ルーツ伝特設サイトのキャラ掘り下げ企画第5弾は「天夢アリババ」について。
以前若神子ルーツをまとめて紹介した際に、ヤマトとアリババは別格だと言われていましたが、
ここに来てアリババについてまわる「悲劇」という名の因子について
興味深い説明がされました。
裏書きの読み下しである「解体歴世」によれば、アリババ因子を継ぐ「キャラ番王子」が
グレートサラオで「天夢アリババ」になって登場した、とあります。
"アリババ因子を継ぐ"ということは、騎神子アリ→アリ因バンドから連なる流れなのでしょうが
他の因バンドと違って何故彼だけ一足先にWレンソイスに因子キャラが登場したのかは不明なまま。
でもって、キャラ番王子のときに連れていた「ジェロの聖ズー」(白い犬)と一体化して
"聖騎獣"へと変貌するのだろうか?と書かれているのですが、
この「聖騎獣」がいわゆる「騎神アリババ」なのか、についても確たる明言はされず。
騎神アリババの下半身が馬という事実が聖ズーとの合身によるものなのか、
でもアリ因バンドの時点で既に馬じゃないか、という意見もあり、結局よくわからないまま…。
そもそも聖太子ジェロが何者なのか、という時点で(アニメはさておき)非常に宙ぶらりんなのですよね。
そんなアリババの宿命に影を落としていた張本人が超聖使ブルーインカPだというのが
今回突きつけられた事実なのですが、ブルーインカにまつわる「黒満月」というキーワードは
これまでも幾度と無くひかり伝キャラの裏書きに散見されてきました。
ブルーインカPの背景部分には太陽と月をイメージした特長的なパーツがあります。
そして月のほうにはさらに月の満ち欠けを示す飾りが付いています。
(余談ながら、「怪奇インカ」の二つの顔はまさに太陽と月の象徴ですね)
このブルーインカのパーツは、その後ミューラップ守の目の部分や
助っ人ラクダチの両手に抱かれたりしているのですが、
興味深いのは助っ人ラクダチとキャラ番王子が同じ3すくみだというところでしょうか。
ブルーインカPの差し金として、アリババ因子に付きまとっていたのかも…?
同様にブルーインカPの黒満月光の影響でフォールダウンしたとされているのが
天舞ホワイトイカロス(→聖座イカロ獅子)なのですが、
ホワイトイカロスは「ビックリマン大教典」の「ひかり源層紀十戒」の中で
『騎神アリババ!おのれのつばさ流転の身を憂うな!』と叫んでいます。
ホワイトイカロスは青弾流を浴びて聖座と化し、やがてまとばを覆う光輝帯と一体化しますが
その時に自らの使命が「光輝体に曼枢系の痕跡を残すこと」だと悟ったのだとか。
そしてその役目に選ばれたことを誇りに思っていることが伺えます。
すなわち、過酷な運命を与えられたことは悲劇ではなく、大いなる意志に選ばれた証だ、と。
…ポジティブシンキングですねえ…。
それはともかく、理由は不明ながらもブルーインカPはアリババ因子をついばみ
その後の因子継承にただならぬ影響を与え続けることになったというのですが、
……一体何のためなんでしょう??
ブルーインカPは後の世代でアリババがガーディアンジェルとして、またデュークとして、
羅の勢力に肩入れすることを予見していたのでしょうか?
ところで若神子7人のうちアリババが別格なのは、ブルーインカPの影響だとして
ではヤマトは何故なのか…改めて語られる日は来るのでしょうか。
でもって8人目…は、まあいいか。
うーん、謎が深まる……。
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