お菓子のない食玩

最近、コンビニなどで「仮面ライダーチップスR」というのが発売されております。
歴代仮面ライダーシリーズのキャラクターをあしらったカードがオマケになっているのですが、
これ、聞くところによるとお菓子無しバージョン(カードだけのパック売り)も発売されるそうです。
しかも、お菓子バージョン・パックバージョンなどの相違を作るようなこともせず、
カードの封入率なども全く変わらないそうで、どちらでも同じようにコレクションできるとのこと。

このシステム、実にすばらしいと思いませんか?

お菓子メーカーだから、お菓子無しでオマケだけの商品展開はありえない
…という業界の大前提を覆すカルビーのこのシステム。
ぜひともビックリマンでも導入していただきたいものです。

食玩にとって最大の敵は、何と言っても膨大なお菓子の消費量

一つのシリーズをコンプするために、通常ではありえないほどのお菓子を買い込むことになり、
これがコレクターにとっては精神的にも肉体的にも多大なる負担となっているわけで。
それがゆえに、コレクションの敷居が高くなったりユーザー離れを加速したり、
さらには普段お菓子を食べない一般成人に対するアピールも弱くなってしまいます。

しかし、お菓子無しでも集められるとなればかなり話も変わってくるはず。
「食べきれないから」というストッパーがなくなることで、
必要以上に買い込むコレクターが増えるかも。

それだけでなく、値段を比べてみると…

パックは9枚入り315円、一枚当たり35円
チップスは2枚入り84円、一枚当たり42円

やはりパックの方がお得となっています。


これ、お菓子のほうは売れるんでしょうか…?

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