赤い髪のビースト降臨!?

先週の興奮さめやらぬハピラキ28話
今週もさらによそ見もできない超展開の連続!
前半はギャグ要素が多いですが、後半は超シリアス!
そして仰天のサプライズキャラが登場!

男ジャック以外の面々は宿屋で作戦を練っているところのようで、
ヤマト王子が聖フェニックスや謎の塔の絵をさらさらと描いています。

「意外な才能だな」と感心するアリババたちですが、
実はジェロの作った「頭に浮んだ光景をそのまま絵で描くことが出来る」という
かんぺっ機10号によるもの。珍しくまともに便利そうな発明ですね(笑)

このおかげで聖フェニックスの姿を認識したゲンキたち。
謎の揺れる塔は、いつも夢の最後に現れて、そこにフェニックスが消えていくそうです。

当のヤマトもこれが何なのかわからず首をひねっていると、
ヤマトの脳内に不思議な声が聞こえてきました。

「…この塔の名は、大ソライ塔…」

何故かゲンキのひかりセブンとジェロの球が輝き、
ヤマトの額の猫マークからさらに声が響いてきます。

「君の大切な人を助けたければ、まずはその謎を解くのだ、ヤマト王子。
伝説の大ソライ塔の謎を…」

「その声は、天児スサノ様!」と、ヤマトは窓を開けて空を見上げます。
空には一筋の光が…。

そのとき、ふと塔の絵を見たウルフライが絶叫!

「間違いねえ!こいつは俺っちの師匠の城だ…!その名も、魔導ヘルリスト!
聞かれてもいないのに、わざわざ紹介してくれるウルフライ。
ゲンキは「知り合いなら話が早いな。連れてってくれ」と気軽に頼みますが、
何故か異常におびえるウルフライは十字架天使が頼んでも首を縦に振りません。

しかし他に手がかりも無く、亀ゼウスすら大ソライ塔の話は聞いたことすらないということ。
(カメが知っていたところでどうにもなりませんが)
そんなわけで、「行くっきゃないね!」と無理やりウルフライに案内させるゲンキでした。

さてさて、真黒域の城にて。
「あっ!」とだけ叫んで神帝ピーター&一本釣神帝に瞬殺されるネロクィーンとラミバッカス
虫の居所の悪いこの二人と目が合ったというだけでこの有様。
ちなみに今週のネロおばさんの出番はこれだけです。

クロノズーは氷ミコの作戦通りに若神子が潰しあおうとしていることにご満悦。
「お前が聖フェニックスを確保したからこそあの二人が手に入ったのだ。
7人揃わない若神子など恐くもない」

おや?超聖神といえども7人揃うとさすがに脅威なようですね…。

今度は氷ミコ自身も出向いて、決着をつけてくるつもりのようです。
「すべてが片付いたらまた新しい星をやろう」とすっかりデレデレなクロノズー。
氷ミコはウサギと共に出発しますが、このときウサギは何やら不適な笑みを…。

しかしクロノズーもまた、何か裏のありそうな薄笑いを…。

デビルとクロノズー、化かし合っているのかどうか???

ヤマトたちは魔導ヘルリストの城へと到着。(やたら早いな…)

「ボクが夢で見た塔とそっくりだ!」と叫ぶヤマト王子。
どうやらヘルリストの城こそ大ソライ塔のようです。
ゲンキは「ダンさんも来てくれればよかったのにさ。知らない間にいなくなっちゃって…」
とつぶやいていましたが、そのダンさんはというと…。


「あいつら、どうしてるかなあ…。よせよせ!未練がましい…」
とブツブツ独り言を言いながら、似たような景色のエリアをさまよっていました。

それはさておき、相変わらずヘルリストに恐れおののきっぱなしのウルフライ。
「師匠はな、悪魔の世界ではクロノズーに匹敵する実力者と言われてるんだ!
兄弟じゃないかってウワサもあるくらいなんだぜ!」

本当にそんなに強いのか疑うジェロに対し、直接会ったことはないからわからんと怒鳴るウルフライ。
「いつもこの城の外から声をかけられて、仕事をもらってたんだ」
ジェロ、このやり取りであることに気づく…?

そのとき、城の外にヘルリストの顔が出現!

仰天して飛び上がるウルフライ、「でかっこいい!」と喜ぶゲンキ、いきり立つフッド。
そして鼻息荒く「スットーン!」と叫ぶヘルリストの声を聞き、
「確かにこの声、以前戦ったクロノズーの分身とよく似ている…」とヤマト。
実際、声優さんはクロノズーと同じ人のようですね。

早速ウルフライが冷や汗を流しつつ、ヘルリストに協力を要請しますが
「ワシが何故天使などに協力してやる必要がある!」と当然のごとく却下。
「見ての通りワシは最強の悪魔。いずれクロノズーに代わってマクロの頂点を極める男なのだぞ」
と聞く耳もたず。
(なんでそんな奴がまとばで城を構えているのやら?)
「会いたければ実力で上がってこい!」と言い残して消えたヘルリストの言葉に対して
「僕らだって引くわけにはいかない!
そっちがその気なら、言われたとおり実力で突破させてもらうだけだ!」
と力説するヤマト王子。
「少しは身の程を知れ!」と必死なウルフライですが、こちらも誰一人聞く耳持たず。哀れウルフライ

「よし、じゃあ先頭はアリリンだな」とアリババを推すゲンキ。
十字架天使も「確かにこういうところの戦いは得意ですの」とプッシュしますが、
ここで久々にアリババの人間不信属性が発動!


「はっはーん、わかったぜ…。俺を捨て駒にするんだろ?


「どうせあそこからデカイ手とかが出てきて捕まっちまうんだ!」
ってオイ!またも未来予知orトラウマ体験ですかい(笑)

「おいアリババ!仲間のためだ、四の五の言わずに協力しないか」と諌めるフッドは
かたくなに拒むアリババに対して
「ほーぉ、いいのかい?アレをみんなにバラしても」

アリババは顔を真っ赤にして「い、い、行くぞみんな!ついて来い!」と態度一変。
フッド…。アンタ、一体どんな弱みを握ってるんだ??
それ以前になんたる策士っぷり。これぞ魯神フッドの真骨頂か(笑)

そんなわけで、ウルフライの忠告を聞かず突撃する一行。
さっそくアリババが聖夢剣で門扉をこじ開け突入!
大量の矢が降り注ぎ、本当に巨大な手が襲ってきますが
ヤマトと牛若が矢を弾き飛ばし、フッドが聖気理力の矢で巨大手を石化!


いとも簡単にヘルリストの部屋まで到達してしまいます。

しかし、玉座にヘルリストの姿はなく、こそこそと逃げ出そうとする男が一人。
詰め寄ると「はっはっは、このぐらいやるだろうとは思っていたぞ」とふんぞり返るヘルリスト。
剣を抜いて迫るヤマト王子に対して
「…チョコでも食べる?」

「ふざけるなー!」とヤマト王子が切りつけると、なんとヘルリストの頭が…!

ぽろーん。

頭が取れちゃいました!
体を攻撃したのに?と驚く一同。
すると転がり落ちた頭から小さな胴体が現れ…。


「…なんだよ、頭だけが本体だったのかよ」と全員唖然。

ここで「やっぱり、見掛け倒しのハッタリさんでしたか」と一人納得するジェロ。
「ウルフライさんの仕事って、インチキ商品を売りつけることでしょ?」
「まあ、平たく言っちゃえば」
「クロノズーの座を狙っている男が、そんなセコイ商売をしているわけないじゃないですか」

あ、もっとも。

「み、見ての通りワシはプリティ。こんな可愛い相手を数人がかりでやっつける天使なんていないよな?」
と態度を一変し、見苦しい命乞いを始めるヘルリスト…。

ここで一人大ショックを受けるウルフライ…。
「ウソだろ?こんな奴に俺ッチは長年売り上げをピンハネされてたのかよ?!
こんな気の弱いミニミニ悪魔にー!!」

「僕達は伝説の大ソライ塔の秘密を探しています。ここがその塔なんですか?」とジェロが尋ねると、
「あー、そうと言えばそうなんだけどー。ちょっと違うっていうかー」
とウジウジするヘルリストにウルフライも怒り爆発。
「あーもう、ハッキリしろ!ヘル公~!!」

結局、この城はヘルリストがたまたま手に入れた古文書
「伝説の大ソライ塔が世界の命運を握る」と書かれていたため、
それを真似た城を作ればちょっとは野望に近づいた気分になれるかなー、という意図で作られただけ。
声がクロノズーに似ているのも、必死でマネしたものだそうで
「似てるっしょ?変な擬音ばっかり言うでしょ、クロノズーって。スットーン!とか」
全員一致で「ズッドーン、だろ?」とツッコミ。
十字架天使「絶対に一生出世しないタイプですの」
ジェロ「ある意味、これぞウルフライさんの師匠って感じですね…」

と、みんな呆れ果てるばかり。

せめてその古文書だけでも見せてと頼むゲンキ。
もったいぶるヘルリストでしたが、いつの間にか元盗賊のアリババがあっさりゲットしていました。

古文書を調べていると、大ソライ塔の絵が描かれたページを発見!
「なんて大きさなんだ!」と驚くヤマトでしたが、そのとき謎の声が響きました。
「違う、大ソライ塔には大きさなどないのだ」
天児スサノではない、別の声…。
「それは宇宙のすべてを包み込むほど大きく、胸の中にしまえるほど小さい」

この声、古文書を手にしていたヤマトにしか聞こえていなかったようです。
ちなみに字幕放送では、この声の主は「大きりえ師」とテロップされてましたが…。

そのとき、突然爆発音が響き城が傾きだしました!

慌ててヤマトたちが城の外へ飛び出すと、そこには一本釣とピーターが!

二人が突然現れ、しかも神帝化していることに驚きを隠せない一同。
「みんな揃っとるようじゃな、結構結構…。一気に勝負をつけるにはちょうどいい!」
「ごめん、覚悟してね。もう遊んでる余裕が無くなったんだ!」

いきなり攻撃を仕掛けてくる二人。
神帝ピーターの星氷剣でアリババとフッドが、一本釣神帝の聖雫剣で牛若が攻撃され、
あまりの強さと殺気に簡単に倒されてしまいます。

城の中で待機していたウルフライ・ジェロ・十字架天使・カメ・ヘルリストの5人は
この状況にどうしたらいいのかわからず戸惑うばかり。
「お前の城だろうが、何とかして守れよ!」と詰め寄るウルフライですが
ヘルリストは「いい案が浮ばんのだよ!」と逆ギレ。
そこに「一緒にやられちゃうってのはどう?」と天井から声が。
天井の壁が壊れ、氷ミコとウサギが登場!

城の外で対峙するゲンキ・ヤマトとピーター・一本釣。
そのとき城を壊しながら巨大なヘルリストが出現

しかも、角状の腕には十字架やジェロたちが捕まっています。

その隙を突いてヤマト王子に攻撃を仕掛けるピーターと一本釣。
ヤマトは「真黒域なんかに味方してちゃダメだ!」と説得を試みます。
「お前なんかに何がわかる!」
「わかるさ!ボクも思い出した。君達が戦っているのは、聖フェニックス様のためなんだろ?!」

この一言で一瞬戦局が止まります。
「一緒に力を合わせて、聖フェニックス様を助け出そうよ!」と訴えかけるヤマト王子。
しかし握手を求めたその手を払いのける一本釣。
「阿呆が!悪党にまんまと騙されおって!」
「僕達若神子の中に裏切り者がいる!
そいつが聖フェニックス様を封印し、世界を我が物にしようとしているんだ!」

はい?

にわかには信じられないヤマト王子に、「本当だよー」と声をかける氷ミコ。
「聖フェニックスがどんだけ酷いことをされたかー。ヤマト王子、あんたにも見せてあげるー」
と言って手をかざすと、雲の中から水晶の塊…聖フェニックスが降りてきて近くの山頂に着地。

このとき、偶然にも天子男ジャックがこの山のすぐ近くに来ていて
「あれはまさか、ヤマト王子たちが言っていた…?」と走り出したことはまだ誰も知らない…。

聖フェニックスの姿にショックを受ける一同。
「わかっただろう、誰かがフェニックス様をああしたんだ!
氷ミコが救ってくれなかったらもう死んでいたかもしれない。
あの封印を解けるのは、それをやった本人だけだ!」
とピーター。
おいおい、いくらなんでもそれはオカシイのでは?と視聴者は思ったでしょうねえ…。

この話に驚きを隠せないヤマト王子。
「おまんがやったんじゃないのはわかっとるぜよ」
「僕らよりもさらに記憶が曖昧だったのを利用されたのさ。他の若神子の誰かにね!」

つまり若神子の中に黒幕がいて、そいつが記憶の曖昧なヤマトたちを利用していたと…?
「とにかく、氷ミコは若神子全員を捕まえれば聖フェニックス様を解放できると約束した!
だからあっしらは今まで戦ってきたんじゃ!」

今明かされるピーターと一本釣の目的とその理由。
最初からそう話して協力を求めなかったのは、誰が裏切り者かわからないから
とにかく全員をとっ捕まえようということなんでしょうね。

「ウソだ…ウソだウソだ!若神子に、僕の仲間にそんなことをする奴がいるわけがない!」

必死にこれまで観てきた他の神帝の技を思い返し、そんな能力の使い手はいなかったはずと考えるヤマト。
しかし、あるおぼろげな記憶が頭をよぎります。
「いや、いた!残りのもう一人の若神子!
彼が神帝になったとき、相手を結晶化する力を持っていたはずだ…」


「そいつはボクの一番の相棒だった…そいつは…そいつは…!」

「…天子男ジャック!」

思い出してしまったヤマト王子。
「どうやら心当たりがあるみたいだね」
「これ以上の問答は無用じゃ!」

一本釣神帝の攻撃を受けながらも、
違う!天子男ジャックがそんなことをするはずが無い!でも…
そう信じる気持ちと、迷う気持ちで心が乱れるヤマト王子…。
そのとき、ふところに入れていた古文書からまたしても謎の声が。
「迷うな。心迷う時、大ソライ塔もまた乱れる…」

ちょうどこの戦いをどこかの空間から見守る7人の姿…。

ピエトロ「今回は助けないのかい?」
スサノ「これは、彼らの最後の試練なんだ。くぐり抜けなければ、まとばは救えない!」

スサノの首飾りが輝き、その中にもう一人スサノの姿が浮ぶ…???

「おまんを倒して終わりぜよ、ヤマト王子!」
二人が一斉に切りかかったそのとき…。
「おやめなさい!一本釣神帝、神帝ピーター!」
緊張感を削ぐオカマ声 聖フェニックス様のお声が響き渡る!
思わず剣を止める二人に、フェニックスの声はなおも続きます。
「いけません、若神子同士が争うなど…それは私にとって死よりも辛いこと…」
まさかパンゲの時代には本当に争うとは知らないはずですが。
「私のことはお忘れなさい…」と言い残してまた沈黙するフェニックス。
てゆーか喋れるならきちんと真実を伝えてあげてほしいところですが、
まさか自分が誰に封印されたのか知らなかったのでしょうか?

この言葉に動揺する一本釣に対し、声を震わせながら止めを刺せと迫るピーター。
「許せるのか?!あんなに気高いフェニックス様の心を裏切った奴を!」
ピー君のほうがより純粋なようですね。涙を流し、主君のためにあえて剣を抜く決意を固める二人。
星氷剣と聖雫剣の合体剣でヤマト王子に最後の攻撃を仕向ける!
「聖フェニックス様ー!!」と絶叫しながら…。

その涙に、ヤマト王子の剣を抜く手が止まり、二人の攻撃を無抵抗で受ける…。

その様子を上空から笑って眺めていた氷ミコのところに、「ヒミヒミ~!」と呼ぶ声。


「久しぶりー、じゃないだろ!こんなこと、もうやめてくれ!」とまじめに抗議するゲンキ。
みんなが苦しそうな顔をしているじゃないか、もっと別の面白いことしよう!と訴えかけますが
当然ながらまともに取り合わない氷ミコ…かと思いきや。
「あたいもあんな顔してた…」と、神妙な顔つきで語りだす氷ミコ。

「悲しくて苦しくて、いつもあんな顔をしてた…
だけど、周りのみんなは楽しそうだった!」


それはお守りとして生まれながら、悪魔のような容姿をしていたがために
迫害されて育った悲しい少女の話。

そんな時、氷ミコの名を呼ぶ声が…それが、ウサギとの出会い。

「お前を強くしてあげよう。好きなことを何でもできる力をあげちゃうよ。
今度はお前が皆を笑う番だ…」

「だからイタズラしてやるんだ。笑われるぐらいなら、笑う側のほうがいい!」
こうして明らかになった氷ミコの過去。しかし。

「違う!」
ゲンキの声に、思わずハッとする氷ミコ。

「そんなの絶対に違うぞ!どっちかがじゃない、皆で笑うんだ!
みんな一緒に笑えなかったら、楽しくも何ともないだろ?!」


いいなあ、このイラスト。
旧アニメのアイキャッチを思い出した人も多いかも。
「みんなで笑おう!それが一番ハピラッキーなんだよ!」
熱く語りかけるゲンキに、次第に心を動かされる氷ミコ。
「ハピラッキーが、一番…?」

だがこの変化を良く思わない人物が一人。

そう、スーパーデビル!

その眼が鋭く光ると、氷ミコも一瞬操られたかのような眼になり
ゲンキに向かって強烈なエネルギー波を発射!

ふと我に返る氷ミコ。「…あれ?今ゲンキがいなかった?」

そのとき、若神子たちのほうではヤマトがピーター・一本釣の前に倒されていた。
「勝った…」とつぶやく二人。
しかしヤマトは最後の力で二人に語りかける。
「ふ、二人とも…ずっと苦しんでいたんだね…。ごめんよ…。
でも信じて…若神子に、ボクの仲間に…悪い奴は絶対にいない…!
君達が…いい奴であるように…」

そう言い残して力尽き倒れるヤマト王子に、十字架天使も「ヤマト王子ー!」と絶叫…。
(あれ?先週の「さん」付けは?)

「さあ、これで今いる若神子は全員倒した!」
「早くフェニックス様を封印した奴がいないか調べて!」

そう必死に氷ミコに訴える二人ですが、舞い降りてきた氷ミコは高笑い。
「残念でしたー!調べるまでもないのよね」

そう言って水晶漬けフェニックスのところまで飛翔する氷ミコ。
「だってコレ、あたいが封印したんだもーん」

「なんじゃと!?」と衝撃を受ける一本釣・ピーターに対し
「うさちゃんに言われて、こいつが落ちてくるのを待ってたの。
そんで封印しちゃった!」

ん?デビルはフェニックスが到着する場所を事前に知っていたと?

「だからコレを解放できるのは、あたいだけ~!」

このあまりな事実に驚愕する二人。
騙されていたのは自分達のほうだった、しかも仲間を信じられずにその手にかけてしまった…。

氷ミコは、今度はフェニックスを人質にもっと働いてもらうと言い捨てますが、
高笑いする氷ミコが、何故か突然ふらふらと墜落

同時にピーター・一本釣も力を抜かれるかのように崩れ落ち、若神子の姿に戻ってしまいました。

「ボクたちの理力が、吸い上げられる…?」

二人だけでなく、若神子全員の理力が山頂の方面へ流れ出し、
その理力は倒れこんだ氷ミコの体へ注がれる…。


「うさちゃん、なんか変だよ。体がすごく熱い…」
「いいんだよ氷ミコ。それでいいんだ…」


「お前は変わる、この俺の望んだ姿に…」
「そのためには時空を超えてきた若神子たちの理力が必要だったのだ。
一人足らんが六人分もあれば十分だろう…」

どんどん奪われゆく若神子たちの理力。
そしてそれらを無理やりに注がれる氷ミコ。
氷ミコが悲鳴を上げる中、高笑いするデビル。
…が、何故か途中で理力の流れが止まった?

なんと、流れてくる理力の通り道にゲンキがいて、代わりに理力を浴びていた!

その理力を受けて久々にゲンキがパワーアップ!
「やいウサギ!これ以上ヒミヒミに悪いことさせるな!」

「聖光ゲンキ…!まさか、さっきの一撃で偶然この山頂に飛ばされていたというのか?!」

予想外のありえない展開に驚くウサギ。
「そんな!そんな奇跡みたいなことが…、な、何なんだこの小僧は!?」

若神子のすべては知っていても、ゲンキの未知なるハピラキパワーは計れない!?
これこそビクラッキー!ということで、吉福神召還!!

だが、今日のラッキーカラーはどういうわけかイエロー


ということで、布袋プーが呼び出され…そのフォルムにウサギも脱力?!

「あのさぁ、どう考えてもここは、毘沙タモンか寿老ヒャクじゃないの?」
「その日のラッキーカラーは勝手には選べんワイ」

しかしごもっとも。

そんなやり取りを聞いて「がーっかりするのはまだ早いぷー!」と怒る布袋プー。
出現させたアイテムは、珍しく武器らしい棍棒?

さっそくこいつでウサギに飛び掛るゲンキですが…。

先がすっぽ抜けて自爆
思わず放り投げたこの武器は、はるかヘルリストの城の方角へ…。(来週の伏線?)

「だーから言ったぷー。本当にガッカリするのは使ってからだぷー!」
ひでぇ(笑)

「ひー、ドッキドキしちゃったよ」と胸をなでおろすウサギ。
そのとき、空から謎の女性声が…。
「何をしているのだ、スーパーデビル!」

ウサギが振り向くと、立ち上がった氷ミコの体から赤いエネルギーがほとばしり
その姿がまがまがしく変化していく…!

「ここはどこだ_私に一体何をした?!」


口元を被う甲冑。鋭く変化した赤い髪。
そして何よりも、この声…。

「おおっ来たか!待っておったぞ、我が部下サタンマリアよ!

氷ミコの変化に驚き、たじろぐゲンキ。
「サタン…マリア…?」
あれ?ウサギの言葉がわかった?

そして劇画チックに画面右下に「つづく!!」の文字。

うわー、なんつーところで切りますか!

そんなわけで、サタンマリアまで現れて激動の展開はさらに続く模様。
(しかも声優さんは当時と同じ江森浩子さん
なんとまあ旧ファン泣かせなキャスティングでしょうか。

次週、いよいよフェニックス救出編もクライマックス!?
鍵を握るのはやはり最後の若神子なのか?
ゲンキは氷ミコの心を取り戻すことができるのか??

つづく!!

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