ニャンダー先読みす!

全国のちびっこが心待ちにしている「ニャンダー」ネットアニメ第3話公開
10月10日を予定しているらしいゾ!

さて.「悪魔VS天使外伝(?)」という一文がコレクター界に無駄に混沌を招いているニャンダーですが、
もうじき発売の「コロコロイチバン!」では漫画連載も始まる予定で、
今のところはいい感じに受け入れられているような気がしたりしなかったり。
同じようなことばかり言ってますね、私。

ところで、アニメの第3回では「メタボリックヒーローVSおに火」の対決が予定されているようですが、
これ、いつまでやるんでしょうか。

ニャンダーの全33キャラは、パートナーを組んでいるキャラもいるので
ライバル同士の対決の組み合わせは全部で15組
まさか、この先も1組ずつ延々と戦わせるんでしょうか?
今の月イチペースだと半年で6組しか消化できませんが、
それ以前にそんなマンネリな展開じゃすぐ飽きられそうです。

そもそも彼ら「テーマファイター」「ビックリマンション」という建物に住んでいて、
「ライバルバトルをしてみんなに認められたら高い階に引越せる」「マスターの部屋を目指す」
という天空闘技場っぽい設定があるようなのですが、
そうなると新たな相手との戦いや、上を目指すにあたってのドラマとか、
そういう話を盛り込まないと話が先に進まないですよね。
(ゆるキャラに似つかわしくない展開ですが、そのミスマッチが良いんでしょうか)

そうなると、第4話ぐらいで起承転結の「承」にあたる展開が起こり、
第5話ぐらいで謎の新キャラ登場で、この先いったい何がどうなるのか!?
と期待を高めたところで、満を持して第2弾発売!とか??
商業的に考えても、ひかり伝同等に全国展開しつつ半年ペースでの新弾発売が現実的な線かと。

2弾では、1弾キャラのうち勝者が新アイテムを持って再登場したりするんでしょうか?
(そもそも2弾が出るのか!?)
もしそうだとしたら、なかなかビックリマンっぽいところですけど…。

まあ、悪魔VS天使ワールドとの接点は、(お遊び程度以上のものは)出てこないと思いますけどね…。

10年ひとむかし

そういえば今さらですが、今年は伝説復刻版が発売されて10年目
いわばビックリマンが「復活」してから10年の節目にあたります。
振り返ってみると、あのときの感動は相当なものでしたね…。

それまで、悪魔VS天使シールは紛れもなく「過去のもの」でした。
スーパービックリマン以降はパッとしないシリーズが細々と出る程度で、
ひっそりと生き延びていたコレクターやファンが思い出話に花を咲かせるような、
そんなマイナーコミュニティでしかなかった時代です。

ところが1998年7月、ロッテ創業50年事業の一環として
数量限定ながら電撃的に登場したのが「伝説復刻版チョコ」でした。
一部のネットユーザー以外は事前に情報を知るすべもなく、
偶然お店で遭遇した人はさぞ驚いたことでしょう。
で、後から知って必死に探しまわった人も少なくなかったはずです。

サイズは52ミリ。
素材は擬似角プリズム、もしくはただの銀ツヤ。

オリジナルよりもずっとしょぼい作りなのに、当時やたら感激したのは
シールそのものに対してじゃなく、ロッテが悪魔VS天使を見捨てていなかったという
その事実に対しての思いからでしょうね。

その後、伝説復刻版の第2弾が12月に発売され、
その好調な流れに乗って翌1999年にはビックリマン2000が発売。
それからの展開は皆さんご存じのとおりかと思いますが、
悪魔VS天使の続編やら復刻やら新作やらが毎年のように登場しようとは、
10年前は全く想像だにしませんでしたよね…。

一時期は月イチの交換会に一度に100人近くが集まることもありました。
ファンによるWebサイトも、それこそ雲霞のごとく乱立したものです。

今はさすがに落ち着いていますが、それでも新作アニメが作られるわ、
DSのゲームも出るわ、ゲーセンでプライズが出るわ、
少なくとも10年前よりは今のほうが遥かに活況かと。
まだまだ平成のおまけシールブームの終わりは見えてこないですね。

この先の10年は、旧シール世代がさらに年齢を重ねて
望むと望まざるにかかわらず子供っぽい趣味から離れていったり、
タンゴ博士も定年を迎えて現場を離れたり、
いい加減に過去の遺産も尽きてペンぺン草も生えない状況になったり…。
さすがに今以上に盛り上がるのは難しいと思われます。
それこそニャンダー的な新機軸で、次世代をターゲットにひと山当てないと(笑)

10年前からの知り合いで今でも残っている人はかなり少ないですし、
サイトに限っては本当に2,3しか存続していない状況ですが…。

2018年、私はこの場所に立ってるでしょうかね?

You Know The カッシーWorld?

スーパービックリマンの漫画といえば、コロコロコミックや小学四年生に連載されていた
おちよしひこ先生のものが一般に知られていますが、
それ以外にも何人かの作家さんがスーパーの漫画を描いていたりします。

今回は、知る人ぞ知るあの漫画家が描いたバージョンをちらっと紹介しましょう。

どーん。


そう、「学級王ヤマザキ」や「コロッケ!」などの作品で知られる
樫本学ヴ先生が学年誌にて連載していました。

具体的には、小学二年生(1991年11月号)から小学三年生(1993年3月号)にかけて(小三版)
小学一年生(1992年2月号)から小学二年生(1993年3月号)にかけて(小二版)の2シリーズが存在します。

低学年向けと侮るなかれ、連載初期の内容はおち版に負けず劣らずのハードな展開で、
時々描かれる流血シーンやグロテスクなシーンはおち版以上のインパクトを与えます。

内容は、初期はおち版の読み切り版に近い世界観。
ティキよりも先にマリア(シルヴァではなくサタンマリア)が仲間になります。


ところが石板のかけら集めを始めるようになってから、シリアスな物語が急速にギャグに転調
それまでシリアス95%+ギャグ5%程度だったのが、シリアス30%+ギャグ70%ほどになってしまいます。

そんなわけで、聖魔士とのバトルで石板のかけらを獲得する最中にもデビルとのドタバタ劇が。
(なぜか部下を使わず、直接からんでくるデビル)

しかしクライマックスでは集めた石板が全て奪われ、とうとうアノドが復活!
(ただし、アニメやおち版のような展開ではなく、単なる触手目玉

で、最後までドタバタギャグのままアノドをやっつけてENDとなります。
この流れは小二版・小三版でほぼ同じです。
小二版のほうが若干ページ数も少なく、駆け足な印象もありますが
どちらもコロコロ読者年齢層にも遜色ないしっかりした漫画になっていました。

ちなみにアスカは最後まで登場しません
代わりに赤ん坊的なポジションのリトルミノスに多少活躍の場が(笑)

なお、これらはいずれも単行本化していませんので、
読みたい方は上野の「国際子ども図書館」を訪れるべし!