What's AMC?

2015年発売の別冊宝島「ビックリマンシール大全集」には、「聖核伝命ノ書」と題された
キャラクターの設定画を公開するコーナーが掲載されてました。

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キャラのイラストの各パーツに手書きのメッセージが付けられており、
紙の端には「コロコロ柏原殿」「小五川田殿」「小学三年生松井どの」
など、この資料をFAX等で送った相手と思われる名前が記されています。

ここに記された設定情報が、コロコロコミック等の雑誌に掲載される際、
多少平易な文章に置き換えられたりして掲載されたんでしょうね。
そういう意味ではこの手書き文書はまさに「原典」ともいうべきもので、
いまだ公開されていない資料にも陽の目を見させてほしいものです。

実際、この記事には「今回紹介したのはほんの一部」「再公開の機会はきっとあるはず」
とも書かれていましたが、その後「聖魔ジャバラップ」で創聖童鬼が公開された以外は
今もって展開される様子は無いですね...。

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ところでこのページ。
マル秘マークで隠されている中にジャーニ・ヤマトの設定画が見えますが
そこには「AMC渋谷どの」と書かれているように見えます。
(その下には「コロコロ100% くぼうちどの」と書いて消されてるようですけど)

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AMCって、どこ?


これまでの流れからして、送り先はヘッドの図解を必要とする相手でしょうから
雑誌社もしくはアニメ製作会社などと思われますけど、
26弾の頃は学年誌は全てビックリマンから撤退してますしアニメも終わってますし、
かろうじてシール情報を扱っていたのはコロコロやてれびくん、月刊OUTぐらい
AMCと略されるところは無さそうなんですよね...。

ひとまず「AMC」「渋谷」を頼りにいろいろググってみたところ、
とあるドラマCD?の演出担当に気になる名前を発見。

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1990年なら時代は合うものの、ビックリマンとの関連が見えないなあ。

...って、あれ?

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「高野富士雄」

同じAMCの方のようですけど、どっかで見た名前...。


これか!!

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ゲーミングストーリーブックの著者としてファンには知られる方です。
それっきり他で見かけないので、謎の人物としても認知されているのですが...。

ということは、AMCってアミューズメントクラブ・プロダクツの略ですかね。

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でもゲーミングブックは1989年の7巻「次動ネブラ大戦争!」で終わってるので、
ジャーニ・ヤマトの設定を使う場面は無さそうなんですよね。
うーん、ここまできて迷宮入り??

いや、ちょっと待ってください。

26弾頃でもまだビックリマン情報を扱っている媒体が他にもありました。

「ビックリマンエキサイティングテレホン」です!

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ドラマ仕立ての物語とシールの最新情報を3分間の電話で毎週提供するこのコンテンツ、
1988年6月15日に開始して以降、連綿と1991年3月ごろまで続けられました。
パンゲでバンプピーターとエンパイア一本釣が戦うあたりまで描かれていましたので、
ジャーニ・ヤマトのパーツ設定を反映した内容があっても不思議ではありません。
...ていうか、実際にそういう回があったようです。(⇒参考:http://jidounebura.web.fc2.com/eki/52.htm

また高野氏といえば、ドラマCD「新たなる出発(たびだち)」にて
エグゼクティブプロデューサー兼作曲担当として名を連ねております。
よく見れば「Presented by AMUSEMENT CLUB PRODUCTS」って書いてますね。

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ドラマCDのブックレットより

思えば、ゲームブックの帯にエキサイティングテレホンの案内が書かれていたり、
テレホンで何度も「新たなる出発(たびだち)」の宣伝が流れたりしたのも、
エキサイティングテレホンがAMCで手掛けられていたとしたら納得です。

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ゲーミングストーリーブック1巻の裏

考えてみれば、どちらもシールをベースに独自の脚本を作ってドラマにする点
ほぼ同じような仕事ですね。

ということで、思わぬところから大きな疑問が(たぶん)解消されたのでした。

ところで、AMCの渋谷さんは今でも日本コロムビアでご活躍中のようなのですけど、
高野さんの足取りはというと、2004年に音楽出版社を立ち上げ、
2013年にはレーベルを分社化したりと音楽業界で活躍中...

といった話がヒットしましたが、同一人物かどうか確証がないのでこの辺で。

それにしても、、

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見事にこの時期にだけゲームブック執筆活動
どういう方なのだろうか...?

とりあえず買い物報告

個別に細かくネタにする余裕がないのが残念なのですが、
ざっくりとここ一か月ほどの購入物について紹介したいと思います。

まずこちらは、年末特別商品としてコレクター界のみにあらず
転売界を巻き込んで大騒ぎとなった例のアイテム。

『ビックリマンオリジナルシールセット』のシール入りシールフォルダと
『開運ビックリマン色紙セット』のレプリカ色紙。

シールフォルダは表面がキラキラ加工されてます。
シール自体はここ最近のしょっぱい素材・印刷で、
裏面もシェーキやアイス同様の、本文+ウワサ爛のみ。
色紙はもちろん普通の印刷です。
ちなみに「ビックリマン福袋セット」は当然ながらありません...。

次に、元日に発表されて正月早々コレクター界を騒がせたアイテム。
『トリリオンスターライツ ビッグシールクッション』

詳細はよそでも語られてますのでここでは省きますが、
見ての通りクッションの布地のみです(笑)
現時点ではこのクッションのみ商品化されたようですが、
今後CDのおまけとしてシール化される予定があるとか?

こちらは書籍『イラストレーション』2015年1月号

中村佑介さんの特集号で、GH米澤さんとの10ページに及ぶ対談が掲載されています。
昨年出演されたテレビ番組でもGHを日本一のデザイナーと絶賛していた中村氏でしたが、
本誌では米澤さんからビックリマンのデザインへの姿勢や当時の情熱だけでなく、
自作シールや類似商品への考えなど他ではあまり聞けない興味深い話も聞きだされてました。

一方、神羅万象チョコの10周年記念商品としてプレミアムバンダイ限定で発売された
『神羅之書 コレクションファイルセット』

4年ぶりの公式ファイルは豪華メタルレアカードつき2冊組。
まあ、このあたりは半ば惰性ですが一通りは押さえておかないとですね。

そして、こちらは昨年12月に発売になっていたらしい
『ビックリマン メラミンカップ』

見ての通りの全4種。
見た目はプリズムっぽいですがただの印刷です。
この辺も、とりあえず買っとくかー...という感じですね。

そんなこんなで、今月あとはパズドラマンとムック本ですかねー。
地味にラーメンラリーの出費が気になる今日この頃です。

原画のチカラ

今年一番ファンを喜ばせたイベントの一つが、
「ビックリマン原画大全」の発売と、その発売に合わせて
東京と大阪で開催された「ビックリマン原画展」ですよねー。

8月21日~31日まで渋谷パルコで、9月13日~23日まで心斎橋BIGSTEPで、
グリーンハウスの原画イラストを大公開!というファン待望のイベントでした。

中でも素晴らしかったのが、グリーンハウスのお二方による初のサイン会!
原画自体を拝見する機会は過去にもわずかにありましたが、
サイン会というのは初めてのことでしたよね。
私も渋谷の回に参加させていただきました。
個人的には、お二方とお会いしたのは7年ぶりのことなのですが、
にこやかにご応対いただき嬉しかったです。

さて原画展の様子は今更語るようなことも無いのですが、
唯一疑問を呈したいのが、会場でのみ販売されたガチャでして...。

あのシークレットの封入率の低さは何だったのでしょうか...。

数千円分回しましたが、かすりもしませんでした。
今どきのシークレットって、封入率は他と変わらないものも多いですが
まさかこんなに出にくく設定されていようとは。
ここだけ残念至極です。
(ってまたシークレットの話かよっ)

東京・大阪の後はぱったりと続報も無くなってしまいましたが、
この感動はぜひ他の地域の方々にも体験していただきたいですねー。

やめて!アラフォー男子のライフはもうゼロよ!

こんな記事が「東洋経済ONLINE」に掲載されてました。

『アラフォー男子は狙われている!消費の「ジェットストリームアタック」とは?』

http://toyokeizai.net/articles/-/27730

こちらの主旨をかいつまんで書くと、
いわゆる団塊ジュニア世代の男性が潜在的に持っていた「ガンダム」に対する関心が、
「ガンダム語り」が市民権を得てきたことで顕在化し、
ある種のマーケットのターゲットとして狙い撃ちされるようになった、というもの。

このあたりの状況は、まだ市民権を得ていない感のあるビックリマンに対しても
似たような傾向があると思えて興味深いです。

「消費大好き世代」なアラフォー男子にとって、
ビックリマンも切り口が変われば手を出してしまう「エサ」なわけで、
伝説商法を例に出すまでもなく、幾度となく消費を強いられてきているのが実情です。

ガンダムみたいにマーケットが成熟してくればいいのですけど、
ビックリマンのような間口の狭い市場では、どうしても焼き畑農業になってしまいます。
アラフォー世代のうしろの世代がろくに育ってないのも問題で、
実際ビックリマンチョコのメイン購買層はいわゆる「ビックリマン世代」のまんま。
ビックリマン2000の頃は「20代男性」だったのが、今「30代男性」になっただけですもんね。

この先ターゲットは「40代男性」になるんですかね?
それって「お菓子のおまけ」としては、なかなかクレイジーな状況だと思うんですけど、いいかげんターゲット層を変えてほしいと切に願うところです。

さいきょうでーたぶっく

SNSゲームのデータ本こと「ビックリマン最強データブック」が発売されました!

表紙はこんな感じです。
あれ...?

...SNSゲームって、書いてない?

裏表紙には「GREEやmixiで遊べる「ビックリマン」に登場する
全シールの能力データを完全網羅!」
とありますが、書店でこの本を見ただけの人だったら
「ビックリマンシールの本」だと勘違いするんじゃ?
ゲームの画面のひとつでも載せていればまだ気づけそうですが、
シールキャラしか載せてないのは確信犯(誤用のほう)じゃないですかね。

さらには購入特典について「SSRのスーパーゼウスとブラックゼウスを
2枚セットでプレゼント!!」とあります。
よく読めば「SSR]とか「シリアルナンバー」とか書かれてはいますが、
「キャラのデータがもらえる」とは記載していません。

でもこれ、実際のシールが封入されているものと誤解することを狙って
わざとあいまいな書き方をしてるんじゃ...??

そんな感じで第一印象が最悪だったのですけど、
中身はというとこれがまたひどい。

冒頭は初心者向けのゲーム情報で、
まあ従来のゲーム雑誌に載ってたのと同程度のもの。
そのあとには「オススメシールコレクション」として
36ページに4キャラずつ計144キャラのデータが画像つきで掲載されてますが、
このラインナップも単に目ぼしい人気キャラを並べただけで
ゲーム的な能力の高さや入手のしやすさ等は考慮してなさそうです。


で、それ以外のキャラは名前と数値だけ並べただけなのですが、
何が何に神化するかという情報は無し。
入手条件やルーツ・グループの情報も無く、
正直言ってこれをどう活用したものかと悩む内容です。

神化宝具も、神化後のみで神化前のキャラは記載なく、
こちらも入手条件や入手場所についてノータッチ。
強化グッズは、ボーナスが付くキャラの情報は書かれてますが、
肝心な増力効果について何も記載が無いのは致命的。

最後にバッジや通常冒険について書かれておしまい。
全体を通して、データブックとしても非常に物足りなさを覚える
何とも残念な出来でした。
プレイヤーの使い勝手や知りたい情報の傾向がまるで理解されておらず、
ありあわせのデータをただ詰め込んだだけという印象です。

そんなわけで、本当にただの「データブック」でした。
少しでもイベントシナリオやら攻略法やらに触れてないかと
淡い期待を寄せたのがむなしいです。

謎のSNS本

10月30日に、「ビックリマン最強データブック SNSゲーム」というムック本が
発売されるらしいです。
ネット書店の情報ではB6版で176ページの書籍らしいのですが、表紙や詳細情報がアップされておらず
一体何をまとめたムックなのかよくわかりません。

基本はGREE/Mixiのゲームにおけるシールやアイテム等のデータ集でしょうけど、
他にイベント中でのストーリーなどあれば嬉しいですね。
でもまあ、昨今のゲーム情報誌に載ってた攻略情報と似た構成かなあと想像してます。
ゲーム本編ですら数値表記違いとか誤植とかバンバンやらかしてるのに、
本にまとめられた日にはさらにツッコミ祭りになるのではという危惧もありますが...。

この本に、実物の限定ビックリマンシールでも付いてきた日には
未プレイなコレクターも手を出さずにおれない可能性が高いですけど、
さすがにそれは無いでしょうか??
せいぜい限定データのアクセスコードが付くぐらいかもしれません。

せめて表紙が公開されればいろいろ想像も広がるのですけど、
現段階では情報待ちですねー。

Cは中日のC?

昨年12月、中部新聞の定期購読者家庭にのみ配布されたという
小冊子「Clife」を交換で譲っていただきました!
(※ありがとうございます!)

ということで、気になる中身をご紹介ー。

「昭和レトロ館」というコーナーで、見開き2ページの特集が組まれていました。
といっても中身は事前に聞いていた通り目新しい情報は特になく、
初代どっきりシールから続いていること、悪魔VS天使の世界観が魅力だったこと、
コロコロ掲載、イラストレーター2人で1440種生み出したことなど。
毎度おなじみロッテ大野さんがコメントされていました。

まあ、この手の冊子は新情報は最初から期待してません。
もちろん知られていなかったエピソードなどがあるとテンションあがりますが、
私としてはビックリマンについて語られたという事実に対する資料収集というか、
集めること自体が目的になっているという感じですかね。
これもある意味でコレクション活動の一環です(笑)

ところでふと思ったのですが、中日新聞は当然ながら中部地区限定なわけですが、
実は同系列である東京新聞でも同じネタを扱ってたりしないですかね…?

別冊宝島3のレビューみたいな。

はい、というわけで別冊宝島のビックリマン特集本第3弾
「80年代熱狂シールセレクション」が発売されました。
このタイトルだと他社の類似シールも扱ってほしいところですけど
それ以前に前回までの本と見た目もタイトルもかぶりすぎて、新作だとわからない人もいるのでは…。

まず目を引いたのは特典の復刻シール。
前回までの紙製の綴じ込み付録と異なり、透明素材で封入されていました。
中身がわかりやすいですし貼りつきも無さそうで、この変更はグッジョブですねー。
が、ヘッドの素材が疑似角プリズムに格下げされてしまったのはかなりの痛手かと。
その他のシールのクオリティも「質のいいロッチ」みたいな印象で、
本家復刻シールに比べると印刷の甘さが気になってしまうところです。

記事の方に目をやりますと、てっきり前回の続きで8弾から12弾あたりの特集かと思いきや
1弾から31弾までのダイジェストが中心でした。
今回が最後のつもりなのかどうかはわかりませんけど、
「結局ビックリマンって最後のほうどうなったの?」とモヤモヤしているライトファンに向けた
フォローアップ企画なのかもしれませんね。

そういや付録シールの3すくみが7神帝とアローエンジェルと聖金太魁のグループでしたが、
12弾までの縛りが特に無いなら、"最終神帝"烈神照光を入れてあげてほしかった…。

竹村先生の描き下ろし4コマは、回を重ねるごとに画力が戻ってきている感じ。

Ritzさん秘蔵のグッズ紹介コーナーは個人的に最も興味深いところでした。
初めて目にするものもあり、やっぱさすがだなぁと感服。率直に羨ましい(^^;

グリーンハウス米澤さん・兵藤さんへのインタビューも読みごたえありました。
当たり障りのない話が多かったので、BM研究員氏による
雑誌には載せられなかったダークな裏話を期待したいところです(笑)

没画特集はいい企画ですねー。
今回紹介されていたものの9割以上は私がGH訪問した際にも見せていただいたものでしたが、
その時撮影した写真などを勝手に公開するわけにもいかず悶々としていたものです。
(以前のブログに載せた際は、事前にチェックしてもらってました)
こういう形で広く公開されるのはいいことだと思います。
でも逆に言えば、更なる没画の発掘はこれ以上はあまり期待できないのかも。
聖魔化生伝の没デザインは、プレビューシールの鉛筆画部分のキャラですね。
完成版がイマイチだったためか、没画のほうも別にこれでもいいじゃんと思ったり思わなかったり…。

最後らへんはトリビアとかアンケートとかランキングとか、ソツの無いネタで埋めた感じです。

全体的には面白かったものの、別に後から読み返せばいいやという感じで
ざっと流し読みしたっきり、まだ再読できてなかったりします。
私の場合は「この表現はどうなの?」というアラ探しな側面が多くなりそうですけど。

次回はあるんでしょうか?
どうせ出すなら次はライト層向けのネタではなく、ヘビーコレクターやストーリーファンに対して
謎解きや解説や製作上の裏話が中心の本を出してほしいと切に願うところではありますが…。

…商業ベースに乗せるには厳しいんだろうなあ。
かつて「カルトQ」が一般ウケしたみたいに、「中身は全く理解できないけど小難しいことを大真面目にやっている」
という観点から演出することができれば、ライト層の食いつきも期待できるかもしれませんが、どうでしょう?

印刷業界1/60のメモリアル

2年ほど前にネットでその存在を知って以来、
ずっと探していたものがようやく入手できました。

それはコレ。

平和紙業という会社が2006年に創業60周年記念で作成した「メモリアルメッセージブック」です。

ハードケースに下記の本が3冊セットで入っています。
・各界著名人からのメッセージを集めた「PEACE from 60 people」
・さまざまな「印刷用紙」を集めた「NATURE in 60 colors」
・60年間の世間の出来事を1枚ずつ個性的な紙に印刷した「HAPPINESS in 60 years」

これらは普通に眺めるだけでもそれなりに面白いものなのですが、
なんで私がこれを探していたかというと…。

「HAPPINESS in 60 years」の1986年のページ。
この年を代表する出来事として、こんなページが!

素材は普通の四角プリズム。
印刷自体は残念ながらシルク印刷どころか、若干カラーコピー的な粒子の粗いものとなっています。
また、当然ながらシールにはなっていません。

しかしながら、黒プリになっていないスーパーデビルとか
透過防止処理が無いため白地にプリズムが透けて見えるお守りとか、
なかなか面白みのある印刷物になってます。

この1ページのためだけに、存外に場所をとるのが目下の悩みですがね…。

宝島ヘッド考

今度の別冊宝島の特集本には、これまで同様に復刻シールシートがついてくるそうですが
そのラインナップは
・始祖ジュラヘラクライスト(増力前)
・ヘッドロココ
・ネロ魔身
・7神帝+アローエンジェル+聖金太魁とそのお守り・悪魔
の計30種となっているようです。
(補足:当初何を勘違いしたのか始祖ジュラが登場すると思い込んでいました。
誤った情報を掲載してしまいすみませんでした。
以下の記載も一部内容を修正しております。)

この際、橋かける蔵王の3すくみの不遇を嘆くのは置いておいて、
目玉であるヘッド3種が何故この3枚かを考えてみたいと思います。

まず、3冊目となる今回のテーマは前回の第2次聖魔大戦の続きということで
ネロの来襲からロココ誕生、さらに次界門付近までを扱っていると想像されます。
なのにまたヘラクライストというのは、なんとも微妙な気がしてなりません。
前回赤ヘラクを出したのですから、今回どうせ出すなら緑ヘラクのほうがまだいい気がしますけど
増力前だとキャラ人気もシール人気も特に高くなく、前半ヘッドの中では比較的目立たないポジションです。
なのでここで登場させても、購買意欲をそそるとは考えにくいのですが…。

次に、ヘッドロココは文句ないセレクトだと思います。
むしろ外すほうがありえないでしょうし。
もし扇プリズムであれば満点なのですが、さすがにそれは無理な相談でしょうか。

さてさて、3番目のヘッド・ネロ魔身。
…なんで「崩壊前」を選んだのかと。
キャラ人気・シール人気ともに「崩壊後」の方が格段に上でしょう。
滅びの美学を体現したフォルム。
重暗い印象を強く与える青プリズム。
シール人気では赤緑ヘラクに次ぐ、ホログラム以外での前半プレミアトップ3。
それに対して、銀プリでぬぼーっと突っ立ってるだけの崩壊前ネロに
一体何の魅力があるというのかと。(←言い過ぎ)

もし担当者が、崩壊前でも崩壊後でもどっちでも選べる状態だったのに
なんとなくで崩壊前を選んだのだったら、その責任は重大だと言わざるを得ません。

て・ゆーか。

ホログラムヘッドの復刻が技術的にもコスト的にも困難なのは想像がつきますが、
だからといってプリズムヘッドの中からこんな面々しか選べないようなら、
いっそ20thアニバーサリーでのホロキャラプリズム復刻のほうがマシじゃないですか?

あるいは魔肖ネロを黒プリズムのオリジナルバージョンにするのもアリでしょう。
ワンダーマリアをアニメ版カラーでプリズム化するのも面白いところだと思います。
幻のフィギュア付録版始祖ジュラをここで持ってきたら大歓迎です。(これに喜ぶのはマニアだけでしょうが)

再現度にこだわるあまり重要キャラを外すぐらいなら、割り切って新バージョンを出す方が
むしろコレクターに対しても一般層に対してもウケがいいんじゃないでしょうか?
どのみちこのあたりのキャラなら、当時を懐かしむファンなら既に持っている人も多く
当時と同じものをゲットすることに魅力を感じにくいゾーンじゃないかとも思えますし。

もっと思い切って福袋版のブラックゼウスとヘッドロココを選ぶぐらいはっちゃけたほうが、
3冊目で飽きられかけている現状を打破するためにもよかったんじゃないかと思うのですが、いかが?

ヨネと密会するシモを目撃したとか!?

毎日活発に更新されているビックリマン研究員氏のツィッターにて、
ちょいと気になる話がありました。

10月15日、前後の文面から読み取るに、どうやら新幹線で大阪へ向かった模様。
大阪ではとある人物に「インタビュー」を敢行し、大きな収穫を得たというような話を書かれていました。
そしてその取材内容は何かに掲載されるという感じなのですが...。

10月15日 ビックリマン研究員 〜ノベライズ発売中〜 ‏@BIKKURI_MAN
自画自賛じゃないけど、過去最高のインタビューなんじゃないかな。オフレコ含め、驚異的な録れ高です。

かなりお初な話や内角スレスレのデッドボール話を多数掲載する予定です。

もう、始まる前から『何か』がわかっていたから、話はスムーズでした。
自己保身のために紛糾した時もありましたが、やはり今回のセッティングは大成功。ありがたいこってす

帰宅早々、本日取材のY氏よりメールいただく。ありがたい。つくづく人柄なんだな、と思う。
結果も経過も伴ってる人は、少々強気なこと言ったって許される。文句言わせないほどの過程を踏んできてるからね。素晴らしい!
インタビュー以外でぜひお仕事したい! まあ、翻弄されるだろうけどね(笑)。

詳しくはブログに書きました! そんなのやってないけどね!

本日の楽しいやりとりについては、本が出た後だなぁ。
危険球話は書かないけど、雰囲気やオープニングについてはぜひ語りたい。
とにかく興奮しておるんです。メガデス。

@alfistakeshi 某有名なデザイナーさんにインタビューしたんだけど、「線画の時点からパソコンでやってるのはダメ」って言われた。
「微妙なラインで表情が変わるとか、そういう感覚がつかめないから」って。ああ、もっともだなぁ、と思いましたよ。

まあ十中八九、グリーンハウス米澤さんへのインタビューみたいですね。
今度出る別冊宝島の企画の一環だと推察されます。
(ってほとんどの人がすぐ想像できたと思いますけど)

気になるのは、やたら「危険な話」がなされたと強調されているところ。
これも想像ですが、中身はタンゴ博士との当時からのやりとりに関してではないでしょうか。
お互い譲らない尖ったクリエイター同志、幾度となく衝突していたというような話は
過去のインタビュー記事やら何やらで大なり小なり語られていますよね。
研究員が好きそうなゴシップ系のネタもたっぷり語られたのではと思われるところです。
事実、私がグリーンハウスを訪問したときも...まあやっぱり書けないんですけどね(笑)

雑誌にはそういうドロドロした話は掲載されないのでしょうけど、
今後ツィッター上で語られるのか否か、注目したいところです。

そして今回も兵藤さんはどの程度発言されたのか、別の意味で気になったりして。

宝島3杯目はそっと出し?

そういや葛ボーロフィーバーの陰ですっかり忘れてましたが、
あの別冊宝島の本の第3弾発売が正式に決まったようです。

「ビックリマン・シールコレクション 悪魔VS天使編 80年代熱狂シールセレクション」

熱狂的に受け入れられた第1弾、なんかパワーダウンが感じられた第2弾に続き
第3弾で出す内容がまだ残っているのかが心配だったりするのですが(笑)。

目玉企画である付録シールは、「ヘッドロココ」「始祖ジュラ」「ネロ魔身」&「7神帝」となる模様。
前回が第二次聖魔大戦までをクローズアップしてましたから、
今回はそれから次界への旅立ちまでを取り上げるようですね。
前回ヘラク出したあとでジュラってのもなんかしっくりこない感じですけど、
ホログラムキャラは完全再現できないからあえて避けたんですかねえ…。

そろそろ一般層の食いつきが悪くなってきてそうですが、大丈夫でしょうか?

BKM48?

なんかの青年向け雑誌に「AKBがビックリマンシールになったら」みたいな企画が載ってたのですが、
あまりにくだらなすぎたので買いませんでした。
メンバーのディフォルメイラストをビックリマンのパロディ的に仕立てただけのもので、
少なくともビックリマンの名前を出す必要も無いようなチープな内容。


(画像はネットで拾ったものです)

「ビックリマン」の名前やロゴを商業媒体で使う場合は許可が必要と聞いていますけど、
ロッテはこんなところにも許可を出してるんでしょうか?

タダより高いものは

先日、書籍情報などはきっと漏れもあるだろうと書いたばかりですが、
モザさんのブログで「R25(6月7日配布号)にビックリマン情報」という記事を見て
やられた!と思いました。
R25は以前にも何度かビックリマン情報や広告が載ったことがあり要チェック対象なのですが、
数年前にうちの近所で置いていた店がつぶれて以降、すっかり放置してました。

しかも6月7日配布ということはもう1週間も前!
早いところだと配布当日の夜にはもう無くなっているとのことなので、
ちらっと探してみたものの当然のように跡形もなく…。
駅近辺のコンビニはおそらく全滅状態でしょう。

結局捜索は早々に諦めて、手数料はかかりましたがネット書店で取り寄せを手配。
無事ゲットすることができました。
金で解決ぶぁいやいやい~。

…先日のGxSシールの際もそうですが、
昔より情報発信系のサイトやブログが減っている昨今では
複数の発信源をチェックしていないと絶対見落としが起きますね。
かつての「聖魔塔」のような掲示板サイトがにぎわっていた頃だと
誰かが一報を書き込んで自然に情報共有ができていたのでしょうが…。
それともどっかのソーシャルサイトでは話題になってたりするんでしょうか?

今月の推薦図書(嘘)

伝説1が全国展開したことでますます需要が高まっているのか、
最近また各メディアへの露出が増えてきましたね。

今回は毛色の違う3種の雑誌をご紹介してみたいと思います。

■80年代こども大図鑑

まずは王道。
以前にも同じような内容の特集ムック本が出ていたような気もしますが、
違う本なのか同じ本のマイナーチェンジ再販なのかわかりづらいところです。
この本ではビックリマンについて8ページも記載されているほか、
らーめんばあなどの競合シリーズについても2ページ語られています。
さらにはこの業界の第一人者であるサデスパー堀野氏のコラムもあり、
お腹いっぱいなボリュームと言えるでしょう。

■Goods Press7月号

こちらも似たような路線ですが、
紹介されているのは「伝説」がメインの特集2ページ。
こうしてみると伝説ゼウスもそれなりにかっこよく見えるから不思議です(笑)
いつの間にやら公認アンカットが普通の通販アイテムになっているのが何とも。
この記事だけだと割高ですが、他の特集記事もなかなか見応えありました。

■黄金のGT 7月号

最後は定番の、青年誌のサブカル特集コーナーにて。
復刻版が出て世間がにぎわうと、どこかの雑誌が必ずこの手の記事を書きますね。

今回も大手シールショップ協力のもと高額レアシールランキングが掲載されていましたが、
どうやら取材時に店頭にあったシールの中での実売額ランキングらしく、
「スーパーオリオンの青なら100万超え」とか書いてあるのに
ランク1位が15万のまさかり大明神P2だったり、
「シールの状態が悪いからこの価格」とあってヘラク赤が緑より下だったり、
いまいち市場動向の参考にはしづらい薄っぺらな記事でした。

にしても、毎度のことながらコンビニの雑誌コーナーで
こういう表紙をチェックして回るのは何とも恥ずかしいものです。
でもきっと見逃してる雑誌も多いんだろうなあ。

でも共通するのは、総じてライト層に向けた記事というところでしょうか。

マニア要求を満たすヘビーな記事にはなかなかお目にかかれないものです。
ニッチすぎて難しいのは十分承知の上ですが、
当時の設定資料とか反後博士単独インタビューとか、どっかの雑誌社で企画してくれませんかねー?

漢熟ノベル3部作堂々完結

というわけで、漢熟覇王のライトノベル第3弾となる
「漢熟バトル頂上決戦!」が発売になりました。

この一連の出版に関していい大人のコレクター諸氏が思うところは
きっと誰もが同じだと思うので、あえてそこには触れません。
「何故」と思ったほうが負けなのです。

ともあれ今回で3部作完結ということで。

今回もきっちり限定シールが付いてきます。

主人公、好敵手ときて最後はラスボス。
ヒロインが来るかとも思ったのですが、まあ妥当なとこでしょうね。
ベースの色が緑になっていますが、素材はこれまでの2作と同じ星きらきらのものです。

ちなみに帯の部分を見てみると

「読んでみるッス!」
「シールつきッス!」
「スペシャルシールつきッス!」
と、少しでもシールファンにアピールしようとしているかのように変遷しています。

ともあれ漢熟ノベルもこれで打ち止めなわけですが…。
このあとシール百科とか漢字の練習帳とか、出てきちゃったりしないですかねえ……。

イラストン対談

コメント欄で情報をいただいた書籍「季刊エス4月号」を購入しました。

思いのほかでかいです。
でもって中身はというと、深夜アニメやサブカル漫画の雰囲気のある
ややイラスト業界向けの読み物…とでも表現すればいいでしょうか?
あいにく個人的には趣味の範疇ではないのですが、
こういうのが好きな人は私の周囲にも結構いそうな気がします(笑)

さてこの本の終りのほう、モノクロページにて
「中村佑介のシゴトバ探訪」という、イラストレーターの中村佑介氏が
自身が強く影響を受けた人と対談するというコーナーがあります。

で、今回のゲストが誰あろう米澤稔氏&兵藤聡司氏でして。

イラストレーター同士の会話は、時に熱く時に細かく、
終始興奮気味の中村氏が米澤さんを押しまくるかと思いきや
米澤さんも負けじと熱くがっちりと押し返すような、そんなやり取りが交わされてました。
(ちなみに兵藤さんは今回もほとんど無口)

2ページだけ、ほとんど文字で古い資料のイラストも既知のものばかりの記事ですが、
イラストレーターとしてのお二方に興味のある人にとっては読み応えのある内容かと。
私がかつてグリーンハウス突撃して聞いた話よりもさらにイラスト寄りの話になっているので、
ビックリマン要素を求めすぎると物足りないかもしれません。

文中で語られていた「ビックリマンが好きすぎて、GHに仕事を依頼してきた」という人なら
きっと大喜びなんじゃないですかね?

別冊宝島・5~7弾特集本

2年前におまけシール業界をうならせた
「別冊宝島ビックリマンシールコレクション」の第2弾
「80'sチルドレンセレクション」がついに発売になりました。

前回は背表紙に聖核伝の宣伝が載ってましたが、今回はビックリマン伝説の宣伝が載ってました。
まさかチョコと同じスパンで世に出るとは誰が予想したでしょうか(笑)

そんなわけで今回もライトからマニアまでカバーしたような
とかくビックリマン濃度の濃い一冊となっています。

今回は第二次聖魔大戦にターゲットを絞った内容となってます。
このころが一番人気が高かったということのようですが、
なんとなく第3弾として「次界決戦編」を出す構想もあったりしそうです。

それはさておき、内容は相変わらずブラックゼウスを「究極邪神」とか
始祖ジュラを「古代超魔獣」と呼んでみたりとか、
なんとも厨二臭い味付けがされているものの、
それよりも事実誤認がちらほらあるのがどうにも気になってしまいました。

神帝が若神子とお守りが合身したものだとか、
FuzzyM.Rが変貌して次代になったとか、
魔胎伝ノアが魔狂期に次々と「悪和合球」を生むとか、
…細かい話ではありますが、ビックリマン新プロジェクトが監修してるなら
そういうところも確実にチェックしてほしいと思ってしまうところです。
マニアが一人いれば、即座に指摘できるだろうところなんですけどね…。

竹村先生のマンガは、…まあ、載ってるだけで価値があると考えるとこでしょうか。
博士とコロコロ編集者の対談もいい企画だったと思います。

グッズの数々は、さすがのレアアイテムてんこ盛りでしたねー。
自分がまだゲットできていないアイテムにはつい嫉妬心を覚えてしまいます(^^;

で、大多数のファンにとって最も関心の高かったであろう
復刻シール30種については…。

ヘッドは、まああんなもんでしょう。
まさか台紙の色も違う3種を1枚のシートにまとめてしまうとは予想外でした。
クオリティとしては、スペシャルセレクション程度のイマドキ復刻でしたが、
聖フェニックスの耳が白くなくてよかったと思ったり(笑)

逆に3すくみのほうは擁護しようが無いヒドイ出来でした…。
色合いといい線の粗さといい、完全にカラーコピーレベルの再現度だったのがいたたまれません。

照光子のすくみマークなんて、元が透過しているものなのに
無理に色をつけたせいで汚さが増してますし、
他にも背景部分で抜き処理しなくちゃいけないところが白く残ってたり、
裏面も解像度が低くて印刷がガタガタだったりと
あまりに残念なクオリティでした。
価格を考えれば相応なのかもしれませんけど、
シール目当てに買った人にとってはガッカリマンだったのでは。
シールが懲りずに糊づけされていたのも(今回は印刷が剥がれない位置を狙ってたようでしたが)
あれだけ苦情が出ていたのにまだやるのかと驚いたものです。

そうそう、奥付に編集協力として私の名前も載ってましたが、
ぶっちゃけ私はなーんにも協力しておりません。

グッズ提供の依頼を受けて了承したのですが、運悪く土壇場で私の都合がつかなくなってしまい
残念ながら何一つこの本に貢献することはできておりません。
編集者さんが気を使ってくれたのか、奥付の修正をし忘れたのかはわかりませんが、
しっかり名前が載ってることに私のほうが驚いてたり。

担当者さん、こんだけこきおろしておいて何ですが、
次回も機会がありましたらぜひお声掛けください~。

毎度おなじみステマコーナー

新商品効果で一般層の目がビックリマンに注目すると、
決まってこの手の特集が企画されるもので。

「月刊エンタメ」4月号に、「復刻版販売記念」と称して
「我が青春のビックリマンアーカイブス」という旧シールの特集記事が4ページ!
しかもわざわざ1弾~11弾に絞ってきてます。

いちいちコンビニで青年誌の棚をチェックして回るのも恥ずかしいものですが、
20~30代がターゲットならコロコロやジャンプにはまず載りませんからね…。

まあ、内容は毎度おなじみといいますか、特に目新しい記事は無いです。
簡単なストーリー説明、当時の噂や社会への影響、ロッチ、そしてプレミア価格紹介。
今回プレミアじゃないシールとの価格比較があったのは良かったと思いますよ。
ショップ店員氏が語る近年の購買層の変化については若干のステマ臭を感じつつも、
まあそうかもなぁと考えさせられてみたり。
ってこのブログ自体がステマっぽい?(笑)

ただこの手の雑誌に限らず、どこで情報が出るかわからないのが歯がゆいところです。
テレビ番組とかだと後からチェックするのはほぼ不可能ですし、
(逆に雑誌だとAmazonでバックナンバー取り寄せるなどのフォローも可能ですが)
気軽にいろんな人からの情報を共有できる手段があるといいんですけどね…。

そういや「アプリStyle」の最新号には「レアガチャチケット」が特典で付いてくる他、
特集記事も見開きで載ってました。

パワーアップ用のアイテムのイラストがいろいろ載っていたので
資料というには語弊がありますがなかなかおもしろかったですよ。
ダークマターの仮面が「悪祖鉄面」てのはオフィシャル用語なんですかねー?

あとは以前紹介した「俺たちの燃え★スリーブ」が、まさかの2弾発売決定。
「シャーマンカーン」「タイガー王神」「ゴールの助」「ダンプ魔重」という
なんとも微妙さの漂うラインナップです。(2弾キャラはどれも似たり寄ったりでしょうが)
こうなりゃ5弾ぐらいまでは続けてもらいたいもんですなー。なー。

……本当にどっかの代理店からステマ依頼でも来たりしないだろうか(爆)

宝島おかわり

あの別冊宝島のビックリマン特集本に、まさかの第2弾が発売予定とか!

「別冊宝島 ビックリマン・シールコレクション 悪魔vs天使編 80’sチルドレンセレクション」

3月15日ごろ発売予定、一冊980円とのことです。

今回も復刻シールが付録だそうですが、単純に旧2弾のコンプではなく
聖フェニックス・サタンマリア・ヘラクライストの3ヘッドとすくみ30種
…らしいです。

前回のクオリティとこだわりはかなり満足でしたので、今回も期待したいところです。
とはいえ、ひとまず続報待ちですね。
こういう「ビックリマン本」は大歓迎です。

ちなみに、前回調子に乗って10冊以上買い込んだものの
それっきり開封もせずに放置しているのは内緒です。

漢検してんの?

先日発売が発表された「ビックリマン本」こと「漢熟覇王の小説第2弾」。
悪魔VS天使ファンに変に期待を持たせるような情報の小出しにイラっとしつつ、
当初Amazonではなぜか取扱い中止になっていたので、ひとまず書店で探してみました。

…どこのジャンルにあるんだろう??

児童書といっても絵本の類ではないし、
ジュニア文庫みたいなところには見当たらないし。

で、探していたらBM2Kの"シナリオ総司令官"氏が書き下ろした
某超次元サッカーアニメの小説を見かけたりして(笑)
このお方も何だかんだで最前線で突っ走ってるなあ。
もうすっかり疎遠になってしまいましたが。

話が脱線しましたけど、結局見つけられなくておとなしくAmazonで注文したのでした。

「ビックリマン 漢熟覇王 漢権四天王との激突!」

内容は前回の続きですね。
で、最後のページだけ見るとどうやらまた「次巻に続く」という形式のようです。
ビックリマン本は確実に新次元に突入してしまいました。
漢熟に恨みは無いのですが、元の次元に帰ってきてほしいです。

付録のシールは、こちらのキャラでした。

素材は前回と同じく星模様のホロフィルム。
裏面はチョコ1弾と変わりなく、シールサイズが52ミリになってるのも前回同様です。

続編が出たということは、前回の本はそれなりに売れたのでしょうか?
引き伸ばし気味だったケロケロエースでの特集も今発売されている号では消滅してましたし、
今後すそ野が広がる感じは見受けられないのですけど…。

シール業界の2年前の最前線

先日ご紹介した印刷業界の専門誌「デザインのひきだし」ですが、
その後調べてみると、かつて「シール」を特集していた回があったことがわかりました。

ということで早速バックナンバーを入手。
それがこちらです。

表紙自体が実はシールになっていて、いろいろ剥がせるというこだわりよう。
「取扱注意」の赤札や手書きっぽい書体もすべて仕込みの一部です。

内容としては、偽造防止ホログラムシールや熱転写シール、包装、その他さまざまな用途で
作成されている多種多様なシールが紹介されています。
ただの紹介だけでなく素材サンプルが付いているのも興味を引くところです。

そしてその中に、ありました!

一般に身近なシールの一例という形で、ビックリマンが2ページ取り上げられていました。
ホログラムや疑似エンボス、ダブルシールに箔押しシールなどなど、
反後博士に取材したというそれぞれの解説付きで紹介されていました。

2009年の本ですが、興味ある方は探してみてはいかがですか?

表面加工の最前線

たまたま書店で見かけて、こんな本を買ってみました。

『デザインのひきだし(14)』

プロ向けの印刷業界の専門情報雑誌、といったところのようです。
結構ずっしりした重さ・サイズで税別2000円。

毎号さまざまな印刷関連の情報を掲載しているみたいなのですが、
今回の特集は「表面加工 A to Z」。

まあ何に目をひかれたかというと、中身を見ていただければ一目瞭然なのですが

いろんな種類のホロパターンや表面処理について紹介されています。
このブログ的には、早い話「シール素材の専門情報」と言ったほうが早いでしょうか。

ビックリマンは大日本印刷が手掛けていることは有名ですが、
この本には大日本印刷は出てきません。
でも下請けで素材提供や加工会社は別に委託しているかもしれませんし、
汎用的な技術はどこの印刷会社もそれほど大きな違いはないかと(^^;

ただ表面加工の話なので、ホロプリズム的なものと言ってもここで扱われているのは
聖核伝の天使シールや漢熟覇王3のキラシールのような
上っ面にホロプリズムを張り付けたようなタイプのものがほとんどです。
(UVラミコート加工というそうです)

研究員一押しの星キラキラ模様の書籍特典シールと同じデザインも載ってますよ。

この本のすごいところは、初版限定ながら実物見本が付いてくることでしょう。


業界関係者なら普通にサンプル取り寄せなどできる人も多いでしょうが、
他にもいわゆる2000のオーロラシール(聖守などに多用された素材)とか
メタリックな素材やミラーコート的なものまで、実に様々です。

ホロプリズムの洗礼を受けて育った世代としては、無性にわくわくしてしまいますね(笑)

叶う夢・叶わない夢

今となっては知る人ぞ知る…という印象もありますが、
あの「tamnomi.com(たのみこむ)」が今年いっぱいでサービス終了するそうです。

昔に比べて各メーカーがネットを活用しユーザーの意見を吸い上げやすくなったから、
というのが理由らしいですが、ビックリマンのようにマニアックなジャンルでは
少数意見が集約される場として一定の役割を果たしていたと思います。

これまでtanomi.comで実現した企画もいくつかありましたよね。
「アニメシリーズのDVD化」「各種CDの復刻」など…。
(この企画のおかげかどうか明確じゃないのもありそうですが)
愛戦やおち版SBMの愛蔵版コミックは…復刊ドットコムだから別でしたっけ?

一方で、「31弾まで全シール復刻」「エキサイティングテレフォンのCD化」
「集中豪無編の文庫化」「SBM小説の続編」「ハピラキ続編」など
多くのリクエストが結局現実とはならずに消えゆくことが確定したわけで。

メーカーが採算の難しそうなニッチな企画に乗ってくれるかどうかは
tanomi.comがあろうが無かろうが厳しいところだとは思いますが、
個人個人がブログやらSNSやらでちらほら願っているだけではわからない、
ファンの潜在的な「熱量」は、こういうサイトが無いとなかなか目に見えてこないかと。

個人的に思うのは、こういう商品を現実にしたいなら
そういうメーカーに勤めるかそういう企画を立ち上げられる会社を興すかしないと
今のご時世難しい気がします。
普通のやり方だと、よっぽど魅力的なコンテンツじゃないと採算取れると思えないですし…。

あるいはひかり伝~ハピラキ放送みたいな、奇跡的な「波」がまた来るのを待つぐらいですかね?

漢熟の果てに待つものは?

今月もちまちま冊子を買い集めてます。

プレイしてもいないGREEのアプリの記事のため、「アプリStyle」を今月も購入。
なんか攻撃力と守備力が上がるアイテムがもらえるみたいですが、
これって1冊ごとにシリアルコード違うんでしょうか?

あとは漢熟覇王のためにケロケロエース。
今月もシールリストぐらいで目ぼしい展開は見られず。
でも来月発売の「ケロロランド」と来月号の本誌でそれぞれ付録シールが付くそうです。
前回同様、ただの色違いバージョンのようですが…。

そういや、公式サイトでひっそり展開されていた「漢熟覇王ネクスト3」が完結してました。
と言っても、最後に伏線っぽい仕掛けをいくつも投げたところで
「物語の顛末はまたの機会に」という、打ち切りマンガのような幕引きでした。

ただ、その一節にこんな記述が。

『銀華橋が崩壊し、目的を失ったはずのリュウビが自らの運命を悟ったという。
いち早く銀華橋の連中に別れを告げて、統豪大三剣<とうごうだいさんけん>を天にかざすと、
赤・緑・青の光線が強く放たれたのだ。荒れ果てた漢大陸を照らす希望の光。
再び漢熟覇王を決すべく、国を形成し、統一する者が現れる未来を指し示す光じゃ。』

赤・緑・青の光線…。
ここから「ひかり伝」につながる…というような無茶が無いことを静かに祈るのみです。

読書の秋?

ゲッテンカの雑誌掲載が減って、一時期よりも書籍出費は軽くなったのですが
それ以外でもなんやらかんやらで書物が世に出るにつけ、やはり押さえておくことになるわけで。

GREEのアプリは相変わらず手をつけていないのですが、
前回キッソスのデータがもらえた「アプリStyle」は今回特集記事のみ。
プレイしてないからシールイラストが多用されているぐらいしか見所が無いのですが、
いつ頃まで引っ張るんでしょうねコレ。

同様に「ファミ通GREE」という雑誌の創刊号にもビックリマンアプリが紹介されていて、
こちらはキャラのデータがもらえるようになっているそうです。
何かの賞をとるぐらい好評らしいですけど、いまいちそれほどの扱いには見えないなあ…。

ビックリの本といえば少し前に記事にした「漢熟覇王」のライトノベル。
売れ行き次第で続編の刊行が決まるような印象でしたが、
実際のところどうだったんですかね?
発売と連動したイベントも無さそうなので、そろそろもう一冊保存用を発注しようかな。

漢熟は「ケロケロエース」での特集記事もありました。
ただ内容がルール紹介とシールカタログ的なものしかなく、
せっかく公式サイトでそこそこストーリー動かしてるのにもったいないところです。
巻き返しあるか?!

ライトノベル付きキラキラシール発売!

漢熟覇王のライトノベル「戦士アルマース誕生」が発売されたようで、
Amazonから早速届きましたのでご報告。

A6の全176ページで、中身はこんな感じ。

確かに低学年向け仕様というか、読みやすさ重視という印象を受けます。
時々「キラーンッ!」みたいな擬音が出てきますし。

シナリオは、現実世界の少年がふとしたことで漢熟世界に入り込み
そこで「戦士アルマース」として活動していくという、比較的ありがちな導入です。
まだぱらぱらと眺めただけですが、次巻に続くような引きだったので
今後2巻3巻の出版を予定しているみたいですね。

さて、この本の目玉と言っていいとおもいますが
とじ込み付録の限定シールですが…。

巻末にこんな形で封入されてました。
超完本のアリババ神帝を思い出します。

で、シールはこちら。

黒っぽい背景を基調にした落ち着いたシールです。
東急ハンズなどで見かけるような星模様のホロプリズムフィルムが重ねられたような感じ。
正直、予想していたものよりはだいぶ良かったです。

裏面は非売品とか金の星社とか書いてるのかと思ってましたが、チョコ版と同じ。

あ、そうそう。
これがコレクター心理をわかってるかどうかという点で結構重要なところだと思うのですが…。

サイズは52ミリです。
惜しいなあ~。

漢熟の本が出るんだってさ

そういや西日本でも漢熟覇王第3巻が発売になりましたが…

こんな本が出るそうッス!

「ビックリマン漢熟覇王 戦士アルマース誕生」

2011年9月下旬発売予定

定価945円(税込)

著者名「文:下田淳 監修:ビックリマン漢熟覇王プロジェクト」

出典:「日本一ソフトウエア プリニ―ブログ」より


絵本らしいです。
BM研究員がつぶやいてた「ビックリマン本」ってこれのことですかね。

うん、まあ何だ。
興味のある方は手にとってみてはいかがでしょーか。(棒読み)

シールが付録につくとか、望んでないけど悪魔VS天使編にも触れてたりとか、
何かしら見逃せない展開が無いとも限らないので、とりあえずは要Watchかと。
都内の書店で著者のサイン会とかあったりしたら行っちゃうかな(笑)

それにしても、この一連の流れを産み出す原動力は何なんだろうと真剣に疑問なのですが。
前向きな姿勢は評価したいところですけど、ちゃんとチョコ売れてんのかなあ…。


追記;シール付きらしいです。とほほ。

慢心、環境の違い?

食玩にとって児童雑誌とのコラボレーションは売り上げを大きく左右するビッグファクター。
プロモーションが成功するかしないか、そこには送り手の手腕も問われます。

たとえば「ひかり伝」の場合、掲載誌がコロコロ本誌ではなくコロコロイチバンというところで既にミソがついてました。
マンガ担当がボンバーマン4コマで実績のあるむさしの先生だったのですが、
内容が二転三転して何がしたいのかわからない感じで消えてしまいました。
「ニャンダー」はシール自体がどうにも救えないモノでしたが…。

漢熟覇王は何故か来月の「ケロケロエース」で付録シールを出すらしいですね。
ますますもって何がしたいのか、もっとどうにかできなかったのかという印象です。

さて、コロコロの兄貴分バージョンとして2010年からラインナップされている
「コロコロG」という増刊的雑誌にて、神羅万象チョコが7年目にして初のコミカライズ!
(厳密には、「神羅大全」というカード図鑑の中で一度だけ漫画化されていましたが)

作者は溝口誠先生で、コロコロ系列の雑誌でゲームのコミカライズをよく担当される方だとか。
ぶっちゃけ、シリアス路線です。

今発売中の「七天の覇者」第2弾のストーリーに沿った内容で、
これを読んでチョコを買いたくなる子供が増えてもおかしくない出来だったかと。
まあ、ほぼ公式ストーリーそのままなので意外性とかは特に無かったのですが、
この路線で本格連載とかいう流れもありじゃないかなと思ったり。

BMと神羅、どこで差がついたか…。

漢字が先かコラボが先か

家庭用ゲームの月刊誌「Nintendo DREAM(ニンドリ)」最新号に、
漢熟覇王のイラストレーターさんの紹介記事が掲載されてました。

デザインで気をつけていることなど、インタビュー記事が中心なのですが
私が気になったのは初期のシールイラストデザイン。

漢字がありません。
最初の企画は、漢字がまだ入っていなかったみたいです。

これはいったいどういうことか?

漢熟覇王のコンセプトは大きく2つあると考えられます。
一つは、ディスガイアとのコラボ。
もう一つは、漢字・熟語の勉強ができること。

企画段階の商品名が「漢字ドリラー」とか言ってたぐらいなので
「漢字ありきの企画」でスタートしたのかと思っていたのですが、
今回の記事から想像するとむしろ漢熟覇王は
「ディスガイアありきの企画」と考えるのが妥当なようです。

どちらから呼びかけたのかは不明ですが、何かの縁でコラボを実現する運びとなった際に
単にディスガイアキャラをBMシールっぽくデフォルメするだけでは弱すぎる。
単独でも通用するような基軸を絡めないと、アピール力に欠ける。
そんな検討がされたんじゃないですかね?

で、知名度や普及層からして子供向け路線ではないディスガイアを
半ば強引に子供向けにシフトさせるキーアイテムとして、漢字を選んだ、と。

もっとも、ロッテ側もディスガイアを前面に押し出すつもりは無かったようで、
商品名にディスガイアの文字もそれを想起させる単語も無いし、
パッケージでゲームの宣伝をするようなこともしていません。
本来のターゲット層である子供からすれば、ほぼ「漢熟オリジナルキャラ」なわけですね。
まあディスガイアファンならネットもやってるいい大人が多数を占めているでしょうから、
あえてチョコに名を刻む必要も無い……んですかねえ??
いまどきチョコ食玩を買ういい大人そのものが限られているとも思いますし、
それに子供がこの廃人ゲーに興味を持ってしまっても困るのかもしれませんし(笑)

いきまかとは何だったのか

ちょうど10年前の東京オンリーがすべての始まりだったかと記憶しています。
ビックリマン2000のイラストレーターであるエサカ先生の方から、
私と話がしたいということで、オンリーの場にてお話させていただく機会をいただきました。
当時私はサイトで2000の元ネタ探しのページを精力的にやってた時期で、
そこから興味をもたれてのことだったようです。
「もっとコロコロ太った人をイメージしてた」とは先生の弁(笑)。

でもってその後、たまたま近くにいて話に混じっていた面々を引き連れて
先生を囲んでの食事会に突入となり、
さらに何故か「この面子で同人誌を作ってみない?」という話になり、
あれよあれよと進んだ結果できあがったのが「いきおい任せ2000」という本でした。

この題名のとおり、まさにその場の流れで生まれたのですが
どうせやるなら…とオフィシャルな方々を巻き込んだことで、
素人集団(+本業同人さん1名)なのにやたら豪勢なものになってしまいました。

といってもそこは素人の無知がたたり、カラー表紙でもないのに1冊500円は高すぎだとか
挿絵が巻末にまとめられててページ埋め合わせみたいだとか
不手際から方々に批判やら迷惑やらかけていたこともあったようで。
(2冊目では改善したつもりですが…)
内容的にも今にしてみればいろいろイタいところもあったりと、
若気の至りという言葉が相応しい本だったかと思います。
やってる当事はかなりノリノリでしたけど(笑)

アニメのアフレコ見学もさせていただけましたし、
エサカ先生の作業場にも入れてもらえましたし、
役得がかなり多くて恐縮しきりだったりもしましたっけ。
個人的には、その後につながる人脈形成が一番の収穫だったと言えるかもしれません。

今、また同じようなことをやれと言われても無理だろうなあ。
ハピラキの関係者に突撃取材したり、下田研究員とアポとったり…?
って、取っ掛かりがないと無理だし、そもそも需要あるのかっていう話もありますが
何より我々自身がそれだけのバイタリティをもって活動できないでしょうね。

まあ何はともあれ、あの頃はいい時代でした(笑)
そういえばWeb版いきまかのサイトが、Infoseek無料HPサービス終了とともに
10月末で消滅するみたいですので、思い出に浸りたい方はお早めに…。

さらばビックリマン博士

先日発売されたアダルト系の某月刊誌に、
ビックリマン25周年を扱った特集記事が掲載されています。
(この手の雑誌購入はやはり抵抗あるなあ~)
よくあるプレミアシールランキングやドキ学・ガムラ・ハリマ王にも触れられています。

記事の内容は聖核伝を中心によくある話が多く語られているのですが、
そんな中に見過ごせない一文を発見。

「ビックリマンの生みの親は当時ロッテの商品開発部にいた反後四郎氏。」

「当時」?

そしてその次の行にはこんな一文が。

「昨年9月に定年を迎えたが今も監修者としてシリーズに関わる。」

さてもさても、ほとんどの方々は知らなかったであろう一つの事実。
想像はしていても確証がなく、頭のどこかで否定していたかもしれない事実。

反後博士は、昨年9月でロッテを定年退職されております。

ただしビックリマンについては、引き続き関与され続けておられます。

思えば昨年のNHKの番組でも、博士にロッテの肩書は付いて無かったんですよね。
おそらくその後どこの場面でも「ロッテの反後博士」とは書かれていなかったかと。

そんなこんなで、意外なところでポロリと明らかになった博士の現状。
退職のその日でさえ、挨拶回りよりもビックリマンの打ち合わせを優先したという熱意は
まだまだ衰え知らずで燃え続けているようですね!

めくるめくパチワールド

先日発売されたアダルト系の某月刊誌にて、
あの「ロッチ」で世を騒がせた「コスモス」の特集が掲載されてます。

個人的には、地域性のためかロッチより無印の印象が強いのですが、
会社の倉庫に10円玉が集まりすぎて国が回収しにきたという嘘のような伝説もあるほど
多くの海賊版商品で一時はめちゃくちゃ儲かっていたようですね。
ロッチシールはその一端でしかないわけですが、
本家ロッテに訴えられたことで転落の一途を辿ったのは皆さんにはよく知られた話かと。

個人的には、パチシール・パチモノシールというものにはまるで興味が湧きません
ロッチシールや無印シールの多くは基本的に単なるコピーですけど、
チープなデザインや独特の異様なセンスで作られたパチシールも多いですよね。
これらに魅せられて熱心に集めているパチコレクターもまた多いようです。

近頃話題の韓国版旧ビックリマンシール(韓国ロッテ製)もまた、
上述のパチシールと相通じる「奇妙な空気」が味わい深いところなのでしょうか。
一時期頑張って集めてみようと思った時期もあったものの、
パチに興味のない私には韓国版はどうも意欲が湧きあがらず、収集はすっかり中断中。
集めることを放棄する言い訳と思われそうですが、
やはり日本ロッテと韓国ロッテは別物ですよ。
それに、自分から仏陀の手のひらに乗りに行こうとはなかなか思えなくて(笑)

それにしても昔はおおらかな時代だったんですねー。

雑誌つき第1弾シールセット発売!?

宝島社より「別冊宝島・ビックリマン・シールコレクション 悪魔VS天使編第1弾全シール付き」が発売になりました。

50ページに満たない薄い本ですが、内容は実にしっかり作られているという印象です。
決してマニア向けではないので、「星」「古代神」というような平易な言い換えもちらほらあったり。
それでもストーリーや世界観、ホビー情報の入門書としてはソツがなく、
カラーイラストも多くて往年のコロコロを彷彿とさせるクオリティかと。
これのひかり伝バージョンなんかがあれば読んでみたいと思いますね。

特殊シール系としては、福袋やキャッチャー版が紹介されてました。
一般向けとしてはこのあたりがマニアックさの限界ですかね(^^;
竹村先生の画力は超完本同様に、歪みまくっててヤバい感じでしたが…。



そしてこの本の最大の目玉である付録シール「第1弾全37種」については、
思いのほか忠実に復刻されていて驚きでした。




天使は銀ツヤでなく昔のような銀紙っぽい素材。
裏面もオリジナルと同じフォーマットで余計なロゴや商標も無し。フォントも旧とほぼ同じ。
強いて言えば、スーパーゼウスの印刷がシルク印刷ではないのが難点ではありますが
980円でここまで再現されているとは、完全に想像を超えていました。
シールの切れ目は力をかけるとすぐに切り離せちゃうので、そのまま保存派はむしろ要注意?

惜しむらくは、シート同士が糊(?)で背中合わせに貼り付けられているため
剥がすところで失敗すると印刷が剥げて残念なことに…。

皆さんはドライヤーで軽く温めるなどして、シートを傷めず剥がせるようにご注意ください。

続編が出るとしたら、ヘッドだけ集めたシートが付録ですかね?

宝の島にシールあり!

ここしばらくたびたび噂になっていましたが、
宝島社より「別冊宝島・ビックリマンシールコレクション第1弾シールつき」
いよいよ今月19日に発売となります。
表紙はおなじみのキャラがわんさかで、かなり目を引くデザインです。
内容はシール以外も盛りだくさんのようで、

「悪魔VS天使シール 第1~19弾 ビックリマン大聖魔史」
「悪魔VS天使シール 第1~19弾 ホロ&キラ ヘッドシール大全」
「HEROES×FOREVER 若神子 激闘ヒストリー」
「悪魔VS天使シリーズ 特選! 爆笑シール裏書き劇場」
「ちょっとだけ帰ってきた! 漫画「ビックリマン」作:竹村よしひこ」
「シールの人気&中古市場レア度 教えて! BM(ビックリマン)ランキング」
「わかるシールの真髄 ビックリマンシール基礎用語辞典」
「原点回帰BM(ビックリマン)基礎学 悪魔VS天使 第1弾 シール裏面(秘)完全解読
「悪魔VS天使シリーズ~最新作・聖核伝まで ビックリマン博士・反後四郎氏インタビュー」
「ビックリ魂! コラム(1)ビックリマン発!! 僕たちのルールよ、甦れ!」
(以上、ビックリマン研究員氏のtwitter発言より引用)

と、興味深いコンテンツが用意されているようです。
コラムが「(1)」ということは、続刊も予定されているのでしょうかね?

さてこの冊子の最大の目玉ともいえる「付録」についてですが、
第1弾シール37枚…といっても天使・お守り・悪魔は12枚がつながったシート状で、
スーパーゼウスのシートと合わせて4枚のシートが別冊付録の形で付いてくるんだとか。
今更第1弾のシールをそのまま復刻されてもありがたみが薄いので、
このアンカット仕様の方が個人的には面白いと思いますけど…世間一般はどうですかね?

そうは言っても、値段も安いし読者層はマニア限定ってわけでもなさそうなので
シールのクオリティにはそんなに期待しないほうがいいかもしれません。

それにしても、ビックリマン悪魔VS天使25周年とはいえ
この続けざまのムーブメントは何なんですかね??
こりゃまた一山来るか???

おまけ本World

来月、宝島社よりビックリマンの特集本が発売されるそうな。

4月19日発売予定の
「ビックリマン・シールコレクション 悪魔vs.天使編 第1弾 全シール付き (別冊宝島)」
というもので、1冊980円。
タイトルにあるように、なんと第1弾のシール37種全てがおまけで付いてくるそうです。

とはいえ値段が値段ですから、とても期待できないのではと思ってしまうところです。
未裁断のシートだったり、素材が全部ミラーコートだったり、
仮に種族ごとに違う素材で裁断済みだったとしても、当時のクオリティには及ばないでしょう。
何らかの差異も設けられると思います。(裏面に(C)宝島社と書かれるとか)

それより、個人的には本の内容のほうに興味シンシンなのですが(爆)
昔のコロコロみたいなビジュアル図解も満載ということで、
当時の雰囲気に浸れるのではないかと期待しています。
さすがに新規な情報は出てこないと思いますが…。

ちなみにこの本。
あの研究員がメインで動いているとのウワサ。
メインということはサブもいるわけですが、そちらもシールに造詣の深い方々が携わっているそうな。
私はというとかなり遠縁の隅っこの方でちょこっとだけ関わっております。
…ぶっちゃけると、うちのサイトの情報を参照していいかと聞かれただけなのですが(笑)
いいなー。そういう仕事やってみたいなー。
忙しい忙しいと言いすぎたかなあ?(^^;

そうそう、シールサイズは何故か48mmだそうです。
それ以上の情報は聞いていないので何とも言えません。
2弾以降も出るのかどうか気になりますが、
シール的に1弾より売上が伸びないのは明白なので、1弾こっきりですかねー?

この手の雑誌は高いのだ

聖核伝については、先日下田研究員が先走ったぐらいで
珍しいくらいシールの情報が全然明らかになっていませんね。

そんな中、今月のハイパーホビー誌にてシール画像が掲載されていました!
本を買ってでも確認する価値はありますぜ!(今だけだろうけど)

「ヤマト王子」「十字架天使」は、名前はそのままなんですね。
素材は角プリのようです。
ヘッドと思われる「魔語手パンドラマ」はラファエロココ的素材?
何となくヘッドを差し置いて天使が角プリというのに違和感がありますが、
実物はどんな感じなんでしょうね。

同誌にはリアルヘラクライストの記事ちょこっと載っていました。

個人的には、もっと各種ホビー雑誌に紹介されるのかと思っていたのですが
意外とそこまでではないのかな…。
ビックリマン関連商品の注目度は、本当に読めません(^^;

まあ、注目を集めるのはこれからですよね!   …ね?

若覇王降臨す

コロコロコミック1月号に、ゲッテンカ初のプロモカード
「うつけノブナガ」が付録として付いてきていますね。

コロコロ付録といえば、ビックリマン2000の頃に何度もシートが付属したものですが
いまどきの付録は閉じ込みではなく別包装なんですね。
あいにくゲッテンカ以外の付録には興味が無いのですが、
同じく他の付録目当てに買った人とトレードできませんかね?
実際、2000のときは0弾ゼウスと付録のポケモンカードと交換したものでしたが(爆)

さて、相変わらずゲッテンカをプレイする暇が無いため
この「うつけ」もまだ全然実戦投入できていないのですが、
聞くところによると見た目はもちろんセリフやストーリーも独自とのこと。
付録とはいえ思ったよりずっと本格的です。

ゲッテンカは年明けに限定カード排出イベントがあるとか、
キーチェーン展開するとか、別コロで漫画掲載とか、噂はちらほら聞くのですが
ろくにプレイしないまま2弾になったりしたら悲しいなあ…。

桶狭間の合戦・学年誌版

今が旬な話題ということで、今日も今日とてゲッテンカの話。

もともと「キッズホビー」の位置づけであるため、
取り扱われる情報媒体も必然的に子供向けが多くなってますね。
コロコロ・コロイチしかり。
おはスタ内のCMしかり。

でもって、今度は「小学三年生」「小学四年生」に掲載されておりました。
これより下の学年は幼すぎるのか、これより上の学年は大人過ぎるのか、
ある意味ど真ん中な世代向けの2誌に各1ページずつ特集が。

で、肝心な中身なのですが…。

どちらも「ゲッテンカ戦国武将伝」と称して、登場する武将を一人ずつピックアップ。
武将名そのままでキャラ名じゃないのは、武将名のほうがインパクトあるからでしょうか。

それはいいのですが、
小学三年生は「織田信長」(覇王ノブナガ)の特集。

武将としてのエピソードやゲーム中の奥義などを紹介し、読者を惹きつけてますが

小学四年生は「今川義元」(マロ今川)が。

よりによって12キャラ中、最もイロモノ色の強いこのキャラが…。

小三と小四で桶狭間のライバルコンビをそれぞれ紹介だとしても、
ノブナガとマロでは格が違いすぎます。
本誌で初めてゲッテンカに触れるであろう小4読者に真っ先にマロだけを見せて、
何をアピールしたいのかさっぱり意図がつかめません。

ちなみに、記事としては目新しい情報は特になし。
このまま毎月武将紹介だけってことはないと思いますけど、
次号以降はどんな展開を見せるのでしょうか?

…にしても、学年誌を買うのはやはり抵抗あるなあ…。

「超本格歴史バトル」だそうで。

コロコロコミック11月号が発売です。

コロコロを購入したのは「ゴースト村の何事件」が出てた頃以来なので
実に5年ぶりということになりますか。
コロコロイチバン!のほうは、ひかり伝とニャンダーで買ってましたが。

ということで、コロコロ本誌に「ゲッテンカ」の情報が掲載されておりましたー。

見開き2ページで、半分はよくわからない劇画調のイメージイラスト
11月中旬稼動開始というぐらいしかまともな情報が無かったので
いわゆる予告編みたいなもののようですが…。
どういう路線でいくんですかね?

まあそれはともかく、本稼働を前にようやく動き出したという印象ですね。
ちびっこたちがどれほど食いついてくるか、お手並み拝見というところでしょうか。

来月号には特大ポスターが付くとか。
こうなると、いずれコロコロふろく限定カードとか出てくるんでしょうか?
(すぐそういう方向に考えが向くのが悪い癖です)
でもあの素材のカードを封入するのは、結構面倒かも…。

年上の男の子?

ビックリマンは、表向きは今でも子供向けというスタイルですが
実質的に20~30代をターゲットとしていることは周知の事実。

そんなわけでシールの特集記事が掲載されるのも、コロコロや学年誌ではなく
いわゆる青年誌が中心なのはやむを得ないところでしょうか。

だからといって、週刊プレイボーイに満面の笑みをたたえた反後博士が載っているのに
今さら何の違和感も感じないというのは、喜んでいいのかどうか…。

さてさて、肝心な記事の内容はというと
ルーツ伝とは何か、という宣伝が大部分となっています。
博士のコメントも載っているのですが、何気に見逃せないワードも。

「今回のルーツ伝は、”ひかり伝”の完結編であり、
”悪魔VS天使編”の最初の部分とのリンクが完成します」

完成しちゃったそうです。
ルーツ伝IIを望む声も強いところですが、ホントにおしまい??

そしてさらに…

「皆さんが知っている聖フェニックスやサタンマリア、
ヤマト王子など人気キャラの誕生時の姿を初めて見ることができるんです」

なんと誕生時の姿ときたもんだ。
ライトユーザー向けの拡大解釈と捉えることもできなくはないですが、
先祖という意味の「ルーツ」ではなく、「本人」という確定情報ですかね?
まああそこまで特徴が近いと、そのほうがしっくりくるのは確かなのですが。

ここで問題になるのは、歴史的な前後関係でしょうか。
ゼウスもまだ生まれてない時代に既に彼らが誕生していたというのは、
これまでの常識を覆す事実と言わざるを得ないわけで。

ゼウスが若い頃にもう十字架天使がアイドルやってたなんて話も
プッチーオリンがメディア追放前に既に命を宿していたなんて話も
すっぽり霞むというか何というか…。

流層やらグレートサラオやら、歴史をまたぐ要素があちこちに出てくるので
もはや何でもアリな気もしているのですけど、

ルーツ伝はまた新たな謎を生み出したと感じているのは私だけでしょうか…?

図解情報ゲットだぜ!

コメント欄で情報をいただきました。


現在発売中の「GetNavi」8月号にて、
『熱狂!!!!思い出ホビー回顧録!!』と題した特集が掲載され
SDガンダム。チョロQ、ゾイド、キン消しなどと並んで
ビックリマンが2ページ掲載されておりました。
最近特にこの手の特集が多い気がしますねー。

さて気になる内容はというと、まず反後博士への質問箱
といってもストーリー的なところではなく、
ビックリマンシールそのものへの質問が2,3件。
聖フェニックスは聖母マリアから感銘を受けて誕生したなど、
ファンには知られている話などが中心です。

そしてもうひとつ、キャラクター制作メモとして
「サタンマリア」「ブラックゼウス」の手書き図解情報が!
まだ残っていたんですねー。まさにお宝です。
内容はあらかた知られたもので、さすがに新規情報はありませんでしたが
学年誌などで記載された際に言い回しが多少変わっている箇所などは
見比べてみると面白かったりします。

この調子で、他のキャラの図解ネタも公開してほしいですね。
特に、過去に雑誌掲載されてない「ネロ魔身」や「聖梵インダスト」など…(爆)
※インダストは、当時どこかで見たような記憶があるんだけどなあ~。

そんなわけで、意外と収穫のあった特集記事でした。
皆さんもテレビや雑誌でビックリマンの特集を見かけましたら、
お知らせいただければと思います。

遥か理想島へ

謎のジパング伝説の幻の第3弾キャラ「黒魔王」と、
それらの情報も含むシール資料本「謎のジパング伝説黙示録」
この2点がいよいよ本日発売となりました。
当初シール好きが高じてグリーンハウスを動かした上海鑑定団の担当さんも、
まさかここまで本格的なムーブメントに発展するとは思ってなかったでしょうね。


ということで、ジパ伝コレクターとしても名高い「ハッピー城」のモザさん全面協力のもと
ついに完成した「黙示録」の内容は、期待を裏切らないクオリティでした。

全てのシールのオモテと裏がほぼ実寸で掲載されている上、
キャラ図解やグッズ紹介や第3弾ストーリーの開示など、
この一冊があればかなり満足というところです。
携わった皆さん、お疲れ様でした!
こういう仕事って、大変だろうけど楽しそうでいいなあ~(笑)

と、褒めるのはこれくらいにして…。

いや、本家ナガサキヤがバックアップしているわけでもない以上、
予算や権利や工数や米澤さんのわがままなど、
大人の事情的なところで涙を呑んだ部分もあるとは思うわけですが…。

黒魔王のシール素材が旧ビックリの20弾前後みたいだなあ、とか…
ジパ伝倶楽部も全編再掲してほしかったなあ、とか…
グリーンハウス両名の当時の思い出インタビューとかも読みたいなあ、とか…

欲を言い出せばキリがないのですが、ちょっと気になったところでした。

ところで、当時のナガサキヤのシール担当さんは、
こういう動きがあることを知ってるんでしょうか?
もし知ってたら、どんな感想を持ったのか聞いてみたいなあ…。

もう一人のBM創造主

このところ、ルーツ伝と関係あるのかどうかはわかりませんが、
各種メディアでのビックリマン露出がまた増えつつありますね。

とか

とか。


そんな中、ハッピー城さんのブログでも紹介されていたこちらの本

「定本コロコロ爆伝!!」(隣のシールは比較用です)
470ページ以上ある凄いボリュームの本です。
漫画もホビーも、各関係者が語るエピソードが満載なのですが、
ビックリマンからは反後博士は当然ながら、ビックリマンの担当編集の方
スーパービックリマンの原作も手がけた窪内氏が当時を振り返ってます。

反後博士は、コロコロとの協業はフィフティフィフティの関係であったと明かし、
シールはシールで独走し、コロコロはコロコロで自由に世界観を描き出していく。
お互いがお互いを刺激して多層性を生み出す関係であったそうです。

コロコロが世界観を描き出すとはどういうことか、というのは
初代担当編集の柏原氏の話を読むとよくわかります。
個人的には、反後博士よりもこの柏原氏のエピソードのほうがかなり興味深い内容でした。

実はビックリマンのディテールの多くは柏原氏が「創作」し、
反後博士の監修を経て今では公式設定となっているものも非常に多いそうなのです。

まず当時、ビックリマンの記事を作成するにあたり、材料となるものはシールしかないわけで…

シールの裏を見ればわかると思いますけど、独特の言い回しに造語。

ストーリーなんて皆目見当がつかないでしょ?

それでまず反後さんに、キャラクターの情報を語ってもらって、図解にする記事を考えました。

(中略)

でも、引き出したはいいけど「魔無予知シグナル」「聖ブレスカバー」と言われて、
どうイラストにするかが難しい(笑)。

(中略)

「天聖界」は中央にあって、雲のリングがあるようなイメージでいいのか、とかね。

そういうものを考えて、線画をまず描いて持っていって、反後さんに監修してもらっていました。

ひかり伝では、コロコロのような説明媒体が無いから盛り上がりに欠ける…と
私も何度か書きましたが、当時の担当者はまさにそういう状況から道を切り拓いていったのですね。

そして、人気が出て特集本を出すことになった時のこと。

「ビックリマン超特集」という増刊号も出したんです。

(中略)

反後さんの設定では歴史的なものはなかったので、幻層期とか主天期とかを作ったんです(笑)。

その中に(中略)シール裏に書かれている情報を絡めていった。

その後、これを元に皆さんも本を出したりして。

アニメの「第一次聖魔大戦」とかもここから使われたんじゃないかな。

これは驚きでした。
数々の設定は反後博士が自ら生み出したものだと思い込んでいましたが、
その多くは「もう一人の創造主」ともいうべき柏原氏の存在なくしてはありえなかったんですね。
…可能であれば、ひかり伝でも同様の世界観クリエイトを手がけていただきたいものです。

ところで、本誌中に掲載されていたこの写真。

この飛行船って実際に飛んだんでしょうかね?

ENIGMA?

先月に引き続き、今月も「ハイパーホビー」誌にて
ルーツ伝の最新情報がちょこっと紹介されていました。

それがこちら。

前回よりもスペースは狭いものの、今回初公開となるイラストもあり
それなりに意味のある記事となっていました。

まず、先月の記事で「詳しくは次号で!」と言われていた「B缶」については
「ビックリマンシールに最適なサイズの金属製ケース」
という情報が載っていました。
また、B缶には「特製シールが3枚」入っているとのことです。

むむむ…聖魔暦のときは60mmサイズとはいえシール1枚だけだったのに、
今回は3枚+収納ケースと、かつてなく太っ腹な企画のようです。
B缶はその3枚専用なのか、ルーツ伝43枚全部が収納できるようなものか…、
さらにどんな3枚なのかが非常に気になるところですね。

で、今回新たに公開されたイラストは4種類あり、
「天遊男ジャック」「天豊フッド」「天界一本釣」は予想の範疇でしたが
更なるもう一枚「聖像エニグマ」はぶったまげるデザインのキャラでした。

左手に固守卵、右手に胎児ゼウス(?)、
額の☆マークといい、何とも言えない存在感といい、
あたかも「謎の聖神」(いわゆる「超聖神」)を思わせるデザインです。
そもそも「エニグマ」という言葉が「謎」という意味なので
謎の超聖神と無関係とは到底思えないところですね…。

ただ、見る感じグリーンハウス作では無さそうなのが気になったところ。
本当の意味での「謎の超聖神」ではないのでしょうか??

それにしても、こういうキャラが登場するとなると
否応無しにルーツ伝に対してテンション高まりますねー。

月刊ブログ裏通信5月号

今月もルーツ伝に大きく揺れ動いた一ヶ月でした。

公式サイトが熱心に解説情報を出したのが印象的ですが、
シール情報としては月初にホビージャパン誌が一報を出して以来
めぼしい新情報が出ていないわけですが…。

それでも、新聞やら雑誌やらでちらほらビックリマンが取り上げられるなど、
かつて20thアニバーサリーの時以来のメディア露出が増えつつあるのも見逃せません。
そういや、某雑誌にも最近こんな記事が載ったりしてました。

気になる方はチェックしてみては?
(内容はいつも通りのステレオタイプな思い出話中心ですが)

来月は要チェック事項が目白押しです。
ビックリマン・モバイルがどう出るかも気になりますし、
ホビージャパン誌の続報も押えておくべきでしょう。
上海鑑定団の通販次世代ワールドホビーフェアもありますし、
もちろんルーツ伝そのものの発売も控えています。

さてさて…?

ニャンダー漫画第5話掲載す!

奇数月の25日はコロコロイチバンの発売日です。
まさか今さら「つるピカハゲ丸」が新連載されるとは思ってもみませんでした。

それはさておき、ある意味悲しい運命を背負った漫画「ニャンダー決闘伝」
今号でとうとう最終回を迎えることになりました。
チョコさえ売れてればねえ…。でも、よくここまで続いたもんです。

さてさて、何だかんだでついに9階までやってきたうさボクサー一行。

9階を守るのは、ビックリマンションの影の支配者っぽい「コンセントおばけ」たち。
いよいよ最終決戦!

…というところで紆余曲折があり、ついに最上階への階段を突き進む一行。
最上階にたどり着ければ何でも願いがかなうという噂ですが…。

そこで見た衝撃の光景とは…!?

これまでは「ビックリマンションレベル1」で、この先まだ「レベル2」があるとのこと。
もしチョコ2弾が出ていたら、と思わずにはいられないオチでした。

結局、謎の超聖神っぽいシルエットの人も登場せず、
彼らの冒険はまだ続く!というスタイルで「ニャンダー決闘伝・完」
きっとコミックスも出ないことでしょう。
この漫画、歴代ビックリマン漫画の中でもかなり好きだったんだけどなー。

ニャンダーといえば、携帯サイトのほうは第3話がアップされた時点で止まってますし、
ルーツ伝が騒がれている今となっては完全に過去の遺物。
ニャンダー関連のネタもこれで打ち止めとなりそうです。

ちなみに、コロコロイチバンのほうにはルーツ伝情報はありませんでした。
次号からは買わなくていいかな…。

黙って示す大図録

上海鑑定団プレゼンツの「ジパ伝」ニューアイテム
「謎のジパング伝説黙示録」
について、詳細情報が公開になりましたね。

内容は、全シールのオモテと裏面を掲載するほか
関連グッズや幻の第3弾ストーリーまで紹介されているなど
ファンならずともシール好きにとって必携の品となる模様です。
しかもあのビッグサイズ黒魔王シールはコレの付録だそうで、
見逃せませんねー。

かねてより「シール図鑑」を冠する書籍は数あれど
「裏面」まで網羅したものはほとんど皆無ですよね。
ビックリマンも神羅万象もあっぱれ大将軍も、
オモテはあっても裏は無く、簡単な解説文などでごまかしています。
図鑑に載っていればそれだけで満足!という人も中にはいるでしょうけど、
それがもとで商品の売り上げが落ちるようなことは無いと思うんですがね。
要求は高いはずなのに、いつも軽視されている気がします。

裏面まで網羅した図鑑というのは、私の知る限り資料系同人誌ぐらいでしか
実現していないのではないかと。
とある方が編纂したビックリマンの同人本では、モノクロながらヘッドの裏面が全て掲載されていて
DS大事典が出るまでは(出てもなお?)重宝している人は多かったのではないかという物がありました。
(持っているはずなのですが、見当たらなかったので文章のみ紹介)

また、こちらは別の方が作成した、ガムラ・ラーメンばあ系の同人誌。

全シールの2枚目や3枚目、日光に当てた後の変化シールや関連資料などまで網羅されていて
シールを集めていない私ですら「ほしい!」と頼み込んで増刷してもらった代物です。

そんなこんなで、ジパ伝黙示録はオフィシャルスタッフであるグリーンハウスが参加していることで、
かつてないグレードが期待できます。

500部限定だそうですので、受付開始をマメにチェックすべきでしょう。

以上、宣伝でした~。

一片の新聞記事から

本日付の東京新聞の「昭和モノ語り」のコーナーで、
ビックリマンチョコが取り上げられていましたのでご紹介。

59歳とは思えぬ、ファンキーな笑顔を振りまく反後博士(笑)

内容は取り立てて新しい話題も無く、反後博士が全てのキャラを生み出したことや、
社会現象になったことや、公取委勧告でブームが沈静化したことなどが語られていて、
最後は「ビックリマンは子どもたちとの共作。あの経験が私の一番の宝です。」
という博士のコメントで締められています。

時期的にルーツ伝の宣伝がメインかとも思ったのですが、本文中では
「この六月から、「悪魔VS天使」の前時代をテーマにした新商品を発売する」
としか書かれてませんでした。
未公開シール画像でも載ってればよかったのですが、ちょっと拍子抜け…。

しかし、よくよく記事中の写真を見ると…

ルーツ伝!

既に試供品は完成しているのでしょうか?
一部で流れているサタンマリアBの絵柄のパッケージは無く、
絵柄は聖フェニックスSとスーパーデビルの2種類のようです。
(サタンマリアBのパケは製作段階のものだったようで)

試供品ができているとしたら、気になるのは「試験版シールの存在」…ですよね?

以前にも、シンクロXやニャンダーで試供品版が混在したことがありましたし、
目新しい新商品では常に試供品が作られてきたので、今回も試供品自体は十分ありえる話。
問題は、その中に入るシールが本番と同じか別物か、なのですが~。

万が一、当たりシールの裏面に「見本」とか「これは試供品なので応募できません」とか書かれていたら、
それが全43種に存在していたら、コンプは不可能と言ってもいいと思います。
ま、そこまで頑張る人もいないと思いますが。

それはともかく、試供品が入手できれば
当たりでもらえるシールの情報や、Wシールの裏面がどうなっているのかなど
いくつかの謎が明らかになるかもしれませんね。

発売まであと1ヶ月ちょい。
はたして試供品は出回るのでしょうか??

ニャンダー漫画第4話掲載す!

2ヶ月に一度のお楽しみ(?)、コロコロイチバン!で超人気(自称)連載中の
「ニャンダー決闘伝」が今回も無事掲載されておりました。

前回、壮絶なドタバタ劇の末になんとか7階の刺客を突破したうさボクサーたちは
意気揚々と8階へ向かったのですが…。

いきなり「完」。
って、えええええ??

ニャンダー不人気に対する皮肉なども込められているのでしょうか??

そんな感じで、いつもどおりのユルいギャグ(褒め言葉)で進行する「決闘伝」。
今回の内容は8階で待ち受ける強敵たちとのバトル!
どうでもいいですけど、住人に勝てばそのフロアに住む権利がもらえるという設定は
今でもまだ生きているんでしょうか?
だとしたら、うさボクサーたちは既にウハウハな生活で、あえて上を目指さなくてもいいのでは…。

そんなこんなで、どうにか8階をも突破して
残すはビックリマンションの黒幕、9階の猛者との対決のみ
そしていよいよクライマックスとのことです。

何にしても、今号で打ち切りじゃなかったのがいい意味でのビッグサプライズでした。
次号で、マンション最上階にいるという神?の正体が明らかになるでしょうか??

そういや、ネットアニメのほうはすっかり音沙汰なしですね。
あの爆神ネタは何だったんだろう…。

ニャンダー漫画第3回掲載す!

奇数月の30日はコロコロイチバン!の発売日です。

えーと、一応毎回こうして紹介はさせていただいているのですが、
このブログの読者で同じように毎号買って読んでる人はいるのでしょうか?

というくらい、まるで話題にならない「ニャンダー決闘伝」
媒体が小学校低学年向け雑誌だし、何よりニャンダー自体がアレなので
ある意味で漫画の作者さんが気の毒な気すらしてしまうのですが…。

そういや、作者のダイナミック太郎さんについて
こんなサイトで紹介されていました。
「プロのマンガ家さんに聞く30の質問箱」
http://www.manga-gai.net/_note/column/shitumon/shitumon_dyna.html

なんだかネガティブな回答が多い気がするのは気のせいでしょうか?

それはさておき、ニャンダー決闘伝は早いもので第3回となりました。
さすがに表紙はカラーではなくなり、掲載順も下から3番目になってしまいましたが
どっこい元気に載ってて何よりでした。
(人知れず打ち切られてるかも、とか思ったもので)

何だかんだで無傷の2連勝を果たしたうさボクサー
順調にマンションを昇り進み、何故か団体で7階までやってきました。

それを快く思わないのは9階の住人たち
さっそく7階の住人とうさボクサーたちを戦わせようとするのですが…。

今回もファイトアイテム・パワーアップにんじんが活躍!?
見事に7階の敵を撃破し、先に進むのでした。
(ちなみに今回は、悪魔VS天使的なお遊び要素はありませんでした)

ということで、なんと「次号に続く」とな!
この調子だと、次に8階の敵と戦って、さらに次にいよいよ9階の敵と…。
でもそれは冗長だから、8階は適当に流されて一気に9階バトルか?
それともそれとも…?!

…なんて期待しているのは私だけだったりするのでしょうか。

チョコのほうは、関東以外で売られる予定も無いままですし
関東でもまともに見かけることはほとんど無いような状況なのですが、
このマンガが続いている意味って(商業的な意味で)何なんでしょう??

まあ…なるべく長く続いてもらいたいものです。

ニャンダー、ゲーム化す!

と言っても、コロコロイチバンのホームページ上での
フラッシュゲームのことなのですが。

http://www.corocoro.tv/coro1/game/bikkuriman.html

おそらく本誌が発売されたタイミングで更新されていたのでしょうが、
ぜんぜん見に行っていなかったのでネタにしそびれていました。

どんなゲームかというと、制限時間内にサンドバッグを相手よりたくさん叩けば勝ち、というゲームです。
途中で空からいろいろなアイテムが落ちてきたりもします。

対戦相手は、漫画にも登場したキャラが全部で4人。
4人目に勝てばクリアーとなります。

まあ、それだけです。

クリアしたからといって上の画面以外に何か出るわけでもないですし、
ゲーム自体の難度も大して難しくないので一度やればもう十分。
お子様向けだから当然といえば当然なんでしょうけど。

それより、1月末発売の次号にちゃんと漫画が掲載されているかどうかが心配ですね。

ニャンダー漫画第2回掲載す!

もはや忘れていた人も少なくないかと思われますが、
奇数月の25日はコロコロイチバン!の発売日であり、
前回から連載が始まったニャンダーの漫画「ビックリマンキッズ ニャンダー決闘伝」
第2話が満を持して掲載されております。

2か月も間があれば読者の反響を反映する時間もあると思うのですが、
なんのなんので今回もカラー扉での掲載。

※まるでバトル漫画のようですが、断然ギャグマンガです。

さらには、シール情報(というかニャンダーの世界観説明)も1ページありました。

特筆すべきは、ビックリマンション最上階にいるという「全知全能の神」のシルエット。

マンションをかたどった杖(?)を持つその姿は、どことなくあのヘッドを思わせるような…?
シール化して登場することはあるんでしょうか。
(それ以前にニャンダーの2弾は…?)

...さて漫画のほうですが、前回デビュー戦でライバルの一匹オオカミをぶっとばし、
初勝利をおさめたうさボクサー。
一匹オオカミを子分にしたところまでは良かったのですが…。

今回はポニー番長との、レベルの低い漢字クイズ対決なのですが、
一匹オオカミが見事なまでのツッコミ役になってます。
アフゥー!

さらには、場を仕切る謎のメタボリックヒーロー

イメージカットのこの姿は、どこぞの次界創造主??

いやはや、今回も笑いました。
それだけに、肝心のチョコ人気が振るわないと
この漫画も否応なしに打ち切られそうなのが実にもったいないです。
一応、次号に続くようなので第3回は保障されているようですが、はたして…。

シールが出なくても、漫画のほうでマンションマスターの姿が登場したりしませんかね?

ニャンダー雑誌掲載す!

ニャンダーには現役の美大生が関わっている、というのは割と知られた話で、
デザインには1500人以上の会員のいる美大生ネットワークから生み出されたキャラが選ばれているそうです。
その結果がアレか、とうそぶく人もいるでしょうが、
世の中何がウケるかはわからないもの。
こと、芸術的なセンスというのは凡人にはなかなか理解されにくいものです。
たぶん。

さて、「PARTNER」というフリーマガジンをご存知でしょうか?

現役の美大生が中心になり、企画や発行や宣伝などを行なっている季刊情報誌です。
もちろん中身も美術系の話題がメインなので、本来私にはまるで縁の無い冊子なのですが…。

実はこの雑誌の最新号に、ニャンダーの記事が掲載されております。

内容は、タンゴ博士が明かすニャンダー誕生秘話!…というのは少々大袈裟ですが、
当初は誰もが難色を示したというニャンダーのデザインについて、
博士の決断を後押ししたものは何だったのか。
ネットアニメという新手法が目指すものとは。
そして博士がニャンダーを通じて模索する菓子業界の未来とは。
…そんな話が綴られております。

ニャンダーには関心が薄くても反後博士のこととなれば話は別、というアナタ。
PARTNERは美大や美術館などで配布されているので、
芸術の秋にちょっくら探してみてはいかが?

ニャンダー漫画連載開始す!

さて「コロコロイチバン!」11月号が発売になりました。

前回号で予告されていた通り、ニャンダーの漫画
その名も「ニャンダー決闘伝(ファイトでん)が連載開始です!

作者は「ダイナミック太郎」という方。
正直、聞いた事が無い名前でしたのでググってみたところ
コミックボンボンなどで一時期活躍された方とのことでした。
講談社から小学館へ、なかなか波瀾万丈な漫画家さんなのかもしれません。
ちなみに監修協力は今回も下田淳さん
「ビックリマン小学校」のときもこの方の名前がありましたが、何者かは依然不明です。

でもって漫画のほうはというと…

主人公はうさボクサー
バトルもせず、日々両手で人形劇をやって遊んでいては
祖父で元チャンピオンのうさじぃにたしなめられている様子です。

と言っても、これはあくまでギャグ漫画。

うさじぃがボケでうさボクサーがツッコミといいますか、
暴走気味なうさじぃに振り回されるうさボクサーというスタンスですね。

第1話では、ネットアニメ同様にライバルの一匹オオカミと戦うのですが、
ドタバタギャグのテンポのよさではこっちの漫画のほうが面白かったです。
ニャンダーの世界観をあまり意識しなくてもすんなり入り込め、
キャラも個性的で素直に笑える展開で、原作のかわいらしさもあまり崩さず、
お約束の黒幕的存在も匂わせるなど、少年漫画としては結構いい線いってると思います。
少なくともビックリマンのコミカライズでは、久々の「当たり」かと。
(前回のは酷かった…。あれもコロコロイチバンでしたが)

さて、シールの特集記事は公式サイトで見れる「シール紹介」と大差なく、
目新しい記事などは特にありません。
次号に限定シールが付くというような話も見当たらないので、
「ビックリマンと名が付くから仕方なく集めている」という人はスルーしても支障ないです。

そうそう、一点だけ従来型コレクター視点で注目すべきところがありました。
それは、漫画オリジナルのキャラっぽいのですが
バトルの審判を行うこのキャラ。

「ゴング」だけに、鳴らすと「カ~ン」??

ちなみに、コロコロイチバンの公式サイトにて
描き下ろし4コマが4つも読めるので、作品の雰囲気を知りたい方はどーぞ。
http://www.corocoro.tv/coro1/chara/detail/bikkuriman.html

You Know The カッシーWorld?

スーパービックリマンの漫画といえば、コロコロコミックや小学四年生に連載されていた
おちよしひこ先生のものが一般に知られていますが、
それ以外にも何人かの作家さんがスーパーの漫画を描いていたりします。

今回は、知る人ぞ知るあの漫画家が描いたバージョンをちらっと紹介しましょう。

どーん。


そう、「学級王ヤマザキ」や「コロッケ!」などの作品で知られる
樫本学ヴ先生が学年誌にて連載していました。

具体的には、小学二年生(1991年11月号)から小学三年生(1993年3月号)にかけて(小三版)
小学一年生(1992年2月号)から小学二年生(1993年3月号)にかけて(小二版)の2シリーズが存在します。

低学年向けと侮るなかれ、連載初期の内容はおち版に負けず劣らずのハードな展開で、
時々描かれる流血シーンやグロテスクなシーンはおち版以上のインパクトを与えます。

内容は、初期はおち版の読み切り版に近い世界観。
ティキよりも先にマリア(シルヴァではなくサタンマリア)が仲間になります。


ところが石板のかけら集めを始めるようになってから、シリアスな物語が急速にギャグに転調
それまでシリアス95%+ギャグ5%程度だったのが、シリアス30%+ギャグ70%ほどになってしまいます。

そんなわけで、聖魔士とのバトルで石板のかけらを獲得する最中にもデビルとのドタバタ劇が。
(なぜか部下を使わず、直接からんでくるデビル)

しかしクライマックスでは集めた石板が全て奪われ、とうとうアノドが復活!
(ただし、アニメやおち版のような展開ではなく、単なる触手目玉

で、最後までドタバタギャグのままアノドをやっつけてENDとなります。
この流れは小二版・小三版でほぼ同じです。
小二版のほうが若干ページ数も少なく、駆け足な印象もありますが
どちらもコロコロ読者年齢層にも遜色ないしっかりした漫画になっていました。

ちなみにアスカは最後まで登場しません
代わりに赤ん坊的なポジションのリトルミノスに多少活躍の場が(笑)

なお、これらはいずれも単行本化していませんので、
読みたい方は上野の「国際子ども図書館」を訪れるべし!

コロイチふたたび

不思議なほど話題に上っていない「ニャンダー」ですが、
皆さん呆れているのか意に介していないだけなのか、どうなんでしょう?
ま、悪魔VS天使ファンにとってはプロ野球同様に方向性が違いすぎるようですから、
まだ無闇に非難されないだけマシとも考えられますが。

さて皆さん、コロコロイチバンを覚えてますか?

コロコロコミックの別冊的な雑誌で、2ヶ月に一度のペースで発行されています。
以前はひかり伝に関連して1ページ程度の特集記事を載せたり、
テンマやハピラキを意識したギャグ漫画を連載したりしてました
よね。

昨日、久しぶりにコロコロイチバンを購入してみました。

目的は言わずもがなでしょう。

来年の映画ドラが宇宙開拓史のリメイクだそうですが、
この際知ったこっちゃないのでスルー。
しかし言っちゃ悪いですが、私らの世代にとっては読むところの無い雑誌です…。


で、ようやく見つけましたよ。
最後の最後、次号予告の片隅に。

ふしぎキャラが爆笑バトル!!
ビックリマンキッズ~ニャンダー決闘伝~

「決闘伝」と書いて「ファイトでん」と読むそうです。

右側のうさボクサーのイラストがやけに可愛い(爆)
それにしても、まーたギャグマンガですか。まあ、この絵柄でシリアスも無いでしょうけど。
担当する漫画家さんはまだ決まってないみたいですね。また某むさしの先生だったりするのかなあ?

また、パッケージで描かれているセリフも解読できました。
『BM(ビックリマンション)のファイター同士が得意技バトル?!
大活躍のネットアニメもやってるよ!』

うーむ、これだけじゃまだ世界観はつかみきれませんね。

そんなこんなで、Webアニメだけでなくマンガ連載も始めるとは、
ロッテも久しぶりに本腰を入れてきたみたいです。
ますますひかり伝の立場が危うくなってきた気がします

ところで、今回のコロコロイチバンでの収穫はこの予告ページの1カットのみ。
このためだけに500円の出費かあ…。うーん。

カンペッキー大全

平面食玩がある程度人気になると、コレクター向けの横展開として
公式ファイル、大百科発売、イベントの開催などが期待できますね。

このうちファイルやイベントは、人気を高めるための販促的要素で早期に作られる場合もありますが、
大百科は当然ながらそのシリーズがある程度数を重ねないと出版されないものです。
ですが食玩の宿命といいますか、惜しまれつつ完結するというより人気凋落の末打ち切り終了となる場合が多く、
それゆえ最後の弾まで網羅した大百科というのはなかなか作られないものです。
ビックリマンの場合、どうにか2000の12弾まで網羅したものが出ましたがあれはかなり特殊な例かと。

さて、神羅万象チョコのカード全406枚を収録した「神羅万象チョコ完璧大全」が発売されました。
「完璧」(パーフェクト)よりは「完全」(コンプリート)であるべきかとも思ったりしますが、それはさておき…。

まず手に取って驚くのは、その重厚さ。
コロコロ公式サイトの記述を借りれば

完全保存版、上製本仕様!
クロス加工を施した豪華な表紙に、金箔の刻印。
1000年の歴史を封じ込めた本にふさわしい、豪華な装丁です。
とのこと。
「1000年の歴史」という無意味な設定はさておき、
本当に何かの図鑑のように骨太なつくりになっています。

中身は、300ページほどのうち100ページほどがカード図鑑
絵柄は従来どおりカードそのもののスキャンではないため
カードの質感が感じられないのがちょっとばかり残念なところですが、
裏の文字が全て書かれているのは資料としてグッド。
さすがに「蒼龍王」のようなエラー版までは触れていませんが、
抽プレカードなども一通り押えてあるのは嬉しいですね。

あとの200ページは、キャラ設定をふまえた小説やマンガで構成されています。
(そういや私、超完本ビックリマンのアリババ小説もまだ読んでないなあ…)
あ、そのうち数ページは、発売前のカードのサンプル紹介や製作裏話
個人的には、そっちがもっと比重高いほうが嬉しかったです(笑)

で、特典カード2枚つき
「初回限定特典」だそうですが、この手の商品では重版が出るほうが珍しいような…。
それはともかく、カード用と未開封保存用で当然2冊確保
1冊3000円という値段が本当に痛いです。

とはいえ値段は高いものの、それだけの価値はある一冊かもしれません。
けど、夏には神獄の章の発売が控えています。
つまり現時点では「完璧大全」ですが、すぐに「未収録」が増えて「不完全」になるわけで、
これほどのしっかりした内容の大百科を作るのは、全てが完結したときでよかったのでは?と。
これでまた「増補版」でも出されると、また出費がかさむ…。

しかし、神羅はこうして時々過去を振り返る機会を設けるものの
それに乗じてアニメ化するわけでも何でもなく、何がしたいのかよくわからないですね。

ま、次のWHFが開かれる6月には神獄の章の先行発売もあるでしょうから
その頃にはまた何か進展あるでしょうか?

昭和暦に刻まれし存在

Web拍手で教えていただいたのですが、(情報ありがとうございます!)
デアゴスティーニから発売されている「週刊昭和タイムズ」の最新号(No.26:昭和60年編)に
ビックリマンが表紙&記事で掲載されているとのこと。
ということで早速ゲットしてきました。

記事の中身は、ある意味予想通りでしたが期待してたよりも全然少ないものなので
それ目当てに本屋を探し回る価値があるかどうかはかなり微妙なところ。
1985年当時の世相を知る資料としては割とお手ごろかと思いますが、
どの記事も全体的にダイジェスト的な中身なので、実用性はさほど期待しないほうがいいでしょうか。
(それこそ昭和全体をダイジェストで眺めるための資料の「一部」みたいなものでしょうからね)

それにしても、やっぱりというかなんというか、こういう場面で選ばれるということは
ビックリマンって当時の子供文化を語る上で欠かせない存在なんだなあと再認識しました。
その割には、同時代のムーブメントと比べてあまりメディアで取り上げられないのが寂しいところです(^^;
そろそろアメトーークで「ビックリマン芸人」が特集されるくらいしてもよさそうなものですが
今のところそんな話は微塵も聞きませんね。

半端にプレミア的側面だけ取り上げられてもつまらないのですけど、
もうちょっと再評価されてもいい頃合じゃないかと思う今日この頃でした。

語りつくせぬオトナの事情

前回、前々回と三条陸さんのインタビュー記事が載っていた「オトナアニメ」の最新号が出ました。

Vol.7ではいよいよハピラキ最終5話についての話題(+半分以上は鬼太郎)が語られていて、
前回にも増して読み応えのある裏話が満載となっておりますヨ。

まず、真っ先に話題に上ったのがあの「告白」シーン

―最終三部作の展開には驚きました。(略)中でも第2話目の衝撃がすごかったです。

三条 (略)副主人公だった少年が最終回で性転換して愛を告白するアニメは見たことがないので、

他人が驚かないはずはないな、と思ってはいましたが。

この衝撃の展開は、元々反後博士が「ひかり伝のテーマカラーはグレーである」と語っていた内容を
三条さんなりに物語を完結させる上で解釈した結果だそうです。
ちなみに、聖昇女ジェロのデザインやその後の合体キャラのネーミングおよびデザインは
全て東映アニメーション側で用意し、反後博士にあっさりOKをもらった
という流れがあったとか。

三条 「全然問題ないです。どうぞご存分にクリエイトしてください」とお返事がきまして、

なんて器のでかい人だろうと思いましたね。宇宙的なスケールの大きさです。

いや、もしかしたら最初から"シールはシール、アニメはアニメ"と割り切ってるだけかも…?(笑)

次に、旧作を意識しつつ新たな展開を載せるというところで、
三条さんは「新ビックリマン」だけが悲劇じゃない終わり方をして内容にも納得できるので、
今回はそこを意識して、その上でさらにすごいことをしてみよう
、と考えたのだそうです。

―『ビックリマン』にはこだわりのあるファンが多いですけれど、「これは『ビックリマン』じゃない」

という声はほとんどなかったですね。


三条 ええ。最後、歴史を改ざんしちゃったところだけですね。

パラレル分岐には文句を言うんだけど、性転換して合体することにはだれも文句を言わない。
『ビックリマン』という作品の世界は、なんてすごいファンタジー世界なんだろう、と思いますね。

確かに、言われてみれば性転換および合体について否定的な意見ってほとんど見ませんね。
ビックリマン世界じゃ珍しくないことだから、と言ってしまえばそれまでですけれど…。
歴史改ざんについては驚くほどあっさり流されました(笑)

―やり残したことはない気分ですか。

三条 やれることはやりましたが、もうちょっと長くやりたかったという気持ちはありますね。

(中略)青息吐息でゴールインじゃなくて、こっちはまだやれるよ!というラストで。

ということで、その気になればまだ続きも描けそうではありますが
惜しまれつつ幕引きするということで円満終了と相成った模様。
やっぱ二期は蛇足ですよねえ…と個人的には思ってたりするのですが、さてはて。

このあとは話題が鬼太郎に移行し、ハピラキの話題はほとんど出てきません。
もうちょっと深くいろんな話を聞きたいところですけど(未消化な伏線とか)、
それらが語られる機会はありますかねえ…?

聖典書庫デジタル化!

なんでも、国会図書館の蔵書が近い将来Webで閲覧できるようになるかもしれないそうです。
ニュース記事

我ら情報収集系コレクターにとって、コロコロコミックをはじめとする過去の書籍は
まさに知識の源泉ともいえる貴重な宝の山。
私もかつて何度も足を運び、古い記憶を掘り起こしたりまだ見ぬ情報に酔いしれたりしたものです。

しかし地理的・時間的要因もあってそうそう頻繁に訪れることもできず、
気軽に利用できないのが何とも歯がゆいということもしばしばあったり…。

それがWebで読めるようになれば、いつでもどこでも誰でも気軽にアクセスできるわけですよね?

もちろん本と違って読み込みに時間がかかったり、解像度の問題や読みやすさの違いもあるでしょうし、
そもそもコロコロみたいな雑誌系まできちんと網羅されるのかという不安もありますが…。
何もされないよりはずっとマシな話ですし、期待して待ちたいと思います。

でも個人的に今一番読みたいのは、国際こども図書館にある学年誌の情報だったりするんですよね~。
でも国会図書館と違ってあそこは人が少ないだけに、かえって利用するのが恥ずかしいのです…(^^;

集結!驚愕五人男

ビックリマンに関する記事が掲載された雑誌は、今年は30周年ということもあってか
以前に比べるとちょくちょく目にする機会が増えたように思いませんか?

ここ数ヶ月の間でも「80年代こども大全」(宝島社)「オトナファミ 2007年12月号」(エンターブレイン)
「CONTINUE vol.36」(太田出版)などで多かれ少なかれビックリマンに触れられています。
漫画でも「週刊モーニング No.45」の「ひまわりっ」でビックリマンネタが豪快に使われたりしてました。

が、これらは私がネタにする前に他所のブログなどで話題にされてたり、
単発のネタとしてはちょっと弱いと思ったりでスルーしてきました。
もし情報源としてうちのブログぐらいしか見てないという方がいたら、
もっと貪欲に情報を集めないと取りこぼしてしまいますよー。

さてさて、現在発売中の「モノ・マガジン No.512」(ワールドフォトプレス社)にて
またまたビックリマンの記事が4ページほど掲載されております。

これまではフィギュア・ホビー系の雑誌にシール情報が載ったり、
アダルト向けの雑誌でプレミア情報が掲載されたりは何度もありましたけど
こういう正統派の大人向け雑誌に載る事ってすごく珍しいような気がしますね(笑)
(ま、出版元はフィギュア王と同じところですけれど)

肝心な中身ですが、前半2ページはなんとウエハースチョコそのものについて!

「ビックリマンチョコ」がいかにこだわって作られているかが切々と語られています。
これは正直言って盲点でしたね…。さすが切り口が他とは一味違います。

後半2ページは、お待ちかね(?)シールの開発秘話ともいえる記事となっています。

今回この取材では、なんと反後博士を筆頭にグリーンハウスの米澤さん・兵藤さん、さらに社長さん
そして大日本印刷の現担当者さんの総勢5名が大阪に集結!
…といっても、掲載内容は別に一堂に会さなくてもいいような個別のインタビュー?だったり、
記事自体が大幅にまとめられている感じなのが非常にもったいないところですけど、
初見な情報もあってなかなか読み応えはありました。

そういや、反後博士はわざわざ大阪までこのためだけに出かけたんでしょうか?
ひょっとしてグリーンハウスと連動した新企画がこっそり動き出してたりして??
…って、今はひかり伝だけで手一杯でしょうからそれは難しそうですけどね(笑)

それにしても、グリーンハウスのお二方はひかり伝を目の前にしてどういう心境だったのかなあ…。

彼は神か変態か?!


オトナアニメVol.6にて、今回も三条陸さんのインタビューが掲載されております。
6ページのうち、主に前半は鬼太郎で後半がハピラキ。
インタビューされたのは最終回放送より前らしいのですが、温泉編以降の話題が中心となっていました。

その中で、気になったところを拾ってみますと…。

―なぜ『ガ・キーン』のパロディを?

三条 十字架天使の妄想コーナーを話の中に入れることが決まったとき、

(中略)あと残ってるのはSFだろう(中略)ロボでいいじゃん、そういえば俺たち『ガイキングLOD』のスタッフじゃん!と(笑)

あとはもう、十字架天使がヤマト王子とイチャイチャしたくて考えた小説という設定なんだから、

男女のペアを出さなきゃいけない、なら『ガ・キーン』しかないだろう、と(後略)

ガ・キーンってそんなにメジャーではないと思うんですけどねえ…。
私の知り合いのSFマニアも、「そういやそんなのもあったね」という程度の認識でしたし。


―井上敏樹さんが脚本を書かれた37・38話の「六つ墓村」の回は最高でした。(中略)
後のストーリー展開に絶対に影響しないような設定にしておいて、好き勝手やっている。

三条 (前略)今回も横溝正史の『犬神家の一族』をパロディするとなったら、
野々村珠世にあたるヒロイン役が悪役ポジションにいた氷ミコで、
本編でヒロインキャラであるはずの十字架天使がヒロインをいじめる悪役に回っている。
これは後の展開と重なっていて、井上さんのキャラクターの底を見抜く目はやはりすごいと思いましたね。

なんだか大絶賛です。
そもそも、なんでそんな好き勝手させる回を入れるのか理解できないのですが…。
いくら話として面白くなろうとも、ストーリー的に佳境な時に入れる話じゃないですよね。


三条 だから僕が隈沢克之さんのあとを受けてシリーズ構成をやると決まったときに、
皆さんにまず「メインの話は僕が進めておきますから、みなさんは最低限の縛りだけ守っていただけたら
あとはご自由にどうぞ」
って言いましたけどね(笑)。

うわー、まさかとは思ってましたが…本当に他の脚本家は野放し状態だったとは。
どうりでストーリーが進まないわけです。
何でしょ、タイムボカン的な一話完結のマンネリズムを良しとしてた感じがありますね。
でも、もうちょっとストーリーも積極的に進めてほしかったなあ…。最終回間際に詰め込みすぎでしたし。


―登場人物も多い中、ちゃんと彼(ゲンキ)が主役になっているのもすごい。
三条 サブキャラクターが強烈なキャラばかりの中、ゲンキとジェロをどう立てていくか
ということは最初から常に考えてきました。
(中略)
このインタビューが乗るころにはきっと最後の数本を見たみなさんの間で大変な騒ぎになっていると思いますから。
三条陸が神と称えられているか、変態と罵られているか二つに一つで(笑)。
(中略)
もしシナリオ集が出してもらえるとなったら、絶対『ビックリマン』の45話を入れておくように、と
言い残すぐらいですね。あれはちょっと正気じゃない一品だと思っています。

45話って最終回の一個前ですね。
ゲンキとジェロの……は、確かにあらゆる面で普通じゃなかったです(爆)

とかく、三条さんがいかにハピラキに心血を注いでいらしたかがよく伝わってくる内容でした。
次号には最終回に関するインタビューが載るとか載らないとか…?!

あらしを呼ぶゲーム

首都圏の大きな駅の前などで配布されている無料雑誌「コミック・ガンボ」
ビックリマン大事典が取り上げられるとのことで、さっそくゲットしました。

別に読みたい漫画があるわけでもないし後が面倒なので、これまで一度も手に取ったことはなかったのですが
この厚み・この内容で0円とは驚きですねえ。
(面白いかどうかは別にして)

それはさておき、いきなり表紙でまさかのコラボレーションが実現!

あの「ゲームセンターあらし」が(何故か株トレーダーとして)復活してるのも驚きですけど、
シューティングゲームでもないビックリマン大事典で彼が何をするというのか全く意味不明(笑)
炎のコマを回しても大検定をクリアするのは不可能だと思うのですが~?

雑誌の中身はというと、とりあえず「あらし」は全く関係ないストーリーだったのでスルー。

で、探してみると見開き2ページで大事典に関する記事が載っていました。

反後博士と武村プロデューサーのちょっとしたインタビューがメインとなっています。

それにしても、表紙でこれだけ大々的にPRされるとなると相当な宣伝効果ですよね。
CMも深夜の時間帯に流れてるようですが、確実に20~30代を狙い撃ちしてるようですし。

案外、今年度の隠れたヒット作になったりして??

超完本が超発売!

いよいよ発売になりました「超完本ビックリマン」

内容の95%以上は竹村版コミックなのに、表紙を見る限りでは
コロコロコミックによるビックリマン特集の集大成であるかのような扱いです。
(あながち間違いとも言い切れませんけど…)

それにしても、分厚い!

てんとう虫コミックスと比較してもこの厚さ。

人が殺せそうな勢いです。まさに鈍器。
余談ながら、裏表紙などに描かれているのは懐かしの「シール完全百科」についていた
「天聖天魔戦絵巻」ですね。私はこれで米澤・兵藤両氏のお名前を知ったのでしたっけ。

さて気になる中身ですけど、まず事前情報にあった「1mポスター」

どんなのかと思ってましたが、無数のシールを時系列ごとに相関図っぽく並べたもので、
ひかり源層紀からパンゲ戦までずらりと網羅されたものでした。
ポスターというから壁に貼ったりできるものかと思ってましたが、これはこれでいいですね。

さらに、コロコロ特集記事に関してはめぼしいものをいくつかピックアップされたものでしたが、
これはまあ最初からその程度だろうと思ってましたから特にコメントなし。

いっそ当時の記事を完全収録した本を出して欲しいものですが…。

冒頭に掲載の読みきり漫画「ビックリマンを創った男たち」は、
なんとかつて2000の漫画を描いてた犬木栄治先生が熱筆!

かつてない線の細い反後博士を中心に、大日本印刷や小学館、グリーンハウスなど
数々の伝説的人物が織り成す悲喜こもごもの物語となっています。
独特の過剰なフィクションもありますが、知られざる裏事情もあって面白かったです。


で、この本のメインともいうべき竹村先生の漫画については、
やはり単行本未収録なものは掲載されてませんでした…。超完本なのに…。
その代わり?今回のための描き下ろし漫画がありました。


ですが…何というか、絵の劣化が…。
元々ヘタウマ系の作家さんでしたが、それでも勢いで魅せる部分があったと思うのですけど

このロココなんか、特に顕著なような…。うーん。

小説は、アリババの悪の面をあえて描いた「かつてのコロコロ読者層(いい大人)」向けの
作品ということですが、あいにくまだ読んでないです。

この分厚い本で小説はちょっと苦しいです。せめて別冊付録ならよかったのですが…。

最後に、特別付録の「アリババ神帝・呪魔導バージョン」シール
シート状でなく袋とじ封入タイプでした。

背景は、袋とじを切り開いた内側です。
素材はただの金ツヤかと思いきや、背景に部分的なエンボス加工が施されていて
なかなか味のある仕上がりになっています。
イラスト自体は間違い探しのような微変更ですが、
大事典の特典同様に裏面のイラストとウワサ欄が新規に追加されてます。

それにしても、ゴーストになる前からマリアの影響が出てるというのは不可思議ですね…。
創聖使が魔洗礼を行ってから、マリアが発見して操ったものだと思ってましたが。

新しい謎が一つ解かれるたびに新たな謎が浮上する、まさにエンドレス。

そうそう、32弾は影も形もありませんでした(笑)まあ、そうでしょうねえ。

30thアニバ本

ようやく「超完本ビックリマン」の詳細情報が来ましたね!
公式サイトにて表紙が公開され、他にもいくつか新情報が明らかになりました。

まず表紙から読み取れる文字を拾ってみると…

・単行本1~7「ビックリマン」全話収録

・新作描き下ろしつき全1330ページ

・悪魔VS天使全ワールド&全キャラパノラマ大ポスター!!

・ひかり伝~第32弾、一挙網羅!

・コロコロ特集記事グラフィティー

・実録コミック「ビックリマンを創った男たち」

・小説「ビックリマン・騎神アリババ外伝~悪魔が来たりて俺を呼ぶ~」

・関係者による祝■■■メッセージ

・DSソフト特報!

・限定付録・オリジナルイラストシール・アリババ神帝

(読み取り間違いがあった場合はご容赦ください)

これを見ると、単なる漫画の復刻以上のオマケ要素が盛りだくさんですね。
「コロコロ×ビックリマン30周年記念復刻大復刊!」とあるので
30周年記念便乗事業の一環のようです。

ただ、ちょっと気になるところは…

・漫画は、単行本全7巻分とのことなので、未収録分は無い模様。

・コロコロ特集記事は、大教典同様にごく一部だけの収録になりそう。

・32弾も含むということは、超元祖シールも紹介される?

あとシールがシート状なのか切り取り済みなのかも知りたいところです(笑)

それにしても、この表紙にも公式サイトの紹介情報にも、
どこにも「竹村よしひこ」先生の名前が載っていないのはどういうこっちゃ??

今刻まれる、新たなる悲劇

奇数月の25日はコロコロイチバンの発売日!

数少ないビックリマン情報の掲載雑誌として貴重な情報源なのですが、
おとぎ発売直前の今月はというと…。

漫画掲載順位、最下位。

しかも最終回…。


なんというか、見限られるの早くない?
確かに漫画は激しくどうでもいい感じでしたけどさあ…。

で、肝心な情報はというとおとぎについての紹介が半ページ。
(ここだけの新キャラなどは無し)
残りはDSのビックリマン大事典と超完本ビックリマンについての発売告知でした。

ところで、DSのほうは特に目新しい情報は無かったのですけど
超完本のほうは大分新しい情報がありましたよ。

まず漫画については「1300ページオーバーのボリューム」で、
「竹村よしひこ先生が描いたまんが全話に加え、ビックリマンにまつわる書き下ろしまんがや
小説なども掲載」
とのことです。
漫画はともかく、小説って…?スーパーのアレじゃないですよね…?

そして、ウワサの限定付録についてですけど
「アリババ神帝の新作描き下ろしキラシール」が付いてくるそうです!

パッと見はチョコ版と変わりませんが、よく見ると耳や盾などに変化が…。
部分的にゴースト化しているようなイラストになっています。

そもそも、なんで並みいるヘッドを押しのけてアリババ神帝が選ばれたのか。
おそらくDSの付録でヘッドロココとワンダーマリアが選ばれたことを受けて、
ロココとマリアの両方に通じる中間ポジションのキャラだからということかも…。
単なる人気取りの一環かもしれませんけど(笑)

付録としては、さらに「悪魔VS天使編を完全図式化した超ビッグポスター」もついてくるとか。
パンゲ編まで網羅した相関図みたいなものでしょうか?
さらにさらに、「ブームをひっぱったコロコロの記事ページもたっぷり」だそうで、
意外と資料性も高いかもしれませんね。

ところで、「熱血!!コロコロ伝説Vol.7」でも超完本の宣伝が載っていたのですが、

こちらによると、中身は「コミックス全7巻+新作描き下ろし+小説」で、
限定付録は「アイスシール・アリババ神帝」「悪魔VS天使編全キャラシール大ポスター」
となっています。
アイス?全キャラ?
ちょっとわからない部分もありますが…。

どうでもいいですが、コロコロ伝説に掲載されてた「ミニ四ファイター」の描き下ろし漫画
ほとんど徳田ザウルス先生追悼漫画みたいになってたのが、個人的にちょっとがっかり。
それにしてもあの年代は、ミニ四駆以外は特に突出したモノ無かったんですかねえ…?

超!完!本!

「超完本ビックリマン」(作者:竹村よしひこ)が2800円で8/22発売予定…だそうです。
5月末の「コロコロイチバン」でちょこっとだけ情報が書かれていましたが、
いつのまにかタイトルも正式に決まったようですね。

2800円もするとは、相当ブ厚い本になりそうです。
以前復刊された「あまいぞ!男吾」では元々全17巻の作品が3部に分けられてましたが、
これが1冊あたり2500~2700円でしたから、ほぼ同じスタイルになるかもしれませんね。
(出版社が違うから単純に比較もできませんが)

さらには、ビックリマンの方は限定シールとポスターも付くとのことですが、
シールはDS大事典と同様にグリーンハウス書き下ろしデザインになるのか、
それとも全く別の、たとえば「竹村版ゼウス」のイラストだったりするのか…。
純粋に作品をプッシュするなら後者の方が面白みはありますが、
販売戦略などを考えると前者の可能性もありますね。
発売時期がDS大事典と近いのも、何かしらタイアップのにおいがします。

ところで、メインコンテンツであるマンガの方ですけど、
単行本全7巻分は当然として、それ以外の作品はどれぐらい網羅されているのでしょう。
コロコロ増刊などに掲載されたものの単行本未収録な回もありますし、
「てれびくん」で並行して連載されていたシリーズも入っているとなおGood。
(こちらはコロコロ連載終了後も「ニュービックリマン」として少しの間連載が続いていました)
「超完本」と謳うなら、非の打ちどころのない完全収録を期待したいところです。

あと、書き下ろしマンガもあるとうれしいですね。
竹村先生は「熱血!コロコロ伝説 Vol.6」でサイン色紙を提供されていたので、
今でも書こうと思えば書ける状況だと思われますので。
「スーパービックリマン」(おちよしひこ著)が復刊したときは
書き下ろしも何もなくてかなりさびしい状況でしたからね…。

そういえば、シールはDS大事典と違って冊子付録なので綴じ込み(シート状)なんでしょうか?
だとしたらまた切り離し用と保存用とで2冊…??

俺、三条!

「オトナアニメVol.5」というムック誌に、ハピラキの構成担当かつ脚本家の
三条陸さんのインタビューが掲載されてます。
三条さんといえば「ダイの大冒険」「冒険王ビィト」でも存分に知られた人ですよね。

三条さんの脚本は常に熱い展開で旧シリーズの持ち味を損ねず小ネタも織り交ぜ、
ファンの間でも評価がかなり高いのが特徴です。

ちなみに三条さん担当の回は…

 03 ウルフライ登場
 04 男ジャック登場
 08 アリババ登場
 12 ジェロ覚醒
 16 フッド登場
 19 男ジャック活躍(縁縄如天)
 20 ゲンキパワーアップ
 23 モイラッキー登場(隈沢克之さんとW脚本)
 27 牛若が若神子の秘密を語る
 28 神帝対決・サタンマリア召還
 29 フェニックス復活
 34 ヘッドロココ復活

とまあ、記憶に残る回がかなりの割合を占めています。
27話から29話にかけてのフェニックス救出編クライマックスなど、
物語の要所となるところを任されているわけですね。

さて、今回のインタビューは特にハピラキに特化した話ではなく、
ガイキングと鬼太郎も含めた総合的な記事になっています。
(どちらかといえばハピラキの割合が一番少ないかも?)

三条さんの話では、ハピラキは『より子ども向けでギャグメインの作品』になっていて、
『歴代の「ビックリマン」のなかでもわりかしギャグ要素を強くしています』
とのこと。
まさか、三条さん以外の人が担当するダラダラした回もそういう方針で作られてるんでしょうか?
温泉編は視聴率が順調に下がっていたらしいですけど…(爆)

けど『旧作のキャラクターを旧作の設定を踏まえつつリニューアルしていく』というところで
ガイキングや鬼太郎にも通じる、面白いキャラ作りをこなしているとのことです。
ロココの喋り方を調査しなかったせいで総スカン食らったアノ人とは違いますね…(^^;

で、注目の発言は…
『「ビックリマン」はラスト5話の脚本を書くんですけど、
そこでは「ガイキング」の終盤的なテンションがまたくるかな、と予感しています』

むー、既にラストまで決まっているんですね。
放送予定はやはり1年間で延長は無いんでしょうか。

けどガイキングのラスト付近は異常な盛り上がりがあったそうですし、
何より三条さんの実績を考えれば、きっと満足できる作品になるんじゃないかと思いますね。
しかも5話分もあるなんて、こりゃ相当アツい展開が期待できそうです。

コロコロ30th Annniversary

コロコロコミックは今年で30周年!
ということで、25日から「熱血!!コロコロ伝説」と銘打たれた
全10巻の総集編が順次発売になっています。

で、77-78年収録のVol.1と87-88年収録のVol.6が第1陣として登場したのですが、
我らがビックリマンはそのVol.6にしっかり収録されていました。
悪魔VS天使シリーズの発売は85年ですが、マンガの連載は87年からですからまさにドンピシャ。
漫画としてはその第1話と、番外4コマが収録されています。

あと、漫画の概略みたいな解説も2ページ載ってました。

(ついでではないでしょうが、少年ビックリマンクラブも同様に収録されています)

ところで、当時の作家さんたちの直筆サイン色紙が当たる読者プレゼント企画があるのですが、
竹村先生は「わ~お!ケンちゃん」と合同で1枚提供されていました。

今でもご健在のようですね(笑)
8月に出るというコミック大全での描き下ろしも期待できるかも?

また、「スーパービックリマン」のおち先生もいました。

こちらは「GO!GO!ミニ四ファイター」と合同。
ある意味で非常に貴重な一枚かも?

しかし、樫本学ヴ先生は3作品でそれぞれ個別の色紙が用意されてたりするのは、
人気の差なのかサービス精神の差なのか、どっちなんでしょう??

竹村ゼウスが帰ってくるぞ?!

奇数月の25日はコロコロイチバン発売日です。
(もはやフィギュア王は戻ってこなさそうです…)

前回はシール情報が皆無で漫画もかなり扱いが小さかったものの、
今回はもしかしたら「おとぎ」のスクープ情報でも載らないかと期待してました。

ですが、実際にはシール情報としては「プロ野球2007」のみ。
全36種のリストが載っていたのは一応いい情報でしたが…。
漫画のほうもそれにちなんでゲンキたちが野球をする話でした。

あとはDSで「ビックリマン大事典」が発売されるというプチ情報と、
「(仮)完本ビックリマン超全集」が発売されるという話…。

はい、こんなところで新情報発表(爆)

内容はというと、どうやらメインはコロコロで連載された漫画「ビックリマン」を
全話収録したもの
ということです。
そういや数あるビックリマンの漫画の中でも、竹村ビックリマンは
何故か復刊が実現していませんでしたね。
でもこれって、単行本未収録の話なども入るのでしょうか?
どうせなら「てれびくん」で連載されてたバージョンも入れてほしいところですが、
それにしてもかつて単行本全7巻もあった内容を一冊にまとめるつもりなのでしょうか。
だとしたら、かなりごっつい本になりそうです。

しかし、もし内容がコミックの再録のみならこんなタイトルにはしないはず。
「超全集」というからには、さらに別の何かも収録されるんじゃないでしょうか??

たとえば年表や図解のような特集記事の再録・再編集とか…。
いや、それはむしろ願望なんですけど(笑)

コロイチの情報では、他に「限定シールやポスターなど付録がいっぱい」
とのことですけど、今度はどんなキャラが書き下ろされるのでしょうか?
(竹村版イラストのシール化とかだと…いや、それはそれで欲しいかも(笑))

格上げ☆ラッキーキング

「ビックリマン大教典」には、反後博士による「悪魔VS天使編」以外のシリーズも
わずかながらオマケ的に紹介されていますよね。
ビックリマン2000の扱いがシンクロXと同列というのはさすがにどうかと思いましたが、
それよりもオールジャンルコレクターとして気になったのは「運の王様」の扱われ方について。

どういうわけか、運の王様がビックリマンの一シリーズとして堂々掲載されてるじゃありませんか。

運の王様は、キャラクターはもとよりシール形態も3すくみを踏襲しているなど
他のシリーズよりもかなりビックリマンっぽさのあるシリーズではあるものの、
パッケージにはどこにも「ビックリマン」と記載されていないため
コレクターからはいわば「番外編」という位置づけをされてきました。

実は公式的にも「ビックリマンではない」とされております。

公式サイトのニュース「管理人の部屋いわゆる管理人室・第7回」において運の王様が紹介された際に…。

H氏:
ビックリマンシリーズ以外のシールで良い味出していたシールもありましたよね。

管理人:
運の王様とか・・・。私はあの独特のキャラが好きでしたけど。

H氏:
幸運、悪運、不運の3すくみシステムがビックリマンと似てましたね。

というような会話がなされてたりしました。

それが去年、YahooのアニメDVD特集において、ビックリマンの過去のシリーズを紹介するところで
何故か運の王様もラインナップに含まれていたのです。

この特集、「ナディアとメディアが姉妹」というような仰天する内容も書かれていたため、
よくわかってないライターが書いた信憑性の薄い適当な内容だと思っていたのですが…。

ビックリマン21年の歴史を総括する大教典において言及されてしまっては見過ごせません。
「運の王様はビックリマンシリーズの一つ」というのが公式認定されてしまったのでしょうか?

ですが、大教典は隅々まで反後博士が執筆しているわけではなさそうで、
特に本編とは関連の無いこの紹介欄などは別のライターがまとめた可能性も高そうです。
そもそも運の王様は反後博士のプロデュースではないでしょうし、
情報が錯綜していても不思議ではないのですが。

よって、Q天銀河的な運の王様のポジションは
「ビックリマンの一種ではない」
から
「ビックリマンの一種と見なされることもある」
に変更したいと思います。

ま、大多数の人にとってはどうでもいいことだと思いますけどね。