助太刀モンキーの謎

18弾お守り・ソルジャン類は神帝と次界の同源名のエリアで戦ったキャラが選ばれてます。
魔幻クレーター:ピーターと闘将ケン(幻子ジャリケン)
魔遊クレーター:男ジャックと守兵ガリオ(遊子ガリオレイ)
魔霊クレーター:牛若と斥候プソン(霊子シナプソン)
次動ネブラ:ヤマトと武闘カルマン(エレカブトサル)
など。

ですがこの法則に当てはまらないのが、クードン(GOKUDON)

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アリババは次界では戦っていないから該当キャラがいないのは仕方ないのですけど、
そうなると何故にソルジャンキーでもないGOKUDONが選ばれたのでしょうか...?

その秘密は、実はなんと...。

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オッス、オラ59!(爆)

続・赤頭巾爺ちゃんに気を付けて

お守りヘッドの一角でありながら何かとグレーな雰囲気を醸す古聖長ヘブダヤ

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まあ愛然かぐやも聖邪の二面性を持つとか言われているので
お守りという存在自体がそういうものかもしれませんけど、それはさておき...。

ヘブダヤと何かと近しい関係にあるのが悪魔ヘッド・ダビデブ
元ネタ的には、「ダビデ」ユダヤ人の国「ヘブライ王国」の王で、しかもハープの名手だそうで
まるで同じルーツから分岐したかのような類似性です。

ルーツと言えば「ひかり伝聖魔暦」に登場した各ルーツキャラ
「聖育ヘブダユ」「魔育ダビデズー」は同じすくみに属しているなど、とても無関係とは思えません。

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以前にもヘブダヤが異聖とつながりがあるのではというネタを書きましたが、
そもそもあの赤頭巾も何かを隠している感じがしませんか?

頭部をすっぽり覆う頭巾。
色の違いこそあれど、偽神スーパーデビルの「魔衣」と似てませんかね?

プッシュとフェローの命運は

またまた月刊OUT 1990年10月号掲載、「ビックリマンなぜなにBOX」より。

Q:18弾のフェロー天使とプッシュ天使の役割とその違いを教えてください。

A:プッシュ天使は加速し、より能動的にさせるパワーを持ち、フェロー天使は増力パワーを持ち、どちらかというと援護的役割を持っています。だからプッシュ天使のパワーはロココへ、フェロー天使のパワーはマリアへ届いたわけです。

PUSHはわかりやすいですね。後押しという意味合いでしょう。
一方FELLOWは仲間・同僚という意味ですが、「援護的役割」とはなんか違うような...。
悪魔であるマリアを仲間に招き入れるための手助けという意味なら間違ってないものの、
そういうことが言いたかったのかは疑問が残ります。
フェローでなくフォローならまだわかるのですが...。

少なくともこのQ&Aの文面だけでは、どっちも大して違いが読み取れないような?

このプッシュ天使・フェロー天使は7神帝の武器を預かってケースに保護したのち、
神帝と同じく虹層球に突入したことは半身がパートカラーに染まっていることから自明です。

特にファントム王の裏面には
「(ピーターと)共に前進燃え尽く」
とあり、神帝と運命を共にしたことが示唆されているのですが、
当時の学年誌のシール紹介記事によると

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「一しょにきえてしまった。」

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「共に死ぬ」

直球すぎる...。

Beautiful Name

キャラクターの名前の元ネタ探しというのは、
まだ見ぬお宝を発掘するようで楽しい作業ではあるのですけど
正直言って結構大変な労力を伴うものです。

例えば25弾の3すくみの元ネタ調査では、大きな図書館をいくつも回って
世界の童話や絵本の資料を片っ端から探し回ったものです。
おかげで12種類の3すくみのうち大半は特定できましたが、
それでもまだ「正直金」など一部の元ネタは不明だったりします。

これらはマイナー童話関連ということがわかっているだけまだいいのですが、
中には「帯衝刻」「ベカンジン」など、どこからどうしてこの名前になったのか
まるで手がかりがつかめないものも数あります。
帯衝刻の場合は、昼寝モチーフからオランダ語の「休日」にあたる「Zondag(ゾンターク)」
韓国語で「成績」の意味がある「성적(ソンジョック)」など、
音や意味をもとにいろんな国の言語を調べたりもしました。

ただこれらに言えることは、反後博士がなぜその名前にしたかという背景が見えないと
単に似た音の言葉を見つけただけでは意味が無いということです。

これも一例ですが、ベリー・オズの元ネタは音楽家ベルリオーズではと言われていますが、
なんで唐突に音楽家が出てくるのかという意味付けが不明です。
音楽家つながりでコッキーがジョアッキーノ・コッキ、プッチーがプッチーニという説もありますが
強引なこじつけという感じがしてなりません。
そういう部分でも納得のいく解答が見つけれれればいいのですけど...。

そうやって調べた数々の元ネタ情報をいつかはまとめて世に出したい思いもあるのですが、
なかなかそこまで至らないというか、そもそもモチベーションも下がっているので
このまま闇に葬られる可能性もありますかねえ...。
そうなる前に、こういう機会にブログのネタとしてでも紹介できればいいのですけど。