『まとば星イカロスが唸り聖光子がテンマ貫通し光速質量無限化!!逆流阻止』
これはひかり伝IIの「飛光子天○」の裏書き。
「聖光子」とは天○の3すくみの天使キャラの名前とかでしょうか?
(裏書きイラストを見る限りでは、シアントラスの仮面をつけた怖い人がいますけど)
ここで私が気になるのは「光速質量無限化」というところです。
理論上、物体が光速で移動すると質量は無限大になります。
「光速度不変の法則」やら「一般相対性理論」やら小難しい話は置いときますが、
私が言いたいのは、反後博士がそういう物理学の話を持ち込もうとしている、ということです。
旧BMでは反後博士の持ち込む題材は世界史やら美術やら映画やら宗教やら麻雀やら、
どちらかといえば文系的なモチーフが大多数でした。
ところがひかり伝では、色の重ね合わせに始まり、ビッグバンやブラックホール理論など
天文学・物理学的要素がどんどん入ってきていることに気づきます。
そして「光」。
"ひかり伝"なのですからこの流れそのものは違和感無いとしても、
題材としてはかなりとっつきにくい話になってきているのではないでしょうか。
ちなみに、質量が無限大にならないとしたら、光速度を超える物質(タキオン)が存在することになり、
理論的には時間の流れを「逆流」する現象が起きてしまうらしいのですが、
天○の裏書きにある「逆流阻止」がこれを意図しているのかどうかはまだわかりませんね…。
ひかり伝IIでは「幻子」が「光子」に進化するとのことですが、
「幻」は形はあるけど実体が無いもの。
「光」は形があり、実体もかろうじて存在するもの。
(「光の二重性」として、光は波動であり粒子でもある、という性質がある)
ゆえに次段階としては、光子は更なる具現化を果たし、
やがて実世界を構築していくのではないでしょうか。
それこそ、ひかり伝IIIでは「原子」になるかもよ???