シールロンダリングの悲劇

皆さんは欲しいシールが手に入りそうなとき、
そのシールの状態がイマイチな場合でもゲットしちゃいますか?

普通は自分の美品感以下の状態ならスルーすることが多いかと思います。
けど、そのシールを見かける機会自体が少ないような場合はどうですか?
そういう場合ならとりあえず交換なり購入なりに踏み切るんじゃないでしょうか。
今それを逃して次にもっといいものとめぐり合えるとは限らないわけですから。

さて、俗に「黄色プリズム」と呼ばれる非売品シールが存在します。
詳しくは「ビックリすぺしゃるコーナー」をご覧いただくとして、
なかなか目にすることも少ないプレミアシールとして知られています。

今をさかのぼること数年前、私は初めてこの種のシールをゲットしました。
それがこれです。

サイズが通常シールの4倍あるアンドロココの黄色プリズム
周辺はぴっちりとカットされています。
シワも寄っていて美品とは言いがたい状態なのですが、
初めて入手した黄色プリズムということもあり随分興奮したものです。

ただ、この時点で黄色プリズム自体の情報はほとんど流れておらず、
「実は本来、周囲にはフチがついている」ということを知ったのは
ワールドホビーフェアのロッテブースで展示されていたのを見たときでした。

その後、またこのシールをゲットする機会が訪れました。
そのときのシールがこちら。

今度はフチありです!
けど本当はフチ部分にも赤いシールが貼られていたはずなのですが…。
当時どんな形で封入されていたのかは知らないのですけど、
そんな完全品にありつくことなんて無いかもしれないと思ったので
これが通常で手に入れうる最高の状態なのでは?と考えたりもしました。

さらにその後。

赤いフチ付きゲット!
…しかし、フチがあるのは上下だけという微妙な状態。
それでも少しでも完全な状態に近いものを…!という思いもあって
結構高いレートの交換でゲットしたのを覚えています。

そして…。

ようやく完全なバージョンをゲット!
最初の頃に比べれば随分とこのシールのプレミアも下がった感がありますけど、
長い年月を経てついに手にすることができました。

しかしながら、ここにたどり着くまでに得た3枚については一体どうしたものやら。
最初から完全品にめぐり合えていたら、あるいはそれまでガマンしていたら
無駄な出費や交換をしなくて済んだものを…。
ぶっちゃけ完全品以外は全く必要ではないんですよね。
状態説明が面倒だとか釣り合うものが見当たらなさそうとかいうことで
今のところ交換対象として出してはいないんですけどね。

コレクターとはこうした紆余曲折を経て成長するものだとは思うものの、
さすがに一枚数万もするようなシールを何度もゲットするのはどうだろうかと。

ちなみに、これに似た状況がゼウスと爆神のバージョンでも起きてるのが
悲しいというか何と言うか…。

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