ロード・オブ・ザ・宝冠~1つの塔~

それでは、たまには趣向を変えて『ナビゲーションズ』のお話でも(笑)

と言っても、コレクター向けの話をしても9割方の人は興味無いでしょうし、
興味ある人にとっては今更わかりきってる話になると思うので割愛。
そういう意味では、マイナーな話題というのは案外難しいものです(^^;


なので、今回はストーリーについて考察してみようと思います。

ナビゲーションズのストーリーはこちらでもざっと紹介しておりますが、
簡単に言うと

 魔女に奪われた宝冠を取り返すために、魔女の住む塔に挑む冒険野郎

のお話です。

ここで言う「冒険野郎」がRPGで言うところの主人公=プレイヤーなわけで、
シールキャラ28種のうちの2体を「しもべ」にして冒険に出発するという設定です。


それにしても、冒険の最終目的が「宝冠を取り返すこと」とはまたスケールの小さい話。
そりゃ「世界制覇を目論む悪の軍団を滅ぼす」とかだとありきたりすぎるわけですが…。
いくら相手が魔女の率いる軍団とはいえ、それほど大事なアイテムだったんでしょうかね?
カンダタ一味からロマリア王の王冠を取り返すのと、イベント的には大差ないのでは?(爆)

でもって、塔の中は5層構造で各階に「フロアボス」と呼ばれる中ボスがいて、
こいつを倒さないと先に進めないというありがちなシステム。

スパルタンXかっつーの。
いくら「電話でRPG」だからといっても、簡略化しすぎじゃないですか?

で、最上階にはそれまでのフロアボスが正体を現して魔女の周りに集結。
さらに魔女の側には謎の「堕天使」がいたり、もう王道オンパレードです。

まあストーリーがシンプルなのは、子供向けだしシステム的に複雑なことはできないからでしょう。
メインは「電話で遊ぶこと」と「シールで参加すること」でしょうから、
設定が単調すぎるとかそんなことは二の次だったのかも。
でも、この勝ち抜きアドベンチャーをRPGと呼ぶには少々難がある気もしますけどね。

…それにしてもこれ、おもしろかったんでしょうかねえ?

電話だけでこれだけのゲームをやらせること自体、かなり無茶な気もします。
まして普通にTVゲームでRPGが流行してる時代にわざわざ電話でやらせるというのも
少々マト外れな感じが否めません。
何より、おもしろかったら地方限定のまま1弾のみで終了したりしないでしょう(^^;


シール的には28種のナビファイターしかシール化していないため、
RPGの全体像がつかみにくく興味をかきたてにくかったのももったいないところ。
敵キャラもシール化して、裏面でステータスや説明を紹介するような趣向があれば
もうちょっと面白くなったんじゃないでしょうか?
電話でのアナウンスだけでは想像力にも限度があるでしょうし…。


やっぱりインターネット版の電脳ナビゲーションズ作りましょうよロッテさん(笑)

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