映画は冬の時代

様々な物議をかもした六つ墓村編のあとは冬の世界なのに映画編?
初地層4番目の世界でもハチャメチャな展開!
こんな話でもまだハピラキらしさが感じられるだけマシなのでしょうか。

そんな第39話は、いきなりこんな画面からスタートです。

『特報!』

何?まだCM?と思いきや、実はこれが既に本編。

『天才映画監督・立体影像仏の新作が、この夏スクリーンに登場するんです!』

この夏って、ここは冬の世界なんじゃ?

そして主演はこの人、ピーコック帝子

一見SFヒーロー物かと思いきや、アクションあり、青春あり、戦争あり、大食いあり?




にしても、ビックリキャラが別の衣装を着ると違和感きついですな(苦笑)

それはともかく、大ヒット間違いなし!といううたい文句の予告編ムービー。
その注目のタイトルは…

『ビックリ松の一生』

「無法松の一生」のパロディでしょうが、また微妙な年齢層を…。


ともあれ、期待感あおりまくりのこの予告編ですが、
試写を見ていた当の監督はなぜかガックリとうなだれています。

「うう…もう終わりだムビ…」

どうやら、新作の製作に取り掛かっているものの酷いスランプに陥っているらしく、
「私の才能の泉は枯れ果てたムビ~!」と半ば自暴自棄になっている様子。

そこに「監督!脚本の修正は終わりましたか?」とやってきたテレビ助手に対し
「まだだムビ!」と八つ当たりをかます始末。

下っ端は何かと理不尽な目にあわされるものですね…。

しかしこれ以上撮影を中断していては公開に間に合わず、謝罪会見を開くことになってしまう…。

やる気を無くした監督を見て、「もうお終いだ~!」と頭を抱えるテレビ助手でありました。


さて我らが主人公たちはというと、ちょうど冬の世界にやってきたところ。

十字架天使は寒くないんでしょうか…?
それはともかく、初地層の頂上まで橋をかけてくれる天使を探す一行は
何やら賑やかなところに到着。
ゲンキが人ごみをかきわけると、そこにはネロクィーンたちもいました。

「お前達、こんなところで何してるんだ?」と尋ねるヤマト王子。

そういやネロクィーンたちって別にスサノを解放する手伝いをしてるわけでもないのに、
きっちり次の世界に付いて来てるのは何故なんでしょう?(しかもほぼ先回り…)

「見物よ、見物ー」
「映画の撮影があるんだよ」

なんとも暇な連中ですねえ…。
確かにそこでは立体影像仏たちが映画撮影の準備をしているところでした。

そんな中、突然ジェロの目がキラキラとカガヤッキー!
「あの人は!立体影像仏監督じゃないですか!」

いつかどこかで見たようなジェロのミーハー化現象、再び。

「知ってるんですの?」と尋ねた十字架天使に対して
「知ってるも何も、まとば一有名な映画監督ですよ!」とがなりたてるジェロ。
そんな人がなんで大ソライ塔の初地層なんかに…?

さて、テレビ助手に急かされて(おだてられて)撮影の準備を始める監督。
するとたちまち周囲に街並みが出現!

ジェロいわく、立体影像仏は頭の中のイメージを形にして投影することができるんだとか。

てなわけで撮影開始!

ビックリ松の「かかってきなさい」の声に、一斉に飛び掛る悪者たち。
それを一瞬で打ち払う豪快なシーン!

見事な殺陣でしたが、監督は「違う違う!私のイメージと全く違う!」とおかんむり。
その判断に不満を漏らすピーコック帝子。
テレビ助手も「少しは妥協しないとスケジュールが…」と訴えますが、
その言葉に表情を変えてすごむ監督。
「私は冬の世界の住人たちが寒さを忘れる熱~い映画が撮りたいんだムビ!」
一切の妥協を拒否し、場面をサッカー場に変えてテレビ助手をナイスシュート。


そんなわけで結局撮影は中断。

それを見ていたヤマト。
今までのパターンからすると、あの人が橋をかけてくれる天使のような気がする」
って、そんな実もフタも無いことを(笑)
とは言え、首飾りの中の妖精スサノも立体影像仏が橋をかける天使だと発言。
まあ予想通りというか予定調和というか。

「けどあのぶんだと、映画が完成しないことには頼みごとなんかできそうにないな」
とつぶやくヤマトに対し、
「じゃあ俺達で撮影に協力すればいいじゃん!」と前向きなゲンキ。
そしてジェロに同意を求めるゲンキでしたが、ふと気付くとジェロの姿がありません。

いつのまにかジェロったら、ちゃっかり監督のそばまで移動してました。
「妥協しない監督の姿勢にカンゲッキーです!」


そして「これにサインしてください」と、監督の代表作というDVD(?)を出すジェロ。

『スターダスト・ウォーズ』……。

「僕100回以上見ましたよ!登場人物が全員ブサイクで最高ですよね!
なんなんだその評点(笑)ケッペッキーなジェロが「ブサイクだから最高」ってどんな映画なのでしょう。

が、この言葉にビビッとひらめいた立体影像仏。
「そうか!主役をブサイクにすればいいムビ!」
どういう論理なのかさっぱり理解できませんが、そんなわけで唐突に主演のピーコック帝子をクビにする監督。
怒ったピーコックは「こんな映画、こっちからお断りだ!」と立ち去ります。
いくら巨匠でもこの仕打ちはあんまりでしょ。

そして主役に相応しいブサイクを探して走り回る監督。
そんな彼の目に止まった人物とは…。

ヘルリスト!?
いや、まあブサイクっちゃブサイクですが、それ以前に人の形じゃないですけど。

「君こそ私のビックリ松だ!私の映画の主役になってくれ」


「俺様が、主役…!?」

突然の出来事に鼻息を荒くするヘルリスト。そして…
「初めてだ!人に認められるなんて…!」
と歓喜の涙を流すのでした。
(まさかブサイクさが認められたとは思ってないでしょうが)

しかし横から「ちょっと、映画なんてダメダメ!あたしたちはそんなヒマじゃないの」
と、そっけないネロクィーン。あんたら十分暇そうだったじゃないですか。

ところがヘル公、「俺はやるぜ!」とやる気満々!


かくして、主役交替で撮影再開…。
舞台は何故か突然、西部劇

『初代ビックリ松は死んだ!
だが、困難に立ち向かう心は、西部の町に住むこの男に引き継がれた!
ビックリ松の名と共に…』


外から聞こえてきた悲鳴を聞いて飛び出す2代目ビックリ松
どうやら保安官の役柄のようです。

外では一匹の牛が暴れているようです。

「あばれうしだー」(棒読み)

そこで「暴れ牛め、俺様が相手だ!」と威勢よく接近するビックリ松。
しかし小石につまづき、放った銃弾はあさっての方向へ…。
と思いきや、あちらこちらで跳ね返って教会の鐘を打ち落とし、
それが暴れ牛の頭に命中!ビクラッキー?!

これには監督も「OK!パーフェクト!」と大絶賛。
しかし続けての撮影中に、エキストラのゲンキがしゃしゃり出てきて監督激怒!

メガホンを投げつけられて怒るゲンキを、ヤマトたちが必死に止めるのでした。

この出来栄えに気を良くした監督。
「よし、市場調査だ!試写会を開いてファンの子供達にこの傑作を見てもらうムビ」
え?子供向け映画だったんですかい?

そんなわけで試写会。

しかし子供達は映画なんかそっちのけで遊びまわるばかり。
ジェロも「この映画は…何かが足りない」と辛辣な表情で分析。

試写会の様子を見た監督は「もうだめだ、子供達の心がわからん」と再び絶望モードに。
ジェロはそんな監督に「監督の力はこんなもんじゃないはずです!」とフォロー。

「この作品を撮った頃の、熱い情熱を思い出してください!」

『食卓の騎士』(元ネタは「円卓の騎士」?)

「これは、ライバル同士の対決を描いた私のデビュー作だムビ!」
わざとらしい解説ありがとうございます(笑)

このデビュー作のコンセプトにアイディアを刺激された監督。
「困難に立ち向かうビックリ松の前に、最強のライバルが現れる…
これで盛り上がらないわけがないムビ!」


どうでもいいですが、この映画、アドリブで創ってるんですか?

「来た来た来たー!時代の風が私に吹いてきたー!」
なんだか異常に乗せられやすい人ですね…。
「リハーサル開始だムビ!」


『西部の町ではもはや敵無しのビックリ松。
銃を剣に持ち替え、強敵を求めて遠く異国の地に来ていた』

ビックリ松がどういうキャラなのか、いまだにつかめません(笑)


そんなわけで、今度は中世ヨーロッパ風の舞台

「けっとうだー」(棒読み)

そんなゲンキのド下手な演技に監督はまたまた激怒。
「エキストラも満足にできないのか!お前は、今から使いっぱしりだムビ!」
こうしてテレビ助手の下で働くことになったゲンキ。だんだんおかしなことになってきたような。

そして、ここでライバルキャラ登場!

ヤマちゃん、似合うねー。

かくして、激しい剣と剣のぶつかり合い!

しかし監督は不満のご様子。
「ちっ、ライバルのキャラが弱いムビ…こっちもエキストラに変えるか」

これを聞いたヤマトは焦って全力で行くと宣言!

「いいぞー、乗ってきたな!見た目も派手にするムビ!」
そう言って監督が額から光線を発射すると…。

なんと、こんなところで大変身!?
「ヤマト王子が、ヤマト神帝になりましたの!」
「いえ、あれは見た目だけです」

ありゃ、立体影像仏の作り出した特殊効果でしたか。
これだけのために変身シーン入れるかー(笑)
つーか立体影像仏が何で神帝の姿を知ってるんだ??

見た目だけの割には、「日出剣・太陽さんさんパワー!」
ヘルリストを天井のドームを突き破るほどに吹っ飛ばしてしまいました。
(本当の神帝なら、ヘルリストは木っ端微塵かもしれませんけど)

吹っ飛ばされて墜落し、ヘロヘロのヘルリスト。

ウルフライが「ヘル公のくせにあんまり無理すんなよ」と気遣いますが、
ヘルリストは「俺様にそんなこと言っていいのか?」と妙に偉そう。
「映画で有名になったら、クロノズーがファンになって…」

「ズッドーン!と、ワシの超聖使になってくれんか?」

んなわけないだろうに。
「くー!俺様はいずれビッグになるぜ!」と野望に燃えるヘルリストなのでした。

さて、そんな頃。

冬の世界の上空を飛行するイエロスと氷ミコは、またも天井を突き破ってくるヘルリストを発見。
その穴からドーム内を覗いた氷ミコはゲンキを発見し近づこうとしますが、イエロスはそれを制止。
「あたいはゲンキと遊ぶのー!」
「それよりも、もっと面白いことがありマース」

彼の視線の先には、監督に叱られているテレビ助手の姿が…。

試写会では、吹っ飛ばされて倒れているビックリ松(ヘルリスト)の姿に
客席から大ブーイング。

ジェロも「足りない、全然足りません!」と苦悩。

で、監督はこの試写会の反応が理解できません。
「何故だ!何故子供達は怒ってるムビ!」
「…主役がボロ負けする映画なんか見せられて、楽しいわけないでしょう」

ジェロの指摘に「しまった!ライバルが強すぎたのが原因かムビ!」と絶叫する監督。
とどめとばかりに「今頃気付いたんですか?」と厳しい突っ込みをするテレビ助手。
そして「えーい、うるさいうるさい!」と監督八つ当たりドロップキック。
見事な三段落ちです。

「落ち着いてください!まだ手はあります」


「この作品を思い出してください!こんなときには特訓です!」
「そうか!どん底に落ちた男が特訓して再びライバルに挑戦する!
これこそ立ち向かう男にピッタリだムビ!」

一ファンの意見に左右されすぎですよ、大監督。

「特訓する主役を応援するヒロインも忘れてはいけませんよ」
ジェロったら段々調子に乗ってきてませんか?

それを聞いてすかさず十字架天使が名乗り上げ。

ですが監督的にはいまいちパッとしないということで、
マスコットキャラを加えてどうにか体裁を整えることに。

どうでもいいですが、世界的巨匠なのになんで次々と間に合わせの人材を使おうとしますか(苦笑)


そんなわけで撮影再開!
ヒロインとマスコットの乗る車に煽られて、ビックリ松の特訓シーンです。

ですが…

試写会ではお子様達は退屈のあまり爆睡状態

「足りない!圧倒的に足りない!」
とジェロは言いますが、アンタが助言した結果でしょうに。


「…今までで一番最悪の反応ムビ」
またしてもどん底に沈む監督。すっかりジェロに翻弄されてます。
「子供達は特訓シーンに興味ないみたいですね」
「特訓が必要だと言ったのは君じゃあ…」

いや、それをそのまま真に受けるアンタもどうかと…。

そんな悩める監督を横目に、主役のヘルリストはというと。


ボロボロなヘルリストを心配するネロクィーン。
しかしヘルリストはめげません。
「まだまだ!有名になればディアナがファンになって…」


「クロノズーのところより、私のところに来なさい。
キラーンとあなたを超聖使にしてあげましょう!」

何ですかこの妙にテンションの高いディアナ様は(爆)

そんな妄想を心の支えに、ヘルリストは絶対諦めないと誓うのでした。

「じゃあ特訓もヒロインもカットして、もうクライマックスにしましょう」
「そ、そうだな」

ダメだ、この監督。

こうしてクライマックスのリハーサル開始
何故か舞台はボクシングのリング。もう一体全体何の映画なんだか。

『苦しい特訓を乗り越えたビックリ松が、ついにライバルとの再戦を果たす!
武器は己の拳だけ!今、戦いのゴングが打ち鳴らされる!』

しかし一方的にやられっぱなしのビックリ松。
(これ、映画なのになんで本気の戦いになってるの?)
「まだまだ!俺は超聖使になるんじゃ~!」

一方、この試合(?)に本気でのめりこんで熱くなってるのが氷ミコ。
「あたい乱入しちゃう!」と飛び掛ろうとしたところ、
イエロスがまたも制止。
「お仕事の時間デース、イエーイ」

撮影の舞台裏では、テレビ助手がゲンキにコーヒーを買いに走らせて
一人で「僕はあの監督の下であと何年下積みしなきゃならないんだ」とボヤいてました。

するとどこからともなくイエロス登場。

「イエイイエーイ、貴方は今不満を抱えていますね?
本当は自分のほうが才能あると思ってるんじゃないですか?」

テレビ助手が動揺したところですかさず「スーパーモンモンターイム!」


「神し魔い~!」
氷ミコ、何にもしてないですやん。


ところで撮影はというと…。

「倒れても倒れても立ち上がり立ち向かっていく!
試合はフルラウンドまでもつれ込み、勝負は判定に!」


なぜかこの二人が実況&解説のポジションに。
「そしてラストは……!」

「…まさか判定で負けた後、恋人の名前を呼び続けて終わりじゃないですよね?」
「よくわかったねムビ、感動的だろ?」

ちょ、ロッキーそのまんまじゃないですか(爆)

これにはさすがのジェロも激怒!
「なんですそれ!そんなありきたりの展開じゃ、
映画半額デーでもお客さんは来ませんよ!ガッカリです!」

可愛さ余って憎さ百倍ってとこでしょうか、仮にも巨匠相手にそこまで言う?!
こうして十字架天使たちともども監督のもとを離れるジェロ。

それを見ていた神し魔い、「監督交替だ!俺がもっと面白くしてやる!」

神し魔いが紙芝居をめくると、周囲の光景がガラリとチェンジ!

突然一面の荒野に変わったシーンを見て、
「監督!ボクシングはどうなったんだ?またシーンの変更か?」と叫ぶビックリ松。
ですが「こんなシーン、知らんムビ」と監督も困り顔。
他にスタッフっていないんでしょうか?

そこに神し魔い登場!
場面チェンジがコイツの仕業だとわかると監督は「私の映画をどうするつもりだムビ!」と激怒。
しかし神し魔いは「こうするつもりだ」と、画面を今度は戦車の絵にチェンジ。

するとどこからともなく、ハリボテ調な戦車の大群が出現!

ハリボテ戦車が放ったハリボテな砲弾ですが、威力は本物同然!

爆発で吹き飛ばされたヘルリスト、駆け寄ってきた監督に
「か、監督!い、今の、撮れてた?」
「あ、すまん!カメラ回してないムビ~」
「そんな~、超聖使になりたかっ…た…」
哀れ…ばたり。

てゆーか、今まではカメラあったんだ(爆)

さらばヘルリスト(笑)
しかし監督にとって大事なのは「あー、主役が、主役が~!」と、映画のほうでした。
ヘルリスト、ますます哀れなり。

そんな監督は戦車に銃口を向けられ、映画も自分ももう終わりだと諦めかけたそのとき…。

「諦めるなー!」という声が!

そこには、戦車のハリボテを引っこ抜いて放り投げるゲンキの姿が。

「諦めたらラッキーはやってこない!」

それでも監督は涙目のまま。
「無理だ、主役が務まるようなブサイクがもういない~」
未だにそこにこだわりますか。てゆーかブサイクならなんでもいいのかと…。

しかしゲンキはひるみません。
「いや、いる!おっちゃんはブサイクだ!!」

おいおい、言うに事欠いて何を言い出しますか!?(爆)

そこに駆け寄ってきたジェロ「そうですよ!」
え?

「この映画は立ち向かう男の話!そして監督はブサイク!
それはつまり…」
「主役はおっちゃんだー!」

ま、まあ確かにブサイクですけどさあ…。

「私が主役…、私がビックリ松…」
つぶやきながら、すっくと腰を上げる監督。

「そうだ!主役を務めてくれた彼の死に報いるためにも…」

「映画を諦めてたまるかムビー!」
監督が立ち上がったー!

それを横目に、退場しつつ叫ぶ男が一人。
「俺様は死んでねー!」

一方で、神し魔いは戦車を更に追加!

「あの悪魔は、紙芝居に描かれたものを現実にする力を持っているみたいです」
現実っていってもハリボテですけど。

それを聞いた監督。
「相手に不足なし!映画の真髄を見せてやるムビ!」
立体影像仏の眼光が鋭く光る!

すると一瞬で世界は暗転し、宇宙空間に!
そして天を覆うばかりの巨大戦艦が出現!!

「これは監督の映画に出てくる宇宙戦艦!これですよ、こうでなくっちゃ!!」
立体影像仏ファンのジェロもご満悦です。

そして、戦艦の砲撃で神し魔いの戦車はあっという間に全滅!
これってうまく使えば無敵の能力じゃないですか?

背景が元に戻り、この光景にゲンキのラッキーセブンが発動、吉福神召還!

夷ヒルコが呼ばれましたが、釣り上げたのは試写会に来てた子供…?

子供はそのまま神し魔いの目の前に着地。
ゲームに夢中な子供に対し、神し魔いはせっせと紙芝居をアピールして興味を引こうとしますが…


「おじさん、絵が下手」

「そ、そんな~!!!」

子供は残酷です。
大ショックを受けた神し魔い、そのまま十字架天使のマシロシールでテレビ助手に元通り!

イエロスと氷ミコも、「また失敗じゃない!」「出直しましょう、イエーイ」と撤収~。

こうして、ゲンキたちは立体影像仏の作った虹の橋を渡って次の世界に向かったのでした。


…というところまでが、この映画「メイキング・オブ・ビックリ松の一生」のラストシーン。

『こうして、新作「ビックリ松の一生」は形を変えて完成したのであった』

映画は大ヒットしている様子。うーん、世の中何がウケるのかわからないものですね。

さて、ゲンキたちの様子を伺っていたウサギ。
「奴らめ、ついに天児スサノが封印されし初地層の頂上までやってくるか。
ならばこちらも奥の手を使わせてもらうぞ…フハハハハ!!」

次週、やっと初地層の頂上到達!
それにしても他の層はどうなっているんでしょうね…?

PageTop