2018年のブログ納め

さて当初の想定をオーバーして長々と更新してきましたが、
そろそろネタも無く更新自体キツくなってきたので
HUNTERxHUNTER的な短期集中連載も今回で一区切りとします。

言いたいことが無いわけでもないのですが、
わざわざ軋轢を生むような発言をして炎上するのも本意ではないので
ここはおとなしく沈黙を保つとしまして...。

2018年はシール集めは一切しませんでしたが、
不思議とビックリマンとは縁が切れない一年でした。

来年はどうなりますか全くわかりませんが
またちょこちょこ舞い戻ってこようと思いますので
引き続きよろしくお願い申し上げます。

ではでは皆様、よいお年を~。

本当は怖い次界創造主の話

前にも何度か断片的に書いた気もしますが、クリスマスも近いので改めてまとめてみます。

ズバリ、アンドロココはイエス・キリスト(がモチーフ)です。
そう考えられる要因はいくつもあります。

一度消滅してから復活するところや、そこにまつわる重聖架=十字架。
復活直前弾の天使が持つ「聖枝」はキリスト教での「聖枝祭」に関連しますし
アンドロココの装備品は
・アイソーン帯=いばらの冠
・警聖星=知らせる星
・プロスパラ如意=プロスフォラ(聖体、聖パン)

と、関連性の高いアイテムだったりします。

何より、そもそもが神の子=聖神子ですからね。
名前もアンドロ=「人間」と考えると意味深です、

もっというと、聖なる側の主導者だとか弟子に裏切り者(悪魔側)が一人いるとか
こじつけられそうな話もありますが、これくらいで十分でしょうか。

でも当時チョコを買ってた人の中にそんなイメージを持ってた人は
熱心なクリスチャンでもない限りほとんどいなかったでしょう。
大人になっていろいろ知識を得てから見ることで、
新たな視点で見えてくるものがあるというのはビックリマンの真骨頂ですね。

勝手にBM10大ニュース!2018

そういやせっかくブログ再開してるんですから、
しばらくやってなかった年末恒例のあの企画でもやりますかね?

そんなわけで3年ぶりに帰ってきました。
きゅー太が独断と偏見とその他もろもろで選ぶ、
平成最後の2018年シール業界10大ニュース!

...いえ、わかってるんですよ。
どうせ今年もコラボばっかりだとか33弾出たとか、
わかりきったネタが並ぶだろうことは。
それでも私自身今年何があったかを確認する意味でも
とりあえずやってみますよやりますともさ。

そんなわけでさっそく10位から4位まで発表!

第10位
何故?!アップル広告にビックリマンシール!
http://ascii.jp/elem/000/001/694/1694808/
6月頃のMacBookの宣伝動画にて、出演者が使っているPCに
何故かビックリマンシールが貼られていて騒然となった話題。
理由は不明ですが、これがそのまま宣伝に使われるというのもすごい話です。
ちなみに先日の謎解き問題のCはこの画像がきっかけで発案しました。


第9位
マリーンズイベントで今年も限定シール配布
https://www.sanspo.com/baseball/news/20181114/mar18111405000001-n1.html
11月に開催された千葉ロッテマリーンズのファン感謝祭で
福浦選手の2000安打達成記念限定ビックリマンシールが
抽選で2000人に配布されたとのことです。
どうでもいいけど安直な「S字デザイン」が多用されてて
テキトーにデザインした感じがよく表れてる一枚かと。

第8位
文楽コラボ再び!
https://www.ntj.jac.go.jp/topics/bunraku/30/20185.html
去年に引き続き、今年も国立文楽劇場とのコラボ企画が実現。
スサノオなのにヤマト爆神という、BMファン的には首をかしげるデザインもありました。
今年は他にも「田辺3偉人シール」(http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=359166)など
なんだかよくわからないコンセプトに多くのコレクターが振り回されたようです。

第7位
10月1日は誰も知らない「裏ビックリマンの日」
https://zatsuneta.com/archives/11001q8.html
4月1日の半年後ですが、結局「ビックリさせる」という趣旨は同じという
イベント水増し以外の何物でもない新企画が始動。
なのに公式サイトでは一切告知なし、イオン系列でのみノベルティ大量投入、
そもそもシール自体が「雑コラ」という、これは一体何の実験かと言いたくなる謎企画でした。

第6位
スマホゲーム「コトダマン」拡大中?!
https://kotodaman.sega.jp/
私はプレイしてませんが、何やら普通に人気があるようなのでこの順位に。
ちょくちょくシールとしてイベント等で配布しているそうで、
元々のデザインがビックリマン風ということもありよく話題になってますね。
某タワスペの二の舞とはならないようでよかったです(w

第5位
ガムラ最終弾降臨!「幻の最終抗争」発売開始
https://www.4094.info/
当時の絵師とストーリー担当がコレクターの協力を得て
コラボ等で広く浅い路線のBMとは真逆に、深く狭くを極めたような企画。
価格は張るもののそれだけの価値がある...ということみたいです。(^^;

第4位
4月1日は「ビックリマンの日」!限定新ロココに唖然?
http://bikkuri-man.mediagalaxy.ne.jp/bmday2018/cp.html
今年は限定ホロシール「ヘッドロココII」が41枚限定で登場!
なんでこう最近のデザインは軒並み微妙なのか...。
同時に通販された「ホロセレクション」も大概なラインナップでしたし。
今回もコレクターズアイテムなのに大多数のコレクターを満足させない真逆の思想で、
話題作りにばかりご執心な様子が浮き彫りになりました。


そんな感じでこのままトップ3発表!

第3位
まだまだ続くコラボ路線!
http://bikkuri-man.mediagalaxy.ne.jp/news/475_dragonball.html
進撃の巨人、キングダムときて一番の目玉がドラゴンボールでしょうか?
さすがにコラボ路線も飽きられてきた感が否めないのですけど、
それでも限定セットが即完売するなど影響力はそれなりにあるようで。
(ドラゴンボール以外は未だに売れ残ってるようですけど)
ただ少年漫画のコラボだとGHがデザインし直す意味が薄いのが何ともかんとも。

第2位
毎週水曜はコロコロオンラインに集合!
https://corocoro.jp/tag/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%B3/
関係者のインタビュー記事を毎週掲載するコーナーがスタート。
反後(元)博士が頻繁に登場して思い出話を語るのが受けています。
聞き手がいまいち詳しくない人なのがもったいないのと
なんだかんだで博士も結構テキトーなのが気になってしまいます。

第1位
悪魔VS天使シリーズ本編が動いた!33弾発売!
http://bikkuri-man.mediagalaxy.ne.jp/33dan/
7神帝外伝、伝説11、裏BMという流れを受けてか、シリーズ33年目にして新弾が登場。
ついにパンドラの箱を開けちゃうのか~という気持ちもありますが、
果たしてコレ売れてるんですかね...?


はい、そんなわけで多くの方が予想した通りなんじゃないかと思いますが、
2018年のシール関連の動きはこんな感じだったようです。

相変わらず公式の「注目されたもん勝ち戦略」が目立つ一方で
古くからのファンに訴えかける商法も散見され、二極化がさらに広がった感がありますね。
まあ、コレクターでない立場からすればどっちでもいい話ですけど...。

Q大ナゾトレ解答編

それではお待たせしました、Q大ナゾトレの解答と解説のお時間です。

<問題A>

色と数字の羅列が何を意味していたか...ですが、
これらの色が虹の七色であるところから7神帝を連想する必要がありました。

そして数字はそれぞれの神帝の名前の何文字目かを表していました。
具体的には「黄色の3」⇒「ウシワカ」の3文字目⇒「ワ」という感じで、
残りの文字もこの法則に従って変換すると
答えは「ワンダーマリア」になります。

nazo_a_01.jpg


問題B

数字はそれぞれカナ一文字に対応していました。
ではこれらの文字列が何を意味していたのか...ですが、
ここで注目すべきは背景です。
この画像はFuzzyM.Rのシール裏イラストになっていました。
これに気づければ、文字列はすぐにわかったことでしょう。
入る文字は以下の画像の通りで、答えは「アローエンジェル」になります。

nazo_a_02.jpg


問題C

天使シールが並ぶこの問題。
シール一枚が1文字に対応していますが、どう変換すればよかったのでしょうか。

ヒントは画像の右上にあった「???-天」。
これはシールの右上にあるキャラの通し番号を意味していました。

ここからシールを番号に変換してみましょう。

ファントム王⇒205
皆伝仙人⇒14
聖ターゾン⇒199

これを「てんし」に変換するにはどうするかといいますと...。

アルファベットの番号にしてみましょう!

205を20と5に分解し、アルファベットに置き換えるとTE
14はN
199は19と9に分解し、SI となります。

なのでこの法則を下の列の天使シールに適用すると、
(烈神照光だけシールがさかさまなのでアルファベットも並べ替える)
答えはTANGOHAKASE⇒「たんごはかせ」でした。

nazo_a_03.jpg

正直、この問題で正解者が出るとは思ってませんでした(^^;


そして最終問題は、ここまでの答えをいれて矢印の下を読むだけです。

nazo_a_final.jpg

答えは「リンゴ」でした。

解いてくださった方も解けなかった方も、
チャレンジしてくださった皆様ありがとうございました!

図ッコケ3人組

当時の雑誌等に時々掲載されていたキャラクターの図解記事は
ストーリーに沿ったものだったりキャラ設定を深堀りしたりと
各々のキャラに魅力をプラスする重要な要素ですが、
大真面目で難解な設定ばかりかと思いきや、中には思わずズッコケそうな
ダジャレなパーツもあることをご存知でしょうか?

ズッコケ図解・第3位

古聖長ヘブダヤの持つ杖の名前

『貫管棒(カンカンボウ)』

kankanbou.jpg
カンカン帽といえば今は亡き月亭可朝を想起する人も多いかと。
赤ずきん爺さんであるヘブダヤとは何の接点もありませんが...。


ズッコケ図解・第2位

聖界一本釣のハチマキ状のアイテム

『界鉢巻(カイバンド)』

kaibando.jpg

甲斐バンドといえば「HERO」「安奈」などのヒット曲で知られるロックバンドですが
一本釣との関係性は「界」の音以外は特に無いのが残念至極。


そしてズッコケ図解・第1位

怪奇ミロクの右足の装備についている宝珠

『移植動源(イショクドウゲン)』

ishokudougen.jpg

医食同源といえば、食事も医療も元は同じという考え方の四字熟語ですが...。
曼枢系の「移植」と引っ掛けたダジャレとしか思えません。
ちなみに左足の宝珠は「拒絶静源(キョゼツセイゲン)」というそうで、
字面だけは対照的ですがこちらはダジャレではないですね。
読者が子供だと思ってちょっとふざけてみた感じでしょうか?

大真面目な設定の中にこんな単語が混じってるというのも面白いですが
ちょっと脱力してしまうので図解でのダジャレは勘弁してほしかったなー。

祝え、新たなる王の誕生を!

昨今は猫も杓子もオリジナル自作シールを作る時代。

自前でイラストを描いて業者に印刷委託する場合や
プロのデザイナーを起用した企画に乗っかる場合などいろいろありますが、
コレクターが顔を合わせるイベントや交流会などでは
互いの名刺シールやオリジナルシールをトレードする光景も頻繁に目にします。

そんな中、かつて私もそういう場でシールをいただくことが多かったのですが、
一方的にもらうばかりでは申し訳ないなーと思っていましたので
一昨年のシール交流系イベントの際に自分でもシールを作ってみることにしました。

それがこちらのシール。

我がサイト「Q天銀河」にちなんでの「Q天銀河王」
はい、見ての通り単なるパロディです(^^;

元になっているのは「レスQ天女」と「天動銀河王」で、
名前だけじゃなくデザインも合体させたら面白いんじゃない?という安直な発想をもとに
自分でイラストを起こして業者に印刷を頼んで作ったのでした。
レスQ天女は素材が金、天動銀河王は銀なので
このシールは銀ベースに半分オレンジを乗せて金銀ハーフな雰囲気を狙ってみました。
金というよりむしろ銅っぽいので、うまくいった感じはしないのですが...。

そもそも私の画力なんてノートの端っこの落書きレベルなので、
シールのクオリティという意味では全くもってイマイチなことは自覚しているのですが
何も無いよりはマシと思っていただければと...。

ちなみにこのシール、当時70枚作ったのですけど
そのイベント以降ほとんど配布機会がないせいで今でもダダ余りです...。
腐るものでもないですしそのうちハケますかね?
もしどこかで私と会う機会があればお気軽にお声かけくださいませ!

ところで、そろそろ毎年恒例のコレクター忘年会の時期ですね。
多くの知人が某スーわく企画とかでオリジナルシールを新調しているようなのですが
既に一度トレード済の相手に同じのを渡しても意味がないかと思いまして...。

性懲りも無くまた作ってしまったのでした。

相変わらず隠すほどのものではないのですが、出オチ的な仕掛けがあるので伏せさせていただきます。

でも今年は忘年会開催されないそうで...。
うーん、どうしたものかな。

ヒットの法則

販売元の人は言う。

「一枚では完結しない奥深さが人気につながった」


デザイナーの人は言う。

「妥協せず何度も描き直したことで、今でも通用するキャラが生まれた」


印刷会社の人は言う。

「常に新たな技術を模索しチャレンジし続けた」


......何故今それをやらないんでしょうね?

Q大ナゾトレ

今回は流行りに乗って、ちょっとした謎解き問題を出題します!
問題はA,B,Cの3つと、それらの答えを使う最終問題を用意しました。
1問でもわかった方はコメント欄からお気軽に回答してみてください。
コメントを公開設定にする際にはこちらで回答部分を伏せますので。

ただ難易度の調整が難しくて...、この手の謎解きに慣れてる人じゃないと
何から手を付けていいかわからないかも?

<問題A>
nazo_q_01.jpg
追記:わかりにくいですが5文字目は紫、7文字目は藍色です!
ヒント:ビックリマンで七色と言えば...

<問題B>
nazo_q_02.jpg
ヒント:この背景に見覚えないですか?

<問題C>
nazo_q_03.jpg
ヒント:シール1枚が一文字に対応してます。変換のカギは右上の...。

<最終問題>
nazo_q_final.jpg

問題A,B,Cはビックリマンにちなんだ内容&回答となってますが
最終問題はごく一般的な言葉になります。
(そこまで仕込める余裕が無かった...)

解けるかどうかは、アナタのひらめき次第!?

※解答は3日後ぐらいに発表する予定です。

BM的ダイバーシティ論

ビックリマンのいいところは、シールやアニメ等で異なった設定があっても
それらを幅広く受け入れて個人個人が好きな設定を取捨できるところ...。

...という意見をたまに目にするのですが、
ならば別冊宝島や外伝あるいは公式HPで展開される最近のストーリー解釈、
いわゆる「下田設定」が受け入れられない風潮が強いのは何故なのでしょうか?

今のビックリマンの裏書やストーリーなどの要所は
かつて「ビックリマン研究員」という名目で公式サイトにも登場していた
元レッドカンパニーの下田淳氏が中心になって取り仕切っているというのは
ご存知の方も多いかと思いますけど、

「ヘラクライストは第二次聖魔大戦後は一度も起動していない」
「ブラックゼウスは6聖卵爆撃後ずっと自我を失い暴走している」
「アリババも明星もルーツは悪魔(に強く影響されている)」

というような、従来の通説とは異なる解釈がたびたび目に付くこともあり
古くからのファンからは敬遠されがちです。
しかし、どのようなトンデモ設定だろうと冒頭で述べた多様性の理念からすれば
受け入れられないまでも一つの選択肢として容認するのが筋だと思いません?

まあ、受け入れられない理由として考えられるのは
そもそもビックリマンが多様性を持っているといっても
30年の月日の中で徐々に凝り固まっているのではないかということ。
シールやアニメやEXテレフォンやコロコロといった多様な媒体が影響しあい、
「混然一体となったもの」がベースなのであたかも自由度が高いように見えますが、
その実、そのようなキメラ的な構成自体が一つの基準として確立してしまい
それと合致しない新たな設定の参入を拒んでいるのではないか...と思うのです。

言い換えれば、
「せっかく今の設定でバランスとれているのに、後出しで崩さないでほしい」
という考えがあるんじゃないかと。

またファンの視点として、別箇の世界観を一つにつなげたがる傾向もありますよね?
2000の集中豪無編で「多層宇宙」が提唱されて以降に顕著なのですけど、
何かにつけて本来異なる設定や世界を関連付けたがる人が増えた気がします。
それゆえ、同じ世界観の中に矛盾するストーリーが追加されることには
より一層の拒絶反応を示してしまうのではないか、とも思ったり。

あとは単純に、現体制に対する苛立ちですかね?
チョコの売り方をはじめ、ロッテのBMブランド商品展開そのものに対して
古くからのファンはストレスを感じている状況が続いていますので、
そこにストーリーで「余計なこと」をされると尚更腹が立つ、というのもあるかと。
ロッテとしては新規参入層を意識した「単純でわかりやすい物語」を目指していて、
一方で従来設定との整合性は二の次と考えているのかもしれません。
その方針で新規ファンが根付くかどうかはわかりませんけど。

まあ、改変された設定が面白ければまだ許せるのかもしれないのですが、
今のところ「それ変える必要あるの?」とツッコミたくなるところばかりなので...(^^;

はたして33弾から始まった新しい流れは、どこに向かっていくんでしょうね?

33度あることは34度ある?

さても、きゅー太としては33弾に触れないわけにはいかないんでしょうかね。。

超元祖32弾以来、16年ぶりとなるナンバリングタイトル!
情報が流れるや否や、ファンの間では期待と不安が入り混じって何かと話題になりました。

でもここでストーリーの予想とか考察とかをするつもりはありません。
関心が湧かないと言った方が正しいでしょうか?
何故かは私にもよくわからないのですけど、意欲がわかないから仕方ないのです。
何というか、好きにやってくださいっていう感じですかね...。

私としてはそれよりも33弾シールの商品企画そのものについて考えてみたいです。

まずこの企画、「第1弾発売から33年後」という千載一遇のタイミングが全ての発端でしょう。
発売前には「33年後の33弾」という設定がストーリー上にも適用されるという話もあったので
一部のファンが「BM世界の一年って?!」みたいなことをやたら気にしていたようですけど、
問屋の販売担当者に「幾源期が過ぎた後の物語」とか言ったところで通じないでしょうから
今更ですけどそこはスルーしてよかったんじゃないかと思います。
(かつては「新ビックリマンは聖魔和合の100年後」みたいなコロコロ予告記事もありましたっけ)

ともかく、これほどまでのキャッチ―な売り文句は商品展開において非常に有効です。
また悪魔vs天使のストーリーを進めることは、常々うるさいコアファンを黙らせるにも
これ以上ない決定打といえるでしょう。
そんなわけで33弾の作成が決まったんじゃないかと思います。

一方で、このためだけに従来と異なる仕掛けや準備を盛り込むのは予算的に厳しいのでしょう。
コラボ全盛の今としてはコレクターが占める市場規模なんて微々たるものでしょうし、
回収できる見込みが立たなければ予算を投入するはずもないわけで。

なのでシールそのものは従来路線であるエンボスメタルで統一され、
予算節約のために裏面イラストの描きおろしも減らし、
全国一斉発売はおろか東西分割販売もしない。

また、コアファンよりもむしろ新規ファンに食いついてもらうことを意識してか
第1弾を彷彿とさせる牧歌的なキャラを多数投入し、
裏面テキストも難解な反後節ではなく平易な下田節で統一し、
32弾までのストーリーを知らなくても入り込めるよう既存設定をほぼほぼリセット

ま、こんなところではないかと想像されます。
二兎を追う者...にならなければいいのですが。

来年は34年後なので34弾投入待ったなし?!
ただ今回のが売れないようだと
ゼウスが力を失って漂流し、
十字架が老けて悪堕ち(?)し
ユピテルが平定したジオ界が混乱に陥ったまま
...という「余計なことしただけ」で再打ち切りエンドとなる可能性も...。

挑戦無くして前進無しなので、販売そのものは大いに歓迎したいですし
わざわざ水を差すようなことを言いたいわけでもないんですけど...。
なんでこんなにワクワクしないんですかねえ。

ハートタンクに火をつけて

次層ハートタンクは12のエリアから構成される世界で、
12人のカーネルダースがそれぞれの地を治めています。

ハートタンクはカーネルダースのシール裏イラストからわかる通り
全体が心臓の形をしているのですが、「心臓」の「臓」を「蔵」に読み替えて
「ハート(心)+タンク(蔵)」なんですかね?
さらにはビー動(beat+鼓動)と呼ばれる挙動からもわかるように、
まさに心臓さながらの存在です。

そんなハートタンクですが、ストーリー上の設定ではBZHの襲撃を受けて
あっさり爆発消滅してしまいます...。
ビックリマン世界の中でもこんな形で消滅するエリアは珍しいのですが、
もしハートタンクが世界の心臓そのものだったとしたら
この時点で世界は滅亡まっしぐらだったのでは...???

ところでこの12のエリアの名前ですけど、
それぞれセントジュエルと同じ宝石と別の何かを組み合わせたものになってます。
ダイヤメーション=ダイヤ+オートメーション
エメラジェンス=エメラルド+インテリジェンス

みたいな。
他も一通り考察済みですが長くなるので割愛...。

でもって20弾の3すくみキャラはハートタンクの住人という設定ですが、
それぞれこの「別の何か」に関連するすくみであることは気づいてました?
例えばエメラジェンスの3すくみは「ヒンドン」「マハジャテレス」「クシャンタ」で
インテリジェンス(叡智)にまつわる3すくみ、というような形です。
まあ、いつものように例外というか、未確定な組もいるんですが(^^;

そんな20弾すくみですけど、よく見ると12エリア分には足りません。
先行19弾で登場しているダイヤメーションの3人はさておくとしても、
何故かアメジアンスの3すくみが見あたらないのです。
これは一体どういうことなのでしょうか?

実はアメジアンスは、アニメではバイオバイザの里とされており、
ホーサフィンらの故郷のような地という設定がされてました。
それを踏まえると、ホーサフィン・オーストルーザー・キャメロデオが
このアメジアンス枠の3すくみということなのですかね。
アメジアンス=アメジスト+アプライアンス(特定機能に特化した機器)
と考えればまあまあ納得でしょうか?

でも逆に、20弾にはパールディメンション枠が何故か2組あるのですが...。
貝老与・サンゴ3如天・スネイル念の「巻貝」のすくみと
アントロイメ・芋丁止・蝶子良の「一皮むける」のすくみ。
ディメンション(次元)の名が示すように、複数の世界が多重に存在してたりするんでしょうか?

創天紀ルネサンス!ダビデブ君

魔スターPの頭上には三角形型の無限魔念星
「スタートライゴン」が浮かんでいます。

これは「魔域界ヘッド格者を狙う超念魔の魔星」だそうで
いつかは悪魔界のヘッドとして君臨するという野望の表れと考えられます。

ところで、トライゴンを浮かべているヘッドはもう一人いますよね。
そう、デビルの腹心でブラック戒律伝道王であるダビデブです。

デビルの忠実な部下であるはずのダビデブが
何故に「魔域界ヘッド格者を狙う超念魔の魔星」を浮かべているのか...。

彼の持つ剣「邪媚按(じゃびあん)」には「創次天魔」の文字が刻まれてますが
もし彼がデビルに取って替わろうという野心を抱いていたとすれば
この文字も実に意味深なものに見えてきませんか?

さて、魔スターPのトライゴンの名前にある「スター」は
他のヘッドと同様にキャラ名の一部であると推測されますが、
実は何を隠そう、ダビデブのトライゴンも何故か「スタートライゴン」なのだとか。

davideb_trigon.jpg

「ダビデトライゴン」とかのほうが合ってそうなのに、何故...??

思えばダビデブは久遠域決戦の際に造機動体化し「バビデブ」となりましたが、
その際にシール裏では魔スタリオスの強さに心酔したのか
「もうブラック次主(ネクストヘッド)決まり??」などと口走ってます。

野心はあっても力のある方に靡く太鼓持ち体質なのか、
あるいは魔スターPと同じ名前のトライゴンを浮かべている時点で
とっくにデビルを見限って魔スターP側に属していたりするのでしょうか。

「ブラック戒律伝道王」というからには彼もまたブラック戒律の使い手なのでしょうが、
それゆえ自らはデビルのブラック戒律に縛られずに独自の考えで動けたのかも?!

でもまあ、あっさりと大照光に負けちゃうんですけどね。

いっぱんぴーぽー

前回の更新から早いもので3ヵ月。

夏休みの次が冬休みとは誰も言っていませんでしたが、
年末は忙しいしそろそろ見に来る人も増えるかもと思ったので
また少し更新してみます。
と言っても今回は前回みたいにあらかじめネタを溜めてはないので、
せいぜい4~5回程度になりそうですけど。

いやー、それにしても新規のシール収集活動を辞めて約一年。
当初は30年以上続けてきた趣味を断ち切ることに不安もありましたが
いざ辞めてみたら呪縛が解けたように心も軽くなり、
公式の企画で「激レア~」とか言われてるシールを見逃しても
特に何も思わないようになりました。
ツイッターを眺めるのも後ろ髪を引かれて辛くなるかと思ってましたけど、
全くそんなこともなく皆さんのシル活を生暖かい目で見守っておりますw

しかしながら、シール収集を辞めたといってもシールが嫌いになったわけではないので
例えば名刺シールとかそういうのをいただける機会があれば嬉しいですし、
長年の収集活動で得た私の知見が活かせる場があるのであれば
積極的に関わらせていただきたいとも思ってますので、
何かあればお気軽に声をかけてくださいね~。

そんなわけで、元コレクターがコレクターに向けて発信する当ブログ。
自分でも何のために更新するのかイマイチわからないところですけど、
「もうちょっとだけ続くんじゃ」とばかりにしばしお付き合いくださいまし。

また会う暇まで

そういえば今年5月に「さん家祭り」が開催されましたけど、
私も知り合いの付添いという名目でちょこっと参加してきました。

しかし一方的に引退宣言してそれっきり...という状態でしたので、
会場に多数いるであろう知人らに今更どんなツラ下げて会えばいいものか。
そんな不安もありつつ足を運んだのですが、幸いにして杞憂だったようで
皆さんから温かい声をかけていただけて嬉しかったです。
シールを集めていようがなかろうが、せっかく知り合いになれた方々とのつながりは
なるべく大切にしていきたいものだと改めて思いました。

まあ、そんな思いもあって今回ブログを更新してみました。
私はこの界隈では「ブログの人」として認知されてるようですけど、
裏を返せばブログ書かなきゃ存在意義ゼロなわけでw

さすがに半年以上放置してるとなかなか気づいてもらえなくてどうしようかと思いましたが
次第に訪れる人も増えてweb拍手やコメント欄でも反応してもらえてニンマリ。
「あれー?いつのまに?!」とビックリしていただけたなら幸いです。

次にどこかに顔を出すとしたら、例年開催されてるコレクターの忘年会ぐらいでしょうか?
こんな私でよければまたぜひ誘ってくださいませ~。

そんなこんなで気紛れな夏休み特別企画もこれにて終了!
また気が向いたらふらっと更新するかもね??

時の流れに身を魔か聖

ひかり伝は我々のよく知る旧BMのストーリーの前日譚であり、
いつか旧BMの源層紀に連結(コンバイン)すると思っていたのに
結局そこまで届く気配もなく、頓挫したまま尻切れトンボ...。

そんな認識の人が大多数ではないかと思います。

しかし、本当にそうなのでしょうか?

実は既に連結は完了しているとは考えられないでしょうか?
そんな壮大な推論を語ってみようというのが今回のテーマです。

※やたら長い上に非常にわかりづらい内容となってますので、お急ぎの方は次の※までスキップしてください。

ここでのポイントは、シナリオと演者は同一である必要がない、ということ。
言い換えれば、物語は別のキャラによって進められていたという説です。


まずは「ひかり伝おとぎ」にて、
聖神子アエネと異彩姫が誕生しそれぞれ世継ぎを生んだような記述があります。
私たちはこれらのキャラがいずれナディア・メディアの血脈として繋がっていくものと想像しましたが、
これが直接的にナディア・メディアそのものだとは考えられないでしょうか?
異彩姫はやがて曼樹羅を去りますがこれはメディアの源層界追放と重なりますし、
「聖因羅因の一」が啄まれたという話も双子次神子の悲劇とリンクします。

また「聖魔暦」では3聖王が源層界を創造するもすぐ崩壊したとされましたが、
天聖魁アポロネと天魔魁Bメズーサがやはりナディア・メディアに相当し
この二人の諍いにより源層界が二分されたことを表しているのではないでしょうか。

この頃「大聖のナディア」のシールが登場しましたが、これはこの時代を旧BMサイドから見た一暦事であり、
ひかり伝サイドではアポロネが争いを制して源層界を治めることになったことと表裏一体かと思われます。

続く「聖魔十戒」では戴冠レースが開催され、ナディアがエルサMに聖棒を授ける歴画が公開されましたが、
これがまさにナディアが源層界のトップに立ったことに直結するかと。
ひかり伝でも旧BMでも、カーネルダースやエルサMといった聖神の使徒が出揃い
反クロノズーの色が濃くなった時期でもあります。

このように時系列や登場人物はかなり入れ替わってますが、
旧BMにつながるために必要なイベントは次々こなされている
ように見えます。

そして「ルーツ伝」でひかり伝と旧BMの一応の連結がなされるわけですが...。

これこそ時間も空間も因子さえも一切合切がグレートサラオに集約され、
ひかり伝の世界観から旧BMの世界観に劇的に切り替わった時間軸上の合流地点!
(それをまさにデザイナーの交代で表現したのでは?)
つまりひかり伝が描く「過去の物語」はここで完結していると思うのですよ。
ゆえにここから先は「ひかり伝」シリーズではないわけで。

そもそも歴史というのは後世の人間により曲解・捏造されるのが常ですが、
この場合は「ひとつの史実を異なる世界から見ると異なる史実に見える」
ということが起きているのではないか...。

ある時点まではひかり伝の世界観。
ある時点からは旧BMの世界観。

なので旧BMの世界に立って過去を見ると、旧BMフィルタを通して見ることになるので
いろいろ旧BM的に「翻訳」されて置き換わって見えるのかもしれません。

まあそうでなくてもひかり伝(過去)と旧BM(未来)か相互に干渉しあう世界観なので、
きっと時間軸も単純な一本線なわけはないですよね。
シュレディンガーの猫ではないですが、観察者の行動によって事象が変動するということも
反後博士の脳内なら起こり得るかも...?

ちなみに「聖核伝」以降はこの歴史をねじ曲げようとする勢力とそれを正す勢力の争いがあり、
その過程でひかり伝ではまだ描かれていなかった「お守りの起源」「謎の超聖神の誕生」
そして「両ゼウスのルーツ」などが後追いで展開しているようにも見えます。

先程「一応の連結」と書いたのはそのためで、再連結の機会がこの先予定されてたのではないかと。
おそらくこれらのイベントも歴史の順序が入れ替わることで、あるべき時代に収まるはずなのでしょう。
そういう意味では、いくつかの未完成な暦事については尻切れトンボなのかもしれませんが。

※(途中すっとぱしてきた人はここから続きをどうぞ)

まとめると、ひかり伝での出来事と旧BMでの出来事は登場人物がちょっと違うっぽいけど実は同一人物で、
出来事の前後関係もちょっと違うけど実は同一の出来事だったりするんじゃね?
ということです。
言い換えると、視点がひかり伝寄りか旧BM寄りかで違って見えるだけ...という解釈です。

ひかり伝で描かれた歴史と旧BMで想定された歴史がオーバーラップし、
時間的・空間的に広がる二つの世界観同士が惹かれ合うように融合する...。

そのほうが反後博士らしいと思いませんか?

まぁ、そんな面倒くさい構成は誰も望んではなかったと思いますがねw

嵐の後の静けさ2017

昨年の夏、シルコレ業界を(悪い意味で)沸かせたAKBックリマンですけど、
私は劇場限定シールがいくつか出た段階でシール集めを辞めたので
その後がどうなったのか実はわかってませんでした。

ビックリマン公式サイトを見ると、AKB・NGT・SKEまでは告知がありましたが
NMBとHKTは特に告知も無いままひっそり販売されてたようで...。
話題性があるうちにとっとと出しちゃえばよかったのにと思うのですけど、
こんなに引き延ばした(引き延ばさざるを得なかった)のは何か理由があったんでしょうか。

思えば沖縄の総選挙限定が台風でコケたのがケチのつき始めというかボロの出始めというか、
そもそもAKBファンがシール一枚のために5000円もするチョコを買うかという話で。

まあ結果論なので今頃あーだこーだ言っても不毛なだけですけど、
いろいろ見誤っちゃったんでしょうね...。

私はといえば、シール収集を辞める直前の段階では
沖縄6種と通販2種、AKB限定・NGT限定、あと抽プレのホロ3種までは押さえられましたが、
残りのSKE限定・NMB限定・HKT限定がもちろん手つかずでして...。
(NGT限定はトレードで入手したはずなのですが、どこ行ったのかな...^^;)
akb_sp.jpg

とても半端なので残り3種がお手軽に入手できるようなら集めちゃいたいのですけど、
相場とかどんなもんなんでしょう??

ごにんでもせんにん

実は旧ビックリマンには「仙人」と名のつくキャラは5人しかいません。
なんかもっといるような気がしますが、事実だから仕方ありません。
今回はそんな仙人たちにスポットを当ててみましょう。

記念すべき一人目の仙人は「花咲か仙人」
hanasaka.jpg

仙人というよりは気のいいおじいさんという風貌ですが、(そのまんまや)
これがパワーアップして蝶サイコーなスタイルになるとは誰が想像したであろうか。

さて二人目の仙人は仙人・オブ・仙人こと「皆伝仙人」

kaiden.jpg

忍者の3すくみなのに天使が何故に仙人なのかという疑問はさておき、
仙人というよりは老師といった方が合ってる気がするナイスシルバー。
仙人なのに孫がいるというナマグサっぷりもポイント高し。

そして三人目の仙人は第18弾に登場した「フレックス仙人」
flex.jpg

ヤマトの聖源「動」にちなんでのフレキシブルなお方。
紫色でよくわかりませんが中央のロールパンみたいなのは何をヒゲで巻いたものなのやら。

さて、ここまでの3人は仙人というイメージとはそれほど離れてないのですが...。

四人目の仙人は第26弾「無尽仙人」
mujin.jpg

...いやあ、時代を経ると仙人の概念も随分変わりますねぇ。
仙人というよりはパラパラ漫画マン
それにしたってこのデザインはどうなの??

そしてラストを飾る五人目の仙人は第29弾「砕氷仙人」
saihyo.jpg

「砕氷船」に引っ掛けたネーミング...はいいのですが、いかんせん仙人度ゼロ
もっと言えば船度もゼロ
見れば見るほど、この当時のグリーンハウスのやる気の無さが浮き彫りになるキャラです。
米澤さんはインタビュー等で、当時のキャラは魂込めて生み出した云々という話をよくされますが、
少なくともこの頃にはそういう情熱はどこかへ行ってしまっていたようで...。

ちなみに、ビックリマン2000には「御神籤仙人」というのがいますが
仙人っぽさでいえばこちらの方がはるかに高いという...ね。
omikuji.jpg

聖ランドは中米にあり?

ナディアBWは頭部に大きな翼を持ち、全身羽毛が生えていて
まるでのようなデザインをしてますよね。
一方メディアBWは手足に鱗のような模様があり、
のようなデザインをしているのがわかります。

nadia_bw.jpg
media_bw.jpg

このように、ビックリマン世界では鳥が正、蛇が邪として
シンボル的に描かれることがあります。

...と言っても、蛇が邪のシンボルというのは聖書の時代から定番ですし、
鳥も天使の翼からのイメージなのかもしれませんが
鳥が蛇を啄むという関係性も多大に影響しているんでしょうね。
ちょっと「鳥と蛇」でググると世界各地の神話や伝承でも
似たような話が数多く残されていることがわかります。

そういえばひかり伝の超聖神クロノズーと超聖神ディアナも
それぞれ蛇と鳥をシンボルにしている雰囲気でしたね。

更には、ナディアBWPとメディアBWPは共同で「太陽」を創造するというところから
アステカ神話のケツアルコアトルとテスカトリポカを下地にしてる節があります。
テスカトリポカは怪物を引き寄せるために自らの足を餌にしたという伝説があるそうですが、
メディアBWPの「足」が描かれてないのはそのせいなのかな、なんて。
(足が無いのはナディアもですけど)
まあ、私はそっちの話には詳しくないので深入りは避けますが...。
nadia_bwp.jpg
media_bwp.jpg

でもそうなると、蛇のスピルーツを持ちガラン胴という蛇型ライドを駆る
黒い聖球に紐づいたあの若神子が、一度も魔に染まったことがない
というのは
実に奇妙な話なんですよねえ。

Bikkuriman2020

ビックリマン2000は来年20周年を迎えるんでしたっけ?

確かコロコロコミックに最初の情報が載ったのは1999年6月号でした。
試験販売として0弾が登場したりWHFで先行販売があったりしたのはそのあとのはず。
なのでまぎれも無く2019年は20周年のアニバーサリーイヤーですね。

けどご存知の通り、今や2000の扱いは何とも低いのが実状。
アニメもVHSのみでDVDにすらなっておらず、
あの当時2000を買っていたリアル小中学生も多数いたのに
ロッテがグリーンハウスに忖度しているのか復刻の話題は全く聞こえてきません。
(実際ビックリマンといえば2000をイメージする世代も少なくないのに)
下世話な話、半端なコラボよりも儲かると思うんですけどね...。

そういえば2000のデザイン担当だったエサカマサミ先生
2000以降はずっと本業の方でご活躍されてらしたようで、
神社に龍の絵を奉納したとか個展を開催したとかちらほら聞こえてましたが、
基本的にシール系のお仕事はされてなく、「足を洗った」のかと思ってましたが。

なんか近年どっぷりシール業に戻ってこられてるようでw

個人が業者に発注できるぐらいにBM風シール印刷の敷居が下がったことで、
多くの企業がシール作りに参入してきた影響なんでしょうか?
まるで本業が振るわなくて出戻ってきたような印象が無くも無いのですが(失礼)、
求める声に応じて腕を振るってもらえるのはファンには嬉しいですよね。

そんなわけで、イラストレーターは現役。
かつての小中学生は既に自由にお金を使える世代。
もちろんビックリマンチョコ自体も生産体制は万全。

それに加えて「ビックリマン2000が20周年」というゴロの良さ!
この機を活かさなくてどうするんですか本原さん?!w

古生物学と素粒子物理学の出会い

デビリン族というと数少ない女性悪魔グループであり
聖ウォーマンや女性幻神と激闘を繰り広げた存在として知られてます。
彼女らの風貌から古代や深海といったイメージを持つ人も多いと思いますが
そんな中で一人浮いているのがネス魔トロン
彼女だけ妙に近代的な印象を受けますよね?

ベレ魔ナイトは「ベレムナイト」という古代に存在した軟体生物
ストロ魔トライは「ストロマトライト」という、
藍藻(シアノバクテリア)類の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石(wikipediaより)
...が元ネタです。

しかしネス魔トロンに関してはそのような古代系のモチーフではないようで、
頭のマークは原子核の周りを電子が回るようなデザインですし、
名前の後半の「トロン」はシンクロトロンやサイクロトロンといった
素粒子加速器によくある名前ですし、
ついでにお守りの「カックン平太」は飛び出した粒子から守る「隔壁」がモチーフっぽいです。

つまりはネス魔トロンのモチーフは素粒子加速器なのでしょう。
「ネス」が何なのかはイマイチ納得いくネタが見つかっていないのですが...。
素粒子の一種「ハドロン」の量子数「ストレンジネス」「ボトムネス」「トップネス」
などの「ネス」なんでしょうかね?
(さっぱりわかってないので間違ってたらご指摘ください)

ところで、デビリン族には「増長型」という第二陣の3名がいますが、
こいつらもベレ魔ナイトやストロ魔トライに近い古代海底生物風の姿をしています。
事実、彼女らの名前のモチーフは
「メガロサウルス」「バクトロサウルス」「デスマトサウルス(デスマトスクス)」という
古代生物なので、そこらへんは確かにその通りなのですが...。

実は先述した「ストレンジネス」を持つ重粒子の種類に
「ラムダ粒子」「オメガ粒子」「シグマ粒子」というのがあるんですよね。

そんなわけで、デビリン族は「古代生物」と「素粒子」の2つの要素を持つ
複合型のキャラクターということのようです。

何がどうなってそんな異質な2モチーフを組み合わせたのやら(笑)

球の色はうつりにけりないたずらに

サタンマリアの魔炎バージョンで、頭上の6聖球は本来のカラーではなく
印刷の都合で一部色が変わっていることは周知のとおりかと思いますが、
では本来どういう配色であるべきだったかは結構ナゾですよね。

サタンマリアの手に渡って超理力が超魔力に変換した時点で
今のカラーになったという解釈もアリといえばアリかもしれませんが、
ふとこんな画像があったことを思い出しました。

パズドラコラボの究極進化版ヘラマリア!

見ての通り、頭上の6聖球は実にカラフルに描かれているじゃありませんか。

これが本来あるべきカラーリングだったと考えると、
6聖球は向かって左から「霊動遊光豊夢」の順に並んでいることがわかります。


でもってワンダーマリアになったあとの6聖球ですが、
この時の並びは「霊動光遊豊夢」

惜しいことに、「光」と「遊」が逆でした。
この並びが完全一致なら良かったのですけどね。

しかしまあ、これだけ見ると「6聖球の色は元の色のまま」という解釈が正しい気がしてきますが、
そうなるとマリア・ショウの聖球「光」がマゼンタ色であるという最大の謎が残ってしまいました...。

あまり考えたくはないですが、もしかしたら...。

反「マリアの聖球が1個だけ残った状態のデザインよろ」
米「りょーかい。1個だけ残すなら...上から2番目ぐらいがバランスいいかな?」
さらさらっ
米「どーよ?」(線画を見せる)
反「おけ」
(後日、着色デザインが届く)
反「あ、やべっ」

という感じに、
単純に残った聖球は黄色であるべきだという事実を忘れていたのでは...

でもまあ、マリア・ショウが出た時期はまだワンダーマリアのカラー着色デザインは無かったので
2番目の聖球を何色にするかはこの時点で決めることができたはずですけどね。

迷い域オーバーラン

本当の名前ではないのに呼びやすい別称が定着するというのはよくある話で、
厩戸皇子が未だに聖徳太子と呼ばれたり、「母さん助けて詐欺」より「オレオレ詐欺」だったり。

ところでそんな「母さん(を)助けて」な場面が発生したのは「悪球エリア」
無縁ゾーンと次界門の間に位置し、魔胎伝ノアが古くから棲んでいる小さなエリアです。
アニメでも「悪球エリアの母」というそのまんまな回があったりしました。

このエリア名はその名の通り"悪球を生むエリアだから悪球エリア"という
ビックリマン世界でも屈指のひねりの無さを誇るエリア名なのですが、
このエリアにもう一つの別名があることはご存知でしょうか?

その名は「迷域(まよいエリア)」

限界王とムゲン鬼のシール裏にも記載されている由緒正しき(?)地名なのですが
どういう訳かこの名で呼ばれることはほとんどありません。

しかし当時のコロコロコミック特集ページを見ると、ちらほらと「迷域」の名が。
あの頃はまさしく迷域ともよばれる世界だったのですよ!

なのにいつしか悪球エリアとしか呼ばれなくなり、今やすっかり死語の世界。
ノアが再登場でもしてれば話は変わってきたかも??

オツタエ~

まあ気づいてた人も少なくないかと思いますけど、
私、とあるニュース発信専門の非公式なツイッターアカウント運営してました。

情報発信のみに特化して個人の主観等を極力排除することで
なるべく多くの人に先入観を持たずにフォローしてもらいたい意図がありまして、
おかげで最終的には1500人ほどのフォロワーさんに支持していただいてました。
きゅー太としてはフォロワー数300人前後なので、実にありがたいことです。

情報収集に関しては、どこよりも早く最新情報を発信したいという思いから、
公式サイトのチェックは当然として
「ビックリマン」でのグーグル検索
プレスリリースサイトのチェック
菓子問屋の予約開始情報のチェック
ツイッター検索、2ch等のチェック
ロッテ公式、マリーンズ公式のニュースチェック

...を一日数度、毎日実施して情報収集に励んでいたのですが、
シール集めを辞めたのに情報だけ集め続けるのも苦痛なので
支持して頂いていた方々には申し訳なかったのですが、辞めちゃいましたw

そういや勝手に同じ名前でニュース発信してくれてる人も現れたようですが、
ぶっちゃけあんまりニュースとして機能してないような...。
いつの間にかできてたBM公式ツイッターもまるで動きが無いようで、
誰かちゃんと情報発信してくれたらいいのになあと思ったり(笑)

ところでビックリマン関連の情報を中心に4年半ほど続けてましたが、
反響が大きかったのはやはりコラボ商品の発売決定に関するものでした。
通常のニュース記事が多くても数十RTなのですが、
有名作品とのコラボ情報だと軒並み100件以上のRTがありました。
昨年11月の進撃の巨人マン発売決定の第一報では1331RT&1480いいねを記録。
聖闘士星矢マンでも1110RT&475いいねをしていただき、まさに桁違いです。

ちなみに本家悪魔VS天使系列の企画だと
スーパーゼウス外伝が60RT&36いいね
伝説9が66RT&62いいね
7神帝外伝でも69RT&91いいね

...これだけ反響あるなら、コラボ路線終わらせるわけないですよねー。

シルエットロマンス

聖神ナディアが創出した双子次神子のうち、
スーパーゼウスは光の次神子と呼ばれています。
これはもはや常識。

ではブラックゼウスは何の次神子と呼ばれてるか、と言われたとき
ふと考え込んでしまう人が多いのではないでしょうか。

影?それとも闇?

なんかごちゃまぜにしてる人が多いような気がしてなりません。
かく言う私もうっかり間違えて書いてそうな気が...。

正解は「影の次神子」

アニメ映画「第一次聖魔大戦」でジュラに授けられる場面でそう言われたのをはじめ、
幾多の場面で「影」であることが言及されています。

影でも闇でもどっちでもいいじゃん!と思う方もいるかと思いますけど
ここでブラックゼウスが「影」であることは実は深ーい意味があるのです。

かつて「ビックリマン大教典」で示されたタンゴマンコードの一つ、
スーパーゼウスのコードで「我の影が蠢き大動乱スタート」と書かれていたように

「ブラックゼウスはスーパーゼウスの影」

というのが反後博士の脳内設定。
光と闇なら相反する対等な属性というイメージですけど
影は光が無ければ存在できない、いわば「光の副産物」
影武者でも何でもそうですけど影はしょせん影であり表舞台には立てない存在。
もっといえば本来あるべき実体を伴わない見せ掛けだけの存在
もしかしたら謎の聖神影や創聖使影も...?

ひかり伝でタマゴだった時代に方々からいろんな要素を注入されてましたが、
そこから不純物を切り離して精製されたのが「光」のスーパーゼウスで、
残りカスが「影」のブラックゼウスなのかもしれません。

ともかく双子という位置付けながらもブラックゼウスは「いらない子」なわけです。
そりゃナディアもジュラを咎めないわけで。

ベルトのバックルが「究極源」だったり頭上のリングもゼウスリングじゃなかったり
何かとパチもの扱いなブラックゼウス。

でも近年発売された「ブラックゼウス外伝」ではちゃっかり「闇の次神子」になってて
あれれ~?? ...と嘆くきゅー太なのでした。

 

てっくり仰天

シール収集は再開の予定も無く、阪神もキングダムも伝説も文楽もスルーして
葛ボーロも買わずラーメンも食べず、お気楽な日々を送っております。
なのに不思議と忙しいきゅー太です。

さて特に意味もないのですけど、
気が向いたので久々にブログを更新してみようと思いたちました。
たまには生きてるアピールもしないとね(笑)

そんなわけで、夏休み特別企画というほどでもないですけど
短期集中で何回か更新する予定です。

さて再開1回目にあたって、まずシール界隈の動きを振り返ろうかと思ったのですが
全方位無差別焼き畑商売の愚痴を書くのも不毛なのでやっぱやめときます。
買ってない人間があれこれ言っても説得力ないですしね...。

そうそう、今年も4月1日に「ビックリマンの日」やってたんですね。
記念日協会に10万払うだけで記念日ビジネスができちゃうリーズナブルな商売ですが、
今年の企画には私も「ビックリ」させられちゃいました。

最新テクノロジーによる次世代型ビックリマン「テックリマン」!

https://www.lotte.co.jp/entertainment/campaign/tech-riman/

techriman.jpg


ってこのネタ、うちが11年前にやってたやつやん!

http://kyutabm.sakura.ne.jp/blog/aprilfool07.html

3dzeus.jpg
3dzeus2.jpg

しかもこの時のネタとしては10年後、つまり2017年だという体裁で仕掛けたのですが
まさか1年違いで2018年に似たようなネタを公式にやられるとは(笑)

誰でも思いつくネタと言われればそれまでですけど、
11年たってもシールの技術は大して進歩してないんだなあと感じる今日この頃でした。