完全復刻論

完全復刻を求める声というのは、いつの時代も無くならない気がします。

いや、私は完全復刻反対派ですよ。
理由は…言わずもがなですよね(笑)
そもそも復刻シール自体、コレクターにとっては無用の長物だと思うのですよ。
どうぜオリジナルも復刻も両方集めることになるんですから(爆)
それなら全く別の新シリーズを始めてもらうほうが楽しいってもんです。

それに、復刻はあくまでも復刻。
どうやっても全く区別のつかないほどの出来でない限り、誰も彼も必死に違いを探して
「ここがこう違うから区別できる」という話になるのは目に見えてます。
ただでさえコレクターは無理やりにでも区別したがる人が多いのですから(笑)

復刻なんてのは、真剣にコレクションしてるわけではないライトな人が
なんとなく雰囲気を味わう程度のもの、と私は考えています。
もちろん「オリジナルは入手しにくいし手が出ないから復刻で我慢する」
という人も少なくないでしょうけど、ロッテにとっての商業的な対象としては
本格的なコレクターも含めて非常に微々たる割合でしょう。

だから復刻のクオリティを限りなくオリジナルに近づける努力というのは、
ビックリマンチョコを一般大衆に売るためのアプローチとしては効果薄でしょう。
むしろ無駄に豪華なホロプリを乱発するほうが単純にわかりやすいし、
案外一般層の食いつきもよかったりして?
(ってそんなわけないのは十分立証済みですね^^;)

それにロッテががんばって厳密な復刻を目指したところで、
せいぜい「完全復刻」という謳い文句が宣伝コピーとして使えるという程度。
48ミリと52ミリの違いが気になる人なんて、そうそういないと思うのですよ。
ましてさんざん復刻し続けてきた今となっては何をいまさらというものです。


とは言え、何がウケて何がはずれるかわからないこの世の中。
社長の鶴の一声で「BM完全復刻プロジェクト」が動き出しても不思議ではありません。
そこで、技術的な面から「完全復刻」というのは可能かという考察をしてみましょう。


まず、裏面の文字
気づいている方も多いでしょうが、オリジナルとセレクションで使われているフォント(書体)
なんとなく似てますけどぜんぜん違うフォントです。
完全復刻するにあたって、当時と同じフォントが使えるのならいいのですが
もし今のシステムと異なるなどの理由で同じにならないというのであれば、
「字の形が違う」ということでコレクターは別物扱いしてしまうでしょう。

次にホログラムシール
一枚のイラストを印刷するだけというわけにはいかないため、
どんなに精巧に再現しようとしてもどこか違和感のあるシールになりそうな気がします。
具体的には復刻ブラックゼウスの背景の星の位置が少し違っていたような感じ。
魔肖ネロの顔の部分などは実際に立体の「型」を作って写真撮影するわけですから、
当時の型が残っていないのなら当然作り直しになりますよね。
そうすると、当時と同じように見せるのはかなり大変ではないでしょうか?
(とは言え、数年隔てた後にホログラムトイカードが作成できたぐらいですから
印刷原版のようなものは残っているのかも…?)


あと、シール素材
初期の天使は「銀紙」であって「銀ツヤ」ではいけないわけですよね?
ヘッドも薄っぺらい最近のプリズムじゃなく、重厚な素材が求められますよね。
完全さを追求するなら、ヘッドの裏面はこすると字が削れるべきでしょうか?(爆)

最後のは冗談だとしても、昔ながらのシール素材を調達するのは
やはりそれなりに難しいように思います。
それをこなしてこそ「完全復刻」でしょうが、今のロッテにそんな職人気質があるかどうか…。
いや、芸術作品じゃあるまいし普通はそんなとこまで追求しないんじゃないですかね?


そんなわけで、多少無理やりな理屈付けもありますが
ファンの求めている「完全復刻」というのは一筋縄ではいかないと思うわけです。
やはりどこかに妥協が入って、オリジナルとは違う物になるんじゃないでしょうか…?
ロッテ的にはサイズを48ミリにして裏面に「BMForever」と書かないでいれば
「ついに実現!これが完全復刻だ!」と言い出しそうな感じですけど(笑)

半端なものを出されるとネットオークションで紛らわしい出品物が増えるだけなので、
なるべくならご遠慮願いたいところです(^^;

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