BM20雑考その1~復刻の復刻~

徐々にその全貌が明らかになりつつあるBM20
「ビックリマン・とぅえんてぃーす・あにばーさりー」なんて長すぎるタイトルの裏には
どうにかごまかして新規性を感じさせようという心理的仕掛けがあったりして。

さて、その内容はいわゆる復刻版だということが判明したわけですが、
「20周年」を記念して出すということは単純に20年前の顧客がターゲットというわけで、
ここでいきなり新キャラとか新シリーズとかは出無さそうですね。
少なくとも「懐かしさで買う一般客」と「コレクター」が8:2ぐらいでなければ
商品として成り立たないとも思います。オタクだけでは支えられないのよね(笑)

そういう意味では、デューク1枚化なんてのはコレクター相手のサービスみたいなもので
一般層にすれば「何これ?悪魔になったアリババはワニみたいな顔じゃなかった?」
とか訝しがられるのが関の山でしょう。
それよかスーパーゼウスやヘッドロココを出す方が何倍も必然性があるわけで…。

それにしても、これで一体何度目の復刻になるんでしょうね?

アイス・スナック版は同時代の商品ということで別扱いするとして、
古くは「とるとるキャッチャー」のシールもある意味復刻版でしたが
正式な復刻シールとしての第一歩はやはり「伝説復刻版」ですよね。

こちらも全てのキャラはヘッドシールでした。
伝説復刻版は全66種でしたから、今回の復刻が86種ということは
単純に考えてほとんどのキャラが伝説復刻版と重複すると思われます。

しかし、ここでちょっと考えてみてください。
伝説復刻版はロッテの創業50周年を記念して数量限定で出したと言われるシリーズ。
まして2000が登場する以前の氷河期にひっそり出ただけのシールです。


一般層にとっては、伝説復刻版は存在しなかったも同然!

なので、ここでもう一度伝説復刻版を出してもそれはそれで意味がある!!


つまりコレクターにとっては「えー?それ前にもやったじゃん」という話も
一般層にとっては「今度はヘッドばっかりなんだ!すげー!」ということに…?

そんなわけで、ある意味「伝説復刻版の復刻版」とも言えそうなBM20。
コレクター諸氏がガッカリするのは仕方ないとしても、
ロッテがこれを切り札にもってくるのはまあ納得…かなあ?

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