紙に神を宿らせしもの

自作シールの勢いはとどまることを知らないというか、
今や自作抜きでシール文化を語ることはできない域にありますよね。

かつては技術のある一部の人が細々と、しかし愚直に技術を追求して作っていた印象ですが
今や印刷業者のテンプレートに乗っかるだけで誰でも手軽に作れるようになったのがブームを後押ししてますね。
ロッテなどのメーカー側が安易で平易なコンテンツしか生み出さないことも
シールファンを自作へと向かわせる原動力になっていると思われます。

とどのつまり、多くのシール好きは心揺さぶられるアイテムを望んでいるのであり、
だからこそ「シール好きがシール好きのために作るシール」がウケているのでしょう。
ただ、そのレベルの「シール好き」は市場を成り立たせるほどの規模ではないため、
販売側の視点だとお菓子のおまけにそこまでコスト掛けられないというのが現実でしょうか。
本来は市場は育てるもので、ただ乗っかるものではないとも思うのですが
そこは考え方の違いもあるので深追いはしません...。

ともあれ、昨年はまんだらけから自作シールを集めた資料本が販売されたりもして
自作シールが一サブカルチャーとして認定されたような印象を受けました。
まだまだアングラ感もありますが、他のオタク文化同様に陽の当たる存在に近づいた感もあり
数センチ四方の紙に魂を込められたアイテムはますます人々を熱くさせそうですね。

私は集めてないんですけどね、ええ。