31は良い節目

大した理由もなく、そろそろ更新するかなあとブログ再開したのが3月18日。
4月1日のビックリマンの日を見届けるぐらいまでは続けようかと思っていたら
なんとなく辞め時を見失ってズルズルと続けてきましたが、
今日でちょうど一か月の節目になりましたので、ここらでまた小休止させていただきます。

再開前までに思いついていたネタはほぼ出し尽くしましたし、
本業が忙しくなってきたこともあり、余裕も無くなってきたのでちょうどいいタイミングです。

来月になればさん家祭りやら36弾やらでしばらくは話題に事欠かなくなるのでしょうが、
それらが落ち着いた頃にでもまたフラッと戻ってくるかと思いますので
それまでのんびりお待ちください。

それでは皆様、よいコレクターライフを~。

作ってみた三部作

なんだかんだでコレクターを辞めて以降、コロナ禍も相まって
すっかりシール系のイベントから遠のいてしまってます
ローカルな交換会にも行かず、自作シールイベントにも参加せず、
コレクター仲間と個人的に会うことも全く無いまま数年が経過...。

行ったところでシール交換するわけでも自作シールを買うわけでもないので
ただ知り合いとダベるぐらいしかしなそうではありますけど、
それはそれとして人とのつながりは大事にしたいなあと思う今日のこの頃。

さて、多くの方々は名刺シールかそれに代わるオリジナルシールを持ち歩いて
互いにトレードするのが当たり前のようになっているとかいないとか。

かく言う私も、貰うばかりでは申し訳ないという理由から
自分でシールを作成したことが過去3度ありました。

第1弾として作成したのは、こちらの「名刺シール」

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はい、見ての通り「名刺」のシールです。
「名刺シールって言っても全然名刺っぽくないシールばっかりじゃん」
という世間の風潮を逆手にとって皮肉ってみた一枚。
これに描かれている中央の名刺は実際にはコピー用紙に印刷しただけのもので、
それを実際の他人の名刺の上に置いてみたというふざけたシロモノ。
7年前に作ったきりで裏面のURLが古いのですが、これはこれで気に入ってます。

第2弾は趣向を変えてオリジナルなキャラクターのシールを作りました。

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と言っても見ての通りパロディ全開(笑)
「天動銀河王」と「レスQ天女」の合体キャラみたいな感じで、
シール素材も金と銀をミックスした感じを出したかった一枚です。
(黄色の割合が合ってなくて金というより銅みたいな色になっちゃいましたが)

せっせと自分でイラスト描いたものの、線の粗さ等々に残念な感じが滲み出て
ぶっちゃけ堂々と交換に出せるようなクオリティではないのですけど
何もないよりはマシと思って、イベントで名刺の返礼として渡したりしてきました。

でもって調子に乗って3枚目。

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Q天銀河王VSわら暴鬼というシールになります。
わら暴鬼は見ての通りわら鬼と彗星魔のMIXとして作成。
シール一枚の中で悪魔VS天使を再現すべく、素材や裏面にもこだわりました。
ただ画力の上達の無さに加えて裏書の文字が小さすぎて読みづらく、
さらにはどこにも私の名前等の情報が書かれていないという体たらく。
何かと反省点の多い一枚となっております。

3種類とも、もともと数十枚程度しか作ってなかったにもかかわらず
私がイベントに行かないせいでちっとも減らない状態ですので、
新規に4種類目を作る予定は全くありません(笑)

この先私がどこかのイベントに出向くことがあって、
その際にこれらのシールをちゃんと忘れずに携帯していて、
なおかつこんなシールでもいいから交換してくれるという方がいましたら
お声掛けいただければ幸いです。

それってハクじゃないですか?

昨今の自作シールでよく目にするのは、いわゆる「箔押し」を施したシール。
(買わないでツイッターで見かけるだけですけど)

私は全然詳しくないのですけど、「箔」とは薄い金属風のシートで、
それをシールの上に乗せて型に沿ってプレスするイメージなんですけど
合ってますかねこれ?

旧ビックリマンでいうと、アンドロココのロゴ部分とか
BZHの曼聖羅リングの模様なんかが典型例かなと。
あんな感じで、部分的にメタリックな状態に仕上げる技術ですかね。

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神羅万象シリーズでも箔押しレアがカートンに1~2枚の割合で封入されたり、
通常のキラキラに一段価値を上乗せするような印象を受けますね。

そういえば何年か前に全国各地で開かれたビックリマン原画展の会場で、
金やホロの箔で作られたアートボードが受注生産販売されたことがありました。

当時の私はグッズ集めにも執心してたもので、
この手のものもしっかり手を出しておりました。

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まあ、悪いものじゃないんですけど、別に無くてもよかったかな...。

こちらは商品に同封されていた手紙。

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「同じものが二つと存在いたしません」と書かれてますけど、
絵柄がシンプルだからそんな明確な違いはそもそも無いのでは?(笑)
1枚15000円の価値があるのかどうかは何とも言えないところです。
(今なら絶対買わないな...)

一方こちらは神羅万象のカードダス

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元がカードなのにさらにトレカにしてどうすんだという声はさておき、
レアリティによっては名前やパラメータ等に箔押しがされています。

特に、2弾には2種類のシークレットが存在するのですけどこれが曲者でして...。

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キャラ名・紋章の部分とパラメータの部分で別色の箔を使っており
箔の色は確認できるだけで赤・橙・黄・青・緑・紫なので、計36通りの組み合わせ...。
濃い青と薄い青があるような気もするし、赤と紫の中間もあるように見えるので
実際にはもっとバリエーション多いのかも。

このカードダス全然売れてなくて、捨て値で売られてたのを何箱も買ったのですけど
まあ揃わない揃わない
納得いくところまで揃えたという人はいたのでしょうか。

それにしても、何のためにこんな複雑な仕様にしたのだろう...?

シルエッシュと共に消えた姫

25弾パート2は、当初ギャルジャーやオリンが再登場すると予告されていましたが
実際にはどこの馬の骨とも知れないポッと出のヘッドが出現して、
大いに落胆させられたものでした。

25弾パート1では、シール裏にシルエッシュに乗る12キャラが描かれており、
その面々がそのままパワーアップすると考えていた人が多かったと思われます。

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ヤマト、牛若、ダンジャック、フッド、ピーター、一本釣、
オリン、オズ、コッキー、超光子、聖宝ポップル、ジュリエイト

この12人のうち、再登場したのはヤマトJ、オズ、コッキーら6人だけ。
牛若らは26弾でパンゲアクターとして登場しましたが、オリンは出ずじまいでした。

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「お姫様のようになるらしい」とまで言及されていたオリンが何故出なかったのか。

印刷までされたが廃棄されたという話が当時の写真週刊誌に載った...なんて
噂されたこともありましたが、今に至るまでそれを裏付ける情報は見つかっていないので
週刊誌の話はデマだと思われるものの、直前まで「出る」と言われていた話が
どこでひっくり返ったのかが非常に気になるところです。

25弾パート1の発売当時、「ビックリサマーパック」というセット売り商品が
スーパー等の店頭で展開されました。(参考
私が個人的に25弾を最初に手にしたのはこのサマーパックとしてだったのですが、
この中にはチョコ10個のほかに紙製の下敷きのようなシートが封入されていました。
注目すべきは、このシートには25弾パート2ヘッドの線画も掲載されており、
この時点でもう聖かもごんらが発売されることは決まっていたということです。

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シールの新弾の作成は、なんだかんだで1~2か月程度はかかるでしょうが、
反後博士がコロコロ誌面等で25弾パート2予告発言をしていたころには
もうオリン姫じゃなくうりこ姫になることはわかっていたんじゃないでしょうか??

そんなことはなく、本当にインタビュー時点ではオリンを出すつもりだったなら、
相当慌てて差し替えるような事態になっていたんじゃないかと...。
マルコ編を打ち切って26弾から新シリーズを始めるという大ナタを振るうには、
25弾パート2時点で牛若やオリンを出すのは都合が悪かったんでしょうか?
オズやヤマトJのアクア層での姿を見る限り、同じようにオリンや牛若らを出しても
別に不都合は無さそうに思えますけどね。

それに、王三年寝太やスーパーカムイがマルコ編を締めくくったわけでもなく、
むしろ混迷を深めただけなので、やっつけキャラにしてもひど過ぎる展開です。
新キャラを一から作る時間が無くて、以前作った没キャラを引っ張り出したと
言われたほうがしっくりきますよね。

かつて私がグリーンハウス本社を訪問した際、このあたりのいきさつを質問したのですが
米澤さん兵藤さんは全く覚えてないと仰ってました。
http://kyutabm.sakura.ne.jp/blog/2007/10/post-658.html
私が想像したようなドタバタ劇があったなら、何かしら印象に残っていそうなんですけどね。

結局、オリン姫のシール化は超元祖31弾完全編まで持ち越されることになりましたが、
いつかこの話の真相が明らかになる日は来るのでしょうか?!

マtoメ

アニメ・ビックリメンに関してはまだ断片的な情報しか無い状況なので、
私としてはこれといって語ることは無いと考えてます。
コレクター仲間の状況もおおむねそんな感じに見えるのですが、
一方で同人界隈は半ばお祭り騒ぎな印象を受けます。

ビックリメンの世界観はどうやら二次創作に近いものみたいなので、
同人的思想との親和性が高いのかなと思ったり。
「こんな展開があったらいいな」「どんな描かれ方になるんだろうか」など
妄想が膨らんで仕方がないという人も少なくないようですね。

コレクターはシールという物理的要素が重要なファクターであるのに対し、
同人はストーリーや設定という精神的要素が占める割合が高いと思うので、
同じビックリマンファンとしても重きを置くところが違うんだなと改めて感じます。
もちろん両方に足を踏み入れている人も多いですし、
そんな単純に二極化して考えることでもないとは思いますけど。

もしかしたらシール展開してセルフコラボ商品が出たりするかもしれない。
もしかしたら全く別の層に大ウケして予想外の方向に進むかもしれない。
もしかしたら大コケして、何がしたかったのかと酷評されるかもしれない。
そんなのを今から気にしても仕方ないので、私はとりあえず様子見です。

願わくは、利権を貪りたいだけの一部の思惑に流されるのでなく、
ちゃんと作品を大事にしたいクリエイターが関わってくれていることを...。

ヒールVSベビーフェイスシール?

80年代のおまけシール黎明期、世の中はプロレスブーム
馬場・猪木が活躍し、テレビでもゴールデンタイムにプロレス中継があった時代。
そのせいか、ビックリマンでもプロレスを意識したキャラが頻出した時期がありました。

ゴッドマングース、ミスター助っ人、妖怪スネーク魔人の3すくみはもとより
お邪魔王のメイクはウォリアーズっぽいですし
十字架天使の衣装も女子プロ由来と思われます。
ニンニク満助はキン肉マンからですが、キン肉マン自体がプロレス漫画ですし。

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2弾でも、タコイカ天女とダンプ魔重がモロに女子プロモチーフですね。

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...と書いたところで、3弾以降何故かプロレス関連のキャラはぷっつり居なくなります。
プロレスに偏りすぎだというクレームでも来たんでしょうか?
(単にネタ切れかもしれませんけど)

その後、他社からプロレスモチーフのおまけシール商品が発売されて人気を博すのですが
それはまた別のお話...。

消えかける蔵!王

10弾で登場した遊撃神1/3の3人は11弾で有限時増力神童として再登場しました。
その後、19弾ではロックンとイージーの二人だけが再々登場してましたが、
残るチャックンは18弾で「鉛岩王」として先行登場していたとされています。

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「レッドロックキング」ならチャックンよりロックンのほうが適任な気もしますが、
ともあれ3人組はちゃんと3人とも前線で頑張っていたというお話。

ところで、同じく11弾で登場した次界必達天使のうち
アローエンジェルと聖金太魁は19弾で再登場しましたが、
残る橋かける蔵王は登場しませんでした...。

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奇しくも11弾で同じすくみだったチャックンと揃ってラインナップ落ちと思われましたが、
実はチャックンがいたというなら蔵王だってどこかでこっそり再登場していたのでは?!

ということで18弾の天使の面々を見てみますと、候補は以下の5人の王
角シン王、鉛岩王(済)、ウォー王、ショウシャン王、ボス王

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ショウシャン王はレディース聖ボットということで、まあ無いでしょう。
ボス王は裏書で金太魁に触れているのが気になりますが、単に相撲つながりと判断し除外。
残る二人も、どう贔屓目に見ても橋かける蔵王と同一とみなすには無理があります。
そもそも橋かける蔵王のクセの強い見た目をごまかすのは難しいですね...。

メタ的に考えると、本来は必達天使&増力神童のコンビが3組とも再登場する予定だったが
枠を占有しすぎるとか他のキャラをねじ込む必要が出たとかで、枠が減らされたのでは?
ぶっちゃけ鉛岩王=チャックンは強引な後付けではないかと。
(ドン桃太や一寸アタックが必要な面々だったかどうかは議論の余地がありますが)

まあ、聖魔和合の節目の弾なので人気天使を再登場させようという発想が先にあって、
十字架と金太はすんなり選ばれたのでしょうが、蔵王はそこから漏れたのでしょう。
ロックとイージーは11弾の腐れ縁での抜擢だとしたら一応納得できるかと。

まあ、超元祖31弾完全編では十字架・金太と並んで再登場が叶ったので
それで良しとしましょうかね(何が??)

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そういえば、34弾で水かける蔵!王のリブートキャラが登場していましたが...


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...ちょっとだけウォー王に似てるような?!

隠された卵を探して

そういえばこの時期はイースター(復活祭)でしたっけ。
ハロウィンほど定着してないですけど、ちらほら目にする機会は増えてますね。
詳しくはわからなくても何となくお祭り騒ぎのキッカケというだけで
商機に繋げたいいろんな層の思惑があるのではと思ったりします。

復活祭と言えばキリストが磔刑に処されてから三日目に蘇ったことを祝うものですが、
イースターエッグと呼ばれるカラフルな卵(あるいはそれを模したお菓子)のほうが
イベントのメインという感じもしますね。

さてBMで復活と言えば、真っ先に思い浮かぶのがアンドロココでしょうね。
私もかつてロココ=キリストという説を何度か書きました。

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それらを含めてざっと書き出してみますと...。

・アイソーン帯(額のイバラ)
・プロスパラ如意(プロスフォラ=聖体とされるパン)
・警聖星(知らせる星)
・四尾ラッシュ(キリストは鞭で39回打たれたという)
・聖架輪(風車はイエス降誕のモチーフの一つ)
・消滅してから復活まで3弾(13弾⇒16弾)→3日
・15弾天使の持つ「聖枝」(復活祭の一週間前は「聖枝祭」とされる)
・そもそも十字架モチーフの武具
・そもそも聖神子(神の子)
・そもそもフェニックス(復活・再生の象徴)
・若神子を次界へ導く存在(弟子を集めて楽園へ導く存在)
・曼聖羅(異教徒)との戦い
・聖マリアと深い縁(サタンマリア⇒サンタマリア)
・アンドロとはギリシャ語で人間・男性のこと。キリスト教の三位一体に通じる?
・次界案内古師(星を頼りに王のもとへ導く東方三博士)
・聖箔シェル・次創聖衣錦・騎蹄ストーン(東方三博士の卵&くるむ布、馬小屋)
・巨方舟(ノアの箱舟...聖書つながり?)
・復活後、昇天

とまあ、枚挙にいとまがないぐらいです。
どの時点からこの構想があったのかはわかりませんが、
かなり明確に意識して設定されていることは確かですね。
もっとも、知らなくても本編には何の関係も無いお遊び要素なので
ゲームやプログラム業界で言うところの「イースターエッグ」に近いかも(笑)

そういう意味では、35弾の聖凰ベンヌダルクがカラフルな卵を手にしていることも
非常に意味深な設定なのですが、果たしてどんな意図が隠されているのでしょうか?

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狂言回しの家系

24弾次代「超光子(ウルトラフォトン)」は見た目宇宙人っぽいですが
一見して特定のルーツ持ちとはわかりにくいデザインでした。
次代のルーツはわかりにくいキャラが多いのですけど、
同じ24弾の「エレキコング」のほうが目がフィラメントになっていて
あの若神子のルーツを感じさせたものです。

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ところが超光子は25弾で突然「閃光子(フラッシュフォトン)」にパワーアップ。
目にフィラメントが浮かび上がり、照光子ルーツを主張し始めたのでした。
その直前、シルエッシュに乗る姿がシール裏で描かれていましたが
聖静・聖宝ポップルともども大した理由付けも無く、いきなりヘッド化したのは驚きでした。

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閃光子らは日出づルートを完成させダファドルームへの道を開いたわけですが、
何のために日出づルートを作ろうと思ったのか、この結果は意図したものだったのか
そのあたりの説明が何にも無いんですよね...。

そんなわけで、突然現れて物語の舞台をパンゲに移す立役者になりました。

時は流れ、超元祖32弾にて双子星相伝決戦が勃発すると
審判を買って出たのが照光子ルーツの光太子

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ご丁寧に双子設定まで継承したものの、見た目は超光子系の宇宙人テイスト
見た目からして閃光子と同一人物の可能性が高い印象はあるものの、
だとしたらいつパンゲ/ジオの世界に来ていたのかさっぱり不明。
ともかく「照光ジャッジ」で偽次神子たちの本性を暴き、ジオ界の平定に一役買いました。

...ですが近年の33弾でユピテル=ブラックゼウスという設定上書きが発生したことで
それを見破れなかった光太子が無能扱いされてしまったのは実に気の毒な話。
なんとかどこかで汚名返上できればよいのですが。

...と思われた矢先の35弾で登場したのがミラー照光子というリブートキャラ。
これこそ子孫なのかパラレルワールド設定なのか不可解な存在ですけれど、
こいつが放った照聖ビームとやらで宙聖界・宙魔界の崩壊を招く大惨事が発生...。

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照光子は次界への道を照らし、その後も戦力として活躍したというのに
その子孫は場を引っ掻き回すばかりでロクな事してません

そのうち、実は黒幕に操られてましたと言われても驚きませんよ(笑)

Imagine Wit

かつて「新まじゃりんこシール」の一枚にこんなのがありました。

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いやー、攻めてますねえ。
大らかな時代だったんですねえ。

ところで悪魔VS天使シールでもこんなキャラがいました。

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21弾天使「イマジウィッ統」

誤情報に踊らされて戦況を悪化させるダメな天使なのですが、
こいつの裏書には...

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「穴に入(はい)る人等(ひとら)がねえ」

攻めてますねえ~。

どうする家主(いえす)

「あっぱれ大将軍」はビックリマン悪魔VS天使と同時期に展開されたシリーズで、
反後博士+グリーンハウスのコンビが手掛けていたことでも知られています。

幕府VS朝廷(反幕勢力)という構図の温感・冷感シールが特徴で、5弾まで販売されました。

ここで発売時期をもう少し詳細に調べてみます。

「80年代オマケシール大百科」(サデスパー堀野著)によると発売は1987年夏ごろ
1988年発売の「ビックリマン超特集2」には4弾までのシールリストが掲載されており、
「3月から全国発売」との記載もありました。
同年7月刊行の「完ペキ本 あっぱれ大将軍」という本には5弾まで掲載されていることから、
ビックリマンと同様に2~3ヶ月スパンで新弾が展開されていたと想像されます。

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この時期をビックリマンと重ねてみますと、
1987年の夏は第10弾、1988年7月頃は第15弾ぐらいに相当します。
このころは公正取引委員会からの勧告もすでに発動していて、
オマケシールブームに陰りが見え始めてきた時期。
全国販売を開始したばかりのあっぱれが5弾で終わってしまったのは、
そのあたりの影響もあったのではないでしょうか?

あっぱれ5弾はヘッド格のシールが初登場し、幕府VS朝廷の戦いも
関がっぱらでの決戦間近という場面でしたので、
もし6弾が出ていたら戦いの結末が描かれたり、
まだ見ぬ南蛮軍団・支那軍団のボスも登場したりとか、
いろいろ想像が膨らみますね。

それにしても、この時期はビックリマンの人気も最盛期だったわけですが
グリーンハウスは1987年に「バトル騎士」(マーメイド)
88年には「謎のジパング伝説」(ナガサキヤ)のデザインも手掛けていて、
相当忙しい状況だったのではないでしょうか...。

すごい時代でしたねー。

黒船襲来?

黒天魔界の魔王子としてドラキュロスが誕生した際、
破断層から魔漆黒船が飛来してドラキュロスをエズフィトへ誘いました。

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エズフィトは以前は緑豊かな王国だったのが、今は衰退し
当主の魔妃クレオクスが新たな王を探していたとされています。

エズフィトはアクア層の源流に位置するとされていますが、
その発祥や正確な場所はあまり語られていません。

ですが...。

破断層って、時空のトンネルみたいな場所ですよね。
アクア層も同じく、時空を超越するエリアだと言われています。
エズフィトって、実は全く異なる時代から来てたんじゃないでしょうか?

エズフィトはその名の通りエジプトが元ネタだけあって
見た目だけで関連しそうなキャラはちらほらいるのですが、
ひかり伝で最初にエズフィト関連が疑われたのは天助篝びな
つまりこの時代に既にエズフィトが存在していた可能性がありました。
(誰がいつ建国したかはさっぱりですけど)

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そののち、ひかり伝聖魔暦では聖幻マミーやパピル守といったエジプト的キャラが頻出し、
ひかり伝聖魔十戒ではクロノズーの化身らしきクロノファラ王が登場したりしました。
エズフィトとの関連は明確にされていませんが強く影響していることは確かなので、
もしかしたらこのころがエズフィトの繁栄のピークだったのかもしれません。

で、クロノファラ王がアネナディアに敗れたとか何とかでエズフィトも衰退し、
その後ひかり源層紀の時代から破断層を経由して
一気にマルコVSブラックゼウスの時代へ手を伸ばしたということは無いでしょうか?

話は飛びますが、ひかり伝の時代に既に存在していた「魔性般若パワー」
魔妃ネロクイーンにより凍結状態から解放され、意志を持つようになり
自らネロの名を名乗るようになったと言われています。

エズフィトがこの流れをくんで魔性般若パワーを太陽のように崇める世界だったなら、
般若パワーの後継者を求めて時代を飛び越え、ドラキュロスに巡り合った可能性も??
魔漆黒船の元ネタ、クフ王の「太陽の船」は王の魂が現世に戻ってくるためのものだそうで
エズフィトからすれば王の魂=般若パワーを取り戻したという形かもしれません。
そもそも魔漆黒船の船首に魔肖ネロ像がくっついているのも、
エズフィトにネロ信仰があった証かも...。

ネロクイーンもクレオクスも「魔妃」なのは偶然なのか、それとも???

クイズ!ヘクサゴンII

そういえば、22弾パート2ヘッドのベイギャルズギャルジャーの変身について。

プリズムが緑から赤というのはヘラクライスト同様パワーアップ感の演出でしょうけど、
注目すべきは名前のアルファベットを囲む枠の形

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〇から六角形へ。

これは何を意味しているでしょう?

正解はみんなで考えてね!

ヒント...ギャルジャーの角には悪魔の因子が詰まっているとかヨ?!

クイズ!ヘクサゴン

聖霊牛若の源片録(ルーツパーツメモリー/老天使像)の教えによると、
かつてない強敵である創聖巡師に対抗するには
「一六角星包囲型(いつヘクサゴンスターサラウンドモデル)」という
神帝6人が一人の巡師を取り囲む陣形で戦えばよいそうです。

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ここでクイズ。

六角星とはいかにも悪魔っぽい形ですが、その理由は何でしょう?

元来、6は天使にとって不吉な数字です。

6聖球はサタンマリアに奪われてしまうし
6聖卵はブラックゼウスを出現させてしまうし
6魔極からは魔肖ネロが生まれてしまうし
7神帝は無縁ゾーンで一人減って6人になってしまうし
パンゲラクシーは6つに分裂してしまうし
いいことはほとんどありません。(個人の感想です)

そもそも悪魔ヘッドの頭上に浮かぶ無限魔念星の形が六芒星ですから
六角星は悪魔の象徴ともいえる形ですよね。
それをあえて天使の陣形に取り入れる意味とは何なのか。

おそらくは、曼聖羅との戦いは天使単独では勝てない。
悪魔の力も含めてようやく太刀打ちできる、ということで
六芒星の陣形を取ることで疑似的に悪魔要素を取り入れたのではないかと。

かつて聖神ナディアは、曼聖羅に対抗するために天使と悪魔を争わせたわけですが
一方で曼聖羅は天使・悪魔が敵対せず一丸となっている世界。
創聖巡師の聖被膜変化は天使・悪魔両方の力の表れとも言えますし、
彼らの頭上の羅環は聖魔両方のシンボルを合わせたようなデザインです。
よって、これに対抗するにはこちらも聖魔両方の力を合わせる必要があり、
仮に天使だけで戦う場合でも悪魔の陣形を取ることで力を得られるのというのが
例の陣形なのではないでしょうか。

となると、この陣形にアリババが含まれないのは
聖魔のバランスを取るために悪魔寄りの天使が居ては困るってことだったりして??

ネタに魔重レス

例えば縁縄如天と静女天が姉妹というのは公式に言及されています。
あるいはチャックン神童と鉛岩王が同一人物というのも
「31の謎解明」で明らかになってます。
このように、実は隠されていた関係という事例はたまにありますけど
(後付け臭いのもありますが)
私が以前から気になっていて公式では語られていないものに、
この2キャラの関係がありまして...。

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ダンプ魔重と魔重低音。

顔のパーツの類似もさることながら、名前の「魔重」も同一ですし
まるで無関係とは思えません。
しかし私の知る限り、同一人物とも兄弟姉妹とも言われたことはないはず。

そもそも魔重とは何なのか不明なんですけど、
元ネタのダンプ松本の体が大きくて重たいことや、
裏書きにもある「魔重だぜ=マジだぜ」が由来でしょうか?
そこにきて7弾で「重低音」の悪魔として魔重低音のデザインを決めるにあたり、
魔重つながりで共通点を持たせようと考えたのかもしれません。

しかし魔重低音の裏書きでは全く関連性が示されてないので、
もしや反後博士も知らないままグリーンハウスの遊び心で作られた可能性もあったりして?

メン・イン・ビックリ

さて今年のビックリマンの日が終了しましたが、
皆さんの感想はいかがだったでしょうか?

img_01_sp.png「ビックリマンの日ファン感謝DAY」と銘打たれた今回の内容は

・ビックリマンビール発売決定
・ビックリマンバスフィズ発売決定
・トランスフォーマーコラボ発表
・ゾイドコラボ発売
・アニメ制作発表
・ゴミ情報

の6本立てでした。
プロ野球のファン感謝デーになぞらえて
枠が9つあったからてっきり全9本かと...。
あと公式サイトでの36弾発表は先送りなんですかね?

内容の是非はさておき、盛り上げようという熱意は感じられるラインナップだったかな。
正直、事前の期待はいい意味で大きく裏切られました。

特にアニメの件では公式の狙いどおりビックリさせられましたね。
エイプリルフールだけに半信半疑な状況でしたが
渋谷の巨大ビジョンでティザー広告流すぐらいなのでネタではないでしょう。

何がどうなってこうなったのかはさっぱりですし、
そもそもテレビで放送するのかすら不明ですが、
新たなファン層の掘り起こしにつながるようだといいですね。

あと私はトランスフォーマーもゾイドも興味無い方なのですが、
どちらも80年代を盛り上げたホビーとして
うまく回せばいいコラボになるんじゃないでしょうか?
今の体制では相手の人気に便乗するだけで相乗効果に繋がらないコラボばかりなので、
ここらで本来コラボとはこうあるべきという姿を見たいものです。

今回は大半が予告でしかなく中身はこれからというものなので、
真価が問われるのはこれからですね...。
さてさてー?

年に一度の嘆息日

本日は4月1日、「ビックリマンの日」でございます。
2015年から始まって今年で9回目になります。早いものですね。

さて、ここで過去のメイン企画やキャンペーンをざっと振り返りますと

2015年:純金製スーパーゼウス風シールキャンペーン
2016年:巨大モザイクアート、世界で1つだけオリジナルシール作成キャンペーン
2017年:株式会社ビックリマン設立(嘘)、Fit'sコラボで逆扇シールキャンペーン
2018年:最新テクノロジーのテックリマン(嘘)、ヘッドロココIIキャンペーン
2019年:ビックリマンプロ野球チップス(嘘)、イオン限定シール配布
2020年:えのすいビックリマン、エヴァコラボ限定シールキャンペーン
2021年:えのしまビックリマン、チョコレシピ公開
2022年:鬼太郎コラボ、レシピ本発売、Breezeコラボ

という感じで、やはりコラボ関連情報が解禁されるパターンが多いのが特徴。
エイプリルフール的な一発ネタは近年鳴りを潜めています。

ところで10月1日は「裏ビックリマンの日」とされていて、
公式サイトでの告知等は何故か無いものの、2018年に制定されて以降
ちらほらイオン系列で商品展開されるなどの動きがみられます。

と言っても近年は裏ビックリマンの日なのか何だかはっきりせず、
たまたまその時期にイオン系列で商品販売やキャンペーンがあるだけ...
という印象すら受けますね。

余談ですが、イオン系列と言っても実際にはイオンリテールの店舗のみのため、
東北を除く本州と四国のイオンでしか展開されていないそうです。

ところで日本記念日協会のHPによると、登録を取り消す場合についての記載に
「記念日についての活動が行われていないと当協会が判断したもの」
とあるため、裏ビックリマンの日はそのうち無くなるのかもしれません。
記念日登録自体が5年ごとに更新手続きが必要だそうなので、
場合によっては今年の10月1日には抹消されてる可能性も...?

さて今年の「ビックリマンの日」にビックリするニュースはあるのか
あまり期待しないで見守ることといたしましょうかねえ。

転生するためのスライムだった件?

15弾の5神帝はスピルーツという、スライムなのか何なのか形容しがたい
動物をかたどった物質を持っていますよね。
ヤマト爆神の頭上の積星が分裂したものとか言われているアレです。
Spirit(魂)+Roots(根源)とは何とも意味深な名称です。

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次界第2域「智道」の巨孔に飛び込んだ5神帝は、無防備聖体となり
「聖幼時体験が浮かぶ」とか「幼聖体の己を見る」といった体験をしたそうです。
今にして考えると、これってルーツ伝に登場した「天霊牛若」などのことかもしれません。
彼らがグレートサラオで誕生してから天聖界8聖源で若神子として再誕するまでの記憶が
巨孔の中でスピルーツを通じて流れ込んできた...とかでしょうか。

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そんなストーリー的なところは今回はさておきまして...。

スピルーツにはそれぞれ名前が付けられていまして

聖霊牛若はヘビをかたどった「自安(じゃん)」
聖遊男ジャックは鳥をかたどった「ギャル」
聖幻ピーターはイカ?をかたどった「ウニフ」
聖豊フッドはウサギをかたどった「ウビット」
聖界一本釣はトビウオをかたどった「ギョンボウ2(ツー)」

で、この名前の元ネタを調べてみようというのが今回のテーマです。

自安(じゃん)は蛇(じゃ)から。
ギャルは英語でカモメを意味する「gull」から。
ウビットは「卯+ラビット」から。
ギョンボウ2は魚(ぎょ)+「ぼう(魚の意味)」。マンボウの語源は丸い魚という説があるとか。

で、残ったウニフが曲者なんですけどね...。
そもそもこれ、イカなのかアシカなのかプラナリアなのかという有様。
シール裏では「超速泳スピルーツ」とあるため、海獣系や微生物系ではなさそうなのですが
イカだとしても「ウニフ」とのつながりが全然見えてきません。

ここで発想を転換して、こんな説を考えてみました。
イカは漢字で書くと「烏賊」
「烏賊」の「烏」は「ウ」と読みます。
「烏賊」の「賊」は盗賊の「賊」で、英語では「thief(シーフ)」
これをくっつけると「ウーフ」ですが、当時の裏書作成はタンゴ博士の手書きなので
伸ばし棒がかすれて「ウニフ」と誤読されてしまった

nero_ura1.jpg
(参考資料:かつての公式HPから引用)

...なんてこと、ありますかねえ(笑)

ところで、牛若の「自安」の漢字は「自安我楽(じゃんがら)」からでしょう。
長崎県に伝わる民族舞踊だそうで、「じゃん」の音から連想したと考えられます。

ちなみにじゃんがらを並べ替えると「がらんじゃ」となり、
「錬金ガラン胴」やひかり伝初期にたびたび登場した「ガラン蛇ズー」ともつながります。
ガラン蛇が何なのかは実際不明なのですが(単純にガラガラヘビなのかなあ)、
蛇つながりで他にも何か関連あるとしたら面白いですね。

飛び越えるのは種族の壁か

デカネロンの翼は「突然変異翼(ミュテーションウィング)」と呼ばれていて、
「ネブラ環象での新魔命に耐えるべく突出したウイング(?)」と説明されています。

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次動ネブラの環境に適応するため翼が生えた、ということと考えられますが
翼が生えるぐらいこの世界じゃそんなに珍しくないことのように思えるので、
それだけで「突然変異」と言うには大げさな気がします。
とは言え、わざわざシール裏でも言及されるほど重要なパーツだとすると、
何が突然変異と言わしめる理由なのかが気になるところですが...。

それはずばり翼の形状
通常、悪魔の翼はコウモリ型ですけど、デカネロンの翼はまるで天使のよう
デカネロンは全体的に鳥を基調にしたデザインなので見過ごされがちですけど、
よくよく考えてみればこれは異様です。

では何のためにそんな翼を得たのかというと、それこそ「新魔命」遂行のためでしょう。

デカネロンの存在理由は、表向きは天魔界のためワンダーマリアのためでしたが、
その裏で自らの子孫を育成して次の世代に託すという魔命を負っていました。
そのあたりは23弾の「Back To The 魔源歴」シリーズで語られたところですが、
ネロの次系子たるフィニッシャー王は何故か天使として誕生しました。

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おそらくは更なる力を得るため、あえて天使の要素を取り込もうとしたのでしょう。
天使と悪魔の力から強大な力を持つ存在が生まれることは「次代」が証明しています。

ちなみに、ネロン魔球のシールでは袋の中で育つフィニッシャー王が描かれていますが
この時既に彼の背には天使の象徴ともいえる翼が生えています。
一方で同時に描かれているデカネロンには翼が確認できません。
(もともと小さいから見えないだけかもしれないのですが...)

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突然変異翼のパワーでフィニッシャー王を天使化させたのかもしれません。

フィニッシャー王はシャー王の姿を経て、次代サイキュロスとして転生。
更にダークマターの手によりドラキュロスへと変貌を遂げるわけですが、
そこに至る伏線がデカネロン登場時からすでに張られていたのは驚きですね。

たいそうのおにいさん・おねえさん

パンゲ6大層のヘッドの個人名は、登場時シール名としては表記されず
シール裏だったり再登場時だったり、あるいは別媒体の情報で明らかになりました。

taisoheads.jpg

この理由として、パンゲ編開幕にあたり大層名を個人名より強調したかったとも思われますが
私は単純に、シールデザインの発注の時点で個人名が思いつかなかったため、
つまり商品作成スケジュールの都合ではないかという説を提唱してみます。
名前のロゴ部分もデザインの一部なので発注してから完成まで時間がかかる一方、
裏面テキストはデザインが上がってきてから考えても間に合うんじゃないかな、と。
(個人の感想です)

そんなわけでキャラの命名を後回しにするほど余裕が無い状態だったなら、
ネーミング自体も凝ったものではなかったり、その場の思いつきかもしれませんが
今回のテーマは6大層ヘッドの個人名の由来についての考察になります。

まずは火の大層のドス・オックス兄弟について。
単純にドス=長刀、オックス=斧(アックス)ではないかと思うものの
デザイン的にはドスが斧、オックスが剣なんですよね。
あえて捻ってみたのか単純に取り違えたのか、そもそも武器と関係無い名前なのか...。

森の大層のウォー太とピュー太は、ウォー太が水、ピュー太が風の感じを受けるので
森は水と風で出来ているというニュアンスを込めたものと考えられます。

風の大層の師弟・シスとフィード風の精霊シルフィードでしょうか?
シスだけなら判断が難しいところですが、フィードの存在が加わることで
シルフィード説が強まった感があります。(個人の感想です)

水の大層のハムラビとタートルに関して、
ハムラビというと「目には目を」のハムラビ法典を連想しますけど
実はハムスター&ラビットだったりしないでしょうか?
水車のような体がハムスターが遊ぶくるくる回るアレに見えたとか(笑)
ハムスターもウサギも俗に水を飲まないと言われがちなのも関係するかも?
あるいは何の脈絡もありませんが「ウサギと亀」だったりするかもしれません。

金の大層のゴーディ・ラシア姉妹はよくわからないところです。
ゴーディはゴールドに語感が近いほか、gaudyは派手・けばけばしいという意味があります。
一方ラシアのほうはもっとわからないんですよね...。
金に対して銀という感じでも無いですし
貴金属に対して卑金属だったら体が錆びる設定ともつながるのですが、
いかんせんこの謎は未解明...。

土の大層のアンセス・フィアン親子もわかりませんね。
Ancestor(祖先)が真っ先に思い浮かぶところですが、
フィアンの裏書に「聖なる歌声」とあるので「アンセム(聖歌)」説も捨てがたいところ。
そのフィアンの方もケルト神話のフィン・マックール等々考えられますけど
そんなところからネタ引っ張ってくるかなあというのが正直なところ。
まだまだ考察の余地が残ってそうです。

...調べてみたら20年前にも似たネタ書いてました
あの頃よりはずっと考察は進んだ感じですが、そのうち進展しますかね?

調和と平和でハーモピース

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聖魔和合の後に訪れた平和な時代を「和成紀」と言いますけど、
この設定が登場した19弾が発売されたのは1989年春頃

1989年は平成元年
ちょうど世の中が平成フィーバーに沸いていた頃ですかね。

昭和のと平成の和成紀なんじゃね?


ということは、平成と令和をまたいだ33弾以降の物語は
「成和紀」の話...だったりして。

紫名不詳

ヘッドシールのロゴの色には一定のパターンがありますけど、
紫色ってなかなか見かけないと思いません?

ざっと見渡してもサタンマリア(増力前)で使われたのち、
次に登場したのは28弾の影カンブディアスラシアメタメンデルの2枚のみ。
それ以降も紫ロゴのヘッドは登場していません。

28heads.jpg

サタンマリアの場合は、シルクスクリーン印刷で使用可能な色数の制限があり
悪魔ヘッドらしい色を選んだ結果なのかなと想像しますけど、
(髪の毛や衣装と同じで紫が多すぎな気もしますけど)
それからずっと使われていなかったのに、何故28弾で唐突に復活したのでしょうか。

ロゴに使われる色をざっと上げると
オレンジピンク(マゼンタ)水色
がずっと使われ続けていまして、
26弾パート2で唐突にライトグリーン?(シアン?)が追加。
(水のウォープレ、土のロックサンヌ)

この色はその後も影エウリピデボンやバロン・牛若や魔導モーゼットなど
継続的に使われてレギュラー入りを果たした感があったのに対し、
紫は28弾パート2で登場したっきりで定着しませんでした。

そもそも名前のロゴには明るい色合いの目立つ色が使われがちと考えると、
紫は積極的に使いたくなる色ではないのかもしれません。
ラシアの悲壮感を演出するには適していても、そんな場面はそうそう無く
それっきり忘れ去られたのかも。

そういえば、紫色といえば18弾の聖Vヤマトがいましたけど、
半身を覆うパートカラーとロゴのVの色は明らかに違う色。

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復刻版ではちゃんと同じ紫色なのに、オリジナルだけくすんだ変な色
他の神帝たちはロゴとキャラの色は一致してるのに...。

...なぜ??

ふりかけ界とカレー界

私は缶バッジ以外のアニメ系グッズには無頓着なんですけど、
昔、こんなものをオークションで入手したことがありましてね。

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いわゆる写真用のアルバムなんですけど、右下にご注目。

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丸美屋食品工業(株)

となると、勘のいい人はこれが何なのか想像つくかもしれませんが。


中にはまずこんな紙が貼られてまして。

20230320_193938.jpg

次のページはこれ。
何故かNo.1~17までしか記載が無いんですけどね。

20230320_193952.jpg

そしてこんな感じになってます。

20230320_194000.jpg

20230320_194025.jpg

セル画っぽい透明のカード
さらには立体シール
当時、ビックリマンのふりかけやカレーのおまけに入っていたやつですね。

それぞれ50種類、きれいに収納されております。

たぶん丸美屋の営業マンが商品説明用に作ったものとかですかね?

惜しむらくは、私このシリーズを全く集めていないので、
これがいわゆるサンプルなのか本仕様なのかを見定めるすべがありません。
まあ、きっと一般流通したものと特に変わらないんだろうと思いますが、
わからないままのほうがロマンがありますかねえ(笑)

「ガチ」の起源を追う!

「レトロニム」とは、以下のように定義される言葉です。

レトロニム(英語: retronym)あるいは再命名とは、ある言葉の意味が時代とともに拡張された、あるいは変化した場合に、古い意味の範囲を特定的に表すために後から考案された言葉のことを指す[1]。
(wikipediaより)

具体的な例でいうと、「電話」と言えば従来は固定されたものしかなかったけど、
「携帯電話」が普及したことで「固定電話」という呼称が誕生した、というようなもの。
例えば「旧ビックリマン」という呼び方もレトロニムの一種と言えます。

さて近年新たにちらほら聞くようになった言葉の一つに「ガチホロ」というのがありますね。
これも「疑似(擬似)ホログラム」に対して新たに生まれた呼び方です。
単に「ホログラム」というだけだと疑似なのかそうでないのかわかりづらいのと、
疑似じゃないことをあえて強調するために「ガチ」を付けて使われる場合があるようですが、
疑似ではないホログラム全般をガチホロと呼ぶ風潮が出来上がりつつある印象です。

ところで、ガチホロという言葉を最初に使いだしたのは誰なのかを調べようと
ツイッター検索をさかのぼっていたら、2013年ごろには既に使われている形跡を発見。

gachiholotweet0.jpg

...よくよく確認したら、サバゲー業界で使われる光学照準器をホロサイトというそうで、
そっち方面で使われていたスラングだった模様。

ではシール業界的にはどうかとさらに調査すると...。

gachiholotweet1.jpg

こちらのツイートがHit。
2018年の阪神コラボグッズ販売にて、バースゼウスの缶バッジに対する発言のようです。
このバッジがホロ素材だったことから、ガチのホロか疑似ホロかを問う内容でした。

その後、2019年頃から自作シール関連で「ガチホロ」という言葉が散見されるように。

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まあ、ツイッター以外で「ガチホロ」が既に同じ意味で使われていた可能性もありますが、
さすがにそれを調べるのは至難の業なので断念...。

ただ自作シール業界において個人作成のガチホロが大きく話題になった転機は、
2020年5月のさん家電脳祭りではないでしょうか。

gachiholotweet.jpg

示し合わせたかのように、複数のシール作家の方々がホログラムを作成されたんでしたね。
この時期を境にガチホロという言葉が市民権を得たように思えます。

その後、製造コストの急騰を受けてガチホロブームはいったん落ち着きを見せたようですが、
言葉としてはすっかり定着したようで、ガチホロを求める声はまだまだ続きそうですね。

Official緑家dism

昨年11月に販売された「東京リベンジャーズマンチョコ」について、
パッケージやシールの裏に書かれている一文がコレクターをざわつかせました。

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「ビックリマン公式イラストレーターの作画ではございません」

これっていうのはまあ、グリーンハウスの作画ではないと言いたいんでしょう。
実際いい感じにディフォルメしていて、グリーンハウス作画かも?と思った人が
ロッテに問い合わせることを想定したリスクヘッジなんでしょうけど
だったら最初から作画した個人・団体の名前を出せばいいんじゃないですかね?
むしろ商品の印象を悪くしているのではと思いましたが、他に書き方無かったんでしょうか。

「グリーンハウスの作画ではございません」と書けないのは理解できます。
関係ないなら名前を出すべきじゃないでしょうから。
この手のコラボチョコは多数出てますし刀剣乱舞マンでは絵師の名前も出していたのに、
この商品に限ってわざわざこんな注釈を入れた理由もよくわからないところです。

ところで、そもそも「ビックリマン公式イラストレーター」とは何ぞや?

ビックリマンチョコのシールのデザインを手がけたならば、
少なくともその人はもう公式イラストレーターなのではないのでしょうか?
それとも非公式のイラストレーターを採用しているの?
じゃあこれって海賊版か何かなの??
公式の定義って何???

...という話にもなってきやしませんかね?

デジタル大辞泉によると

こう‐しき【公式】
読み方:こうしき

1 おおやけに定められた形式。また、公的な手続きを踏んで物事を行うこと。企業や団体などが、正式に認めること。「―の行事」「―の見解」「―に訪問する」「非―試合」

2 数や式の間に成り立つ関係を、数学上の記号を用いて表示した式。「―に当てはめて計算する」

とのこと。

ビックリマンシールは「ビックリマンプロジェクト」が作成しているものですから、
ビックリマンプロジェクトが採用したシール素材はビックリマン公式シール素材でしょうし、
ビックリマンプロジェクトが採用したコピーライターはビックリマン公式コピーライター。
なのに作画に関しては公式じゃないイラストレーターが存在するというのは、
率直に言って首をかしげる話に思えてしまいます。

正社員と協力会社社員みたいな相関関係があって、
メインイラストレーターとそれ以外のイラストレーターという区分ならわかるんですけどね。
「公式」の対義語は「非公式」なので話がおかしくなるんだと思います。

ときに、グリーンハウス作画...と言っても、米澤・兵藤両氏かそれ以外か、は
今のところ区分されてませんね。
将来的に両氏が描けなくなった時に備えて後継社員が実地訓練さながらに
何割かの作画を手掛けていてもさほど不思議はないのですが、
(特にコラボ系だと「元」が存在する分やりやすいのではと思ったり)
今のうちに「公式イラストレーター」というポジションを確立しておいて
そこにグリーンハウスという「法人ブランド」が収まるとwin-winだったりして...??

BM界の「おぱん●ゅうさぎ」

今回は第4弾の天使「キングラビット」について語ってみます。
正直、このタイトルを言いたかっただけの記事なのですが、
せっかくなので無から有をひねり出してみようかと。
いつも以上に中身のない記事ですがご容赦ください。

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御存知、「カチカチ山」をモチーフにした3すくみで
悪魔は「たぬ鬼」というシンプル極まりないネーミング。
お守りは「舟助」という名前の割にはハニワ感の強い泥舟。
余談ながら第8弾の「助舟(たすけぶね)」とよく似た名前ですが
特に関係は無い単なる偶然の一致かと思われます。

話が脱線しましたが、キングラビットは何故かパンイチのウサギで
裸の王様モチーフも若干入ってるのかなと思ったり思わなかったり。
アイテムをいろいろ持っていると言っても素体は単なるウサギであり、
捻りのない名前ともどもBMらしさの薄いキャラと言えるでしょうか。

裏面では「ハムラビット法典説法」を使うと書かれていることから
某水の大層ヘッドとの関連がウワサされたりされなかったり。

「ハンディ吸火砲で魔炎消火」と言いつつ右手にはライター
反対の手には「ねりからし」と書かれたチューブで、
どっちにしろ「ハンディ吸火砲」とは言い難い形状をしております。
魔炎を消す力があるならサタンマリアといい戦いが出来そうですが、
そんな設定が活かされることは全く無く、ストーリーに絡むことも無し。

むしろ火をつける側だからか、「天使が悪魔になっちゃった」では
「炎魔ラビット」となってライターが強火に加工されてました。
モチーフ的にはこっちのほうが正解だったかもしれません。

enmarabbit.jpg

そういえば今年はウサギ年ですし、ちょうどよかったですね!
以上、キングラビットについて語ってみた、でした!疲れた!

アイス・スナック版シール考察

公正取引委員会の勧告を受けてのシール材質の変更は、
チョコは17弾からでしたがアイス/スナックは5弾からでした。
しかし当時、大多数の方は「アイス版の仕様が変わったのは6弾から」と認識していたはず。
コロコロ本誌でアイス版サタンマリアが紹介されても、実際には入手できなかったため
本当にそんなのがあるのかと思っていた少年少女が多かったと思われます。

そもそもビックリマンアイスは全国同時展開されたわけではありません。

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<コロコロ1987年1月号より>

ice_info_daitokushu.jpg
<コロコロ増刊ビックリマン超特集2より>

ice_info_coro98704.jpg
<コロコロ1987年4月号より>

コロコロ1987年1月号で発売の第一報が報じられた際には東京・大阪・名古屋地区のみで、
3ヶ月後の4月号でアイスが第2弾に切り替わったニュースが掲載された際にも
北陸が追加されたぐらいで、近畿より西や東北以北はまだ発売されていませんでした。
(東北・北陸はスナックが発売されていた影響もあったようですが)

そのため、いわゆる後発地域では弾の進みが遅かったわけで、
例えば東京でアイス4弾が出た時期でも九州ではまだ3弾ということが普通だったわけです。
余談ですが、この格差を解消しようとある地域で5弾をすっ飛ばして6弾に変更したら
若神子ファンから抗議の手紙が来た、なんてことを反後博士がどこかで語ってましたね。

チョコ17弾が販売された頃、先行地域のアイスはもう6弾発売のタイミングだったため、
アイス5弾はチョコ版と同じ材質のままで、6弾からアイス版独自のシールになりましたが、
後発地域ではそれが5弾から導入されたわけというわけです。

事実、北海道や九州ではアイス版の5弾シールが当たり前のように出回っていて、
20年以上前にそっちの方とトレードした際にはレート感覚の違いに驚いたものでした。

ところで、アイス12弾は他の弾と比べて流通数が少なくレアとされていますが、
これは何故なんでしょうね?

アイス版は12弾からヘッドにプリズム素材が復活していますので、
同じくプリズムシール復活となったチョコ版22弾と同じ時期の発売でした。
具体的には1989年11月~12月頃の話です。

寒い時期にはアイスの売り上げは落ちると思われますので、
そもそも生産数が多くない、ということが考えられます。
ですがその理屈だと12弾以外でも冬に出たアイスのシールは希少になるはず...。

そこで一つの仮説を立ててみます。

チョコ22弾でのプリズムシール復活は、17弾以降で低迷していた売上回復の切り札として
OVAキャンペーンを打ったりテレビCMを作ったりするほどにアピールされました。
おそらくその効果を見込んで22弾の生産量も多かったのではと想像されますが、
そのあおりを受けてアイス版12弾シールの生産は控えめになったのではないでしょうか。
足りなくなるのであれば11弾までと同じ素材を使ってもよさそうですが、
取り扱う素材の数が増えると管理等の面でコストがかさんだりしそうですし。
(だとするとアイス版12弾以降のお守りがKinPMと同じ素材なのは説明付かないけど)

また、12弾まではヘッドの枚数が12枚(3キャラ×4ポーズ)でしたが
13弾以降でチョコ版と同じ種類しか作成されなくなったのは、
プリズムシールの印刷枚数を抑える目的があったのかもしれません。
だとしたら、造魔棒がドラゴットに変形するシーン洗脳前のダークヘラ
ムガルの怪奇⇒聖梵変化などのアイス版独自形態が描かれる機会が失われたわけで、
それはそれで残念な流れと言えますね。

ちなみに12弾と並んでレア度の高い15弾については、
単純に打ち切りの弾で生産数が少なかっただけだと思われます。

元祖・天使が悪魔になっちゃった

13弾に登場した再生魔鬼は、10弾の悪根魔の3体が天使の因子をコピーして
変身再登場した姿です。

成りキングの理力を得た再魔リッチャー
ゴッドマングースの理力を得た再魔ファイター
あっ晴れ天子の理力を得た再魔ブレーカー

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元の天使がなんとも間の抜けた顔だったのに対し、
悪魔としてリブートした彼らの姿は雄々しさすら感じさせます。
単にグリーンハウスの画力が上がったのもあるんでしょうけど。

ところでこの3体のうち、リッチャーはrich(金持ち)から。
ファイターはそのままfighter(戦士)と思われますけど、
ブレーカーって何じゃらほい?

ブレーカー(breaker)というと、普通は電気を使い過ぎた際に
安全のため通電を遮断するアレを思い浮かべますけど
あっ晴れ天子にも再魔ブレーカーの3すくみにもそんな要素は見られません。

すくみマークはホイッスル。
お守り「シンドンネン」は白線を引く係で
天使「救聖ルーラルー」は相撲の行司のような姿なので、
この3すくみは「境界の判定」がテーマと考えられます。

そうなると再魔ブレーカーは「境界を破る」というのがモチーフと思われますが、
もしかしたら「無礼講」と引っかけているとは考えられないでしょうか?
ちなみにシンドンネンの「シン」は「審」かもしれませんね。
ルーラルーは「rule+er」でしょう、たぶん。

ところであっ晴れ天子の魔再現が何故こんなテーマになったのか...。

元々はお天気の3すくみで、カラッと晴天というイメージのキャラでしたが
光が射す力を闇が侵食する力に転換し、
そこから境界を破るイメージに置き換わったというところでしょうか。

それよりは「あっ晴れじゃ~無礼講じゃ~」と叫ぶほうがイメージ近いかも(笑)

待てば界路の日和あり?

前回の更新から早いものでもう半年。
やっぱシール集めしてないとブログを書くモチベーションが上がらないですね。
そんな中でも、ふとネタを思いつくこともたまにあって、
ちょこっと時間の余裕もできてきたので、また少しの間更新してみようと思います。

前置きはこれぐらいにして、今回書こうと思うのはずばり第36弾について。

33弾は2018年11月に悪魔VS天使シリーズ33周年と銘打って発売されました。
34弾は2019年11月。なので年一で定期展開されるものかと思いきや
35弾は2021年3月に4か月遅れで発売になりました。

35dan_mainvisual.jpg

それから1年。

つい先日、やっと某問屋から5月に発売予定という第一報が出ましたね。
もしかしたら4月1日の「ビックリマンの日」での大発表なんかがあるかもしれませんが、
だんだん発売までの期間が開いているというのがどうにも理解できないところ。
まあ、35弾で打ち切りエンドじゃなくて何よりといったところですね。

でも36弾、発売はされるだろうと思っていました。
その根拠となるのが、知る人ぞ知るこの人のこの発言。

ナンバリングシリーズ自体が32弾から33弾まで16年ぶりじゃんというツッコミはさておき、
(超元祖より売れたというのは考えにくいんですけど、どうなんでしょ?)
35弾は関係者が驚くほど売れたということで、続弾が出ないはずはないんですよね。

ストーリーとしても、ベンヌダルクがいきなりやられてアリババが新層になって
Sゼウスが死んでるのに漲って宙聖界宙魔界が消し飛んで...とカオス極まりない展開ですが
いい加減に回収段階に入らないと風呂敷が広がりっぱなしのひかり伝スキームの悪夢再来
神羅万象チョコみたく短いスパンで完結⇒新章開幕を繰り返す形が望ましいとも思いますが、
ビックリマンだと人気因子の使い回しがベースになるので難しいんですかね。
いきなり新キャラばかりになっても売れにくいでしょうけど...。

36弾がどんなストーリーになって、どんな形で次に引っ張るのか。
また1年以上待つことになりそうですが、ゴールが見えないマラソンをいつまで続けるのか
いずれはちゃんと区切りがつくようだといいなあと思うところです。