ときめきマテリアル

かつてヘッドシールが重厚だったころ、
通常のプリズムヘッドやホログラムヘッドもうれしかったものですが、
それ以外の特殊素材で作られたヘッドにはまた違ったトキメキを覚えたものでした。

最初の特殊素材は、11弾のゴーストアリババ
金色エンボス加工(Eプリント)のシールは、それまでとは全く違った「重さ」を感じさせ、
朽ちかけたゴーストのイメージとも相まって非常に印象的でした。
あのインパクトは、きらびやかな印象のあるプリズムシールや
ゴージャスな印象の強いホログラムでは表現が難しかったでしょうね。
そういう意味では、8弾のネロ魔身(崩壊)の時点で採用されても不思議ではなかったかも。

いや、実際の採用理由はわかりませんよ?
エンボス加工はその後の展開を見る限り、あんまりコストかかってなさそうなので、
魔肖ネロ以降毎弾ホログラムを出した反動でコスト削減を意図したものかもしれませんし(笑)

それはともかく、ゴーストが好評だったためか
次の12弾でもエンボスヘッドが登場しました。
それが魔スターPだったわけですが、
先のゴーストがキャラにマッチしていたのに比べると
魔スターPのイメージとはあまりフィットしている感じは受けません。
むしろ、コスト削減説だと「聖魔2大ヘッドが同時に登場!」ということで
片方を安い素材で抑えた可能性もまんざらではないかもしれませんが、
ともかく魔スターPもエンボスシールのおかげでカッコよさが増したのは事実でしょう。

個人的には、このとき同時登場した野聖エルサMと並べてみると
エルサMのほうがやけに貧相というかあっさりというか、
どうにもパンチに欠けた印象を受けたものでした。
エルサMがせめてピンクプリズムとか三角プリズムとか、
少しでも特徴のある素材だったらまた違った印象だったかも…と思いますね。

13弾では、エンボス加工に似て非なる型押しシールが登場しましたね。
それがヤマト爆神タイプII
ヘッドが同時に多数登場するようになって、これまで以上にバラエティ豊かにしようとしたのか
この弾では初のWシールである怪奇(聖梵)ムガルも登場しています。
ヤマトIIも立体的な型押しのおかげで,、突進する様子が際立った印象を受けます。
でもどうせやるなら、石像チックな魔覇ドラゴットをエンボスで出すというのも
ドラゴットの地位向上という意味では面白かったかも??
(1/27追記:当初、ここでヤマト爆神タイプIIがエンボス加工シールのような記述をしていましたが
完全な思い違いでしたので訂正いたします。とほほ。)

続く14弾では両面貼り付け怪奇ミロク・インカ
角度によって絵柄が変わるチェンジングホロ聖神ナディアなど、
やはり工夫を凝らした新機軸のヘッドが我々を楽しませてくれたものです。

何が言いたいかというと、
反後博士はこういうシール素材がキャラクターの特徴を引き立たせたり、
それによってファンが受ける楽しみが増すことは十二分にわかっているはず。

なのに、ひかり伝ではなぜ…というところでして。

昔以上に様々な制限がある中で困難が多いのもわからなくはないのですが、
もうちょっと何かしら工夫できないものかと思ってしまうところです。

我々は、そんな無茶な要求はしていないつもりなんですけどねえ…。

神獄108番勝負

2005年3月に第一章第1弾が発売になって、もうすぐ丸4年。
1年に一章ずつ、ほぼ3ヶ月ごとに定期的に全国発売を続けるという
恐るべき勢いを持続している、神羅万象チョコ。

コロコロコミックで毎月特集を掲載してるし、
テレビCMも毎回幼年齢層向けの時間帯に流してるし、
次世代ワールドホビーフェアにも出展してるし、
「わかりやすいファンタジー」「かっこいい・かわいいキャラ」などで
マンネリ気味ながらも根強い人気を誇っているようです。

さて、今回発売になったのは実質的な第四章である「神獄の章」の第3弾
これまでの章は全4弾でしたが、神獄の章はこの第3弾で完結となります。
神獄の章の前に「冨嶽伝」という番外編をはさんだ影響かと思われますが、
ともかくこれにて一区切りとなります。

ストーリーのほうは、ワンパターンだったこれまでの章とは少し趣を変えてますが
いちいち説明するのも面倒なので省略します。

ともかく、次の「王我の章」に関係するキャラも数枚登場してたり、
物語はまだまだ続くような雰囲気です。
神獄の章が3弾で終わったことや、次の王我の章もまた同じ世界観で展開されそうなことから、
もしかしたら実質的には今回は第四章前編で、次が第四章後編みたいな扱いかもしれませんね。
ほんと、どれくらいまで続くんでしょう?

ところで今回の金箔押しカードは、いわゆる主人公の最終形態
それは四形態のさらなる合体フォーム!…ではなく、
ジークの七支刀を手に、パートナーのメリルと共に闘う「明星神」の姿だそうで、
…個人的には、あんまり金箔が活かされたデザインではない感じです。
まあ、また黄金聖衣じゃあマンネリすぎですからね。

強いて言えば、主人公のライバルでありこの章のボス的ポジションのはずの
無頼神ゼロニクスが一度も金箔押しにならず終いだったのが
微妙に残念なところです。
見事に前座扱いの暴走勇者サマでさえ、前弾では箔押しになれたというのに。

そういや今回はいわゆるアナザーカードは存在しないんですかね。
このあたりの収集難度の微調整って、実は一番重要なことだったりして?