スーパーウォーズ・エピソード1

スターウォーズは今年で30周年だそうですね。

30周年といえば我らがビックリマンシリーズも今年で30年目。
なにやら妙な因縁を感じます。

そういえば、ひかり伝が始まった直後は
「全然旧シリーズとつながってこないじゃないか」
というような声をよく聞きました。

公式サイトでの最初の紹介では
・なぜ「天聖界」「天魔界」に分かれたのか?
・謎の「超聖神」(聖神ナディアの背景の存在)は誰なのか?
・曼聖羅の異聖メディアを送り出した者は?その意図は?

というところが明らかになる!と書かれていましたが、
いざ発売されてみるとそういうところには全く届かず
ストーリー的には相当かけ離れたところに留まっていたわけで。

多くの人は、いきなり上記のような核心部分に触れるストーリー展開を望んでいたのでしょうが、
実際にはそこに至るにはまだまだ遠く、序章中の序章でしかなかったことにため息をつきました。

ですが、「ひかり伝」を単発の外伝的エピソードとしてとらえるのではなく
「次界編」「マルコ編」「パンゲ編」に匹敵する長期シリーズと考えればどうでしょう?

たとえば、旧シリーズが次界編ではなくマルコ編から始まっていたら…。

・普通の少年マルコには伝説に残るような偉大な両親がいるらしいが、シール化はされていない。
・超戦士ブラックゼウスは、古い時代から蘇った存在らしい。
・プッチーオリンは古い時代の女神メディアの娘らしいが、メディアはシール化していない。
そんな状況だと仮定します。

その上で、その後時を隔てて「次界編」が発売されたと考えてみましょう。
マルコ編の謎を解き明かす衝撃のストーリー!という触れ込みで開始したものの、
出てくるシールは、ブラックゼウスと関係ありそうな「スーパーゼウス」や
謎の悪魔「スーパーデビル」、マルコと関係あるらしい「聖フェニックス」「サタンマリア」…。
6弾でやっと出てきたブラックゼウスも老人だし、いきなり倒されるし、わけがわかりません。

ちっとも聖魔和合に届かない、ひどく時間のかかる展開が予想されます。
が、ストーリーが進むにつれてフェニックスがロココになったり、聖神・異聖神が登場したりして
徐々にマルコ編につながる地盤が形成されていくわけで。

この流れをひかり伝に当てはめてみると、今の展開の遅さも納得ではないでしょうか。
反後博士はひかり伝を一発ネタで終わらせるのではなく、
旧シリーズ同様に壮大な物語を創り出そうとしていると考えられます。

スターウォーズも、最初に公開された3部作がシリーズではエピソード4,5,6に該当し、
その後エピソード1,2,3が公開されて話がつながったわけですけど、
「ビックリマン」のエピソード1にあたるところがまさに「ひかり伝」なのでしょう。

もちろん、ひかり伝を旧シリーズ並みにのんびりやっていたら時間がかかりすぎますから
かなり駆け足で展開しているとも思われます。
(ひかり伝IIでも、大ソライ塔建立・大魔宮と固守卵・大ソライ塔崩壊・方舟出航など
かつては1弾ごとに分けててもおかしくない内容を一気にやってしまってますからね)

おそらくひかり伝IIIでも、物語の核心にはまだ到達しないでしょうが、
博士の脳内では既にこの先数弾分に及ぶストーリーが構築されているのでしょうね。

ただ、チョコの打ち切りだけが恐いんだなあ~。

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