ここのところ毎週金曜更新のルーツ伝公式サイトですが、
今週のタイトルは「ひかり伝から読み解く反後メッセージとは?」。
今回はストーリーを掘り下げるわけではなく、裏書きで博士が伝えたかったものとは何か?
という内容になっています。
ひかり伝は旧悪魔vs天使シリーズと比較すると、
オトナ向け謎解き大河ドラマという要素が色濃く出ているといっていい。
物語のキーポイントを解読するため、たったの一文字も見逃せない。
「ついてこれるかな?」ビックリマン・反後博士からの挑戦状にも思えるフシもある。
それほど旧悪魔vs天使シリーズとひかり伝には大きな差がある。
うーん、なんかそういう問題でもないような気がするのですが。
だとしたら、ひかり伝は旧来のファン、それもストーリーやキャラを知っているファンにしか
十分に楽しむ事ができないものだったということでしょうか。
本来ビックリマンは、複数のシールが織り成すストーリーを追わなくとも
シール1枚やすくみ3枚だけでも楽しめるもので、
だからこそ深く楽しむ根強いファンと同時に、浅く楽しむファンが下地を支えていた一面もあったかと。
根強いファンの声に応えてひかり伝を創造したという話が以前ありましたが、
そっちだけでは商業的に困ると思うんですが、いかが?
また、ひかり伝に込めたメッセージは「原点回帰」だそうです。
かつて旧悪魔VS天使シリーズでは、シール1枚に時代へのメッセージを込めたが
ひかり伝でも同じようなシールつくりをしているそうで。
ファンが旧悪魔VS天使のキャラのどれかに自己投影したとすれば、
ひかり伝の中にも自己投影の対象となるキャラがいるはず…ということで
それを探すのが「自分自身のルーツ探し」なのだとか。
…正直何を言っているのかわからないのですが、まあそういうことだそうです。
少なくとも、博士は多くのファンがひかり伝に期待している流れとは
全く別方向を見つめていたということは分った気がします。
もちろん、それはある一面だけの話だとも思いますが…。
戦いのイラストや世界観の絵を見せてしまえば、そこで物語は完結してしまう。
この戦いはこのように集結しました、と文章でも明かさない。
キャラクター単体のイラストを見せ、文字情報のみで物語の想像を膨らませる。
すなわち、イメージすること、物語を作るのは、皆さん個人なのだということ。
シールを手にしたそれぞれが自分の頭の中で想像することこそ
本来のビックリマン創造である、というメッセージではないか。
これは確かにそうなんですよね。
旧シリーズでも、ブラックゼウスはヘラクライストと戦ったとすら書かれていませんし、
その他もろもろの戦いはコロコロやアニメで補完されたものばかりです。
でも裏を返せば、ある程度補完されたからこそストーリーに入りやすくなって、
一般的な人気が出たとも思うんですけどね。
何でもかんでも受け手任せでは疲れてしまいます。
最初は公式情報3割で残りを想像補完というのでもいいかもしれませんが、
弾を重ねるにつれて矛盾や想像不可領域が増えてくるので、
前の弾の内容については公式情報6割ぐらいまで固めて欲しいところです。
我々は、ビックリマンに哲学を求めているんでしたっけ?
モザ
悪魔vs天使だけでなくキャラ主導のビックリマンシリーズが
明後日に進み始めているのは皆感じているのでは?
そこにきて「ついてこれるかな?」では余りに投げっぱなしかと…。
コロコロもアニメもない今、難解なストーリーを補完が出来ずにいるファンも多いはず。
購入層が高いからといって、敷居を高くすることは効果的だと思えません。
匿名
旧より複雑とかいらないから、まじで。
ヘッドの裏は一枚絵にしろメッセージにしろ、かなりストーリーや冒険の状況把握させやすくしてたはずだから。
昔の反後さんは子供達からの反応に敏感に働くアンテナ持ってはずなのに。
公式でキャラ人気投票とかアンケートとかもっと早い時期にやってファンがなにを望んでいるか反後博士にきずいてほしかったなぁ。
未知の世界へ向かって大冒険する感じがひかり伝は薄過ぎたね。弾ごとにぶつ切りだし。
まぁ反後さんが退職後ビックリマンサーガなる小説を30巻くらい書いて補完してくれればひかり伝も報われるかも。
よーマン
あっと、匿名で送っちゃった、上は私が書きました。すんません。
きゅー太
>モザさん
本来のビックリマンらしさと謎・物語の提供とは両立が難しいのでしょうかね?
明らかに後者に偏りすぎている感があるのですが、
どちらが欠けてもビックリマンとしての魅力は半減と思うんですけどね。
謎解きばかりがクローズアップされるようでは…。
>よーマンさん
冒険感は確かに乏しかったですね。
主人公不在のまま、ひたすら歴史をつづった感じでしょうか。
「コロコロ爆伝」で紹介されていた柏原氏のような、
物語サポート役が必要だったようにも思えます。