そもそも「試供品」は何のために作られるのでしょう。
以前、聖魔化生伝の「試供品」がネットオークションに出品され、
このブログのコメント欄でも本筋をよそに妙に盛り上がったりしてました。
試供品はビックリマンに限らず、メーカーが取扱い問屋などに対して
「今度の商品はこんなものです。よかったら仕入れてください」と宣伝するためだったり、
一部の消費者に対して「今度こんな商品が出るので試してください」と配布したり、
その他で本商品の販売に先行して商品の中身を伝えたい場合に用意されるもの
…と認識しております。
で、本題。
ビックリマン伝説2および3の試供品って、必要だったのでしょうか?
私が把握している限り、「伝説」に関して作成された試供品シールは下記の通り。
伝説1:スーパーゼウス、桃太郎天子、きびだんご三助、鬼ガシ魔
伝説2:金太ロボ神、一寸助、魔ウス
伝説3:ヤマト王子、かめ助、墓魔
商品仕様的に伝説1と目立った差があるわけではないので、
わざわざ試供品を用意しなくても伝説1を配ればいいと思うのですけど。
パッケージ等の見本としてならばチラシでも刷って配れば済む話ですし、
個人的には全く必要性を感じないのです。
逆に試供品が作られることのデメリットとしては、
一も二も無く、コレクター心理への揺さぶりに尽きます。
コンプリートを目指すコレクターの多くは、
誤植の修正だとか台紙の色の濃淡だとかも区別して集めようと思うもの。
ましてや今回作成されている一連の「試供品版シール」は
裏面の二次元バーコード部分が「お楽しみ企画準備中!」という文字に置き換わっていて
完全な「バージョン違い品」とみなせるわけでして。
しかも毎回デザインを変更してくる凝りっぷり。
ロッテは、試供品がオークションで高値で取引されていることを知っているんでしょうか?
中でも、箱単位で入手した人がまとめて転売して荒稼ぎしていることだとか、
一部の問屋が「チョコ購入者対象に抽選で○人に試供品をプレゼント」として
営利目的の転用を行っている事実を把握しているのでしょうか?
(これらが厳密に問題行為かどうかは個人では判断つきかねますが…)
ともかく、作られなくてもいいものが世に出回るせいで
一部のコレクターが勝手にやきもきして踊らされているというのが実情。
まさに私がそうなのですが。
化生伝の試供品はまだコンセプト伝達ツールとして存在意義がわかるのですけど、
伝説シリーズの試供品は全くもって理解ができないです。
せめて中身が流通品と同じシールならこれほど騒がれはしないのですが、
試供品用に別印刷品を用意する理由って何でしょう?
で、伝説4でも試供品が用意されるような情報が前述の問屋サイトに書かれてたりするのですが、
この流れはいつまで続くんでしょう…。
てゆーか、お楽しみ企画って何?
コメント