どうする家主(いえす)

「あっぱれ大将軍」はビックリマン悪魔VS天使と同時期に展開されたシリーズで、
反後博士+グリーンハウスのコンビが手掛けていたことでも知られています。

幕府VS朝廷(反幕勢力)という構図の温感・冷感シールが特徴で、5弾まで販売されました。

ここで発売時期をもう少し詳細に調べてみます。

「80年代オマケシール大百科」(サデスパー堀野著)によると発売は1987年夏ごろ
1988年発売の「ビックリマン超特集2」には4弾までのシールリストが掲載されており、
「3月から全国発売」との記載もありました。
同年7月刊行の「完ペキ本 あっぱれ大将軍」という本には5弾まで掲載されていることから、
ビックリマンと同様に2~3ヶ月スパンで新弾が展開されていたと想像されます。

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この時期をビックリマンと重ねてみますと、
1987年の夏は第10弾、1988年7月頃は第15弾ぐらいに相当します。
このころは公正取引委員会からの勧告もすでに発動していて、
オマケシールブームに陰りが見え始めてきた時期。
全国販売を開始したばかりのあっぱれが5弾で終わってしまったのは、
そのあたりの影響もあったのではないでしょうか?

あっぱれ5弾はヘッド格のシールが初登場し、幕府VS朝廷の戦いも
関がっぱらでの決戦間近という場面でしたので、
もし6弾が出ていたら戦いの結末が描かれたり、
まだ見ぬ南蛮軍団・支那軍団のボスも登場したりとか、
いろいろ想像が膨らみますね。

それにしても、この時期はビックリマンの人気も最盛期だったわけですが
グリーンハウスは1987年に「バトル騎士」(マーメイド)
88年には「謎のジパング伝説」(ナガサキヤ)のデザインも手掛けていて、
相当忙しい状況だったのではないでしょうか...。

すごい時代でしたねー。

黒船襲来?

黒天魔界の魔王子としてドラキュロスが誕生した際、
破断層から魔漆黒船が飛来してドラキュロスをエズフィトへ誘いました。

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エズフィトは以前は緑豊かな王国だったのが、今は衰退し
当主の魔妃クレオクスが新たな王を探していたとされています。

エズフィトはアクア層の源流に位置するとされていますが、
その発祥や正確な場所はあまり語られていません。

ですが...。

破断層って、時空のトンネルみたいな場所ですよね。
アクア層も同じく、時空を超越するエリアだと言われています。
エズフィトって、実は全く異なる時代から来てたんじゃないでしょうか?

エズフィトはその名の通りエジプトが元ネタだけあって
見た目だけで関連しそうなキャラはちらほらいるのですが、
ひかり伝で最初にエズフィト関連が疑われたのは天助篝びな
つまりこの時代に既にエズフィトが存在していた可能性がありました。
(誰がいつ建国したかはさっぱりですけど)

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そののち、ひかり伝聖魔暦では聖幻マミーやパピル守といったエジプト的キャラが頻出し、
ひかり伝聖魔十戒ではクロノズーの化身らしきクロノファラ王が登場したりしました。
エズフィトとの関連は明確にされていませんが強く影響していることは確かなので、
もしかしたらこのころがエズフィトの繁栄のピークだったのかもしれません。

で、クロノファラ王がアネナディアに敗れたとか何とかでエズフィトも衰退し、
その後ひかり源層紀の時代から破断層を経由して
一気にマルコVSブラックゼウスの時代へ手を伸ばしたということは無いでしょうか?

話は飛びますが、ひかり伝の時代に既に存在していた「魔性般若パワー」
魔妃ネロクイーンにより凍結状態から解放され、意志を持つようになり
自らネロの名を名乗るようになったと言われています。

エズフィトがこの流れをくんで魔性般若パワーを太陽のように崇める世界だったなら、
般若パワーの後継者を求めて時代を飛び越え、ドラキュロスに巡り合った可能性も??
魔漆黒船の元ネタ、クフ王の「太陽の船」は王の魂が現世に戻ってくるためのものだそうで
エズフィトからすれば王の魂=般若パワーを取り戻したという形かもしれません。
そもそも魔漆黒船の船首に魔肖ネロ像がくっついているのも、
エズフィトにネロ信仰があった証かも...。

ネロクイーンもクレオクスも「魔妃」なのは偶然なのか、それとも???

クイズ!ヘクサゴンII

そういえば、22弾パート2ヘッドのベイギャルズギャルジャーの変身について。

プリズムが緑から赤というのはヘラクライスト同様パワーアップ感の演出でしょうけど、
注目すべきは名前のアルファベットを囲む枠の形

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〇から六角形へ。

これは何を意味しているでしょう?

正解はみんなで考えてね!

ヒント...ギャルジャーの角には悪魔の因子が詰まっているとかヨ?!

クイズ!ヘクサゴン

聖霊牛若の源片録(ルーツパーツメモリー/老天使像)の教えによると、
かつてない強敵である創聖巡師に対抗するには
「一六角星包囲型(いつヘクサゴンスターサラウンドモデル)」という
神帝6人が一人の巡師を取り囲む陣形で戦えばよいそうです。

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ここでクイズ。

六角星とはいかにも悪魔っぽい形ですが、その理由は何でしょう?

元来、6は天使にとって不吉な数字です。

6聖球はサタンマリアに奪われてしまうし
6聖卵はブラックゼウスを出現させてしまうし
6魔極からは魔肖ネロが生まれてしまうし
7神帝は無縁ゾーンで一人減って6人になってしまうし
パンゲラクシーは6つに分裂してしまうし
いいことはほとんどありません。(個人の感想です)

そもそも悪魔ヘッドの頭上に浮かぶ無限魔念星の形が六芒星ですから
六角星は悪魔の象徴ともいえる形ですよね。
それをあえて天使の陣形に取り入れる意味とは何なのか。

おそらくは、曼聖羅との戦いは天使単独では勝てない。
悪魔の力も含めてようやく太刀打ちできる、ということで
六芒星の陣形を取ることで疑似的に悪魔要素を取り入れたのではないかと。

かつて聖神ナディアは、曼聖羅に対抗するために天使と悪魔を争わせたわけですが
一方で曼聖羅は天使・悪魔が敵対せず一丸となっている世界。
創聖巡師の聖被膜変化は天使・悪魔両方の力の表れとも言えますし、
彼らの頭上の羅環は聖魔両方のシンボルを合わせたようなデザインです。
よって、これに対抗するにはこちらも聖魔両方の力を合わせる必要があり、
仮に天使だけで戦う場合でも悪魔の陣形を取ることで力を得られるのというのが
例の陣形なのではないでしょうか。

となると、この陣形にアリババが含まれないのは
聖魔のバランスを取るために悪魔寄りの天使が居ては困るってことだったりして??

ネタに魔重レス

例えば縁縄如天と静女天が姉妹というのは公式に言及されています。
あるいはチャックン神童と鉛岩王が同一人物というのも
「31の謎解明」で明らかになってます。
このように、実は隠されていた関係という事例はたまにありますけど
(後付け臭いのもありますが)
私が以前から気になっていて公式では語られていないものに、
この2キャラの関係がありまして...。

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ダンプ魔重と魔重低音。

顔のパーツの類似もさることながら、名前の「魔重」も同一ですし
まるで無関係とは思えません。
しかし私の知る限り、同一人物とも兄弟姉妹とも言われたことはないはず。

そもそも魔重とは何なのか不明なんですけど、
元ネタのダンプ松本の体が大きくて重たいことや、
裏書きにもある「魔重だぜ=マジだぜ」が由来でしょうか?
そこにきて7弾で「重低音」の悪魔として魔重低音のデザインを決めるにあたり、
魔重つながりで共通点を持たせようと考えたのかもしれません。

しかし魔重低音の裏書きでは全く関連性が示されてないので、
もしや反後博士も知らないままグリーンハウスの遊び心で作られた可能性もあったりして?

メン・イン・ビックリ

さて今年のビックリマンの日が終了しましたが、
皆さんの感想はいかがだったでしょうか?

img_01_sp.png「ビックリマンの日ファン感謝DAY」と銘打たれた今回の内容は

・ビックリマンビール発売決定
・ビックリマンバスフィズ発売決定
・トランスフォーマーコラボ発表
・ゾイドコラボ発売
・アニメ制作発表
・ゴミ情報

の6本立てでした。
プロ野球のファン感謝デーになぞらえて
枠が9つあったからてっきり全9本かと...。
あと公式サイトでの36弾発表は先送りなんですかね?

内容の是非はさておき、盛り上げようという熱意は感じられるラインナップだったかな。
正直、事前の期待はいい意味で大きく裏切られました。

特にアニメの件では公式の狙いどおりビックリさせられましたね。
エイプリルフールだけに半信半疑な状況でしたが
渋谷の巨大ビジョンでティザー広告流すぐらいなのでネタではないでしょう。

何がどうなってこうなったのかはさっぱりですし、
そもそもテレビで放送するのかすら不明ですが、
新たなファン層の掘り起こしにつながるようだといいですね。

あと私はトランスフォーマーもゾイドも興味無い方なのですが、
どちらも80年代を盛り上げたホビーとして
うまく回せばいいコラボになるんじゃないでしょうか?
今の体制では相手の人気に便乗するだけで相乗効果に繋がらないコラボばかりなので、
ここらで本来コラボとはこうあるべきという姿を見たいものです。

今回は大半が予告でしかなく中身はこれからというものなので、
真価が問われるのはこれからですね...。
さてさてー?