鏡の中のマリオネット

そういえば、ロッテは相変わらず作為的なレアシールを乱発して
コレクターに苦渋を味わわせているようですね。

昨年もエヴァの抽選やら水族館の限定メニュー特典やらサッカーイベントの入場特典やら、
ごく少数の人の手にしか渡らない「超レアシール」を作ることで
ネットニュースを沸かせるようなことを繰り返しているとか。

何故そんなことをするのかというと、まあ単純にマーケティング戦略...なんですかね。
市場の割合からすればごくわずかなコレクター層への配慮はバッサリ切り捨てて、
大多数の一般層へのキャッチーな呼びかけに注力するという。
これをやるといつまでたっても新たなファンが育たないわけですが、
刹那的に売れればいいという発想なんでしょうね、おそらく。

そうは言いつつも、もう何年もこの方式で続いているので
担当者が変わらない限りは方針転換も期待できないでしょうね。

でもまあ、シール自体もペラいエンボスや偽キラでしょうし
サッカーのやつなんかは間違い探しみたいな新規性に乏しいシールだそうなので
ぶっちゃけコンプを目指さなければ無視すればいいだけのはず...。
それができないのは、「コレクターはコンプを目指すもの」という呪縛のようにも思えます。

実際問題、私が現役コレクターだったころは、劇場版AKBックリマン
スフィンクスヘラクライストなどに必死になっていたものですけど、
今となっては「ヘッドロココII?センスの欠片も無いなw」としか思わないので、
コンプのこだわりさえ無ければ気が楽になるだろうとは思うんですよね。

もっとも、コンプリートこそがコレクターのアイデンティティであったりもするので
それを捨て去るのが容易ではないのもまた当然のこと。
ロッテに操られるのが嫌だからといって糸を切ってしまえばどうなることか。

ある意味、ロッテとコレクターのチキンレースなのかもしれません...。