そいでインカ?!

聖梵インカ

第3創聖巡師として次界圏に華麗に飛来したのはいいものの、
他の巡師に比べるとかなり影の薄い存在ではないでしょうか。

ミロクはいいですよ。
あの聖弾流を降らせたセンセーショナルな登場を始めとして、
「謎の超ヘッド」として散々注目されました。

続くムガルも初の聖被膜変化で創聖巡師の謎を深め、
しかも初めてのWシールということもありコレクターは熱狂したものです。

ですが、インカといえば「あ、来たの?じゃあ君の席ここね」という程度の扱い。

ミロク・ムガルのときはコロコロも大々的に特集を組んだのに
インカのときはカラーページの最後のほうで「これが3人目だ!」
付加的に取り上げられたような程度。
図解もコロコロ本誌ではなく別冊のほうに掲載されるなど、
世間はこの第三の男に非常に冷たい仕打ちを浴びせたのでした。
クドイおっさん顔なのと、やたら細かすぎる衣装デザインが災いしたのでしょうか。

しかし創聖巡師ブームはミロク・インカの怪奇変化で転機を迎えます。
「創聖巡師は敵だった!」「聖魔の運命は?!」という見出しが躍りました。
ここでやっとインカにも陽の目が当たるかと思われたのですが、
シールはミロクとセット扱いですし、ゴリラ変化のほうが注目が高かったようで
がんばって珍奇な姿をさらしたインカの面目は丸つぶれ。
(個人的にはあの独創的なデザインは大好きなんですけどね)
まあ、あれじゃどう見ても色モノ系ですからねえ…。

そうこうしてるうちに第4巡師インダスト異聖メディアの相次ぐ登場で
インカはただの脇役に成り下がってしまいました。
元々インカが次界に来た役割は「絶対壁の創造」ですから、
いわばインダストと同じ土木建築要員…。
そういう意味では、インダストは曼枢系移植の大任を背負っていたわりに
それほど注目度が高いとも言えなかったような…。図解も無かったし…。
(けどこの頃から全般的に特集記事は下火になっていったような)

で、曼聖羅撤退。当然ながらインカも撤退。
まあそれなりに活躍もしたんでしょうけど、どうにも地味な役割でした。

ところでアニメではこのあたりの展開が丸ごと割愛されたわけですが、
ミロクとムガルは新ビックリマンにてしっかり登場。
片やメディアの参謀、片やオリンの乳母として立派に役割を果たしてました。

ですが、ここでもインカの姿は見えず。
インダストですら、確かアリババの回想シーンで登場してたと思われるのですが…。

そもそも、インカの存在って曼聖羅じゃ浮いてますよね?
中央アジアの仏教圏がモチーフなキャラの多い曼聖羅において
「インカ」だなんて、なんで一人だけ南米系なのやら。
もうわけがわかりませんよ。やる気あるんですかインカさんよぉ~。

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