ひかり伝 × GREENHOUSE

聖魔暦発売からまだ2週間ほどしか経っていませんけど、
早くもS限定シールの発送が始まったみたいですね。

かつて2000の時代には、発送が遅すぎたことに対し「お詫びカード」が作られたこともありましたが
この対応の早さはなかなか好印象です。

と、褒めるのはここまで。
実際に届いたS限定シールについて、いろいろと不満を書き連ねねばならないようです…。

そんなわけで以下は画像を含むネタばれ記事になります。

S限定シールの仕様は以下の通りです。

■シール名:大聖のナディア

■シール素材:背景金エンボス(?)

■シールサイズ:60x60mm

■梱包形態:シールサイズ透明スリーブ入り・補強用台紙つき

■備考:台紙裏にもシール裏面と同じデザインで単色印刷あり

    裏面仕様は聖魔暦ロゴ以外、旧ヘッド準拠。ひかり伝特有のQRコードなどは無し。

大聖というと大聖ユーラ(31弾ヘッド)スーパーの「大聖フェニックス」を連想しますが、
私は「大聖棒(ビッグセントスティック)」をイメージしました。ま、どうでもいい話ですが。


さてこれを踏まえて、早速不満その1。
『トクベツ感が乏しい』

当りシールの入手確率はカートン(8箱)に1枚~3枚程度などと言われていますが、
箱単位で計算しなくてはならないくらい低いことは確かです。
それなのに、それとの引き換えでもらえるシールがホログラムでも何でもないこのシール

それなりに重厚感のあるエンボス加工なので通常シールよりはずっとグレードは高いのでしょうけど、
超完本のアリババ神帝と似た感じで、いわば本のふろくにできる程度の代物なのかと思ってしまいました。
何でもかんでもホログラムの方がいいというわけじゃないですが、
事前の期待には遠く及ばなかったなあ、というのが率直な感想です。
それを考えると、超元祖31弾完全編のスーパーヘッド2枚組ってどんだけ豪華だったんだという話ですね…。

不満その2。
『なんでナディア?』

「聖魔の秘蔵場面をシール化」という触れ込みでしたが、
あんまり「場面」という気がしないのは、絵に「動き」が無いからでしょうか。
通常の単体キャラでなく絵画的な構図なので、「場面」には違い無いのかもしれませんけど。

それはさておき、聖魔暦ではまだまだ聖神もゼウスも登場しそうにない雰囲気なのに
ここでいきなりナディアと幼児ゼウスときたものですから、ちょっと戸惑ってしまいました。
まだ彼が生まれるには早すぎやしませんかね…?
設定的には、近い将来起きるビジョンを先行して映し出した、という解釈もありかもしれませんし、
未来から復刻キャラがちょこちょこやってきている状況からすると今更何をいわんやという感じですが
やはりどうにも違和感がぬぐえない印象です。
売上アップの秘策として「グリーンハウスへの依頼ありき」で、
苦肉の策的に「聖産」ならぬ「聖母子像」をチョイスした、のかもしれませんね。

それはさておき、ナディアの素顔のカラーシール化って今回が初めてかも?


不満その3。
『60mm…』

シールが大きくなったからといって、特にイラストが細かくなったとか描き込みが増えたとかでもなく、
この大きさがあまり活かされていないように見えます。
裏面は旧ヘッドの形式がほとんどそのまま拡大した感じでこれまた違和感。
せっかくだからもっと文字数を増やして情報を詰め込んでくれてもよかったと思いました。
(字ばっかりになっても鬱陶しいでしょうし、旧ヘッドの雰囲気を優先した結果なんでしょうけど…)

台紙をシール裏面と同じにしたのは、袋を開封しなくても裏が確認できるという親切なのでしょうが、
それよりこのシールについての解説やストーリー補助的な文面を掲載するという手もあったんじゃないかと
つい高望みをしてしまいます。
ともかく、今回の仕様では60mmになった意味がまるで無いというのが一番残念なところです。

ちなみに、60mmというのは雑誌付録のこのシールと同じサイズです。

きっとシール裁断機の規格に「60mm」というのがあるんでしょうね。

そんなこんなで、いろいろなガッカリ感のあったS限定シール。
とはいえ、これもひかり源層紀の重要なシーンには違いないわけでして、
ひかり伝と旧作をつなぐ要(かなめ)をグリーンハウスが描くという企画主旨には大いに賛同したいところ。
これを機に、このゴールデンコラボが継続されることを期待したいですね。

いっそひかり伝本編が収拾つかなくなった時に備えて、
S限定シールだけでストーリーを先行して進めていくってのも手かも?(苦笑)

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