公式アンカットの暗雲

3/20の午前10時に販売を開始したロッテオンライン限定アンカットシート。
限定1000点ということで、あっという間に完売してしまう…

…かと思いきや(思わない?)
あれから3日たってもまるで完売の気配はありません。

かつてDSビックリマン大辞典のAmazon限定版は3000個が瞬く間に売り切れたもんですが、
なんで売れ行きが鈍っているんでしょうか。

ちょっと考えてみると
「場所をとる」
「また1弾かよ」
「ロッテオンラインに登録するのが面倒」
「高い」
「どうせいつものペラペラ印刷じゃないのか」
「でかすぎて転売に向いてない」
「そもそもアンカットに興味わかない」
などなど、マイナス要素を抱いている人が思いのほか多いように感じます。

ところで、実はロッテオンライン上での在庫数を確認する方法がありまして…、
詳しくは書きませんけど、ちょっとした操作でそれぞれ残り何個かを調べることができます。

でもって、この3日間定期的に在庫をチェックしておりました。(下世話やねー)

その結果はこんな感じです。

青線がアンカット+チョコ1枚(初期値480)
赤線がアンカット+チョコ30枚(初期値520)
緑線がソックリメタルプレート(初期値120)

見てわかるのは、初日にチョコ1個付きのほうが順調に滑り出した以外は
はっきり言って横ばい状態。
そのチョコ1個付きもその後は1日あたり20セット程度という低調ぶり。

抵抗なく購入するヘビーなマニア層の大半は初日に発注済でしょうから、
ただでさえ素人ウケしにくそうなアンカットシートは今後ますます伸び悩みそう。

ぶっちゃけ、23日22時時点の在庫は…
・アンカット+チョコ1枚:242(残り50.4%)
・アンカット+チョコ30枚:467(残り89.8%)
・ソックリメタルプレート:92(残り76.7%)

アンカットシートはまだ291枚しか売れておりません。
こりゃ下手すりゃ担当者のクビが飛ぶレベルかも。

今後は一人2セットの制限を撤廃するか、
どんな商品かというアピールを強化するか、
はたまた締め切りを設けて危機感を煽るとか、
何かしらの手段を講じないと、発売日になってもまだ売れ残ってそうです。

そういやソックリメタルプレートは普通に買うよりかなり割高ですが、
「コンプリートセット」と書いてあるので通常品の封入率次第ではお得になる可能性もあるかも?
それ以前に、コンプ状態ってことはどんな形式で送られてくるのか…というのも
少しだけ楽しみだったりします。
(何の工夫もなくただ箱詰めされる可能性も高そうですが)

アンカットシートも、440x540mmのサイズは決して大きすぎるものではないと思うのですが、
やっぱ普通の人には敬遠されてしまうものなんですかね。

ま、担当者さんは完売めざしてがんばってくださいな。

イラストン対談

コメント欄で情報をいただいた書籍「季刊エス4月号」を購入しました。

思いのほかでかいです。
でもって中身はというと、深夜アニメやサブカル漫画の雰囲気のある
ややイラスト業界向けの読み物…とでも表現すればいいでしょうか?
あいにく個人的には趣味の範疇ではないのですが、
こういうのが好きな人は私の周囲にも結構いそうな気がします(笑)

さてこの本の終りのほう、モノクロページにて
「中村佑介のシゴトバ探訪」という、イラストレーターの中村佑介氏が
自身が強く影響を受けた人と対談するというコーナーがあります。

で、今回のゲストが誰あろう米澤稔氏&兵藤聡司氏でして。

イラストレーター同士の会話は、時に熱く時に細かく、
終始興奮気味の中村氏が米澤さんを押しまくるかと思いきや
米澤さんも負けじと熱くがっちりと押し返すような、そんなやり取りが交わされてました。
(ちなみに兵藤さんは今回もほとんど無口)

2ページだけ、ほとんど文字で古い資料のイラストも既知のものばかりの記事ですが、
イラストレーターとしてのお二方に興味のある人にとっては読み応えのある内容かと。
私がかつてグリーンハウス突撃して聞いた話よりもさらにイラスト寄りの話になっているので、
ビックリマン要素を求めすぎると物足りないかもしれません。

文中で語られていた「ビックリマンが好きすぎて、GHに仕事を依頼してきた」という人なら
きっと大喜びなんじゃないですかね?

【速報!】ロッテオンライン限定アイテム受付開始!

ロッテオンラインで前々から予告されていたビックリマン伝説の限定アイテムが
ついに受付開始になりました!

こちら

今朝、告知ページが商品案内ページに変わっていたのですが
朝10時までは予約受付できない状態になっていました。
まさか祝日の朝を狙ってくるとは!

第1弾37種の特製アンカットシート(チョコ1枚or30枚つき)

480セット+520セットで計1000シートあるとはいえ、
早い者勝ちなので気になる人は早めに押さえておくべきでしょうか。

しかし額入りとはいえシート1枚とチョコ1個で5980円というのはボッタ…
…いやいや、1000円とかだとありがたみが薄れるからこのぐらいでいいのかも??

ちなみにソックリメタルプレートのコンプセットも同時受付やってますよ。

ノスタルジック戦略の方向性を問う

3/16のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」の中で
近年みられる復刻・懐古商法が「ノスタルジック戦略」として紹介され、
そのひとつとしてロッテの「ビックリマン伝説」が取り上げられていました。

番組サイトのアーカイブにリンク

番組内では、毎度おなじみロッテの大野さんが
「ターゲットは30代男性だが、大人が買って子供に伝播するシャワー効果を期待」
という発言をされていました。

これは戦略として大いにアリだと思います。
むしろいつまでも30代男性ばかりを狙っていては、やがて40代50代になり
先細る一方なのは当然だし、食玩なのですから子供を狙わなければ広がらないですよね。

ただ、今のように昔のコンセプトをそのまま持ってくるだけでは難しいのではとも思うところ。

なぜなら、昔の第1弾シールやキャラは、きっかけさえあれば子供にウケるかというと
古臭さやいまどきのホビーとのギャップがゆえに、受け入れられにくいと思われるからです。

そういう意味では、ビックリマン2000のやり方がこの方式に最適なのではと考えます。
キャラやイラストや中身は今どきの新しさを取り入れつつ、
「ビックリマンぽさ」で大人にもうっすら懐かしいと感じてもらう、と。

ベイブレードにせよビーダマンにせよ、当時と全く同じスタイルでは受けなかったでしょう。
古いものと新しいものの融合は、見た目に新しさが押し出されていないと一発屋止まり。
それこそビックリマンの名前を捨てる勢いで取り組んでほしいんですよね。
「名前もキャラも今どきだけど、これってどう見てもビックリマンじゃん」
というぐらいでいいと思うんですが、私の考えってズレてます?

事実、2000はダブルターゲットとしてはそれなりの実績を残したと思うんですけど、
この方式が顧みられていないのが少々不思議なところです。

シンクロXがコケたのが痛かったのかなあ…。