月刊ブログ裏通信5月号

今月もルーツ伝に大きく揺れ動いた一ヶ月でした。

公式サイトが熱心に解説情報を出したのが印象的ですが、
シール情報としては月初にホビージャパン誌が一報を出して以来
めぼしい新情報が出ていないわけですが…。

それでも、新聞やら雑誌やらでちらほらビックリマンが取り上げられるなど、
かつて20thアニバーサリーの時以来のメディア露出が増えつつあるのも見逃せません。
そういや、某雑誌にも最近こんな記事が載ったりしてました。

気になる方はチェックしてみては?
(内容はいつも通りのステレオタイプな思い出話中心ですが)

来月は要チェック事項が目白押しです。
ビックリマン・モバイルがどう出るかも気になりますし、
ホビージャパン誌の続報も押えておくべきでしょう。
上海鑑定団の通販次世代ワールドホビーフェアもありますし、
もちろんルーツ伝そのものの発売も控えています。

さてさて…?

BMファンmeets反後哲学

ここのところ毎週金曜更新のルーツ伝公式サイトですが、
今週のタイトルは「ひかり伝から読み解く反後メッセージとは?」
今回はストーリーを掘り下げるわけではなく、裏書きで博士が伝えたかったものとは何か?
という内容になっています。

ひかり伝は旧悪魔vs天使シリーズと比較すると、
オトナ向け謎解き大河ドラマという要素が色濃く出ているといっていい。
物語のキーポイントを解読するため、たったの一文字も見逃せない。
「ついてこれるかな?」ビックリマン・反後博士からの挑戦状にも思えるフシもある。
それほど旧悪魔vs天使シリーズとひかり伝には大きな差がある。

うーん、なんかそういう問題でもないような気がするのですが。
だとしたら、ひかり伝は旧来のファン、それもストーリーやキャラを知っているファンにしか
十分に楽しむ事ができないものだった
ということでしょうか。
本来ビックリマンは、複数のシールが織り成すストーリーを追わなくとも
シール1枚やすくみ3枚だけでも楽しめるもので、
だからこそ深く楽しむ根強いファンと同時に、浅く楽しむファンが下地を支えていた一面もあったかと。
根強いファンの声に応えてひかり伝を創造したという話が以前ありましたが、
そっちだけでは商業的に困ると思うんですが、いかが?

また、ひかり伝に込めたメッセージは「原点回帰」だそうです。
かつて旧悪魔VS天使シリーズでは、シール1枚に時代へのメッセージを込めたが
ひかり伝でも同じようなシールつくりをしているそうで。
ファンが旧悪魔VS天使のキャラのどれかに自己投影したとすれば、
ひかり伝の中にも自己投影の対象となるキャラがいるはず…ということで
それを探すのが「自分自身のルーツ探し」なのだとか。

…正直何を言っているのかわからないのですが、まあそういうことだそうです。
少なくとも、博士は多くのファンがひかり伝に期待している流れとは
全く別方向を見つめていたということは分った気がします。
もちろん、それはある一面だけの話だとも思いますが…。

戦いのイラストや世界観の絵を見せてしまえば、そこで物語は完結してしまう。
この戦いはこのように集結しました、と文章でも明かさない。
キャラクター単体のイラストを見せ、文字情報のみで物語の想像を膨らませる。
すなわち、イメージすること、物語を作るのは、皆さん個人なのだということ。
シールを手にしたそれぞれが自分の頭の中で想像することこそ
本来のビックリマン創造である、というメッセージではないか。

これは確かにそうなんですよね。
旧シリーズでも、ブラックゼウスはヘラクライストと戦ったとすら書かれていませんし、
その他もろもろの戦いはコロコロやアニメで補完されたものばかりです。

でも裏を返せば、ある程度補完されたからこそストーリーに入りやすくなって、
一般的な人気が出たとも思うんですけどね。
何でもかんでも受け手任せでは疲れてしまいます。

最初は公式情報3割で残りを想像補完というのでもいいかもしれませんが、
弾を重ねるにつれて矛盾や想像不可領域が増えてくるので、
前の弾の内容については公式情報6割ぐらいまで固めて欲しいところです。

我々は、ビックリマンに哲学を求めているんでしたっけ?

ゲームセット??

去年は4月25日、一昨年は4月27日に発表されていましたが
今年はまだ何の音沙汰もありません。

何の話かというと、「プロ野球チョコ」の話。

2008年は6月10日発売2007年は6月12日発売
2006年は7月18日発売でしたが、ここ2年間は6月発売だったのに
今のところプロ野球チョコ2009に関する情報は皆無です。
本来ならもうとっくに発売予定日が公表されていてもおかしくない時期なんですけどね…。

6月というと、まさにルーツ伝が6月16日発売
となると、考えられる事は2つ。

ルーツ伝と時期をずらして7月ごろに発売するか、
今年は発売されないか。

去年はマリンスタジアムでシール配布したり、
当たり制度を導入してシールファイルを作成したり、
何かと活発だったわけですが…。
プロ野球界としても、WBC2連覇など話題には事欠かなかったので
ここで発売されないというのもかなり意外なところなんですよね。

まあ、去年はビックリマン事業自体がひかり伝・ニャンダー・プロ野球というように
イマイチな業績のものを3つも抱えていたわけで、
今年ルーツ伝に一本化することになったとしても不思議ではないのかも?
さすがにプロ野球に一本化するわけにもいかなかったんでしょうし。

…って、本当に今年はどうなるんでしょうか?

ニャンダー漫画第5話掲載す!

奇数月の25日はコロコロイチバンの発売日です。
まさか今さら「つるピカハゲ丸」が新連載されるとは思ってもみませんでした。

それはさておき、ある意味悲しい運命を背負った漫画「ニャンダー決闘伝」
今号でとうとう最終回を迎えることになりました。
チョコさえ売れてればねえ…。でも、よくここまで続いたもんです。

さてさて、何だかんだでついに9階までやってきたうさボクサー一行。

9階を守るのは、ビックリマンションの影の支配者っぽい「コンセントおばけ」たち。
いよいよ最終決戦!

…というところで紆余曲折があり、ついに最上階への階段を突き進む一行。
最上階にたどり着ければ何でも願いがかなうという噂ですが…。

そこで見た衝撃の光景とは…!?

これまでは「ビックリマンションレベル1」で、この先まだ「レベル2」があるとのこと。
もしチョコ2弾が出ていたら、と思わずにはいられないオチでした。

結局、謎の超聖神っぽいシルエットの人も登場せず、
彼らの冒険はまだ続く!というスタイルで「ニャンダー決闘伝・完」
きっとコミックスも出ないことでしょう。
この漫画、歴代ビックリマン漫画の中でもかなり好きだったんだけどなー。

ニャンダーといえば、携帯サイトのほうは第3話がアップされた時点で止まってますし、
ルーツ伝が騒がれている今となっては完全に過去の遺物。
ニャンダー関連のネタもこれで打ち止めとなりそうです。

ちなみに、コロコロイチバンのほうにはルーツ伝情報はありませんでした。
次号からは買わなくていいかな…。

復刻キャラmeetsひかり源層紀

ルーツ伝公式サイト今週の更新は「ひかり創世記時空考察」という
タイトルだけでなんとも壮大なお話。
その内容はというと、あの「ビックリマン大教典」並みに深く広く、
生半可な視点では挫折しそうなほど強烈なものでした。

話のポイントは、ひかり伝の復刻キャラの存在について、です。

ひかり伝では、折に触れて復刻キャラが登場しましたが
彼らが元々ひかり源層紀の時代から存在していたのか、
未来からひょっこりやって来たのか、
明らかに未来から来たと判断できるキャラもいましたが
そのあたりの情報は断片的で不確実でした。

今回記述された内容によると、
「ひかり源層紀の世界」と「旧ビックリマンの世界」は
遺伝子(ゲノム)の二重螺旋ように、互いに影響を及ぼしながら近づいたり離れたり、
歴史的にも世界的にも密接な因縁を持ち合わせているもの
らしいです。

本文中で言及されていた「ゲノム式構成が創るビックリマンワールド」とは、
ビックリマン大教典に掲載されていたこちらの世界概念図。

アクア層破断層が二重螺旋状に絡み合う中で、
上部分のひかり源層紀に属する未層・過去世界があり、
中央に旧ビックリマンの数々のエリアが位置し、
下部にパンゲや未来の天地球などの未来世界が存在するという構成です。

アクア層と破断層はともに「流層」に位置づけられ、
過去と未来をつなぐ境界の役割を持つと思われます。
アクア層は次界(現在)とパンゲ(未来)をつなぎ、
破断層は次界(現在)と聖ランド(過去)をつなぎ、
それぞれに存在するキャラクターが歴史的に必然な役割を果たしてきました。
過去は未来に影響を及ぼすと同時に、未来が過去に影響を与えることもある、
ということだと考えられます。
で、その影響は偶然ではなく、ゲノム構造によって形作られた必然である、と。

そんなわけで、ひかり伝世界に登場した旧キャラたちは
流層を経て「ひかり源層紀での役割を果たすため」にやって来たみたいです。
確かに、金太ロボ神は「聖ボットのルーツ」とか「13番目の金太が天使化の要」とか
聖ボット完成のための重要な役割を果たしたと書かれていましたよね。
くじら大帝がまとば渦を回転させたり、イワザルオンが魔動源の経験をスサノに伝授したり…。
魔鬼夜店が七因王のお面を売っていたことも、きっと意味があるんでしょう。

ということは…
逆に、ひかり源層紀から旧ビックリマン世界に現れたキャラもいたはず?
ポッと現れてその後が語られていないキャラ…
例えば野聖エルサMなどは、実はひかり源層紀のキャラだったりしないですかね??

かぐやとタレイア

「愛然タレイア」

先日の公式サイト更新記事で、唐突に紹介されて驚かされた人も多いかと。
ルーツ伝で既に明らかにされているキャラは全てグリーンハウス系でしたが、
今回の愛然タレイアはこれまでのひかり伝絵師さんのようですね。
名前ロゴが旧ヘッド型フォントではなく、ひかり伝フォントなところからも
その違いが明確にされていることがわかります。

これまでひかり伝にて、愛然かぐやにつながりそうな因子を持つキャラは何人か登場してきましたが、
ここまで近いキャラはいませんでしたね。
というより、超聖使マゼンタレイアがかぐやにつながるというのは、
予想はしていたとしても、ここまでわかりやすい形態だとは思いませんでした。
ルーツ伝は因子関係がシンプルだという話は確かなようです。

ひかり伝IIで聖クィーンタレイアというキャラが登場し、
(アニメでは同一人物とされましたが、大教典では未確定)
聖魔暦ではレイアデボンという衝撃的なビジュアルのキャラが登場。
このレイアデボンが愛然タレイアとエウリピデボンに分かれたのかどうかは不明ですが、
奇をてらったような意表を突く因子組みが多いひかり伝キャラの中でも
かなり上位にくるキャラではないかと。

そういえば、そもそも「愛然」とは何ぞや?

愛然かぐやの元ネタは「愛染かつら」という古い映画だと思われますが、
(もちろん愛染明王や、「愛然パワー」はアメリカ大統領アイゼンハワーも元ネタでしょうね)
単純に「愛」をモチーフにしたキャラを作りたくて生み出されたのか、
そこに何かしらの意味を持たせたのか…。

「然」の字には「そのような状態にあること」という意味がありますけど、
てことは、この後愛然タレイアが魔に染まったりしたら「魔然タレイア」とかになるんですかね?

ひかりmeetsルーツ

いつもジパ伝の話題が出てすぐにルーツ伝の話題が出るので、
ジパ伝の話題がかすんでしまうのが気の毒に思える今日この頃。
発売日もジパ伝の10日後にルーツ伝発売なのがなんとも複雑な心境です。

さて今回もルーツ伝公式サイトでは、かつてない情報量で
これまでのひかり伝で見え隠れしていた「ルーツ」についての解説が掲載されました。
正直、毎回これぐらいのクオリティで情報が提示されていれば
ファンのモチベーションももっと高まっていたのではないかと思うほど。

そんなこんなで、今回の更新は「ひかり伝一気通貫」

その前に、急いで作成されているのかミスがちらほらあるのが気になるところ。
「ひかり源層紀」と「ひかり源層期」の表記が混在していたり、
「ひかり伝聖魔暦十戒」なんて記載があったり、
あいかわらずゼウスVSデビルが第1次聖魔大戦ということになっていたり。
曼9聖が創聖使の誕生を予感させるとありますが、掲載されたシール絵柄的には
創聖使ではなく創聖巡師と書いたほうがいいかも。

また、本文中に何度か「源層界」と書かれていますが、
これはいわゆる聖神が住まう世界の「源層界」ではなく
「旧ビックリマンの時代(源層紀以後の時代)」と置き換えたほうがわかりやすいかもしれません。

さて、ひかり伝に登場したいくつもの関連キャラが旧ビックリマンキャラと対比させて紹介されています。
が、「予感させる」「伺える」「彷彿させる」「祖であるとわかる」「繋がりは明白であろう」と、
確定情報ではなくぼかした表現に留めているのが引っかかりますね。

ひかり伝の難解なところの一つに、ルーツや因子の繋がりがわかりづらいところがありました。
ルーツを受け継ぐ、というと生まれ変わりや子孫という扱いでしたし、
因子を持つというとパワーの一部を分け与えられるという感じが強かったと思うのですが
ひかり伝では似たパーツを持つキャラがルーツ関係なのかいわゆる因子持ちなのか
おぼろげなキャラが多すぎてストーリーの理解を複雑にしています。
弾をまたいでどれほど時代が進んだかもわからないので、同一人物か子孫かもわからないですし
一つのキャラが複数キャラの因子を持つパターンも多く、何故そうなったのかも不明な場合が多いです。

例としてキョクとアリが紹介されていましたが、
ヘブンエヴァの球体が6聖源のもととなり、7福士に変化したというところは
今回初めて明確に語られたところで新鮮な驚きがありました。
ですがその後、福禄キョクがシアントラスとコンバインして聖層を生み出す、というところは
宝玉福神キョクトラスが合体キャラなのか二人の因子から新たに誕生したものかわからないままです。
そこから氷結悪魔化したと言われても、氷鬼冷鬼キョクには
福禄キョク以外にカーボシダとオルドビナスの顔が付いていますし、
「なんでここにこいつらが?」という理由が不明なままです。
またキョクトラスは宝玉神のルーツっぽいですが、そこは放置なのかどうなのか…。
ここで氷結悪魔化したことで、後の宝玉神や照光子の扱いに繋がっているんでしょうか?

相関性が複雑すぎることと、そこに至る説明が圧倒的に不足してること。

ルーツや因子からあれこれ想像する事は楽しいのですが、もっと答え合わせがしたいところです。

黙って示す大図録

上海鑑定団プレゼンツの「ジパ伝」ニューアイテム
「謎のジパング伝説黙示録」
について、詳細情報が公開になりましたね。

内容は、全シールのオモテと裏面を掲載するほか
関連グッズや幻の第3弾ストーリーまで紹介されているなど
ファンならずともシール好きにとって必携の品となる模様です。
しかもあのビッグサイズ黒魔王シールはコレの付録だそうで、
見逃せませんねー。

かねてより「シール図鑑」を冠する書籍は数あれど
「裏面」まで網羅したものはほとんど皆無ですよね。
ビックリマンも神羅万象もあっぱれ大将軍も、
オモテはあっても裏は無く、簡単な解説文などでごまかしています。
図鑑に載っていればそれだけで満足!という人も中にはいるでしょうけど、
それがもとで商品の売り上げが落ちるようなことは無いと思うんですがね。
要求は高いはずなのに、いつも軽視されている気がします。

裏面まで網羅した図鑑というのは、私の知る限り資料系同人誌ぐらいでしか
実現していないのではないかと。
とある方が編纂したビックリマンの同人本では、モノクロながらヘッドの裏面が全て掲載されていて
DS大事典が出るまでは(出てもなお?)重宝している人は多かったのではないかという物がありました。
(持っているはずなのですが、見当たらなかったので文章のみ紹介)

また、こちらは別の方が作成した、ガムラ・ラーメンばあ系の同人誌。

全シールの2枚目や3枚目、日光に当てた後の変化シールや関連資料などまで網羅されていて
シールを集めていない私ですら「ほしい!」と頼み込んで増刷してもらった代物です。

そんなこんなで、ジパ伝黙示録はオフィシャルスタッフであるグリーンハウスが参加していることで、
かつてないグレードが期待できます。

500部限定だそうですので、受付開始をマメにチェックすべきでしょう。

以上、宣伝でした~。

悪魔VS天使台紙入り!

今回ルーツ伝が発売されるというニュースを耳にして、
「ビックリマン、懐かしい!」
と思う人が、まだいるんだということが不思議だったりします。

だって、旧からは25年近く経過してはいますが
それ以降、特に21世紀になってから何度となく「ビックリマン」は発売されているじゃないですか。
なのに、未だに「旧以来久しぶりの遭遇」となる人がいることが驚きなのです。

まあ、いい大人ならお菓子売り場に足を運ばない人も多いでしょうから
何年たってもある程度の割合でこういう人は出てくるのでしょう。
この20数年間リアルタイムで追いかけ続けている身としては、
「懐かしい」という感情にはどうしても違和感を覚えてしまうのですが(笑)

それはともかく、そういう人が決まって口にするのは
「昔は30円だったよね」
という話。
ビックリマンチョコが1個30円だったという事実
そこまで強烈に印象付けられているものなんでしょうか。

100円玉が一枚あれば3個買えるとか、
消費税が導入されても単価が変わらなかったとか
(当初は消費税率3%だったので、税込30.9円となり、切捨てだと30円のまま)
値段にまつわるエピソードはちらほら聞かれます。
でも、裏を返せばそれだけ当時でも格安の商品だったということではないでしょうか。

1個30円だったのは悪魔VS天使シールまでで、スーパービックリマン(1991年)以降50円となり、
伝説復刻版(1998年)で60円、20thアニバーサリー(2005年)で80円になりました。

値上げの要因は、スーパービックリマンでチョコが大きくなったのがまず第一で、
これは同時にシールにかけられるコストを引き上げる意味もあったと考えられます。
(このブログの読者ならご存知でしょうが、オマケにかけられるコストは売上予想額の2%以内という規定があります)
それ以降は原価の価格上昇などが影響してか、じわじわと値上がりしてきたわけですが
では1個30円のチョコはもはや再現不可能なのでしょうか?
普通に考えると、シール1枚あたり0.6円しかかけられないため
今の半額以下で作るとなると、シールのクオリティはめちゃくちゃ低くなりそうですが…。

そこでこんなものを考えてみました。
ズバリ、オマケシールを無くせば30円でも販売は可能でしょう!

…何を言っているのかわからないと思いますので説明すると、
そもそもチョコとシールが別物だから、表景法やら何やらを気にする必要があるわけで、
それならチョコとシールを一体化してしまえば問題はクリアになるのでは
、ということ。
具体的には、チョコの台紙にシールキャラクターを印刷してしまうのです。

つまり、プリズムや金ツヤのシートにシール同様の印刷をしてチョコ台紙のサイズにカットし、
左右の縁を折り返してチョコを乗せ、そのままパッケージング。

台紙から切り抜いて集めるもよし、台紙のまま集めるもよし。
台紙そのものはチョコに必要なパーツであってオマケではないので、
規制の対象とはならないんじゃないですかね?

問題は、ここまでやるとさすがに30円じゃ無理じゃないかというところでしょうか。
単純にシールのサイズをチョコ台紙と同じサイズに拡大するようなものですから。
チョコ台紙としての強度を満足するため、それなりに厚みもないといけないでしょうね。
そもそも、チョコ台紙にシール加工することが認められるかどうかも怪しいところです。

まあ、ここまでして30円で売るメリットがあるのかどうかというのが
一番の疑問かもしれないですけどね。

一片の新聞記事から

本日付の東京新聞の「昭和モノ語り」のコーナーで、
ビックリマンチョコが取り上げられていましたのでご紹介。

59歳とは思えぬ、ファンキーな笑顔を振りまく反後博士(笑)

内容は取り立てて新しい話題も無く、反後博士が全てのキャラを生み出したことや、
社会現象になったことや、公取委勧告でブームが沈静化したことなどが語られていて、
最後は「ビックリマンは子どもたちとの共作。あの経験が私の一番の宝です。」
という博士のコメントで締められています。

時期的にルーツ伝の宣伝がメインかとも思ったのですが、本文中では
「この六月から、「悪魔VS天使」の前時代をテーマにした新商品を発売する」
としか書かれてませんでした。
未公開シール画像でも載ってればよかったのですが、ちょっと拍子抜け…。

しかし、よくよく記事中の写真を見ると…

ルーツ伝!

既に試供品は完成しているのでしょうか?
一部で流れているサタンマリアBの絵柄のパッケージは無く、
絵柄は聖フェニックスSとスーパーデビルの2種類のようです。
(サタンマリアBのパケは製作段階のものだったようで)

試供品ができているとしたら、気になるのは「試験版シールの存在」…ですよね?

以前にも、シンクロXやニャンダーで試供品版が混在したことがありましたし、
目新しい新商品では常に試供品が作られてきたので、今回も試供品自体は十分ありえる話。
問題は、その中に入るシールが本番と同じか別物か、なのですが~。

万が一、当たりシールの裏面に「見本」とか「これは試供品なので応募できません」とか書かれていたら、
それが全43種に存在していたら、コンプは不可能と言ってもいいと思います。
ま、そこまで頑張る人もいないと思いますが。

それはともかく、試供品が入手できれば
当たりでもらえるシールの情報や、Wシールの裏面がどうなっているのかなど
いくつかの謎が明らかになるかもしれませんね。

発売まであと1ヶ月ちょい。
はたして試供品は出回るのでしょうか??

モバイル・クライマックス?

ビックリマン・モバイルのビックリガチャガチャはとうとう27弾に到達。
今回は新の「ベリーオズ・G」やスーパーの「アノド・ミノス」のほか、
ハピラキにちらっと背景的に登場しただけの「クロズーメバチ」「天助篝びな」などが登場し、
トータルキャラクター数がきっかり1000になりました。

先月の時点で既に旧の「ダビデブ」「ポセイドス」まで登場していますので、
アニメ登場キャラはこれで最終話まで全て出尽くしたものと考えられます。
今更ハピラキのキャラで数合わせをする点からも、完結っぽさが感じられるのですが…。

かねてより、ビックリガチャガチャのキャラを全て集めて「ビックリコレクションブック」を完成させると
「超豪華プレゼントが当たるキャンペーンに参加できるよ!」と書かれているのですが
1000キャラ揃えても特に何の案内もありませんでした。
まだ完結ではないのでしょうか??

ということで、東映に問い合わせをしてみましたところ
以下のような返信が。
『お問い合わせ頂きましたプレゼントにつきましては、
現在調整させて頂いており、詳細はサイト内で発表致しますので、
今しばらくお待ち頂けますようお願い致します。』

つまり、まだ考えてなかったと…。

個人的には、この1000キャラについてサイト内で記述されている
全解説テキストを冊子に起こしたものが欲しいです(笑)

ところで、毎度話題にしている「トレジャーミッション」のタイトルについて。

★大理節句:【アラバスター・フェスタ】
 …大理石の神殿にお内裏ネロ様をお迎えしろ!
★鬼相陰化:【キソー・カソード】
 …リトルミノスと陰なるアノドを一つに!
★天助東風:【ポチ・コチ】
 …キリューの細くなる夢を叶えよう!
★紅炎天帝:【プロミネンス・プロビデンス】
 …見参せよ太陽帝子サン・マルコ!

んー、正直元ネタがさっぱりわからないです。
いや、たとえば「天助東風」では「天助ポーチ」をかけていることとかはわかるのですが
この「漢字4文字+韻を踏んだルビ」が何のパロディなのかがちょっと…。
どなたか心当たりありましたらお知らせください~。

5月5日は反後の説句

先月30日から公式サイトのルーツ伝コーナーにて、
久々に反後博士の「発売記念」のインタビューが掲載されています。

思えば博士のインタビューが公式サイトに掲載されるのは
20thアニバーサリー・アンコール版のとき以来で実に3年半ぶりです。
当時は「ビックリマン博士」名義でしたが、また「反後博士」に戻りましたね。

その間、DSのビックリマン大事典の公式ブログでコメントを寄せたりもされてましたが
博士のコメントは読み手をグイグイ惹きつけるものがありますね。

そんなわけで、ちょいと遅ればせながらも反後博士のメッセージを辿ってみましょう。

まずはルーツ伝発売に至った経緯から。
「しばらくひかり伝シリーズのリリースが無かったので、心配された方も多かったでしょう。満を持しての登場<アピアー>! ですね」

まさにその通りですが、発売元のほうでもそれを意識していたというのは少し意外です。
それだけ内容の構築に時間をかけたのか、それとも発売を阻害する要因でもあったのでしょうか。

「『ルーツ伝』は、これまでのひかり伝の完結編であり、旧悪魔vs天使編との連結<コンバイン>ストーリーとも言えます。
謎の多いひかり伝の総決算! 悪魔vs天使編のパンドラの扉を開けると言っても、過言ではないと思います」

ここでも「完結編」「総決算」と、最終シリーズであることを強調。
それはともかく「パンドラの扉」って、「箱」じゃないのは何故?

その後、「ひかり伝」は旧シリーズで明かさなかった謎を解き放つシリーズ、という位置づけだと語る博士。
ファンの間で根強い人気があったからこそ、ひかり伝創造を「決意」されたとのこと。

「ひかり源層期の流れ、キャラクター因子の歩みが、この『ルーツ伝』で明らかになります!」

おお、これは期待できますね!
ここまで言い切っていつものように煮え切らない展開だったら、どうしてくれましょうか(笑)


で、ここから「ひかり伝」全6弾を振り返るわけですが
いきなりインタビュアーがこんな一言。

『ルーツ伝』は源層界の誕生~スーパーゼウスとスーパーデビルが戦った第1次聖魔大戦の源層紀につながるわけですが。

いつから第1次聖魔大戦がゼウスVSデビルになったんでしょうか…。
まさか反後博士もこう勘違いしていて、それでひかり伝でやたらデビルがクローズアップされているとか??

このあと、ルーツ伝についてちらちら明かされていますが
それを読む限りだと、ルーツ伝は非常にわかりやすくなっているとか。
確かに、これまでのひかり伝キャラに比べると「聖フェニックスS」も「天動ヤマト」も
これでもかというくらいルーツ関連がわかりやすくなってはいますが…。
ひかり伝とルーツ伝の間のつながりは明かされるのでしょうか。

そして、弾ごとに一枚絵を交えてひかり伝が生み出した世界観を語る博士。
ひかり伝Iで真白域・真黒域・まとばが誕生し、IIで大ソライ塔、IIIで五層変化境が誕生。
おとぎで曼樹羅が誕生し、聖魔暦でセノーテラス、聖魔十戒でWレンソイス・Bイルリサット・バサラストRが誕生。
で、これらの世界はいずれも次々と誕生してきたわけですが、それまでの世界も特に消えたりはしてないようで。
世界もキャラクターもどんどん移り変わるのがひかり伝の特徴であり、弾と弾の関連がわかりづらいところです。

ところで、個人的に一番気になった言葉は、聖魔十戒に絡んだこちらの文章。
「ナディアに対するクロノズーの抵抗がテーマなんです。
ハートタンクで同じようなメンバーで、同じような事件が起こりませんでしたか? 
その中心人物となるキャラクターが聖魔十戒で誕生しているわけです。
特にあの双子の因子が聖魔暦、聖魔十戒と色濃くなりましたよね」

超聖神でもないのに次々と大聖事を成すナディアに対するクロノズーの憤怒は
「ビックリマン大教典」の「ひかり源層紀十戒」でも大きく扱われていました。

でも「同じような事件」とは、何を指してるのでしょうか。
ハートタンクでは21弾にて、辰統一世が裏切り者になったり
ブラックゼウスが暴れてハートタンクが爆発したり、
そんなぐらいしか思い当たらないのですが…。

「双子」と言っても辰統一世の腹の子が双子と言及されたことは無いですし、
ハートタンク爆発事件から連想される出来事も特に無かったような?

「同じようなメンバー」とは、おそらく12源徒とカーネルダースのことだと思うのですが
「その中心人物となるキャラクター」というのは、カーネルダース裏書合体図に登場していた
謎の聖神・ナディア・メディアのことだったりするのでしょうか。
ナディアとメディアが双子ということも特に明言されてはいないものの、
聖神子アエネが産んだ光婚球からナディアが生まれ、
アエネの影と思われる異彩姫が異光婚球を産んでそこからメディアが生まれたのなら、
ナディアとメディアは双子同然とも考えられるものの、仮説の域を出ません。。。

反後博士からのメッセージはまた今後も掲載されるらしいので、
そこでいくつかの謎のヒントが語られることを期待しましょう。

異次元ストーリー

先日ついに正式発表された「ルーツ伝」

ちまたには期待を込めてストーリーやシールの予想を語る人が続出し、
中には早くもアニメ化を願う声すら聞こえてきたり、随分なはしゃぎようです。
やはりグリーンハウスの本格復帰のインパクトは絶大なようで、
米澤さん・兵藤さんのカリスマ性の高さを痛感する次第ですね。
その分、旧来のひかり伝絵師と分業していることが判明した時点で
少なからず衝撃を受けた人も少なくないようですが。

しかし10キャラしかいないというのに、見慣れた旧キャラの焼き直しばかりでは
せっかくのグリーンハウス起用も魅力が半減といいますか、
「ゲッテンカ」「ジパング伝説」のように、全く新規のキャラも
どんどん生み出してもらいたいと思うところ。
…ひかり源層紀という設定上、難しいところかもしれませんけど。

そこで、いっそ旧ビックリマンの様々な制約を取り払い、
全く別次元の物語として「ネオ悪魔VS天使シリーズ」なんてものを
立ち上げてもらえたら面白いかも…?

天使・悪魔・お守り・ヘッドの構成は変えないものの、
登場するキャラクターは旧ビックリマンとは何のつながりもない新キャラのみ
いわばロッテ自身によるパチシールみたいなものでしょうか。

もちろん、裏面テキストは古きよき1弾テイストあふれる、牧歌的でダジャレや時事ネタを織り込んだもの
難解な謎を詰め込むこともなく、小難しい設定を絵に反映させることもなく、
反後博士もグリーンハウスものびのび自由に新たな世界を構築していければ…。

それこそ、新規ファン層の獲得やアニメ化なんかも実現できるかもしれません。
今さら当時のようなテイストを再現できるかといえば、難しいかもしれませんけど…。

いつまでもマニア人気のキャラクターを使いまわすのではなく、
一度リセットしてみるのもアリじゃないですかね??

ゲッテン解析

一通り終わってから書くのも何ですけど、
「ゲッテンカ」のロケテを通してわかったこととか書いてみようかと。

まずカードの封入確率の話…の前に、カード排出の仕様の話をば。

カードを買っていると、筐体に内蔵されているカードが尽きて
「お店の人を呼んでください」みたいな画面になることがあります。
お店の人が奥からカードの束を持ってきて、筐体前部の扉を開き
ガチャンとセットするのですが、この束がおよそ200枚と推定されます。

カードはこの束の下から順番に一枚ずつ排出されるようで、
ゲームをプレイする場合でも5枚まとめて購入する場合でも
基本的には同じところから1枚ずつ引っ張り出される仕組みのようです。
(最初は、プレイした場合のみ排出されるカードとかあるのかと思ってました)

で、200枚の束の中にレア系が何枚ぐらいあるのか、というのが次の話。

以下、すべて個人的な経験則なので多少の誤差はあると思いますが、
爆レア(ナンバー01の3種)はそれぞれ1枚ずつ。
ノーマルレア(ナンバー07の3種)はそれぞれ2~3枚ずつ。
それ以外はすべて均等(激レアも通常カードも同じ)と思われます。

ただし、レア以外の武将カード・武器カード・アイテムカードは
それぞれ6:3:2程度の比率になっている
ようです。
武器ばっかりで武将が出ないと萎えますから、その辺も考慮したんでしょうか。

ちなみに、レア系の出方はなんとなく固まっている気がしてます。
だいたい20枚から50枚の間に、爆レア3枚やノーマルレア3枚が集中しているようでした。
なので、爆レアが1枚出たらしばらく集中的に回すと3種ともゲットできるカモ?
もちろん、私の場合たまたまそういう並びだっただけという可能性もありますから
あくまでも一例として考えていただきたいところです。

ロケテでは全部で21種しか存在しませんでしたが、
本番では30種以上になるという話もあるらしいので
今後はレア以外の出方ももう少し変化がつくかもしれませんね。

Web拍手(4/1~4/30)

そんなこんなで、Web拍手のコーナーです。

ルーツ伝効果でアクセス数は増加傾向にあるものの、
拍手数は伸び悩んだままというか、まあいつも通りのペースです(笑)

4月の拍手総数は72件でした。(先月比31件Down)
いつもありがとうございます。

ではでは、以下コメント返信です。

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緑とその他と復刻と

毎月1日はWeb拍手の日ですが、今月はニュースを優先してお届けです。

現在発売中のハイパーホビー6月号にて、ルーツ伝情報が掲載されてました!
そして公式サイトでもまだ公開されていない衝撃の情報が…。

全43種というのはパッケージ情報から明らかになっていましたが、
今回はその内訳や当たりの情報などが明確になりました。

このルーツ伝では、旧「悪魔VS天使」シリーズのイラストレーターが新たに10キャラを描き起こしています。

新キャラ21種はキラシール、再録キャラは22種のダブルシール、合計43種。

再録キャラはメタリックシールの上にクリアシールを重ねた仕様で登場。

パワーアップ前と後など、関係性のあるキャラが組み合わされています。
今回は当たりが出たら特製シール入り「B缶」がもらえるキャンペーンも実施。

というように、まずグリーンハウスが手がけるのは新規21種のうち10種のみ
残りはこれまでと同じ絵師さんが担当するものと想像されます。
10種となると、「聖フェニックスS(スピリッツ)」「サタンマリアB(ブレイク)」「天動ヤマト」以外に
若神子系6人を加えたら、残りは1種しかないわけですが。

うーん、残念ですが…もともと売り上げの芳しくなかったひかり伝シリーズだけに
財政は厳しいと考えられるので、復刻で制作費を浮かせても全グリーンハウス化は厳しかったのでしょうか?
勝手に期待を膨らませたのはこちらとはいえ、正直ガッカリ感は否めないところです。

Wシールも復刻(再録)ということですが、裏面はどうなるのか気になりますね。
一枚目がスサノオロ士で二枚目が天児スサノだと、裏面はオリジナル構成じゃないと
まさか一枚の紙面に2キャラ分詰め込むわけにもいかないでしょうし(^^;
一工夫あることを願いたいものです。

当たりについては、「B缶」というものに特製シールが封入されたものだとか。
オモチャのカンヅメみたいなものなのか、アルミ製のシールケースみたいなものなのか、
きっとそんな高級そうなものではないだろうと思うのですが、ちょっと気になりますね。

来月もルーツ伝情報が載るらしいので、しばらくはホビー誌も要チェックでしょうか。

それにしても、この記事のために980円の出費とは…ぐむむ。