魔念星に願いを

先日天使ヘッドの頭上のわっかについて書いたので、
今度は悪魔ヘッドの頭上に浮かぶ無限魔念星について書いてみます。

一般に「ヘクサゴン」と言われるあの星型マーク。
初登場はもちろんスーパーデビルでしたが、その時は異様に整った星形でした。
その後のヘッドに浮かぶ星は、だんだんと適当に描かれていったものです。

デビルは偽神に変装したときも、しっかりヘクサゴンが浮かんでましたね。
どうにも間が抜けているという以前に、それに気づかないカーンたちもどうかと思うところです。

次に登場した悪魔ヘッド・サタンマリアの場合は
まだ未熟なため、頭上ではなく何故かふんどし前垂れにヘクサゴンが。
「魔戦歴のあるプロセスで頭上に浮び上がる」と言われていた通り、
ワンダーマリアになって魔域界ヘッド格者にふさわしい実力を備えたとき、
見事頭上に浮かび上がりました。
てことは、サタンマリアが六聖球バージョンのときには
あのヘクサゴンは胸元ぐらいに来てたんですかね?(笑)

6弾ヘッドの始祖ジュラの場合、
無限魔念星の上半分がリング状になっています。
これは体内に取り込んだブラックゼウスの影響と言われていますが、
21弾B・Z・C裏面のイラストではそれ以前の段階で既に上半分がリング状になってます。

これは単なる描き間違いなのか、それとも時空を超えて影響が先行していたのでしょうか??

8弾、魔肖ネロの場合
初めて3Dホログラムで無限魔念星が描かれ、
あの星型には厚みがあることが明らかになりました。
同じくホログラムヘッドの魔胎伝ノアでも、妙に立体的なヘクサゴンが見られます。

その後もちらほらと悪魔ヘッドが登場しましたが、
魔スターPは六角形ではなく三角形を浮かべていました。
「スタートライゴン」というこの星は、
「魔域界ヘッド格者を狙う超念魔の魔星」とのことで、
通常のヘクサゴンが「ヘッド格者」に浮かぶのに対して
三角形のトライゴンはその座を狙う者に浮かぶそうな。
いわば「ヘクサゴン未満」という位置づけでしょうか。
(ということは、魔スターPは厳密には「ヘッド」ではない?!)
三角形なら素直に「トライアングル」でいいと思うのですが、
どっちみち造語ですから気にしないのが吉でしょう。

同様の三角形がダビデブの頭上にも浮かんでいますが、
実はダビデブもデビルの座を狙っていたんでしょうか?
でもこの理屈だと、通常のヘクサゴンの持ち主は
みんな魔域界ヘッド格者ということになるのですが、
ゴモランジェロやポセイドスなどは明らかに格下な匂いが…。
彼らの図解説明が無いのが悔やまれます。

さて、ここでもう一つ気になったのが、この星の色について。
通常は白か黄色なのですが、魔スターPは例外的に何故か赤。
赤い星の持ち主は他にスーパーデビル(偽神)ぐらいしかいないのですが、
これは「本来の姿とは違う」ことを意味していたりするのでしょうか??
でも、魔胎伝ノアは(アイス版などでは)赤じゃなく黄色なので、関係なさそうですね。

脱線しましたが、他にも変り種ヘクサゴンの持ち主といえば
ダークヘラが星型ではない、本当の意味での六角形を浮かべています。
説明によれば、名称は「ヘラヘクサアングル」といい
「次界闘格ヘッド者の頭上に浮遊する、三角星インナー型の魔念星」だそうです。
つまりあの形は通常のヘクサゴンの周囲にある六つの三角形部分が
内側に入り込んだ形
、ということなのですね。
なんだかよくわかりませんが、元から次界に棲んでいた者ということで
従来の悪魔ヘッドと何らかの差異を設けたかったのでしょう。
「次界闘格ヘッド者」というのがどういう位置づけかもよくわかりませんが、
この「ヘクサアングル」を浮かべたヘッドはヘラ一人だけでした。
もしワンダーマリアが次界征服を達成していたら、
マリアもヘクサアングル化したりしたんですかね??

それにしても、天使ヘッドの象徴がいわゆる「天使の輪」というのは
古来より一般的なモチーフだから特に何の違和感もありませんが、
悪魔ヘッドの象徴が六芒星、いわゆる「ダビデの星」と酷似しているというのは
結構思い切った設定だと思うのは私だけではないでしょう。
黒魔術とか悪魔召還などと関連付けられがちなモチーフですが、
今でも復刻シールなどが普通に作られるところをみると
別に何ら問題のない話のようですね…。

でも、丸い天使の輪と対照的に、ギザギザとがった星型というのは
今となっては実に悪魔らしい設定じゃないですかね?