R.Y.U.S.E.I.

ブラックゼウスの額の星は「双子星」ですが
スーパーゼウスの額の星は「謎の刻星(スターサイン)」です。
彼らが双子であるならスーパーゼウスも「双子星」であるべきでしょうが
双子を主張しているのは何故かブラックゼウスのほうだけ

スーパーゼウスが登場した第1弾の時点では双子設定が無かっただけ...
と思いきや、彼らの図解設定が最初に公開されたのは
どちらもコロコロコミック1987年1月号のこと。
つまりスーパーゼウスも双子星にしようと思えばできたはずなんですよね。
そうなってないのは、そういう意図があると考えるのが自然な流れでしょう。

ところで、ではブラックゼウスは「謎の刻星」を持っていないのかというと
実はそうとも言い切れないのです。

始祖ジュラが持っていた「蛇剣」には、脱皮直後に模様が浮き上がりました。
「魔性脱皮の瞬間より蛇剣の表面に現れたスターサイン」とされているのが
その名も「流星刻(りゅうせいこく)」
...ね、意味深でしょう?

もともとブラックゼウスの額にもスーパーゼウスと同じ「謎の刻星」があったが、
始祖ジュラが消滅したタイミングで額に「双子星」が発生し、
謎の刻星は蛇剣に追いやられた...なんてことがあったりして???

ちなみにアイス版シール裏書に「流星刻のサインが浮き出ると大聖事が起る」とあります。
もし流星刻に「魔性に染まる前のブラックゼウスの自我」が宿っていたとするなら、
それが浮かび上がるというのはまさに「聖なるブラックゼウス」復活の大聖事!

果たしてそんなことはあるんですかね?

現代の泥田坊

近頃のシールは予算削減という意図が透けすぎて萎えますね。

シール素材をエンボスや偽プリに統一していることに始まり、
裏面イラストの削除使いまわしデザインの多用など
グリーンハウスへの新規デザイン費用の抑制と思われる動きが顕著です。

その割に人狼ゲームのような誰得な新規絵を発注してみたり、
芸能人の似顔絵をシール化して贈呈したりというゴマスリ的な行為が行われたりと
なんとも理解に苦しむ場面も目につきますが。

現担当者が重視しているのは、口うるさい古参ファンではなく大多数のライトファン。
今のやり方でそこそこ売れているうちは、それを変える必要性は感じてないでしょう。

2013年に「ももクロマン」が発売されてもう8年。
コラボ路線もすっかり定着してしまい、強力なパートナーの威を借りて
出せばそれなりに売れるというビジネスモデルが確立している以上、
「次はどことコラボするか」が最大の関心事であることは想像に難くありません。

チョコを売るという「オマケつき菓子」としては正解なのでしょうけど、
先祖代々受け継がれてきた田舎の田畑を都会かぶれのドラ息子に売り払われ、
「田を返せ~ビックリマンを返せ~」と嘆く古参ファンの嘆きは止みそうにありませんね。

ベストマッチを探せ!

今も昔もビックリマンのキャラクターをあしらったグッズといえば
判で押したように初期弾ヘッドがドーンと配置されてるものが大半ですけど、
ライバル関係にあるキャラを対決風に並べて扱うのはそこそこ楽しいものです。

スーパーゼウスVSスーパーデビル  とか
ブラックゼウスVSヘラクライスト  とか

で、同様にロココVSマリアなのですけど、

1.聖フェニックスVSサタンマリア
2.ヘッドロココVSサタンマリア
3.ヘッドロココVSワンダーマリア

みたいに、なんか安定しないイメージがあるのですが気のせいでしょうか?

個人的に(2)が一番しっくりこないものの、なのにこのパターンを一番見かける気がします。
ロココは次界編のキャラ、サタンマリアはそれ以前のキャラと思うので
時代背景の異なる2者が対決構図になるのはなんか違う気がするんですよね。

そうは言っても実はワンダーマリアよりサタンマリアのほうが人気があるからしょうがない...
と思ったりもしましたが、「悪魔だらけ」投票だとワンダーマリアは堂々の2位
そうなると、単純に1~9弾までのヘッドから選んだという可能性が高いようです。
(そうなったのは、個人的には10弾の魔胎伝ノアがいまいち不人気だからではと...)

ストーリー的には、ヘッドロココの相手はワンダーマリアであってほしいと思うのですけど
スペシャルセレクション1のSSコレクションのように魔炎マリアが選ばれる場合がちらほら。

sscollection.png

でも「原画大全」の付録シールでは、表にはワンダーマリアが描かれているのに
裏書では「サタンマリア」になってたりするので、特に考えてないのが正解だったりして??

genga_rm.png

100日後に聖弾流を浴びるワニ

魔洗礼を受けたからといって、何故にワニになるんでしょう??

ぶっちゃけ意味が分かりません。
もともとアリババの中にワニ因子が眠っていたとかいうならともかく、
あるのはせいぜいウマ因子のはず。
そうすると、魔洗礼の際に与えられたと考えるのが筋でしょう。

魔洗礼の実行犯はファンならご存知、エウリピデボンとオルドトス
この二人...というか創聖使は全員、人外のモンスター的な姿をしています。

創聖使の名前は古生代の区分名に由来していますが(カンブディアス⇒カンブリア紀など)
古生代の次の中生代は恐竜が栄える時代とされています。
そういえば中生代は「三畳紀」「白亜紀」「ジュラ紀」に分かれていますけど
だからこそ始祖ジュラは創聖使の元メンバーだとか後継者だとかの説がありますね。
(言ってるのは私だけかもしれませんけど)

もし始祖ジュラが元はワニじゃなかったのが魔洗礼を受けてあの姿になったとすると、
悪魔の始祖とされる存在は人為的に生み出されたことになりますね。
ま、それは今回のテーマから外れるので置いておいて...。

古生代の創聖使が魔洗礼によって次の時代の覇者「恐竜」を創造しようとしているとしたら
なかなか面白い話じゃないでしょうか?
そういえば「白亜紀」の字面は、白い故に黒に染まりやすいと言われたアリババに
関連付けられそうな気もします。さすがにこじ付けの度が過ぎますが。

で、そのワニ...もとい恐竜因子は聖弾流によって浄化されてしまうわけですけど、
獣の道に落ちた者を救済する仏陀の導き...みたいなモチーフなんですかね?

ぜんぜん救済されてませんけどね...。