古生物学と素粒子物理学の出会い

デビリン族というと数少ない女性悪魔グループであり
聖ウォーマンや女性幻神と激闘を繰り広げた存在として知られてます。
彼女らの風貌から古代や深海といったイメージを持つ人も多いと思いますが
そんな中で一人浮いているのがネス魔トロン
彼女だけ妙に近代的な印象を受けますよね?

ベレ魔ナイトは「ベレムナイト」という古代に存在した軟体生物
ストロ魔トライは「ストロマトライト」という、
藍藻(シアノバクテリア)類の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石(wikipediaより)
...が元ネタです。

しかしネス魔トロンに関してはそのような古代系のモチーフではないようで、
頭のマークは原子核の周りを電子が回るようなデザインですし、
名前の後半の「トロン」はシンクロトロンやサイクロトロンといった
素粒子加速器によくある名前ですし、
ついでにお守りの「カックン平太」は飛び出した粒子から守る「隔壁」がモチーフっぽいです。

つまりはネス魔トロンのモチーフは素粒子加速器なのでしょう。
「ネス」が何なのかはイマイチ納得いくネタが見つかっていないのですが...。
素粒子の一種「ハドロン」の量子数「ストレンジネス」「ボトムネス」「トップネス」
などの「ネス」なんでしょうかね?
(さっぱりわかってないので間違ってたらご指摘ください)

ところで、デビリン族には「増長型」という第二陣の3名がいますが、
こいつらもベレ魔ナイトやストロ魔トライに近い古代海底生物風の姿をしています。
事実、彼女らの名前のモチーフは
「メガロサウルス」「バクトロサウルス」「デスマトサウルス(デスマトスクス)」という
古代生物なので、そこらへんは確かにその通りなのですが...。

実は先述した「ストレンジネス」を持つ重粒子の種類に
「ラムダ粒子」「オメガ粒子」「シグマ粒子」というのがあるんですよね。

そんなわけで、デビリン族は「古代生物」と「素粒子」の2つの要素を持つ
複合型のキャラクターということのようです。

何がどうなってそんな異質な2モチーフを組み合わせたのやら(笑)

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