紅顔の美少年

何かと物議をかもした「ビックリマン大事典・大特別版」のデカシール

聖梵インダストを送るとヘラクライストと交換できるということでしたが、
この措置も10月末で締め切られてしまいました。

私はというと、ちょうど10月終わりごろにやっと発送した分が
1週間程度で送られてきました。

締め切り付近では混み合って遅くなるかと思っていたのですが、
今さらそんなこともなかったようですね(笑)
普通に交換したいと思っていた人はとっとと交換し終わっていたのかも。
ちなみに、交換開始時に送られていたものと特に違いは無いようです。
いつの間にかバージョン違いに変わってたりしたら大騒ぎだったでしょうけど(^^;

ところで、今さらですが中身はどんなものだったかというと
ヘラク自体が透明のスリーブに入れられ、全体を厚紙で補強した感じでした。
さすがにしっかり配慮されていますね。

そんなデカヘラクライスト。
気付いてる人も多いでしょうが、顔やマントの色が一律で肌色っぽくなっていて
オリジナルの色合いに(見た目だけは)近い印象になっています。

残念ながらプリズムの「赤」は、オリジナルのほうが深みがあって断然美しいのですが
キャラ部分の再現度はかなり忠実です。

伝説復刻版以降、復刻ヘラクは「顔は肌色、マントは白」というのが定着していましたが、
これを疑問視する声があったのも確か。
というのは、元々ヘラクライスト(理力安定)の肌部分の色というのは
インクは白だけど「プリズムの赤」がうっすら透けて赤みを帯びて見えるというだけ。
マントなど白であるべき部分と同じ色合いということもあり、
コンセプト的には本来「白」であるべき…と考えられるからなのです。

なので勝手に色調整されたことを不快に思う人も少なくなかったわけなのですが、
だからと言って、ヘラク緑(理力不安定)と同じ「白い顔」にしてしまうのは
それはそれで違和感が強いような気もしてしまいます。

ところで、反後博士の意図がどこにあるのかを考えると
「ヘラクライスト理力安定の顔は、理力が満ちて紅潮している様子を表しています」
という話をどこかで見たような…。
つまり、下地の色が透けることも含めて博士の「計算通り」なのかも
お得意の「製作上の都合を逆手に取った、もっともらしい理由づけ」とも考えられますが(笑)

そんな裏方の話は実はどうでもよくて、普通になつかしむファンのことを考えれば
ヘラクライストの色はオリジナルの色がベースだし、それに合わせるのが基本。
だから、見た感じをオリジナル同等に再現することは実は重要なことで、
マニアのこだわりや印刷技術どうのこうのをいちいち考慮するのは無粋なことかと。

…ライト層がそんな細かいところまで覚えているかというと、実際はそんなことも無いとも思いますが(^^;

ま、そこまで言うなら印刷技術そのものもオリジナル同等のシルクスクリーン印刷であれば
なお良かったのになー、というのは誰しも共通の認識でしょうけどね~。

集結!驚愕五人男

ビックリマンに関する記事が掲載された雑誌は、今年は30周年ということもあってか
以前に比べるとちょくちょく目にする機会が増えたように思いませんか?

ここ数ヶ月の間でも「80年代こども大全」(宝島社)「オトナファミ 2007年12月号」(エンターブレイン)
「CONTINUE vol.36」(太田出版)などで多かれ少なかれビックリマンに触れられています。
漫画でも「週刊モーニング No.45」の「ひまわりっ」でビックリマンネタが豪快に使われたりしてました。

が、これらは私がネタにする前に他所のブログなどで話題にされてたり、
単発のネタとしてはちょっと弱いと思ったりでスルーしてきました。
もし情報源としてうちのブログぐらいしか見てないという方がいたら、
もっと貪欲に情報を集めないと取りこぼしてしまいますよー。

さてさて、現在発売中の「モノ・マガジン No.512」(ワールドフォトプレス社)にて
またまたビックリマンの記事が4ページほど掲載されております。

これまではフィギュア・ホビー系の雑誌にシール情報が載ったり、
アダルト向けの雑誌でプレミア情報が掲載されたりは何度もありましたけど
こういう正統派の大人向け雑誌に載る事ってすごく珍しいような気がしますね(笑)
(ま、出版元はフィギュア王と同じところですけれど)

肝心な中身ですが、前半2ページはなんとウエハースチョコそのものについて!

「ビックリマンチョコ」がいかにこだわって作られているかが切々と語られています。
これは正直言って盲点でしたね…。さすが切り口が他とは一味違います。

後半2ページは、お待ちかね(?)シールの開発秘話ともいえる記事となっています。

今回この取材では、なんと反後博士を筆頭にグリーンハウスの米澤さん・兵藤さん、さらに社長さん
そして大日本印刷の現担当者さんの総勢5名が大阪に集結!
…といっても、掲載内容は別に一堂に会さなくてもいいような個別のインタビュー?だったり、
記事自体が大幅にまとめられている感じなのが非常にもったいないところですけど、
初見な情報もあってなかなか読み応えはありました。

そういや、反後博士はわざわざ大阪までこのためだけに出かけたんでしょうか?
ひょっとしてグリーンハウスと連動した新企画がこっそり動き出してたりして??
…って、今はひかり伝だけで手一杯でしょうからそれは難しそうですけどね(笑)

それにしても、グリーンハウスのお二方はひかり伝を目の前にしてどういう心境だったのかなあ…。