唐突ですが、高い理力の塊であり「次界創造の礎」とまで言われた6聖球が
あまりにもあっさりと消え去ってしまったことに違和感を感じませんか?
通説では若神子の肉体(もしくは理球)と聖球の間に強い相関関係があるとされ、
虹層球にて聖体と理球の「昇華」により聖球が「打ち消される」という現象が起きたわけですが、
単純に「どちらかが消えたらもう片方も消える」という解釈だと
「昇華」「打ち消し」という語句はそぐわない気がするのです。
「昇華」とは、化学用語では「固体が液体にならず直接気体に変わること」ですが
「技術や能力が一段階高いレベルに上がること」という意味もありますよね。
さてひかり伝において、6聖球は宙聖ヘブンエヴァの因子箱の中に似た球体が見られますが
ストーリー的には七因王の首飾りパーツが変化して誕生すると解釈できる箇所があります。
同時に七因王はまとば5層変化境から7聖源を創造する役目も担っているようなので、
つまりは若神子のルーツである七因王が聖球と聖源を生み出したと考えられます。
(いや、聖源祖=老天使っぽい記述もあるのでちょっと違うかもしれませんが…)
一方、聖Iアリババの図解解説にて「理球(夢)」にはこのような記述があります。
インディゴー彩光とこの理球が溶け合った時新たな聖夢源が生まれるという。
天聖界にあるオリジナルの聖源は七因王が生み出したとして、
次界で新たな聖源を生み出すことが七因王の子孫である若神子の聖命だとしたら…?
「理球の昇華」とは、文字通りの「消滅」のほかに「色域と溶け合って聖源を作る」ことを指しており、
同時に役割を終えた「聖球」は旧聖源ともども「打ち消される」運命にあったとしたら…?
次界には聖源と同じ文字を持つエリアがいくつもあったことは周知の話ですけど、
そこに新聖源が作られる予定だったりしたんでしょうか。
それとも、虹層球の7色域がそのまま7聖源化するはずだったのかも?
しかし実際には、虹層球はアーチ道となっただけでした。
そのとき誕生したメイドンが聖魔和合後に新次界を創造したとも言われていますが、
新しい聖源が誕生したという話はとんと聞きません。
これはやはり、聖源創造に失敗したということなのでしょうか?
メイドンが5人しか生まれなかったことなど、何かしら不完全っぽくもありますし
聖球(光)が消えずに残ったことなども影響したのかもしれません。
あるいは、聖源が作れなかったからこそ聖球のパワーがメイドン誕生に転化されたとか?
消えた聖球の数とメイドンの数は一致するものの、果たして…。
そんなこんなで、マルコ編で復活した神帝隊(パンゲアクター)の真の使命は
パンゲで「本当の次界創造」を成すことだったりして。
フェブラ・如面の「私が導き目指した次界は未だ定まらず??」という裏書文ともリンクしますね。
ここで超元祖ともつなげて考えてみると、パンゲアクターが肉体消滅して汎神化した現象は
虹層球での新聖源創造のリトライとも考えられなくはないかな…。
となるとジオ界=新たな聖源となるわけですが。
ま、超元祖は分けて考えるのが吉かもしれませんけどね。
そのあたり、ひかり伝での7聖源創造の今後の展開などで
明らかになったりすると面白いのですが~、どうでしょうね?