公正取引委員会。
この名前に対して嫌悪感を感じるファンは多いはず。
私もかつて
同様の指導が発動したというニュースが話題になりました。
「中身がランダムなのは景品ではなく懸賞だ」という判断に基づき「景品表示法」への抵触が指摘されたことで、
発売元のサントリーがオマケを中身の見える方式に変更した、というのが一連の経緯。
中身がわからないからこそ熱くなれるというのに、中身が選べたら商売上がったりじゃないでしょうか。
あれから17年になりますが、お役所仕事は何も変わっちゃいないようですね。
さて、かつて問題になった17年前の事情を振り返ってみると
ヘッドシールが1箱に1枚程度しかなく、しかもそれが単価(30円)の2%以上のコストだったため
同業他社やPTAの圧力などにより(?)公取委が動いたというのが事の流れと認識しています。
ところで当時のシールの確率は、悪魔が60%で天使・お守りが20%、ヘッドが2%程度と言われていました。
実際にはどういうことだったかというと、ズバリこんな感じです。
(黄色と緑の色分けはチョコのパッケージ色をイメージ)
当時は40個入りで一列20個のチョコが並んでいました。
基本的には悪魔4枚のあとに天使・お守りが1枚ずつ。(天使・お守りは同じナンバーの場合が多い)
ヘッドは天使かお守りの枠に入れ替わりで入っていた。(割り込みの場合もたまにあった)
そりゃ悪魔ばっかり出てヘッドはなかなか当たりませんよ。
懸賞呼ばわりされても仕方無いかもしれませんね(笑)
これが公取委勧告を受けた17弾以降では、天使・悪魔・ヘッド・お守りが順繰りに並ぶ形式になり
名実ともに均質化されてしまったわけです。
人気が落ちるわけですよ…。
しかし箱買いがメインな今となっては、1箱買えばプリズムやホロのヘッドが必ず入っていたというのは
かなりオイシイ状況ではないでしょうか?
さらには、天使やお守りは箱買いしてもせいぜい4~5種しか揃いませんが、
弾の途中でヘッドが入れ替わることでちょうど釣り合いが取れていたんですよね。
よって、確率が不均等という中でも2箱買えばいい感じに集めることができたわけです。
ま、これも「悪魔はハズレ」という前提があってこそ成り立つ話ですけど(笑)
当時はそんなこと思いもしませんでしたが、よく出来てましたよね。
どうにかして当時の方式が復活できないものですかねえ…?
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