さらにまた一週のお休みを経て、温泉編も終わりいよいよ物語が再始動!
久々の熱い展開に、毎回こうだったらいいのにという思いを禁じえない第34話です。
ニッコリー温泉での療養で体力も理力も元に戻りつつある聖フェニックス。
これまでのヘタレな印象とは裏腹に、優雅に空を翔ける姿が美しく描かれています。
そして元気になった姿を見て安心するゲンキたちに対し一言。
「あと少しで、ヘッドロココとしての力を取り戻せそうな気がします」
え?元の世界ではヘッドロココになってたの??
またハピラキと旧ビックリマンをつなぐカギが一つ明かされましたが、
話のつじつまは合ってるんでしょうか?(私はその辺あまり把握できてません)
ヤマト王子が、夢の中でロココじゃなくフェニックスをイメージしてたのは
何でなんだろうとか疑問はありますけどねえ…。
ともかく「ヘッドロココ様に!?」と色めきたつ若神子たち。
(あんたら温泉編では結局遊んでただけかいな)
その名を初めて聞いたゲンキとジェロをよそに盛り上がる若神子たち。
そこへ事情を察した亀が「わしが説明してやらねば」と歩み寄りますが、
あっさり(ピーターに)蹴飛ばされ岩に激突する始末。
偉大な神への冒涜である以前に、酷い動物虐待です。
そんなゼウスをよそに一本釣帝が「おまんらに教えてやるぜよ」とご高説。
「ヘッドロココ様とは、聖フェニックス様がさらに強化されたお姿じゃ」
んー、間違ってはいませんがそんな安直なものでもないような。
おこちゃまに対する説明としては、妥当かもしれませんけど。
しかし、ロココへ戻るために足りない「あと少し」がわからず悩む一同。
「こんなとき、スーパーゼウス様がお知恵を授けてくれれば!」とジェロ。
「あのじーちゃん、パッと現れてはすぐ消えちゃうんだもんな」とゲンキ。
「スーパーゼウス様…今一体どこに?」とヤマト。
なんと意外なほど頼りにされてたゼウス様。
けどあんたら、そこまでニブかったの??
その背後で人知れず岩に自ら頭を打ち付ける亀…。
健気にも自ら気絶してホログラム像を出そうと奮闘しているわけですが、
なまじ打たれ強くなってしまって、ちっとも気絶できません。
「ウサギになったスーパーデビルの奴はしゃべれとったのに…」と嘆く亀。
その様子を不思議がる十字架天使ですが、そんな折上空から何かが急降下。
慌てて「逃げて!」と騒ぐ一同。けど、何故みんなが騒いでるのか気がつかない亀。
そして…。
激突っ!!
しかしこの久々の大衝撃により、見事亀さん気絶!
(その前に亀死んじゃうよ)
そして一同が見つめる中、亀の腹から光が出て…
「スーパーゼウスさまじゃーい!」
「えーーーーっっ!!!!」
あー。
今の今まで、誰一人として亀=ゼウスと知らなかったという(視聴者的に)衝撃の展開!
「そんな…ですの…」
わなわなと震える十字架天使。
「あのドスケベでずうずうしくてナマケモノで隙あらばイヤラシイことしようとする、
しょぼくれて小汚くて変な色でシールの入れ物にしかならない役立たずの亀さんが、
スーパーゼウス様だったなんてー!!」
いや、事実その通りですけど…容赦ないですな。
フェニックスは「そうやって身を隠されていたのですよ、正体を知られないためのご配慮です」と相変わらず。
でもってゼウスも「あはは…まあね」とすっとぼけますが、
そこへどこからか、ツッコミを入れる聞き覚えのある声…。
「んなことはあるまい、おぬしのスケベ心は時を越えても変わらんようじゃの」
すると、先ほど落ちてきた物体から青白い光が放たれて、そこから出現した姿は…。
シャーマンカーン!
声はもちろん旧シリーズと同じ、「波平さん」こと永井一郎氏!
天聖界3大ヘッドが20年ぶりに再結集です!
さて場所は変わって真黒域。
「クロノズーのおじ様ー!気光子氷ミコ、本日より復帰でーす!」
あの戦いがウソのように、何も変わらずクロノズーの元に現れる氷ミコ。
クロノズーから、シヴァヘラに力を貸して聖フェニックスと若神子を打倒する使命を受けますが、
そこへ何故か協力を申し出てきたのは超聖使イエロス。
「…監視役ってこと?ヤな感じ…」
ついでに、あのウサギの面倒はクロノズーがドーンとみておいてやるとのこと。
なぜかクロノズーの左手の上にちょこんとたたずむウサギ。
ムスッとした氷ミコが姿を消し、イエロスが追いかけていなくなると…
ウサギに「もう気にせず腹のうちを見せても良いぞ」とささやくクロノズー。
ハッとしてクロノズーのほうを振り返ったウサギは
「…いつ、お気がつかれたかな。超聖神どの…」
不適に笑うクロノズーは
「そう怯えるな、ワシは野心家は嫌いではない。
首を狙ってくるぐらいの部下がいたほうが頼もしいというものだ」
と、ウサギに光を当ててスーパーデビルの姿を浮かび上がらせます。
そしてそれに応えるかのように「ヌハハハ」と笑うデビル。
元々は未来の悪魔を呼び寄せてクロノズーの寝首を掻くことがデビルの目的でしたが、
今こうして互いに向き合ったことで何が始まるのか…。
さてさて、再び舞台はまとば世界。
「カーンちゃーーん!」
「ゼウスちゃーーん!」
と、互いの媒介物(亀と飛行物体)を引きずりながら接近し抱き合い、踊りだす二人。
このシーン、ゼウスとデビルが再会したシーンのオマージュなんですかね?
「また変なじーちゃんが増えたぞ」とゲンキ。
「シャーマンカーン様は未来の偉大なる賢者様です。ゼウス様の育ての親でもあるのですよ」
と解説を入れる聖フェニックス。
けど二人して馬鹿ダンスしてりゃ、そう思われても仕方ないですよね。
そんな中、「はっ、こんなバカな踊りで時間を潰しているわけにはいかん!」と
ふと我に返るシャーマンカーン。
実はあの飛行物体は、カーンが開発した「時空通信装置」とのこと。
しかも一発限定、わずかな時間しか話ができないということで、
ゼウスがチャチャを入れるのを他所に、フェニックスに重大な話をし始めるカーン。
「そちらの世界を正常化するためには、大ソライ塔を修復せねばならないことは知っておるな?」
時間が無いのでいきなり核心に迫るカーン。
てゆーか、カーンがその辺の事情を知っているということは、
フェニックスはそのために次界への旅を中断して過去へ飛んだということか??
「ワシがこちらの世界の古文書を調べたところによるとじゃ、
そのためには七因王を全員解放する必要がある。
伝説のセブンシールドと、ヘッドロココの力を合わせて時空に穴を開け、
塔の5層それぞれへ向かうのじゃ」
以前大きりえ師が語ったところでは、「宇宙全体の大ソライ塔」がクロノズーの影響でバラバラになり
まとば世界を囲むように圧し掛かっているということでしたっけ。
大ソライ塔は5つの層から構成されていて、その5層に七因王が封印されているようです。
前回までと打って変わって、急速にシリアスになりましたね。
ゼウスは「カーンちゃんだけカッコいいとこ取っちゃってさ」とスネてますが。
「若神子それぞれが自分の祖先の七因王とめぐり合えば、彼らの封印は解ける!」
妖精メイド7(=七因王の分身)の力を持つセブンシールドはともかく、
何故ここでロココの力がカギになるのかは全く説明が無いのですが、
まあこの辺の強引な展開は旧の頃からお約束ですかね。
ともかく七因王を解放すれば、この宇宙の大ソライ塔が正常化できるということですね。
(そういや真白域への旅ってどうなってるんだろ?)
しかし未だロココに戻れないことを気にしているフェニックスに対し、
「案ずるな、おぬしが力を取り戻すためには…」
とカーンが説明しようとしたところで、隣からゼウスが割り込んで
「そうそうカーンちゃん、あの机の上のワシのアイドル写真集…ちゃんとある?」
「あ、あ、あ?あるわい」
「乱暴に扱っちゃダメよ!特に水着のやつは…」
「ワシの読むのはまじめな本だけじゃ!……って!?」
バカなやり取りをしてる間に、足元の通信装置が何やらカタカタと異常な動作。
「あーーーー!!!あ、あ、アホか!
そんなくだらないことで通信の時間を!!!」
プツン
「えええーーーー!?」と叫ぶ一同…。
…その頃、無常にも鳩時計の音が響く書斎にて、
通信機の前で呆然と立ち尽くす未来の世界のカーン。
「…あ…の…馬鹿モンがーーー!!!!!」
そして、「犯罪者を見るような目」でゼウスを見つめる一同…。
結局ゼウスのせいで、ロココに戻るための方法はわからず終い。
まあ、ゼウスらしいというか何というか(苦笑)
と、そのとき突然何者かが空から亀ごとゼウスを拉致!
そう、ネロクィーン!
「冗談じゃないわよ…フェニ様が、フェニ様が別の姿になって違う世界に行っちゃうなんて…
そんなの…許せない…!」
ああ、せつないおばさ…もとい、乙女の恋心。
「スーパーゼウス様を返してください!」と懇願するフェニックスに一瞬トキメキますが、
「隠してやる!この亀隠して、他の世界になんか行けなくしてやるんだからー!!」
と、亀を抱えてどこかへ飛び去ってしまいました。
慌てて追いかけるゲンキたちですが…。
さてそんな頃、ここ4話ほど引っ掻き回してたおとぼけ悪魔君はというと。
「だ~、助かったヒ!もう悪魔の魂見つからなくなっちゃってたところなんだヒ!」
助っ人に参上した氷ミコとイエロスを前にすっかり媚びるシヴァヘラ。
なんかとことん堕ちた印象ですな。悪魔の魂が無けりゃ何もできんとですか。
「しょうがないなー、力貸してあげちゃおうっか!」と氷ミコ。
「ホントかヒ?!」
「うん、ハピラッキー!」
「なんだヒ?それ」
一瞬ハッとする氷ミコ。
そのとき、氷ミコの脳裏には
「そうだよ、ハピラッキーだ!」
と、誰かが言っていたような記憶がうっすら浮びますが…。
「…なんだろうね、この言葉」
どうやら氷ミコは操られていた頃の記憶が一部飛んでいるようです。
「シェークハンド、イエイ!」
と左手をシヴァヘラに差し出すイエロス。
ところが、手を握った瞬間シヴァヘラの体に衝撃が走り、悲鳴を上げる!
「だから協力デス!クロノズー様から授かった超魔波動をプレゼント・フォー・ユー!」
不気味に笑うイエロスの前で、みるみる巨大化するシヴァヘラ。
その姿を横目に、「コイツ…やっぱヤな奴」と顔をしかめる氷ミコ…。
さてグループに分かれてネロクィーンを探す若神子たち。
そんな中、十字架天使・フッド・アリババのグループはというと
「探し物となればお前の出番だ!」と命令するフッド。
「ちぇ!何でもかんでも俺に頼りやがってさ!」とむくれるアリババ。
すると
「アレを相談してみるかな~、十字架天使にでも」とフッド。
途端に顔を真っ赤にして
「す、す、すんげーやる気出てきたぜ!あ、あ、あっちのような気がするなぁ~!」
と走り出すアリババ…。
「あーヤダ、気になるですのぉ~!」
ホント、一体どんな弱みを握られているのやら…。
ゲンキとフェニックスはというと、ゼウスの身を案じて気弱になっているフェニックスを
「亀さんは俺達とずっと旅をしてきたんだ、めちゃくちゃタフだから心配すんなって!」と励まします。
そんなゲンキに「貴方と話していると何か心が安らぐというか、勇気をもらえます」と語るフェニ様。
「それはフェニ様のことだろー?ヤマちゃんたちがいっつもそんな風に言ってるよ!」
そう笑うゲンキの言葉を聞いてハッとするフェニックス。
ゲンキって、何気ない言葉で大切なことを気付かせてくれる存在ですね。
「よーおこそ!この世界に3794あると言われている俺様の秘密基地へ!」
意気揚々と口上を述べるヘルリスト。
そこに「威張るな!このレベルは世間では物置っていうんだよ!」と突っ込むウルフライ。
そういや3794という数字は「科学冒険隊タンサー5」のオープニングナレーションのパロディだとか。
相変わらずマニアックな小ネタがお好きなようです(笑)
さてそんな物置にて、拉致されたゼウス様を囲むネロクィーン一行。
「まさか亀君がそんな偉い神様だったとは~」と他人行儀なウルフライ。
「何を言うとるウルフ君、ワシらはもう友達みたいなもんじゃろうが」とゼウス。
拉致されたはずなのに、何やらすっかり打ち解けております(笑)
「ネロクィーン、お前さんもじゃよ」と声をかけられて驚くネロクィーン。
「旅の中でいろいろやりあってきたが、ワシにはもはや君らがさほど邪悪とは感じられん。
それを見抜けぬ聖フェニックスではないと思うがの~」とズバリ指摘。
本心を悟られたのかドキッとするネロクィーンですが
「ふ、ふーん!そんなきれいごと言っても無駄さ!あたしゃ油断しないもんねーだ!」
ヘルリストも「そうそう、悪魔は悪魔らしく!」
ウルフライも「俺ッチも俺ッチらしく強い側に付いて!」
そして三人仲良く「これからも悪く生きるもんねー!!!」
「やれやれ、根はいいのに強情な連中じゃな~」と微笑むゼウス君。
さすが上に立つ人は洞察力が深いですな。
そんなとき、突然爆音が響き渡り物置基地の天井が崩れだす!
破片が亀の腹に落ちてきて、ゼウス君は亀に戻ってしまいました。
あわてて避難するウルフライたちが見たものは…!
巨大化した宙魔シヴァヘラ!
ゲンキとフェニックスを襲うシヴァヘラの攻撃!
フェニックスも応戦しますが力が足りず押し飛ばされてしまいます。
他の若神子たちも異変を察して集まってきますが、
そこに謎の帯がからみつき若神子たちの動きを封じる!!
「…アンタの仕業?」
「イエース!これでセブンシールドとかいう厄介な武器も使えないデース!」
そう、若神子たちを捕らえたのはイエロスの帯状の腕!
4本あるうちの3本が分離し、若神子たちに巻きついたのです。
シヴァヘラの攻撃から逃げ惑うフェニックスとゲンキを見つめ、苦しそうな顔をする氷ミコ。
「ゲンキ…」
この大ピンチの中、立ち上がったのは…
亀くん。
助けに向かおうと意気込む亀に、ウルフライは
「お前亀なのよ亀!偉い未来の神様だろうと、今は亀だぜ!?」
「そ、そうよ、お止め!それに逃がすわけにもいかないんだから!」
とネロクィーンも止めますが…。
「だまらっしゃい!」
と、今は聞こえるはずのないゼウスの声が響きたじろぐ3人。
「止めても無駄じゃ、今こそワシは行かねばならん!
亀になってもワシはスーパーゼウス!あの子達の指導者なのじゃから!」
そう言い残し、戦場へ駆け出す亀。
「な、なんだか今…じいさんの声が聞こえた気が…」
シヴァヘラの猛攻に大苦戦するゲンキとフェニックス。
そこへ亀が出現!
「なのじゃーキック!!」
しかし、まるで蝿をはたくかのようにあっさり弾かれ、ゲンキたちのところまで飛ばされます。
更なるシヴァヘラの攻撃を懸命に防ぐフェニックスですが、まさに防戦一方。
「何故…なぜ力が出せないのです…こんなときに使えなくて何のための力なのでしょう」
「く…くやしい!」
思わず歯を食いしばるフェニックス。
そのとき
「その心じゃ、聖フェニックス!」
今再び、響き渡るあの人の声!
あの通信機が、何故か猛スピードで飛んできてシヴァヘラに衝突!!
そして通信機は釣り糸でコントロールされ、ゲンキの手元に。
そう、一本釣帝とジェロはイエロスに捕まっていなかったのです。
「何とか間に合ったぜよ!」
「改良をしてみました!でもつながっているのは一瞬だけだと思います!」
ジェロすげー!!天聖界一の賢者が苦心して作りあげた未来の装置を、
わずかな時間で設計図も何もなしに改良しちゃうとは!
「早くシャーマンカーン様のお言葉を!」
そして再びシャーマンカーンの姿が出現!
「今のその心こそ、お前に最後に欠けていたもの。
すなわち怒りじゃ!」
「怒り…?」
「仲間たちを傷つけようとする暴力に対する怒り、無力な自分に対する怒り。
それこそが心優しいお前が最後の力を取り戻す引き金となるのじゃ」
「今こそ怒れ、聖フェニックス!」
なるほど、戦いを好まないフェニックスの性格からすれば納得の設定です。
ベッタベタな設定ですが。
「シャーマンカーン様…!」と仰ぎ見るフェニックスに対し、
「そして…」と、亀のほうに視線を向けるカーン。
「その困った最強の神を頼むわい」と優しく微笑むカーン。
「武運を祈る」
この言葉を最後に、通信機が煙を上げて壊れ、カーンの姿も消えてしまいました。
旧作の味わいを全く損ねることのない、素晴らしい演出でした。
さて通信機が激突してピヨってたシヴァヘラがフェニックスに襲い掛かろうとしたその時。
「わかりました…今、ようやく」
拳をぐっと握り締めるフェニックス。
「私はどうしても、争いを好きになれない。
だがこのかけがえの無いものを奪おうとする相手に対してだけは…」
「怒りの翼を広げても良いのだということが!」
おお、聖フェニックスが衣化って…もとい、怒っている!
「…うおおおおおお!!!!!」
シヴァヘラの攻撃を受けて巻き起こる爆煙の中、
浮かび上がる聖戦衣化の姿!
そして光に包まれ、更にもう一段階変身だ!
脱皮するように聖戦衣の下から現れる姿は豪華絢爛!
ヘッドロココ、ここに復活!
その姿に、ジェロも感嘆
「なんて美しい…!カガヤッキーです!」
そして一本釣に引き寄せられてきたゲンキも
「カッコいいなー!ロコ様!」
ズッコケながら「縮める意味無いだろうが!ロココ様と言え!」と突っ込む一本釣(笑)
そして、更に襲い掛かろうとするシヴァヘラに対し
「貴方の行い……許しません!」と一喝するロココ。
声もしっかりしていて、オカマ声フェニ様とは大違いです。
尖聖剣を構え、シヴァヘラの巨体に光の矢の様に鋭く衝突するロココの攻撃!
目にも止まらない連続攻撃に、シヴァヘラの体が軽々と舞い上がる様は圧巻です。
ネロクィーンも「これはこれで超アリ!」と惚れ直すほど(笑)
しかしそこへ突然、赤い帯がロココの体に巻き付く!
「Oh!ま、まさかヘッドロココの力がコレほどまでとは…
ここで押えておかないと危険な存在デース!」
そう、イエロスの残っていた最後の「手」がロココに巻き付いたのでした。
さすが超聖使、抜け目が無いというかセコイというか。
いきなりの大ピンチに、若神子たちも「ロココ様!」と悲痛な叫び。
せめて一本釣は自由なんだから戦えばいいのに。
ロココを締め上げ「ヤーッハッハッハ!」と高笑いするイエロス。
そのとき
ブスリ
「いったーーーい!」
何故か氷ミコが、イエロスのお尻に剣をチクリ。
当の氷ミコも「あ?」と自分の行動に意外な反応。
このことで若神子やロココを縛っていた腕が消滅!
「何だかわからんが…今ぜよ、ゲンキ!」
この声に応えて、「セブンシールド、カモーン!」と大変身!
けどロココも解放されたんだから、今さらゲンキが出張る必要無いのでは?
このとき、どさくさに紛れてシヴァヘラに一撃を食らわせたロココ様は
「ゲンキ、とどめです!」と、自分の手は汚さない様子(笑)
「今度は二度と返ってこられないところに吹っ飛ばしてやるぞ!」と
セブンシールドを打ち鳴らすゲンキ。
「今度は」というのは、一度目はシロロが連れ去ったときのことですね。
そして名だたる悪魔の魂を消し去ってきたセブンシールドの聖なる波動により、
シヴァヘラも何が何だかわかりませんがはるか彼方へ吹っ飛んでいきました。
こうして見事シヴァヘラを退治して、歓喜に沸く若神子やネロクィーンたち。
ロココとゲンキも健闘を称える握手を交わしていましたが…
とことん鈍い彼らのこと。
イエロスの存在にすら気付いていなかったんでしょうねえ…。
さて。
「ひ、ひ、酷いデース!どうしてあんないいところで邪魔したんですかー?」
と、お尻をさすりながら帰り際にわめくイエロス。
「……わかんなーい!ゴメンね~」と苦笑いで返し先を急ぐ氷ミコ。
それを聞き、「…フッ」と不適な笑みを浮かべるイエロス。
氷ミコの異変に、どこまで気付いているのやら…。
さてさて、まとばではいよいよ大ソライ塔への道を開くことに。
セブンシールドとヘッドロココの力で時空に穴を開けます。
理屈はわかりません(笑)
ゲンキとロココが力を合わせると、空中に五つの入り口が出現。
セブンシールドが消えてロココもフェニックスに戻ると、
妖精メイド7が登場!(正確にはセブンシールドの各パーツはメイド7の変化体ですけど)
「僕達がそれぞれの世界のことと」
「七因王の封印場所を教えるよ!」
こうして、ピーター神子と一本釣帝の元マクロ組は
聖星ピエトロと男一本ドッコのいる「起水層」へ。
騎神アリババと牛若天子は、騎神子アリと鞍馬天子若のいる「結空層」へ。
魯神フッドは聖ナイトロビンのいる「転風層」へ一人旅。
天子男ジャックは聖フェニックスと共に天登男ジャックのいる「承火層」へ。
そして…というところで、亀がフェニックスのすそを引っ張ります。
亀が導いた先は、影でこの様子を伺ってフテていたネロクィーンのところ。
そういやフェニ様の旅の妨害作戦が失敗してしょげてたようですが…。
「たとえ悪魔であっても、貴女のこの村での誠心誠意、嬉しく頂きました」
「ありがとうございました」と礼を述べるフェニックスに、
ネロクィーンも歓喜の号泣。
「フェニ様~~!」
いよっ、憎いね~このど根性ゼウス!
どっこい生きてる亀の中~♪
こうして、みんなそれぞれ目的の層へ出発!(当たり前のように空を飛んでますね)
そして残りの5人…ゲンキ・ジェロ・ヤマト・十字架・亀は
天児スサノのいる「初地層」へ向かうことに。
(吉福神も、ビクラッキーなときには力を貸してくれるそうです。
若神子が揃っていなければセブンシールドも使えませんからね)
さあ、7因王を解放して、大ソライ塔を正常化することができるでしょうか?
…そうそう、まとばを覆う5層の様子を真黒域から眺めている者が一人。
激しく高笑いするスーパーデビル…。
彼の野望の炎はまだまだ燃え盛っているようです。
次週からはまた初期メンバーに戻って、お馬鹿な冒険が始まるようですね。
OP/EDも変わったりして?
しかし放送スケジュールっていつまでの予定なんでしょう…。
ここでまたダラダラ路線になって、最終回が駆け足にならなきゃいいのですが。
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