11月のできごと。

まずは何と言っても「20thアニバーサリー アンコール版」発売!
(先月もこんな出だしだったなあ)
前回のように2日で発売休止になることもなく、それなりに売れてたようです。
今現在は何故かぷっつりと入荷も止まったような感じですが、
20周年記念事業としてはまあまあ成功の部類ではないでしょうか。
(7月の時点でちゃんと売ってたらもっとよかったんでしょうけど)

おかげでネタにもできたし…てゆーかネタにするぐらいしか
私に取っては意味の薄いシリーズでした
けど…まあまあ楽しめましたよ。
スタンプラリーみたいに、無意味に空きを埋める作業として。

いよいよ12月ですが、スイング2弾新ビックリマンのDVD発売
スーパービックリマン漫画再販など、関連企画が次々予定されています。
どれもイマイチ起爆力にはなりそうにないですけど、また21周年に向けて動いてほしいものです。

その前に、まずは目の前のチョコをどうにかしなくちゃね…。

48ミリに潜む危険性

20thアニバーサリー&アンコール版は初代シリーズと同じ48ミリサイズ
しかし、なまじ旧シリーズと同じサイズだと気になることがありますよね。

それは、アイス版や福袋版との混同、あるいはそれを悪用した詐欺。

誤った情報に惑わされないためにも、ここで一度検証してみましょう。

まず通常だと裏面がアニバーサリー仕様だから間違えようが無いのですが、
悪用するとなるといわゆる「張り替え」が行われる危険性があります。
そこで注目したいのは、レアバージョンとそうでないバージョンについて
裏台紙の違いが存在しないシール。

具体的な例を挙げますと、魔スターP
魔スターPはチョコ版でもアイス版でも裏面は白。裏だけでは区別がつきません。
それゆえ、アニバーサリー発売前は「アイス版と区別できないと困る」と言われていました。
台紙をチョコ版のと張り替えてしまえば、アイス版そっくりになってしまうと思われたからです。

実際にはアイス版とアニバーサリーとでは名前ロゴの色が違うので区別可能でしたが、
ロッテがそこまで考えて対処していたかどうかはわかりません…。

他にもチョコ版で裏面が白いシールはアイス版偽造の危険をはらんでいるのですが、
15弾神帝の場合はアイス版だと石像が足元に描かれているので区別可能。
怪奇ミロク・インカは台紙素材自体の違いもありますが、アイス版だとフチで印刷が切れているので
その部分でも区別は可能です。(怪奇インカの場合はかなり紛らわしいですが…)
ダビデブはそもそもアイス版が存在しませんから問題なし。

そんなわけで、とりあえず注意さえしていれば騙されることはなさそうです。
しかし、アンドロココのパチモノシール(白台紙)を利用して「福袋版」を偽造するなど、
さらに区別しづらい悪用も出てくる可能性があります。
(パチロココは印字が緑っぽいとか、アニバーサリーとはロゴ透けの色が違うとか違いはあるのですが…)

オモテ面にも20thマーク入れてもらうわけにもいかないでしょうから
48ミリ復刻が今後も出るようだと要注意かもしれませんね。

神竜が再び舞い降りる時

「竜」は神に匹敵する力を持つ幻獣として古来より恐れられてきました。
その中でも特に神に近い竜は「神竜」と呼ばれ……たのかどうかは知りませんが、
とかくFFやDQでも「神竜」はラスボス以上の超キャラとして登場したりしましたし、
「ドラゴンボール」でも「神龍」(シェンロン)は万能の象徴みたいな扱いでした。

さて。

「ビックリマン界の神竜」こと、「魔覇ドラゴット」
ドラゴンとゴッドなら「ドラゴッ」ですが、細かいことはいいじゃないですか(爆)
そんな御大層な名前を持つヘッドなのですが、アイス版以外ではこれまで一度も復刻されていません
未復刻という点では怪奇インカなどもそうなのですが、あちらは「聖梵」が復刻済みなので
扱いとしてはかなり劣っていたと言わざるを得ないでしょう。

物語的にも、デカネロン復活のための道具としてしか活躍できず、
(実際には魔幻型の完成に多大な寄与を果たしたんでしょうけど、結果が残せてませんからね)
ヘッドというよりただの建造物の一部という気すらしてしまう、ある意味悲劇ヘッド。
私も何度かドラゴットに対して痛烈な非難を浴びせたりしたものです。

しかーし、今回「アンコール版」にてめでたくドラゴットが復刻されました!
いやー、長かったですね。
思えばソージさんが適当に見繕った「伝説復刻版」で選に漏れて以来、ずっと陽の目を見なかったドラゴット。
「セレクション」でもあともう少しというところで(?)発売が終わって登場せず終い。
「20th」で期待されたものの、ある意味予想通りの展開で笑わせて…いや、ガッカリさせてくれました。

それが満を持しての復刻!
いやはやめでたいではないですか。全国のドラゴットファンも喜んでいることでしょう。
他に怪奇インカなども復刻して、16弾までのヘッドはこれで全て復刻されましたし。

…ん?
まさか反後博士は、その快挙を成し遂げたいがために、わざわざドラゴットを…?

没個性ヘッドの認識同一性化論

前の20thのときにも感じたものですが、
「また影だ~」「GDもうイラネ!」という声ってよく聞かれませんか?
今回のアンコール版でも同様で、「アニメ版ばっかり出る!」と嘆く声が絶えません。
(今回は配列の問題で、その傾向が強く出る場合が多いのも事実ですが…)


ただ思うのは、影シリーズにしろGDにしろ一部のアニメ版にしろ、
確率が同じである以上、それらばかりが特にダブるということはそうそうありはしないはず。
となると、実際の枚数以上に多く出ている気がする要素があると考えられます。

つまり、影創聖使の6枚はどれが出ても「影シリーズ」でひとくくりに認識されてしまい、
「影パーミンダロス」と「ミレトシルル影」が出ても「影シリーズ2枚」とカウントされてしまって
他のシールの6倍ダブりやすいような錯覚を起こしてしまうのではないでしょうか?

これが神帝だとさらに深刻です。
アニメ版を除く102種のうち、神帝関係のシールは「ゴーストアリババ」「ヤマト爆神」×2、
「15弾神帝」×5、「18弾神帝」×7、「GD」×5、「パンゲアクター」×6、「ヤマトJ」、
「クライシス・アタック」×3、「ビッグ・ヤマト」「バロン・牛若」「パン・ダンジャック」
「デュークアリババ」「バンプピーター」「バンパイアフッド」「エンパイア一本釣」

計37種
実に36%も神帝キャラが占めている計算になります。
こりゃ「神帝ばっかり出る!」と感じるのも当然でしょう…。
影シリーズみたいに十把ひとからげに扱われるのはせいぜい「15弾」「18弾」「GD」ぐらいでしょうが、
(さすがに爆神やデュークは他のキャラと同レベルでは見ないですよね)
それでもこの3シリーズだけで18種ですから相当なものかと。

GD以外はセレク3でも出まくっていたのがさらに追い討ちになっているのかもしれません。
反後博士お気に入りなのはいいですけど、ここまで偏りがあるとちょっと考えてしまいますよね。

異聖≒魔?

すごーく久々に、ストーリー絡みの考察です。

スサノオロ士の裏面下段にはこんな一文が書いてあります。

「我恐怖を解き魔災泥砕き魔法典対戦??」

「災」は「炎」の誤植だと思われますが(伝説復刻版では修正。けどセレク・20thでは「災」)
それはさておき、「魔法典」とは何を指しているのでしょうか。

直感的には「ハムラビ法典」を連想して「ハムラビ・シーゲル」のことだと判断できます。
ちなみに「恐怖」とは「恐怖スーツの主デュークアリババ」、「魔炎泥」はフッドとピーターですね。
すなわちこの一文は
「スサノオロ士がアリババ・フッド・ピーターを解き放ちハムラビと対戦する」
と解釈できると考えられます。

と、ここで湧き上がる疑問。

何故にハムラビが「魔」と位置づけられているのでしょう?

ハムラビは異星メディサより異聖の力を受け継いだ戦士。
それ以前の姿である「水の大層シーゲル」の時点でも「天使ヘッド」だったことが伺えます。
ただしさらに前の姿「夾角士キッゾ」は「古魔魚族若子」とされているので、微妙っちゃ微妙なんですけど(汗)

いずれにせよ、メディサより曼聖羅再興の力を授かった時点で「異聖」の存在であるはずなのに、
あからさまに「"魔"法典」とされてしまっているのは気になります。

そもそも、パンゲの戦いにおいて主要な大層ヘッドはみんな天使ヘッドのはずなのに、
いわゆる悪役側に回ったキャラは何故か「魔の力」を操っているように見えませんか?
ピーターとフッドを悪魔化したファイアーク兄弟・マッドーチェ父子が代表格ですが、
パンゲアクターを洗脳して味方に引き込むだけなら「悪魔化」でなくとも良かったのでは?
いや、そもそも彼らに何故そんな芸当が可能だったのか…。

話の流れから、強引に「主役=聖」「悪役=魔」とされてしまってるように思えてしまいます。
パンゲでは悪魔VS天使の枠に縛られない「善玉VS悪玉」を描こうとしたようですが、
それだとキャラ付けが難しくて頓挫したんでしょうか?

まあ、天聖界と天魔界が一つだった頃には天使悪魔の区別は無くて、
始祖ジュラが悪心を抱いて以降、ジュラに味方した勢力が「悪魔」と呼ばれたそうですから
(それゆえ、この時代が悪魔の紀元=「魔紀元」とされている)
パンゲでも野望(邪心)を抱いたヘッドが「悪魔」のポジションにシフトしたとしてもおかしくないのかも…?

しかしそれでも、ハムラビは魔ではなく異聖であるべきだと思うんですけどねえ…。
スーパービックリマンでもハムラビの子孫ティキは異聖天使なんですし。

とか思っていたのですが、今回のアンコール版ではエンパイア一本釣の裏書きにて
「大波動の異聖力がハムラビを強魔性化開始??」
なんて書いてありました。

「異聖力」を認めた上で「強魔性化」とは何事ですか?
「聖」に対する勢力は全て「魔」に区分されてしまうのでしょうか??

このあたりの考え方が私にはいまいちつかみきれません。
聖とは、魔とは、そして異聖とは、一体…???

老天使に幕は降りず

前回のエントリではアンコール版の発売をひとまず肯定してみたわけですが、
それでもどうしても納得できないのはやはりアニメ版シールの存在

百歩譲って、7月版での14種はまあまだ良いとしましょうよ。
問題にしたいのは今回新たに追加された14種

若神子と十字架天使は、まあ理解できます。
しかしどうしても納得いかないのは、ヤマト神帝と老天使
特に老天使はわざわざ二人一組にまとめて強引に6人をノミネート
この仕様自体はおもしろくはあるものの、老天使の出陣そのものに大きな疑問を感じてしまいます。
ヤマト神帝も、何故神帝は彼一人だけ?数合わせにしても不自然です。

そもそも、それよりも優先すべきキャラがいますよね?

前回何故か出なかったヘッドロココやヤマト爆神
新ビックリマンDVDのプロモーションするならピア・マルコたち
少なくとも彼らのほうがシール化需要あるんじゃないでしょうか?

ためしにロココと爆神をそれっぽく画像作ってみました。(ニッスイの缶バッジの絵柄を流用)

…ビミョー?(笑)

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いざ再戦開始!

ついに「ビックリマン悪魔VS天使編 20thANNIVERSARYアンコール版」が発売!
今回も一部でフライングがあったりしましたが、ひとまず関東地区にて発売開始となりました。

これまでも幾度と無く復刻されてきた悪魔VS天使編。
それゆえ現役のコレクターたちは口を揃えて
「誰もアンコールなんてしちゃいない!」
と叫んでいますが、それでもそこそこ売れてしまうのが不思議なところ。
まるで旧の当時から一度も復刻チョコの存在に遭遇せずにいたかのような人って
私らが思うよりもずっと多いのかもしれません。

それに、これまでもつまみ食い程度に買ってた人はいても
そういう人はコンプリートするほど集めたりはしなかったでしょうから、
何度復刻されてもそれなりの感動が得られたりするのかもしれません。

例えるなら、テレビでよくある「アニメ名場面特集」とか。
ああいうのは何度も放送されたりしてますけどそれなりに得るものはあります。
それこそ毎回チェックしてるわけでもないですし、そこそこ違いもあったりしますし。
けどそのアニメ自体をDVDで持ってる人などからすれば「何を今さら」「何度目だよ」と
不平不満を感じることもあるんじゃないでしょうか…?

何が言いたいかというと、立場が違えば考え方も違ってくるということで、
コレクターの視点だけであたかもそれが真理かのように語るのは良くないだろう、という事。

だから、世間にはアンコールした人もいるんですよ、きっと(苦笑)

発売直前インタビュー

アンコール版発売直前、公式サイトに「ビックリマン博士」のインタビュー掲載!

って、「HPに登場するのは久々なので緊張しています。」とか言ってますから反後博士のことですよね。
自分で自分のことを「ビックリマン博士」とか言っちゃうのはなんだか違和感が…。
まあ、当時コロコロ読んでた人ばかりじゃないでしょうから
あえて「反後博士」と言わないほうが通りがいいのかもしれませんけど。
所詮はファンにしかわからない名前でしょうし。
けど、「ビックリマン博士は悪魔VS天使編のストーリーやキャラを一人で考えた人」と明記しないと
どこの誰だかわからなくて、胡散臭い印象を与えてしまう気も(^^;

ところで肝心の内容ですが…。
まあ、ひとつひとつ見ていこうじゃないですか。

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熱で貼り付くアクアの住人

よくオークションなどで見かけるのは
「引き出しの整理をしていたら昔集めていたシールが出てきました」という文句。
そのくせシールは2000やセレクだったりして、君は未来人か?とツッコミ入れてみたり。

さて、実は押入れを整理していたらこんなものを発掘しました。

何だと思います?

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