旧シリーズは次界編・マルコ編・パンゲ編に分けることができますけれど、
そもそもパンゲ編ってずいぶんいきなりな展開じゃなかったですか?
いや、24弾までの流れが25弾付近から急激に歪みだし、
26弾から突然パンゲ編がスタート…という流れはどう見ても不自然だと思うのです。
ここは25弾を境に大きなテコ入れが求められたと考えるのが自然でしょう。
以下、私の勝手な憶測です。
24弾ごろ、「ビックリマンシール大全集」の巻末インタビューでも語られていたように
反後博士は新河系・エズフィト・大魔テーションの最終決戦に持っていこうと考えていた。
しかし、25弾でアクア層に突入することが決まったあたりで
反後博士は直属の上司に呼び出され…。
「反後クン、ビックリマンチョコの売り上げが伸び悩んでいるようだが」
「ご安心ください。テレカが当たるキャンペーンなどで挽回の予定です」
「とか言ってこないだのOVAプレゼントも奮わなかったじゃないかね」
「いや、しかし今度もTVCMを流しますし…」
「それに何だ、アニメもそろそろ終わるそうじゃないか。このままで大丈夫なのかね」
「マルコ編のクライマックスに向けて、これからガツンと盛り上がって…」
「それより何だっけか。あの人気のある7人組…あれをもっと前面に出したまえよ」
「7人組…、ギャルジャー、もとい神帝隊のことですか?」
「あぁ、名前までは知らんが、そいつらのシールをもっと出せば売り上げも伸びるんじゃないか?」
「次のシリーズでは彼らをメインに活躍させる予定ではありますが…」
「じゃあ今のシリーズをさっさと終わらせて、次のシリーズに切り替えたまえ」
「……!?」
「どうせもうじき一区切りつくのなら、いつやっても大差無かろう。
物語を遵守するのも大事だろうが、今売れなければ意味がないんだよ」
「…検討いたします」
こうして、反後博士はそれまで考えていた構想を練り直すことになった。
なるべくスムーズに次シリーズに移行できるように、つなぎのキャラとしてヤマトJを送り出し
逆に出す予定だったオリン姫を引っ込めて当たり障りのない急造キャラに置き換えた。
かくして、予定よりも2弾分ほど早くパンゲ編が始まったのであった!
という裏事情があったと考えた方がしっくり来るような気もするのですが、
反後博士の気まぐれであっさりと路線変更された可能性のほうが高かったりして(笑)
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