純粋惰性批判

公式サイトの聖魔化生伝ページが更新されました。

2週間ぶりということで一気に複数のコーナーが登場しましたが、
公式ならではの新しい情報という点ではちょっと残念な内容でした。
もっとも、博士と研究員の「標準理論」のコーナーさえ充実していれば
その他のライトなコーナーは適当に流してもらっても気にならないのですが、
我々「アマチュアビックリマン研究員」としては、肝心要の標準理論の情報密度が薄いと
2週間も待たせてこれかいな…と憤ってしまうところでして。

西日本販売が始まるまでペースを抑えているということなんですかね?
それにしたって期待を下回るガッカリ更新が続いているのが残念しきりです。

今回は顔面断層魔状態の「瞬刹鬼キリ」と魔君ポセイドスの関係が示されましたが、
相変わらず示され方が雑というか、答えだけ放り投げたような感じで
物語的な背景やら理にかなった理論付けやら、「そうだったのか!」と溜飲を下げるような感動が
まるで得られないのが問題だと感じている今日この頃。
あのノコギリ状の剣は、ひかり伝1弾で海魔ネプチューブが登場したときから存在していましたが
そこから瞬刹鬼キリにいたるまでの流れがまるで不明なまま「ルーツだったのです」と言われても
「え?」としか返す言葉が無いですよね…。

博士がいくつかキーワードだけ並べてファン心理を煽り、
研究員がヨイショしながら話を引き出そうとしているようで結局何も引き出せず、
結果として情報としては大して得られる物が無いまま「次回お楽しみに」という引き。

ルーツ伝のときの解説記事は本当に良かったと思えるものだっただけに、
聖核伝といい今回といい、何でこうなったのか不思議でならないところです。
「標準理論」と謳うなら理論だけ述べてもらえればそれでいいんですけどね…。

"謎キラ"のポジション考

聖魔化生伝の抽選シールは「謎のキラシール」と呼ばれています。
ロッテの公式サイトでは「ビックリマンのミニアルバムが欲しくてたまらなかったあなたに!
と、なぜかアルバムのほうがクローズアップされているのですけど、
「謎の超聖神」に限りなく迫るという意味では当然シールのほうが大注目。

ですが、公開されているシルエットを見る限り…。

これ、「聖子ヒッグスピン」と全く同じシルエットなんですよね。

「画像はイメージです」とありますから、単にヒッグスピンを流用しただけという可能性も高いですが、
最悪の場合、当選してもらえるキラシールが「聖子ヒッグスピンの素材違い」ということもありえる??
(さすがにそれは無いと思いますが…)

大方の予想は、例の「超聖士ヒッグズー(化生胎)」のシール化というところでしょうが、
そもそも博士のことですから、そんなストレートな仕掛けではない可能性が十分あると思っています。

いや、さすがにキャラとしてはヒッグスピンのパワーアップ姿だとは思います。
でも個人的には、ダブルシールとかで無い限り、「超聖士ヒッグズー(化生胎)」の名前は
今回のシール裏のみでおしまいではないかと考えています。
それこそ「超聖神ヒッグズピン」のようにもう一段階変化させててもおかしくないところかと。

そもそも「化生胎」って何ぞ、という話。
「化生した姿」なら「化生体」か「化生態」というところでしょうが、
「胎」の字を使うあたり、更なる変身を控えていると考えるのが筋でしょう。

となるとスペシャルシール化した際には、12枚合体のゴテゴテした姿から一段階変化し
もう少しすっきり整った姿になっているのでは…。

キャンペーン自体は東日本と西日本の発売時期に合わせて2回に分けられていますが、
もらえる賞品は同じものだと思われますので、ここらで謎の超聖神について姿だけは確定させ、
目的やその後の流れは次弾へ持ち越し…そのためのプレビューシール的な位置づけになるかも。

まあきっと、ゼウス誕生まではまだ3弾分ぐらいは引っ張ると思いますよ。

魔主足下の魔星列

超魔アイソクラテラは、一見するとボーリングでもしてそうなポーズですが、
これの元ネタは古代ギリシャの彫刻家ミュロンの「円盤投げ(ディスコボロス)」ですよね。
特に逸話がありそうなモチーフでもないので、何かを投げるポーズという発想でこうなったんでしょうか。

それよりは、無数の無限魔念星の上を走っている構図のほうが気になるところです。
聖魔の歴史に連なる悪魔ヘッドたちと何か関係があるのか無いのか…。

アイソクラテラのシールで描かれている無限魔念星は6つ。
手前から順に「白」「水色」「赤」「水色」「しろ」「水色」で並んでいます。

一方、歴代悪魔ヘッドの無限魔念星の色を整理してみますと。
・スーパーデビル(阿修羅):白
・スーパーデビル(偽神):赤
・サタンマリア:無し
・始祖ジュラ:白(ただしブラックゼウスの聖心侵食により不完全化)
・魔肖ネロ:黄色(アイス版より)
・ネロ魔身:黄色
・ネロ魔身(崩壊):白
・魔胎伝ノア:黄色
・ノアフォーム:黄色
・ワンダーマリア:白
・ゴーストアリババ:水色
・魔スターP:赤(トライゴン)
・ダークヘラ:白(ヘクサアングル)
・魔覇ドラゴット:無し
・魔魂プタゴラトン:白(アイス版では黄色)
・デカネロン:黄色
・魔統ゴモランジェロ:黄色
・ダビデブ:黄色
・魔君ポセイドス:白
・フュジョンキッドス:白
・マリア・ショウ:白
・デビルハード:白
・バビデブ:黄色
・ルーツレスデビル:白

で、ここからわかることは…
・赤い無限魔念星は偽神デビルのみ
・水色の無限魔念星はゴーストアリババのみ(ただし未完ヘクサゴン)
という事実です。

つまり…、アイソクラテラの足元のヘクサゴンの並びに
旧悪魔ヘッドの個々のキャラとのつながりは薄い。
それが私の結論になります。

これが旧悪魔ヘッドの色と同じ並びとかなら断然意味合いが出てきますが、
そもそも黄色い魔念星が出てこない時点で「あぁ、適当なんだな」と思えてしまうところ。
でも1個だけわざわざ赤くしたのは、それなりに偽神デビルを意識した影響でしょうか。

名前からして「超/魔」は「スーパー/デビル」と無関係とは思えないアイソクラテラ。
額の「子」の文字といい、頭上の逆王冠といい、意味深なシンボルをいくつも抱えていながら
結局のところよくわからないまま…という悶々とした状態がまだまだ続きそうです。