率はオカシイですけどね(笑)

絵の仕事に関わっていて、ビックリマンのイラストに影響された人って
もっと多いと思うんですけど、なんでここまで表だって評価されてないんでしょうね。
グリーンハウスの名前が大きく取り上げられるようになってきたのも
本当にここ数年の話ですし...。

どこかの会社が、ビックリマンに影響を受けたイラストレーターや漫画家などを集めて
コンピレーション絵画展とか企画してくれないかなー。
それをシール化してくれなんてことは言いませんから(笑)

神の見本ぞ知る

ということで、こちらが試供品です。

タイトルは「神(しん)ビックリマンチョコ」で
サブタイトルは「神威転生(かむいてんせい)」です。
カード1枚入りで全51種とあります。

従来なら「悪魔VS天使シール入り」みたいに
シリーズ名の一部が入るところですが、「カード」としか書いてないですね...。

緑髪の若者はこんな感じ。

鉢巻の影の付き方がなんかおかしい気がします。
大砲状の武器があったり、髪型がボッサリしてますが
きっとヤマト王子なんじゃないかと思われます。

というのも、もう一方の悪役キャラがどう見てもスーパーデビルなので。

額当てには「大悪」なんて書いてあります。
こうなると、全51種にどんな旧BMキャラが入ってるのか(あるいは全部?)
気になってきますね。
お助けさんが美少女になってたりするかも?!

それはさておき、パッケージのサイズは神羅万象とほとんど同一。
同じ工場で作ってるんじゃないかと思うくらいです。

きっと外箱も同じで1箱20個入りじゃないですかね?
コンビニに並べる都合上、汎用性のある形状のほうがメリットありそうですし。

ところで、この試供品の「裏面」が気になるんじゃないかと思うのですが、
実はこうなっております!


...うん、残念。

近年の試供品で必ずデカデカと書かれるようになった「転売禁止」の文字。
何の抑止力も無いこの警告文のせいで、本来このスペースに書かれてたであろう
カードの種類・デザイン・ストーリー等の情報がすっぽり欠落してます。
試供品としてあるべき要素が大幅ダウンですよ!

そもそも市販品と異なる付加価値があることを認識しているなら、
こんな警告じゃなく根本的な問題解決を図るべきかと。
転売されたくなけりゃ、一部問屋だけに配るんじゃなくて
ロッテに「資料請求」した人にも配布するとか、何かやり方無いんですかね?
「商品PR」が目的なら、必ずしも販売店だけがターゲットじゃなくてもいいのでは。
トップダウンばかりじゃなく、ボトムアップも強化してうんぬんかんぬん...。

...話がそれましたが、結局肝心な情報は特に書かれてませんでした。

原材料のところを見ると、「クッキークランチ」は入ってないようです。
また、ビックリマンチョコが1枚23gとあるのに対し、こやつは19gとやや少なめ。
既存の菓子と全く同じということは無く、原材料だけ見ると神羅に近い印象です。
(あっちは1枚15gとさらに軽量ですが)
ともあれ、従来と同じウエハースというわけではないようです。

開封してみればわかることですけど!

未開封なレアアイテムを自分で開封するなんてできまへん......。
なんか感触としては、カードが入ってるような感じもあるんですが...。

もっと試供品を広くばらまいてもらえるとありがたいのですが、
そんなわけにもいかないでしょうから、もう少し待つしかないですかね。

世界の国からビックリマン

何故か今になってインドネシア版ビックリマンが話題になってますね...。

私がこの話を最初に知ったのは、調べてみればちょうど一年前。
2013年1月17日付のビックリマン研究員氏のツイッターだったのですけど。

でもこの当時は全然話題になってなかったような。

個人的には、どうにか購入できないかと考えて
輸入代行業者に連絡取ってみたりしてみたのですけど、
個数が多くなると商用の手数料だか何だかがかかるとかで
相当お高くなる感じだったので、その時は断念したものです。
今になって考えてみれば、現地の日本人に何らかの形で依頼できれば
なんとかなった話なのかなあと思ったり。

それはともかく、その後さっぱり話題になってなかったので
てっきり他の人たちもスルーしたものかと思ってたんですけど...。

ネットが発達しても、情報は貪欲に探さないと見つからないし
まして広まったり誰かが動いたりもしないんだなあと再認識しました。

しっかし、1年も前に発売開始した1弾が今でも流通してるんですかねえ?
それ以前に、現地人に売れてるんかいな??

シンオクの巨額出費?

既に多くの方が話題にされてるところですが、
今年は昨年以上におまけシールの新シリーズ投入が相次いで予定されています。

「境外滅伝」の第2弾が早々と予告されていて今から胃が痛いところですが、
そんな中でも話題の急先鋒なのが「シンオクシール」でしょうね。

スタジオメルファンの存在がコレクター業界で知られるようになったのは
つい半年ほど前のことだったかと思うのですが、
最近の情報によって他にもさまざまな「マイナーシール」が
実はメルファンデザインだったことが明らかになってきています。

1985~90にかけてのおまけシールブームは、
ビックリマン・ジパング伝説を手掛けたグリーンハウスが一大勢力かと思いきや、
ガムラツイスト・ラーメンばあ以外にもオバキッド・魔鏡伝説・ビックリコなど
ビックリマン以外の多くのアイテムをスタジオメルファンが手掛けてらしたわけで、
おまけシールの販売元や種類は数あれど、
イラストをたどれば数社のデザイン会社にたどり着いてしまう状況だったようで(笑)
これまであまり話題にされてなかったのがむしろ不思議なほどなのですけど、
30年近い時を経てこうして裏話が語られてくるというのも感慨深いものです。

それはさておき、シンオクシールについての情報がどんどん公開されてますね。
未だに私のPC・スマホではブロックされて見れないのですが...。
トレンドマイクロ社向けに安全性評価の申請を出すだけで済むと思うんですけど。

なので、ブロックされるまでの数秒間だけ見れる情報をかき集めて
情報をまとめてみました。

『真おくのほそ道しょうゆキャンディー』

第0弾は44種。内訳は以下の通り。
・キラシール21種(ノーマル16種・レア5種)
・Wシール21種(ノーマル16種・レア5種)
・トップシークレット(ホロ1種)
・抽選交換シール1種

キラシールとWシールは箱が別々で各18個入り。(ダブりなし)
(トップシークレットはどちらの箱にも入りうる)
レアの封入率は1箱あたり2~5種。

販売経路はAmazonのみ。
1箱あたり8640円!
購入特典で2箱ごとに抽選交換シール1枚つき。初回購入のみさらに1枚。
他にも抽選交換シールがもらえるキャンペーンも予定されてるとか。

とまあ、結構複雑なシステムにも見えるのですが、
コレクター的には「何箱買えばコンプできるのか」が焦点ではないかと。

キラ箱もW箱も1箱ずつではコンプできません。
コレクターならWシールは未はがし用・はがし用で2コンプ必要なので
それも考えると、キラ箱1つとW箱2つで、抽選交換シールを駆使して
残りのレアを集める...というのも、コンプには届かないでしょう。
そうなると2箱ずつ買って、出なかったレアは交換で...
というのが、現実的に手堅い路線でしょうか。
Wシールのレアを未はがし収集するためにキラ1:W3で買うパターンが多いかも。
何とでも交換できる「絶対交換シール」もWシールの枠に含まれてますし。

...けど4箱で34560円...。
全然現実的じゃなかったです。
いくら漫画やWebで付加価値を付けて盛りあげてもらったとしても、
一度にこの出費は正直イタイですね...。

あと、イラストがまだ一部しか公開されてませんが、
今のところグッと感じ入るほどのデザインは...。
結局のところ、集めたいと思うかどうかが最大のポイントですからねー

光陰魔矢のごとし

そういえば、このシールが出たのがもう12年前なんですね。

杖が馬になっているのがまさに干支チックなポイントです。

さて、私も指摘されるまで勘違いしてたので大きな声では言えませんけど、
今年はビックリマン悪魔VS天使編の「30周年」ではなく「30年目突入」の年です。

なにせ「20th ANNIVERSARY」の発売が2005年のこと。
なので30周年を祝うなら2015年なのですが、
昨年ももクロマンのインタビュー記事の中でロッテの人が
「「悪魔VS天使」の企画が始まってから、来年がちょうど30年目なんです。」
と言ってたので、29周年の今年に何か企画されるようで。
例の3月発売予定の新シリーズがその先陣になるんですかね?

それはさておき、実は2014年はビックリマン2000が発売されて15周年になります。
このブログでもたびたび2000の不遇な現状を嘆いていますけど、
いいかげん何か一発メモリアルな企画を打ち出してみてもいい頃かと...。

...ってゆーか、もう15年も経ったんですかい...。
今でも親交のあるコレクター仲間の大半は2000が縁で知り合った人ですが、
あれからもうそんなに過ぎたというのは何気に衝撃なんですけど。

まあ、ビックリマン自体が昭和のお菓子というイメージがある反面、
30年の歴史のうち25年分は平成なんですけどね。
(空白の期間も長かったですけど)

はぁー、年は取りたくないですねぇ。

3箱以上買って全てハズレた人が37人以下だといいのに

「境外滅伝」の救済企画のようで実はそうとも言い切れない企画、
ヘルマサカド大トレードが1/3~1/10の期間限定で開催中です!

社内でかき集められた37枚の地獄ヘルマサカドが放出されるわけですが、
それ以外のダブりシール等との「抽選トレード」というのがこの企画のミソ。
本来は3箱以上買ったのにマサカドが当たらなかった人を救うという名目なので、
例えばジライヤが3枚ある人は1枚残して2枚を交換に使う...というように
「ダブり」を駆使すれば応募条件を満たすことができるように考えられてます。
謎チケット2枚1組で応募できる...とかでもいい気がしますけど、
そこは単なる抽選ではなく「トレード」という体裁をとることで
門戸を狭くし、コレクターの覚悟を試すような意味合いもあるのかもしれません。
まあ、ぶっちゃけもうマサカド持ってる人でも応募できちゃいますけどね。

しかし、3箱購入者からマスター以外のダブりを搾り取るようなこの企画ですが、
ここまでの偏重レートは、かつてコロコロで紹介された「ゼウスレート」を想起させます。
スーパーゼウス1枚は悪魔100枚に匹敵する...などと書かれてたのですけど、
あの当時悪魔が何百枚あったとしてもゼウスと交換成立したとは思いにくいです。
現実問題、コレクター同士のシールトレードの場面でも
数で質を補うことは非常に難しいものです。
それなりに質の高いシールを複数出すようなトレードでなければ
お互いが納得できませんからね。

と言ったところで、こんな企画が成り立っちゃうというのは
そもそも境涯滅伝は破綻してた企画だと言えなくない...かな?

2弾の情報もそろそろ公式ツイッターで公開されるらしいですけど、
今度はどんな「売り方」をしてくるのかが注目ですかね??