遥か理想島へ

謎のジパング伝説の幻の第3弾キャラ「黒魔王」と、
それらの情報も含むシール資料本「謎のジパング伝説黙示録」
この2点がいよいよ本日発売となりました。
当初シール好きが高じてグリーンハウスを動かした上海鑑定団の担当さんも、
まさかここまで本格的なムーブメントに発展するとは思ってなかったでしょうね。


ということで、ジパ伝コレクターとしても名高い「ハッピー城」のモザさん全面協力のもと
ついに完成した「黙示録」の内容は、期待を裏切らないクオリティでした。

全てのシールのオモテと裏がほぼ実寸で掲載されている上、
キャラ図解やグッズ紹介や第3弾ストーリーの開示など、
この一冊があればかなり満足というところです。
携わった皆さん、お疲れ様でした!
こういう仕事って、大変だろうけど楽しそうでいいなあ~(笑)

と、褒めるのはこれくらいにして…。

いや、本家ナガサキヤがバックアップしているわけでもない以上、
予算や権利や工数や米澤さんのわがままなど、
大人の事情的なところで涙を呑んだ部分もあるとは思うわけですが…。

黒魔王のシール素材が旧ビックリの20弾前後みたいだなあ、とか…
ジパ伝倶楽部も全編再掲してほしかったなあ、とか…
グリーンハウス両名の当時の思い出インタビューとかも読みたいなあ、とか…

欲を言い出せばキリがないのですが、ちょっと気になったところでした。

ところで、当時のナガサキヤのシール担当さんは、
こういう動きがあることを知ってるんでしょうか?
もし知ってたら、どんな感想を持ったのか聞いてみたいなあ…。

ルーツmeetsグレートサラオ

いよいよルーツ伝の発売まで約10日というところで、
満を持して反後博士インタビュー第2弾が掲載されました。
題して「ルーツ伝発売カウントダウン反後博士インタビュー」ということで、
今回も濃縮そばつゆ原液のような濃いメッセージが届けられております。

のっけから映画「天使と悪魔」の話題で、脱線しているようなそうでもないような、
そんな出だしの今回のインタビュー。
「ヴァチカンと科学者の対決は、メカとバイオをテーマとしたスーパービックリマンを思い出しました」
という博士のコメントに「スーパーも忘れてなかったんだ」と思わず笑みが浮かんだのは私だけではないでしょう。
たまには映画も見なきゃなー。

さて、発売日の6月16日にひっかけた「616」という数字が、天使と悪魔の相対的関係を図示し
「聖魔相対決戦日」というコジツケ…もとい、博士お得意の超解釈が炸裂したわけですが、
鏡に映したような光と影の相対性こそビックリマンの天使と悪魔の物語に込められたテーマだとか。
だからこそ、「双子」にも意味があるのでしょうか。

で、そんな話の流れとは脈絡なく、ルーツ伝の舞台がいよいよ明かされました。
バサラストレッドが脈打ち始め、心臓のごとくリズムを刻む「ハートタンクΣ」を形成し、
これがさらに成長して「源層グレートサラオ」に発展するんだとか。
「聖魔界」ではなく、あくまでもまだ「源層界」近辺のようですね。

旧ビックリマンにおいて登場した「ハートタンク」は、その名の通り心臓の形をした12エリアの総称でしたが
あれも「世界の心臓」であり「生命活動の源」たる存在意義を担っていたんでしょうか。
その割には、ブラックゼウスによりあっさり破壊されてしまったわけですが…
ハートタンクはナディアが創造したという話もありましたから、ハートタンクΣを模した存在だったのかも。

それはさておき、さらにひょっこりとルーツ伝のシール構成まで喋ってしまう反後博士。
そういや公式サイトではシール自体に関する情報って全然語られてなかったんでしたっけ。
新規シールとダブルシールが半々で、ダブルシールはルーツ関連のあるキャラがペアになっているそうです。
とことん「ルーツ」にこだわったルーツ伝では、無駄なシールは一枚も無さそうですね。
(博士的には、全てのシールは物語の必然を繕う1ピースなのでしょうけど)

でもって、次回はシールについての特集だとか。
通販組がチョコをゲットする直前に、当たりシールやシール裏面など
気になる情報がついに解禁になる…かもしれませんね。

願わくは、それが元でトーンダウンすることにならないことを…。

1975-1984

Business Mediaの記事より、ライフネット生命が調査したところによると、
「昭和50年代生まれの男性が小学生や中学生のころ集めていたもの」というアンケートの結果、
なんと我らが「ビックリマンシール」「ミニ四駆」「キン肉マン消しゴム」「ガンダムのプラモデル」
「カードダス(ドラゴンボール)」
という並みいる強豪を抑えて総合1位だったそうです。

実に昭和50年代前半生まれの62.1%、後半生まれの49.4%で、トータルだと56.8%が集めていたとのこと。
この世代の半数以上がビックリマンを集めた経験がある、という結果に驚きです。
台風の目の中だと外の暴風が実感できないという話もありますが、
よもやここまで明確に支持されていたとはまるで思いませんでした。

…その割には、今現在かなりマニアックな位置づけなのが納得いかんところです。
もうちょっと爽やかな方向で盛り上がってくれないものでしょうかねえ…?(苦笑)

ちなみに、きゅー太個人としてはミニ四駆は一台も買ったことは無く、
キン消しやガンプラはそこそこ人並みに嗜んだ程度でした。
プロ野球カードやカードダスもほとんど買った覚えが無いです。
(改めて考えてみるとミニ四駆やガンプラは「集めるもの」なのでしょうか??)

もう一人のBM創造主

このところ、ルーツ伝と関係あるのかどうかはわかりませんが、
各種メディアでのビックリマン露出がまた増えつつありますね。

とか

とか。


そんな中、ハッピー城さんのブログでも紹介されていたこちらの本

「定本コロコロ爆伝!!」(隣のシールは比較用です)
470ページ以上ある凄いボリュームの本です。
漫画もホビーも、各関係者が語るエピソードが満載なのですが、
ビックリマンからは反後博士は当然ながら、ビックリマンの担当編集の方
スーパービックリマンの原作も手がけた窪内氏が当時を振り返ってます。

反後博士は、コロコロとの協業はフィフティフィフティの関係であったと明かし、
シールはシールで独走し、コロコロはコロコロで自由に世界観を描き出していく。
お互いがお互いを刺激して多層性を生み出す関係であったそうです。

コロコロが世界観を描き出すとはどういうことか、というのは
初代担当編集の柏原氏の話を読むとよくわかります。
個人的には、反後博士よりもこの柏原氏のエピソードのほうがかなり興味深い内容でした。

実はビックリマンのディテールの多くは柏原氏が「創作」し、
反後博士の監修を経て今では公式設定となっているものも非常に多いそうなのです。

まず当時、ビックリマンの記事を作成するにあたり、材料となるものはシールしかないわけで…

シールの裏を見ればわかると思いますけど、独特の言い回しに造語。

ストーリーなんて皆目見当がつかないでしょ?

それでまず反後さんに、キャラクターの情報を語ってもらって、図解にする記事を考えました。

(中略)

でも、引き出したはいいけど「魔無予知シグナル」「聖ブレスカバー」と言われて、
どうイラストにするかが難しい(笑)。

(中略)

「天聖界」は中央にあって、雲のリングがあるようなイメージでいいのか、とかね。

そういうものを考えて、線画をまず描いて持っていって、反後さんに監修してもらっていました。

ひかり伝では、コロコロのような説明媒体が無いから盛り上がりに欠ける…と
私も何度か書きましたが、当時の担当者はまさにそういう状況から道を切り拓いていったのですね。

そして、人気が出て特集本を出すことになった時のこと。

「ビックリマン超特集」という増刊号も出したんです。

(中略)

反後さんの設定では歴史的なものはなかったので、幻層期とか主天期とかを作ったんです(笑)。

その中に(中略)シール裏に書かれている情報を絡めていった。

その後、これを元に皆さんも本を出したりして。

アニメの「第一次聖魔大戦」とかもここから使われたんじゃないかな。

これは驚きでした。
数々の設定は反後博士が自ら生み出したものだと思い込んでいましたが、
その多くは「もう一人の創造主」ともいうべき柏原氏の存在なくしてはありえなかったんですね。
…可能であれば、ひかり伝でも同様の世界観クリエイトを手がけていただきたいものです。

ところで、本誌中に掲載されていたこの写真。

この飛行船って実際に飛んだんでしょうかね?

ENIGMA?

先月に引き続き、今月も「ハイパーホビー」誌にて
ルーツ伝の最新情報がちょこっと紹介されていました。

それがこちら。

前回よりもスペースは狭いものの、今回初公開となるイラストもあり
それなりに意味のある記事となっていました。

まず、先月の記事で「詳しくは次号で!」と言われていた「B缶」については
「ビックリマンシールに最適なサイズの金属製ケース」
という情報が載っていました。
また、B缶には「特製シールが3枚」入っているとのことです。

むむむ…聖魔暦のときは60mmサイズとはいえシール1枚だけだったのに、
今回は3枚+収納ケースと、かつてなく太っ腹な企画のようです。
B缶はその3枚専用なのか、ルーツ伝43枚全部が収納できるようなものか…、
さらにどんな3枚なのかが非常に気になるところですね。

で、今回新たに公開されたイラストは4種類あり、
「天遊男ジャック」「天豊フッド」「天界一本釣」は予想の範疇でしたが
更なるもう一枚「聖像エニグマ」はぶったまげるデザインのキャラでした。

左手に固守卵、右手に胎児ゼウス(?)、
額の☆マークといい、何とも言えない存在感といい、
あたかも「謎の聖神」(いわゆる「超聖神」)を思わせるデザインです。
そもそも「エニグマ」という言葉が「謎」という意味なので
謎の超聖神と無関係とは到底思えないところですね…。

ただ、見る感じグリーンハウス作では無さそうなのが気になったところ。
本当の意味での「謎の超聖神」ではないのでしょうか??

それにしても、こういうキャラが登場するとなると
否応無しにルーツ伝に対してテンション高まりますねー。

Web拍手(5/1~5/31)

ルーツ伝効果はとどまるところを知らず、
拍手もコメントもかなりの増加で嬉しい限りです。

ということで、5月の拍手総数はなんと390件でした。(先月比318件UP)
こうなるとこのブログの評価の指針として適切かどうか疑わしいところですけど、
それはそれとして以下コメント返信です。

「Web拍手(5/1~5/31)」続きを読む

月刊ブログ裏通信5月号

今月もルーツ伝に大きく揺れ動いた一ヶ月でした。

公式サイトが熱心に解説情報を出したのが印象的ですが、
シール情報としては月初にホビージャパン誌が一報を出して以来
めぼしい新情報が出ていないわけですが…。

それでも、新聞やら雑誌やらでちらほらビックリマンが取り上げられるなど、
かつて20thアニバーサリーの時以来のメディア露出が増えつつあるのも見逃せません。
そういや、某雑誌にも最近こんな記事が載ったりしてました。

気になる方はチェックしてみては?
(内容はいつも通りのステレオタイプな思い出話中心ですが)

来月は要チェック事項が目白押しです。
ビックリマン・モバイルがどう出るかも気になりますし、
ホビージャパン誌の続報も押えておくべきでしょう。
上海鑑定団の通販次世代ワールドホビーフェアもありますし、
もちろんルーツ伝そのものの発売も控えています。

さてさて…?