てれびくん1990年2月号にこんな企画が掲載されていました。
その名も
『とくべつきかく・ビックリマン最強決戦』
「それぞれの世界の代表選手が、最強チャンピオンをめざして戦うぞ!」
とあり、選抜された6人のキャラがトーナメント方式で戦うという夢の対決。
その面々はというと、
天聖界代表:ヤマト爆神
天魔界代表:魔肖ネロ
源層界代表:FuzzyM.R
曼聖羅代表:聖梵ミロク
次界代表:ピア・マルコ(P・M・F・G)
はぐれ悪魔:ブラックゼウス(B・Z・H)
この6人。ちなみにこの時期はペガ・アリババが登場した頃の話です。
天聖界代表がスーパーゼウスじゃなかったり、
ブラックゼウスが無所属なのに参戦していたりと不満な点もありますが
まあまあそれなりのラインナップですね。
組み合わせはご覧の通りです。
ではさっそく対決を見ていきましょう。
●第1回戦:ブラックゼウスVS魔肖ネロ
最強破壊魔力を誇るこの二人の対決、その結果は?!
「パワーじまんの2人の対決だが、ゼウスの力が、ネロを上まわった!」
ということで「ブラックゼウス、パワー勝ち!」だそうです。
なるほど、ブラックゼウスは若返ってますからこれは妥当な結果かも。
●第2回戦:ピア・マルコVSFuzzyM.R
親子対決、これはまだ若いマルコに対して
百戦錬磨のマリア・ロココが圧倒的に有利だと思われますが…。
「マルコの怪力パワー勝ち!」
えー!?
「おやこ決戦!?気おくをなくしているマルコが、じまんの怪力で勝ったぞ。」
M.Rはマルコが息子だと知っていますが、マルコは出生の秘密を知らないので
躊躇なくM.Rを投げ飛ばしたというところでしょうか。
それにしても怪力だけで勝てるなんて、いくら何でもおかしくない?
それ以前に「気おく」って(汗) 恥ずかしい間違いしないでくださいよ~。
●第3回戦:ヤマト爆神VS聖梵ミロク
この対決では二人とも戦闘タイプに変身したとのこと。
でも本来なら神帝6人が力を合わせてやっと創聖巡師に対抗できる程度のはず。
「スピード勝ちだ、ヤマト爆神」
なんだってー!?
「巨大戦士・ミロクを、すばやい動きでたおしたぞ!」
…そんなアホな。ミロク弱すぎるぞ。
話が違う~。
ここから準決勝戦です。
●第4回戦:ブラックゼウスVSピア・マルコ
この対決は見るまでも無いでしょうけど、一応。
「力でまけた、マルコ!」
あー、やっぱり。でもここでもマルコは怪力だけなのか(^^;
「さすがのマルコの怪力も、ブラックゼウスには、かなわなかった!」
だそうですが、M.Rには通用したのにBZには通じないってのもなあ…。
そしていよいよ決勝戦。
●第5回戦:ブラックゼウスVSヤマト爆神
ヤマト爆神が決勝戦に残ったというのもなんだかなーという感じですが、
とにもかくにもこれでビックリマン世界の最強戦士が決まります。
結果は…。
「ゆう勝だ、ブラックゼウス!」
うわー、これまたやっぱり。
「ケタはずれのパワーとわざをもつブラックゼウスは、
なんとスピードでも、ヤマトにまけなかったぞ!」
ヤマトはスピードだけですかい(^^;
いや、確かに達急動のパワーが健在なのかもしれませんけど、
ブラックゼウスと比べるとヤマトじゃ役不足の感が否めません…。
ということで、最強戦士は「はぐれ悪魔」のブラックゼウスに決定。
でもこれってブラックゼウスの力をアピールするための出来レースですな、こりゃ。
当時はまさに無敵扱いでしたからねえ…。
でもこの対決、スーパーゼウスや異聖メディアが参戦してたら
もっと違った結果になったでしょうね。
しょっぱい企画だなぁ。
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