ブラックゼウスの波乱万丈伝

ブラックゼウス先生ほど生死不明なお人もおりません。

生まれてすぐに始祖ジュラに吸収されましたが、
ジュラが倒されても特に捜索が行われたりはしていない様子。
この時点でカーンもブラックゼウスは死んだものと思っていたのでしょうか。

ところがひょんなことから6聖卵爆撃で復活。
ここから華麗なるブラックゼウス先生の大活躍が始まる…かと思いきや、
ヘラクライストの迎撃をうけてあえなく敗退。わずか1弾分の出来事でした。

このとき、敗れたブラックゼウス先生は「長い間非層を漂っていた」とされていますが、
当時は「再戦を期して天魔界神殿にて静かに出番を待っている」と言われていました。

そう、天魔界のボスの座はスーパーデビルでなく、ずっとブラックゼウスだったのです。
思えば竹村版コミックでも、ワンダーマリア出撃の時点まではそうでした。

なのに、アニメで異次元空間に突き落とされたことがシール版でも公式設定となり、
ブラックゼウス先生はいつのまにか存在を抹消されていたのでした。

コミックでは次界戦以降隠居しっぱなしで、聖魔和合時に天魔界ごと氷づけになったようです。
出番を待ち続けているうちにボケてしまったのでしょうか。


さて時が流れ、創聖使たちの手で見事な復活を果たしたブラックゼウス先生。
主人公マルコを全く敵としない、圧倒的なパワーを誇ります。
しかしハートタンク破壊の余波でうっかり大ポリニアを開いてしまったのが運のつき。
大ポリニア内での戦いからはずれてしまったブラックゼウス先生は、
ダークマターやドラキュロスという新キャラに出番を奪われてしまいます。

時代はいつしか次界(新河系)・エズフィト・大魔テーションの3つ巴となり、
ブラックゼウス先生属する曼聖羅はさっぱり蚊帳の外。
頼みの綱のアニメはというと、体育教師時代にはそれなりに出番ももらえたものの、
シリアス編に戻るとスーパーデビルともども適当に流されたという感も否定できず、
気が付けば魔心浄化でエンディング。
でもまあ、アニメでは十分存在感を発揮したと言っていいでしょう。

問題はシール版。

上述の通り、大ポリニア以降はさしたる出番もなく忘れられかけていたブラックゼウス先生。
コミック版では、異聖メディアの放った矢を受けて死んでしまいます
その魂がスーパーゼウスと合体し、ゼウスニュードという赤ん坊になってしまいました。
このトンデモ設定を竹村先生が独自に描いたとは考えにくいので、
一応は反後博士の設定ありきで進められたものと考えられます。

同時にこの月のストーリー情報ページでは「ブラックゼウスの反乱」という内容で、
メディアに反発したブラックゼウス先生が創聖巡師をまとめてなぎ倒したものの、
創聖使の呪いで動きを封じられ、メディアが放った異聖矢に打ち抜かれて消滅した
と書かれています。
もっとしっかり洗脳するなりして活用すればいいのに、あっさり捨て去るとはもったいない話です。
まあ、反後博士も今さらブラックゼウス先生をどうしようかと扱いに困ったんでしょうね。

こうして、再度舞台裏で消されてしまったブラックゼウス先生。
その後超元祖32弾双子星相伝決戦が行われるまで忘れ去られてしまっていました。
もっとも、ここでも「ブラックゼウス」の名前は全く登場しないんですけどね。

後にスーパービックリマンで登場したブラックゼウスは
デビルゼウス(スーパーゼウスを吸収したスーパーデビル)が変身した姿でしたし、
2000では影も形も出てきません。

常にビックリマンの顔として登場するスーパーゼウスとは対照的な、
まさに「闇の次神子」として扱われ続けるブラックゼウス先生に幸あらんことを…。

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