また会う暇まで

そういえば今年5月に「さん家祭り」が開催されましたけど、
私も知り合いの付添いという名目でちょこっと参加してきました。

しかし一方的に引退宣言してそれっきり...という状態でしたので、
会場に多数いるであろう知人らに今更どんなツラ下げて会えばいいものか。
そんな不安もありつつ足を運んだのですが、幸いにして杞憂だったようで
皆さんから温かい声をかけていただけて嬉しかったです。
シールを集めていようがなかろうが、せっかく知り合いになれた方々とのつながりは
なるべく大切にしていきたいものだと改めて思いました。

まあ、そんな思いもあって今回ブログを更新してみました。
私はこの界隈では「ブログの人」として認知されてるようですけど、
裏を返せばブログ書かなきゃ存在意義ゼロなわけでw

さすがに半年以上放置してるとなかなか気づいてもらえなくてどうしようかと思いましたが
次第に訪れる人も増えてweb拍手やコメント欄でも反応してもらえてニンマリ。
「あれー?いつのまに?!」とビックリしていただけたなら幸いです。

次にどこかに顔を出すとしたら、例年開催されてるコレクターの忘年会ぐらいでしょうか?
こんな私でよければまたぜひ誘ってくださいませ~。

そんなこんなで気紛れな夏休み特別企画もこれにて終了!
また気が向いたらふらっと更新するかもね??

時の流れに身を魔か聖

ひかり伝は我々のよく知る旧BMのストーリーの前日譚であり、
いつか旧BMの源層紀に連結(コンバイン)すると思っていたのに
結局そこまで届く気配もなく、頓挫したまま尻切れトンボ...。

そんな認識の人が大多数ではないかと思います。

しかし、本当にそうなのでしょうか?

実は既に連結は完了しているとは考えられないでしょうか?
そんな壮大な推論を語ってみようというのが今回のテーマです。

※やたら長い上に非常にわかりづらい内容となってますので、お急ぎの方は次の※までスキップしてください。

ここでのポイントは、シナリオと演者は同一である必要がない、ということ。
言い換えれば、物語は別のキャラによって進められていたという説です。


まずは「ひかり伝おとぎ」にて、
聖神子アエネと異彩姫が誕生しそれぞれ世継ぎを生んだような記述があります。
私たちはこれらのキャラがいずれナディア・メディアの血脈として繋がっていくものと想像しましたが、
これが直接的にナディア・メディアそのものだとは考えられないでしょうか?
異彩姫はやがて曼樹羅を去りますがこれはメディアの源層界追放と重なりますし、
「聖因羅因の一」が啄まれたという話も双子次神子の悲劇とリンクします。

また「聖魔暦」では3聖王が源層界を創造するもすぐ崩壊したとされましたが、
天聖魁アポロネと天魔魁Bメズーサがやはりナディア・メディアに相当し
この二人の諍いにより源層界が二分されたことを表しているのではないでしょうか。

この頃「大聖のナディア」のシールが登場しましたが、これはこの時代を旧BMサイドから見た一暦事であり、
ひかり伝サイドではアポロネが争いを制して源層界を治めることになったことと表裏一体かと思われます。

続く「聖魔十戒」では戴冠レースが開催され、ナディアがエルサMに聖棒を授ける歴画が公開されましたが、
これがまさにナディアが源層界のトップに立ったことに直結するかと。
ひかり伝でも旧BMでも、カーネルダースやエルサMといった聖神の使徒が出揃い
反クロノズーの色が濃くなった時期でもあります。

このように時系列や登場人物はかなり入れ替わってますが、
旧BMにつながるために必要なイベントは次々こなされている
ように見えます。

そして「ルーツ伝」でひかり伝と旧BMの一応の連結がなされるわけですが...。

これこそ時間も空間も因子さえも一切合切がグレートサラオに集約され、
ひかり伝の世界観から旧BMの世界観に劇的に切り替わった時間軸上の合流地点!
(それをまさにデザイナーの交代で表現したのでは?)
つまりひかり伝が描く「過去の物語」はここで完結していると思うのですよ。
ゆえにここから先は「ひかり伝」シリーズではないわけで。

そもそも歴史というのは後世の人間により曲解・捏造されるのが常ですが、
この場合は「ひとつの史実を異なる世界から見ると異なる史実に見える」
ということが起きているのではないか...。

ある時点まではひかり伝の世界観。
ある時点からは旧BMの世界観。

なので旧BMの世界に立って過去を見ると、旧BMフィルタを通して見ることになるので
いろいろ旧BM的に「翻訳」されて置き換わって見えるのかもしれません。

まあそうでなくてもひかり伝(過去)と旧BM(未来)か相互に干渉しあう世界観なので、
きっと時間軸も単純な一本線なわけはないですよね。
シュレディンガーの猫ではないですが、観察者の行動によって事象が変動するということも
反後博士の脳内なら起こり得るかも...?

ちなみに「聖核伝」以降はこの歴史をねじ曲げようとする勢力とそれを正す勢力の争いがあり、
その過程でひかり伝ではまだ描かれていなかった「お守りの起源」「謎の超聖神の誕生」
そして「両ゼウスのルーツ」などが後追いで展開しているようにも見えます。

先程「一応の連結」と書いたのはそのためで、再連結の機会がこの先予定されてたのではないかと。
おそらくこれらのイベントも歴史の順序が入れ替わることで、あるべき時代に収まるはずなのでしょう。
そういう意味では、いくつかの未完成な暦事については尻切れトンボなのかもしれませんが。

※(途中すっとぱしてきた人はここから続きをどうぞ)

まとめると、ひかり伝での出来事と旧BMでの出来事は登場人物がちょっと違うっぽいけど実は同一人物で、
出来事の前後関係もちょっと違うけど実は同一の出来事だったりするんじゃね?
ということです。
言い換えると、視点がひかり伝寄りか旧BM寄りかで違って見えるだけ...という解釈です。

ひかり伝で描かれた歴史と旧BMで想定された歴史がオーバーラップし、
時間的・空間的に広がる二つの世界観同士が惹かれ合うように融合する...。

そのほうが反後博士らしいと思いませんか?

まぁ、そんな面倒くさい構成は誰も望んではなかったと思いますがねw

嵐の後の静けさ2017

昨年の夏、シルコレ業界を(悪い意味で)沸かせたAKBックリマンですけど、
私は劇場限定シールがいくつか出た段階でシール集めを辞めたので
その後がどうなったのか実はわかってませんでした。

ビックリマン公式サイトを見ると、AKB・NGT・SKEまでは告知がありましたが
NMBとHKTは特に告知も無いままひっそり販売されてたようで...。
話題性があるうちにとっとと出しちゃえばよかったのにと思うのですけど、
こんなに引き延ばした(引き延ばさざるを得なかった)のは何か理由があったんでしょうか。

思えば沖縄の総選挙限定が台風でコケたのがケチのつき始めというかボロの出始めというか、
そもそもAKBファンがシール一枚のために5000円もするチョコを買うかという話で。

まあ結果論なので今頃あーだこーだ言っても不毛なだけですけど、
いろいろ見誤っちゃったんでしょうね...。

私はといえば、シール収集を辞める直前の段階では
沖縄6種と通販2種、AKB限定・NGT限定、あと抽プレのホロ3種までは押さえられましたが、
残りのSKE限定・NMB限定・HKT限定がもちろん手つかずでして...。
(NGT限定はトレードで入手したはずなのですが、どこ行ったのかな...^^;)
akb_sp.jpg

とても半端なので残り3種がお手軽に入手できるようなら集めちゃいたいのですけど、
相場とかどんなもんなんでしょう??

ごにんでもせんにん

実は旧ビックリマンには「仙人」と名のつくキャラは5人しかいません。
なんかもっといるような気がしますが、事実だから仕方ありません。
今回はそんな仙人たちにスポットを当ててみましょう。

記念すべき一人目の仙人は「花咲か仙人」
hanasaka.jpg

仙人というよりは気のいいおじいさんという風貌ですが、(そのまんまや)
これがパワーアップして蝶サイコーなスタイルになるとは誰が想像したであろうか。

さて二人目の仙人は仙人・オブ・仙人こと「皆伝仙人」

kaiden.jpg

忍者の3すくみなのに天使が何故に仙人なのかという疑問はさておき、
仙人というよりは老師といった方が合ってる気がするナイスシルバー。
仙人なのに孫がいるというナマグサっぷりもポイント高し。

そして三人目の仙人は第18弾に登場した「フレックス仙人」
flex.jpg

ヤマトの聖源「動」にちなんでのフレキシブルなお方。
紫色でよくわかりませんが中央のロールパンみたいなのは何をヒゲで巻いたものなのやら。

さて、ここまでの3人は仙人というイメージとはそれほど離れてないのですが...。

四人目の仙人は第26弾「無尽仙人」
mujin.jpg

...いやあ、時代を経ると仙人の概念も随分変わりますねぇ。
仙人というよりはパラパラ漫画マン
それにしたってこのデザインはどうなの??

そしてラストを飾る五人目の仙人は第29弾「砕氷仙人」
saihyo.jpg

「砕氷船」に引っ掛けたネーミング...はいいのですが、いかんせん仙人度ゼロ
もっと言えば船度もゼロ
見れば見るほど、この当時のグリーンハウスのやる気の無さが浮き彫りになるキャラです。
米澤さんはインタビュー等で、当時のキャラは魂込めて生み出した云々という話をよくされますが、
少なくともこの頃にはそういう情熱はどこかへ行ってしまっていたようで...。

ちなみに、ビックリマン2000には「御神籤仙人」というのがいますが
仙人っぽさでいえばこちらの方がはるかに高いという...ね。
omikuji.jpg

聖ランドは中米にあり?

ナディアBWは頭部に大きな翼を持ち、全身羽毛が生えていて
まるでのようなデザインをしてますよね。
一方メディアBWは手足に鱗のような模様があり、
のようなデザインをしているのがわかります。

nadia_bw.jpg
media_bw.jpg

このように、ビックリマン世界では鳥が正、蛇が邪として
シンボル的に描かれることがあります。

...と言っても、蛇が邪のシンボルというのは聖書の時代から定番ですし、
鳥も天使の翼からのイメージなのかもしれませんが
鳥が蛇を啄むという関係性も多大に影響しているんでしょうね。
ちょっと「鳥と蛇」でググると世界各地の神話や伝承でも
似たような話が数多く残されていることがわかります。

そういえばひかり伝の超聖神クロノズーと超聖神ディアナも
それぞれ蛇と鳥をシンボルにしている雰囲気でしたね。

更には、ナディアBWPとメディアBWPは共同で「太陽」を創造するというところから
アステカ神話のケツアルコアトルとテスカトリポカを下地にしてる節があります。
テスカトリポカは怪物を引き寄せるために自らの足を餌にしたという伝説があるそうですが、
メディアBWPの「足」が描かれてないのはそのせいなのかな、なんて。
(足が無いのはナディアもですけど)
まあ、私はそっちの話には詳しくないので深入りは避けますが...。
nadia_bwp.jpg
media_bwp.jpg

でもそうなると、蛇のスピルーツを持ちガラン胴という蛇型ライドを駆る
黒い聖球に紐づいたあの若神子が、一度も魔に染まったことがない
というのは
実に奇妙な話なんですよねえ。

Bikkuriman2020

ビックリマン2000は来年20周年を迎えるんでしたっけ?

確かコロコロコミックに最初の情報が載ったのは1999年6月号でした。
試験販売として0弾が登場したりWHFで先行販売があったりしたのはそのあとのはず。
なのでまぎれも無く2019年は20周年のアニバーサリーイヤーですね。

けどご存知の通り、今や2000の扱いは何とも低いのが実状。
アニメもVHSのみでDVDにすらなっておらず、
あの当時2000を買っていたリアル小中学生も多数いたのに
ロッテがグリーンハウスに忖度しているのか復刻の話題は全く聞こえてきません。
(実際ビックリマンといえば2000をイメージする世代も少なくないのに)
下世話な話、半端なコラボよりも儲かると思うんですけどね...。

そういえば2000のデザイン担当だったエサカマサミ先生
2000以降はずっと本業の方でご活躍されてらしたようで、
神社に龍の絵を奉納したとか個展を開催したとかちらほら聞こえてましたが、
基本的にシール系のお仕事はされてなく、「足を洗った」のかと思ってましたが。

なんか近年どっぷりシール業に戻ってこられてるようでw

個人が業者に発注できるぐらいにBM風シール印刷の敷居が下がったことで、
多くの企業がシール作りに参入してきた影響なんでしょうか?
まるで本業が振るわなくて出戻ってきたような印象が無くも無いのですが(失礼)、
求める声に応じて腕を振るってもらえるのはファンには嬉しいですよね。

そんなわけで、イラストレーターは現役。
かつての小中学生は既に自由にお金を使える世代。
もちろんビックリマンチョコ自体も生産体制は万全。

それに加えて「ビックリマン2000が20周年」というゴロの良さ!
この機を活かさなくてどうするんですか本原さん?!w

古生物学と素粒子物理学の出会い

デビリン族というと数少ない女性悪魔グループであり
聖ウォーマンや女性幻神と激闘を繰り広げた存在として知られてます。
彼女らの風貌から古代や深海といったイメージを持つ人も多いと思いますが
そんな中で一人浮いているのがネス魔トロン
彼女だけ妙に近代的な印象を受けますよね?

ベレ魔ナイトは「ベレムナイト」という古代に存在した軟体生物
ストロ魔トライは「ストロマトライト」という、
藍藻(シアノバクテリア)類の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石(wikipediaより)
...が元ネタです。

しかしネス魔トロンに関してはそのような古代系のモチーフではないようで、
頭のマークは原子核の周りを電子が回るようなデザインですし、
名前の後半の「トロン」はシンクロトロンやサイクロトロンといった
素粒子加速器によくある名前ですし、
ついでにお守りの「カックン平太」は飛び出した粒子から守る「隔壁」がモチーフっぽいです。

つまりはネス魔トロンのモチーフは素粒子加速器なのでしょう。
「ネス」が何なのかはイマイチ納得いくネタが見つかっていないのですが...。
素粒子の一種「ハドロン」の量子数「ストレンジネス」「ボトムネス」「トップネス」
などの「ネス」なんでしょうかね?
(さっぱりわかってないので間違ってたらご指摘ください)

ところで、デビリン族には「増長型」という第二陣の3名がいますが、
こいつらもベレ魔ナイトやストロ魔トライに近い古代海底生物風の姿をしています。
事実、彼女らの名前のモチーフは
「メガロサウルス」「バクトロサウルス」「デスマトサウルス(デスマトスクス)」という
古代生物なので、そこらへんは確かにその通りなのですが...。

実は先述した「ストレンジネス」を持つ重粒子の種類に
「ラムダ粒子」「オメガ粒子」「シグマ粒子」というのがあるんですよね。

そんなわけで、デビリン族は「古代生物」と「素粒子」の2つの要素を持つ
複合型のキャラクターということのようです。

何がどうなってそんな異質な2モチーフを組み合わせたのやら(笑)

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