Forever memories

「ここからは目が離せんよ~!」とオープニングでゼウスが言うように、
ハピラキ27話はこれまでののんびりムードを一気に吹き飛ばす急展開!

若神子の秘密とは?
あの重要人物がついに登場??


ヤマトの目の前に、水晶漬けのあの人の姿が浮かび上がる…。

かつて自分を犠牲にしても若神子を導いてくれたあの人が…。
とても大切な人だということはわかるのに、肝心なところがどうしても思い出せない。

その水晶の影が遠ざかり、代わりに巨大な塔のシルエットが…。

ヤマトは絶叫する。
「………!   せ、 聖フェニックス様ーーー!


…というところで目が覚めると、舞台はどこかのお祭り広場。


ゲンキたちはおいしい食べ物にありつけてミドラッキー。
しかも偶然フッド・アリババ・牛若と合流し、さらにウルフライや男ジャックも居合わせて
図らずも重要キャラ全員集合となっています。
(ウルフライは今回別に何にもしてませんが)

フッドは猫グッズを見つけてニンマリ。
牛若は相変わらず口を噛んでろくに喋れず、「しゃべりたーい!」と心で絶叫…。

さて、一人思い悩んでいるヤマトを見つめる十字架天使。
そこへダンさんがそっと焼きそばを持参して
「じれってぇな。こういう時は二人分持って、さりげなくお目当ての横に行くもんさ」
とサポート。

「…って、何でそんなことアナタが知ってるんですのー!?」
「…って、言われてみりゃ…何でだ?!」

恋心を悟られてどぎまぎする十字架と、なんでそう思ったのかわからない男ジャック。
あまりに自然な流れだったので気づきませんでしたが、今は恋人設定じゃないですもんね。

ヤマトは十字架天使に、毎日夢に見る人の話をします。
「毎日あの人のことばかり考えてしまう…。何とか会いたい!
あの人はボクにとって本当に大切な人のはずなんだ!」

「本当に…大切な人…?」

そりゃヤマト、あんたの言い方がオカシイ(笑)

「ち、違うよ!その天使は男の人さ!  …たぶん」
多分って(爆)

嫉妬に狂った十字架天使は、ジェロのかんぺっ機「ドリームスキャナ」で
ヤマトの夢の中を調べようとするのですが…。

ジェロの事前の心配通り、いきなり爆発。

「どうして私、ヤマト王子のこととなると、いつも変なスイッチが入っちゃいますの?」
自分のことがわからなくて混乱する十字架天使は、思わず飛び出してしまいました。

一方むすっとすねているヤマト王子に、男ジャックが
「記憶が無くてイラつく気持ちもわかるが、それは皆同じだろう?あのコもさ」
とフォロー。ダンさん、本当に大人だなー。

「実はオイラもな。昔の記憶が無ぇんだ」
と告白する男ジャック。
記憶喪失は若神子に共通する症状。ということは…。
カメは「おお、ついに天子男ジャックが仲間になる時が来たよ!」と喜びますが…。

「奇遇だなー!」「全くだ!」

「そこは普通、気づくとこでしょー!」と怒り心頭のカメ。
鈍いにもほどがある…ということでまだしばらく仲間にはならなさそう。

さて、言いたいことがうまく伝えられない十字架天使に我が身を重ねて嘆く牛若天子。
なんとか記憶を取り戻す方法はないものかと悩んでいると、ゲンキとジェロが声をかけてきました。
そのときゲンキが食べていたコンペイトウを見て、ふとある物を思い出したウッシー。

ウッシーが懐から取り出した袋には、栗ともウニともつかない無数のトゲトゲな物体が…。
ウッシーの筆談によれば、これは「旅先で手に入れた万能の秘薬・イガイガ丸」とのこと。
あらゆる症状を一瞬で治すということですが、その概観ゆえとても使う気になれずにいたそうですが…。

みんなの絆のため、意を決して飲み込むウッシー。
顔面蒼白でもんどりうって苦しみだしますが、次の瞬間…。
「な、治ったー!(口内炎が)」

さらに次の瞬間、牛若の脳裏に衝撃的なイメージが呼び起こされる!

それは、若神子たちが仲良く歩いているシーン。
そして「ヤマト王子さーん」と明るく飛びつく十字架天使の声。
やれやれ、と呆れる男ジャックとピーター。
「ぼ、ボクはそういう事興味ないもの~」と動揺するヤマト王子。

そこへ、「良いではありませんか、ヤマト王子」と声をかける後姿の人。

「誰かを好きになることは素晴らしいことです。
それは争いの無い世界への第一歩と、私は思います。
私達はそんな世界を目指して日々戦っているのでしょう?」

その声に、全員感動して呼びかけます。
「聖フェニックス様!」


ちなみに、フェニックスの声優さんは旧と同じ高戸靖広氏
久々すぎるせいか年齢のせいか、異様に不自然な気もしましたが…。
ゼウス・デビルに続いてヘッドキャラに旧キャストを持ってくるあたり、東映さんグッドジョブです!

それはそうと、薬の作用でなんと記憶喪失も治ってしまったのでした!

感激してはしゃいで喋り捲る牛若天子に、ゲンキとジェロはタジタジ。

「ゲンキくん。ジェロくん。私の話をきいてください、多少長くなりますが…。
ああ、長い話!憧れの長話~!!」

その頃、真黒域の城にて…。
氷ミコに呼ばれた一本釣とピーターの前に、水晶漬けの聖フェニックスが。

その体から弱い理力を感じ取る二人ですが、氷ミコが言うには
「そろそろ何とかしないと、彼アウトだよ」
なかなか本気で動かない二人に、最後忠告を告げる氷ミコ。
一本釣とピーターはお互いを見合わせ、苦悶の表情を浮かべますが…。

さて牛若の長話をせっせとメモするジェロ。


「ふんふん、じゃあ若神子の皆さんは、未来からこのまとばを助けにやってきた
正義の戦士たちだったんですね!
そしてそのチームのリーダーこそが、聖フェニックス様!」

そういやタイムワープ設定って明らかにはされてなかったんでしたっけ。

牛若はさらに語ります。
旅をしていたとき、白い聖獣が現れて全員の心に声が響いたこと。
「未来の戦士たちよ、我々の子孫である皆さんの力を貸して欲しい」
今にして思えば、伝説の七因王の声に違いない、と。
ここで「七因王=若神子の先祖」が確定ですね。

更に、ヤマトが神帝になれることに関しては
当時全員が神帝になったばかりで、あれは進化ではなく力を取り戻しただけ。
若神子はみんな神帝に戻れる可能性を持っている
、ということが明らかに。

ジェロは次々と謎が明らかになることにカンゲッキー!

早速この事実を他の皆にも伝え、記憶を取り戻させなければ!と走り出した牛若。
しかしジェロは「若神子の皆さんに今の話が理解できるんでしょうか?」と不安になります。
まあ、確かに連中は結構アレですもんねえ…。

不安は的中…。

「さあ二人とも、何も言わずにこれを飲むのです!
飲めば必ずや永遠の幸福が訪れるでしょう!さぁ!」

ただでさえ怪しい口上なのに、普段しゃべらない牛若がしゃべりまくるせいで
すっかり偽者だと思われ、誰もまともに話を聞いてくれません。

男ジャックに至っては「君も若神子の一人なのですよ!」と言われてもまるで信用せず。

せっかく喋れるようになったのに孤立してしまい、途方に暮れるウッシー。

イガイガ丸を川に投げ捨てようとしたところ、ゲンキに止められます。
「ヤケになんなよウッシー!俺はお前のことを信じてるぞ!」
この言葉に感激した牛若。その笑顔を見てゲンキのラッキーセブンが発動し、
寿老ヒャクが登場。
「微妙な人が来ましたね…」とはジェロもさらっと酷いことを。

そのとき、お祭り広場の方に突然悪魔が襲ってきました!

祭りを仕切っていた前後賞助たちがみんなマクロ化してハズレ魔僧となり、
ネロクィーン指揮の元、いっせいに攻撃してきました。
フッド・男ジャック・アリババが立ち向かいますが、ハズレ魔僧には攻撃がハズレて当たらず
全く太刀打ちできません。
(攻撃が当たらないって、地味にすごい能力では?)

さらにネロクィーンは駆けつけてきたヤマトと十字架に対して
「キー!むかつく!お祭りをいいことに彼氏と手なんか握りあっちゃってー!」
と嫉妬全開(笑)

怒りのネロクィーンはハズレ魔僧たちを勢いづかせ、怒濤の攻撃で大ピンチ!
男ジャックはヤマトをかばって吹っ飛ばされてしまいました。

そのとき、大地を割って聖なる水の壁が出現…!
カメ「これは悪を押し流す正義の水流、聖水剣!ま、まさか?!」

「牛若神帝、推参!」

牛若が神帝に?!
驚く一同のところにゲンキとジェロも登場。
実は寿老ヒャクが牛若の力を開放してくれたんだそうで。

聖水剣の水が全方位から包み込むことでハズレ魔僧たちを捕縛。
その勢いでネロクィーンをも圧倒しますが、あと一歩のところでいきなり墜落し、神帝化解除…。


しかもまた舌をかんで「いつものウッシーに戻っちゃった!」
どうやら肝心なところで薬の効き目が切れたようです。
神帝になれたのは、秘薬の力で理力がみなぎっていたからこそできたらしく、
そのため寿老ヒャクが他の若神子を変身させることもできず、万事休す!?

しかも聖水が消えたため、動き出したハズレ魔僧たちが牛若を一斉攻撃!
炎を浴びて大事なイガイガ丸が焼け崩れ、牛若自身も丸焼けボロボロ。
ヤマトたちが駆けつけ爆煙に包まれ、無数の羽が舞う中、ゲンキが牛若を支えます。
「しっかり、負けるなウッシー!どこかで待ってるんだろ?みんなの大事な人が!」

「聖フェニックスって人がさ!」

この言葉にヤマト・フッド・アリババ・十字架天使が反応…。
(※男ジャックはどこかへ跳ね飛ばされたっきり)

そのとき、宙を舞う羽根が輝きだし全員の心に懐かしい声が響き…。

「皆さん、くじけてはなりません…さあ、立つのです」


羽根がヤマトたちの体に集まり、そして…。

カメ「おお、心に響くこの声は…!まぎれもなく我が愛弟子、聖フェニックスだ!」

全身に理力がみなぎり、ヤマト・アリババ・フッドに眠れる力を呼び覚ます!


3人とも豪華な変身シーン付きで神帝化!
(こうなると変身シーンの無かった牛若がちと気の毒)

夢鏡剣・神鐸剣・日出剣が重なり、神帝パワー・合体剣!

3神帝の合体パワー(ここは合聖と言って欲しかった^^;)でハズレ魔僧たちを圧倒。
ネロクィーンも逃げ出し、あとは十字架天使がマシロシールを…というところで

「へーんしーん!」









「ばっちん!クロスエンジェル!」

なんと十字架天使も(旧を踏襲したスタイルで)変身!

「黄金クロス砲!強力真っ白まじめ光線!発射ですのー!」

この攻撃で一気にハズレ魔僧たちをマシロ化完了!
理力さえみなぎっていればマシロシールは要らないのかな。

無事一件落着し、ヤマト神帝を見上げたクロスエンジェル。
そのとき、ある記憶が蘇りました。

それは天聖門での別れの記憶…。

次界へ旅立つヤマト神帝らを見送り、天聖界にとどまったクロスエンジェル。


ウッシーの話とあわせ、天聖門で若神子が神帝になって出撃した直後にまとばに来たのなら
クロスエンジェルは天聖界で別れてからずっとヤマトたちとは会っていなかったことに。
てことは、アリババが魔穴に落ちる前で、聖フェニックスもロココになる前??

ちなみにこのシーン、旧作のこのシーンですね。


この記憶で、クロスエンジェルは自分がかつて好きだった人が誰なのかを思い出しました。
「私、同じ人に二度恋したんですの…。記憶を失っても、ちゃんと同じ人に…!」

さて、ジェロがやっと牛若の記憶に基づく話を他の若神子たちに伝えます。
牛若の記憶は再び失われたため、最後の若神子の名前などがわからないそうなのですが
「十分さ!戦う理由も救うべき人もわかった」とフッド。

しかし男ジャックだけはあのときの牛若の話をまだ信じられずにいる様子…。
「だったらオイラにもその天使の声が聞こえたり、神帝とやらになってたりしてるはずじゃねえか」
確かにそうなんですよね…。なんで??

聖フェニックスを助ければ、ピーターと一本釣も仲間に戻るかも!ということで、
男ジャック以外の面々は決意を新たにするのでした。



「オイラ、ちょっとばかりこいつを少し好きになりすぎちまってるだけさ…。オイラは英雄様なんかじゃねえ」

さてさて、真黒域。
ようやく決着をつける決意をした一本釣とピーターに対して、
氷ミコは「プレゼントをあげちゃう!」といい、両手から「理力」を放出。
魔力だけじゃなく理力も使える氷ミコに驚く二人。
その力を浴び、二人も神帝の姿に変身…!



さて次週は更なる超展開の予感!


ウルフライの師匠という超悪魔が登場!?


かつての仲間に剣を向ける二人の涙は…。


そして大ソライ塔登場!

まるで最終回が近いかのような激展開!
一瞬たりとも気が抜けませんよ!


今週のおまけ

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